2001-11-10 訃報
2001-11-09 夕焼け
2001-11-07 学校と、プライバシー
2001-11-05 山田玲司と『インディゴ・ブルース』の時代
2001-11-05 簿記ぼき
2001-11-04 デジカメ選び、そろそろ大詰め？　〜すぼいやオリンパス！〜
2001-11-04 デジカメ選び参考サイト
2001-11-02 「暮れなずむ」は、「暮れ泥む」と書くらしい。
2001-11-02 叫び声で目がさめた
2001-11-01 ユニクロ遊び

　昨夜、中学校の時の同級生が亡くなったという報せがあった。急性白血病だったそうだ。

　同じ部活で、合奏の時は席が隣同志、家が近かったので一緒に帰ることも多かった。つい２年くらい前に、田舎の居酒屋で偶然会った。あの時は驚いた。向こうが店に入ってきた瞬間に、お互いに相手がすぐにわかった。数ヶ月後に知らない電話番号から着信があった。出そこねてしまい、誰だろうと思っており返しかけてみたら彼女で、電話番号を変えたことを教えてくれた。寝ているところを起こしてしまったらしく、とても眠そうな声での応答だった。電車で何駅か離れた町に引っ越しをした直後で、周りに友達がいないから淋しいよと話していた。

　卒業後10年間、実際に会ったり連絡を取ったりしたのはその時くらいで、病気になったことさえ知らなかったから、亡くなったと聞いても実感が湧かない。考えてみれば中学生のころ、ある症状のために毎日病院で鉄分を注射していると聞いた時期があった。当時、不健康そうな印象はなかったけれど、それは病気の兆候の１つだったのかな……。

　彼女の声、顔、歩き方、よく歌っていた歌、フルートケースの群青色の内張り。帰り道で好きな男の子の後をつけるからと言われて一緒に行ったこともあった。思い出はいろいろあるけれど、同時にひどく細かくて断片的でもある。
　でも、できるだけたくさん思い出したい。それが私にできる唯一のことだと思うから。

＊＊＊＊＊＊

　ユニクロアートはいったん打ち止め。かわりにというわけではないけれど、ＨＰのトップページを更新したので、お暇な方はいらして下さいませ。

先頭 表紙

画像はユニクロアート７作目・タイトル「夕暮れ」
察していただけると思いますが、月に苦労しました。
ちなみに、本当は夕方の西の空に満月は昇りません。念の為。
三日月はハードルが高すぎたよ。

＊＊＊＊＊＊

中学生３年生のころだったと思う。
ハワイの火山が噴火した影響で
夕焼けがおそろしくきれいだった。
部活が終わった後
音楽室の廊下の窓から眺めた夕焼けが
一番印象的だった。
金色、橙、オレンジ、赤、ピンク、藤色、紫、水色、紺、
どうしてこんなにたくさんの色が生まれるのだろうと
不思議になるくらい。
それぞれの色の分かれ目を微細に目で追っていくと
それらは微妙で繊細な、
それはそれは美しい階調をなしていたが
最後にあらためて全体を見渡してみると
そこには驚くくらいダイナミックで、鮮やかな色合いのグラデーションがあるのだった。

昇降口では、西側が一面ガラスサッシになっていて
中庭を見渡すことができた。
中庭の向こうには、
クリスマスツリーみたいな形をした大きな木があり
鬼気迫るような、しかし美しい夕焼けの配色を背中に
逆光のシルエットとなっていた。
星と、細く白い三日月と、黒い木の影。
絵本の中の切り絵のような世界だった。
それがニ番目。

長くなるので控えるが、三番目もある。
そういえば部活の大会の後、その中庭でふと空を見上げたら、偶然流れ星を見たこともあった。
思えばよく空を見上げていた気がする。
最後にゆっくり空を眺めたのはいつだろう。

先頭 表紙

　めっきり寒くなってまいりました。日本酒飲みてー！　鍋やりてー！　学生時代は幸せでした。学生街のアパート住まいで、友達いっぱい近所にいて、声をかければ必ず何人かは暇で、鍋会も飲み会も思い立ったときにいくらでもできたから。きっとああいう日々はもう二度と送れないんだろうな。

＊＊＊＊＊＊

　職業訓練が始まって明日でちょうど一週間。早いなあ。

　今日、なんとなく「息抜きをする場所」について考えました。中学校の時、私のクラスの教室のすぐ隣に、普段使われていない小さな部屋があって、体育の前には、クラスの女子はみんなそこを着替えにつかっていた。それが長じて、なんとなくそこは私のクラスの女子の特権領域のようになり、よくそこでだべったりトランプをしたりしていたもんです。（そのうち担任の先生に注意されて、使わなくなったような気もする。）

　教育実習でその中学校に行った時、その部屋が実習生の控室として割り当てられた。普段は鍵をかけて生徒が入れないようになっていて、私たちの実習期間中も、生徒は立ち入り禁止と言い渡されているのだけれど、駄目といっても生徒は入ってくる。こちらも強くは言わないから、中で一緒にだべったりする。それから私が担当していた学年の階には、やはり普段は使われていない資料室があって、そこはちょっと不良っぽい子たちのたまり場になっていた。自分が中学生の時にクラスメイトだったらまずあまり接触しなかったであろうメンツなんだけれど、ずかずか侵入していって、軽口を叩き合っていた。大人の目から見ると、不良ぶってるつってもまだまだかわいいもんだったね、ほんと。

　学校では、みんな、そういう「教室ではない場所」「『他人』の目の届かない、仲のいい友達だけと寛げる場所」を本能的に見つけて、そこに集まっていく。私自身もやっぱりそうだった。最初に言った教室の隣の部屋がそうだったし、その他にも、階段の非常口の陰、給食のコンテナ室、部室、屋上に続く階段の踊り場、図書室、などなど。私はあまり縁がなかったけど、保健室も代表的な避難場所だ。

　教室というのは非常に人口密度が高く、プライベートを制限される場所で、常に人の目を意識していなければならない。気に入らないヤツや親しくないクラスメイトだっていっぱいいる。たまに休み時間に静かにぼんやりしたり、一人でなにかしたい時でも、友達から話し掛けられたりしてしまったりもする。かといって、休み時間に自由に外に出ることはできない。今思い返してみると、学校というのは、そういう意味で精神的にきつい場所だった（少なくとも私にとっては……）。そういうことを考慮して、生徒の控室を作った学校もあると聞いたことがあるけれど、それはとてもいい試みだと思う。

　今私が通っている職業訓練の委託先は、とても狭い。けれどまあ、さすがにみんな大人だから、休み時間にはそれぞれ上手に息を抜いてる。……そんなふうに、久しぶりに大勢でものを習う場に通って、忘れていたいろいろな感覚を思い出す今日このごろです。

＊＊＊＊＊＊

　画像はユニクロアート６作目・タイトル「木と女の子」
　いやもー、この画像早くＵＰしたかった！　完成したとき、一人で笑ってしまった（＾＾；　思いつきで描いていったらこうなった。さりげなく赤ズボンにプリーツも入っているのです。前髪らしきものもあるのです。木の葉っぱの色の表現はちょっと失敗かな。

先頭 表紙

　先日、電車の中吊りで山田玲司が『ビッグコミックスペリオール』に読みきりを描いていることを知り、立ち読みしに行ったが、数ページ読んで止めてしまった。セリフ回しだけでストーリーを進めたやっつけ仕事に思えた。もともと期待はしていなかったから、特別がっかりもしなかった。

　高校生のとき、私は、山田玲司の短篇集『インディゴ・ブルース』を耽読していた。火薬をたくさん抱えていた。うまく火さえ点けてやればこっちのものだったのに、私は火種すら見つけることができなかった。いや、実際には見つけていたにもかかわらず、上手に点火できずに燻らせていただけなのかもしれない。どのみち、私は常に大量の火薬と共にあった。内心ひそかに、図書室で借りたランボオの詩集のタイトルを、自分の日々になぞらえていた。曰く、『地獄の季節』。
　今となっては奇妙に思えるくらい、私の心は『インディゴ・ブルース』に共鳴した。ぴたりと吸いつくように共振した。ありあまるフラストレーションをそのまま原稿用紙に叩きつけたような激しさ、ドロドロに煮詰まったやるせなさ。過剰なほどにセンチメンタルな世界。その挑発。

　20歳になったころ、私はそれまでのように『インディゴ・ブルース』を始めとする山田玲司作品に自分を没入させることができなくなった。予想していた通りの出来事ではあった。それからまた月日が経ち、以前に比べて日々はとても安寧にはなったが、同時に自分の中の火薬もずいぶん減った。わずかに残っている分もだいぶ湿気てしまい、滅多なことでは役には立ちそうにない。けれども私はきっと、これから先も、『インディゴ・ブルース』を手放しはしないだろう。

先頭 表紙

　今日の学校は、まる一日、簿記でした。簿記おもしろいよ。
　そういえば何年も前にほんのちょっとだけ簿記をかじったことがあるな、と思い出して、その時の問題集をひっぱりだしてみたら、思っていたよりもたくさん問題を解いていた。１０分の１くらいしかやっていなかったと思っていたけど、３分の１くらいやってあった。そのおかげか、初日からかなりハイペースな授業だったけど、なんとか置いてきぼりをくらわずにすんだ。どこで何が役立つかわからないもんだ。さて、ちゃんと復習もしておこうっと。

　家に帰ったらＮＴＴからＡＤＳＬの資料が届いていた。13日開通予定。セットアップが大変そうだけど、楽しみ、楽しみ。

＊＊＊＊＊＊

画像はユニクロアート５作目・タイトル「森のきのこ」

先頭 表紙

（注：「すごいやオリンパス」と言いたかったらしい）
　
　「頑張って後悔のないよう調べようプロジェクト・デジカメ篇」ですが、いやもう夢の中でまで選んでます。うなされてます。職業訓練と違ってこれは自分でお金払うしね……（注：これは事実ですが、いちおう冗談のつもりですの。でもデジカメは今週入る失業保険で買おうと思っておりますの。我ながらフトドキ者だな）。

　かねてよりの候補・フジFine Pix 4500と、先日ツッコミで教えていただいたオリンパス　Ｃ−２のパンフレットをじっくり比較検討いたしました。その結果、思わず身悶えてしまった。す、すごいぞＣ−２！（それとも4500がすごくないだけなのか？）
　スペックを比べてみたかぎり、撮影感度や絞りなど直接撮影に関わると思われる部分の設計がきめ細かい。携帯性、4500には多少落ちるもののＣ−２も充分小さいし、重さも10グラムくらいしか違わない。最高画素数が少ないのはかえって願ったり。不満なのはマクロくらいだけど（4500は６cm、Ｃ−２は１０cm）、まあ、撮影後の画像処理で対抗できる範囲でしょう。（対抗する気なのね、その言葉が出た時点でこちらに決まりか）

　そして何と言っても安い！　Ｃ−２の方が軽く10000円は安いときた日には……（ヨドバシでは、ポイント還元もＣ−２の方が有利）。しかも4500はＵＳＢキットを別途購入しなければならないけれど、Ｃ−２はオールインワンです。

　とはいえ、まだ電源の入った状態の実物を確かめていないので、後日店頭に確認しに行きます。その時の印象次第でまた変わるかもしれませんが、今の時点ではＣ−２にほぼ決定。保母。ツッコミでアドバイスをくださった皆さん、オリンパスをプッシュしてくださったながせさん、ありがとうございました。買ったらまたレポート書きますね。それから、次の記事で私が参考にした主なデジカメのサイトを紹介しておきます。（デジカメに興味がある方、けっこういらっしゃるようなので……）

＊＊＊＊＊＊

画像はユニクロアート４作目・タイトル……「ねこ」

先頭 表紙

■お勉強篇

カメラ選びサポート室
デジカメのしくみはここで勉強しました。各機種の比較表もあって便利。
独断デジカメ講座
原色＆補色フィルタ、データ取り込み、バッテリー等について。項目は少ないけれど、
役に立つ情報がとてもわかりやすく説明されています。

■選ぶ篇

価格.com
ここで最安値をリサーチ！　長所・短所のチャートも見やすい。
各機種別の掲示板はとても情報が多く、デジカメに詳しい人もたくさんいるようで、
かなり参考になりました。マニヤ間のバトルも見苦しくてなかなか見もの。
ASCII Digital Buyer
ここに掲載されている「サンプルで見る、コンパクトデジタルカメラ頂上対決」は、
人気機種IXY200・300とそのライバル機を比較するという記事。参考になる方も多いのでは？
こうしてサンプルを比べると、やっぱり機種ごとにずいぶん違うな〜。前言撤回。

■ひまつぶし篇

デジカメ＠2ch掲示板
ご存知・何でもあり掲示板。購入相談スレッドでは、一種殺伐とした価格.comの掲示板では
放置プレイを受けるようなレベルの質問にも親切なレスがついていたりして比較的参考になる上、心が和みました。
２chに癒されるとは思わなかったよ（＾＾；
画像から機種を当てっこするスレッドがあったりして、またみんなけっこう当ててるので驚いた。すごいなぁ。

＊＊＊＊＊＊

画像はユニクロアート３作目・タイトル……「ぼくたちの交錯」（森田童子をパクってみた）

先頭 表紙

　今日は職業訓練の授業開始日でした。緊張して疲れた〜。
　学科はＷｅｂアドミニストレーター科。今日の授業はフォトショップの入門中の入門。すでに知っていることばかりだったので非常に退屈だった。正直なところ、実際に内容に触れてみて、ちょっとコースの選択を間違ったな〜という気がした。コース選びの時に自分の考え方のレンジをもっと広く取ればよかった……。（だから、内容が悪いというわけではない。そもそも始まって一日目だし、そんなことはと言えないわな。）
　どうも事前にいろいろ調べたり考えたりするのが嫌いな性分で、今までにもいろいろ失敗している。けれど、始まった以上はもう文句言っても仕方ないぜ。やるしかないっす。やるからには頑張るぞ〜。あと、いろいろな人と友達になれそうで、すごく楽しみ！　

＊＊＊＊＊＊

　ユニクロアート以来、私の心に画像ブームがやってまいりました。今日は写真。朱色のところだけ未加工の色のまま重ねてみました。なぜか春に買った紅葉のシャツ、今の時期しか着る時がない。生地は藍染めの綿です。和柄、大好き。

　タイトル……「なけなしの日々」

先頭 表紙

「なんでそんなこと言うの？」という叫び声で目をあけたら、
つつーと涙がひとすじ。自分の声でした。
こんなことってあるんだなあ。
夢の中で友達が車で土砂崩れに逢って、
土砂の下から私に携帯メールを送ってきた。
無事だったみたいだけど。
それを助けに行こうとしたのを、他の人から非難された……ような気がする。

あと、私自身が他の人に暴力をふるっていて、それも非難された……ような気がする。
私は普段他人に暴力はふるいませんが、
昔から私の中に暴力的な部分があるのは、おそらく確かで
そういうところを自分自身、後ろめたく感じているのかなと思った。

起きたら、なぜか靴下片方だけ脱いでるし。（なんとなく脱いだ覚えはあるけど）
起きても、当然、髪形は変わってないし。うーん。（前日の一番最初のツッコミ返し参照）

今日からいよいよ学校通い。がんばるぞー。

＊＊＊＊＊＊

画像はユニクロアート２作目・タイトル……「ぱしおん」（抽象画ふう）
完成品があと４〜５作あります。お楽しみに。

先頭 表紙

　おはようございまーす♪　今日も早起き。
　（そりゃ、夕方の６時から寝ていれば早起きにもなるわな）

　画像は、りさ子さんの日記で紹介されていたユニクロのペインターで描いてみたものです。よーくみるとぜんぶユニクロのフリースなのだ。やってみるとおもしろいよ。微妙に奥も深いし。他にもいくつか描いたのでそのうちココに載せますね♪（え、見たくない？）

　タイトル……「サカナ」（そのまんまだな）

先頭 表紙