himajin top
みなみの「さぼのーと」

「さぼのーと」は世界中でこのページだけ♪
一発検索可能です。

学生街の片隅にひっそりとある
レトロな喫茶店のように営業中です☆
まったりどーぞ(o^_^o)

ほぼ毎日更新!
★からだ内観日記(パーソナルトレーニングの記録)★

★お買い物ブログ 「こんなものを買った」

目次 (総目次)   [次の10件を表示]   表紙

2016-01-23 少しずつ
2016-01-22 回復の実感
2016-01-21 雪が降ったけど
2016-01-19 違う病院行ってみた
2016-01-15 なぜ「気づき」は夜明けにやってくるのか/業田良家 『自虐の詩』
2016-01-15 『母という病』
2016-01-06 2016年1月4日a.m.3:00-6:00 呪いを解いた話 (1)
2016-01-06 2016年1月4日a.m.3:00-6:00 呪いを解いた話 (2)
2016-01-06 2016年1月4日a.m.3:00-6:00 呪いを解いた話(3)
2016-01-06 2016年1月4日a.m.3:00-6:00 呪いを解いた話 (4)


2016-01-23 少しずつ

年末年始の夜中の錯乱は苦しかった。
精神的な苦しさという意味では今まで生きてきた中で一番かもしれない。
それくらいすさまじかった。よくもまあ一人で乗り越えられたものだ。




その錯乱の最後の夜が、しばらく前に書いた『呪いを解いた話』。
呪いが解けた時点で、明け方。
前の日から36時間くらい眠っていなかった。
嵐が去って、心が静かになった時(実際にはまだものすごい興奮状態にあるわけだが)、
「そうだ、外へ散歩に行こう」と思った。
そう思ったのも、
夜明けの空の色や、白く霜の降りた地面を見て、自然の美しさを感じたのも
車の騒音を気にせずに歩けたのも、8か月ぶりだった。
頭の中の霧が晴れ、すべての問題が解決した気になり、
うつ病もこれでパーッと治るんじゃないかと思った。

その日、義理の実家から自分の実家へ、そして自宅へと
車で150kmくらい移動したが(さすがに運転はしていない)、その間も眠気は一切訪れず、
家に帰った後も眠れず、結局、50時間近く続けて起きていた。
その間ずっと、自分が異常なテンションの中にいる自覚はあり、
実は自分は躁うつ病ではないだろうかと恐ろしくなった。





振り返ってみれば、その辺りまで
一日中、常に悲しかった。けど、今はその悲しさがない。
一日に数回は死にたかった。けど、今はそう思わない。

元気な時に比べたら、それこそ何もできない。周囲に友達もほとんどいない。
でもそれでいいんだなと、なんとなく現状を肯定できるようになってきた。

少しずつ、少しずつ、正常な感覚が、元気が戻ってきているのだろう。

先頭 表紙

2016-01-22 回復の実感


昨年11月に錦織圭が出場したATPツアーファイナル。
テレビで連日、彼の試合が見られるので楽しみだった。
何より、試合を見ている間はそれに集中できて、苦しさから逃れられた。


あれから2ヶ月。全豪オープン。
放映が午前中なので観られない……(寝てるから(--;))


そして、


自分が何かに集中していない間も苦しくないのに気づく。
嬉しい傾向だ。

先頭 表紙

Nujabes好きを公言していた錦織圭選手が選曲、コンピ『Kei Nishikori meets Nujabes』2/24発売 / みなみ ( 2016-01-22 17:57 )

2016-01-21 雪が降ったけど

心が閉じていると天候にも興味なくなるもんですね。
窓から外を眺める気も起こらず、積雪量や残雪の具合も気にならず
雪が降ったのにこれほど心躍らないことは初めてだった。

先頭 表紙

2016-01-19 違う病院行ってみた

ふぉ〜〜〜〜〜


また心療内科の予約すっぽかしてしまったおw
もうこれは、私の深層心理(というほど深くもないので、中層心理とでも言ってみよう)が
通院を拒否しているのだと解釈して、新しい病院に行ってみたお!
YINさんに以前、精神科(精神保健指定医)が良い、スキルが違うとすすめていただいたので
それに従って、総合病院の精神神経科にしてみました。
医師がたくさんいて、内科的な検査もできる、カウンセリングやデイケアもあるところだお!



あぁ〜〜〜〜〜


早くこっち来ればよかった……。もっと症状が辛いうちに……。
スキルの違いも実感。
今度の先生も「前の先生が出してくれた薬を飲み続けていれば治ると思いますよ」とのことで
基本的な路線は変わらなかったけど、
前の先生より問診や薬の指示がはるかにきめ細かく、
検査も、血液、尿、レントゲン、CTまでやってもらった。
おかげさまで支払いも高かったけど(ry
(来月、健保の健康診断があるので、かなりタイミング悪かった)

前にも歯医者で失敗してるんだけど、
医師が一人で経営している小さな病院というのは
先生に余裕がない感じがするんだよね……。
時間的にも、なんとなく急かされているような気がしてしまって話しにくかったり。



で、診てくれたのは若い男の先生。30代前半くらい?
「気分転換は何ですか」と聞かれたので「漫画です」と答えたら食いつきがすごいw


先生「最近読んだのは、少女漫画なら『海街diary』ですねー」
私 「少女漫画ですか!」意訳:しょっぱなから少女漫画カテゴリで来るあたり相当な強者ですねアナタ(驚)
先生「少女漫画です。花ゆめはずっと読んでます」

先生「岡田あーみんの『ルナティック雑技団』を知っているとは……」
私 「岡田あーみんはリアルタイムで読んでましたよー」

先生「紅天女がどうのこうのというアレが」
私 「携帯電話が出てきた時は笑えましたね」
先生「武者小路君ですね」

先生「漫画を読んで以前より泣くことはありますか」
私 「最近『自虐の詩』というのを読んで河原のシーンは泣きました」
先生「ああ業田さんの。古いですねぇ……」 

先生「『東京喰種』はちょっと綺麗すぎて。いや面白いですよ、読んでますよ、
    ただあれは、グロとかも出てくるけど、綺麗すぎますよ」
私 「綺麗ですかぁ…… 先生の感性面白いですね……」(「綺麗」をスイッチにカネキ君と有馬さんの最終対決シーンと北原白秋の詩が脳内でぐるぐる開始)

溢れ出る漫画教養。
私は漫画は好きだけど数は読んでない、対してこの先生は本当にかなり読んでる。わかる。
そのうちに先生は「漫画を読む時はディティールより登場人物の心の動きを読む」とか言い出した。
か、語れる! この人とは間違いなく語れるwww(酒、ほしい酒ほしい)
雑談で患者を和ませるのも診察のテクニックなのだろうけど、ああ漫画は心を開くよ心を☆彡


久しぶりに頑張って午前中に外出できたし、
漫画話は楽しかったし(家族以外の人と「楽しい会話」をしたのはいつ以来か思い出せない)、
高い検査代も、レジャー費と思って(えっ)気持ちよく払えました。

先頭 表紙

秋さん>しばらくは新鮮な気持ちで通えそうです。 / みなみ ( 2016-01-21 15:52 )
うっきーさん>読書メーターに登録してからはそれまでの数倍読んでますw うふふ。 / みなみ ( 2016-01-21 15:52 )
健康的?な感覚でレジャー費が支払えて何よりですね(笑)。もうすっぽかさないような気が・・・(^^)v / 秋 ( 2016-01-20 07:10 )
私から見れば、みなみさんは十分数読んでますよー。 それより新しい病院に行けて良かったですね。先生が素敵(笑) / うつぎ ( 2016-01-19 22:22 )

2016-01-15 なぜ「気づき」は夜明けにやってくるのか/業田良家 『自虐の詩』


業田良家の『自虐の詩』という漫画を読んだ。

きっかけは、古本屋で見つけて、数年前の正月に映画版をテレビで観たことを思い出したので。
映画の内容はよく覚えていなかったんだけど、
阿部寛が出ていたことと、不思議なテイストの映画だったことだけは印象に残っていて、
「へー、漫画が原作だったんだ、じゃ読んでみようかな」と購入。


ああ、読むべき時に読むべき本が自分のところにやってくるということってあるんだね。


地味な本だけど、この本はずっと売らないで、これから先の人生の折々に開くだろう。
四コマという形式と、簡素な絵柄と、とぼけたギャグ。
淡々と、滑稽に、しかしその反面、異様なほどのテンションで、つづられていく物語。


主人公の幸江はブスで貧乏で家族はろくでなしで、笑っちゃうくらい
(ギャグマンガだから実際に笑えるけどまともに考えるとシャレにならないw)不幸の連続の人生。
でも、その中でも、彼女の一番の痛みは、幼いころに母親に捨てられたこと。
しかし幸江は愛するイサオの子どもを授かり、自らも母となる。
幸江は、自分を捨てた母への憎しみのあまり、母を殺す夢を見る。
そして同時に、自分が生まれた時の記憶を思い出し、母の顔を思い出し、
自分が母から愛されていたことを悟って、自らの痛みを手放す。
そのカタルシスが、夜明けの部屋で「私はおかあちゃんから生まれたー」と叫ぶ一コマに集約されていて言葉にならない。
昇りかけの朝日、静かに寝ているイサオ、幸江の頬を流れる涙。

それから、幸江の中学時代のクラスメイトである熊本さん。
彼女もまた、どん底の生活をしていた。
幸江はある時、熊本さんをこっぴどく裏切るが、それを乗り越えて二人は固い友情の誓いを交わす。
これさぁ……、10代の頃読んでたら、果たして泣けたかな。分からない。
今だから心に響くのかもしれない。


2ちゃんねるにあった感想を抜粋。


402 :愛蔵版名無しさん:04/05/26 23:57 ID:???

自虐の詩がすごいのは、誰も到達出来なかったような真理に到達したからじゃないよ。
どんな人間でも、その人生の中で、「真実に触れた瞬間」てのを持っている。

自分のしてきたことの意味にある日「ハッ」と突然気付いたり。
過去の恋がどういう意味を持っていたのかが、あるきっかけで分かったり。

そういう瞬間は、頭の良し悪し、貧富、階級の高低、善人や悪人に関わらず誰しも経験がある。
そういう意味で自虐の詩で語られた

「幸江の気付き」=「真実に触れた瞬間」

は別に特に目新しい理屈、真理ではない。分かり切った事だと
言ってしまえば、それまでのことなんだ。

ただし、そういう誰もが経験したことのある「真実に触れた瞬間」というものを、
漫画で捉え、定着させることが出来た作品というのは、数えるほどしかない。
「真実に触れた瞬間」が血肉を持って描けた作品があるとするなら、
それはそれだけで傑作と呼ばれていい(これは小説だろうが映画だろうが同じ)。

(略)

幸江はラストでそういう「真実に触れた瞬間」を得るわけだが
あくまで普通の人間だから、そのことで哲学者になったり、
何かの教祖になったりする訳じゃない。
恐らくあの後も市井の民として普通に生きてゆくのだろう。

雑事に追われる毎日の中で、あの時感じた「真実に触れた瞬間」は忘れられていき、
またいつか別の「真実に触れた瞬間」が訪れる。
その繰り返しだ、そしてそれが人生というもの。

(略)

先頭 表紙

うっきーさん>わああ〜痛々しくてね(^_^;) 最後の方1/4くらいがキモなのでまたどこかで見かけたら読んでみてくださいー。 / みなみ ( 2016-01-15 21:32 )
これ、ちょっと読んだことがあるはずだけど、自分が週刊宝石を読んではいないので、どこで見たのか不明。つか、わああ〜って感じでちょっと敬遠した覚えが(汗)  / うつぎ ( 2016-01-15 19:52 )
上下巻、文庫で刊行されてます。興味ある人はぜひ読んでみて欲しいけど、その場合、必ず下巻まで読むことをおススメします。上巻でくじけちゃダメw / みなみ ( 2016-01-15 19:14 )
「私は私が嫌いよー」とか「さよならわたし」とか……わああ〜って感じ。 / みなみ ( 2016-01-15 19:10 )
この漫画が連載されてた時には「黒歴史」って言葉はなかったと思うんだけど、幸江の小学生〜中学生時代の回想はまさしく黒歴史のオンパレードで読んでて痛いw / みなみ ( 2016-01-15 19:09 )

2016-01-15 『母という病』


『母という病』(岡田尊司/ポプラ社)

読んでみたい本。
著作権法的にちょっとアレだと思いますが下記サイトに本文が抜粋されており、内容を知ることができました。今後の子育てのヒントに。

・http://seikeyuho.seesaa.net/article/354966368.html
・https://ssl.p-world.co.jp/community/keiziban2disp.cgi?mode=kiji&pg_no=16&kiji_grp=5721&dbname=etc(ページ後半から)
・https://ssl.p-world.co.jp/community/keiziban2disp.cgi?mode=kiji&pg_no=17&kiji_grp=5721&dbname=etc

以下さらに抜粋



反抗期や親を批判する時期が、子どもが大人になるのに必要なように、母という病を抱えた人が回復するためには、母親を批判し、反抗する時期が必要だ。親に対して批判的になるだけでなく、自分がかかえている問題の一端が、母親にあると言い出し、母親を責めるということも起きる。親の方は、それまで、親の言うことをよく聞き、優しい良い子だと思っていたのに、急に親に対して攻撃的になり、親を責めるようになるので、慌てることが多い。


そのとき、それをどう受け止め、前向きに乗り越えられるかが、回復を左右する。ありがちな対応は親の方が守りに入ってしまい、子どもの言い分に耳を貸すよりも、自己弁護に汲々とし、それどころか、自分のことを棚に上げて親を責めるとは何事だと、逆ギレしてしまうということだ。それでは、何とか子どもが勇気を奮って、自分の問題に向き合い、回復しようとするせっかくのチャンスをフイにしてしまう。


子どもは親の一言で、気持ちにケリがつけられるかもしれないのだ。たった一言でも親らしい言葉が返ってきたら、子どもはもう許してもいいとさえ思っているのだ。
子どもも過去の嫌なことを解決したい。それを引きずって、親を責め続けたくはないのだ。だから、許すきっかけがほしいのだ。許せるような真摯な対応を見せてほしいのだ。


子供の方がずっと親のことを思い、子供の方が親よりも、大人になろうとしている。親が子を思うよりも、子の方が親のことを思っている。母という病を抱えた人では、親と子の関係が、大抵逆転している。それでも、子供は親のことを憎みたくない。できれば、親のことを許したい。そんな子供の気持ちを少し汲むだけで、子供は心を動かし、過去の傷を脱して、前に進もうとする。


子供が反抗的になり、親を責めるようなことを言い出したときは、これまでのゆがみを正し、関係を修正しようとしているのだ。それは、親とのかかわりの区切りをつけて、自立へ向かおうとしているということだ。


その言葉に耳を傾け、子供がどこで傷つき、何に矛盾や痛みを感じてきたかを、心から受け止めるだけでいいのだ。その思いに、まっすぐな気持ちで向き合うことだ。自分を弁護せず、その苦しみを共有し、一緒に泣くことだ。


本当にその子の痛みを感じるならば、一緒に泣くだろう。その場で泣かずとも、その心を思って、陰で泣くだろう。そうして受け止めるしかないのだ。傷をいやすには、怒りや苦しみを吐き出し、涙で傷口を洗うしかない。それが一番の近道なのだ。


親が向き合ってくれるのならば、親に語り、受け止めてもらうことが、もちろん、最も迅速な癒しと回復をもたらす。しかし、これまでの経緯や縛りの中で、なかなか最初から子供に向き合ってくれる親はいない。もし、そんな風に向き合えていれば、そもそも母という病で苦しむこともなかっただろう。親が子供の気持ちにどこか鈍感で、自分の気持ちにばかり注意が向いてしまうから、子供は苦しんできたのだ。

先頭 表紙

2016-01-06 2016年1月4日a.m.3:00-6:00 呪いを解いた話 (1)

私は、長い間ずっと、
自分が、自分自身を十全に生きられていないような
漠然とした不自由さを、うっすらと感じて生きてきた。


記念すべき、2016年1月5日未明。
私は、40年近く、自分にかけられていた呪いの正体に気づいた。
そして、それを解いた。


私を縛っていたのは、私自身の苦しみではなく、母の苦しみだった。
私は、子供の頃から、自分でもそうと気づかないうちに、
母の苦しみの中に取り込まれ、母の苦しみを生きてきた。
不自由さの原因が、自分の中にはなく、自分の外にあったからこそ、
私はいくらあがいても、その正体をはっきり見極めることもできず、
解決することもできなかったのだと思う。

先頭 表紙

秋さん>はーい!(^O^)/ / みなみ ( 2016-01-15 16:50 )
麦さん>やっぱり、言葉にする=考えるって大事ですね。あとそれを人に話すことも。今回は考えて考えて考えて突破できた感じがします。 / みなみ ( 2016-01-15 16:48 )
みなみちゃんの未来はまだまだこれから! / 秋@57歳 ( 2016-01-10 06:23 )
「あなたの人生の物語を聞かせて下さい。正直に話すことで悩みを解決する力が生まれます。それは絶望が希望に変わる時です」これ、ニッポン放送テレフォン人生相談木曜日の加藤先生の言葉、疑似体験させて貰えて本当に感動しました。 / 麦 ( 2016-01-07 14:03 )

2016-01-06 2016年1月4日a.m.3:00-6:00 呪いを解いた話 (2)

それに気づいた直接的なきっかけは、向精神薬の害作用だった。
年末に処方された睡眠導入剤によって、数日間、真夜中に錯乱した。
明らかに異常な、極限の興奮状態。
すさまじい怒りと悲しみと恨みと孤独と……
今まで生きてきた中で、これ以上なく激しい、恐ろしい嵐を、数回味わった。


自分が幼い子どもに、
それも暴れて暴れて手の付けられない駄々っ子になってしまう感覚。
誰かに助けてほしいけれど、誰も助けてくれない。
誰かに慰めてほしいけれど、誰も慰めてくれない。
精神が焼き切れてしまいそうなすさまじい苦しみ。


その中であることに気づいた。
母がいつも私に向かって言う言葉がある。
私が子供の頃も、大人になって結婚した後も、何百回も言われ続けている言葉。


「お父さん(夫)も、おばあちゃん(義母)も、何もしてくれない(してくれなかった)」


私が、母に対して不満を言うと、いつもそう言い訳され、反論され、逆ギレされた。
そうすると私は私でその言葉に納得できず、反論したり反発したりすることになる。
私はただ、不満を受け止めてもらいたいだけなのに、そうしてもらえることはなかった。
特に結婚後は、
「あなたはいいじゃない、夫も義母も協力してくれて!
 私は何もしてもらえなくて大変だったんだから!」とまで言われる始末。
確かに私は、夫と義母にいつも助けてもらっていて、ありがたいけれど
なぜ「私は大変だったけど、あなたは夫にも義母にもよくしてもらえてよかったね」と言われるのではなく、
それを攻撃の材料にされなくてはいけないのだろうか……?

先頭 表紙

2016-01-06 2016年1月4日a.m.3:00-6:00 呪いを解いた話(3)

自分が駄々っ子になってみて初めて、母のことが理解できた。


母は、深く傷ついた子どもなんだ。
自分が必要としている時に、家族に助けてもらえなかったと思っていて、
そのことにずっとこだわり続けている駄々っ子なんだ。
駄々っ子に、私の気持ちに共感してほしいと言ってもダメなんだ。
「私は苦しいの、分かって!」と言っても
「私の方がもっと苦しいもん!!」と言われるだけ。
母は、私の親だけど、それに気づいてしまった以上、
この点に関しては私の方が精神的に大人なのだから、
私が母に共感してやらなければいけないんだ。
母親が、傷ついた幼い子どもを無条件で慰めてやるように。


物が管理できない、家事をしない(今となっては不可能)、金銭感覚がぶっ壊れている等の、
母の他の問題行動もすべてこれで説明がつく。


母が醸し出す怒りや悲しみや孤独の空気の中で、私は育ち、
そうとは気づかないうちに、それらを自分の中にも宿し、
今までの人生の、もちろんすべてとまではいわないが、かなりの部分を棒に振ったと思う。
まさに私は呪われていた。40年近くずっと……。


でも許そう。
私から見ると不満ばかりでも、母は母で、その明らかに狭いキャパシティの中で、
その時々に、できる限りのことを私にしてくれたのだろうから。
これから先、子どもたちが成長して、
母親としての私に対して不満を言ったり、責めたりするようなことがあったら、
その時は、彼女たちの気持ちを受け止めて、許してもらおう。

先頭 表紙

萩さん>片付けお疲れ様でした。きれいになってよかったですね! お母さんの反応は萩さんの欲しい反応とは違いましたか。そのギャップがいつか埋まりますように…… / みなみ ( 2016-01-15 16:46 )
「でも許そう」に感動しました。昨年10月に実家の母の部屋(にしている居間@12畳)を弟夫婦と三人で丸一日かけて片づけました。12畳の部屋の実態は大きな立方体のゴミ箱でしたので2トントラックで何度か処理場へ通いました。半痴呆になっている母はデイから帰って「あら綺麗ね」。母に対する私の宿題は仕上らないままに終わりそうです。 / 萩 ( 2016-01-10 06:31 )

2016-01-06 2016年1月4日a.m.3:00-6:00 呪いを解いた話 (4)

私は、はっきりと、母親のことを「毒親」であると断言する。


”毒親”、”虐待”、”AC”
いずれの概念にも、いまいちストレートに当てはまらなかったので、
ここまでたどり着くのに時間がかかった。


25歳の時に、私と同じように弟がいる親友と居酒屋で飲んでいて、
その時に突然、
弟が生まれた時に、母親が入院してとても淋しかったこと、
その感情を外に出せずに押し殺したことを思い出し、
以来、弟の存在が、私から母親の愛情を奪っていたのではないか? とずっと思っていたが、
問題はそれよりもっと根本的な部分にあるようだ、ということに気づいたのが、昨年うつになってから。


父親も、欠点だらけといえば欠点だらけな人だが、私にとって彼が「毒親」でないのはなぜか?
弟が、私と違って、母からの悪影響を受けていない(ように見える)のはなぜか?
すっきりと答えが分かった。
母に対するわだかまり、怒り、恨み……
特に最近は「早く死ね」とまで思っていたが、それも一切なくなった。


私がうつ病になった意味も分かった。
この母娘問題を解決するためだ。
逆説的だけど、実際に、母の病気がきっかけでうつになったので、間違っていないと思う。


しかし、四十にして惑わずとはよく言ったもんだ。
現在、数えで四十歳。
心の重荷、もしくは排水口のゴミが取れた感じで、超爽やか〜w


物事の本質を見極める力
本当の自分から、本当の自分でないものを切り離す力


自分の生命力に感謝。(^人^)

先頭 表紙

摩人さん>ありがとうございます! 無自覚から自覚へ、いま一歩到達しました。思えば長い道のりでした……。 / みなみ ( 2016-01-15 16:45 )
麦さん>ありがとう! 勝利なのかは「?」ですが一つ何かを突破できた気がします。第二の誕生日、まさにそんな感じ。 / みなみ ( 2016-01-15 16:43 )
雅さん>ありがとう……! 私も雅さんが好き♪ 今年もよろしくお願いします。 / みなみ ( 2016-01-15 16:39 )
悟りを開かれましたね。お見事です! / 摩人 ( 2016-01-07 20:32 )
お見事!!素晴らしい!こんな事ってあるんだね。自らをねじ伏せ、ねじ伏せられ、負けを認め、勝利を確信する。そしてそれを余すところなく綴る強さと勇気とその表現力。思ってたより遙かにみなみちゃんって凄い人だった。その強さと才能と若さに強烈な嫉妬を覚えました。敬愛する加藤諦三氏の言葉を贈ります。「今日があなたの第2の誕生日です。おめでとう。」 / 麦 ( 2016-01-07 06:27 )
あけましておめでとう!私はみなみちゃんが大好きだよ♡ / 雅(みやび) ( 2016-01-06 22:12 )

[次の10件を表示] (総目次)