himajin top
みなみの「さぼのーと」

「さぼのーと」は世界中でこのページだけ♪
一発検索可能です。

学生街の片隅にひっそりとある
レトロな喫茶店のように営業中です☆
まったりどーぞ(o^_^o)

ほぼ毎日更新!
★からだ内観日記(パーソナルトレーニングの記録)★

★お買い物ブログ 「こんなものを買った」

目次 (総目次)   [次の10件を表示]   表紙

2013-07-09 暑いよー
2013-07-07 心屋仁之助さんのことば
2013-07-03 居場所論
2013-07-03 勉強、、、
2013-07-03 それでも、生きてゆく♪
2013-07-02 あー、居場所だ!
2013-07-02 王様の耳はロバの耳
2013-07-02 自分の本名で検索かけると
2013-06-30 謎が解けた(ような気がする)
2013-06-26 私はかなしくあわれむもの


2013-07-09 暑いよー

不快指数高すぎる。引越してからエアコン工事していないので(一応本体はある)かなり辛い。



引越し鬱が治らなくてつらいので、精神科 or 心療内科デビューしたいと思っているんだけど、ちょっと調べてみたら、その手の病院ってみんな予約制、しかもすぐには予約取れないっぽいね……。仮に2週間予約が取れなかったとしたら、もう夏休みに入っちゃうじゃん。

先頭 表紙

いきなり暑くなりましたもんね。キツイ・・・。初診だと時間かかるので、余計予約取りにくそうですね。ご自愛くださいませ。 / よっしぃ ( 2013-07-10 10:38 )
至急エアコンが使えるように手配しましょう。今週の暑さは尋常じゃありません〜。私、今日、徒歩15分のところまで往復しただけで頭ががんがんしました。 / 雅(みやび) ( 2013-07-09 19:59 )

2013-07-07 心屋仁之助さんのことば

心屋仁之助さんのHPより 
(http://www.kokoro-ya.jp/「心理学コラム集」より抜粋)

*で区切ったそれぞれの文章は、それぞれ別のコラムからの抜粋です。
冒頭に接続詞があっても、前の文章と繋がってはいません。




>自分のことを「物分りがいい」「あきらめがいい」「自分の意見を言わない」って
>感じてる人は「もしかしたら、何かから逃げてるだけじゃないのかな」って
>ちょっと自分を見つめてみてください。

>摩擦することから
>傷つくことから
>努力することから
>馬鹿にされることから

>『逃げてないか』


>逃げるために、自分を卑下してないか 〔先に言い訳を作っている〕

>そのために、自分が正しいと主張してないか 〔アピールしてないか〕
>そのために、勝手に孤立してないか 〔被害者になってないか〕
>そのために、周りを悪く見てないか 〔戦う体制をとっていないか〕










>では、どうすればいいのかというと
>「その都度、吐き出す」
>「その都度、行動する」

>それだけなんです。

>怒り・悲しみ・喜び・悲しみ などの感情や、
> 「ふとした思い付き」「アイデア」
>「優しくしよう」「謝りたい」「手伝おう」「ゴミを拾おう」などの何気ない思いを

>その都度、飲み込まずに、出す、言う。

>で、それが出来なくて困ってるんですよね
>その都度出して「小言ばばあ」みたいになるのがイヤですもんね。

>大丈夫です。
>出さなくても、周囲の人には溜めてるの ちゃんとばれてます(笑)
(中略)
>「今の感情」は、相手にぶつけるのではなく、ただ出す。
> 「私はこう感じている」と言って、ただ見せる。
> ぶつけない。

>そして、相手の反応を求めない。
>勝手に相手の反応を期待して、求めない。

>「私が決心して正直に言ったのに」 なんて求めない(笑)














>そして、その「優しさ」っていうのは
>「笑顔」や「優しい言葉」とは限りません。

>もしかして「本気」なら
>けんか腰かもしれません、口が悪いかもしれません、

>ちからづくかもしれません。

>そんなの「嫌われてもいい」
> 「自分はどう思われてもいい」

>と思えないと出来ないです。
>だから「本気」です。














>「感情」「感じたこと」が例え「ネガティブな言葉」であっても
> 「ちゃんと吐き出す」「ちゃんと使う」「隠さない」「飲み込まない」
>ということを心がけて欲しいのです。

>飲み込みすぎると、心の容量を超えてブレーカーが落ちて うつになり
> 心も体も動かなくなります。
>飲み込みすぎると、周囲の人にあふれ出して、周りを不幸にします。

>そして、もっと怖いのが
> 「飲み込みすぎると、自分の思っていること・感じていることが分からなくなる」
>ということです。

>「いい、わるい」の判断なく、飲み込む癖がついているのです。

先頭 表紙

2013-07-03 居場所論

町田マチルダさんの日記を読んで思い出したこと、
そういえば、ここひまじんネットが賑やかだったころは
(というか、それに限らず、よく機能しているネットワークでは)
「○○さんがこういうことを書いているのを読んで思ったのだけれど……」という前振りで
いろいろな人がいろいろな記事を書いていたということだ。


それは、はっきりと「みなみさんの記事を読んで」と書かれる場合もあれば、
そうではなくても、「あ、この記事は私のあの記事に呼応して書かれているな」と分かる場合もある。
つっこみ(レス・コメント)という、直接のやりとり以外にも
そういう交流の仕方があった。
また、ここひまじんネットではすべての記事がオープンなので
他の人同士のそういうやりとりを読んで、双方の記事を見に行ってみたりすることも可能だった。
(mixiみたいな場所ではそれが難しい。そもそも記事が公開されていない場合も多いので)



インスピレーションを与え合い、また、それによって得られたインスピレーションについて表現し合うという関係性。
自分が水面にもたらした波紋が、他の人に届いてはね返り、少し違う波紋になって戻ってくる、ような感じ。



コミュニティが不活性化していくと、これがなくなるんよね。
波紋は広がっていったっきり、戻ってこない。
簡潔に言えば、反応がなくなる。(仮に読まれていても、反応が返ってこない状態になる)


そういえば、昔、テレビに、盲目でありながらスケボーに乗れるアメリカの少年が出ていた。
なんと彼は「音で物を見る」ことができるのだそうだ。
チッ、チッと常に小さな舌打ちの音を発し、それが物にはね返って戻ってくるのを聞く。
それによって、どこに何があるのか、周囲の状況を把握できるらしい。
初めてそれを彼のお母さんが知った時、
彼とお母さんは車に乗っていた。
彼が、「そこにビルがあるね」と言い当てた時、お母さんはとても驚いたという。
彼は、自分が乗った車の音がビルに反射するのを聞いていた。



さて、ここでようやく本題の「ネットの居場所論」に入る。


ネット上で居心地のいい場所ってどんなところだろう、と考えると、
その前提は、「自分が心おきなく情報を発信でき、かつ、それに対する反応があるところ」なのではと思う。
自分が発する情報は、”音で物を見る少年”が発する舌打ちの音に該当する。
その情報は、周囲にいる人々に当たり、何らかの変化をもって、戻ってくる
(あるいは、その情報はただただ拡散して行き、戻ってくることがない)。
それによって、自分を取り巻く環境を把握することができる。
(中には沙漠みたいに茫漠としたところがいいという人もいるだろう。
長くひまじんネットを利用している方の中にはそういう方もいるのでは、と見受けられる)



そうして「環境」を把握することは、「居場所」を求める上で必ず必要だ。






……考えがまとまらなくなってきたので、今回はここまで。

先頭 表紙

わたしからもおねがいします。 / 町田マチルダ ( 2013-07-04 01:11 )
そして続きはかかれない可能性大。どなたかインスピレーション下さい(他力本願)。 / みなみ ( 2013-07-03 22:51 )

2013-07-03 勉強、、、

勉強をする必要性を簡単に教えるには?
http://komachi.yomiuri.co.jp/t/2012/0703/520964.htm?o=0&p=0




>勉強の真価を知らぬ人の言葉は虚しく響くだけ   野うさぎ 2012年7月3日 11:01

>新しいことを知り、覚え、使い、より新しいことことを生み出すというのは、
>実はエクスタシーなんですけどね。勉強は必要か否かではなく、気持ちいいからやる。
>それを幼少期に経験させておけば、勝手に伸びていったはずですが。

>もう5年生なら、手っ取り早いのは親が背中を見せることでしょう。
>勉学の先には、自分の能力を活かして社会に役立ち、多くの人に幸せを与え、報酬を得て、
>希望に沿った幸福な毎日を送ることができるのだと。

>ちなみに私や妹や弟は、働く両親の背中を見て、自然と勉学に励みました。
>本当に幸せそうで輝いていたから。
>それぞれ大学は首席卒、希望通りの職に就き、贅沢な暮らしをしています。
>子供たちや姪や甥たちも勉強大好き。楽しいことをした上に、
>幸せな生活を築く力を培えるなんて、勉強ほど平等で安易で便利なものはないんですけどね。
>その真価を実感したことのない人が必要性を説いても、
>子供の心には届かないのではないでしょうか。



ああ……。堂々と子供の見本にしてやれる背中を持っているなら何も悩まなくて済むんだけどね……。
能力はなく、職ももたず、役に立たず、多くの人に幸福も与えられず、もちろん報酬もありません。
楽しくありません。


今日けめ子に「勉強楽しい?」と聞いてみたら、「学校より家での勉強の方が楽しい」と。
学校の勉強は簡単すぎるけど、家で私が出してやるプリントは多少難しいところがあるので
そちらの方が楽しいらしい。
学校の授業は、10までの数の足し算引き算とか、国語もひらがなだけとか、
まだまだそんなもんだから、物足りないのもしょうがない。
本人の興味を引き出せて、かつ、学校の授業をあまり先取りしすぎないものを
家ではやらせていこうとおもいまつ。
今はネットでいくらでも子供の学習プリントをダウンロードできるので、お手軽で良いですにー。


しかし……これからあと十年以上、子供の教育(勉強)について考えなくちゃいけないのか……。
考えただけでしんどい。私やっぱり勉強嫌いだと思う。勉強の真価ももちろん知りません。

先頭 表紙

2013-07-03 それでも、生きてゆく♪

EXEIL ATSUSHI×辻井伸行の『それでも、生きてゆく』。


発売直後かな? しばらく前にラジオで聞いて「あっ、これ、いい!」と思った。
ビビッと来る、というのかな。
そういう事ってなかなかなくて……。



(ちなみに、今までそうやってビビッと来たのは
 エレファントカシマシ『心に花を』
 BUMP OF CHICKEN『天体観測』
 和田アキ子の『真夏の夜の23時』の3曲)



以来何度かラジオで聴いたり、ネットで動画見たりして。
ただ、悲しいことに、昔に比べて脳が劣化しているのがありありと分かる。
メロディが(サビですらも)頭に入らない。
歌詞が頭に入らない。
タイトルが頭に入らない。
あの曲好きだ、と思って頭の中で再生しようとしても再生できない!
こんな分かりやすい曲、昔だったら2回も聴けば体に染み付いちゃったのに。



最近は公式HPにブックマークして、時々聴いているので、
メロディとタイトルは覚えられた。歌詞は無理だけど……(爆)



動画は公式サイトにて→ http://exile.jp/ikiteyuku/



辻井伸行のピアノはもちろん、
ATSUSHIの声がいい。うっとり。



初めて聞いたときのイメージは、暗闇。
そこに光がキラキラと……いや、キラキラ光る桜の花びらが舞っている。
私は、音楽を聞いて、画が明確に頭に浮かぶことってあまりないような気がする、んだけど、
この曲は違った。もうはっきりと脳内投影された。



公式サイトに載せられているのより、もう少し私のイメージに近い、
気に入っていた動画があったんだけど、見つからなくなっちゃったorz
公式サイトの動画のATSUSHIには、どうも半被を着せたくなっちゃうんだよ……
お祭りなるとどっからかいっぱい湧いてくるじゃん、こういうとっぽい雰囲気のお兄ちゃん。



自分が学生の時にもしこの曲がリリースされていたら、カラオケで十八番にしたと思う。
歌いまくったねー、たぶん。
男性ボーカルにしてはキーも高めだし。

先頭 表紙

L⇔R「KNOCKIN' ON YOUR DOOR」懐かしい! この曲がきっかけで、、L⇔Rに一時期はまってました。 / うつぎ@横から失礼… ( 2013-07-05 00:32 )
ラジオで…っていうとSINGLIKETALKINGの「心のevergreen」ですね。曲名しか解らなくて、数年後に別経路からこのバンドを聞くようになって、この曲にたどり着いたときはかなり感動しました。 / うつぎ ( 2013-07-05 00:27 )
じぇじぇってでちまう!和田アキ子の「真夏の夜の23時」!かっこいいよね。右に同じく、ラジオで聞いてびびっときた。私は、直近だと清水翔太の「366日」あと、ラジオじゃありませんが、最近久々に聞いた「Younger than yesterday」にびびっときた(L⇔R) / 華 ( 2013-07-04 08:11 )
マチルダさん>検索してみます。 / みなみ ( 2013-07-03 00:42 )
わたしは、L⇔R「KNOCKIN' ON YOUR DOOR」でした。最高。 / 町田マチルダ ( 2013-07-03 00:39 )

2013-07-02 あー、居場所だ!

ネット上で、自分の居場所がなくなりつつある。
これだ。これなんだ。最近ネットが加速度的に退屈になってきたのは。



片付けブログは1年間みっちり更新して、他の人との交流もできて、楽しかったけど、
これ以上の更新はちょっと無理かもなぁと思っている。
もともと期間限定のつもりで始めたし。



居場所は自分で探したり、作ったりしないと無いよねー。
ネット上でも、結局、興味が似ていたり、何らかの接点がある人を探さないと
他人と交流する楽しみも持てない。
最近、自分周りのネット上の人間関係もすごく希薄になってきたなと思うのは、結局それが原因だ。
昔はネット友達と共通の話題がいっぱいあったけど(たとえばオフ会したら「楽しかったね」って言い合うし)、
でも、今はそれが少ないんだね。



要するに自分がネット上で何がしたいかってことなんだと思うけど……。
ネットは、ツールとしての機能は十分なのに、
それを存分に使って楽しめていないというもどかしさが常にある、最近。



ま、ここは細々と続けますけどね。
お客は全然来ないけど偏屈マスターが常駐している学生街の喫茶店とゆうことでw

先頭 表紙

2013-07-02 王様の耳はロバの耳

あーしんどいなって時は
ブログとかSNSに完全非公開で記事書くのがけっこういい。
やっぱり、自分の中にあれこれ溜めるのがよくない。
どんな形であれ自分の外にアウトプットすると多少整理がつく。







友の会は、4月から休んでいる。
まだ当分休ませてくださいと言って、会費を数か月分前払いした。
そのことで相当心配されてるっぽい。
信用ないのかね私……いや普通に心配される行動か?
とりあえず今やる気がないのは確か。

引越し前は日中家にいる日はないくらい外で忙しく活動していたけど
今は幼稚園とスーパー以外行ってないw

先頭 表紙

2013-07-02 自分の本名で検索かけると

ふと思い出した……


自分の本名で検索かけると
誰かが書いた小説がトップ表示されるんですよ。
2ページ位の短いやつ。
その登場人物のフルネームが私のフルネームと同じ。
内容、正直へたくそで全然面白くなくって、読むとなんかテンション下がるという……


作者が、登場人物にはこんな名前がいいだろうって考えた名前が
ずばり私の名前なわけですね。作者のセンスがそうなんですね。




余談だけど、



既婚女性ばかりが載っている名簿を眺めると
皆、姓はご主人のものであるにもかかわらず
ミスマッチでどうしようもないフルネームにはなっていなくて
どの名前もそれなりにまとまっている。



子供が生まれると親は一生懸命名前を考えてつけてやるじゃない。
姓と名前の字面や音や、場合によっては字画とかも考えて。


でも、女の人は結婚したら、多くの場合、慣習に従って半自動的に相手の姓に変わって
親が一生懸命考えてつけてくれたフルネームも台無しww


しかも、偶然のように選ばれたその姓と、持ち前の名前が、
それなりに違和感なくまとまっちゃうんだから、
まあ、姓名なんてどうでもいいかもね。

先頭 表紙

2013-06-30 謎が解けた(ような気がする)

子供を作らない約束なのに、子供が欲しいという妻 ご報告
http://komachi.yomiuri.co.jp/t/2013/0625/601642.htm?g=11


発言小町のこのトピックのレスで初めて
「Aセクシャル」「アセクシャル」なる概念があるのを知った。
要するに、恋愛感情&性的指向を持たない人々のことを示す言葉らしい。



常々、思ってはいた。
この世間、特にマスコミが作る情報の大半は(例えばドラマとか映画とか小説とか漫画とかテレビ番組とか)、
人々に恋愛欲と性欲があることが前提とされていて、
そうでない人がいたとしたら面倒だろうな、興味がもてないことばっかりだろうなぁと。
現にそういう人々が存在する……ということか。









★参考サイト

アセクシャル・Aセクシャル・無性愛【恋情無】 10
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/gay/1353955178/
※2ちゃんねるのスレッド。


アセクシャル〜ひとりでみんなと生きていく〜
http://hitorideminna.blog.fc2.com/
※アセクシャルを自認する女性の漫画ブログ。









恋愛感情や性的指向の有無や方向性って人それぞれで
それを分類しようと思えばかなり細分化されるんだね。
なるほど……。


今回、Aセクシャルや、その周辺の(いわゆる性的マイノリティな)カテゴリーを知ったことで
はっ!! と思いついたことがある。
昔の友人で、私と彼女では、どうも異性との交際の仕方が大きく違うみたい……と感じる人がいた。
それはもちろん、というか、多分、異性との交際だけに限ったことではなかったと思う。
その証拠か、私と彼女の共通の友人には、
「2人を見ていると、お互いにお互いを宇宙人のように思っているみたいで面白い」
と言われたことがある。


まあ、私は彼女を宇宙人なんて思ったことはないけれど、
きっと、お互いに、相手のことを、自分とは違うなあ、変わっているなあ、不思議だなあ、
よくわからないなあ、と思っていたのは確かで、
かといってそれが相手や相手の価値観の否定に結びつくことはなかった。
彼女は大事な友人で、親しくしてもらっていた。
共通の要素を持ちながらも、考え方や感覚がかけ離れているところがあって、
それについて話し合うと刺激が多くて、
付き合っていてとても楽しかった。


今回思ったのは、
彼女は、性的指向は持ちながら、恋愛感情は持たないか、
もしくは持っていても希薄だったのではないか? ということだ。
今となっては、本当のところはわからない。
ただ、私の中では、私の中でだけは、そう考えると
彼女の(私にとっては不思議だった)恋愛の仕方が、腑に落ちる。


当時、この考えに至っていれば、私は彼女に直接ずばりと尋ねていたと思う。
なぜ私と彼女の恋愛はこんなに違うのか、
違うのは分かっていても、お互いそこに少なからず興味は持っていて
「なんでだろうね?」と話すことはあっても、
その違いの根拠について、いまいちはっきりとした切り口が掴めなかったので
そこまで深く話せないままだった。


彼女にまた会える日が来るかは分からないけど、もし来たら聞いてみる。かもしれない。

先頭 表紙

2013-06-26 私はかなしくあわれむもの

もう何年も前に買って読み、以来家にあることすら忘れていた
小林紀晴の『ASIAN JAPANESE 2』を読んだ。
(1巻は印象が強いので、忘れたことはなかったんだけどね)


20代の小林青年は、ヴェトナムのハノイで、一人の小説家に出会う。
その旅の中で知り合った現地在住の日本人女性が、突然彼にその小説家を引き合わせるのである。



>「明日の朝はどう? グェンさんは、いつも決まったカフェで、毎朝コーヒーを飲んでいるの、
> だからそこに、朝八時半から九時半までの間に行ったらきっと会えるわ」



彼女によると、そのグェン・フィー・ティエップ氏は、
ヴェトナムで新しい文学の流れを作ったと評価されている、絶大な人気を持つ小説家であるとのこと。


>彼の向かいの椅子に座って、まじまじと彼の顔を見ると、正直なところただの人に思えた。
>年は四○代半ばといった風に見えた。
(中略)
>もしかしたら、彼女はグェンさんのことをかなり大袈裟に言っているのだろうかと僕は思った。
>まわりの人も彼に対し、特別な態度を見せていない。
>どう見てもただのおじさんとしか僕には思えなかった。
>もし、ここが日本で、そのなんでもない喫茶店に村上春樹がいたら、こうはいかないだろうと
>いう思いがその裏にあったからだろうか。
>ただ、僕は彼の話を聞いているうちに、彼が有名な作家だろうが、そうでなかろうが
>そんなことには関係なく彼の話に引き込まれた。
>そしてこの人はすごい人なのだと実感としてわかってきた。


小林青年は彼に自分の著書を渡して見てもらう。
そして失礼を承知で、どういう小説を書いているのですかと訊ねる。
すると彼はこう答える。

>「芸術家というものは、例えば私のような小説かも含めてだが、読む人の、
>その人自身の生活や人生を信じさせるような芸術を作らなくてはいけないと私は思っている。
>そして、そうありたい。
>何故なら人間はかなしく、あわれむものだからだ。だから芸術のなぐさめが必要なのだ。
>けっして、芸術が人を惑わすものであってはいけないと思う。
>いまあなたがどんな写真を撮っているか、私にはわかった、だからあなたもそうであると信じたい」


以前この本を読んだ時は、そこまでピンと来なかった。
でも今は違う。
この言葉と、この言葉を身の内に育て発することのできるグエン氏という存在に……
……いや、何といったらいいのかなあ。
思いつく限りのどんな形容をしても表現の陳腐さの方が勝る。


私はかなしくあわれむもの。だから芸術のなぐさめが要る。
私自身の生活や人生を信じられるような、そんな芸術を見つけていこう。
そしてそういう芸術は、時として自分の本棚の中に埋もれ、忘れられているわけだ。







グェン・フィー・ティエップ;

1988年、代表作『退役将軍』が映画化。http://www.city.fukuoka.lg.jp/fu-a/ja/film_archives/detail/264.html
2007年、フランス芸術文化勲章を受賞。

小説を読んでみたい。映画を見てみたい。でもハードル高そう。
ヴェトナムは遠いな、文化的に。

先頭 表紙


[次の10件を表示] (総目次)