一目惚れをされて、夜にメッセで告白をされた。
知り合ってからそんなに日にちが経っていなかったということで私の言葉はすぐに出てきた。
「まだ、お互いのことがわからないし…」
「…そっか、そうだよね、ごめん。急ぎすぎたよね」
でも、断りながらもいろいろと遊んだ時にも強く引かれていたことも事実だった。
「一目惚れだったんだ…」その言葉が本気かどうか、私には疑問だった。
でも…正直、元カレと別れてそんなに時間が経っていなかったからまだ、気持ちの整理ができていなかったと言うのが、本当は一番強かったのかもしれない…。
「これからも徐々にお互いに仲良くなっていきましょう」
「うん。そだね」
でも、私はメッセで告白!?これが一番不満があった。
メッセでなんか、いや…。
それから少し経って、何故か急に志穂カレの顔が浮かんできたんだよね。不思議と…。
(一目惚れ…信用できるの?)
ベッドの上で転がっていたぬいぐるみに抱きついても気持ちの中のぐるぐるしたものは消えなかった。
「でも…Mくんと一緒のときは笑顔でいれた」
自然と志穂カレの携帯に電話していたのが、自分でも驚いていた。
「はい」
「あ、あのMくん?今、大丈夫?」
「うん、平気だよ。どうしたの?」
「…私のこと…その…本当?」
「…うん!一目惚れしたんだ。」
「私でいいの?…」
「志穂のことが好きなんだ…俺と付き合ってください!!」
その時、すごくドキドキしていた。
「う、うん!私でよければ…」
「うん!!いいよ!!」
「お互いに徐々に好きって気持ち深めていけばいいよね」
「ありがとう!!よろしくお願いします!!」
この真面目さがすごく純粋で(…うん。この人なら今度こそ)手に力がはった。 |