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せんきちの「日々是口実」


24時間、現実逃避!

せんきちの超おたくサイト「旅荘 愛のさざなみ」(総本家)にも、ぜひお立ち寄り下さい。

blog、てきとーに稼動中。

目次 (総目次)   [次の10件を表示]   表紙

2003-10-07 セレブ対決!
2003-10-05 香港地獄めぐり(11)
2003-10-03 香港地獄めぐり(10)
2003-10-01 香港地獄めぐり(9)
2003-09-29 地獄地獄めぐり(8)
2003-09-28 象が踏んでも壊れない
2003-09-26 香港地獄めぐり(7)
2003-09-23 香港地獄めぐり(6)
2003-09-22 香港地獄めぐり(5)
2003-09-21 香港地獄めぐり(4)


2003-10-07 セレブ対決!


ただいま、10月7日(火)午後7時58分。

フジテレビでは「皇室スペシャル'03秋・美智子さま・雅子さま・愛子さまのお気に入り」を放映中。

一方、TBSは「今夜!叶姉妹が選ぶ!史上最強の超ゴージャス美女”叶姉妹2世”決定トーナメント決勝」を放送。

ちょっと変わった「セレブ対決」です。

先頭 表紙

ぷるぷる様:ええっ!?私もです!!! / せんきち ( 2003-10-09 22:40 )
tomohiko様:叶姉妹、リッチな気分よりも胸焼けがしました。。。。あの胸、でかすぎ。 / せんきち ( 2003-10-09 22:40 )
あ、TBSの方にわたし出場してました。 / ぷる2 ( 2003-10-09 02:23 )
そのころ、私は全然ゴージャスじゃない貧乏ワークの真っ最中でした。テレビ番組で気分だけでもリッチになりたいっす。 / tomohiko ( 2003-10-08 00:57 )

2003-10-05 香港地獄めぐり(11)


9月18日(木)

(つづき)飛行機を降りた後、入国審査のところでいったん姉妹と別れ、荷物を受け取る場所で彼女たちを待ちますが、なかなか来ません。
ようやく姿が見えたので手を振ると、「違うところに行っちゃった!」と言いながら、二人が駆け寄ってきました。
荷物を取り終えた姉妹が、ガイドさんと他のメンバーに合流するのを見届けてから、二人に別れを告げて税関を通過、到着ロビーに出ました。

午後9時35分発品川行きリムジンバスのチケットを買い、発車までまだしばらく時間があったので、近くのコイン式ネット端末でメールチェック。
すると、香港の「尤敏紀念網頁(YouMin memorial website)」の管理人さんから「香港へ着いたら電話を下さい」という、携帯番号が書かれたメールが届いていました。

どうやら私の出発と入れ違いに届いてしまったようです。ざんねん。
次回香港へ行く際には、必ず会おうと誓いました。

メールチェックを終えて、バス乗り場へ向かおうとしたら、姉妹とまたばったり出会いました。
「あら、まだいたの?」と驚く私に、妹が「雑誌を買いたいんだけど」と告げました。
ということで、近くの売店で「NONNO」を購入。彼女の愛読書らしいです。
再び姉妹に別れを告げ、リムジンバスに乗り込んで、品川のホテル・パシフィックで下車、そこからタクシーを拾って帰宅しました。

今回の旅、いろいろハプニングはありましたが、すこぶるおもろい旅でした。

おつかれさまー!!!
(おしまい)

先頭 表紙

ナルさん:いってらっしゃい!!!ホテル、決ったんですね!どきどき。ラブホ兼用のところかしら。。。。 / せんきち ( 2003-10-07 20:07 )
ぷるぷる様:ありがとうございます。でも、帰ってきたら、「あれも調べとくんだった、これも調べとくんだった」と、後悔の連続です、はい。 / せんきち ( 2003-10-07 20:06 )
めらこ様:はい、そうなってくれることを願っております。彼女たちがいた時期、お天気がとても悪かったので、毎日案じておりました。 / せんきち ( 2003-10-07 20:04 )
同じく!面白かったです。語学が堪能だと、旅も倍楽しいでしょうね。あう。あたくし、、、どうなるやら。( ̄▽ ̄;)あ、せんきちサン、色々とお世話になりました!教えて下さったサイトも凄く参項になって、助かりました!!!ホテル、決まりました!明日入金です!!! / ナルでしぃ〜。 ( 2003-10-07 02:58 )
おつかれさまです。読んでるこちらもおもしろかったです。のびのび過ごしているようでありながら、きっちり調べ物もされるという。さすがですな( ̄+ー ̄) / ぷるぷる ( 2003-10-06 23:53 )
おつかれさまでした^^&せんきちさんと出会った事で香港姉妹さん達、ますます日本のこと好きになってくれたと、思う! / めらこ ( 2003-10-06 04:11 )

2003-10-03 香港地獄めぐり(10)


9月18日(木)

(つづき)午後2時40分、搭乗案内のアナウンスがあり、ぞろぞろと列に並んで飛行機に乗り込みました。
私の席の周りは、香港人の団体旅行客です。
隣の席に座った香港人姉妹と知り合いになり、いろいろ話をしました。
といっても、私は広東語がほんの少しと北京語が少し話せるだけですし、姉妹は妹が北京語をほんの少し話せる程度だったので、謎の会話(&筆談)が繰り広げられたのですが。

姉妹は、今回が初めての日本旅行。
目的は、ずばり「買い物」です。

日程表を見せてもらいましたが、4泊5日の予定で初日は成田の空港近くのホテルに泊まり、2日目は横浜の八景島シーパラダイス、箱根、御殿場のアウトレット・モールなどを巡って河口湖に泊まるという、日本人ではちょっと考え付かないような超人的スケジュールでした。
3日目にようやく東京へ入り、お台場観光などをして池袋のホテル(太陽城王子飯店=どこかわかりますか?聞けば「なるほど」というホテルです)泊。
4日目は東京ディズニー・リゾート観光か自由行動の選択日(成田泊)。
そして5日目の朝、飛行機で香港へ帰る、というものでした。

いやはや、忙しいスケジュールですが、海外へ行けば、日本人もそれと同じようなことをやっているわけで、いろいろ参考になります。

彼女たちは六本木ヒルズに行きたいらしく(日程には組み込まれていませんでした)、池袋から六本木へ行くにはどうしたらよいかと尋ねられたので、いちおう「池袋から地下鉄丸ノ内線に乗って霞ヶ関駅で日比谷線に乗り換えて六本木駅で降りるように」とメモを書いて渡しましたが、果たして、あの強行軍の中、無事に行かれたかどうか。

なにしろ、買い物目的の旅ですから、二人とも「買う気マンマン」、「今日と明日泊まるホテルのそばに買い物をするところはあるか?」と聞いてきます。
ですが、成田空港そばと河口湖畔ですからねえ。
「田舎だから、買い物をする店はないなあ」と答えるしかありませんでした。

姉妹の姉は中山美穂のファンだそうで、「今でも日本では人気があるのか?」と尋ねてきました。
「うん、まだまだ人気はあるけれど、いま彼女はおめでただからね」と言ったら、ちゃんと妊娠中であることを知っていました。
その話の流れで、日本で有名な香港スターの話題になり、「うーん、一番有名なのは、陳慧琳(ケリー・チャン)かな(とりあえず、レスリーは除外)」と話したところ、「なんだ。鄭秀文(サミー・チェン)は有名じゃないのか」と言われたので、「ケリーは日本のテレビドラマやCMに沢山出ているんだよ」と説明したら、「そうか」と不承不承納得していました。
ま、私もサミーが好きなんですけどね。

そんなこんなで姉妹と格闘(?)しているうちに時は過ぎ、午後8時20分頃、飛行機は成田に到着しました。
(つづく)

先頭 表紙

ぷるぷる様:ずっと前、サミーが『週刊朝日』の表紙を飾っている夢を見ました。それからしばらく経って、確か昨年、「AERA」の表紙を飾るサミーの姿がありました。当たらずとも遠からず、でしょうか? / せんきち ( 2003-10-07 20:02 )
サミー、老若男女問わず絶大な人気がありますね。私も好きです。「孤男寡女」を見たらだれでもサミーを好きになってしまうのでは、と思います。 / ぷるぷる ( 2003-10-06 23:59 )
tomohiko様:はい、サンシャインシティプリンスHです。ここや京王プラザが団体旅行だと多いみたいです。あとはセンチュリーハイアット。  / せんきち ( 2003-10-05 20:18 )
tmohiko様:箱根、いいところですね。でも、それだけに、駆け足ではなく、じっくりと観光して欲しいなあと思ったのも事実です。ロマンスカーのCMに出てくる塔ノ沢の「福住楼」の大丸風呂なんか、いいですよ。 / せんきち ( 2003-10-05 20:17 )
太陽王子はサンシャインプリンス?数ヶ月通勤した割にサンシャインにプリンスホテルがあるのかどうか知らないんですが…。 / tomohiko ( 2003-10-04 00:50 )
箱根は東京から近くて山あり海あり、良い所ですね。観光地としてはすっかりさびれましたけど。香港の方々のセレクションはなかなか素敵だと思います。 / tomohiko ( 2003-10-04 00:49 )

2003-10-01 香港地獄めぐり(9)


9月18日(木)

(つづき)ぶじ空港へ着いて、チェックイン。
食事をしようと思いましたが、あちこち工事中でおいしそうなものがなく、仕方がないので出国後、大家樂でチキンカレーを食べました。

あ、そうそう、出国審査の時、係の人に「センキチ?(ここ、ほんとは本名ね)」と名前を尋ねられました。
こんなこと初めてですが、4年前に10年有効のパスポートを更新してから、メガネも替えましたし、体重もだいぶ増えましたので、写真とはちょっと印象が違ったのでしょうか。
とっさに英語で「イエス」と答えましたが、うっかり「はいあー(広東語)」とか「しーだ(北京語)」なんて答えていたら、今頃まだ偽造パスポート容疑で香港にいたかもしれません。

香港の空港では、出国後のお買い物も楽しみの一つなのですが、なにしろハリウッド・ロードで散財してしまった身、今回は何も買わずに我慢しました。

そういえば、香港ではとっても便利なことが一つありました。
それは、「八達通(オクトパスカード)」というICカード(JR東日本のSUICAみたいなもの)が普及していて、地下鉄・九龍鉄道・バス・トラム・スターフェリーといった公共交通機関で利用できるだけでなく、コンビニやスーパーでもすいすいお買い物が出来ちゃうんですね。
もちろん、事前にチャージしておかなければならないのですが、空港の大家樂でも八達通が使えたので、懐が寂しい私にとっては大変ありがたかったです(散財する前にチャージしておいたのよん)。

搭乗時間までまだ少し間があるので、搭乗口近くにあったコーヒースタンドでコーヒーを買い、椅子に腰掛けて『國泰故事』に目を通しながら、しばし時間をつぶすことにしました。
(つづく)


写真は、「なごみ緑茶」香港版。ぱっちもんではありません。でも、蜂蜜入り。

先頭 表紙

ぷるぷる様:私も、初めて飲んだ時は吐きました。だんだん慣れました。 / せんきち ( 2003-10-05 20:15 )
どうしてもこの「甘いお茶」がだめで…「これは甘いか甘くないか?私は甘い茶が嫌いである。」としつこいくらいに聞いてからじゃない香港でペットボトルの茶が買えません。そして「甘くない。無問題だ。」と言われたのにがっつり甘い、という負け戦を何回も繰り返しています。。。 / ぷるぷる@慣れれば美味しいのですね ( 2003-10-03 23:37 )
めらこ様:味としては、砂糖入り麦茶と同じノリですね。慣れるととてもおいしいです。烏龍茶やジャスミン茶も蜂蜜入りがありますよ。おいしいです。 / せんきち ( 2003-10-03 20:42 )
tonohiko様:でも、自分ではあまり変わったという自覚症状がないところが、なかなか厄介なんですよ、私の場合。。。。 / せんきち ( 2003-10-03 20:41 )
蜂蜜入りなんですか(驚っ) 微妙〜な味覚の違和感は否めませんが、咽に良さそうですネ☆ / めらこ@海外旅行いきたい・・ ( 2003-10-03 15:13 )
子供のパスポートも5年間有効ですが、すぐに写真が別人のようになってしまいますね。 / tomohiko ( 2003-10-02 17:17 )

2003-09-29 地獄地獄めぐり(8)


9月18日(木)

午前8時に起床。今日は帰る日だ。あっという間の4日間。
いつものようにTVBのニュースを見た後朝食、9時30分頃にちょっと散歩へ。
上環の「林奇苑茶行」へ、お茶を買いに行きました。
何しろ忙しくて、一軒もお茶屋さんへ行っていなかったのです。
といっても、何軒か有名店の前は通り過ぎたのですが、最近、香港の有名店ではお茶の値段がとても高くて、敬遠していたのです。
そこへいくと、この林さんのお店は昔ながらのお店で値段も良心的。普段飲むお茶を買うには最適のお店です。
もっと時間があれば、国境を越えて深センへ行っちゃうんですけどね。

というわけで、林さんのお店で黄金桂を半斤購入。
林さんのお店の他にも、上環や西営盤には昔ながらのお茶の問屋さんがたくさんあります。
次回来る時には、そういったお店も少しずつ巡ってみようと思いました。
帰りがけ、乾物問屋で玫瑰(ばら。正確には、ハマナスの花を乾燥させたもの)も半斤購入。紅茶に入れれば、おいしい玫瑰紅茶になります。

ホテルへ戻って、荷造り。
今回は本が多いので(日本から資料も持参していましたし)、トランクは結構な重さになってしまいました。
結局、『國泰故事』『邵氏電影初探』『香港影片大全 4』は、機内に持込むことにしました。

荷造りを終えて、テレビを見ながらぼうっとしているうちに出発の時間になり、チェックアウトを済ませてから迎えの車に乗って空港へと向かいました。
(つづく)

先頭 表紙

rui様:こちらこそありがとうございました。香港のお茶、ピンからキリまでありますが、普段気軽に飲むお茶なら、1斤(約600g)180香港ドル(3000円前後)ぐらいのものがよいと思います。 / せんきち ( 2003-10-01 21:23 )
ナルさん:戦利品を眺めてにやけた後、お財布の中の残金を数えるのが私の儀式です。 / せんきち ( 2003-10-01 21:20 )
ぷるぷる様:そうですね!わたくし、今回の滞在中、何度も『深宮怨』のポスターを開いたり丸めたりしておりました。 / せんきち ( 2003-10-01 21:19 )
香港のお茶の値段って、どのくらいなんでしょうか。それと、日記をお休みしようと思います。今までありがとうございました。 / rui ( 2003-10-01 20:51 )
ぷるぷるサン!!!それ!!!判ります!!!(笑)あたくしも、並べてホクホクニヤけてる方です。(笑) / ナルでしぃ〜。 ( 2003-10-01 03:31 )
ホテルに帰ってその日の戦利品をベッドに並べて眺める…その時間が大好きです。 / ぷるぷる ( 2003-09-30 22:10 )

2003-09-28 象が踏んでも壊れない


タイ映画祭に行ってきました(すいません、旅日記はまた後ほど更新します)。

今日は、「日タイ映画交流の黄金時代」という無理やりなキャッチフレーズによる、タイでロケーションをした日本映画の特集上映。
『山田長政 王者の剣』(1959年 大映・タイ合作 ビデオあります)、『波涛を超える渡り鳥』(1961年 日活 ビデオあります)、『バンコックの夜』(1966年 東宝・台湾・香港合作)の3本を、立て続けに見ました。

何が印象に残ったって、『山田長政 王者の剣』の張りぼての象の足。
謀反を起こしたタイの軍人が山田長政(長谷川一夫)にやっつけられて、最後は象の足に踏まれて死んじゃうんですが、それがモロ張りぼてなのよ。
あれだけ大掛かりなタイ・ロケを行っておきながら(それはそれはすごいスケール)、なのに象の足は張りぼて。

ちゃんとばれないように作りましょうね。

結局、映画としての作りが一番しっかりしていたのは、最後の『バンコックの夜』でした。
ですが、これも去年同じ国際交流基金で上映された『香港の夜』(まあ、この映画も「夜」ね。夜シリーズ)同様、長いことお蔵入りになっていたせいか、フィルムの劣化がひどかったです。
ビデオになっていない、劣化のひどい映画が一番きちんとした内容って、いったい。。。。

ちなみに、『バンコックの夜』に主演していた張美瑶(1941〜)は、当時の台湾の人気女優。「宝島玉女」と呼ばれ、香港映画にも主演していました。
1970年、男優の柯俊雄と結婚、引退しましたが、最近テレビドラマでカムバックしました。
今では、「台湾で最も美しい欧巴桑(おばさん)」と呼ばれているとか。
彼女の主演した台湾映画も観てみたいものです。


付記 こんな山田長政さんもいました。
張美瑶のカムバックのところのリンク、繁体字中国語頁です。
そういえば、『バンコックの夜』では、加山雄三と張美瑶のラブシーンで、タイ民謡が原曲の国語時代曲『相思河畔』(紀雲程詞。「小雲雀」と呼ばれた人気女優件歌手・顧媚〔1934(35とも)〜〕の代表曲の一つ。崔萍も歌っていました。最近では、周フイ〔草冠に恵〕が歌っています。)が使われていました。甘いラブソングです。

先頭 表紙

ぷるぷる様:タイの撮影所との提携作品ではありますが、タイでは上映されなかった模様です。でもあれ、タイで上映されたら、外交問題に発展しそうな気が。。。。愚かなタイ人(王の側近)に賢明な日本人(山田長政)という構図ですから。 / せんきち ( 2003-09-29 20:38 )
雷蔵映画かなり見たけどこれは未見ですわ。(ちょんまげモノ以外はほとんど観てない) すんごく面白そうでもあるし、すごく(;´д`)トホホ そうでもありますね。。。 / ぷるぷる ( 2003-09-29 20:26 )
渡り鳥もキョーレツ。宍戸錠の「ラオスの虎」(マレーの虎から頂いたのか知らん)なんか、よくおまわりさんに捕まらないな、と思うような扮装。舞台はタイなのに旭は『ブンガワン・ソロ』歌ってるし。それはインドネシアの歌だよ! / せんきち ( 2003-09-29 00:52 )
長政すごいよ。「私はタイ人になります」と言っておきながら、いつまでも袴姿だし。暑くないのか? / せんきち ( 2003-09-29 00:49 )
『山田長政』には、雷蔵&文子も出ていました。雷蔵ファンのおばちゃんの拍手&声援がすごかったっす。。。。 / せんきち ( 2003-09-29 00:26 )

2003-09-26 香港地獄めぐり(7)


9月17日(水)

(つづき)さて、まだ日も高いので、『ホノルル・東京・香港』(1963年)で尤敏と宝田明がデートをする場所に使われた、香港動植物公園(兵頭花園。映画では「大兵頭花園」)を訪れることにし、地下鉄で中環へ。

昼食抜きで調査をしていたので、とりあえず地下鉄の売店でパンとジュースを買い、地上へ出て、ピークトラム駅行きのバスを待ちます。

バス停に立ってふと空を見上げると、張國榮が自らの命を絶ったマンダリンホテルが見えました。改めて、彼の冥福を祈りました。

15分ほど待って、ようやくバスが到着。オープントップの2階建てバスだったので、もちろん2階席へ。吹き抜ける風も心地よい、ちょっとしたドライブです。
終点のトラム駅バス停で降り、そこからさらに急な坂道をあえぎあえぎ5分ほど歩いて、動植物公園の噴水広場に着きました。
映画では、芝生の美しい眺めのいい公園でしたが、今では樹木が生い茂り、周囲も高層ビルに囲まれて、気分はもう「亜熱帯小町」でした。

噴水前のベンチで、買ってきたパンをむしゃむしゃと頬張り、しばしの休憩。
食後、映画に出てくるのと同じ場所で、写真撮影。
日が翳ってきたので、急いで公園を後にし、近くの天主教総堂を目指します。

またまた急な坂道を汗だくになって歩き、ようやく総堂へ。
ここは、『香港の星』(1962年)で出てくる教会ではないかと、目星をつけておいた所なのですが、実際に行ってみると、どうやらそうではないことがわかり、そのまま引き返しました。

今度は坂道を下り、蘭桂芳(ランカイフォン)を経由して中環へ戻ります。
途中、「杏花楼」へ寄って夕食。
日式叉焼定食(日本式の叉焼、つまり煮豚のことね。これに煮卵、青菜、菜っ葉入り炊き込みご飯が付きます)とマンゴジュース。
うまかったっす。

それから少しみやげ物などを買い、早めにホテルへ引き上げました。
明日は、帰る日です。


写真は、香港動植物公園。

先頭 表紙

ナルさん:いつになったら出来るかわかりませんが、とりあえずなるべく早く暫定公開できるよう頑張ります。 / せんきち ( 2003-09-28 23:28 )
ぷるぷる様:憩いの広場ですね。しかし、たどり着くまでに倒れそうな予感が。。。。 / せんきち ( 2003-09-28 23:27 )
調査、調査、調査の旅行だったのですね。内用濃いHPの誕生を楽しみにしてます!!!(*^∇^*) / ナルでしぃ〜。 ( 2003-09-26 23:29 )
ここ好きじゃー。そしてまたしても旨そうな描写が(^¬^) 。 / ぷるぷる@らりり。 ( 2003-09-26 22:55 )

2003-09-23 香港地獄めぐり(6)


9月17日(水)

(つづき)とりあえず、最初の3件の調査は終ったので、それらを返却して、次の3件の資料を借りました。もちろん、コピーです。
今度は、『香港之夜(香港の夜)』(1961年)の特刊と『丹鳳街』(1958年)の特刊、それと林翠が出演した松竹映画『神火101 殺しの用心棒』(1966年)の香港公開時プレスシートを閲覧。
他に、館内に開架で置かれていた『影后尤敏畫集』や『一代影后林黛紀念選輯』、『銀河畫報』といった書籍(及び雑誌)のコピーも合わせて調査しました。

一通り目を通し終えて、開架資料をコピーしていると、係の人(午後になって、別の係の人に代わっていました)がすっ飛んできて「何をコピーしているんだ?」と尋ねてきます。
「これ(開架資料)は、そのままコピーしていいんでしょう?」と言うと、係の人は「あ、それなら大丈夫。でも、閉架資料をコピーする時は、必ずカウンターに言ってね。それと、コピーの分量は10分の1以内だからね」と、改めて念を押されました。

ハア。。。。

開架資料のコピーが終ったので、続いて閉架資料のコピーをしようと思い、カウンターにその旨伝えると、いきなり申請書が出てきて、「これに記入しろ」と言います。
さっきは、係の人が付き添ってくれてコピーが出来たのに、なんだか変だなと思いながら、書類に記入していて、はたと気づきました。
つまり、午前中の係の人は、私が日本人旅行者だと知っていたので、面倒くさい手続き(申請書提出)は省いて、こっそりコピーをさせてくれたのですね。

しかし、今はこっそりができませんから、仕方がありません。
正面突破で書類申請です。
ところが、申請が通ってコピーが出来たら、また資料館へ取りに来てほしいと言われて、当方、ほとほと困ってしまいました。
「明日日本へ帰るので、申し訳ないのですが、郵送して頂けませんか?(国会図書館は郵送サービスあり)」と頼みましたが、そういうサービスはないとかで、結局、香港の知人に取りに来てもらい、知人から当方宛に郵送する、ということに落ち着き、
知人の住所・氏名・電話番号も記入しました。

加えて、コピーしたい理由も根掘り葉掘り聞かれました。
曰く、「論文を書くのか」「雑誌や新聞記事を書くのか」等々。
ここは正直に、「ただの映画ファンです」と答えました。

いろいろ大変ですわ。

どうにか申請書を書き終えて、最後に残り2部の資料(『人鬼戀』〔1954年〕及び『馬戯春秋』〔1957年〕の特刊)を閲覧しましたが、コピーするのにはまた面倒くさい手続きが必要かと思うと、申し込む気力も薄れ、軽く目を通しただけで返却しました。
ついでにコピーカードも返却してデポジットを返してもらい、荷造りを済ませて係の人に挨拶、電影資料館を後にしました。

時刻は、午後5時近くになっていました。
(つづく)


写真は、東宝の定宿だったアンバサダー・ホテル跡(東企業広場)。ちょうど、シェラトン・ホテルの裏に当たります。かつて、シェラトンのあったところには、広い駐車場がありました。
『香港の夜』(1961年)では、日本に馴染めずに香港へ帰った呉麗紅(尤敏)が、アンバサダー・ホテルのショッピング・アーケード内にある洋品店で働いているという設定になっていました。
また、『社長洋行記 正・続』(1962年)では森繁久彌、加東大介、小林桂樹、『香港の星』(1962年)では団令子、『ホノルル・東京・香港』(1963年)では宝田明、『レッツゴー!若大将』(1967年)では星由里子が、このホテルに宿泊していました。

先頭 表紙

めらこ様:はい、そうです。ただ、係の人が親切だったのがせめてもの救いです。それだけに、よけいシステムそのものの不備が浮き彫りにされてしまいましたが。 / せんきち ( 2003-09-26 21:10 )
tomohiko様:ひどいシステムなりにきちっとマニュアル化されてはいますね。でも、ちょっと窮屈すぎますが。 / せんきち ( 2003-09-26 21:09 )
はぁ。。折角遥々出向いたというのにコピーのコピー・・・終始コピーに憑かれ(疲れ)た地獄だったのですね。。 / めらこ ( 2003-09-25 03:17 )
お役所が面倒なのはどこの国でもかわりませんね。手続きがきちんと型にはまっているだけ良いと思うべきでしょうか…。 / tomohiko ( 2003-09-24 22:43 )

2003-09-22 香港地獄めぐり(5)


9月17日(水)

昨晩寝るのが遅かったので、午前8時30分に目覚ましを合わせて休んだところ、なんと時計が大幅に遅れていて、目覚めた時にはもう9時近くになっていました。

ひょえ〜!

TVBのニュースは終っていたので、ATV(亜洲電視)のニュースを見て、朝食。
低血圧のせいか、朝はいつも調子が悪く(子供の頃から)、ようやく10時30分頃に準備完了、電影資料館に着く頃には11時をとうにまわっていました。

資源中心のカウンターで、昨日の申請書の控えを出します。
今朝の係の人は北京語が苦手だそうで、主に英語でやり取り。私がもっと広東語が出来るようになればいいんですが。幼稚園児以下のレベルなもんで。
まずは、『星星・月亮・太陽』(1961年)の特刊と『人約黄昏後』(1958年)の特刊、それに林黛が出演した日港合作映画『東京・香港蜜月旅行』(1955年)の特刊を閲覧。
が!出てきた資料を見てびっくり!

原本じゃないのですよ。コピーなのです。

こちらとしては、当然原本が出てくるものと思っていたので、これには本当に驚きました。
たしかに、今日び、資料の保存のために、原本ではなく複製本やマイクロフィルム、あるいはCD−ROMで閲覧することも多いのですが、この時代よりもはるかに古い時代(江戸期)の資料を本業で扱うことが多い私としては、「なんでやねん?」と首を傾げたくなりました。
つい先だっても、18世紀から19世紀にかけての資料(もち原本)を調査したばかりでしたし。
コピーの閲覧でよいなら当日でOK、原本を閲覧したいのであれば前日までの申請が必要、というのが、まず妥当な線だと思います。

と、なんだか職業意識丸出しになってしまいましたが、文句を言える立場ではないので、衝撃を受けつつもそのままおとなしく調査を進めました。
一通り目を通した後、「さて、コピーでもするか。コピーからのコピーだから、画質が悪くなっちゃうけど、ま、仕方がないか」と思いながら、係の人に「コピーをしたいのだけれど」と告げると、な、なんと、そこでも驚愕の事実が!

全体の10分の1までしか、コピーしてはいけないんですと。
ちなみに、国会図書館では、1回につき全体の2分の1までOKです(もちろん、全頁複写は絶対にいけません)。
頭がクラクラしてきました。

それでも、ようやく気を取り直してコピーをしたい箇所を厳選、コピーカード(これも恐ろしく使い勝手の悪い代物でした。くわしくは付記参照)を購入して、係の人に付き添ってもらいながらコピーを済ませました。

まだまだ苦闘は続きます。
(つづく)

付記:コピーはセルフサービスで1枚50セント。しかし、そこにも深ーい落とし穴がありました(それは次回に)。コピーカードは1枚20ドルで、うち10ドルはデポジット、残り10ドル分でコピーが出来ます。つまり、カード1枚につき20枚しか出来ないというわけです。
写真は、尖沙咀のネイザンロード(禰敦道)沿いにある美麗都大廈。『香港の星』で、日本での留学を終えて帰国した王星〔王連〕(尤敏)が、自宅に戻るためタクシーに乗ってここの前を通りかかった時、もう会わないと誓ったかつての恋人・長谷川透(宝田明)が出てくるのを発見、心が乱れるという場面がありました。
このビル、現在では重慶大廈(チュンキン・マンション)の弟分のようなビルになってしまいました。

先頭 表紙

ぷるぷる様:私立じゃない、公共機関なんですから、もうすこしゆるくしてほしいものです。たぶん、いろいろ悪用する人が多いからなのだとは思いますが。なにしろコピー天国ですからね。 / せんきち ( 2003-09-23 22:46 )
へぇ、けっこうきっちり、というかがっちり管理されているのですね。もっとアバウトかと思ってました。 / ぷるぷる ( 2003-09-22 23:42 )

2003-09-21 香港地獄めぐり(4)


9月16日(火)

(つづき)ホテルの部屋へ戻り、まずは残金を数えなおします。
200ドル余りしかありません。
これでは、あさってまで暮らしていけない気が。。。。
後でシティバンクへ寄ってお金を下ろすことにして、これからの対策を練ります。

とにかく、これ以上の趣味の買い物はしない。
おみやげは安いものを買う。
誘惑に負けぬよう、趣味の店には立ち寄らない。

これを3大原則にしました。

買ってきたお宝を眺めてひとしきりニヤニヤした後、トラムと地下鉄を乗り継いで九龍半島の尖沙咀へ。中秋節の燈籠見物です。
が、その前にまずお金を下ろす必要が。漢口中心にあるシティバンクで500ドルほど下ろしました。

燈籠は帰りがけに見物することにして、まずは夕食。
と、思いつつ、足はついHMVの方向へ。邵氏の映画のVCDを3枚買ってしまいました。
はあ。。。。これで止めにしないと。
でもね、ほんとはもっと沢山買う予定だったんだよ。お金がなくなっちゃったから、3枚しか買えなかったの(苦しい言い訳)。

HMVを出て、ここだけは必ず立ち寄る店「糖朝」へ。
例によって、日本人、香港人が入り乱れて大混雑しています。
10分ほど待って案内されました。
いつものように、メニューを見ながらチェックを入れていきます。
今日は、排骨麺とマンゴー&タピオカ入りココナツミルクを頼みました。
香港の麺は極細縮れ麺ですが、排骨麺の麺はやはり北方系のやや太いまっすぐの麺の方がいいかなあ、などと思いつつ、それでもおいしく頂きました。

食後、尤敏の映画に出てきた場所を4箇所訪れて、写真撮影。
どこもすっかり変わってしまっていましたが(40年前ですからね。変わっていないのは、ペニンシュラ・ホテルぐらい)、「ここに尤敏が立っていたんだなあ」と思うと、感慨深いものがありました。

そしてようやく、中秋節の燈籠見物。
大きな燈籠が、ぐるぐる回っていました。派手だね。
香港名物の夜景も眺め、帰りはフェリーとトラムを乗り継いで、ホテルに戻りました。

部屋へ戻ってから、電影資料館で買ってきた『國泰故事』と『邵氏電影初探』をぱらぱらとめくって読み始めたところ、あまりの面白さに時間を忘れ、寝たのは午前2時30分過ぎ。
特に、『邵氏電影初探』に載っていた、尤敏と李香蘭(山口淑子。1950年代、李香蘭名義で数本の香港映画に出演)が一緒に食事をしている写真は、大発見でした(宝田明は「尤敏と李香蘭は面識がないと思う」と話していたので)。

明日も電影資料館へ行きます。


写真は、尖沙咀・金巴利道63号。『香港の星』(1962年)で、尤敏演じる王星〔王連〕がここに住んでいるという設定になっていました。
現在では、61〜63号にかけて、嘉新大廈というビルが建っています。

先頭 表紙

ぷるぷる様:へい、まだまだ続きやす。 / せんきち ( 2003-09-23 22:44 )
はぁ〜、たまらんわ〜行きたくなるわ〜やめて〜 うそ、どんどん続けてください(^¬^) / ぷるぷる ( 2003-09-22 23:39 )
阿信様:ぜひぜひぶらぶらしてください。でも、香港は、空港も魅力的ですね。 / せんきち ( 2003-09-22 23:30 )
ナルさん:そう、夫婦だったのですよ。離婚後も、いい友人だったらしいですが。で、その後外交官と再婚したのですね。そして『三時のあなた』のおばさんに。。。。 / せんきち ( 2003-09-22 23:28 )
どうもお久しぶりです。香港は最近トランジットばかりなので、久しぶりに外に出てブラブラしてみたいです。 / 阿信 ( 2003-09-22 22:42 )
尤敏と李香蘭!!思わぬところで・・・。ちょっとビックリです。(*^∇^*)李香蘭とノグチイサムが結婚してたと一緒ぐらい。(笑) / ナルでしぃ〜。@情報、感謝です。 ( 2003-09-22 02:06 )

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