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ポロのお話の部屋

作曲家とむりんせんせいの助手で、猫の星のポロが繰り広げるファンタジーワールドです。
ぜひ、感想をお願いしますね。

目次 (総目次)   [次の10件を表示]   表紙

2004-08-18 ポロの日記 2004年8月10日(熱曜日)タコ焼き大作戦 その2
2004-08-17 ポロの日記 2004年8月9日(光曜日)新たな陰謀 その1
2004-08-16 ポロの日記 2004年8月9日(光曜日)新たな陰謀 その2
2004-08-15 ポロの日記 2004年8月9日(光曜日)新たな陰謀 その3
2004-08-14 ポロの日記 2004年8月7日(岩曜日)決戦!ポロ会議 その1
2004-08-13 ポロの日記 2004年8月7日(岩曜日)決戦!ポロ会議 その2
2004-08-12 ポロの日記 2004年8月6日(電曜日)夏休みの工作 その1
2004-08-11 ポロの日記 2004年8月6日(電曜日)夏休みの工作 その2
2004-08-10 ポロの日記 2004年8月6日(電曜日)夏休みの工作 その3
2004-08-09 ポロの日記 2004年8月4日(波曜日)ポロの求人広告 その1


2004-08-18 ポロの日記 2004年8月10日(熱曜日)タコ焼き大作戦 その2

タコ焼き大作戦 その2


 ポロは電動のハンドミキサーを用意して、見よう見まねでボウルに2つの反転する攪拌羽を生地に突っ込みました。

 ぶあうぶあうべちゃべちゃべちゃべちゃ!

ポロ「うわ! 生地が周りじゅうに飛び散っちゃったよ」
ポロ6「キッチンがドロドロだ」

ポロたちは、ぞうきんを持ってきて小一時間かけてキッチンをきれいにしました。

ポロ「このくらいのことじゃメゲないのがポロだ」
ポロ6「そだ!」

 窓の外は夏の日が傾いて、タコ焼き作りを決心してから7時間がたとうとしていました。
 いよいよタコ焼き鉄板をガスレンジに乗せました。作曲工房のガスレンジは業務用の1万何千キロカロリーもあるバーナーです。

ポロ「ねえ、火をつけてよ」
ポロ6「ポロは、こんなのコワいからやだよ」
ポロ「だいたい、猫は火に弱いんだ」
ポロ6「じゃ、オーブンならどうだろう」
ポロ「この業務用のオーブンは、もっとコワいかも」
ポロ6「じゃ、電子レンジでチンしよう」
ポロ「なんだか、どんどんポロたちの美学から離れていくような気がするな」
ポロ6「電子レンジだと丸く作れないかも」
ポロ「この際、形にはこだわらないというはどうだろう?」
ポロ6「それは、決定的にタコ焼きの美学から離れるな。でも・・・」
2匹「この際ガマンしよう!」

 ポロたちは、グラタン皿に少なくなってしまったタコ焼きの生地を入れて、電子レンジに入れようとしました。ところが、あと少しのところで手が届きませんでした。

ポロ6「ポロが肩車するから、なんとか入れるんだ」
ポロ「よし!」
ポロ6「いいかい、立ち上がるよ」
ポロ「うわ、グラグラさせないで!」

 ガラガラべっちゃ〜ん!

2匹「うわ〜〜!」

 ポロたちは2匹とも頭から生地をかぶって、ドロドロのべちょべちょになってしまいました。

ポロ6「この生地が乾いたら、毛皮がガビガビになって手に負えないぞ」
ポロ「お風呂に入ろう。1階のお風呂はいつでも入れるんだ」

 バスルームに行くと、ヨシコおばあちゃんがポロたちに気がついてやってきました。

おば「あらまあ! ドロドロのポロちゃんが二人も!」
ポロ「かくかくしかじか」
おば「それは大変だったわねえ」

 ポロたちがお風呂から出ると、おばあちゃんが1階のダイニングに呼んでくれました。

おば「急だからこんなのしかないけど、食べる?」

 電子レンジから、おばあちゃんが取りだしたのは「冷凍タコ焼き」でした。ポロたちは、タコ焼きソースとマヨネーズをかけて熱々のタコ焼きをハフハフとほお張りました。

ポロ「んまい!!」
ポロ6「んまい! 世界一だね」
おば「それはよかったわ。おかわりあるわよ」
ポロ「いただきます!」
ポロ6「ポロも!」

 結局、ポロたちは冷凍タコ焼きを全部食べちゃってから気がつきました。

ポロ6「あ゛〜、せんせいの分も食べちゃった!」
ポロ「せんせいにはナイショだよ」
ポロ6「うちの議長にもナイショにしてね」
ポロ「もちろん黙ってるよ」

 夜になってポロは日記に書きました。

-- 今日、ポロはポロ6号と一緒に世界一のタコ焼きを目指す「タコ焼き大作戦」を実行しました。そして、本当に世界一おいしいタコ焼きを食べました。


おしまい


 ここは「野村茎一作曲工房HP」に付属する「ポロのお話の部屋」です。HPへは、こちらからどうぞ。

野村茎一作曲工房

先頭 表紙

2004-08-17 ポロの日記 2004年8月9日(光曜日)新たな陰謀 その1

新たな陰謀 その1


「ねえ、せんせい」
「なんだい?」
「北大路魯山人は、納豆を448回もかき混ぜたんだって」
「きたおうじなんちゃらって誰だ?」
「わ、せんせいじゃないな! にせもの覚悟しろ」

 ポロは用意してあった水鉄砲でせんせいを狙い撃ちしました。

ピュー!

「わ、やめろ! バチバチバチバチバチバチ!」

 せんせいは、あちこちから火花を散らしてショートして動かなくなってしまいました。

「わ〜。大変だ〜、せんせいがロボットにすり替えられてる!」

 すぐに、どこからかポロ7号がやってきました。ポロ7号は、せんせいロボットの首のところのネジを外して中のチップを調べ始めました。それはカルタゴ電子製の高密度集積型のチップでした。

7号「これは10億光年も離れたところにある一角獣座銀河団のはずれの銀河にあるフェニキア星のハイテクメーカーのものだよ」
ポロ「そんなに遠くの星がせんせいを狙ってるの?」
7号「間違いないよ。本物のせんせいは、きっと今ごろフェニキア星に向かう宇宙船の中だ」
ポロ「じゃ、是輔さんに頼んでノストロモ号で追跡だ〜」
7号「ノストロモ号は銀河系から出る能力はないよ」
ポロ「じゃ、どうすればいいんだ〜」
7号「君の星にならあるだろ?」
ポロ「え?」
7号「君なら巡洋艦に追跡命令を下せるはずだ、アメン王子」

 そういうと、ポロ7号はアンシブル通信端末をポロに差し出しました。しばらく迷ったものの、ポロは決心してアンシブル端末に向かっていいました。

ポロ「オープンチャンネル・ドーラ、D49225なんちゃらかんちゃら・・・」

 すぐに応答がありました。

声 「こちらドーラ航空宇宙軍スターフリート所属巡洋艦<プレイオガ>。現在、地球軌道近傍を航行中」
ポロ「こちらアメン王子。スキピオ中佐の乗艦か?」
通信士「アメン王子であられますか? プレイオガ通信士官のブルーンスであります。スキピオ艦長に代わります」
スキピオ「アメン王子。艦長のスキピオであります。命令をどうぞ」
ポロ「重要人物がフェニキア星の陰謀に巻き込まれた。至急救出しなければならない」
スキピオ「了解。アメン王子の位置を特定しました。そのまま動かないでください。転送します」
ポロ「よし、たのむ」

7号「王子、カッコいいよ。サイトの更新とかは任せて。じゃあ、せんせいを頼んだよ」
ポロ「うん、ちょっと行ってくるね」

 作曲工房のリビングに転送の光シャフトが現れて、ポロとせんせいのロボットを連れ去りました。

 ポロが実体化したのは、巡洋艦プレイオガの転送室でした。

転送士官「アメン王子実体化!」
ポロ「ごくろう」
転送士官「ブリッジで艦長がお待ちです」
ポロ「ありがとう」

--ピーポー!
--アメン王子、ブリッジへ入室!

 当直士官が笛を吹いて、規定どおりの言葉を大声でいいました。

艦長「アメン王子、お久しぶりです」
ポロ「迷惑をかけるがよろしく頼む」
艦長「は、現在、ロボットのチップの解析を急いでおります。本艦は、ただちにフェニキア星に向かいます。途中でフェニキア艦に追いつけるはずです」
ポロ「どうしても、とむりんせんせいを奪い返すんだ」
艦長「英雄ジョーンズゆかりのとむりんせんせいを救出に迎えるとは、なんという幸運。全力を尽くします」


つづく

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2004-08-16 ポロの日記 2004年8月9日(光曜日)新たな陰謀 その2

新たな陰謀 その2


ポロ「三次元恒星図を」
艦長「副長、三次元恒星図を用意」
副長「はっ!」
艦長「これが、QR542213銀河です。地球からは暗黒星雲の陰になっていて知られていません。フェニキア星の宇宙船に関する資料も多くありませんが、高性能な割には弱点も多いようです」
ポロ「あのロボットも水をかけたらショートして故障した」
艦長「問題は距離です。この距離になると敵船もワープを繰り返しながら進むしかないはずですが、ワープポイント以外での捕捉は不可能です。彼らのワープ距離を割り出せれば先回りできますが、それが非常に困難です」
ポロ「しかし、やらなければならない」
艦長「イエス、サー!」

 乗組員たちにミッションが説明されると、猫の星の歴史上有名なジョーンズにかかわる任務であることから艦内の志気は上がりました。
 ポロは、しばらくのあいだ最前線となるソナー室へ出向きました。ソナー担当員は宇宙空間を飛び交う電磁波を音波に変換して、その音から全てを割り出すという特殊な才能を必要とするため、個性の強い猫であることが多く、この船に乗っているソラブジ伍長も、そういう一人でした。

ポロ「何か分かったことはあるか?」
ソラブジ「アメン王子、ソラブジ伍長です。まだ何も。どうぞ、このレシーバーを」

 ポロもヘッドフォンのようなレシーバーを受け取りました。宇宙はノイズで満ちています。

ポロ「この鳴き声のような音は?」
ソラ「宇宙クジラです。それも、若いオスです。恒星風のノイズにフィルタをかけてみます」
ポロ「とてもはっきり聞こえる。これが宇宙クジラか」

 そこへ、錆びたドアの蝶番がきしむような怪しげな音が聞こえてきました。

ポロ「これはなんだ?」
ソラ「これは、ソーラーセイルの音です。あ、これはお尋ね者の海賊船ブラックパールです。間違いありません。ここで会ったが百年目、やっつけますか?」
ポロ「残念だが時間がない。またの機会にしよう」
ソラ「運の強いやつめ」

 探索範囲内にフェニキア艦は見当たらず、プレイオガは第1回目のワープを行ないました。
 すでに銀河系を離脱し、宇宙は静寂に満ちていました。

ポロ「驚くほど静かだな」
ソラ「感度を上げます」

 すると、星々のノイズの代わりに銀河のノイズが聞こえてきました。

ポロ「このサラサラとした音は?」
ソラ「これは、銀河間を埋めつくすエーテル海流の音です」
ポロ「まるでイーノを聴いているようだ」
ソラ「自分も、ブライアン・イーノはこれを参考にしたのではないかと思っております」

 第2回目のワープではミラージュと呼ばれる実体のないノイズが空間全体に反響していました。そして、ついに第3回目のワープでフェニキア艦のワープ突入時のダイブ音をキャッチしました。それがあまりに微妙な音だったので、ポロはソラブジ伍長の耳に驚きました。
 スキピオ艦長は消失時に発生したエネルギーを精密測定して、直ちにフェニキア艦の実体化ポイントを予測、プレイオガを急行させました。

 プレイオガが実体化したのは、銀河系から2億光年も離れたポエニ空域と呼ばれる空間でした。ソナー・レシーバーからは、ほとんど何のノイズも聞こえませんでした。そこへ、洗面器の水をひっくり返したような音が聞こえました。

ソラ「ビンゴ! アメン王子、敵艦がすぐ近くに実体化しました」
ポロ「艦長、フェニキア艦が実体化」
艦長「こちらの、レーダーでも確認しました。物理攻撃は避けて、CDSで行きます。精密照準完了」
ポロ「よし、攻撃だ」


つづく

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2004-08-15 ポロの日記 2004年8月9日(光曜日)新たな陰謀 その3

新たな陰謀 その3


 CDSというのはコンピュータ・デストロイ・システムの略です。松戸博士の発明でしたが、その技術情報が流出して銀河系標準としてあちらこちらで採用されています。この技術を盗み出したのがブラック・パールであると言われていて、彼らからの流出情報は海賊版と呼ばれています。
 CDS攻撃を受けた敵艦は、たちまちコントロールを失って固まってしまいました。
ポロは、艦長の制止も聞かずに敵艦への突入部隊の先頭に立ってフェニキア艦に乗り込みました。
 船に乗り込んできたドーラ軍の精鋭たちと対峙したフェニキア艦のハンニバル艦長は、あっさりと降伏しました。

ポロ「艦長か?」
ハンニバル「フェニキア軍巡洋艦<エレファント>のハンニバル大佐だ」
ポロ「聞いたことがある」
ハンニバル艦長「あなたがドーラのアメン王子か」
ポロ「そうだ」
ハンニバル「一度、お会いしたいと思っていた」
ポロ「それは光栄だ。とむりんせんせいを返してもらおうか」
ハンニバル「隔離室で眠っておられる」

 ポロは突入部隊の指揮官に命じてせんせいをプレイオガに転送させました。

ポロ「なぜ、とむりんせんせいを誘拐したのだ?」
ハンニバル「我々の星には作曲家が不足している。人気投票でとむりん氏に決まった」
ポロ「もし、今後銀河系から略取が行われたときにはドーラ軍が黙ってはいないということを忘れないでほしいものだ」

ポロ「転送室」
転送室「はい」
ポロ「撤収だ」
転送室「転送します」

 プレイオガに戻ると、ポロは技術将校たちにCDS攻撃で航行不能になったフェニキア艦へ修理用のチップ類を転送させ、ついでにせんせいのCDを1枚おまけにつけました。

--ピーポー!
--アメン王子、ブリッジへ入室!

ポロ「スキピオ艦長。帰還しよう」
艦長「了解、ワープデータを再計算しろ。帰還する」

--ピーポー!
--アメン王子、ブリッジから退室!

 猫用の小さな医務室で、せんせいはぐっすりと眠っていました。

ポロ「せんせいの具合は?」
医官「薬物で眠らされていますが、危険な物質は検出されていませんから、目が覚めれば問題ないでしょう」

 地球を周回する極軌道に入るとすぐに、まもなく夜明けを迎える日本が真下にやってきました。
 せんせいを精密照準で作曲工房の寝室のベッドに転送しから、乗組員たちに別れを告げてポロも工房のリビングに転送を命じました。

艦長「アメン王子、お元気で」
ポロ「ありがとう」

* * * *

 夜が明けると、せんせいは奥さんに起こされていつもの朝が始まりました。何事もなかったかのように工房は掃除され、キッチンでは朝食が用意され、みんな出かけて行きました。
 朝食の後片づけを終えたせんせいとポロは、ダイニングテーブルでコーヒーデミタスを前に向かい合っていました。

「せんせい」
「なんだい?」
「北大路魯山人は納豆を448回もかき混ぜたんだって」
「よく知ってるね。彼は納豆をかき混ぜる回数による味の違いまで感じ取るほどの食通だったということだ」
「せんせい」
「なんだい?」
「本物だね」
「ああ、魯山人は本物だよ」
「そうじゃなくてさ。ううん、そうだね」
「なに、うれしそうにしてるんだ」
「なんだかうれしんだよ、ポロ」

 今日の最初のレッスンが始まるまで、あと少し時間がありました。


おしまい


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野村茎一作曲工房

先頭 表紙

2004-08-14 ポロの日記 2004年8月7日(岩曜日)決戦!ポロ会議 その1

決戦!ポロ会議 その1


ポロ「みんな集まったね」
ポロ「きょうこそ、にせポロをあばいてやろうと思って来たんだ」
ポロ「どうしてポロの真似なんかするんだ」
ポロ「ちょっと待って。それはポロのセリフだよ」
ポロ「ちょっと待った。真理の法廷に誓って本物は、このポロだけだよ」
ポロ「何を言ってるんだ。ポロだけが本物だよ」
ポロ「ちょっと待った。誰が誰だかこんがらがっちゃうから、このクジを引いて名前をつけようよ」
ポロ「よし、そうしよう」
ポロ「あ、ポロ2号だ」
ポロ「ポロは5号だ」
ポロ「4号!」
ポロ「1号」
ポロ「3号になった」
ポロ「6号だぞ」
ポロ「じゃ、ポロは残りの7号だね」
ポロ7「次のクジは議長選出だけど、意義ある?」
ポロ3「意義なし」
のこり「意義なし」
ポロ5「ポロが議長だよ。いいかい?」
みんな「いいよ」
ポロ5「じゃあね、誰が本当のポロなのか明らかにするために順番に知ってることを言いあおう。ポロ1号からだよ」
ポロ1「ポロが知ってることはね、せんせいのハンカチはペーズリー柄」
ポロ2「そんなのジョーシキだよ。せんせいはネクタイもペーズリーだし、サイフもペーズリーだよ」
ポロ3「なに言ってんだ。せんせいは傘だってペーズリーだよ」
ポロ4「それどころかパンツだってペーズリーだよ」
ポロ5「せんせいはペーズリー柄が大好きなんだから、そんなの何言ったって当たっちゃうよ。こんなんじゃ誰が本当のポロだか分かんないよ」
ポロ6「・・・・」
ポロ5「あ、ポロ6号、なにメモしてるんだい。え〜! “せんせいはパンツまでペーズリー柄”だって。お前、にせポロだなあ」
ポロ6「違うよ、本物だよ」
ポロ7「そうだ、ポロ6号は本物だ」
ポロ2「わー、変だ変だ! 本物のポロは自分以外は全部にせポロだと思ってるはずだ」
ポロ3「7号! お前も、にせポロだな」
ポロ5「あれ!? 女神さま」

 部屋の片隅に女神さまが現れました。
 ポロたちは、みんな一斉に振り向きました。

女神「あ〜ら、ポロちゃんたち。これだけ集まると壮観ね」
ポロ4「女神さまなら、本物が分かるでしょ」
女神「ええ、分かるわよ。この中の5人(5匹)が本物で、2人が本物以上よ。
ポロ3「わ〜、どういうことだ〜?」
女神「ごめんなさいね〜、ポロちゃんが、こんなに増えちゃったのは私のせいでもあるのよ」
みんな「え゛〜〜〜!」
女神「ポロちゃんと一緒にタキオン状態から再実体化したときに、微妙に時間がずれたのね。それが4回あったから、その都度、新しいポロちゃんが追加されちゃって5人に増えたというわけ」
ポロ1「それじゃ、どうするんだ〜」
女神「簡単よ。一度、その5人のポロちゃんとタキオン化して、もういちど最収束して実体化すればいいの。全員のアインザッツが揃えば、一人に戻るわ」

 女神さまは、1号から5号までを抱えてタキオン化すると、あっという間に再実体化しました。


つづく

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2004-08-13 ポロの日記 2004年8月7日(岩曜日)決戦!ポロ会議 その2

決戦!ポロ会議 その2


ポロ「あ〜! 一人になった。やっぱり、ポロが本物だったんだ!」
女神「そうね、きっとみんな、そう思っているわ」
ポロ「じゃ、この6号と7号がにせポロっていうわけだ。観念しろ!」
女神「ポロちゃん、事情はそう簡単じゃないのよ」
ポロ「え〜、だってにせ者じゃないか〜」
女神「ポロちゃん、最近どんなお話を書いたの? コラムは?」
ポロ「えっと、えっと、いろいろ書いてるよ。たぶん」
女神「はっきりしないわねえ・・・」
ポロ「えっとえっと」
女神「ポロちゃん、コラムやお話を読んで、なんとなく自分が書いたような気がしてるだけじゃないかしら?」
ポロ「ドキ! そ、そ〜かも・・・」
女神「あらためて紹介するわ。こちらがポロちゃんのサボりの穴を埋めてくれてるコラムポロのポロちゃんよ」
6号「コラム、面白いでしょ」
ポロ「し、しぇ〜!」
女神「そして、こちらがお話を書いてくれてるお話ポロのポロちゃんよ」
7号「ども! 今までに書いた話の中じゃ“女神さまの逆襲”が気に入ってるんだ、ポロ。本物の女神さまに会えてうれしいな」
女神「それは光栄だわ」
ポロ「し、しぇ〜!」
女神「ポロちゃん。よ〜く思いだしてね。ポロちゃんが地球に来た目的は何?」
ポロ「そういえば、せんせいが誰にも知られずに麦畑で麦になっちゃうのを食い止めるんだった。今、思いだしたよ。たしか“セロ弾きジョーンズ”に書いてあった」
女神「それで、ポロちゃん。その目的は達成できそう?」
ポロ「う〜ん、よく分かんない。できるかも知れないし、できないかも知れない」
女神「それを心配して組織されたのがポロプロジェクトらしいのよ」
ポロ「え゛〜〜〜! ポロプロジェクトができたのはポロのせいだったのか〜!」
女神「そうよ。ポロちゃん、しっかりしてよね」
ポロ「じゃ、ポロは、にせポロにお礼を言わなくちゃいけないくらいなんだね」
女神「だから、このポロちゃんたちを本物以上って言ったのよ」
ポロ「そっか、働きから見たらポロが“にせポロ”だったのか〜」
6号「最近、ポロたちのプロジェクト以外にも、もっと大がかりなことを企んでいる集団もあるみたいだから気をつけてね」
7号「そのグループは目的もよく分からないんだけど、もう活動を始めているらしいんだ。気をつけたほうがいいよ」
ポロ「え゛〜! ホント〜!」
6号「ポロたちは、そのグループのポロも捕まえたんだけど、あまり出来のよくないロボットでさ、防水性能が悪くて水鉄砲で撃ったら回路がショートして壊れちゃったんだ」
ポロ「じゃ、ポロも水鉄砲用意しとくよ」
7号「ところでさ、ポロたちが会って話したこと、うちの議長にはナイショだよ」
ポロ「うん、分かった」
6号「じゃさ、がんばってね、オリジナル」
ポロ「うん、アリガト。ポロもがんばるから。目的はせんせいの理解者を一人でも多くすることだ」
女神「そ〜よ〜、ポロちゃん。がんばってね〜」

 こうして、ポロプロジェクトの謎の女議長も知らない「ひみつのポロ会議」は終わったのでした。


おしまい

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ポロの掲示板はここだよ。
ポロのひみつの部屋

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2004-08-12 ポロの日記 2004年8月6日(電曜日)夏休みの工作 その1

夏休みの工作 その1


 ポロは、夏休み特別セールの案内を見て、久しぶりにシュデンガンガー商会に行きました。光曜日なのに特別営業です。

「ごめんくださ〜い!」
「これはポロ様、お待ちしておりました。きっと、今夜あたりおいでになられるだろうと思っておりました」

 すると、ひとりのおじさんが近づいてきてポロに声をかけました。

「もしかして、ポロさん?」
「はい、そ〜ですけど」
「ミタ・ソウヤです!」
「え゛〜、ミタさん! ポロ、とっても会いたかったんだ」
「私もですよ。ポロさん、今日は何を買いに?」
「ポロとか、ポロちゃんでいいよ〜」
「それじゃ、ポロちゃん」
「あのね〜。特別セールの案内を見たから来ただけ。なんか、面白いものないかな〜って」

 するとミタさんは奥の棚のほうに面白いものがあると言いました。ポロがミタさんの後をついていくと、そこにはケイバー・リット素材のブラインドがありました。

「うわ。ケイバーリットの本物だ!」
「さすが、ポロちゃん。これがなんだかすぐに分かったね」
「ううん、ちっとも分かんない。ポップに書いてあるのを読んだだけ」
「う〜ん、ポロちゃんがどういうキャラクターなのか分かってきたな」

 すると、店主の修士さんがやってきて言いました。

「ケイバーリットがお気に召されましたか?」
「うん、これって何?」
「これは、重力を遮断する性質を持った物質で作られたブラインドでございます。箱形の乗り物を作って、全ての面にこのブラインドを貼りつければ、ルーバーを開いた方向からだけ重力を受けることになって、そちらへ向かって自由落下を始めます」
「す、すご〜い! タダでどこへでも行けるね」
「これだけのサイズで6面ものケイバーリット・ブラインドが入荷したのは初めてでございます」
「じゃさ、じゃさ、これを地面に置いて上に乗ればずっと上まで昇っていける?」
「それは難しい問題です。浮かび上がって地面が見えてしまえば、そちらからの重力を受けることになりますし、風でも吹いて少しでも位置がずれれば落ちてしまうでしょう」
「そっか〜。やっぱり6面なくちゃダメなんだね〜」
「これください」
「え、全部買ったら高いよ」
「大人を見くびるんじゃないよ、ポロちゃん」
「わ〜、大人買いだ〜。ミタさんて、せんせいよりお金持ちだね〜」
「お金を使う方向の違いだと思うけどね」
「そっか〜。そう言えばポロは今川焼きに、有り金全部使っちゃったもんなあ」

 修士さんは、ミタさんから代金を受け取ると、ケイバーリットを持ちやすく束ねてくれました。

「すばらしい成果を上げられますようお祈りしています」
「ありがとうございます。NASAでさえ持っていない素材ですからね、すごいものを作ります。さあ行こう、ポロちゃん」
「どこへ?」
「知ってる工作室があるんだ」
「え゛〜、そんなところがあるの?」
「ひょっとしてダイソン工房でございましょうか?」
「あ、そうです」
「でしたら、当店の契約工房ですからこの割引券をお持ちください。当店の材料を使って工作する場合には、利用料が多少お安くなります」
「そんなものがあったんですか。助かります」

 お店は神田鍛冶町の裏路地にありました。
 古い畳屋さんのような店構えでしたが、レンタル工作室「ダイソン工房」という看板がありました。夜だけ営業というシュデンガンガー商会みたいなお店です。

「いらっしゃいませ」

 ポロたちを出迎えてくれたのは、初老のがっしりとした紳士でした。


つづく

先頭 表紙

ポロちゃん、そうそう。わたくしの財力を見くびってはいけません。他にもうまい棒一袋大人買いとか!え?なんでそんなにお金があるのかって?そ、それは…神田のガード下で…五千円で…ゴニョゴニョ…(笑) / みた・そうや ( 2004-08-06 14:21 )

2004-08-11 ポロの日記 2004年8月6日(電曜日)夏休みの工作 その2

夏休みの工作 その2


「振馬さん、お願いします」
「はい、今日はどのようなご用でしょうか?」
「これを手に入れました」
「おお、ケイバーリットの6枚そろいですね。素晴らしい」
「ポロちゃん、こちらが振馬大尊(ふりま・だいそん)さんだよ」
「(うっひゃー、へんな名前)ポロと言います、よろしく。今日は割引券も持ってるんだよ」
「おお、お話ができるのですね。こちらこそよろしく」

 ダイソンさんは、ポロがしゃべっても大して驚きませんでした。
 ミタさんはダイソンさんと打ちあわせを始めました。ポロはそばで聞いていましたが、ケイバーリットは、気をつけないと宇宙へ行ってしまうこと、与圧室がないと生命に危険が及ぶことなどが分かりました。それで、あまり高くないところを浮上して進む現代版空飛ぶじゅうたんを作ることにしました。
 ダイソンさんとミタさんは、あっという間に設計図を書き上げ、ダイソンさんが工作機械を使って材料を切りだして行きました。
 明け方には硬式飛行じゅうたんが完成しました。

「アクリルのキャノピがカッコいいね〜」
「これは“流星号”にしようと思うんだ」
「わ、知ってるよ、その名前」

 流星号は、じゅうたんというよりも白木のイカダにアクリルのキャノピが乗ったような感じでした。キャノピの内側にはケイバーリット・ブラインドがあります。

「明るくなるとやっかいだから、今のうちに試験飛行をしよう」

 店の前の路地に流星号を出していると、新聞配達のお兄さんがソバを興味深そうに眺めながらとおりすぎました。なにしろ、木造の最新式飛行機械です。

「ダイソンさん、お世話になりました。試験飛行がてら、これで帰ります」
「じゃね〜、バイバイ、ダイソンさん!」
「お気をつけて」

 ポロたちが乗り込むと大変なことが分かりました。中は無重力だったのです。それでも、なんとか椅子に座ってシートベルトをしめるとカッコがつきました。
 ミタさんが真上のケイバーリットを開くと、遠くの星たちの引力を受けて流星号は風船のように上昇しました。同時に、ポロたちの重力を感じる方向もそちらの方向になって、頭に血が上りそうでした。椅子が全方向に向かって回転するようにしないと、かなりつらい乗り物です。

「重力で飛ぶっていうのは、こういうことだったのか」
「でも、とにかく離陸成功だよ! すごいよミタさん」
「ま、とりあえずやったね、ポロちゃん」

 それから、前のブラインドを開けると視界が開けて前進しはじめました

「でも、どうやって方向を変えるの?」
「う〜ん、それが問題だね」
「あ、簡単だよ、行きたい方向のブラインドを開ければいいだけだよ」
「お、コロンブスの卵!」

 実際には流星号は風に吹かれると勝手に回転したりして、そのたびに上下が分からなくなりました。向きが変わると、ブラインドを開ける方向も変えなければなりません。とにかく、地面に向いたブラインドだけはすぐに閉じないと墜落してしまいます。

「うわあ〜、ミタさん。忙しいね〜」
「うん、これは姿勢を制御するためのウェイトを積み込まなければならないね」
「でもさ、パイオニアってこういうことだよね」
「そうとも、この状況を楽しもう」
「わあ、ミタさん、前向きだなあ〜」

 流星号は墜落を避けるために高度を高くとって、上下左右にフラフラしながら作曲工房を目指しました。だんだん東の空が明るくなってきて、地上西側からみた流星号は黒いシルエットになっていることでしょう。


つづく

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2004-08-10 ポロの日記 2004年8月6日(電曜日)夏休みの工作 その3

夏休みの工作 その3


「ミタさん、今、頭の上に見えてるのが荒川じゃないかなあ」
「うん、ブルーシートで席取りしてあるところを見ると、戸田橋花火大会の会場の近くらしいね」
「あ、もう足の下になったよ。ミタさん、下のブラインド閉じないと」
「ポロちゃん、左側のブラインド開けて! 南に流されてるよ」
「うわ、ホントだ!」

 どこかの公園の上空を通った時には、ラジオ体操をしている子どもたちが流星号に気づいて大騒ぎになりました。もちろん、流星号の中のポロたちも大騒ぎです。

「ねえ、ミタさん。あそこが作曲工房だよ」
「ああ、とうとう着いたね」
「でもさ、どうやって着陸するの?」
「微妙な操作は難しいな」
「あのさ、機体の回転が止まればなんとかなるよね」
「どうやって?」
「ポロたちが、中でネズミみたいに回ればどうかな」
「こんな、せまいところじゃ難しいよ」
「じゃ、ポロがやってみる」

 ポロは、機体の回転方向と逆にキャノピを走って見ましたが、ブラインドを踏むたびにルーバーが開いたり閉じたりして、かえって複雑な動きにしてしまいました。

「ポロちゃん、全部のブラインドを少しだけ開ければいいんじゃないか?」
「あ〜、そうかも!」

 ポロたちはブラインドのルーバーを微妙に調節しながら開けてみました。すると流星号は徐々に降下を始めました。

「わ、うまくいったよ、ミタさん」
「よし、このまま工房の前の道に着陸だ」

 ところが、空の高いところにいたポロたちは流星号の降下速度の見積もりを間違えていました。地上30メートルくらいになったときに、初めて降下速度の想像以上の速さに気づきました。

「わ、ミタさん、これじゃ道路に激突するかも」

 ミタさんは、すぐに道路側のルーバーを閉じましたが、ちょっと遅すぎました。

 ガラガラガッシャーン!

 流星号は、アスファルトの道路で一瞬にしてスクラップになってしまいました。でも、こわれた機体が衝撃を和らげてくれたので、ポロたちは幸運にも怪我ひとつしませんでした。

 物音に気づいて、せんせいが外に出てきました。

「うわ、どうしたんだ。あれ、ミタさんじゃないですか」
「あ、とむりんせんせい、お早うございます」
「せんせい、これ、流星号っていうんだよ。壊れちゃったけど」
「二人とも怪我は?」
「大丈夫です」
「ポロもダイじょぶだよ」

 ミタさんは、残がいから無事だったケイバーリット2枚を回収して、あとはせんせいがゴミの日に出すことになりました。

 みんなで朝ご飯を食べて、ポロはミタさんをタドタド駅まで送っていきました。

「ミタさん、面白かったね」
「この夏、一番エキサイティングな出来事ってとこかな」
「またなんか作ろうね」
「うん、きっと」

 1番線のホームにVVVFインバータの音を高らかに響かせて、JR最強線に乗り入れている新木場直通のりんかい線の車両がやってきました。ミタさんを乗せて走り始めた電車に、ポロはいつまでも手を振りました。

 その日の夕刊を、お約束のUFO目撃の記事が賑わせたのは言うまでもありません。


ここは「野村茎一作曲工房HP」に付属する「ポロのお話の部屋」です。HPへは、こちらからどうぞ。

野村茎一作曲工房

先頭 表紙

ミタさん、また遊ぼうね! / ポロ ( 2004-08-06 22:44 )
う〜ん、残念!戸田橋花火大会を空の上の特等席から見ようと思ってたのに〜!でも、空中散歩楽しかったですね。(^^) / みた・そうや ( 2004-08-06 14:22 )

2004-08-09 ポロの日記 2004年8月4日(波曜日)ポロの求人広告 その1

ポロの求人広告 その1


「せんせい」
「なんだい?」
「きのう、ポロを募集してたから応募したら採用された」
「どういうことだい?」
「あのね、きのうネットの求人広告に“ポロ急募”って書いてあったの」
「どういうことなんだ?」
「“趣味と実益を兼ねたステキなお仕事です”の次に“簡単な適性テストの上採用いたします”って書いてあった」
「それで?」
「応募したら、すぐに適性テストのページが開いたから答えた」
「どんな問題だった?」
「こんなだった」

 ポロ適性テスト
・以下の問題に、あまり深く考えずに、思ったとおりに答えてください。

Q1 ヒマがあったら何をしますか?
A  イモようかんを食べる。

Q2 宇宙人はいると思いますか?
A  いる。もう何人も会った。

Q3 サンタクロースはいると思いますか?
A  たりめーのこんこんちき。おともだちだよ。

Q4 3次元は縦、横、高さの世界です。では4次元は?
A  最初は縦、横、高さ、低さかと思ったけど、ホントは縦、横、高さ、重さだと思う。

Q5 読書は好きですか? 好きと答えたばあい、お好きなジャンルは?
A  好き。毎日かかさず音読してる。好きなジャンルは日本の古典。

Q6 ピアノは弾けますか?
A  バイエル79番までならヒケールなしでも弾けちゃう。

Q7 座右の銘を教えてください。
A  棚からぼたもち

Q8 猫は好きですか? 猫になりたいと思ったことはありますか?
A   好き。この次も猫に生まれたい。

Q9 秘密は守れますか?
A  ポロにひみつはない。

Q8 では最後の質問です。次の3つの単語を使ってそれぞれ短い文章を書いてください。

 はからずも  やにわに  うってかわって

A ポロは距離をはからずも分かる。
A 家やにわに雨が降る。
A ポロは家屋敷をうってかわってしまった。


「こんな感じだった」
「よく採用されたな」
「7番目らしいよ、ポロ7号だって。ほかに6匹いるらしい」
「残りは人間だろう」
「じゃ、6人かも」
「採用の基準はどういうものなんだろう」
「うわさによると、前いたポロたちは一斉にいなくなっちゃったらしいんだ。だから誰でもいいから大急ぎで採用したんじゃないかなあ」
「事件でもあったのか?」
「そのへんは、よく分かんない」
「そうか」
「ポロの担当は木曜日らしいよ。さっそく明日から研修があるみたい」
「どんな内容なのか興味があるな」
「もうテキスト持ってるよ。これだよ」


 研修テキスト

1.はじめにポロ語を覚えましょう。

・オハヨございます
・コバワ
・アリガトございます
・コワい
・ポロてきに
・ダイじょぶ

2.ポロを取り巻く人脈を覚えましょう。

・せんせい 作曲家でポロの師匠。その割には、ポロはタメ口をきく。要注意。
・おちゃめ ホームページ管理の同僚。にせポロを見抜くとしたら、最も可能性の高い人物。要注意。
・ミタ・ソウヤ しばしばポロ関連ページに現れる謎の蘊蓄人。博識なので、にせポロを見抜く能力も高いと思われる。要注意。
・moko しばしばポロ関連ページに現れるピアノ愛好家。長期間に渡ってポロを知っているので、要注意。
・シロ ポロの弟子。現在ネット環境にないので現れる心配がないが、復帰してきたら要注意。
・他にも要注意人物あり。サイトで直接リサーチせよ。


つづく

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