作曲家とむりんせんせいの助手で、猫の星のポロが繰り広げるファンタジーワールドです。 ぜひ、感想をお願いしますね。 |
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2003-04-04 猫の星の歴史教科書第14回「軌道上のクリスマス」その2 |
2003-04-04 猫の星の歴史教科書第14回「軌道上のクリスマス」その2 | |
レビーは両手を少し広げて身をすくめると「まるで話にならん」というポーズをしました。実際、ススムも誰かに理解してもらおうなどと思ったことはありませんでした。祖母の話に出てくるオオカミCLOKは、人類滅亡後の太陽系に残ったアンドロイドの動物達のひとりです。次々に野生動物を絶滅させてきた人間達は、罪滅ぼしに動物のアンドロイドを作ったのでした。動物アンドロイド達は人類の僕(しもべ)として働きました。そして、人類が滅亡した後もアンドロイド達は人類がまだ生存していたときと同じように世界の機能を保とうとしていたのです。だから誰も乗客のいない宇宙船を定時に飛ばし、そのためにきちんと砂かきもしたのです。野菜工場や、人工蛋白工場では食べる人間がいなくなったにもかかわらず生産は続き、レストランでは毎日定時に料理が供され、一定時間後にはその全量が食べ残しとして処分され続けました。しかし、時と共にシステムは老朽化し綻(ほころ)びも出てきます。アンドロイド達には再生できない物や部品もあり、世界の機能は次第に低下してきたのです。祖母の物語はその時代について語っていました。時計オオカミの操(あやつ)るサンドスウィーパも、もうほとんど砂かき能力を失っており、砂を平らにならすだけで帰ってきたのでした。 |
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2003-04-03 猫の星の歴史教科書第14回「軌道上のクリスマス」その3 | |
翌日、職を失ったススムは自分のコンパートメントでリンダラハとハレー彗星のニュースを検索しました。それは、すぐに見つかりました。 |
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2003-04-02 猫の星の歴史教科書第14回「軌道上のクリスマス」その4 | |
ススム「キャノピもないのに息ができる」 |
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2003-04-01 猫の星の歴史教科書第13回「クリスマスの出来事」その1 | |
ポロでーす。今日は、どうして野村家にサンタクロースがやってくることになったかというお話です。ときは1961年、ところは東京の板橋区。せんせいは、なでしこ幼稚園にかよっていたと、猫の星の歴史資料集に出ています。 |
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2003-03-31 猫の星の歴史教科書第13回「クリスマスの出来事」その2 | |
少し前にソビエトとアメリカが人工衛星の打ち上げ競争をしていたこともあって、とむりんはロケットと宇宙ステーションがドッキングするおもちゃを欲しがっていました。でも、盛明おじいちゃんは、それを見つけてちょっと哀しくなりました。とても高価で買えそうになかったからでした。2人の娘、えみりんとぽーりんの欲しがっていた小さな家の模型(今はドールハウスと呼ばれています)や樹脂製の着せ替え人形も、とても高価で買えそうにありませんでした。いえ、どれか一つなら買えます。無理をすれば2つだって買えないことはないでしょう。でも、誰か一人を悲しませるわけにはいきません。 |
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2003-03-30 猫の星の歴史教科書第12回「子猫のころの思い出」その1 | |
今日のお話は、ある動物びょういんのせんせいが話してくださった本当にあったお話を元に書かれたと、猫の星教育省は言っています。とっても悲しいお話なので、涙もろい人は読むのを考え直した方がいいと思います。ポロのしんみなちゅうこくです。ポロ、ちゃんと言いましたからね、あとでもんく言ってもだめです。 |
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2003-03-29 猫の星の歴史教科書第12回「子猫のころの思い出」その2 | |
- あの子どもたちのしわざだ! |
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2003-03-28 猫の星の歴史教科書第12回「子猫のころの思い出」その3 | |
静かな住宅街にさしかかったころ、子猫がそっと目を開きました。ジョーンズは引きずるのをやめて子猫の顔をのぞきこみました。子猫は小刻みにふるえながら、何か言いたげに口をあけましたが声にはなりませんでした。そして、ゆっくりと目を閉じると、それきり動かなくなりました。ジョーンズは子猫の息の音を確かめようとしましたが、何も、何も聞こえませんでした。子猫はとうとう死んでしまったのです。 |
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2003-03-27 猫の星の歴史教科書第11回「赤ずきんちゃん気をつけて」その1 | |
赤ずきんちゃん気をつけて |
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2003-03-26 猫の星の歴史教科書第11回「赤ずきんちゃん気をつけて」その2 | |
オオカミ「あ。赤ずきんちゃんどこ行くの?」 |
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