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ヒポコトリの「書を捨てないで 町へ出る」


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はじめまして    chCCygEPcF

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2010-12-11 病気ブログと医療漫画
2010-12-08 よのなかにはてきがおおい
2010-11-27 経験値でレベルは上がらない
2010-11-26 多くのことを知っていようと、少しのことについての考えがまともでなければその人はむしろ未来の負担である
2010-11-24 歯にやすりをかける
2010-11-23 南回帰線にはなにもない
2010-11-17 道具、膀胱炎のヤブ医者、管理
2010-11-10 自分で気づくまで誰も教えない失態、AKBの人について
2010-10-29 医原病、インフォームドコンセント、自分の病気について知りたいとき
2010-10-29 名古屋の古本屋 


2010-12-11 病気ブログと医療漫画

病気ブログは本当にありがたい。
ある病気を勉強するときには、無機質に覚えることになる。まずキーワードを覚える。メカニズム、症状、好発年齢・性、現在の治療、合併症。個人的にはその後分類をし直して、メカニズムを調べる。が、全てを調べはしない。間に合わないし、忘れるから…。そしてここで忘れた解剖生理の知識をひっぱりだしてこなければならない。時に、そこ習ってネーヨとなる。

この無機質な作業で感動できるのは、せいぜいメカニズムを調べる時、知識がやっとつながった時くらい。感動しないことは忘れる。

自分の病気のことはこんなにも忘れないし熱心に調べられるけれど、医療やるには自分以外の病気も勉強しなきゃいけない。というか、理解力ある患者さんは自分で調べるから、適当な勉強してたら何の役にも立たない。全ての病気を自分のことのように調べられたらいいのに。そういうときに病気ブログである。
あるいは集中できない授業中に、携帯で「病名 ブログ」で検索する。おそろしいほど心に刻まれる。
初めて携帯を受け入れられた瞬間。

あと最近の医療漫画を初めて読んでみた。これもすごくいい気がする。とりあえず役にたちそうな所をメモしておく。『最上の命医』シリーズをとても好きになった。日本には聖書も道徳書もないけど、漫画はそれに近いなって思った。現代アートよりよっぽどcontemporaryだと思う。

最上の名医で、辛いと幸せはとても近いものかもしれない、とあったけど、病気ブログを読むとそう思う。抗がん剤で髪の毛が抜けるということは、私は何の苦にもならなかったが、それを闘病という人もいる。
初めての病院実習では、「患者の個別性」というのをすごく学んだ。同じ病気でも人によって違う。



辛いのは、こういう話をできる人が学校にいないこと。あと、図書室は自習する人のためでなくグループワークで話す人のためにあること。そしてもちろん医学の教科書のような本はほとんど無いか、古い。

今日「12人の怒れる女」を見てて、飲み会で空気読まないで日本の未来について語り出す男をナルシストと言っていた。一向に構わない。全共闘の頃ってそんなだったのかなと思った。


最近は医療の話題に大体ついていけるようになった。ついていけるというのは、聞いたことあるその名前、で覚えるべきことはあれで、というレベルで。新聞・テレビはやはりおかしいなと思う。


最近は、医療と関係なく、人のちょっとした感度の悪さにイライラすることが増えた。コンビニの店員の、的外れなやりとりをしても平気そうな顔とか。自転車に乗る人とか。

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2010-12-08 よのなかにはてきがおおい

自分の周りが固まっている今だからなんとか生きていけるけれども

不愉快な思いをするのは
公共の場
サイゼリヤ
看護学校の図書室
看護学校の教室

でもミナサンもよくグチ言いますが、グチ言われた方は味方だからいいけど 解決には味方じゃない相手と向き合わなければイケマセンノデタイヘンです

不愉快な思いをしないのは
個人経営の古本屋
個人経営店
美術大学及びそこで知りあった人のほとんど


わたしは不愉快な思いをしないで生きていけるのなら給料いりませんけど働きます

蓄えがなくても生きていける世の中になればいいな

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2010-11-27 経験値でレベルは上がらない

ゲームはまだ出来ないもんかね??

石炭発見 とか 石油発見 とか 電気の事業化 とか インターネット開発 とかが見つからない限りそれまでの暮らしでのほほん楽しく踊って過ごすというような…

あと飛鳥〜平安時代辺りのうそつき合戦とか…

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2010-11-26 多くのことを知っていようと、少しのことについての考えがまともでなければその人はむしろ未来の負担である

 学校の起源って「腐った中央」に騙されないため、っていう理由だったりするのに気がついた。スクールの語源が余暇というのと大分印象が違う。今学校で習うこととは何だろうか。今の日本で生きていくには経済活動が必要ですから、職業訓練的な内容(そういう意味での算数とか文字とか理科とか)、あとはえっそれくらいも知らないの中学校で習ったじゃん的なことと、社会生活=学校となっていますから自我を抑えることくらいでしょうか、と本当に思います。三権分立とか穴埋めさせて国の何が分かるんでしょうか。だから「学生は……」ってバカにされる。むしろ、媚びるとか上手に振舞うとかいった処世術の存在に気づいた人が、腐った中央に参加する人が、ちゃんと生きていけるように感じます。日本がビンボーになるまで止まらないのでしょうか。富士通のように。そしてこんな環境(社会生活という名のクラスの人間関係に邪魔され、家では考えることから降りてる親に邪魔される環境)でまともに勉強できる人はろくなやつじゃない、あるいは時々そうでもなかったり。




 今看護学校に来てる人がどういう人か知っていますか?お金ですよ、安定ですよ、晴れ時々医者狙いですよ。そんな人が集まったら、解剖見学で切るエプロンの型の袖口の違いでエプロンの取り合いになるわけですよ。彼女たちが働き出してそのお金はファッションと海外旅行に使われるわけですよ。

と思って行った、ある私大の看護学生はもっとヤバそうであった。やる気の無さと、排他性が…初めてじぶんお学校を誇りに思った。(偶然その数名がそうだったのかもしれんが…そして実は私たちは2、3年後には目覚めているのかもしれんが…)


 ミャンマーで目の見えない人が医療マッサージを身につける寮がありましたけど、そこで「勉強はいくらしてもまだしてないことがあるから…」という言葉がありました。

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2010-11-24 歯にやすりをかける

色素沈着だか言って
歯医者で何かのついでに削られますけど


なかなか歯医者に行く用がなくて
沈着してしまった場合

検診?アホくさ…病院嫌いだし…


(前痛くて行って虫歯ありますねと言われ詰め物されたが(初虫歯)、あれは「磨けば治るからしばらく必死に磨いてそれでも痛かったらもう一回きて。でも今日は初診料だけとるね。」と言ってもらいたかった。その詰め物したとこは4年後とれた。むしろとれてくれたおかげで、デンタルフロスするとその部分がいっつもくさかったけど、くさくなくなった)



だから


スポンジみたいなやすり(仕上げで使うやつ)のスーパーファインで
前歯を削ってみた!


沈着?とれた!!!









うれしい!







百均でも売ってる!



でも年1回くらいにしよう

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2010-11-23 南回帰線にはなにもない

レヴィ=ストロースは2010年日本に生きる1人の私が得たいと思っているものの反対の感覚の表現者なのかもしれない。

たとえば『悲しき南回帰線』第三部新世界 11サン・パウロにこうある。



みじめな俸給しかえられず、食べるためには曖昧な仕事を余儀なくされている教授たちを見て、自由職業につくことは保証と栄光につつまれている古い文化の国に、自分が生まれついたことを誇りに感じた。



曖昧な仕事?自由職業?

曖昧な仕事という揶揄には共感を覚えた。でもそれは時間がないために起こることで、本人は苦しんでいるのではないか

自由職業?
あなたの町の一角に奴隷はみえないのか


私は実学が好きだ、好きでありたい
あの人間でどろどろとした、答えの出ない、いらいらとするもの。
0と1のあいだには無限のあるもの。
プライベートとパブリシティのあいだのないもの。
管理されず、管理しないもの。
赤ちゃんがいて、子供がいて、思春期の人がいて、学生がいて、大人がいて、壮年がいて、老人がいて、長老のいる世界。(私は胎児を含める西洋式の考えを受け入れる日本をまだ疑っている。)
どんな時代、どんな国であろうと 心身すこやかに生きるために必要な、実学が好きだ

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2010-11-17 道具、膀胱炎のヤブ医者、管理

 今日は久々に授業の空きで時間ができたので隣り駅の駅ビル目指して散歩した。今日は冬の気温というけれど確かに膝は負担を感じている。公園は人がいない。S&Gの冬の散歩道を歌ってみる。気分には似合わなかったが。言葉勝ちダナ。



道具

 無印良品が目的地だった。半月前に見つけたインデックス型ふせんが忘れられなかったからだ。400枚で260円くらいしていたのでちょっと高いなあ…と、その時の私は何かを基準にしてそう思った。でも今日買ってみて使ったら、非常によろしい…ボールペンも非常によろしい。文明に憂鬱を見ている私は、しかしこの喜びは買えるぞ、と思った。
 人生のためでなく職業のための買い物というのは結構楽しい。(お金が自分から出ていっていない気がするから。)





膀胱炎のヤブ医者

 膀胱炎になって5日分も抗生剤を出す医者に当たったらハズレらしい。2,3日分が正解らしい。菌交代症を起こしてしまうかららしい。しかし教えに来る医者来る医者帝京大の多剤耐性アシネトバクターの話が好きだな。

 あとここでもまた「訴訟されるから整備する」という論理が聞かれた。チンコが痛い少年が半日遅れで手遅れ(不妊)になってしまうビョーキ(精巣捻転症)の誤診についての話。少年がチンコ痛がったら、泌尿器科のある大きい病院行って下さい、紹介状無くても救急でも誰も怒りませんから(この病気の場合は)、と言う。でもこの症状なら遠慮すべきか恥を忍んで救急行くかなんてそんなん、医療系じゃない人にわかるわけがなくて。「で何でそんなこというかって言うと、町医者が訴訟されて負けるから」「そんな時代ですから」と言っちゃうわけで。処理能力の高い人の幅の利かせられる世の中はこうなるらしい。さも「救えるものなのだから整備する」と発言するのが頭が悪いかのように。

 プライマリケア≒かかりつけ医の整備されてるキューバを誉めちぎってる本があるけど、実際どうなんだろう? うちの婆ちゃんなんか、田舎だからあてがわれた医者がいるみたいだけど、嫌いな医者だからって我慢しちゃってる。




大波小波

 『オーディンの鴉』福田和代を紹介している。データベースって、管理されてる世の中の話題の続きだと思っていた。さも新しそうに、いつからの話題よ?と中島らもを読んだ私は昭和を知っているかのように振舞う。ただしこの本は読んでみたい…俗に疲れた休日に…。




『文明の憂鬱』平野啓一郎,新潮文庫?
『悲しい南回帰線』レヴィ=ストロース,講談社学術文庫
『新編 日本語誤用・慣用小事典』国広哲弥,講談社現代新書

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2010-11-10 自分で気づくまで誰も教えない失態、AKBの人について

・喋り方にクセがある
クラスの18歳の人や主婦の人の一部、AKBの人は語尾を伸ばす。また語尾に「?」を多用する。ギャルとはまた違う伸ばし方で、故意ではないのがよくない。

例:「私の受けもちの患者さんはー、ステロイド?を服用しているのでー、骨壊死してしまったのですがー、なんかー、はじめは髄膜炎でー、5回?もおこしてー、……」




・傷つく人がいることを知らない
芸能人が、「○○いただいちゃいました♪」というのを聞くと、コイツの世界くさってるなと思う。著者が誰かに謹呈する世界とはまた全く違う。例えば前田敦子がある外人歌手を好きだと言っていて数日後そのCDをいただいちゃいました♪とかくのは、ファンとしてよろしくない。作品として見ていないのか。大田光の本をいただいちゃいました♪というのは不快でないのは、大田光が作家として、例えば村上春樹とか山田悠介とか話題時のA型自分の説明書の本とは種類が違うからだ。こういった自慢は、AKBの人気でない人がショックを受けるだけか、あるいはあっちゃんファンの人があっちゃんの無邪気さを見て明日もブログを見続けるだけにしかならない。

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2010-10-29 医原病、インフォームドコンセント、自分の病気について知りたいとき

・医原病について

 医原病という名を知ったのは、病理学の教科書だったが、それは習ったのではなくて教科書を斜め読みしていたら出てきた言葉だった。その時には感動したものだ。入院している時のことを思い出すと、いちいち説明されたいとは思わない。でも退院のときにせめて腸閉塞のことくらいは教えてほしかったものだ。もしこういう風に苦しくなったら、病院に来てください、と。一般的に、リンパをとるということは浮腫がおこりやすいということだ、CTを撮るということはレントゲンを相当撮ったということだ、開腹手術をするということは腸閉塞になるかもしれないということだ、ケロイドを作らないためには、こうすべきだ…
 医原病についてまとめられた教科書はないらしい。だからではないだろうか?


・インフォームドコンセント

 そして、私の言ってることはインフォームドコンセントということになるらしい。入学後の面接で、何で看護師になりたいかと問われて上のようなことを言ったら、インフォームドコンセントがうまくいかなくて、ということですね、とまとめられた。まとめられた、はぁ、私は言い換えをすることが話し相手として優秀ではないんだなと強く気付いた瞬間だった。

 私の学校で習ったインフォームドコンセントはこうだ。

 a.先生1(これを習う単元の先生)
   人間には権利がある。その中に真実を知る権利があるが、これが脅かされてはいけない。日本では定着しにくい「病名告知」を推し進めることが重要だ。(ただし、臨機応変な手法で)

 b.教科書に載っている内容
   治療が高度化するようになり、糖尿病のように慢性疾患として長く生きていける病気が増えたり、治療内容が高度で理解しにくい病気が増えた。糖尿病のような病気では患者自身の協力が必要であるし、治療内容が高度だからといって説明しないわけにはいかない。だから治療の内容を説明し、積極的な決定が必要となってきた。

 c.先生2(雑談の中で聞かれた意見)
   インフォームドコンセントというのは、患者さんがその治療を選んだということで、責任も取ってくださいということですからね。

 医療の全てを分かるわけがないし、そもそも身体の全てを誰も分かるわけがない。そして知るということは怖いことだ。だから私は医療を選んだのかもしれない。腸閉塞になって、あ、怖いと思ったのだ。何をされてるか分からない、と。説明されていたら、少しは違ったのかもしれない。
 だからといって、命を救ってくれた、病院への感謝の思いは変わらない。お金を援助してくれた、福祉への感謝の思いは変わらない。国の安定している、日本への感謝の思いは変わらない。


・自分の病気について知りたいとき

 自分が医療の教育を受けたことない頃には、こういう本が欲しかったと言って看護の教科書を挙げた。でも易しい教科書は本当は易しくない。あれは分かっている人が読むにはよくまとまっていると言える本だ。それに看護の対象になるまで生きない病気は載ってなかったりするらしい、脳ヘルニアとか。医学生はネット上でも活動が活発で、教科書サイトとか試験問題サイトがあるからそれで気に入る本は見つけられるだろう。穴埋め式の問題集とかあると私は楽しいんだが…。
 まあ最近は患者さん用図書室が増えているらしいし…でも前見た所は、全然欲しい情報が無かった。教科書が欲しかった。





名古屋城内部の階段は二重らせん構造だ


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2010-10-29 名古屋の古本屋 

 鶴舞駅の前の通りが古本屋街になっていた。(名古屋駅からも歩ける距離なので歩いたが、さすがに荷物はコインロッカーに預けないとキツかった。)学生街なのだろうか、名古屋大医学部と図書館くらいしか要素は見つけられなかった。




鶴舞駅から1→2→3→4→5→6―道路の反対側に渡って→7→鶴舞駅に戻るというルート
1の店が値段も手頃で本も豊富だった。値段は八王子価格くらいか。医療系の棚がおもしろかった。4の店は中央線にありそうな本屋。

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