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ヒポコトリの「書を捨てないで 町へ出る」


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はじめまして    chCCygEPcF

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2010-06-02 非正規雇用もどき日記1
2010-05-23 国際協力(医療系)
2010-05-23 ↓の訂正…
2010-05-13 自分の病気について詳しく知りたい人のために
2010-05-11 私は20代で手に入れた感覚ですが皆さんは…
2010-05-10 平和の病
2010-05-05 英語のいいところ
2010-05-04 ゴールデンウィークのワカメちゃん
2010-04-17 ゲロの歌
2010-04-11 日本のマジョリティ


2010-06-02 非正規雇用もどき日記1

 お金を稼がなければいけなくなったので、今やっている週1のバイトとは別にバイトを探していた。2週間ほど考えているうちに、登録制のバイトを選んだ。8年程前にはよくバイトをしていたが、改めて「アルバイトを探した」のはその時以来だった。大学時代は学内に勝手に貼ってある(掲示の既成がゆるかった)もので足りていた。それに、偶然かもしれないが、世の中に「この仕事なら一生やってもいいな」と思える仕事に出合えたのも大学内に掲示されていたものだった。実際選ばなかったが、この出合いは大きかった。何の仕事も続けられそうにない、という意識の変革だった。つまり、大学外に掲示してあるアルバイトは、いくつやってもよいものが一個も見つからなかった、ゆえに大学外で探すことがためらわれていたということだ。
 アルバイトを探して、8年前の方法ではうまくいかないことが分かった。コンビニにあるフリーペーパーや100円の情報誌では見つからないのだ。同じ情報がネットで無料で見れることに気づくのにも時間がかかったが、そこからも見つけられなかった。おそらく、まず初めに探した場所がセオリーじゃないし、加えて自分の希望が厳しかったのだろう。
 結局は、業界を決めて、大手らしいというのが数個あるということをネットで知り、ネットで検索して決めた。
 アルバイトを探しているというのは結構楽しいもので、新たな選択肢を思いついては自分の人生をロールプレイングして楽しんだ。

1.コンビニ(希望条件:週1〜2、朝の〜8:30、近場)
近場で探すのが楽しかった。6:00〜9:00というくくりが多いらしい。聞かなくても募集を出しているところがあったが、そこは前から対応がよくなくて好きではなかったのでためらっていた。週2というのはよかったが。もう一方の対応の気持ちよいコンビニは募集を出していなくて、聞くかどうか迷っているところだった。結局、「レギュラー」のバイトを週1以上増やすのは私に向かないと思い、やめようと思っていた頃に、登録制のバイトから不足のところに入りませんかという電話があってそちらに向いた。ところで、この「一期一会を好む」「決まりきった職場が嫌だ」という自分の好みを確認しては、山谷の本に書いてあったことを思い出した。

2.パン屋(希望条件:同上)
やはり「対応の気持ちよい店で自分も気持ちよく働きたい」という思いが強く、それと朝やっているところということで駅前のパン屋が選択肢にあがった。しかし隣駅であること、週3〜という条件からして却下となった。

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2010-05-23 国際協力(医療系)

国際協力(医療系)の一般人向け講座に参加した

驚いたこと
・途上国は子供を沢山つくるが、何人か死んでしまうから多く作る。子供が死ななくなれば、作り過ぎなくなる。
・「コンドームの配布」が参加者から簡単に口に出ることが多かったが、私はそういう質の悪いことは質の悪い結果を生むと思う。
・現地活動を何年もしてる人の話。「カトリックはふまじめでプロテスタントはまじめ」と言った。「だからカトリックの多いこの国では教会に行かない」ええーうそだその論理。こういうことを扱う、宗教伝播形成変化学みたいなものはないのだろうか。
・この国が福祉予算を出せないのは、道路なりなんなりを作っても、多国籍企業が利益をもっていってしまうからだそうだ。けれど参加者はあまり関心は無いように感じた。それとも当然知っていたのだろうか。ここが根元だろう、そして力の無さを感じるところだろう。

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2010-05-23 ↓の訂正…

わざわざ看護学校に受付などの人とメンドーなやりとりをしなくとも、本屋に行けば済むことが分かりましたっ

新刊書店は新宿か神保町か池袋というイメージなのですが(東京しか分からずすみません)
知りたいことは初歩なので大きい本屋だったら置いていそうなものです。
見やすさで選んで新宿のジュンク堂に行きました。


話は変わるけど
看護学生は『レビューブック』というのを持ってる人が多いらしいことに気づきました
毎週1日だけ移動本屋さんが来ますが(という頼りない本屋事情ですが)、
そこでこの『レビューブック』がでかでかと並べられていました
そして周りの1年生が買っていくんですよ…

値段を見て5000円!
今日見つけて気軽に買えるものじゃないので、前からチェックしていたということなのか
しかしつられて買う人もいる…
これは本当に貧乏人が来るので有名な、貧乏ネタでブラックジョークを言われる講師のいる学校ですか!?

中を見てみてびっくり、疾病別ファイルが行われている……!!
やっぱり存在するんじゃないか、司書さん…私の伝え方、間違ってましたか…
ただし、カラーが目にうっとうしいのと、国家試験向けの構成なので、ここに書き込んでいくにしてもまだいらないかな…と思った。

だから「資本主義」と「新刊書店の取次の存在」に用心深い私は、大きい本屋に行って類似品を見つけて品定めをしにいったのです、新宿にも用があったので




残念ながら『レビューブック』の類似品は無く、代わりに『今日の診断指針』というのを見つけました。どちらとも平積みの扱いなので、難しいコーナーに迷い込むことなく一般人でも見つけられました。平積みって怖いなあと思うんですが、ここは素直になってもよさそうです。
これです、『今日の診断指針』1冊で入り口になれると思います。
2万円ですが…。
あともちろん知りたいことは全て載っていませんが…


あと医学書院の系統看護学のシリーズもよいかと思います。診療科別にあります。結構心打たれる文章が時々あって、看護ってなりたいと思う人ならなれる職業だからいまいち疑いながらなんですが、希望を抱けるなあと思いました。なんか時々オカルトまがいな記述もありますが…。「あたいの病気の知識はけっこうあるのよ」って方もおもしろく読めるんじゃないかと思います。


そういえば校長がオカルトだということが分かりました。
ああいった授業をされると、一日イライラしてしまいます。

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2010-05-13 自分の病気について詳しく知りたい人のために

最近はもう、頑張りたいのに頑張れない、「頑張りどころ」の見つからない、けれど日々は過ぎていく、そんな焦る日々が続いた。しかし今日、これからしばらくの仕事を見つけた!


〜私にとってゴールに近づくまで〜
まず「近所の本屋」に答えはないだろうというのは分かった。
そこで病院に「患者用の図書室」というのがあったので、期待して行った。これというものは無かった。
医学部のある大学の図書館という手があるのだろうなと思ったが、絶対に途方に暮れると思って近寄らなかった。
看護学校に入ったはいいが、あまりの図書室の狭さと埃臭さに近寄らなかった。




今は身体の構造・身体に関する化学反応・看護の理論という、かなり漠然とした勉強しかしていない。身体のことを知る勉強は楽しいが、このペースでやるとしたら、間に合わないんじゃないか!?と思った。これは、私の学校が専門学校だからなのだろうか?看護大のトップの方か医学部は一体どういう勉強をしているのだろう?シラバスでも盗み見に行こうかというところだった。



ところがそれは図書室にあった!今日はぶらぶらしたい気分だったので昼休みに司書さんに聞いてみたのだ。以前、別の学年の人が司書さんに「○○みたいな病気の人にはどうすればいいですか」と聞いて、司書さんはすらすらと答えていたのだ。なに!?看護学校の司書とは本のプロでなくて医療のプロなのか!?と思いつつも、元気が無かったのでつっこまないでいた。それで今日は「そういう気分」だったので踏み出して、「これこれこういうことを知りたいんですが」と聞いてみたら、ちゃんと「そういう本」が出てきたのだった!
ゴール!



∴看護のみの学校の図書室に行けば、狭いので、途方に暮れることなく見つけることができる。自分のかかった診療科の分類のところに行けば、『○○科』みたいな本があって、その器官のしくみ・主な疾患が載ってる!文章は平易である!なぜこの本が町の本屋の「怪しげな健康コーナー」に並ばぬのか!!!





ところで、私が自分の病気について知りたいのは、「原因」「病気となるしくみ」「今後どういうことが起こりうるのか(どういうことに気をつければいいのか)」の3点に集中する。病院で説明されてもうっとうしいという人もいるらしいが、逆に知りたいという人がいるとして、何を知りたいのかは分からないので、とりあえず自分が知りたいことを基準にして調べることにした。病気ごとにその3点をまとめたものをコツコツと溜めていくことにした。ただし「原因」「今後どういうことが起こりうるのか」という答えを見つけるのは大変そうである。ただし「主な病気」とその「症状」「治療法」などの大まかななことはたった1冊でカバーされている。まずはこれでゴールと言ってよいだろうと思う。
内田春菊は若い医者を卓上の知識とバカにしていたが、私もそんな医者は怖いが、でもいざこれから病院に出て行こうとする者としてできるのは卓上の知識を豊富にすることだろう。私の学校の看護学生は病院実習に行ってからそういうことを始めるらしい(でももしかしたらその直前に授業でやる気もするな…私は早まっているのかもしれない)が、医者や他の看護学校はどうなのだろう。やはり、もうちょっと余裕が出たらシラバス盗み見は実行しようと思う。

この疾病ファイル化は、世界各国のことを調べていた時と似たような感覚である。

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2010-05-11 私は20代で手に入れた感覚ですが皆さんは…

ここ最近手に入れた感覚がある

その感覚は、「象徴的な何か」である、つまり記憶にあるものではなくて、頭の中で作り出したもの

大体が創作物を消費している時に起こる。そうでなければ、夜中とか、起きた後とか、宵に起こる。つまり、宵に外を歩いて音楽を聴いている時とか、寝起きに絵を見たときなどは、よく起こる。


かなり感覚的な何かである





その2次的なものなら言葉に言い表しやすいので、体験したことのある以下に箇条書きにしてみる
・    の絵
・ドラえもんのファミコンの音楽
・沖縄の湿度
・オーストラリアの湿度

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2010-05-10 平和の病

平和の病の一つは、保守的なところだと思った出来事があった。

講師で、どこの出自だか分からないが、医療界の小ネタにやたら詳しい人がいる。半信半疑で聞いている。

エイズの話の時。「いったん臨床医になったが高校生の性教育が重要だと思って医者を辞めて保健体育の高校教師になったという有名な人がいるが…」と心打たれる何かを話し始めたと思いきや、話し手がこの人である限りそんなわけがなく、やはりそれはネタだった。高校ではなくて小学生エイズという単語を出したかっただけらしい。「僕も発起してそうしようかと思ったけど、もう高校生じゃ遅いんですね、小学生エイズが…」といつもお決まりの可愛い系下ネタで三流落語家に落ちぶれたのであった。要は被せればいい、という話。



ろくな性教育を受けた記憶はない。

だからといって、どのような性教育がいいのか、分からない…(この人のでないことは確かだ)

しかし、今の所一番ハッとさせられた話がある。読み返そうと思った。





『セーヌ左岸で』犬養道子
「もろはのナイフ・性教育」から要約
コンドームについて聞かれた教師が、逆に聞き返した。
13歳の生徒は「妊娠させないための道具です」と答えた。
教師は「あなたはものごとを否定的にしか見ないのですか、いつもはそうじゃないでしょう。例えばナイフは何ですか?人を殺す道具ですか?」続けて「避妊とは、2人が深く考えて、お互いと子供のためにいちばんよい時期に生むための道具です。それは肯定的なものです。逆に否定的な意味で使ったとき、人の倫理からそれます」
ナイフは便利なもの、火も、水も、けれどよいものがすべてひっくりかえったときに怖ろしいものに変わる。一時期「刃なし運動」がはやった。ナイフの事件がはやったからで。しあしそれは「すべての人間はナイフを見たら殺人をしたくなる」という理論を前提にしている、それは人間の否定だろう。
性教育はそれに似ている。





犬養道子の本はこの時代のものしか読んだことがないが、ヨーロッパと日本と、背景の違う間でどう相手の文明を生かせるか、という視点が抜けているのが気になる。それでこそ今巷に溢れている本に多い。でもこの時代はそもそもその情報自体レアなものだったのかもしれない。それならこのきつい口調も理解できる。

しかし、文化の分析のおおよそは30年前と変わっていないと思う。日本は画一的だ。多数決が民主的だと思っている。話し合いは権力が勝つことを知らない。



ところで、平和の病とは私のことである。
この授業、初回はあまりの「(知識を売り物にする)知識人ぶり」に耳をふさがずにはその場にいられなかったが、今では平和な日常の中を繰り返す日々の中では、むしろこういった方が、短絡的な刺激の方が、歓迎しているのである。これが非独学の病か。その人の役立つ場所は偶然見出される、あいまいな世の中、これが世の中か、と思った。

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2010-05-05 英語のいいところ

私にとって外国語のいいところは、自分と他者を離して見ることができるところです。


常識を自明のものとして伝えてくるメールには閉口します。そこで、TOEICの問題集に載ってるメールの文章かのように見なしてみます。すると、そういう人もいるんだなと思えます。


心ない新聞屋の電話に対して、英語のCDだと思えば、もやもやが消えます。



それは他者と分かり合うこと=妥協点を見つけることの諦めでもあり、
生きていく知恵でもあります。


あるいは、私はかなり、いわゆる日本人で、どんな人とも同調できるものだという認識につかっているということです。それは、上のことを英語がどうのこうのと持ち出す前に、難なくやってのけている人が結構いるからです。




あるいは、
「こういう口調の人はこういう人、こういうことを言う人はこういう人」
「この表現はこういうこと、この表現にはこういう背景がある」(例の、政治家/行政家語とか…)
ということが分かりすぎてしまう自分の国の言葉に疲れています…


∴頼みたい新聞を頼める店がありません…

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2010-05-04 ゴールデンウィークのワカメちゃん

A月A日
お金も仕事も無く(くどいことを言えば、生まれてからさいなまれていた貯蓄プレッシャーからはなたれた春を謳歌し、そして仕事が無いのはアルバイトを計画的に探していなかったツケであり、別にしないならしないで本読めるからいいやと思って熱心に探さない内にGW前日を迎えた。ところで私が最もアルバイトをしていた2000年頃というのは、コンビニに行けば直前・短期のアルバイトは見つかった感覚があるのだが、今はどうやって探すのだろうか、携帯だろうか)、何となく英語の続きを進める。


B月B日
お気に入りの「図書館」のところをよく開くから、いつの間にかアイドルのブログがそこに溜まっている。見つけやすいから。アイドルのブログをだーっと開いていって端からとじていくと、パソコンを閉じるふんぎりがつくのだ。てんかりん、AKBのトップと外人顔と社長のお気に入りの3人、さゆ、がおもしろいかな。ファンというよりは、町を歩くみたいに世の中がどうなっているのかを知りたい気持の方が強い。菅谷梨沙子のブログが作られたときには、嬉しくてたまらないと思う。タイムラグを感じないブログ・オフショット的な写真(そして可愛い)というのがあるという現代は、非常に羨ましい時代だ。書くのが嫌いなアイドルは大変だろう。


C月C日
駅前のキャフェイに人が少ない。昼になっても混まない。キャリーケースを持った人が多い。近所は人が歩いてなくて田舎のようだ。ゴールデンウィーク!
図書館に行く。自習室の席が日曜日以上に埋まっている。
休みといったら遠出する人と勉強する人、そのうち何割はすれ違うのだろうか。


D月D日
TOEFLに励むにはリアル外人が必要でお金がかかると思って、打ち込めないでいたが、もういい加減素直にTOEICを受けてみようと思って、申し込んだ。財団か何かのの名前がビジネスコミュニケーションとあってがっくりした。TOEICってビジネスマンのためだったのか…。申し込んだものはしょうがないと問題集をやっていたら、これがまた楽しくてびっくりした。確かにビジネスだが、とっつきやすい。1つの問題が短いし、全訳があるし、注意も面倒見がよい。1週間後には英字週刊誌が暗号ではなくなった。しかし宣伝にあるように600点程度で外人と取引できるとは思えない…そもそも990点でなければ間違えてるわけだからそんな人雇いたくなかろう。せめて900点。でも900点あれば高給の家庭教師とかできるとか見たことある記憶。うそだ!


E月E日
粗大ゴミにかかるお金について、私は今の通り個人が負担するのがいいという意見にまとめた。どんどん買い換えなければいけない世の中の責任をとるのは企業だと思っているが、だからといってテレビの値段に1000円追加されたところで、買う側には「消費に対する責任」の実感はそんなに無い。「捨てる時にお金がかかる」ということの方が上手な法治だろう。
まあ逆に言えば企業が粗大ゴミの負担をした方が消費はまわるということか。
あくまで私の「実感」なので、ずれているのかもしれないが。

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2010-04-17 ゲロの歌

M月R日
 じいさんが椅子に座っていたので疲れてるのだなと目に入ったら、その途端ゲロゲロ吐いちゃった、じいさんがいた。もしあれが私だったらまずしてほしいことが、恥ずかしいのでトイレットペーパーで隠してもらうことだなと思った。トイレに向かったら、掃除のおばさんが優しい方で、あれ大変ね、とモップなんかも持って向かってくれた。ついていったら、悲しかった。本屋の前の通路だったのだが、そこに人間の顔の放射線が集まっている、距離を置いている、そして何もしない、しかも一番多いのが店員さん。悲しい光景。
 じいさん体調落ち着いて、家が近くてすぐ奥さんが来た。その奥さんが優しそうなしっかりしていそうな白髪の淑女、という感じであった。素敵な奥さんですね、とじいさんに言ったら笑った。幸せな光景だった。これに優る芸術品は私にとってはほとんど無いです、なぜ感動したんだろう?と考えた、夫婦愛を過大評価しているのだろうか私は、寂しいと言われる老後とのギャップか、まあ体調の悪いときから治った時の世界の明るさに似ている何かだと思う。あと自分と母親にだぶった(=自分に感動したのか?)。
 じいさん、2日前に退院したばかりとのこと(おそらく貧血)。


酔っぱらいのゲロは 汚いゲロ
じいさんのゲロは きれいなゲロ
付き合いで飲んだゲロは 悲しいゲロ


 もうひとつ悲しかったのが、落ち着いたじいさんにビル警備の方(じいさん第一発見者)が「でもまだ顔色悪いですよ」と言ってそれだけだったこと。私は顔色のよしあしを見分ける能力が昔から無く、じいさんを見てもよく分からなかったが、じゃあ顔色悪いからそういう部屋に連れて行ってくれるわけでもなく別にそれ言って何がどうなったわけでもない。じいさんの不安を煽っただけだ。

 掃除のおばさんは良かった。私はいいおじさんよりいいおばさんに会う確率が高い(以前、面接で都会にはおばさんの精神が必要だと思うんです、と言った瞬間空気の凍る音が聞こえた、目の前に座っていたのはおばさん二人だった)。


C月T日
 知識を商売にする講師というのが存在する。今日の授業は今までの中でも強烈だった。そして皆は自分がバカにされていることに気づかずに笑っている。金、偏差値(学歴)、権力、女の話ばっか。






E月R日
 だから決して教師にはならないでほしいと近所の学生に言ったら、僕は大丈夫ですよ、とのこと。講師なり小中学校的な今回の学校の校風の気持ち悪さを訴えたら、そういう風になるだろうなぁっていう女子学生は多いですよ、という。でも駅前のイェーイってやってる学生って何割くらい?って聞いたら7割という。おそロシア!というわけで、ヨーロッパの教育がどのように成り立っていったかが気になって仕方がない。ルソーとかデュビュッフェとかゴッホとか言っちゃって、ヨーロッパかぶれっ気のある自分だが、日本の教育は明らかにヤバいと思っているんです。

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2010-04-11 日本のマジョリティ

 職業訓練校(3年制)の初週が終わった。私は公立好きというか、大衆好き、素朴好き、である。だから国立公立私立とあるこの手の職業訓練校の中から、国立は4年生しか無かったので、公立を選んだ。けれどここ数日の”感じ”と、”自己紹介”からして、この公立選択、まずかったかなあとも思っている。というのも、中にいるのも小中高と公立で来た人が多く、つまり日本教育の弱点をしっかりと素直に備えて入ってきている。年齢(経歴)が様々というのが救い。私立は金持ち、金持ちは悪(この恵まれた国でさらに子供に年間100万使う親が平気でいるのが理解不能)と思っていたが、公立というのは国の弱点をもろに受ける被害者か、と。しかしここは学費最安と期間最短と通学時間数分の”自慢の学校”なのだ。欲を言っているだけだ。ただし教員は期待できそうであった。おもしろいのが、9割5分が女性教員のせいか、建前と本音のうち本音で世界が作られている。


 町の消防団の人々の給仕をする機会があったが、これまた文化ひどし。世の平均が見れる場でもあるかと思うが。


 大昔からきっとこういうもんだろうなあとも思う。少数精鋭ならぬ多数精鋭のために教育はあるのかと思うが、それなら日本は失敗している。GNP稼ぎの教育と、それを治める政治が優秀なおかげでなんとかなっている。あと僻地的平和の恩恵。

 受動的国づくりとして何ができるだろう?諦めませんが




 新聞を改めて見て、机に長時間座れない子供のために、座れたら褒めましょうと載っているのに驚く。そんなことを新聞が教える日はやばいんじゃないかと。いやそもそもその教育がやばいんじゃないかと。でも昔の新聞はもっとやばい。


 頭が弱くなる。8時間労働+残業+「和」の形成=8時間学習+予習復習+「和」の形成が始まって、これが今の日本のマジョリティの生活かと思うと、予想以上に本を読めないことを知る。そしてそれ以上に、自由な思索・判断というのができなくなる。自分という容れ物の変容だ。それは今日の記憶が邪魔したり、明日への心構えのせいであったり。中立的な教育は社会に出る前にしろとはよく言ったもんだ!頭が弱くなる。判断に自信を持てなくなる。有名な炭鉱労働はどれだけ悲劇なのだろう。

 この限られた時間で、このクソ新聞(いい記事もある)を読まされるのは………なので新聞の契約をやめて、総合誌と外国紙にする。普通の新聞はキオスクなどで時々買おうと思う。新聞の電子書籍化は一番望んでいるが、日経の動きを見ている限り、かなりの時間がかかると思われる。



 そんな私たちが衆議院議員を選んでるとしたら、なんと頼りない現象だろうか。それをまとめる政治家は、煽られて、それでもやっているだなんて、よっぽど待遇がいい仕事なのだなと思うわけですよ。この論理でいくと私たちが悪いですよ。でも消防団の人から見える町の人像を思い浮かべて、そんな風に思える人、マイノリティですよ。マジョリティは自分のことばかりですよ。自分のことばかりでみんなハッピー、ってのがアメリカ経済学=日本の経済教育ですよ。カンパーイですよ。




4/12修正

先頭 表紙

しかし、この手の私立の専門学校は特殊で、いわゆる「個性を尊重する」私立ではなく、「入ったら必ずここで働いてもらいます、その代わりみな奨学生になれます」らしい…本当か / ヒポコトリ ( 2010-05-05 00:00 )

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