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ヒポコトリの「書を捨てないで 町へ出る」


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はじめまして    chCCygEPcF

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2006-05-12 H18 5/11(木)くもり時々雨 やや暑い
2006-05-08 2006年のゴールデンウィーク
2006-05-01 060428-060501
2006-04-22 帰ればホットケーキがある誕生日
2006-04-05 宇宙人AとA'
2006-03-26 ドラマチックな日
2006-03-24 ナボコフ風描写
2006-03-18 R.Tさんへ
2006-02-06 <失敗は次が無いと意味が無い>
2006-02-05 夢ネタ


2006-05-12 H18 5/11(木)くもり時々雨 やや暑い

今日は科の新歓を蹴って先生の個展に行った。そうしてまで個展を選んだ理由...それはOさんとKくんと先生に同時に会えるからだ。この銀座という町はあの渡辺温の小説に出てくる銀座と同じ街なのかね?全てが開発されている街だ.やはり街というのは住むものじゃなくて訪れるものだよ。<やはりという論理の飛躍と言われたりする語を使ってしまったが>いや、街にも住んでみたいね..
16:30B9出口で待ち合わせ。その階段を上る途中で目の会う人間...なんと先生と遭遇した。心が躍ったら、体も躍っていた。先生が今日いるかどうかも不安だったのに素晴らしいタイミング。キてる。ツキがキてる。風水本読んだだけある(?)。
18:00まで長居をして出る。非常に楽しい時間だった。今まで以上に先生を知れたしKくんを知れた。世界を知れたんだ。(Oさんのことはほとんど知っている)。
Oさんと友達になりたいというKくんと、殿方と遊ぶのが8年ぶりというOさんをなるべくコミュニケーションとれるように仕組み歩きながら「いとうや」に向かう。
19:00駅で家の厳しいOさんとバイバイ。今月中にはアスレチックに行く約束を果たすことを誓った。
今日の電車移動が今までの電車移動で一番Kくんと楽しくコミュニケートできた。Kくんと移動するのは楽しい。ところが駅についてから何だか頭が働かなくなってきてしまった。まとまりのない話ばかりしてしまった。ゴメンナサイ。でもいつもと変わらないKくんに対して少しの停滞を感じる。今まで評価してきた部分に停滞を感じるというのは、つまりゴールという名のスタートなのだ。そうだろ?こうやって頭で一回分かってみないと、だめになるよわたしは...
お店にも出せるくらいうまくできたトマトソースのスパゲッティと、持って帰りたくなるきんぴらごぼうを出す。
再度髪を染める。またも変化が見られなかったが、太陽の下で見れば成功だった。同じ失敗は二度繰り返さないよ!
Sさん、Kくん、Oさん...これが今の私のほとんど。彼らがいるから健康な精神でいられる。...いや違う、知ってる人みんな大事かなぁ。


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2006-05-08 2006年のゴールデンウィーク

H18 5/6(土)
小学校の同窓会に伺わせてもらった。8年ぶりです。
過去を共有した人間と会っていつも不思議に思うのが、当時そのままの社会的位置(社会=クラス)のまま今日の社会的位置を獲得している所です。生物はなかなか突然変異できない。しかし、そんな中にも未知数の人間はどんどん変貌していく。そんな人も1人か2人いました。...人間に生まれたのなら遺伝子を超えてみたいよね。
そんな財産な仲間たち(滅多に会わなくてもNE)。
ただ久しぶりに美術系じゃない人の集まりに入ったせいか、変わってるとか天然とか言われたことに孤独を感じた。そして孤独な方が絵が描けそうなことを確認した。
Kくんが来ることになってたから21時でSA-YO-NA-RA。(川瀬智子onBYE MY BOYオマージュ)。


H18 5/7(日)
今日は素晴らしきSさんと会う日。
15時に駅で待ち合わせ。Sさんはマジックで名前の書かれたビニール傘で登場した...。
アワーブームである細木数子さんによると
私...火星人(ー)
Kくん...火星人(+)
Sさん...火星人(+)
であることが分かった。
火星人というのは感覚で動く奇人変人で火星人同士というのは発展性が無いらしく、細木さんの目線で見るとたぶんこれはままごとみたいなもんなんだろうなぁと考えながら、じゃあどうすればいいのかなぁと考えた一日だった。なんて人間的!ちなみにその答えは出た。「やるべきことをやればいいのだ。」。
Sさんちに行って変わった味のコーヒーを飲んだ。Sさんがじゃあジャム入れますか?って言うからいちごジャムを想像したらマーマレードジャムが出てきて、とりあえず入れてみたら飲めなくなってしまった・・・ごめんね。
昨日の同窓会で言われたことを話してみたら、どうやら皆も似たような扱いだそうだから書き出してみる。
私...「変わってる」「天然」
Kくん...「不思議」「謎」
Sさん...「おかしい」
いや天然じゃないし。不思議じゃないし。おかしくないし...
いや、というか日本という観点で客観視するとやはり変わってるような気がした。でもそれを変わってるということで片付けるのは危険だと思うよね。
TVは久々に見るニャンちゅうが映っていた。

帰りに机を買うことにした。sさんちで机の必要性を感じたから。
うちに帰って、Kくんの髪を染めてSさんの髪を切った。髪はあんまり染まらなかった。Sさんは前の髪型がみうらじゅうんみたいだと言われたそう。いや充分素晴らしかったんだけど切ってあげたらまたもかわいくなった。「新鮮」。キーワードやね...。
フロに入って、寝た。


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2006-05-01 060428-060501

060428
最大のフェティッシュ...おまもり
(UFOキャッチャーをやったら、とれたから、スティッチを持ってる)
(ドコモダケを持ってる)

<フェチは多数決の問題だと思っていたのに,,,常識ってなんだろうね...>


060501
やはり一人じゃないと創造はできない。
というか1人になると、孤独になると出てくるものだ。
半分ずつくらいがいい--
正しいの?正しくないの?


060431
「ヤバイ」
『ヤバイ』
「ヤバイ」


060501
思い出すことと(1)、その輝きの喪失を確認すること(2)。
そして実体験に勝つものはないことを言葉にする(3)。
でも(3)だけよりも、あとで思い出すこと、反芻することも、とテモイイ/
両方、これからも手に入れる為に、入れ物<社会的位置>を選ぼうではないか。
スルメ



0605011100
<ちょっと分かったよ>
<入れ物に左右されるなんてのはくだらないものたちだ>
<ここで話している入れ物とは、国>
・入れ物に左右される人間
・入れ物に左右されうる人間(なんて愛しき自由人!)


そしてやっとちょっと分かったようなことも..自分にしか通用しなかった

060429
梨沙子ちゃんを描きあった。
左は貰って右はあげた。


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2006-04-22 帰ればホットケーキがある誕生日

3月25日 遠山の目付け(剣道理論)
目は相手の顔を見るが
一点を見つめるのではなく
相手の全体を見る
byひとしくんにんぎょう

×尊敬される人になりたい
○その人の心の中で生きていれば...


4月1日 いくつ夢が叶ったか
糸井さんの記事「実は夢ってのは小さくてうんたらかんたら大人は子供に夢を問いそして大きなものを言えば言うほど大人は安心するうんたらかんたら」を目にして、数えたら夢が22個中18個が叶っていたのでその小ささへの不安がとりあえず不安ではなくなる。



4月7日 シンガポール
▼プラグマティック<実用主義的>
▼文化の砂漠
..古い本より

アアイヤダ
ラジオの人は「取り寄せネットで今一番人気なのは?」
「やっぱりスイーツですね」なんて言っている。
それが有益なのは関係者だけだ
経済活動者だけだ<ひたすら商戦を狙っている>
経済優先は社会にひずみを産むのに
とはいえその人には生活がかかっている
「ああいやだ」なんて、子供の言うことだ(でも子供の言うことは大事だ)
私はせめてクダラナイ仕事はしないことを選ぶか、
正しく生きなければ、生きようと思う...が
小さきことかな。    踊らされるな!
:2h後:
「西洋からの文学は個人の憎しみや絶望、悲しみを表現し続けた
古来の日本文学は出家して世を捨てることによって自然や人の美しさを描いた」



4月11日 自立した寂しがりやというのは、きっと愛しいに違いありません!!
「学校名」が、誤魔化している...本当の自分はこの部屋の中にいる21:12

あるいは、まちがってなかった。
矢内原さんがジャコメッティと偶然会ったような顔をした

あるいは、偶然だった。
矢内原さんの、ジャコメッティは親しくなるとその人を描きたくなる傾向にあるといったこと


同じパンを食べていながら一方は偉大な思想や作品を生み出すのにどうして一方はそうならないのか サンテグジュペリ




4月12日 カリオヤ,オヤコナリ.トリアゲオヤ...




4月15日 ブキテマはシンガポールで一番高いところなんだよ☆シンガポールは長髪禁止なんだよ☆
写真を見て、心の隅を...いや中央部の暗闇を埋める




4月18日 「今日は(きのうとちがって)なかなかの日だった...」
なんとなく、今日あたりが境い目である感があった日だった。
コミュニケイトの幕開け
停滞の幕開け

無駄らしき文章と眼鏡をかけた細い人間の絵「今日の夕日はいつだったのだ?」




4月19日 自分の好きなことやればいいんだよ
きみまろさんと、ピストンさんによると(あの番組は、一日に二回くらい笑います)
そういう時がくるらしいですね。
まーさすがにそういうもんなんでしょうが。
外の世界(自分の庭)と共生していくことで
ありがたさ素晴らしさは消えない気がしてます。




4月20日 手に入れたものなんか捨ててしまえ!
続きものの宿命、つまらなさ
それは権力をもってしまうくだらなさにあるのではないか
いつも自分を疑え!手に入れたものなんか捨ててしまえ!
(懐疑主義不可知論とはくくらないでくれ!)

「にげすぎは こうかいするぞ わかものよ」
「ものがたりとは おもいでの つらなりです
おもいでと おもいでが おもいだしあって
おもいでになっていくのです(微妙)
おもいでを のこしておかなければ
わすれてしまうのです」
byMOTHER3

予言☆若者言葉講座
「是非とも」...すごく、遠慮なく、容赦なく
ex.「〜辛い」

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2006-04-05 宇宙人AとA'

 宇宙人Aは二、三日の間準備していた言葉を使うタイミングを狩ろうとしていた。勇気..A'が子供の頃、頭の悪い大人が声高に叫んでいた言葉を噛みしめていた。
 「ネエ。」
 宇宙人A'は声で反応することをしなかった。Aは、その反応が欲しかったからというよりも、一方的なコミュニケーションになることを恐れてすぐ言葉を続けることを避けた。
 「アシタ、カエルデショ。」
 A'は頷いた。
 「ソレデ...」
 Aは言葉を急がなかった。相手の反応が怖かった。媚びていた。
 「アサッテニハ ワスレラレルキガスルノ。」
 A'の唇は緩まった。それは心の動きを表すA'の唯一の分かりやすい反応だった。おもしろいのだろうか?意外性が。滑稽で。興味深くて。おもしろくて。
 「オボエテルヨ。」
 言葉なんかいらないという、言葉をほとんど使わないという、A'の言うこの言葉がどれほどのものだろうかとAは今も噛みしめている。この世界をもう一度繰り返した時、まったく同じようにはいかないように、という言葉がA'には当てはまらないような気がした。A'の言ったこと、行ったことは、もう一度やり直しても変わらない気がするのだ。

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2006-03-26 ドラマチックな日

いつつながるか知れない電話番号にかける。0-9-0-1-…………(実際は2つか3つのボタンを押すだけで済む)。今日もかからない。昨日もかからなかった。一昨日もかからなかった。…どうか、この今登っている山が崩れませんように。13:32


一人でいるとKくんのことばかり考えてしまうから
人を求めてる、メールをしている。考えても動かないから考えたくないんだ14:03


「…椅子が高い…」14:54


美術館というものは(特に、わかりにくいものの集まる所は)自分を、自分に甘い気取り屋から守るので精一杯になる。苦しい。14:55


無口な人間は何が楽しくて生きているんだろう。あるいは、無口でない人間は、誤魔化しているのか。必ず暗くないのか。否。ああKくんにー…知りたい。あいたい。15:02


家で行うことのみに価値を見出してきた。生産的だからか。今は、街ばかり歩いている。金が出ていく罪。平和。甘い。〆切があるから、そうしている。15:04


コーヒーを飲んだら、落ち着いた。コーヒーを飲んだだけで落ち着いた。前向きに、建設的に、美術に囲まれていることを確認した。コーヒーは用意しよう。15:10


『解説のいらないタイプの作品―かもしれないんですが』
『好感のもてるタイプの作品じゃないかと』←現代的なセンスと、日本画画材の使い方はオーソドックスというのをうけてか


・女教師型 1.学芸員? 2.1軒目の、Tさん
・かまとと型 1.コーヒー屋の肥えた女(レア)
・母性型 1.2軒目の不動産屋さん(ややお喋りのすぎる)2.3軒目の(喋りのすぎる)


「〜おもしろいです。」と、そう終わった。浅い作品を締めくくるには、うってつけの言葉だ。15:27(ノート落下時刻)


『略』15:40?


ありがとうありがとうありがとう(何に?)家に帰りたくなかった。あの停滞した、退屈な、私を邪魔する家に。と、いうよりも、家で行うことにしか価値を見…って、のはもう書いていたか。訂正。というよりも、街が私を元気にさせていたので、私はいつの間にか下北沢にいた。上野から御徒町、東京、渋谷、下北といた。そしたら、おそらくシャンプーとリンスの入れ物(それは、再会を夢見ていた時のものでなく、いつものように、劣っていた)を再見している時に、私のこの一週間が一番欲しかったものを得た。山は崩れなかった。まだ登っているけども。23:33

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2006-03-24 ナボコフ風描写

必要以上に周囲を気にする少女(桃色の肌をした、膝下5cmから上15cmだけ見せるのを許した足の持ち主)が、吉祥寺のコインロッカーの一番左の胸の高さの扉を開いていた。300円―それは16歳の少女には重い荷であることを、私は知っている(20歳と11ヶ月の自分でさえ、そうなんだから)。12:50


JR吉祥寺駅3番ホーム7号車乗車口で私の後ろにいたはずの老女は、いつの間にか私の左前方に回り(乗車方法にはルールがある様だが、ルーティンを嫌う私が知るはずもない)、気づくと「我先に」と優先席へ突進していた。果て、ここで私は宇宙へ問いたい。突進できる生物に、足腰を休めるためでなく生の保存のために用意された椅子が果たして必要だろうか。13:02


嗚呼!どうか私に本を開かせてほしい!右の、沈黙で生を営んでいる老女と、左の、三谷幸喜もどきの中年と、前方の、エキストラの人間たちよ、私を邪魔しないでほしい!13:06


「〜中略〜」生物は、こうありたいと思う方向に足を伸ばせられるものである。実際、ありのままを表現できつつあるかもしれない。…と驕った人間は、それ以上足を伸ばせないだろう、ことも知っている。21:34

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2006-03-18 R.Tさんへ

以前メールしてからパソコンを使わなかったので
メールのアカウント?が無効になってしまいました(メールが消えてしまいました…あの貴重な)。
だからもしここを見たらまたメール下さい。今なら送れます。
…もしかしたらそれより先にお家に向かってるかもしれませんが。

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そういえばさ、たぶん私の携帯のアドレス変わってないからそっちで連絡をとりたいわ。パソコンだといつ返事できるやらで。またあとでメール返事するけどとりま月末にでも会えたらイイナみたいなー / ヒポコトリ ( 2006-03-27 00:24 )
わたしのことでいいんだよね!?20日くらいにここ読んで、このページの上のメールってとこからメールしたんだが届いてますか?YOUがよければ来週の28以降に会えたらイイナみたいな!勝手でスマン。 / ちばりょうこ ( 2006-03-25 17:49 )

2006-02-06 <失敗は次が無いと意味が無い>

最近の楽しみはピアノ!!!!
ピアノは幼稚園〜中1までやってて、将来の夢も何も考えずピアニストにしてたけど全然うまくなかった。考えれば客観的に自分を見られなかったんだろう。
小4くらいから毎回泣いて弾いてた記憶がある。
中1でやめる時も「ピアノの日」部屋から出ないで数十分遅れてお母さんに全て任せて説明しにいってもらったという始末
「バレー部が忙しいから」とかいうもっともらしい理由じゃないと言えない考えの母だったからそういうことになったけどそのバレー部も半年後にやめている
一つのことを何日も続けられない…その代わりその2,3日はそれで頭がいっぱいになってしまう。よく言えば「そういう人間」悪く言えば「中途半端な人間」。他人を見てる限り、中途半端な人間は無理にあれこれやるのをやめようとしないで中途半端を自覚してその代わりその時したいことをどんどんやればいいんじゃないかなと思い升。それがその人の居場所なんだと重い増。

中1でやめた後も1年を1日にたとえるとその内5分くらいは弾いていた。
でも何か自分のピアノってうまくなくて、あぁこれが才能って奴(才能が無いって奴)なのかな…と思った。何というか音符は弾けるけどそれだけ。
でもこないだピアノレッスン見てたらプロコフィエフって名前の人の曲がすごい良かった。
こういう曲も世の中に(ピアノ界)にあったんだなあとびっくりした。
去年友達に調和してない音楽が好きなんだよーって言って教えてくれたサティの存在を知ったのもこの感動に響いていた。
だから楽譜買って弾いてたら、難しい…(でも今は2ページはとりあえず弾ける)
だから今まで持ってた楽譜とか弾いたら、あれ何かうまいじゃない。なぜ?
I released tenshion!
去年20年間の緊張から解かれたので自分を解放できるようになった。それはピアノにも出ていた!感情を表現していいことを知った。そしてこないだピアノは感情を表現できるものだと知った。それがまず第一歩だった。あとは技術と知識なのかな。上昇気流!
逆に初めから解放されている人もいる。こないだその人の写真を24枚撮らせてもらったのに、現像できたのは2枚…たぶん次は成功するはず。

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2006-02-05 夢ネタ

お兄ちゃんが殺された。
お兄ちゃんと家にいたら知らない人が入ってきて、お兄ちゃんを刺していったんだ。
もちろん警察がきて「現場検証」とかして「事情聴取」とかして、
それが終わった今も家が家じゃないみたいで…。
TVも来た。アナウンサー連れて、無言で大きい機械肩に乗せてる人がきて、
泣いてる顔とか撮られた。
(それは使われなかったみたいだけど―「撮れるのは撮っとけ」らしい)
TVをつけると「美しき兄弟愛・兄が妹を守った」なんて雰囲気で頑張って騒いでるんだ。
あ、うちの地域は近所づきあいが盛んだったから、奇怪な目では見られないよ。
学校にも出席してるし。(だって、子供は他にすることがないんだ。)
お葬式で少し泣いたけど、それは少しだった。

でもみんな、騙されてるよ。

お兄ちゃんは、殺されたんじゃないんだ。

…信じるのも無理ないよ!目の前で見てた私だってそう思ったし。
実は、あの事件のあとお兄ちゃんが「そうじゃない」って、「お前だけは騙したくない」って言いにきたんだ。
……あ、分かるよ、何か.同情する一億の目が見えるよ。
それが分かるから私は言わないし、私が口外しないのが約束だから。

お兄ちゃんによると、一週間前に加害者と会ったんだって。それが会ったのか出会ったのかは知らない。
ラス、ラスコールニホ…?ホフ?って名前なんだって。
一度しか聞いてないからお兄ちゃんもよくわからないって。
そこは置いといて、加害者はお兄ちゃんにこう切り出したらしい「お前の妹を殺したいんだが」。
お兄ちゃんはバカじゃなかったから、その人がその言葉しか喋る事ができなかったのが分かったんだって。
その時から話し合った3日間を簡単に言うと、本当に一言で言うと、その人はどうしても誰かを殺したくて、そしたらその誰かが私になたんだって。
でもそれはあまりに可哀相だから、ハテどうしたことかと考えて、人間のできていそうな兄を見つけて打ち明けたらしい。
その人によると私じゃないと意味が無かったみたいなんだけど。
でもこういうこと。

私…本当にバカ。
13行前に言ったことをもう守れてないの。
全てを言ってしまったの。

だから、私今から精神鑑定に行ってくるんだ。ああ!精神鑑定!
この事件で、それも公的にそれをすることの意味をどこに汲みとればいい!?
あの人たちは、私に精神鑑定をするくせに、あの加害者を探しはじめるんだ。

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