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「ちょっと休憩」

ホントにちょっと休憩…

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2020-10-29 この道60年
2020-10-29 続・潜入ルポ
2020-10-27 潜入ルポ
2020-10-27 バイトの話
2020-10-26 ガーデニングおばば
2020-10-25 隙あらば庭いじり
2020-10-23 いい人もちゃんと存在する
2020-10-22 わわわわわ
2020-10-22 マウント合戦場
2020-10-20 金木犀の香り


2020-10-29 この道60年

ウチは19の時から60年打っとんじゃー!が、口癖のクソババアは1日にバケツ6杯から7杯稼ぐ。なんたって朝5時から午後3時のフルだし、昼休みも自宅に帰らず現場でカップ麺を食べるのみ。おそらく10分も休憩していない。すごーい。この道30年の組合長夫人は7時から30分昼休みを挟んで15時まで、で、3杯から4杯。そして外国人実習生たちは6時から休憩1時間の15時まで、で、クソババアと同じくらい。コレ、ホワイトボードに記入しているので一目瞭然。彼らは時給で働いてるので何杯取っても結果は同じ。なのでズルすればいくらでも手も抜けるのに真面目だなあ・・・と言うのが私の印象。

この道60年のクソババアにとってはポっと出の実習生たちが来日してあっと言う間に仕事を覚えて上達し、自分と同じくらいなのが腹立たしいのか、目の敵にしてるってーのか、ライバル視してるってーのか、とにかく目障りらしい。彼らがちょっと母国語で喋ったりすると、黙って打て!大声で怒鳴る。そんなおばさんの声の方がよっぽどうるさいんだけどー。これがね、段々ヒートアップしてきて、ウチ、もう辞める!!って。えええ!?

この騒動ののち席替えになり、私の右隣にクソババア。悲劇の始まり。

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2020-10-29 続・潜入ルポ

どうにかバケツ1杯まで取れるようになるまで、ひと月くらいかかった。この間の給料は?と言えば・・・日当1600円。コレ、バケツ1杯半ほどの金額なんだけど、そんなに取れてないし、どうやら最低賃金保障って事らしい。5時間半で1600円・・・時給に換算するのはやめましょう。

給料日は金曜日。木曜締めで1週間分もらえる。ほほう。月給じゃないのか。しかも現金とっぱらい。で、その最初の給料日に日当1600円の明細があって、ああ、333円じゃなくてよかった。ホっ。ん?もう一つ封筒がくっついてる???なんだコレ?開けてみたらば1万円入ってたああああああああ。組合長夫人に聞いたら支度金とのこと。上手いこと出来てるなー。辞めたくても辞められないじゃん。さらに年末仕事納めの日にボーナスって事で1万円。全く役になってない私もボーナスもらえた。わーい。

って・・・前職では1日で牡蠣打ち10日分の報酬を得てたんだよねえ。世の中にはいろんな仕事がありますな。まあ、そもそもお金が欲しくて始めたワケじゃないので、これっぽっちでも自分で稼いだお金!!っつう喜びよね。あとは上達すればなー。頑張るぞ−。おー。

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2020-10-27 潜入ルポ

教えたがりおばさんから得ていた事前情報としては、給料はノルマなしの完全出来高払いという事。バケツ1杯のむき身が1000円。2杯だと2000円・・・剥けば剥くほどに・・・って、なるほどね。で、肝心のそのバケツのサイズよ。見学に行った時に思ってたよりデカくてビックリ。コレ1杯で1000円!?うそーん。あ。いや、コレはもしや実習生だから大きいのでは?かすかな期待を抱きつつ当日、行ったらみんな同じサイズだった。なんと10キロ。あばばばば。

目の前には牡蠣&牡蠣。牡蠣小屋で食べる殻付きの牡蠣はキレイにしてるからアレであって、ココにあるのはフジツボだのなんだのが色々くっついてるし、どっちが表か裏なのか?つか、このハンドボールぐらいの大きさにまとまってるかたまりはなんなの?岩?いったいどこをどうこじ開けるのぉぉぉぉぉ?ってな牡蠣ばかり。キョロキョロ。なるほど、あーやってやるのか・・・ハアハア。

社長の席からコンコンコンっ(殻を叩く音)シャカシャカシャカシャカっ(貝柱を切る音)て、すごい早さの音がするー。私の3倍速くらい?奥様の方でも2倍速。なんだこの早業は???いや、そもそも私と音が違うし。なんでだろう???何が違うのーーーー?って、キョロキョロしているその顔に書いてあるのに見事にスルー。つか集中力が半端ない。なので、タイミングを見計らって口に出してみたものの、コツは自ら掴むしかない。慌てなくてもいいからゆっくり丁寧にやってくれればいい。ボロボロなのは捨てて、キレイに剥けた牡蠣だけバケツに入れて・・・ってさ。

初日は結局、バケツに三分の一くらいしか剥けなかった。お昼の休憩が30分、よって実働5時間半。で、たったそれだけ。となると日当333円!?時給に換算したら・・・ひえっ。

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2020-10-27 バイトの話

やっぱ書いておかないとね。懲りずに今シーズンもやる事にしたので。

それは牡蠣のむき身を取り出す・・・牡蠣打ちってやつ。せっかく縁あって島に来たんだから覚えといて損はないし、やってみたら?声をかけていただいて。なるほど、いいかもですね。ホントに軽ーい気持ちでやる事に。給料云々より好奇心が先に立ったワケで。

冬場の現金収入って事で当地のおばさまがたも多くやってらっしゃる。で、私も始めるらしいと言う事がいつの間にか一気に広まって、気のせいかおばさまがたの視線が急に柔らかくなった・・・ような気がして、それだけでも始める事にしてよかったなーって。教えたがりのおばさんが、心得を教えてくれたり、作業着をくれたり、エプロンくれたり、手袋くれたり、私のやる気はみなぎる一方。

始まる前に見学に行った時はまだ外国人実習生しかいなかったけど、それがまあ手際のいいこと。めっちゃ簡単に取り出している。ちょっとやってみてーと言われたので、見様見真似でやってみた。あれ?難しい。社長がココをこうやってこうしてこう・・・教えてくれても難しい。最初は誰でもそうだから・・・この子らも最初はさっぱりだったし、まあ頑張って!!

1時間ぐらいやって、取り出せたむき身は300グラムぐらいかなあ。当然ながら売り物にはならないシロモノなので持って帰って食べなされーと。やったー。仕事が始まっても自宅用のむき身は持ち帰っていいから・・・と。わーい。

そして、いよいよスタート当日。行ってみたら私の席はど真ん中で左隣が社長、右隣が社長の奥様、その隣が組合長夫人。左右に実習生が2人ずつ、奥側の一番端っこにクソババア・・・いやまあ、のちにクソババアと化すんだけども・・・もう最初っからクソババアって書いとくーーーーーーー。

と、この位の規模の牡蠣加工場が島内にはいくつもあって、他のおばさまがたは他所でやっている。私はこちらの社長とは消防団がらみで移住直後から仲良くさせてもらってるので、たまたまココになったって感じ。で、組合長夫人は社長の奥様の友達なのでココにいる。クソババアがココにいる理由はまたいずれ。

始業時間は各自フリー。早朝5時から好きな時間にどーぞ・・・って。終業は15時ならば慣れるまで長時間は無理よなあ・・・6時間くらいかな?って事で私は9時からにさせてもらった。なので、みなさんすでにバリバリ作業中。

放置プレイのはじまり。

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2020-10-26 ガーデニングおばば

思えば実家にいた頃も、キーーーー!!ってなったらとりあえず庭いじり・・・つか、ひたすら雑草を黙々と抜いていた。移住前の潜伏期間も連日、庭でゴソゴソやってたっけな。私にとっては考え事というか、頭の中を整理するのにぴったりな作業なのよねえ。

バイトに行くようになってから住人と顔を合わせる事もなくなったので、それはそれですごく楽になったのよね。剪定じじいだけじゃなくガーデニングおばば達もいたワケで、どちらかと言えばそっちの方がやっかいだった。

鬱蒼としていた庭が少しずつ片付いていって空間も出来て、さてどこに何を植えようかなーって頃、コレ植えろーコレも植えろーって、隣のおばさんを筆頭にガーデニングおばば達が草花を持ってくる。気に入らなかったら抜けばいいから・・・必ずこの台詞付き。逆に無言で植木鉢ごと玄関先に置いていかれる事もあって、いったいどなたが?はあ・・・。ともかく、みなさんちょいちょい通りがかるんだから目につく所に植えとかないとマズいよね。よって片付いてるそばからとっ散らかっていく庭。うー。ヒマワリとかコスモスとか趣味じゃないんだけど。まま、ワンシーズンで終わるから問題ないか。咲いて枯れたら引き抜きゃいいんだしね。で、その時に適当な場所に植えてた宿根草は、ほどよき場所に植え変えたり、趣味じゃないのは引き抜いてポイー。

当地のガーデニングおばば達は咲いた花から種を取って、その種をまた植えて増やして・・・ってーのがとにかく好き。あと、挿し木も。私があちらのベランダで長らく育てていたオレンジ色のミニバラが咲いてんのを見つけるや、挿し木にするから枝ちょーだい!って。ホームセンターで悩みに悩んで買ってきたコリウスの珍しい種類を見つけて、あら、いいわね、コレ。挿すからちょっとちょーだい!ポキポキって折られた。売ってるんだから買えやー!!とも言えず。

そんな私も、そのアジサイ可愛いですよねー。挿し木にしたいからちょっとちょーだい!って言えるまでになりましたとさ。なお。その、人は選ぶ。

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2020-10-25 隙あらば庭いじり

古庭もいい感じになってきた。最後まで残されてたクロガネモチの切り株もついに掘り起こしたしー。あースッキリ。

そうそう。結局、剪定じじいが弄ってた庭木たちはひとつ、またひとつ・・・根こそぎ掘り起こしたのよね。それでもやっぱり針金や紐で成形してる木だけは残してて、去年の今頃はまだあった。せっかく楽しみに仕立ててるのに・・・なんか申し訳なくて。

あー。でもオリーブ植えるにはあの木は邪魔・・・でもなあ・・・庭先を通りすがる剪定じじいがわざわざ自転車を止めて、ええ感じになってきた。来年にはここが茂ってくるから、ココをこうして・・・なんて喋ってくるワケよ。やっぱ掘り起こせなーい。そうこうしている間にバイトが始まって、ヘトヘトになって、庭いじりする時間も余裕もなくなって・・・2月上旬のパッカーン!に至る。

この時に、私ったら植木にまで気を使ってたのか・・・そりゃ病むわ・・・よし!もう全部掘り起こしたるー。ただ、クロガネモチだけがね、しぶとくて根こそぎ掘り起こせなかった。早く枯れろー早く枯れろー、皮を剥いだり、穴開けて除草剤を注いだり、久しぶりにドス黒くなったり。なのよね、そんなに天使じゃないのよ、私とて。

なんかねえ、目障りだったものが目の前から全部なくなった時のあの清々しい感覚たるや・・・思い出してなお清々しいっす。

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2020-10-23 いい人もちゃんと存在する

立場的には漁協組合の組合長が一番偉いのかなーと。一目置かれてる感じなのかな。悪く言う人は誰もいない。で、そのお方のお家もわりとご近所で、時折見かける奥様は美人だなーって。でも、なかなかお近づきになるきっかけもなくて。

それが、昨年12月頭から始めたバイト先にいたのー。やったー。けども・・・私はその仕事内容にあっぷあっぷで全く仲良くなれるどころではなくて。でも時折、優しく声をかけてくれたり・・・その声がまたいいのー。はあ、癒やされるううう。この場に組合長夫人がいなければどうなっていたことか。

で、バイトが終わる頃にはお近づきになれたしー。ホントに優しくていい人。なおかつチャーミング。このやさぐれた集落に不似合いな癒やし系・・・まさに私の希望!先日も出かけたお土産にパンを買ってきてくれた。私が好きそうなのがあったから・・・って。ああん。惚れてしまいそう。

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2020-10-22 わわわわわ

隣のおばさんがこの雨の中、お裾分けーっつってどら焼きをひとつ持ってきた。本日は最高にご機嫌がいい模様。ええ。隣に住んで1年半が過ぎて、とにかく気分にムラのあるお方だと言うことだけはよーくわかった。

未だにわからないのが、この集落のトップに君臨しているのは誰なのか?って事。自治会長は過去に役員とW不倫とかゲスい話もあって、なお会長のまんま。居座ってるんじゃなく、押しつけられてる感じ。で、このお方も私の耳には悪口しか入って来ない。ひえっ。

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2020-10-22 マウント合戦場

しかしまあ海辺の集落でコレだと山間部の人間関係はもっとキツいのではなかろうか。ココがダウンしているときに、暇だったのであちこちで移住ブログを読んでみたけど、みなさんなかなかの充実ぶりで、ホントかーーー?って。まあ、ネガティブ情報は書かないよねえ。

どこに住んでいようともココにはいい人しかいない!!なんて事はないワケで、いろんな人がいて当たり前なんだわよ。

で、剪定じじい・・・そのご本人ではなく子供たちがヤバいという事がわかった。まず元祖ニート。そして、そのヤバさが手癖が悪い・・・過去に警察沙汰とかそんな感じの。そりゃ確かに関わらない方がいいよねえ。ただ、これだけみなさんに陰口を叩かれててもヘラヘラ普通に過ごせているその子供たち(私と同世代)の面の皮の厚さよ。これはおそらく父親(剪定じじい)が元公務員で立派だったから・・・オメーたちとは違うんだよ!!みたいなマウンティングのなせる技なんじゃなかろーか。じゃないと町内一斉清掃の日に率先して草刈りマシンでウインウインいわせたり出来なーい。って、コレ・・・隣のおばさん曰く、参加するのは自治会からペットボトルの飲み物が配られるから。あらホント・・・3本も4本もポケットに入れてたし。ひえっ。

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2020-10-20 金木犀の香り

先週、スクーターで島をかっ飛ばしてたら、あちこちから金木犀の香りが・・・ああ、いい匂い。我が家の金木犀も今年はたくさん花が咲いて、今日現在もまだ香っている。ああ、いい匂い。ホントに癒やされるうううう。

金木犀は背丈の倍以上あったので、去年、とりあえず半分ぐらいに伐採した。そののち、めっちゃ剪定した・・・いや、されまくってしまったので、数輪しか咲かなかったのよねえ。ええ。なのよ、近所に剪定じじいがいたワケで。

古庭でゴソゴソやってたら、通りがかりに見るに見かねてだったのか、あれこれ指南してくださり、家の庭木を見に来いと言われ、着いていったら、庭木という庭木がまあ見事な仕立てに。針金で作りたい形にすればいい・・・なるほどねえ。以降、家の庭に来てはチョキチョキ。この枝はいらんな、ノコでギコギコ。小枝を紐で引っ張ったり、針金でぐるぐる巻いたり・・・私の好みもそっちのけでやってくれんのよねえ。まあ、和風の庭木に興味もなくて、いい仕立てになるなら別にいいか・・・って。

と、ちょいちょい我が家の庭で剪定じじいがゴソゴソやってんのを見て、あのおじさんとは関わらない方がいい・・・と、隣のおばさんが言ってきた。ん!?ご近所のみなさん、仲悪くね???

隣のおばさんとは関わるな・・・と、複数名から言われている、その隣のおばさんが、剪定じじいとは関わるな・・・って!?ココはマウント合戦の戦場か何か???だとすれば西軍と東軍どっちに着く?いやーーーーーん。関わるな・・・って、言われても庭木をキレイにしてくれてるし。ねえ。なので、そのまま剪定じじいのやりたいようにやってもらってた。

月日が流れ、古庭が片付いてきたら、私がココのサツキは邪魔だな、とか、こんなにツツジいらんな、とか、次々と根こそぎ掘り起こしはじめ、となると剪定じじいが造形中のクロガネモチやら和風の庭木もいらないのでは???オサレなオリーブが植えたいなーって。うーむむむ。いよいよ西軍か東軍か・・・どっちかに着かないとダメなのか???

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