2001-12-28 ばあちゃんの闘病
2001-12-28 ばあちゃんの日記
2001-12-28 ばあちゃんの入院
2001-12-27 ただいまでーす♪
2001-12-25 夫です その2
2001-12-24 夫です
2001-12-14 大変
2001-12-13 オモシロイ視点
2001-12-12 帰省・２
2001-12-11 帰省・１

日曜日、ついてられる限り離れまいとしてたかのように祖母についてた兄が東京に帰りました。一時、見舞客が部屋いっぱいになり、「一応ＩＣＵなので、お静かに…」と看護婦さんに注意されたほどでした。


月曜日、なんか容態が安定してきたのか、血圧が低めな以外は好調に思えました。でも、先生からお話がありました。

頭にたくさんの血が流れたので、意識が回復する見込みがないこと。その血が血管を圧迫するので、これからは脳溢血の危険もでてくること。内臓が９０代とは思えないほど若いので、今は元気だけど、内臓がこれから弱ってくるので、それで死ぬ危険もあること。倒れてから一週間がその目安とのこと。

でも、おばあちゃんは苦しくないんだって。喉には数十センチの気道確保の管が入り、点滴を刺し、すっごくつらそうに見えてもね。暑くもなく寒くもなく痛くもかゆくもない。私にはそれが一番大事なことだった。はっきり言って倒れた時点で、私はばあちゃんが楽ならそれでイイと思ってた。倒れた時こそ、ハンマーで殴られたかのように痛かっただろうけど、今は痛くないんだよ、と言われて、安心しました（またステキなお医者さんだったんだ、これが（笑））。

あと、病室についてたことによって得たメリットは、見舞客との話。普段さほど話さないおじさんやおばさんとの話もたのしかった。おばあちゃん、おばさんに言ってたんだって。「ぽっくり逝きたい。でも、朝起きたら死んでたっていうのは愛想もないから、１週間ほど寝込んで、みんなに挨拶していきたい」・・・ばあちゃん、計算通りなんだね、って思ったよ（笑）。意識がないのは計算外だったかもしれないけど、みんな、自分なりに話していったし、私たち家族にはこの入院期間が大きな救いになりました。

火曜日・水曜日。熱が高くなってきて、脈が常に多い状態。水曜日には匂いが強くなりつつあり、なんか、予感を感じだしました。

木曜日。父も休みなため、二人で付き添い。でも、ばあちゃん、スゴイ匂いになっていました。多分、点滴で栄養を得ているため、胃が荒れて臭っているのだろうと、周りの推測。そのニオイのためか、父はあまり病室にいられず、私はなるべくニオイのしないところでなるべく近くにいましたが…それでもちょっときつかった。後で父が付き添いはツライ、私はとっても偉かった、って言ってくれたけど、あの日は最高にキツかったんだよ。それ以外はそばにいられて私は嬉しかったくらいだからね。その日の８時頃には、部屋にいられないほどのニオイになってました。ばあちゃんの熱は９度を超え、肩で息をしてました。綺麗な足のかかとがかちかちになってきていました。続く。

先頭 表紙

実家に帰り、祖母の持ち物を調べたところ、ばあちゃんが書いていた日記が発見されました。それが美しいのよ！ああ、こういう風に年老いることができるって幸せ！みたいな。

「今日はお母さんがおやすみです。今日も畑で一日仕事をさせていただきました。ありがとうございます。なむあみだぶつ。合掌。」

何があってもこんな感じ。「〜させていただきました。ありがとうございます」…ばあちゃんはホントに心の綺麗な人だったんだな、って感じです。綺麗な一句もありました。兄ちゃんが前に聞いてたそうですが、「とってもいい夢を見た。それで一句読んだ」（そんな趣味ないはずなのに）と、書いた句。

「ゆめたのし　みほとけのくに　老いてたのしい　なむあみだぶつ」

今年の夏の句です。また字がいい味でててね。このまま額に入れて飾りたい感じでした。

あと、すごいなー、とおもったこと。畑の肥料の量とか育て方とか種を蒔いた時期とか、全部ノートにかいてあって、研究してたみたいなんですよね。そういえば、種とか買いに店にいった時も「じゃがいもこーなれんけど、どうしたらいいんけ？」ってお店の人に質問したりしてたし。実際、作るものは年々立派になっていったし、近所で一番立派な畑になってた。９０にしてその探求心！見事なおばあちゃんだったんだな、と実感しました。

でも、私たち家族にとっては、いて当たり前の存在で、こうなる可能性なんてほとんど考えてなかった。コレくらい元気なおばあちゃんだから、絶対１００まで生きるはず！と思ってた。だから、どうしても多少冷たい応対もたくさんしちゃってた。それが突然のコレ。ごめん、ごめんね、おばあちゃん。もっともっともっともっと優しくしてあげれば良かったね。後悔先立たず、って言葉を実感した出来事でした…。一緒に暮らしてない分、ダメージは軽い方だったと思うんだけどね。


翌日の土曜日は、痙攣が治まっていました。ほっ。兄と兄嫁が朝イチの飛行機で来ました。大好きな兄ちゃんが来たよ、よかったね。兄嫁の癒し系の声と優しいいたわりが印象的でした。見舞客がひっきりなしに訪れ、ばあちゃんの人望の篤さがうかがい知れました。意識はないけど、みんながそれぞれにばあちゃんと会話して帰っていきました。まだまだ続く。

先頭 表紙

ばあちゃん話の前に少しだけ。

ダンナってば、帰ったら台所をキレイにしてくれてありました。私がするよりキレイだぞ、こりゃ（笑）。ありがとさーん！


ばあちゃんが倒れたとの報があったのは、１３日の２０時頃。７時過ぎに「ごはんだよ」と呼んでも来ないばあちゃんを不審に思った父が見に行くと、トイレで倒れていたそうです。父「救急車を呼べ！」母「何番だっけ？！」父「バカッ！１１０番だろ！」…と、ホントに１１０番にかけるという平時なら笑い事にしかならないポカをしたりもしたそうだけど、とりあえず、ちゃんと救急車も来て、無事？病院にたどり着いたところで連絡をくれたそうな。８日に元気なばあちゃんに会ってきた私には容易に信じがたいことでした。だってねえ、９０にもなって、段差だらけの家もすいすいあるく、背筋もシャンとした、畑仕事が大好きなおばあちゃんだったんだもの。ちょっと混乱気味の頭を抱え（でも、その姿見てないだけお気楽で、夜はぐっすり寝てたりして）、翌日の朝を迎えました。ホントはダンナと二人で１５・１６日とお見舞いに出かけるつもりだったけど、母に電話したら人手が欲しそうだったのと、じっとしてても落ち着かないけど家の掃除も手につかない私だったので、一人でしばらくばあちゃんに付き添うことにしよう！と、ダンナに連絡してそうしたのです。ダンナは快く了承してくれて、すぐに石川へと向かいました。

石川に着くと、その日仕事を午後半休した妹が迎えに来てくれました。で、病院へ直行。行くと久しぶりにあうおじやおばがお見舞いに来てました。その日のばあちゃんは前日のばあちゃんに較べると、格段に顔色も良くなってたそうですが、右足が痙攣をしていました。お医者さんいわく、脳にでた血が神経を圧迫してるとのこと。うーむ、コレは辛そう。妹が、「ばあちゃん、綺麗な足してるんだよ」といって、布団をぺらっ。いいのか？と思ったけど、みんなで昨日から見てたらしい。それに実際綺麗な足！カタチも手入れもバッツグン！足の裏なんかぺっかぺか。私より綺麗だった（笑）。爪もね、綺麗なピンク！足だけ見て９０のおばあさんって思う人はいないかも？ってくらいでした。この姿を見たおばさんが、「私も足の手入れちゃんとしよう」と笑ってました。

その病院は完全看護で、夜の付き添いはいらないとのこと。父と母は土日が休みでないけど、姉と妹が土日が休みで、兄も土・日にかけて１泊２日で来るらしい。兄嫁も日帰りで土曜日に来るとのこと。だから、月曜日から私が日中ずっと付き添い、土・日はお見舞いにも行きつつ、家事を手伝うことにしました。続く。

先頭 表紙

夫が日記を書いてくれるという望外の幸運も得た今回の帰省。楽しかったと言うには悲しいことも多かったですが、でもでも、貴重な体験を沢山得ました。おばあちゃんの闘病？、葬式、その他法事？などの思い出も兼ねて、しばらくこれをシリーズで書かせていただきます。興味ない人にはむちゃくちゃつまんない日記になっちゃうだろうけど(^^;。

…でも今日は疲れたので、本格復帰は明日から〜。というわけで、ただいまの挨拶でした。

あ、一つだけ訂正させていただきます。ばあちゃん、くもまっかしゅっけつ（なんで変換されないの？）でした。病院の先生の話によると、コレは遺伝する可能性ありだとか。コワーイ。本人はいいんだけどね。多分。大きな動脈瘤が頭にできてて、それが破裂したとのこと。行った時点で意識が戻ることはないだろうと言われました。でもそばにいれて、嬉しかったよ、おばあちゃん。

先頭 表紙

というわけで、今日も夫が書いています。

ダイエーに行くと、半額の豚肉があったので、キムチとニンニクの芽とタマネギをあわせてブタキムチをつくる。和牛は安売りしているけど、やっぱり高い。

JAIは明後日帰ってくるとのことです。

先頭 表紙

JAIの夫です。いつもヨメがお世話になっております。

さて、JAIはもうしばらく実家の手伝いをするということです。そのうち復活すると思いますので、またよろしくお願いいたします。

以上、単身赴任になったJAIの夫でした。

# 後で見られると思うと、うかつなことは書けん。(^^;

先頭 表紙

祖母が昨日倒れました。

脳溢血だそうです。

午後から地元に帰ります。

先頭 表紙

昨日は悪口書いたけど、姉がいて良かったと思う（こともある）。姉がいなかったら、さぞかし（今以上に）ズルくてセンスの悪い性格悪い人間になってたと思う。自分の考えてることが卑しい、と気付くのは、姉がいてくれたからだな、と思うことも過去あった。反省させてくれる存在は結構ありがたい（時もある）。私より人を見る目があるしね。…多分。

私は姉が言えばそれは正しいこと、と思う傾向が子供の頃はあった。小学生くらいの頃かな？母にねだって買ってもらった服。見るなり「センス悪い」と言われた。あれ以来、自分のセンスで服を買ったことは数えるほどしかない（笑）。私は「センスが悪い」とたたき込まれたんですねえ（笑）。服を買わない要因はこのへんにあるんでしょう。今はさすがに全部正しいとは絶対思わないけど、姉と話してると面白いことが多々ある。気付かなかった視点でモノを見せてくれる。今回の帰省で、政治経済について話し合ったけど、すごくオモシロイ視点だった。例えば…。

個性の時代、目立つことが尊ばれる時代、とかいいながらも、流行ればとりあえず、的傾向の大きいこと。で、結局みんな大差ない。考えたことはなかったけど、言われてみれば確かにそうかも？
福祉の問題。うちのばあちゃんは９０歳近いんだけど、自分がぼけないために、と、まめに家事をし、畑で野菜を作り、夜は針仕事をしてる。こんなおばあちゃんが、なんにも考えずぼんやり生活して早々に呆けちゃった６０代くらいの人の介護のためのお金を払うのはなんかどうかと思う、とか。呆けた人も別に呆けたくて呆けたわけじゃないし、仕方ないとは思うけど、呆けた人にお金を払う介護保険だけでなく、老人が呆けることがないようにする方に、国は力を入れるべきなんじゃないか、という。うーん、ごもっともか。やってないわけではなかったようにも思うけど。
他にも教育とか公務員の在り方（旅行の添乗員とかがイヤなお客さんのトップだそうですね）とか、じっくり話してきました。

そういう意味でも兄弟はありがたいですねえ。

ところで、妹の話。悩みが多い？ので、今度日記を書くといいます。一瞬ここ教えたろか？と思ったけど、読まれたらマズい話の多いこと多いこと（笑）。私なのはバレバレだし。公開する日記の方が私は続いたし、妹も温かい意見が聞けたら悩みが解決しないかな、と思う。だけど教えてやらない私。姉の存在も私のこういうところは変えられなかったようです（笑）。ほかの日記ｗｅｂ探してあげてみるもんっ！

先頭 表紙

の前に。最近、つっこみランキング、おかしくないですか？いつ見ても私のつっこみポイント１５６なんだけど。ウレシイ数字なんだけど、休み明け翌日も同じ数でランクインしてたので、不思議なのです。いいんだけどね。

まず自慢を（笑）。私って結婚前、すっごくイイ子だったんですよー＞バカ。当時、転職した父親が片道二十分くらいの車じゃないと行けないところに仕事に行ってたんだけど、免許がない。おまけに出かけるのが朝六時半。帰りは夜七時。母親は毎日のパートが肉体労働で疲れてて可哀想なので、私、毎朝六時に起きて、父親の送り迎えをしてたのです。姉も妹も免許はあったけど、私ばっかりしてました。まあ、私が二度寝得意で、帰ってから出かける用意する時間まで寝直しできたのも続いた要因かも知れませんが（笑）。（おまけに化粧してなかったし。）その上、仕事の帰りも一番早かった私は、毎日のように疲れてる母のために、晩ご飯の支度をしてたのです。手抜きだけど（笑）。思えば、当時は「しなければならない」ではなく、「した方が喜ばれる」的観点、責任だったから、やってられたのかもしれませんけどね。おまけに、母のためなら比較的動くんだ、私は。

ここからが本題。今回の帰省で、たまの自分の実家だ〜、と羽を伸ばしてたら（注；ご飯用意とか手伝いもしてたけど）姉が「気が利かない、お礼が足りない」と怒り出した。きっかけは晩ご飯の後かたづけ。私としては、それは当番制だったし、当番に手出しするのもなんだな、と、クチも手も出さずにいた（もちろん、やりたくない気持ちもあったけど）のに。しかも、常日頃、姉も家にいないで滅多に後かたづけしてないのも知ってたし、やれるときにやればいい、と思ってた。私から見たら、それは当たり前のことだったからなのに、ぎゃんぎゃんいわれるのがウルサいのと、気が利かないのは事実なので（笑）、自戒を込めて結局翌日はやったんだけど、自分は普段ほとんどしてないくせにそれは棚に上げて、よくゆうや、とも思ってた。後で聞いたら、「自分のことを棚に上げてるんだけどね」と言ってたけど。他にも、私の顔を見れば、あれやってこれやって、みたいなところがある。ダンナの小姑はウルサくないのに、うちの姉の方がよっぽどウルサい（笑）。言い返すと倍、二倍になって返ってくるし、下手したら口きかなくなる（静かにはなるけど、たまの帰省にそんな状態はヤダ）ので、神妙に聞くだけ聞いて、後で相手が落ち着いたら、どうしても訂正したい部分、言い訳したい部分だけオブラートにくるんで考え直してもらうのが私が身につけた処世術？今回もそうやってきたけど、コレがなければ帰省はもっと楽しいのにな、と思ったのでありました。自慢はなんだったのかって？私は当番制の家事もろくにしない（したら私よりウマいけど）姉にとやかく言われる筋合いはないやい、って言いたかっただけです（笑）。

…あ、京都でもよくさぼってるじゃん、と思ったアナタ、正解です（笑）。私は実家より京都の方が楽してるや（笑）。あっはっは。

先頭 表紙

☆おもしろかったこと・楽しかったこと☆

ねえにゃんの話。ブドウの木、って美味しいパン屋があるらしく、そこのメロンパンが絶品とのこと。姉がそれを母と姉と妹の分買ってきて、置いてちょっとでかけたら、帰ってきたら母と妹が結託して、姉の分のメロンパンも食ってしまったらしい（笑）。前もこんなことあったのに、懲りない姉ちゃんアンド相変わらず、食べたいものを前にしては親子の愛もなにもあったもんじゃないままにゃん（笑）。

石川に着いた当日。金沢駅からねえにゃんに電話したら、午後から会社休めるから、会社まで来いとのこと。バスに乗ってねえにゃの職場へ行ったら、そのまま地元へ行くことになり、金沢の散歩はできなかった。代わりに地元でお買い物。久しぶりの地元の街はすごく懐かしくて楽しかった。

そのお買い物。古くさいコート着ていったら、姉が新しいのを買え、という。別にいらなかったけど、連れられていったお店にいいものがあった。それを試着したら、結構気に入り、スーツ見たくなっててスカートをはいてみたら？と姉にいわれたら、そこの店員のお嬢さんが一言。「こんな病人みたいに細い人に合うサイズあったかなあ？」…お嬢さん、売る気あるの（笑）？このお嬢さん、姉が買い物する時も、似合わないモノを買った時「それ買うの〜？」と言ったり、３９００円の新作セーターを見てたら「私はそんな高いもの買わないなー」と言ったりするらしい（笑）。でも、結構やり手で、他のお店よりポイント稼げる金額を低くしたり、ポイントサービスしまくったり、結構商売上手と見た！私はこういうはっきりしたタイプの人好きだけど、イヤな人は二度と寄りつかないタイプかも知れませんね（笑）。

妹が借りて忘れてた映画を見た。サンドラブロックがミス・アメリカにでるヤツ。途中までまともに見てなかったけど、後半は大変楽しく見せていただいた。そのあと、最初の方を見たら、美しい人を一生懸命みっともなくみせようという努力が顕著で別の意味で笑えた（笑）。

また思い出したら書こうっと。面白くなかった編は明日にしよっと。

先頭 表紙