himajin top
あおぞらあまぞらくもりぞら

仏の末法、聖の澆季。

別館「芝居小屋ハシゴ日記」はお休み中。
気が向いたら再開します。たぶん。

目次 (総目次)   [次の10件を表示]   表紙

2006-07-16 きょうか月間。
2006-07-06 Family Affair
2006-06-30 ゲームは終わった?
2006-06-06 175分間のnightmare
2006-05-13 あしたはははのひ
2006-05-05 今月の歌舞伎座はオススメです
2006-04-27 同学年の星
2006-04-26 忠臣蔵
2006-04-14 感謝、感謝。
2006-03-02 春遠からじ。


2006-07-16 きょうか月間。

七月の歌舞伎座は、昼夜で泉鏡花四本立て。まさに鏡花月間です。

玉三郎と海老蔵の顔合わせで、今日窓口に行ってみたところ前売り券は
千秋楽まですべて売り切れ、一幕見に長ーい行列ができていました。

夜の部も観たかったけど『天守物語』は前に歌舞伎座でかかった時のが
すごくよかったので(近江之丞桃六が羽左衛門さんだったんだよなあ…)
今回は昼の部です。

『夜叉ヶ池』

玉三郎で映画になった、これで泉鏡花を知ったと言っても過言ではない
(もう四半世紀も前のこと…なのか)ですが、実は劇場で観るのは初めて。
いや面白かった、ちゃんと、とても歌舞伎なのねー。これね。
今回、百合と白雪をやった春猿さん、明治・大正時代の風俗がとても
似合って見えます。あと、声が芝居の雰囲気と合ってました。
右近さんの山沢学円は儲け役だけど、やっぱり巧い。
最後の大洪水シーンは『日本沈没』より怖いよう。大波に呑まれて妖怪に
首切られるんだもん。ハサミで。

白雪に姥が言う「今の世は(中略)盟誓も約束も最早や忘れて居りまする」
という言葉が心にささりました。まさにその通りの世を生きている私たち。


『海神別荘』

上にも書きました玉三郎の映画の時に、この三作が一冊に文庫化されたのを
買って読んだのですが、その時に一番ワケがわからなかったのがこの
『海神別荘』でした。だいたい主人公が「公子」っていうのがイメージ
わかなかった(一応、日本の時代物という先入観があったし)。

それが2000年に日生劇場で海老蔵(その時は新之助でした)の公子さま見て
「ああ、これなのねー」と腑に落ちました。
泉鏡花、翔びすぎてます。時代超えてます。いや本当に。
…もしや数十年後に新之助という役者が現れることを知っていて書いたのか?
と思ってしまうほど。

今回は、いつも義太夫の方が居られる場所に、ハープの朝川朋之さんが
座られて演奏をされていました。これも破天荒!
俳優祭以外で、歌舞伎座でタキシード着用の方を拝見したのは初めて。
でもこれが効いてるのですよ!
今回オソロシイことに最前列(歌舞伎座の最前列なんて首が痛いばっかりで
観づらいことこの上なし!です)だったので、朝川さんの演奏はじっくり
楽しめました。
去年の7月は『NINAGAWA十二夜』。今年は泉鏡花月間。
7月の歌舞伎座は冒険月、でいくのでしょうか、これからも。
(年12ヶ月歌舞伎公演になる前は、7月は三波春夫公演とかだったですよね)
でもこんな冒険なら、もっとやって!という感じです。

先頭 表紙

>あややん!こちらこそ楽しい時間と「賞品」ありがとう!2008年まで待ってマス! / かねちゃん ( 2006-07-27 23:05 )
みょみょ〜!日曜日はありがとう、とても嬉しかったデス! / あやや ( 2006-07-27 11:10 )
>真冬さん どうもありがとうございます。ホントにまたお会いしたいです。 / かねちゃん ( 2006-07-22 22:50 )
お誕生日おめでとうございます! またお会いできる日を楽しみにしています。 / 真冬@ログインしていないのに今気が付いた ( 2006-07-22 22:43 )

2006-07-06 Family Affair

オトートがついにあちらのご両親に挨拶に行ったそうです。
来月には籍入れて一緒に暮らすことにするとか。

よかったよかった。


『ブスの瞳に恋してる』みたいな光景が繰り広げられたんかしらん。
(ま、オトートはあんな男前じゃないけどな。
 彼女は大変かわいらしい女性です。そこは一緒だね)

先頭 表紙

2006-06-30 ゲームは終わった?

もしもハネーがあそこで「子供の話」を持ち出さなかったら、どうなっていたのだろう?
…というところから考えてみた。

ハネーからいきなり「明日が21歳の誕生日なんですってね」と言われても、ジョージが不自然な反応を示していないことから、日曜日に「太陽の息子・ジム」が誕生日を迎える、ということはマーサとジョージの間では了解済みのルールのように見える。
日曜の朝、ジョージは自分からひっそりとゲームの終わりを宣言するつもりだったのかもしれない。
息子は立派に大人になった、というエンディング(Happy End?)をマーサに告げ、これからは夫婦ふたりで生活していこう、と優しい言葉を準備していたのかもしれない。
深夜パーティーから帰宅して、ニックとハネーがやってくるまでの間のふたりのやりとりは、ぽんぽん言い合いながらもマーサの感情が昂ぶりかかると必ずジョージは折れてなだめる、というパターンに終始しているように見える。その時を迎えるまでは、なるべくマーサを刺激しないよう努めていたのかもしれない。
そんなところに現れた(息子と同じ金髪の美青年)ニックを、ジョージは「偽の息子」として予行演習的に叩いてみることにした。
(年齢を聞かれて30歳と答えているニックに「君は21歳だろう?」と言っている)
真夜中に訪れてそう長居はしないだろうと思っていたから、始めは軽くからかったりけむに巻いたりして、ニックを困らせて精神的優位に立って、そのくらいで終わらせるつもりだったかもしれない。

ところがマーサがハネーに話してしまい、しかもハネーがそれをニックの前で洩らしてしまったことで、ゲームを内輪で終わらせることはできなくなってしまった。
(だから「(せっかく考えた計画を)ぶちこわしにしてくれたな!」と怒ったのだ)
これ以上このゲームの参加者が増えてしまう前に、おしまいにしなければならない。
そしてニックとハネーが「息子」のことを絶対に他に洩らすことのないように釘を刺しておかなければならない。
(=ハネーは(アタマが弱そうだから)丸め込むことはできそう。となるとやはりニックの弱みを握って、お互いの秘密を交換条件とするのが最善)

そこでジョージはニックから秘密を聞き出し、しかもそれをマーサとハネーの前で暴露し、さらにマーサとの姦通をそそのかす。
(後でそこに「できなかった」という想定外のおまけまでついてきた)
徹底的に叩いて優位に立って、これでニックが今夜のことを洩らすことはないだろう、さあどう収拾をつけようか、というところで、ハネーが「真夜中に玄関のチャイムを鳴らしたのは誰?」(=深夜の電報)というキーワードをくれた。これできれいに辻褄が合う。
21歳の誕生日の一日前に(子供のまま)息子は死んだ、という新しいエンディング(Unhappy End?)をマーサに告げてゲームは終わった。

夜が明けてニックとハネーが去ったふたりだけの静かな部屋、それがジョージが準備していた日曜の朝の情景だったのかもしれない。

先頭 表紙

2006-06-06 175分間のnightmare

この夢から醒めれば平和な朝が来るのだと思いこんでいたのに
澱んだ夜はなかなか終わらなくて、夢の中の登場人物が言う
「ここは私の夢の中。あなたは夢の登場人物」だと。
それでは私は何者なのか?



シアターコクーンの『ヴァージニア・ウルフなんかこわくない?』
すごいです。
肉食ってるヤツらにはかなわねェなぁ…としみじみ思ってしまう。

175分でよかった。200分なら呼吸止まって死にます。かも。

先頭 表紙

>ばぁびぃさま とっても楽しかったです、こちらこそありがとうございました。それにしても久しぶりに別館見たら、ホントにたくさん書いてるなー自分… / かねちゃん ( 2006-06-26 22:06 )
>りりさん いよいよ最後の一週間ですー、さみしいよー(泣) / かねちゃん ( 2006-06-26 22:05 )
先日は有難う御座いました。早速遊びに(笑)別館も見て来ました。スゴーイ!一杯観てるなぁ。黒蜥蜴は私も観たかった作品ですた。また、遊んでやってくださいね☆ / ばぁびぃ ( 2006-06-26 13:49 )
ほーんと、もっと長かったら大変なことになるところでした。私には、あらゆる意味でリハビリが必要ですわ。 / りり ( 2006-06-08 09:09 )
>コインさん 久しぶりですー、四年に一度の祭典の始まりですね!このお芝居は殿方に観てもらいたいなあ、ホントに。 / かねちゃん ( 2006-06-07 22:44 )
肉食ってんだけどなあ、僕も。機会があったら、見てみます。 / ガス欠コイン@久しぶり。 ( 2006-06-07 21:23 )

2006-05-13 あしたはははのひ

実家の母にオトートの彼女がカーネーション贈ってくれました。
と喜びの声を朝から聞かされたわけ。

んで不肖の娘は立場上夕食を作りにいったのでした。
カーネーション持たずに。

私も嬉しいです。これからもーよろしくねー♪って気分です。
父の日もーよろしくねー♪と続けてみる。

先頭 表紙

2006-05-05 今月の歌舞伎座はオススメです

観終わって「あぁ面白かったー♪」と思わず出ちゃうお芝居に行けた時は
とても幸せな気分ですが、今月の昼の部はそんな気分でした。

「江戸の夕映」「雷船頭」「外郎売」「権三と助十」という狂言立ては
新歌舞伎2本に復刻1本に舞踊、とちょっと軽めかな?って気もしましたが
(昼の部は義太夫が入らないのだ!)見応えは充分あったような。

團十郎の復帰という嬉しいニュースもありまして、客席も「お帰り!」という
雰囲気、劇中口上では並んでご挨拶する菊五郎も感慨深げでした。

先頭 表紙

>しえろさま  そう、だと思います。北番の三角屋敷は観てみたい気もする、ホンがめちゃめちゃ面白いから。 / かねちゃん ( 2006-05-29 21:51 )
南番でごぜえますだ。オーソドックスなほう? / しえろ ( 2006-05-26 22:59 )
>しえろさま おひさですー、コクーン歌舞伎は北番?南番?今月の歌舞伎座はけっこう見ものですよ! / かねちゃん ( 2006-05-15 22:59 )
ああ、歌舞伎座。もう何年も、いや、もう20年以上行ってない。とほほ。でも、先月はコクーン歌舞伎行ったよん。 / スーパーしえろ@おひさ〜♪ ( 2006-05-14 19:28 )

2006-04-27 同学年の星

「学年が同じ人」ってのはいくつになっても(いや、むしろなればなるほど?)
何となく気になる存在だ。

めんずだとやっぱりヤクルトの古田監督?(去年だったら「黒田さん」とかね。)

そして女の子(いくつになってもオンナノコと言いたいのさ)ではやっぱり
キョンキョン、なんてったってキョンキョンなのだ。
小林聡美さんなんかもかなり気になる人だけど、やっぱりキョンキョンは
特別だ。ずっとカッコよくあってほしい存在なのだ。

…キョンキョン、カッコよすぎるッス!

先頭 表紙

>PAOさん そう、最近同学年の人々がやたら脚光浴びてるのは結局自分らがトシをとったとゆうことなのよねと思い至る今日この頃。そしてPAOさんはひまじん界の大御所なのです。わーお! / かねちゃん ( 2006-04-30 21:58 )
私の同学年の有名人は既にかなりの大御所もしくはそれに近い人が多い気がする。それに引き換え私は・・・・ / 走る酔人(PAO) ( 2006-04-28 00:25 )

2006-04-26 忠臣蔵

10月から12月にかけて、国立劇場で『元禄忠臣蔵』を連続完全上演するとか。
大石内蔵助はそれぞれ吉右衛門、(坂田)藤十郎、幸四郎がやると。

10月が
「江戸城の刃傷」
「第二の使者」
「最後の大評定」

11月が
「伏見撞木町」
「御浜御殿綱豊卿」
「南部坂雪の別れ」

12月が
「吉良屋敷裏門」
「仙石屋敷」
「大石最後の一日」

って割り振りになるのかな?(もちろん本見て書きましたとも)

「御浜御殿」と「大石最後の一日」しか観たことないけど
『仮名手本』と比べたらやっぱり『元禄』の方は男のドラマーって
感じがします。お軽勘平出てこないし。
だいたい真山青果観るといっつも「しゃべってばっかしやなー」と
思ってしまう(笑)のですが、3ヶ月観続けたらお腹いっぱいになりそう。
でも藤十郎さんの内蔵助(しかも遊蕩三昧の!)はいいだろうな。
以前、上方演出の『仮名手本』をやっぱり国立でやった時に、七段目の
由良助がよかった印象ありますし。

そういえば菊五郎は、七段目の由良さんやったことないのですよね、確か。
菊五郎と忠臣蔵、といえば塩治判官か勘平さんか、九段目の戸名瀬か。
(あ、道行のお軽がすごくきれいだった!)
菊之助のお軽に松緑か三津五郎の平右衛門で観たいなー。

やっぱり『元禄忠臣蔵』より『仮名手本忠臣蔵』が好き。

先頭 表紙

2006-04-14 感謝、感謝。

今日は嬉しいことたくさんありました。これぞまさに…

みなさんのおかげで「した!」

先頭 表紙

2006-03-02 春遠からじ。

オトートが「結婚を前提におつきあい」してる方を実家に連れてきたそうな。
とても感じのよい方だそうです。

なんかほの嬉しいぞー。

先頭 表紙

>りりさん 春が来たようですねえー。「おねえさん」とか呼ばれちゃうんでしょうか?ひゃあー(驚) / かねちゃん@まだ先のようですが ( 2006-03-12 20:49 )
>よこ!さん ムスコさんよかったねぇー!心から祝福!男どもは旅立つ。…私は川で洗濯か?(笑) / かねちゃん ( 2006-03-12 20:48 )
何だかうれしい予感ですね。いよいよ春かな? / りり ( 2006-03-10 15:24 )
おお、オトートさん旅立ちの春ですな。ワタクシのムスコも旅立ちの春でござる、ああ春爛漫 / よこ! ( 2006-03-03 20:20 )

[次の10件を表示] (総目次)