2001-11-14 マンガについて語ってみよう・少年マンガを読む女の子・少女マンガを読む男の子
2001-11-13 マンガについて語ってみよう・雑誌篇『花とゆめ』その２
2001-11-12 マンガについて語ってみよう・雑誌篇『花とゆめ』その１
2001-11-11 マンガについて語ってみよう・雑誌篇『別冊マーガレット』
2001-11-11 マンガについて語ってみよう・前説
2001-11-10 ドリームランドに行くはずが…
2001-11-09 満員電車の薔薇。
2001-11-07 封印をちょっと解いてみた
2001-11-07 冬が始まるよ。
2001-11-05 慣用句・いまむかし

風邪を引いてしまいました。
半日寝てたらほとんどよくなりましたが、そんなわけで『LaLa』いく前にちょっと
寄り道（やっぱり雑誌篇はそれなりに書くの時間かかるのだ）。

これまで書いてきたように少女マンガにどっぷり浸かった子供時代を過ごしていた
私ですが、その一方で少年マンガもしっかり読んでいました。
自分の中で「これは男の子のマンガ、これは女の子のマンガ」という線引きはあまり
せず、ただマンガはマンガと思って読んでいました。
何度も書いているようにオトートがいましたし、年の近い従弟たちもいた。
読める環境は充分あったわけです。

自分がそうだったので、マンガ好きはだいたいそんなもんだと思っていたのですが
その後、大学の先輩で「少年マンガは絵が汚いからキライ！」などという人もいて
少女マンガしか読まない女の子、というのもいるわけだ、と知ったのです。

しかし今思い返しても、女の子の方が抵抗なく少年マンガを読んでいたようです。
友達のところに行っても、手塚治虫や藤子不二雄の本が少女マンガと並んで普通に
あったりしましたし。

一方、男の子はどのくらい少女マンガを読んでいたのでしょうか？
身近な例では、オトートは私が読むマンガを一緒になって読んでいたので、かなり
少女マンガにも親しんでいたわけですが、最近「子供の頃、少女マンガを読んでる
友達なんて他にいた？」と聞いてみたところ「あの頃、少女マンガ読んでるなんて
周りには言えなかった。小、中、高時代はずっとそうだった」とのことでした。

しかし中学の頃「パタリロ！」をクラスの男の子に読ませたところ「面白い！」と
夢中になり、クックロビン音頭のマネ（笑）をしていたということもありました。

私個人としては、女だから少年マンガ読まない、男だから少女マンガ読まない
なんてつまんないじゃん？読みたいなら読んだ方が面白いよー、なんですけど。
みんなどうだったのかなぁ、昔…

先頭 表紙

ちょうど私が買うのを中断していた時期に、花ゆめを（いや、少女マンガを）
語る上ではずすことのできない作品が登場します。
そう「ガラスの仮面」ですね。そして「スケバン刑事」。

自分では買っていなかったものの、友達に借りてちゃっかり読んでいた花ゆめ。
「ガラスの仮面」の第１回を雑誌で読んだ、という今にして思えばけっこう貴重な
体験をしているのでした。
（しかしその時「21世紀になってもこのマンガ終わらないんだよ」って言われても
　絶対信じなかっただろうな（笑））
「ガラスの仮面」についてはあーだこーだゆーよりも、ただ一言「読みなさい！」
ハマるよぉ〜（笑）でも終わってないのだ。

「スケバン刑事」大好きでした！（それだけにドラマ化された時には…＾＾；）
サキのお母さん怖いしさぁ（普通のエプロン姿なのに髪ザンバラだし…）
いいもんでも情け容赦なく死んじゃうしさぁ…（三平死んだ時は目を疑ったよ！）
キモチワルイ描写も多いし（梁山泊篇のミ○ズ地獄の時はページ破いて捨てた）
少女マンガとカテゴライズしていいものか？と思ったりして。でも面白いんですよ…
これは男の人もけっこう読んでたよね（ドラマ化したから？）。

そしてまたもや三原順の「レッツ・ダンス・オン」（はみだしっ子パート６）を
きっかけに、私は再び花ゆめを買い始め、以後６年間ほど読み続けたのでした。

以下、印象に残ってる作品、作者など…

萩尾望都が花ゆめに「アロイス」を描いたのはいつだったんだろう。
前後編で掲載されたこの作品、雑誌が出る前に、後編を読む夢を見てしまうほど
衝撃が大きかったのを覚えてます（後半どうなるのか気になって仕方がなかった）。

山岸凉子（りょうの字が”さんずい”じゃなく”にすい”だって知ってました？）
は創刊当時から「アラベスク第二部」を連載してました。
今読むと「深い話だったんだなぁ…」と。コドモにどこまで理解できてたんだろう。
それにしてもミロノフ先生、宗方コーチ…みんな二十代にしてなんであんなに
人間ができてるの？…と今にして思う。
そのあとは「メタモルフォシス伝」かな。それから何といっても「妖精王」ですね。
（和田慎二の「ピグマリオ」といい、この頃ファンタジーが多かったのはなぜ？）

川崎ひろこは別マ出身組ですが、フラメンコマンガ「火の領域」広告業界マンガ
「瞳、ひらいて」など大人っぽくて面白い作品が多かったので好きでした。

神坂智子の「パンと懐剣」も面白かったです。開化モノ。もう一度読みたい…

さらに「アテナ大賞」（新人公募）でデビューする作家も出てきました。
酒井美羽、高口里純、谷地恵美子…愛田真由美もそうかな。

おっとその前に森川久美がデビューしていました。「特別休暇」だったかな。
（でも森川さんはむしろ『LaLa』の印象が強いな…）
坂口靖子も花ゆめデビューでした。エルドンシリーズを覚えています。
おふたりとも当時からあの独特な作風で、それが今でも変わらないのはすごいな、と
思います。

そして魔夜峰央ですね。「やさしい悪魔」は山田峰央名義で描いてましたっけ。
デビュー以来”魔夜峰央＝怖い話”とインプットされていたこちらの思い込みを
豪快にぶち壊してくれたのが「ラシャーヌ！」そして「パタリロ！」でした（笑）。

以上、ちょっと駆け足で『花ゆめ』時代を語ってみました。

先頭 表紙

私のマンガ人生（何じゃそりゃ）に大きな影響を与えた『別マ』ではありましたが
あくまでもそれは人に借りて読んでいた雑誌。
乏しい身銭を切って読んでいた雑誌、それは『花とゆめ』（以下、花ゆめ）！

花ゆめが創刊された時のこと、何となく覚えている（うわ…！トシが（笑））
表紙は確か、こやのかずこ（！）
違う雑誌なのに、描いてるマンガ家さんはほとんど別マと同じ人。
移籍とか版権とか、オトナの世界を知らないコドモにはいささかややこしいことで
ありました。

買い始めたのはもう少し後。
月刊誌だったのが月２回刊になって、新装号の目玉が「ゴシックロマン・シリーズ」
これは、毎号違う作家が”お屋敷モノ読み切り長編”を描くという企画で
１号が山田ミネコの「呪われた城」２号がゆきひろの「氷のロゼッタ」でした。
（ゆきひろ覚えてる人なんているかなぁ。あの絵柄けっこう好きだったんだけど。
　もっと後の時代の北河悠梨と並んで、私の”いつのまにかいなくなっちゃって
　残念マンガ家”さんだわ…「氷のロゼッタ」読みたいな…）
それ以降も忠津陽子の「ロザリンドの肖像」竹宮恵子の「Ｑの字塔」（未読）
泉左京の「ジョーカー輪舞曲」（これも未読）木原敏江の「白い森」…
悼尾を飾った水野英子「ローヌ・ジュレエの庭」（ワケわからん話だったわー）と
今思い返してみても力作揃いでした。
んで、そのシリーズで三原順が描いたのが「祈りの鐘が響くとも…」だったのです。

三原順が「われらはみだしっ子」を描いたのは、月刊誌時代の終わり頃だった
と思います。友達のところで読んだのかな。
今もって、なぜそんなに「はみだしっ子」に惹かれたのかハッキリわかりませんが
（コミックス収録時に描き直されて”幻”になった当時のラストページも覚えてるよ）
その「はみだしっ子」の三原順だ！というので親にねだって買ってもらいました。

それからすぐはみだしっ子・パート２「動物園のオリの中」が載って。
しかし半年ほど買い続けた花ゆめ、なぜか一度買うのをやめてしまいます。
（お小遣いが続かなかったのかな…（涙））
やめた次の号にパート３「だから旗ふるの」が載ったのですが、これを読めなかった
のがずっと心残りで…！
もう読みたくて読みたくて、コミックスを探しまわりました。
（と言っても小学生のことですから行けるのは地元の本屋だけですが）

他には…

田中雅子「ボク走ったよ！」は創刊当時の名作でしたが、この頃は「まわれ！花時計」
という連載を描いてらっしゃいました。
大映ドラマチックな愛と復讐の物語でしたが（今、ドラマ化してもいけると思う）
主人公のひとみが、愛する冬彦さん（だったかな…）に「僕のために切らないでいて」
とほめられた長いきれいな髪を、安アパートの一室でハサミでジョキジョキ切り落とし
「さようなら冬彦さん！ひとみはもう泣かないわ！」と叫ぶところ印象に残ってます。
（ね、大映ドラマっぽくない？）この冬彦さんがまた、優しいんだけどぼんぼんで
結局頼りにならなくて（優しいだけじゃダメなのね）と子供心に思ったことであった。

そうそう、山田ミネコも私の中では、別マより花ゆめの印象が強いです。
上にも書いた「呪われた城」。「走れアリス」に始まるアリスシリーズ（好き！）
「高い城の少女」（これ傑作ですよねぇ…読みたいなぁ。昔持ってたのに）など…

しかし、まだこの頃は別マで描いてた作家中心という感が強いですね、今見ると。
この後どんどん新しい作家が出てきて、独自色を出してゆくのですが、それはまた
改めて（…続くんかい！？）。

先頭 表紙

コミックスについて語ると長くなるので、とりあえず雑誌篇。

始まりは『りぼん』『別冊マーガレット』（以下、別マ）でした。いわゆる集英社系。
と言っても自分で買っていたわけではなく、従姉、遊び友達などまわりに大勢いた
おねえさんのところに行っては読む生活。だから『なかよし』もたまには読んでたよ。
「ばんざい先生」とかね。でも好きだったのは断然『別マ』！

今でも覚えてる、珍しく買ってもらった別マに載っていた美内すずえの「燃える虹」。
題名もストーリーも忘れてたのに、ある一コマを強烈に覚えてて、後年コミックスで
見た瞬間「あっあの時のマンガだ！」って思い出した。恐るべし、美内すずえ。
実際、あの頃の美内すずえの充実ぶりはハンパじゃない。
「ジュリエッタの嵐」「魔女メディア」「帰らざる氷河」「金色の闇が見ている」…
もう片っ端から読みましたね。面白かったよねえ〜…
（美内すずえを「ガラスの仮面」でしか知らない方、読んでみるといいですよ！）

それからもちろん和田慎二ね！
最初に読んだのは「銀色の髪の亜里沙」だったと思う。しかも後編（涙)
それでも充分面白かった。ファーストキスという言葉をこれで知った。
（意味がわからなかった（爆）キスはわかるけどファーストとは何だ？って思った）
子供ながらも、女性の作家と違う話のスケール感と、線の鋭さにやられてたのかな。
「大逃亡」「呪われた孤島」「オレンジは血の匂い」それに「超少女明日香」。
忘れちゃいけない「恵子とパパ」シリーズ。真吾く〜ん♪
（あの当時は柴田昌弘も別マに描いてたんだよね。「ラン」も始まりは別マだった。
　「クラッシュ！」とか私はすごく好きだったんだけど、当時読者ウケは決して
　よくなかったらしいです）

あと別マで大好きだったのが河あきら。…って言うと「あぁ「いらかの波」？」
と言われることが多いのだが、ちっちっち、そうじゃないんだよー。
「ゆがんだ太陽」「さびたナイフ」「渡り鳥は北へ」「あなたは笑うよ」など、まあ
「泥だらけの純情」路線とでも言いましょうかね、不良少年とお嬢さんとか、
落ちこぼれ少女とバーテン見習い、とかちょっと社会派？入ってるような。
そしてもう何度も何度も言いまくってる「故郷の歌は聞こえない」！！！
あぁ〜〜〜っ読みた〜い！コミックス欲しいっ！（文庫…入らないだろうな＾＾；）
去年の冬ドラマ「二千年の恋」の設定に「故郷の歌〜」じゃん！って思ったの私だけ？
あとねあとね、泣けるのがね「５つの指のうた」（だっけ？題名あやふや）！
「山河あり」もよかったよぉ〜…（大河ドラマみたいな話でしたが）
河あきら、もっと復刻して欲しいなー！

社会派と言えば知る人ぞ知る、木内千鶴子も落とせません。
「天国がみつからない」くらいしか題名を思い出せませんが、あの独特の絵（あれは
浦野千賀子系なのだろうか）と、独特のストーリー（結末が暗いのよ…わりと）
妙に忘れられない作家です。

他にもねー…市川ジュン（「暁の目の娘」！デイジーグリーンシリーズもいいですね）
大谷直子（星くずシリーズ）川崎ひろこ、などなど全くすごい充実ぶりでした。

80年代に入る頃になると『別マ』はくらもちふさこ、槙村さとる、亜月裕…の時代。
その頃は『花とゆめ』を買っていたので、70年代のように食らいつくような読み方は
していないのです。
（でも「いつもポケットにショパン」はもちろん好きだったし「愛のアランフェス」
　「ダンシング・ゼネレーション」もよかったですよねぇ…）

次はいよいよ『花とゆめ』だ！

先頭 表紙

あみさんの日記で『りぼん』『なかよし』の話題が出た。
マンガ話となると、どうしても首をつっこんでしまう…サガね（笑）
去年の暮、よこ！さんの「ざつぶん。」で70年代少女マンガについて盛り上がった
ことがありました。思えばその頃は、まだひまじんライターじゃなかったし、
他の日記にお邪魔することもしていなかった。
それがそのマンガ話をきっかけに、しっぽなちゃん、Akemi姐さん、たらママさん…
たちとお知り合いになり、ひいてはそれが日記を始めるきっかけになったのかも、と
考えれば少女マンガなくして私のひまじん生活はありえなかった？
（笑…正確にはもちろんゴローニャ（この呼び方久しぶり♪）と少女マンガね）

しかし今まで日記でちゃんとマンガの話を書いたことなかったかも。
…とゆーことでちょっと書いてみようと思う。極私的マンガ人生（笑）

先頭 表紙

来年で閉園が決まった横浜ドリームランド、その前に行っとこうよ、ということに
なった。
ところが昨日から、雨がや〜まな〜い〜♪
どうする？と相談していたのだが、今朝になって「健康ランドに行こう！」と予定変更。

久しぶりの健康ランド（スーパー銭湯って言うのかな？）だー。わーい。
もう当然のようにマッサージの予約入れて。

まずお風呂ね。
普通の浴槽に「白湯」とあるのを「パイタンだって！」とお約束なツッコミ。
う〜〜〜っ…やっぱり広々したお風呂は気持ちいいねぇ〜…
それから「日替り湯」。今日は「ラベンダーとカモミール」。
オッソロシイまでの紫色！でも何か効きそう…
それからジェットバスにしばらく入って、うにょうにょーーーんと揉まれて。
ミストサウナで汗流して（普通のサウナは心臓バクバクでダメだけどこれならOK！）。
いい加減のぼせてきたので露天風呂でしばらく半身浴。
相変わらず雨は降り続いてるけど、冷たい空気が気持ちいい〜〜〜…

そのうち予約した時間になったので、服を着て下のマッサージ室へ。
お風呂上りにマッサージなんて、もう至福だね。うとうとしちゃう…

うーん…こここそがドリームランドかしら？（わははベタだ）

先頭 表紙

週末だというのに仕事が終わらず、９時過ぎに帰りの電車に乗った。
疲れた〜。まわりにお酒入ってご機嫌の人が多いのすら何だかムカツクー。
次の駅でまたもや人がどっと乗り込んできて、ますますぐったり。

ふっと振り返ったら人、人、人…の頭の上の空間に、誰かが持った花束。
わぁ、紫の薔薇だ。一色でまとめて、リボンも薄い紫でとても綺麗。
持っている人の姿は混雑の中でまったく見えない。ただ花束だけが。

乗り継ぎの駅で一気に人が降りてゆき、やっと人心地。
でも花束を持った人も一緒に降りて行っちゃったみたい。ちょっと残念。

どんな人が持っていたのかなぁ…？

先頭 表紙

情けない話だが、８月27日以来かの人（またその話題か！と言わないでね）の
映像を観られない状態が続いている。
（この場合の「られ」は可能ではなく自発？今までのドラマとかバラエティの
　ビデオを観るのが辛い、という意味であります）
先の展望が見えない状況で過去の映像を観ると、終わった時に現実を正視する
ことに耐えられなくなりそうで。
このイタイツボ、人によっていろいろ違うのが興味深い。写真を見るのが辛い
とか、インタビュー記事を読むのが辛いとか、まさに千差万別。

しかしいつまでもこんな弱気でいるのもどうかなぁ、と思い『踊る大捜査線』
を観ることにした（せっかくＤＶＤプレイヤーあるんだもん、使わないとね）。

きゃー出てきたわ。いやーん鏡くんカッコイイ…（ため息）

…でも後半、大活躍（言葉選んでます＾＾；）シーンからはやっぱり今観るの
イタイかも（苦笑）。
こうなったら開き直って、続編『帰ってきた鏡くん』希望！どうよ？

（ヤッパリ　モウシバラク　フウイン　シトイタ　ホウガ　イイカナ？）


あ、でも『踊る大捜査線　歳末特別警戒スペシャル』すっごい面白いです。
オススメ！

先頭 表紙

ひゅるるるる〜…風が冷たいよ〜…

ついに初マフラー、初ブーツでお出かけだ。

先頭 表紙

胸襟を開いて語り合う。
…今ならさしずめ「ネクタイをゆるめて語り合う」ってとこ？

オンナなら？もちろん「ブラを外して語り合う」でしょ！？
（すいません、ちょっと下品でした）

先頭 表紙