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あおぞらあまぞらくもりぞら

仏の末法、聖の澆季。

別館「芝居小屋ハシゴ日記」はお休み中。
気が向いたら再開します。たぶん。

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2004-11-04 つれづれに『笑の大学』
2004-10-31 『笑の大学』あれやこれや。
2004-10-30 祝!『笑の大学』初日
2004-10-25 『笑の大学』字幕付き。
2004-10-24 続きを読んだ。
2004-10-21 またもや『笑の大学』
2004-10-13 続きが読みたい!
2004-10-09 おひっこし記念日。
2004-10-01 横溝fundamental
2004-09-30 椿くんお披露目。


2004-11-04 つれづれに『笑の大学』

昨日は観に行ってみた映画館がレディスデーではなかったので
「まあおとといも観たし」とか思って帰ってきてしまいました。
来週のレディスデーには職場近くの映画館で観ようとぞ思ふ。

でもそしたら今日、また観たくなってしまったよ。
困りましたね、中毒だ。


今日は夕刊に映画評が載っていました。
なんか、こうやって世の方々が『笑の大学』を観て、いろんな
感想を持ってくれたり、笑ったり泣いたりしてくれるのが
とても嬉しかったりするのだな。
もう心情的にはチーム『笑の大学』の(組織の末端に位置する)
ヒトになった気分です。


椿くんのモデルとなった菊谷栄さんのことは知らなかったんだけど
最初、浅草の喜劇作家、と聞いて「菊田一夫がモデルなのかな」と
思ったりしたのです。そしたらふたりは「両菊」といわれていたと。

菊田一夫は金田一耕助のモデルだった、というのはけっこう知られた
お話で。
こんなところで椿くんと金田一さんがつながりました。
まったく縁は異なもの、ですね。

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>たまちゃん 立派に位置する人。上を目指してがんばりましょう(ゴールはどこ?) / かねちゃん ( 2004-11-07 15:15 )
きょう、知人にプリントアウトした割引券をあげて「ぜひ見てね」とお勧めしました。これで私もチーム『笑の大学』の組織の末端に位置する人!? / たま ( 2004-11-05 01:11 )

2004-10-31 『笑の大学』あれやこれや。

ネタバレしてます。


先週と今週、隣で観ていたあみボン。いわく、私は
「だいたい同じところで泣いている」そうです。
だからパブロフの犬なんだな。

ラストはもちろん大泣きなんだけど、もうそれ以前に2日目で泣いている。
向坂さんが、自分は笑いを解さない人間だと告白し、
「今まで心の底から笑ったことはないが、どうにかここまで生きてます」
というところで、めちゃめちゃ泣けてしまう。
彼は彼なりに、自分が「オモシロクナイ人間」であることに悩んだり
したこともあったのかも、とか考えると、とても切ない。

5日目の「はしる」シーンでも、笑いながら胸に迫ってぐっときてしまう。
たぶん結末を知っているから。
この数分間は、ふたりの気持ちの回路がカチッと繋がった時間で、
でももう二度と体験できない時間だとわかっているから。
幸せな時間は、それが記憶としてしか取り戻せない時、とても哀しい。

ふたりの7日間の物語は、取調室に入ってきた椿くんの一礼で始まり
取調室を出た椿くんが、最後に廊下の向こうから一礼して、去ってゆく
シーンで終わる。
吾郎くんのおじぎの美しさには定評がある(と私は昔から思っています)
が、この最後の一礼の美しさたるやまったく…


というわけで、明日は映画の日なので、またパブロフの犬してきます。
本当は泣くよりも、笑う方が好きなんだけどねえ。
おかしいねえ。

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>たまちゃん こないだ「貫一さん=佐智さん」に気づきましたよ。珠世さん、猿蔵さん、菊乃さん、メイドさんに続くチーム『犬神』だ。 / かねちゃん ( 2004-11-04 22:49 )
今日も行ってまいりました。毎回新しい発見がありうれしい限りです。でもまだ相変わらずウルウルしてしまいます。 / たま@大画面がうれしい! ( 2004-11-03 01:02 )

2004-10-30 祝!『笑の大学』初日

ついについに、ついーに初日!
ここ最近、毎週のように観ていたり、テレビでも宣伝で映像流れたりで
けっこう毎日見てるんですが、やっぱり格別なものがありますね。
しみじみ。みたいな。

んでも舞台挨拶は見られなくて、次の回を観てきました。
直後の回って意外と穴かも!とか思ってたんですが、いざ行ってみると
かなーり行列できていたので、すごい嬉しかった。
終わってからロビー出たら、次の回も行列してたので、これまた嬉しかった。

パンフレットゲット。でも「許可」「不許可」ハンコは売り切れ。

5回目でもやっぱりだらしないほど泣いてしまいました。

ex-squeeze me!

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>うしさま いらっしゃいませ。あと最低5回は通いたいです!うしさまも早くご覧になれるといいですね。 / かねちゃん ( 2004-10-31 22:29 )
>たまちゃん 会えてよかったよかった。ロビーあんまり広くなかったし、人がいっぱいで混雑してたし、雨降りだったし、で見つかりませんでしたね。 / かねちゃん ( 2004-10-31 22:28 )
ずいぶん通ってるんですね〜(感心!)私もはやく観たいです。 / うし@すごく楽しみ! ( 2004-10-31 20:03 )
ロビーで会えるとは思っても見ませんでした。嬉びっくり〜  お花見つかった? / たま ( 2004-10-31 02:20 )

2004-10-25 『笑の大学』字幕付き。

第17回東京国際映画祭特別招待作品。

今回、よこ!さんのお計らいにより観に行くことができたのでありました。
感謝感激雨霰。

実は初めて、六本木ヒルズ。つーかいつ以来だ、六本木。
むかしむかし、日比谷線でPIT INN 通ってた時以来かもよ。
あ、でもアークヒルズへは行ってるか。

そして今回、もちろんもちろん舞台挨拶が楽しみなのではありましたが、
国際映画祭ということで、字幕がつくというのがすごく興味深くって。
あの絶妙なセリフを、いったいどんな風に字幕にしているのかな?と
楽しみにしてたのです。
とは言っても、英語ものすごーくデキナイ(自慢することじゃないが)
人間なので、どの程度わかるのか、わかりませんでしたけど。

ミョーにウケてしまったのが『金色夜叉』が『GOLDEN DEMON』になってたこと。
ホントにそーいう書名なのかな。あちらでは。
いや、その前に英語版『金色夜叉』ってあるのか?翻訳されてるのか?
(今突然、清水義範の『スノーカントリー』を思い出してしまった。
『雪国』を知らない学生が翻訳版を読んで日本語に訳す、という小説)

それにしても、日本語を聞きながら英語の字幕を読む(というか見る)
というのは一種フシギな体験でした。

映画はもうね。パブロフの犬のようにね。

そして舞台挨拶で、ナマ4ナラビ(主演おふたり&監督&三谷さん)を
見てて、ふっと「4人出演でそのまま映画とか作れそうだわー」と思った。
コンゲームモノとか『黄金の七人』みたいな、チームで計画たてる。
それぞれキャラが立ってるし、イキ合ってるし。

最後にひょえーだったこと。
上映終了後、ロビーに佇んでいらしたアルオカタに、舞い上がって
つい「今日で観るの4回目なんです」と申しましたところ
間髪入れず「ボクは101回観てます」と切りかえされました。
101回。

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>たまちゃん お言葉は「監督はねぇ〜いっぱい観られるんですよぉ〜(ふふふ)」と続きました。いやホントに。 / かねちゃん ( 2004-10-31 22:27 )
久しぶりにやってきました〜ある人って???気になる〜(ミタニン?星さん?) / たま ( 2004-10-31 02:18 )
>さくらもち師匠 「性格破綻者」を 'Peeping Tom'としていたのも「なるほどねー」でしたね。4人ショット、これきりではまったくモッタイナイ! / かねちゃん ( 2004-10-30 22:31 )
>あみボン。月曜日にイベントあると、その週ホントに大変なのよねー。でもまた「映画の日」が…(汗) / かねちゃん ( 2004-10-30 22:29 )
「ロミオとジュリエット」関連のセリフがちゃんと「thou」(youの古い形ね)と訳されていたのもツボでした。舞台挨拶の4人ショットは味わい深かったわあ / さくらもち ( 2004-10-30 10:07 )
私は1日舞い上がってたもよう・・・次の日はそのフォローで大変だったよん。 / あみボン。 ( 2004-10-29 08:06 )

2004-10-24 続きを読んだ。

『本格小説』

期限が来たので図書館へ返しに行ったところ
嬉しいことに書棚に下巻が鎮座ましましていたので
「やれ嬉しや!」とばかりに上巻(返しに行ったやつそのまま)
と揃えて、借り出しました。

そして、一気に読了。
濃い話であった。とても面白い。

ずうっとテレビを点けたまま。地震の様子に胸を騒がせつつ
現実逃避をするように、読み続けた。

電気を点けるのも食事をするのも、後ろめたい気持ちを
少しだけ止められないのです。
それもまた僭越だというのはわかっているのですが。

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2004-10-21 またもや『笑の大学』

18日にようやっと当たった試写会で、三谷…じゃない三たび
観てまいりました。でも8月以来だからけっこう久々ね。

もうねえ、お話がどうとか、役者さんがどうとかじゃなく、
ただ、あの世界に浸りたい、昭和15年のある一週間を彼らと
一緒に追体験したいっ!…という気持ちです。

公開直前の最近では、メディアにもいっぱい登場、なんとなんと
ムック本なども発売になり、どうしたもんやら!の嬉しさ、ありがたさ。

サントラも買っちゃったしね。聴くたびに場面が脳内再生されて
走り出すやら泣き出すやら。

職場でも「走るおまわりさん」の音楽が頭の中でエンドレス。
昨日はちょうど、メンテナンスの仕事で、分厚ーいソースリストを
目で追いながら、修正箇所に付箋をつけてちまちま書き込みしてたので
「なんか向坂さんみたーい(くす)」と思ってしまいました。

「許可」「不許可」のハンコが欲しい。映画館で買おう。

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2004-10-13 続きが読みたい!

『本格小説』(水村美苗)を読む。

『続・明暗』の頃から存在だけは気になってたし、
『文学賞メッタ斬り!』(べらぼうに面白い。むやみに本が読みたくなる)
で「正真正銘の傑作」って言ってたし、
まあ、他ならぬ吾郎くんが読んだ、ということはもちろんあるし。
(ふっ、それが動機か、しょせん)
でもなにしろ上・下巻で3500円はする、となると、ちょっと買うのは
ためらっちゃうのであります。これ以上、本増やしたくないし。

んで、こないだ久しぶりに図書館に行って探したところ、意地の悪いことに
上巻しか置いてなくって「きーっ(苛)」となってしまったんだけど
とるものもとりあえず、借りてみたわけです。

そしたら案の定、面白くて面白くて、次の日には読み終わっちゃったよ。
早く下巻読みたーい!

でもきっと次に図書館行っても置いてないのよ。下巻。おそらく。
どうしよう。

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>あみボン。予約するのが急がば回れで確実なのかも…でもなんか信用できないのよ、地元の図書館…前の図書館は好きだったんだけどなー。 / かねちゃん ( 2004-10-21 21:20 )
>みなみさま 読んで欲しーい♪(いや、ホントにオススメしますです) / かねちゃん@おひさです ( 2004-10-21 21:19 )
予約カードは?私も図書館に本を返しに行かないと・・・で予約してこよう♪ / あみボン。 ( 2004-10-14 07:40 )
読んでみたーい♪ / みなみ@おひさです ( 2004-10-13 23:45 )
この本を「恋愛小説」と言う以上、下巻までちゃんとお読みになられたのであるなあ、と思いましたよ。貸してほしいー(ヲイ) / かねちゃん ( 2004-10-13 23:08 )

2004-10-09 おひっこし記念日。

引っ越して1年たちました。
おりしも台風襲来、去年じゃなくてよかった…と
ついつい考えてしまいます。

もう1年?とも、まだ1年?とも思える月日ですけど
(どっちかというと、まだ1年、かな)
おおむね楽しくやってます。
意外とお掃除もマメにやってます。

寒〜い冬も、暑〜い夏も経験して、季節がひとめぐり。
押入れの中やら、ベッドの下やら、ごそごそ引っぱり出すと
まだまだ始末するものがいっぱい。
最近ではまたちょっと、家具を買おうかな、とか
思うようにもなりました。
(あんまりモノは増やしたくないのだけれど)

とりあえず今買わなきゃならないのは、玄関マット。

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2004-10-01 横溝fundamental

『笑の大学』完成披露試写会の昂奮さめやらぬ(<見てないじゃん自分)まま
続けざまに『八つ墓村』放映。なんか今年は立て続けが多い。


かなり以前、横溝ミステリーについて書いたりしてた自分、
(『犬神家』決まる半年以上前だなあ)やっぱり好きなんだよねー。
なのでどうしても、虚心にドラマを見るよりは、どんな風にドラマにしているのかなあ、
という目線になりがちなのである。筋も犯人も知ってるわけだし。
なんか損かも。楽しくないカンジ〜。

んで、今回の『八つ墓村』はとにかく脚色の妙にいっちばん感心してしまったのでした。
前回の『犬神家』は、かーなり原作に忠実で、そこが嬉しかったんだけど
(菊乃さんの設定は欲しかったですけどね、いまさら言うけど)
今回は、か−なり人間関係をばっさり整理してて「なーるほど、そうくるかー」
「おぉー、そうきたかー」と言いっぱなし。
英泉さんの設定も、昔見た映画では、基本設定変えてるのに第三の殺人シーンで
「こいつだ!」のセリフだけ残してたんで、コドモ心に大混乱したんだけど
(しかしマニアックなネタを…)今回はもうすっぱり削ってたんで、筋が通るし。

そんでもって、でも小説の大事なエッセンスはちゃーんと生かしてるし。
辰弥さんがお母さんを想って「私は母が恋しいのです…」って言うシーン。
あれは横溝先生(コヒさんではなくてね)自身のエピソードなんですよね。
早世したお母さんへの思慕。ほろり。

そして最後の「『竜の顎』で生を受けたから辰弥」に「うまいっ!」と叫んじゃいました。
すごいなー。

映像のきれいさはもう、切り取って額に入れて飾りたいショット満載。
雨にしぶく横溝邸、夏の田舎道を行く葬列。日差し、緑の匂い。
よかったですねえー。


次は何やるのかなー。
個人的には『悪魔が来りて笛を吹く』見たいんですが。
あのソウカンカンケイは絶対ね。

先頭 表紙

>あみボン。あの俯瞰にはびっくり!アリの巣か?とか思っちゃった(笑)斬新だわー。 / かねちゃん ( 2004-10-04 22:00 )
>さくらもち師匠 『笑の大学』と金田一シリーズは、どちらもちょっと驚きました。『チームイナガキンダイチ』には、何よりも原典への愛と敬意が感じられるのが好きです。 / かねちゃん ( 2004-10-04 21:59 )
きれいな映像多かったね〜狐の寝床で村人が追い詰める灯りのシーンとか、思わず「おお!」って言っちゃった。 / あみボン。 ( 2004-10-03 20:45 )
去年の3月の日記だったんですね↑ こういう企画ができて、しかも納得の成功作になって、おめでとうございます。 / さくらもち ( 2004-10-03 16:08 )
菊人形とか(生首とか)屍蝋とか(生首とか)、そっち系へのこだわりもウレシーです。 / かねちゃん ( 2004-10-02 23:57 )

2004-09-30 椿くんお披露目。

今日は『笑の大学』完成披露試写会。
念を込めてはがき出したけど、外れちゃったよ、ニンニン(涙)

去年の11月28日に第一報を聞いてから、優に1年近く。
いやーついにここまできたんですねえと、思わず感慨に浸ってしまいそうですよ。
(クールにならなきゃね)


公開まであと1ヶ月。
その前に、どっかの試写会にひっかからないもんであろーか(涙涙)

先頭 表紙

>たまちゃん 周囲にあたった、という人がまったくいなかったよ。競争率高かったのねー。 / かねちゃん ( 2004-10-02 23:47 )
私も久しぶりにぬりえのような葉書書いてがんばったんだけどだめでした、ニンニン(涙) / たま@金田一あとのCMがうれしかった! ( 2004-10-02 01:02 )

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