初めは母も私も我慢してたのですが、自分たちの事しか目に入らないばーさま達に段々我慢が出来なくなってきて2人して愚痴をこぼすように…そこで、上を見上げると1本の綱が…。
はて?と考えてその綱の行き先目で追うと、それは前立御本尊の中尊阿弥陀如来の右手と繋がっていました。…じゃあ、もう一方は?と…考えてたら、それを唐突に理解しました。
…………もう一方は、回向柱に繋がっているんだと;
ご利益がありますように♪っと、ばしっばししてたよ…罰当たりよの〜;
それを理解している間にも、見ず知らずのばーさま方は我先にと他人を掻き分け前へ進もうとする。その時―――――
―――――なすがまま、されるがまま、仏様に導かれるまま―――――
って、言葉がふっと浮かんできましたよ。
まさに、御導きじゃった〜〜〜(TwT)
無事に前立御本尊の参拝を終えて、次に戒壇めぐりへ☆
これは、御本尊真下の真っ暗闇な回廊を巡って「極楽への鍵」を探り当てて、秘仏の御本尊と結縁するところ。
ほんっとに真っ暗闇でした。自分がどこを向いているのか、瞳に何が映っているのか…全てが闇でした。右手で壁を触り普通に歩いているはずが、気が付けば頭が下に下がっている。無い物に頭を押されているような錯覚。何だか、やましい事をしてして叱られているような気がしましたが、心当たりがない…わけじゃないけど(笑)自分のしている事に後ろめたい事はないので、胸を張って歩いて見ました♪(爆笑)
私の前を知らないおじさんたちが歩き、母の前を私が歩き、その後を見ず知らずの親子3代が続き…とにかく、前も後ろも数珠繋ぎで暗闇を進んだのですが、後ろからおばさんと母がぶつかる声が度々して、それからそのおばさんが自分の後ろを歩くお婆さんに「少し止まっとるでね」と声をかける。暗闇の中で、他人を気遣い確認しながら進むことに少し微笑ましく感じました。
母は私の服の裾をずっと握っていましたが、流石に私は右手と歩いている足の感覚と母が握っている服の感覚を頼りに…。しばらく歩くと真鋳製の鍵が!!って全然見えないので、その感覚なのですが……鍵???って感じでした。後ろの親子三代の娘は、鍵の在りかが解らずに小さなお騒ぎをしていましたが…きっと私達「?」組は極楽に暫く縁が無いって事なんでしょうかね〜(笑)。
並び始めてから、きっちり1時間で戒壇めぐりを終え外に☆
むちゃくちゃ外の光が眩しいっ!!!!戒壇めぐりから外に出る事は「阿弥陀さまの体内から出る。生まれ変わる」って意味があるそうです。生まれるってこんな感じなんかなぁ〜。
時計を見ると昼食も摂らずにすでに15時!?
もう感覚も麻痺してます。
正面授与品所でお香を2セット購入して、おみくじがあったので100円の方のおみくじを母とひく。2人共「吉」。2人共良いこと書いてありました♪
帰りの電車の時間も近付き腹ペコの私達は、早々と三門を潜り仁王門付近で味噌アイス(実に微妙な味がしました;)&味噌おにぎりを購入して、はがきを買い記念に善光寺郵便局で親類に手紙を出し急ぎ足で長野駅へ。
お土産を買い、駅弁を買い帰路に。
慌しい旅でしたが、楽しい思い出の旅でした♪
また、7年後。次は泊まりでゆっくり行こうね☆
おみくじ。
母は「子は立身すべし」私のは「太公望現れん」ってそれぞれ書いてありました。
どちらも「吉」です☆ |