気が早いようだけど、どうしようかな。
ここ5年間、チョコは「メゾンドショコラ」
に決めていた。一人でたべるときもメゾン、
ココ一番のときもメゾンメゾン。
なんだけど、去年から状況は一変。マルコリーニ
にエヴァンにと、私キラーなショコラティエ
がどんどん上陸。
目と舌の肥えたユウリ君には2年目のチョコもメゾン
っていうのがぬるく感じられてきたワケで。
マルコリーニが最右翼なんだけど、銀座は
ユウリ君のテリトリーなのでわざわざ買いに
行ってもありがたみはないかもしれない。
じゃあやっぱりエヴァンじゃない?ってな
ところだけど、気になる話題がひとつ。
エヴァンはアンデルセンのタカキベーカリーが
日本で経営権を持っている。なのでケーキ
などはエヴァンのレシピを
「日本人向けにアレンジ」
したものを製造・販売している。
申し訳ないけど、私はそんな「アレンジ」を
加えたものに興味はないわけで。
日本のチョコが食べたい時は、エリカや和光
に行く。
上記の理由で、オータニ以外のエルメも興味
はない。ライセンシーだもん。
チョコレートの価格帯も、マルコリーニや
メゾンより安いのが気になる。
これって空輸じゃなくて、現地生産だから?
一度自分の舌で確かめるべきだと思いながら、
たかがチョコなどに、
「この私が」
ガラスの扉の外で、アホ面さげて順番を待つ
気にはなれないので
いつも買う気をそがれて今に至る。
「この私が」
ワタシなんて実際「ナニサマ」でもない、小市民
だけれど、いつだって心にこびりつかせている、
この気持ち。
本当に高貴な人ならば、無様なことをしようとした
瞬間、第三者が言うだろう。
「あなたともあろう人が、そんなことよしなさい。」
でも、私は高貴でも特別でもなんでもないので
自分が自分に言い聞かせる。
「この私ともあろうものが」
勘違い結構。自分を貴び、根拠のない自己賞賛は、
実はそのまま厳しい自己批判精神になって跳ね
返ってくる。
これ、叶恭子姐がいうところの
「自分フェチ」
ナルシシズムじゃなくて、自分フェティシズム。
ブランドに群れなす自己顕示欲や虚栄心があるなら、
高級ブランドの客のはずなのに
「立ちんぼで待たされたり」
「整理券配られたり」
そんな扱いをされてまで並ぶ、店の中に入り込む、
という光景がどれほど無様なものに見られるか?
っていうカッコつけ精神とか、
自分だけはそんな人間と同じに見られたくない
そもそもそんな奴らとは次元が違う!
っていう
見栄やうぬぼれも持ち合わせていいものだと
思うんだけど。
ヴィトンの青山店の時も感じたこと。
いまだにいったこともないケド。 |