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「鮫ザメレポート」

深海鮫大好きな管理人が運営するHP「鮫ザメと鳴く」の調査結果を報告するレポートです!
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2004-04-10 鮫の剥製の誤解と真実
2003-06-02 ミツクリザメの噴水口
2003-05-25 関東のメガマウス標本調査報告3
2003-05-25 関東のメガマウス標本調査報告2
2003-05-25 関東のメガマウス標本調査報告!
2003-05-21 ミツクリザメの顎の構造について(2)
2003-05-21 ミツクリザメの顎の構造について(1)
2003-04-30 後かたづけ
2003-04-30 ラブカの頭部の構造を学ぼう
2003-04-30 ミツクリザメの内蔵に挑む!


2004-04-10 鮫の剥製の誤解と真実


魚類の標本は大きく分けて
・液浸標本
・剥製標本
の2種類がある。

液浸標本は、生きた状態に最も近く、再解剖も出来る。
剥製標本は体の形、色などを保存するには最良である。

しかし、剥製標本の出来具合により、時として誤解が生じる場合があります。

画像はラブカ、ミツクリザメの剥製標本と液浸標本で剥製2種と液浸1種である。

同じ鮫でも、保存方法と仕上がり具合でこんなに違うのです。

剥製の場合、しわがよってしまうと、表面積が少なくなり、
口や目がむき出しの様になる。
顔が凶悪化してしまいます。
剥製標本の作成には、しわがよらない様にする行程が、一番気を使うのである。

しかも、剥製は目をガラス玉の様な代用品に置き換えるので、雰囲気が大分
ちがってしまいます。

ちなみに、今回使用した標本は、左上から、
駿河湾深海生物館
・ラブカ剥製標本(恐)
・ラブカ剥製標本(◎)
・ラブカ液浸標本(生)
油壷マリンパーク
・ミツクリザメ剥製標本(恐)
駿河湾深海生物館
・ミツクリザメ剥製標本(◎)
・ミツクリザメ液浸標本(生)
です。

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鮫の歴史ですか、それなら我輩のHP「鮫ザメと鳴く」のリンクにある「サメの海」がおすすめです。是非見に行ってください。 / たーみー ( 2004-08-04 18:47 )
もっと鮫の体全部を調べたいです。たとえば・・・鮫の、れきしなど / 石井舞香 ( 2004-07-31 11:46 )

2003-06-02 ミツクリザメの噴水口


ミツクリザメの噴水口は非常に小さい。

剥製標本にすると、発見するのが困難である。

液浸標本なら、良く観察する事が出来ます。

ネコザメの様に大きく発達していないので、ちゃんと機能しているか怪しい所である。

普段は目の真後ろに配置しているが、捕食の際、顎を突き出すとかなり下側へ
移動する。(頭の形が変わる為)

顎が完全に出た個体を調査する時は、この噴水口の位置が解り難く、苦労する。

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2003-05-25 関東のメガマウス標本調査報告3

さあそれではいよいよ第十メガマウスの標本写真の登場です。
この目で初めて見る実物のメガマウス。
前の晩は興奮で寝れませんでした。(8時間ほどしか)
HPを立ち上げて早9ヶ月あまり。
ついに、メガマウス標本が目の前に!
       ↓
めがまう〜す♪めがまう〜す♪

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2003-05-25 関東のメガマウス標本調査報告2


この写真は、メガマウスをネット上で検索すると必ず出てくる写真です。
考えてみれば、この写真を見たことが、管理人の希少鮫を追い求める
きっかけになったのでした。
ちなみに、尾鰭が無い様に見えますが、実は・・・無いんです。
魚の「活きじめ」と言って、鯛等でも行われる処置です。
要は、血抜きして身に臭みが残らないようにするやり方です。
鮮度が保てるので、刺身にすると非常に美味・・・って、食べるのかよ?
本当はクレーンでつり上げたら、吊っていた尾鰭がちぎれてしまい、
顔面からコンクリートの地面に激突したそうです。(かわいそうに)
それらの損傷もあって、鳥羽水族館は一般公開をしなかったのか?

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顔面陥没!!尾びれはちぎれて痛そうですよね。かわいそうなメガ夫君。 / たーみー ( 2004-08-30 18:17 )
顔面からですか、痛そう・・・ / ジンベイ ( 2004-08-22 21:12 )

2003-05-25 関東のメガマウス標本調査報告!


先日訪れた神奈川県小田原市にある「生命の星地球博物館」
で、第十メガマウス標本を見ることが出来ました。
メガマウスは日本国内では博多の「海の中道マリンワールド」の1体
海外で3体の全身標本が確認されているが、これで5体目の標本である。

第十メガマウスは鳥羽水族館の手によってメガマウスである事が確認された。
捕獲当時の写真の使用許可が下りたので、写真を載せます。

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2003-05-21 ミツクリザメの顎の構造について(2)


ミツクリザメの頭部は大きく分けて
・頭骨
・吻軟骨
・口蓋方形軟骨(上顎)
・メッケル氏軟骨(下顎)
・舌顎軟骨
・角舌軟骨
で構成されている。
それらの内、舌顎軟骨が他の鮫よりも長く、一見不自然とも思える顎の引き出しを可能にしている。

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2003-05-21 ミツクリザメの顎の構造について(1)


神奈川県小田原市にある「生命の星地球博物館」のミツクリザメ
標本bjPN−NI003613です。
ミツクリザメの顎の構造を解明します。
魚類担当の学芸員、瀬能宏さんに協力して頂きました、ありがとう御座いました。
ミツクリザメの顎の謎は、長い「舌顎軟骨」にある様です。

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うわぁ!!gifでここまでやるのもすごいけど、とにかくそれ以前にコンテンツが深いわぁ!これはすごい!! / gewbie ( 2003-05-25 23:04 )
こんばんは、はじめまして。ミツクリザメ(テングザメ)の写真、初めて見ました。かなり感動してます!! / ★つっちー★ ( 2003-05-21 22:19 )

2003-04-30 後かたづけ


さて、思う存分標本をいじった後は、片づけねば。

ミツクリザメはぐるぐるっと収納し、お別れです。

大形のホルマリン固定水槽もみせてもらいました。

鰓孔七つのエドアブラザメ?等たくさんいました。

良い標本が入った時は教えて下さるそうですので
楽しみです。

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2003-04-30 ラブカの頭部の構造を学ぼう


さて、お次はラブカの頭部について観察しましょう。

インターネットでラブカについて調べると、「噴水孔」がある事になっていましたが、今まで見たことありません。

白黒はっきり付けましょう!

噴水孔は無い様です。鰓孔が6個もあるので無いと思ってました。

ぐばっと口を開いた状態、ものすごいです。

実はこのラブカ、生首だったのです。
胴体は切り分けられ、研究に使われています。
鮫肌は一般展示室にある鮫肌を触ろうのコーナーにてさわれます。

この生首の鰓孔を一枚ずつ広げて数える様をビデオに撮りましたので後でアップします。

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2003-04-30 ミツクリザメの内蔵に挑む!


ミツクリザメの内蔵を拝見♪(るんるん)

肝臓は油分が多いため、別に保管されている為、
撤去されてました。

写真はミツクリザメの腸です、内部に「螺旋弁」
があるのでさわると「わしゃわしゃ」と不思議な
感触です。

一部に切れ目があり、研究で切開した様子、
「ゆびっつっこみてえな〜」と思い、切れ目に
指を当てると「あー螺旋弁ですね〜」といきなり
藍澤さんの声!未遂に終わりました。(汗)

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