2004-05-10 箱に入れる時、その２。
2004-05-10 箱につめる時、その１。
2004-05-05 箱入り娘。
2004-04-30 もうすぐお引越し。
2004-04-26 ネバダを走る。
2004-04-26 ９２０マイル。
2004-04-09 ドクターしゃどう。
2004-04-05 新製品は？
2004-03-30 原稿の下書きが完成した。
2004-03-15 朝の２時に歌い出す鳥。

つづき。


ファイナル試験期間中なので、ウィークエンド全部、箱詰めに費やすのも可哀相かな・・・と思って、ローテーションを組んで来るようにしてあげていたんだけど（ん〜優しい？ それとも甘い？）、疲れるとすぐに帰ってしまうので、ひとりで作業している時間も長い。


ドアをあけ放して、ジャズを大音量でかけながら（週末ですから）、作業していると、今まで顔はよく見掛けるんだけど、話をしたことのないような人、までが、少し立ち止まって、声をかけてくれる。入り口の近くのラボなので、夜遅くや週末にしょっちゅう働いている人って、なんとなく顔見知りになるのだ。まったく面識のない人まで、どこいくの〜？ と、普通に話し掛けてくれたりして、それが結構、気分転換になって楽しい。


中には、今、時間あるから・・・と、通りかかりの、トマトラボとはなんの関係もない教授が、箱詰めを手伝ってくれたり。恐縮しながらも、猫の手も・・・の気分だったので、じゃあ、とバンバン、頼んでしまった、猫の手どころか、めっちゃくちゃ手際がよかったので、物凄くはかどりました。


重たい箱を、大量に動かしていたので、夜は、体が火照るほどの筋肉痛と気持ちのよい疲労感。筋肉痛の後には、余分な脂肪が焼けて、新しい筋肉が育ってくると思うと（セクシーボディ）、なんとなく嬉しい気分になる。


ここ三年間、ph.Dを取るまでの間、日夜も週末も過ごした実験室。まだ、もう来週から通う事もなくなるんだな、という実感も湧かず、いろんな想いをたどりながら、箱に詰められた実験道具や機械達、もう、道具っというよりは、気分的には仲間、というか戦友、というか。すっかり愛着が染み込んでしまっている。


だから、次に箱から出す時は、また新しい気分で、新しい場所で。


でも、一番の戦友、機械のジョニー君とは、これでお別れ。それが今はとても悲しい。



32 海外旅行は大好きなんだけど、これがちょっとイヤなんだよねーってことがあればどーぞ。

飛行機に長く乗らなきゃいけないのと、通関での待ち時間、が退屈である。



しゃどう＠写真はネバダ、どんどん南下、していきます。

先頭 表紙

冷凍庫と冷蔵庫の整理中。食べ尽くす、のが目標なので、頑張って自炊を再開している。どういうわけか、自分でちゃんと料理をして食べた日は、翌日まで気分がいい。ちゃんと地に足がついている、という実感がわくのか、気分も安定するんだよね。


今日は、ちょっと疲れていたので、ボリュームのあるリブアイステーキとバター醤油のソース。奇跡的なほど、いい感じのレアに仕上がり、食感の柔らかいこと、といったら・・・ついでに、ポテトも電子レンジのベークモードで調理する。ポテトに無数の穴を楊枝でぶすぶすあけるのと、既定の時間、電子にあてた後、アルミフォイルでしばらく保温しておくのが、中までさっくりとしあげるこつである。


・・・タベスギタ・・・



さて、お引越し。研究室の方は、想像通り、計画通りには進まず、引越しトラックは、１〜２週間、延期になりました。金、土、日曜日は、ずーっとラボに篭もって、パッキング。bubble wrapも、大きなロールをすでに５本、使い果たし、ダンボール箱も、軽く１００箱を超えました。いったい、あの小さな部屋のどこにあんなに隠れていたんだろう・・・と思えるほど。収納能力の良さに感動しています。


・・・でも、まだ、終わってはいない。


あまり広くない部屋で、箱に囲まれてる圧迫感ってすごいもので、飽きないように、部屋を開け放して、陽気なジャズを流しながら作業をする。こういう時の作業って、ものすごく性格がでるのがおもしろい。いつも楽しそうな人は、いつものように、楽しそうに仕事をしている、のだけど、

普段、いつもだるそうにしている人が、嬉々として箱詰めしていたり、普段爽やかで、人当たりのよい人が、ネガティブモード全開になっていたり・・・ちなみに、彼は途中でヒステリーを起こして帰ってしまった（笑）・・・自分の担当が終わったら、いつのまにか消えている人、反して、もっと仕事はないのか、と、積極的に手伝って歩く人。



つづく。



31 本当は人に言いたくないんだけど・・・という旅の裏ワザがあれば教えて。

実は、運転中に写真をとって遊んでいます。もちろん、対向車がいない時のみですが。



しゃどう＠写真は、ネバダのハイウェイより。

先頭 表紙

週末は、アパートメントの下見に。片道、１時間半、しか、かからないのだけど、ガス代を考えると（往復で２００マイル）、ちゃんと住む場所は整えておいた方がいいようだ。

イチバン気に入っていたアパートメントを最初に訪ねてみた。立地と、雰囲気と、外側の建物はとても好きだったんだけど、部屋に入って・・・見てみると、な〜んか、イマイチ。外から丸見えだし、小さなテラスも、ギラギラ日が照り付けていて外に出る気もしないし（真夏の最高気温、５２℃、まであがることもあるらしい。素足ででると火傷します。）・・・しかも、猫のためのレンタル料金が上乗せされて、ちょっと予算オーバー。


あれこれ、街を探索してから、ちょっと離れたところにあるアパートメントを見学。見た目はあんまりセンスのよくないアパートメントなんだけど、中身は結構、しっかりしている。とりあえず部屋を見せてもらったんだけど、思ったよりずーっと素敵。オープンな感じのキッチンに、新品の洗濯機と乾燥機つき、ベッドルームも感じがいいし、おまけの小さな部屋も、居心地がよさそう。

それでも、ちょっと考え込んでいたら、レンタル料を値引きしてくれた。猫レンタルと、リファンドしないデポジットすべてカット・・・管理人のお姉ちゃん、商売が上手い。


学生向けのワンベッドルームに比べると、ちょっと高めだけど、もう学生じゃないし。余裕があるんだったら、ちょっとくらい贅沢していい気分で暮らしてもいいはず。うむ。



ところで、研究室のお引越しも、そろそろ本格的に始めることにした。トマトの予定では、今週、トラックを借りて、引越し第一便を走らせる・・・？ あと、二日しかないのに。急遽、荷造りに力を入れるものの、箱が足りない、bubble wrap がたりない、人手がたりない。（試験中・・とかいって、逃げ出した奴が・・・！）

ダンボール箱も、買うと結構、値が張るもの。その反面、大学では大量のダンボールを廃棄しているのだから、リサイクルしない手はない。夜にリサイクルボックスまで車を乗り付け（というのも、昼間は駐車スペースないし、熱いし）、ダンボール箱を漁る。


ドクターとっての初（？）仕事はダンボール箱集め。

新しい呼び名は、ドクター ホームレス ！？ いやぁ〜！！！



30 なんでこんなもの買ってきちゃったんだろう？という1品を紹介して。

ハワイ島で買った活火山が噴火しているど派手なＴシャツ。ええ、着てますとも。



しゃどう＠写真は４月下旬のネバダ（北の方）。まだ雪が残っています。

先頭 表紙

今日のしゃどう猫の寝姿が、最高に可愛い。ときどきピクピク動くのが、たまらない。

もう４月も終わり。２週間後には卒業式、引越しして、新生活が始まる予定なのだけど、まったく準備ができたいない・・・どころか、住むところさえ決まっていない。新しい職場は、車で１時間半ほど北にある。いざとなったら、通勤できる距離、でもあるので、なんとなく気楽に考えているのだ。今週末、インターネットで見つけたアパートメントを下見に行くことにしよう。


というのも、トマトが他所の大学に引き抜かれたのだ。助教授になってから、わずか３年で教授になったのだから、かなりのスピード出世である。新設の研究所は（施設は買い取ったようだ）キャンパスから少し離れた所（かなり郊外）にあるので、駐車場に困ることはなさそうである。


今の所、目をつけているのは、研究所から車で３分ほど離れたところにあるアパートメント。１ベッドルーム＋デンで約１０００sqf、のスペース、猫ＯＫ、犬駄目、ペットケアサービスつき、だけどそれなりに手ごろな値段なのだ。夢にまでみた、書斎のある生活、が実現するかも。


院生も３人、同じように引越しをする予定だけど、そのうち２人は、マイホームを購入するつもりらしい。頭金を多めに払えば、月々のローンは、家賃なみ。しかも、支払いの（利子？）分は、税金申告の時に控除できるので、ある意味得、である。１５〜３０年のローンだと、利子は５％くらいになるのだとか。３年以上住むことが分かっているのなら、考えてみてもいいプランなのだけどねぇ・・・まだ、先のことは全然、見当がつかない。


ルームメイトと暮らすのが気にならない人なら、大きな家を借りてシェアするという手段もある。３〜４ベッドルームで、大きな居間、プール付きの綺麗な家が、約１．６Ｋ＄。ただ、５年以上も一人暮らしを続けていると、誰かと一緒に住むのって、どうしても気が進まないのだけどね。


個人の引越しだけなら気楽だけど（といってもはじめてのお引越し！）、研究室も丸ごと引っ越さなくてはならない。院生の同僚は相変わらず他人事のようにのほほんとしているし、ボスもやたら忙しくてちゃんと指揮をとりきれていない状態、うえに出張三昧。引越し二週間前を迎え、なにひとつ変るところのない研究室を眺めながら、少し溜め息がでた。



でも、きっと、なんとかなるでしょう。



29 旅先で、これは買ってよかった！と自慢したくなるようなものはある？それは何？

アラスカで買った防寒具。暖かいぞ〜。



しゃどう＠写真はサンフランシスコ。無数のパトカーに包囲された。

先頭 表紙

サンフランシスコは、坂が多い。車が多い。一方通行が多い。駐車料金が高い。というわけで、今回は会場から１マイルほどのところにホテルをとって、そこから歩いて通っていました。ユニオンスクエアのあたりは、綺麗なショッピング街が連なっている。もともと、服とか靴とか、アクセサリーあんまり買い集める趣味はないのだけど、たまに、いいなぁ〜と思う服、値札をみると数百ドルする。ので、ウィンドウショッピングのみに。その代わり、チャイナタウンで、気に入った食器が見つかったので、いくつか購入した。


到着した日の夕方は、ホテルの近所になにもなかったので、仕方なくピザで簡単に済ます。二日目は、イタリアンのシーフード、翌日はチャニニーズのフルコース。南の方のジャズがかかるお洒落なレストランでセロリのお友達にご馳走してもらいました。次の日はチャイニーズタウンで、点心っぽいのを美味しくいただきました。



ともあれ、学会とサンフランシスコを堪能した後は、ネバダ沿いの道を通って、家路に。サクラメントぬけて、山を超える。ちょうど山を抜ける頃、寒波が襲ってきた。雨のしずくがいつしか雪に変り、しんしんと雪の振る山道を走り抜ける。

一息つこうと止まったガススタンド。ガスを入れて、コーヒーを買い、寒〜っと、凍えながら車に走り、更に走る。Lake Tahoe の少し手前。いつまで経っても、湖が見えないなぁっと、不思議に思いながらまた雪振る山道を走る事一時間・・・標識、サクラメントまで４８マイル・・・！！！


逆向きに走っていました。


気をとりなおして、もと来た道を走り直す。今度は、道沿いに、綺麗な湖が見える。Lake Tahoeは、水深が深いため、湖自体が、濃い蒼色に見えるのだそう。カジノも充実した、人気のある保養地である。横目でみながら、立ち寄ろうかな、とは思ったものの、雨も降っていたし、日も暮れかかっていたし、とりあえず走り抜ける。その日は、ネバダの国道沿いの田舎街のモーテルに泊まった。


翌朝、ネバダの砂漠道をひたすら、南に向けて走る。抜けるような青い空と、近くにみえる岩肌のいろ、遠くにみえる山に残る雪の色。道は走っても走ってもまっすぐで、地平線まで透けて見えて、道沿いにはなんにもなくて、どんなに走っても、なんにもなくて、その感じが最高だった。


そう、わたしに必要なのは、この開放感。今年の夏休みは豪快にとろう。


ネバダと言えばラスベガス。お昼過ぎにギラギラした建物の立ち並ぶ街が、街道ぞいにみえる。そういえばお腹も空いた。ちょーっとだけ寄り道して、stripへ車を走らせる。日はギラギラと照り付け、開放感に溢れた嬉しそうな顔をした人々が、歩道に溢れている。軽装で、これ以上にないほどワクワクした人達を見ていると、心が和む。大人の遊園地、ラスベガス。


Treasure Iland の buffet で、遅い昼ご飯をたっぷりとお腹に詰め込む。腹ごなしにコインゲームで、ちょっとだけ遊んでいたら、５¢のゲーム機で＄５０あたった。勝ち逃げの法則、にしたがって、そのままラスベガスから抜け出し、帰途につく。更に６時間、走って夜中近くに自宅へ。


しゃどう猫の歓迎の叫び声、うぎゃー！！！！ と共に我が家の扉をあけ、猫の頭をぐりぐり、してあげました。



28 海外の友達に日本からお土産を持っていくとしたら、何を持参する？

デジタルカメラ（お代はいただきますが）、ロイズの生チョコ、デパートの地下で買える、ちょっとだけ高級なお茶の葉、玄米茶はかなりの人気。フランス系のお菓子。面白い形の折り畳み傘。日本酒のボトル。



しゃどう。

先頭 表紙

しゃどう猫、またしても甘ったれムードに。机のまわりを整理していたら、膝に飛び乗り、腕の上にのしかかって、ごろごろいいながら、動かない。しかたがないので、わたしも、日記でも書きながら、猫とのスキンシップタイムに入ります。

最終ディフェンスも、無事に終了。congratulation!とともに、教授方と握手をする。この時点で、公式にドクター保持者になる。なかには、感極まって泣き出す人もいるらしいが、わたしには、ただただ、安堵感と脱力感が・・・大きな溜め息とともに放心状態。誰もいなくなった会議室で、片づけをしていたら、たまたま通りかかった友達も声をかけてくれた。

そのままオフィスに戻る。次の週の初めに、サンフランシスコで学会発表をしなくちゃいけない。今回は、招待講演で３０分。ちょっとした手違いで、わたしのイチバン苦手なテーマが題材になってしまった。ディフェンスともまったく違う内容で、準備期間も全然足りない・・・前日まで準備してみたのですが、やっぱり、発表できる状態じゃないなぁ、っというわけで、今回はトマトに発表を譲った。


直前で、飛行機も安いのが見つからず、仕方なく（じゃなくて、大喜びで）、車でいくことにする。片道は９２０マイル。走り続けて、約１３〜１４時間。途中で３回、ガス休憩のみ。アリゾナを抜けて、カリフォルニアを突っ走る。ほんとに何もない、岩と小さな植物が茂っているだけの道をひたすら突っ走っていると、頭が真っ白になってくる。そういう感じがすごく好きだ。途中、眠くなることも辛くなることもなく、走り続け、日が暮れ掛けた薄明かりのサンフランシスコに到着。昨年とくらべて、随分、気力体力、あがったなぁ、なんて考えながら、ホテルの狭い駐車場に車を停めた。


見てるだけ〜、のお気楽な学会になってしまっていたのですが、おもしろい発表もいくつかあって、いろいろと勉強になった。トマトの発表の仕方はやっぱりなかなかのもので、同じ事を話すにしても、わたしが話すよりは数倍、魅力的な研究に聞こえる。（その日のハイライトに選ばれていました）その後、セロリとも途中で合流、発表内容は、わたしが手がけていたものだったのですが、やっぱり、話し方はすごく上手い。あんまりエキサイトしているわけでもないのに、聴かせる、のよね。


それでも、わたしが同じ喋り方をしたら、感じ悪く聞こえるんだろうなぁ・・・たぶん。（貫禄あるおじさん流の喋り方を真似してもね）自分自身と、聴いている人自身を楽しませるためにも、もっと士気を高めるような発表の仕方、練習しなくちゃいけないようだ。





しゃどう。

先頭 表紙

本日、ドクターしゃどう、になることができました。

今日は疲れたから、もう寝ます・・・。うふっ。



27 どーしても馴染めない外国の習慣って何？

チップかなぁ？ レストランだと、計算するの面倒くさいし。状況に応じて、払うべきか、払わざるべきか、悩むのも面倒。一ドル札、切らしている時なんかは、更に面倒です。


しゃどう。

先頭 表紙

猫の自動掃除機能付きの砂箱、使いはじめて二週間ちょいになるけど、半分快適、でも、案の定、あまりスムースにモーターが動かないときもあり（重い時とか、砂を入れすぎた時とか）、しゃどう猫のお腹の調子が悪い時なんかは、ちょっとした disaster を引き起こす。まぁ、八割方は、ちゃんと掃除してくれているので、助かってはいるのですが。

モーター音のうるささといい、適当な作りといい、やっぱり、アメリカンテクノロジーだなぁ、と、思う。

使いはじめた初日は、面白くて何度も作動させてみたりした。ぐぎぎぎーっと、いうモーター音（図書館の書棚を動かすモーターと同じ音）に、しゃどう猫は凍りつき、走って逃げていった。用を足してから、１５分後くらいにモーターが動き出すので、自分がセンサーを働かしているとは、思っていないようだ。

今では、動き出すと、トトトトっと走っていって、近くで観察するようになってきた。でも、litter 溜りの蓋が開き出すと、やっぱり、キャーっと走って逃げていく。世の中には、面白がって叩いたりする猫もいるらしいけど・・・しゃどう猫には真似しないでいただきたい。



先週は、ちょっと脱力気味。来月から、研究室丸ごと引越しすることになるので、必要な物を買い漁るのが、お仕事だった。全部、新品で揃えると、恐ろしい値段になるので、なるべくなら、質のいい中古の装置、を、と、インターネットで調べまくっていた。

あれも必要、これも必要、と、書き出して、メイルを送ったり、電話をかけたり、数十万単位のものをバンバン買いまくっていくのはある意味、楽しい。（もちろん、桁違いに高いものは、要トマト相談となります）のだけど、調べないで適当に買うわけにもいかず（変なもの買ったら、後々まで邪魔になるし）、パソコンやカタログを睨み付け、考え込んでいた。結構、神経を使う作業。

でも、この作業をやっていると、ちょっとした弊害が起こる。機具、装置は、やっぱり高い。だから、値段の感覚が少しおかしくなるのだ。マーケットに行くと、何もかも、安く見える・・・なにこれ・・・しばらくは、自分のための買物は控えたほうがよさそう。


今週は、最終ディフェンスを予定している！ ph.Dまで、ほんとうに後少し。

うふふ。


しゃどう＠ 写真は、出来上がった原稿。せっかくなので、記念撮影しました。


夕飯は、しゃぶしゃぶ。

先頭 表紙

博論の、最終ドラフトが完成！ 表紙、目次、もろもろをいれて、全部でぴったり、２００ページになりました。コミッティーのサインももらい、最終ディフェンスのアプリケーションフォームも提出！ 後は、２時間程度の発表と質疑応答、で、ついにすべてが終了です。Graduate Collegeに書類を提出したら、論文の著作権のフォームや、exitのアンケート書類など、いろいろもらって、やっと、少しずつ実感が湧いてきた。


土曜日に、直しをいれた原稿を、プリントアウトし、人数分コピーした。トマトも、非常に忙しい時期だったので、見てもらう時間を作るのも大変。オフィスや実験室をうろちょろして、手伝えそうな仕事があったら、奪い取るほどの気合で。完成した時は、ただただ、気がへなへな〜と、抜けるような安堵感で、少しずつ嬉しくなってきたのは、コピー機でドサドサと複製版をつくっているとき。機械から出てきた紙をダダダダンっと、勢いをつけて揃えて巨大クリップで挟んだとき。自分への、最大の誕生日プレゼントでした。


日曜日、が、実際の誕生日だったのですが、もう、ベッドから起きる気もせず、起きてもまた気持ちよく二度寝を重ねつづけ、起き出したのは、日が少し傾き出した頃。気だるさが、なんともいえず、よかった。ボケーっと映画を見ていたら、友達から電話があったので、近所のお店にご飯を食べに行きました。


今日は、少し遅く起きて、紙束を抱えて、原稿と引き換えにサインをもらいに。いーっぱい質問するからね！ と、少し脅され（？）たりもしたけれど、浮かれた気分は下がる気配もなく、午後は、ほとんど仕事ができませんでした。おもしろい偶然というのもあるもので、最近仲良くなったスイカ教授も、わたしと誕生日が同じ。わー、おめでとう、酒だ！ 寿司だ！ と、意気投合して山の近くの寿司バーに繰り出しました。寿司は、サバとサーモン、甘エビ、ウニ、ハマチ、酒は、渋めに男山！ アイスクリームの天ぷらをデザートに、日の沈む前から飲み始めて、しかも奢ってもらって・・・


are you happy? と、アイスクリームを突ついている時に、聞かれた。なんのためらいもなく、肯定できたのは、程よくまわった日本酒と、甘くて冷たいデザートのせいだけではなく、たまに飲むお酒が、美味しくて、久しぶりにゆっくりできる時間が嬉しくて、そういう時間がもてるのが、ものすごく贅沢に感じる、幸せ。というか、それが幸せだ、ということをちゃんと認識できるのが、幸せ、なのかしら、と思う。どこかの本に書いてあったけど、幸せというのは、平面でも線でもなくて、点、のような物だ。


わたしが思うに、どれだけ密度の濃い点を見つけ出せるか。狭い視点では、点の見えないところでも、もう一歩踏み出せば、見つけられるものかもしれない。足で踏み付けていて見えないだけかもしれない。台風の目のようにただ、その瞬間だけ何もないところに放り込まれたり、小さすぎて、気がつかなかったり、認めたくなかったり。


刺激になる話を、たくさん聞かせてもらった。これから、ほんと、先の見えない将来だけれども、やっと、扉を少しあけられたような気がする。気負いすぎない程度に、頑張ろうとおもう。たぶん、大丈夫だろう。


だけど、本当のお祝いは、もうちょっとだけ、先、ね。



26 旅行中、なにをいちばん恐れてる？

テロに遭遇すること。飛行機が遅れるくらいなら構わないけど、現場には居合わせたくない。



しゃどう＠２７歳！ しゃどう猫からのプレゼントは、自動洗浄機能付きの猫トイレ。

先頭 表紙

わたしの夜更かしに影響されたのか、居間の真横の窓の傍にある木、に住んでいる妙な鳥が、朝の２時頃から、歌を歌いはじめるようになった。それも、毎晩、かなり大きな声。そして、朝になると鳴き止む。わたしの睡眠欲は、それくらいでは妨げられないけど、しゃどう猫の方が興奮して、鳴きながら部屋を駆け回る。うるさ〜い。

そのしゃどう猫も、すっかり慣れたのか、昼間に遊び付かれたのか、今夜はぐっすり、眠っているようです。


そうそう、ちょっとドキドキ、の企業ですが、月曜日にさっそく電話をかけてみたところ、思ったよりわたしの分野と離れている事が判明。こう、いかにも、な感じがツボにはまってドキドキしていたのですが、残念、でした。


もう、そろそろ決める時期にも近づいていたので、そのまま、もう就職、前から考えていたやつに決めちゃいました。あと最長で二年、トマトのポスドクとして、大学で働きます。ちょっと悩んでいたのは、あまりに適当に決めているんじゃないか、と、いろんな人に言われていたからなんだけど、いろいろ調べてみても、やっぱり、今、やってる仕事が、イチバン面白いと思えるのよね。


給料は安いし、ボスも癖のある人で、喧嘩ばかりしているけれど、よく考えれば、唯一の上司が、思ったことを言いたい放題いえる相手、というのは、恵まれた環境だ、と、言えるだろう。その上、５月から、大きなプロジェクトの立ち上げが始まる。新しい建物を買いとって、まったく新しい研究所を作り上げるのだ。こういうのって、大変は大変だけど、ワクワクするよね。


でも、今回の件で思い出したのが、就職用のビサ関係の手続き。そこらへんのこと、まったく疎くて、放り出してあった。まず、就職に必要なのは、Ｈ１というビサ、これは手続きにかなり時間がかかるらしい。（というか、今年はもう締め切ったとかなんとかいってるし）そのために、オプショナルトレーニング、というのを申し込まなきゃいけないわけだ。それが仕事を始める３ヶ月前・・・だから、もう、ぎりぎり、というか、既に遅れてる。急いで書類を揃えて送らなければ。


博論文も、やっと、下書きを終えました！ あとは、謝辞とか、目次とか、簡単な部分だけ。全９章、約１７０ページ。途中、気が抜けまくりでしたが・・・でも、頑張りました。今、最後の章の英語チェックを友達に頼み、残りの章をトマトに見てもらっているところ。最終ディフェンスの日程もほぼ決まったので、やっと、卒業内定、です。やったー！ でも、まだ、全然、実感はわかないのだけれど。



25 飛行機の中で、こんな人の隣には座りたくない、というのはどんな人？

体臭の強い人、と、並外れて肥った人。



しゃどう＠写真は、グランドキャニオンより。

先頭 表紙