2004-11-14 プエルト・リコ、その1。
2004-11-04 ため息・・・。
2004-10-27 あなた誰？
2004-10-14 煙たいポップコーン　２
2004-10-14 煙たいポップコーン　1
2004-10-02 ふさふさの尻尾。
2004-09-27 丑三つ時の叫び声。
2004-09-20 慣れてくれば余裕がでてくる。
2004-09-20 気になる着信音。
2004-09-12 とりあえず返事をしてみる。

いつものように出発は慌しく…プエルトリコに出張してきました。今回は学会の招待講演の代講。例によってトマトが、スケジュールのダブル、トリプルブッキングしてしまったため、代わりに飛ばされることになった。こういうのは、いつでも大歓迎である。


しゃどうは、もう学生ではないので、学会登録の学生割引が使えない。しかも、今度の学会の正規登録料、ものすごく高い…（招待するなら、免除しろよ!!!　と思うのだけど）というわけで、トマトの強い希望から、学会に出席するのは一日のみ！ということになった。


…ちょっとくらいなら、滞在時間を延ばして遊んできてもいい、という許可も下りたことだし、滞在を２日間延長して、羽を伸ばしてきましたよ。



ちなみに、プエルトリコは、カリブ海に浮かぶ、小さな島。赤道に近いところにあるので、常夏の熱帯気候である。近くにあるのは、キューバ、ブラジル、メキシコ、フロリダ。アリゾナからは、飛行機で大体、９時間かかります。（接続時間を除いて）大体の位置はわかるかな？　プエルトリカンの共通語はスペイン語ですが、実際は、ＵＳ領です。


学会が開催される高級ホテルは、バカ高いので、近くの割安なホテルを探した。（その代わり、レンタカーを借りさせてもらいました。タクシーより断然安い）首都サンファンは、下手すると治安が悪そうだし、（ＵＳで、一番カージャックの割合が高い都市らしい）、通勤ラッシュもすごそうだし、なので、更に東の端にある Fajardo　というホテルを予約しました。


アリゾナから、ニューヨーク経由で、現地に到着したのが夜の１０時。もわわ〜んとした蒸気のこもるサンファン空港に降り立つ。いそいそと上着を脱ぎ、空港のカウンターから迎えのシャトルを呼び…待つこと２０〜３０分。やーっとの事でシャトルバス到着。（例によって一番安い会社から借りているので、不便なのは仕方がない）冷房のキンキンに効いたシャトルに乗って、レンタカーのオフィスへ。眠そう〜なカウンターのお兄さんから、この旅の相棒の鍵を受け取った。


略式地図を受け取って、道を教わって、いざ出発。この時点で夜１１時。雨が降っていて、霧がかかっていて、交通量はこんな時間なのに結構多い。ホテルまでは３２マイル離れていて、あんまりスピードは出せないから、大体一時間くらいかかるという…。うぅ…。でも、まぁ、仕方がない。


ハイウェイに乗って走ること４０〜５０分。視界は悪いけど、まぁまぁ快適に走って分岐点に到着。ホテルに続く道は１９４と、１９５とあって、どちらからでもいけるようなことが書いてあるので、１９５から行こうと突き進んでいくと…いかにもローカルな感じの商店街（もちろん全部閉まっている）に迷い込む。標識どおりに進んでいくと、いきなり行き止まり！道がない！何度かやり直してみても、またすぐに同じところに戻ってきてしまう。ストリートには名前すらついていないし。



さて、どうしたものでしょう…？



つづく。



63 海外にいるときに、日本の何を恋しく思う？

みかん。種無しブドウ。豊水梨。蛍烏賊の沖付け。屋台のたこ焼き。



しゃどう＠写真は、捜し求めていたホテル。結構綺麗でした。

先頭 表紙

昨日の夜から、インターネット速報を眺めつつ、夜更かししていました。論文書きつつ（新しい投稿論文です。三件目！）、アップロードして…全然はかどらず。同僚と共に、行方を見守っていました。さすがに、中西南部の地図が一気にばーっと赤く染まった時には、悲嘆の声がもれましたが…。オハイオ決戦になって、やっぱり無理そうなだなぁっと思った時に、さっさと寝てしまった。


昼頃、実際に決まったんだけど、冗談？だったらいいのにな〜と思うほど情けない気分。地図を眺めていると、キリスト教の根強い州、ユタ州とか、アラスカ州とか、中西部とか、が、根強いブッシュ派。わかりやすい口調だけど、論調に詰まるとすぐに感情的になって、愛国心、お決まりのように「神」がでてきて、締めくくる。あと、もう４年もですか・・・。この調子で経済やら何やら崩れていったら、元に戻すのに１００年くらいかかると思う。なんか、すごくガッカリ。


まだまだ書きたいことは、これぐらいにしておきます。書き連ねると３０ページくらいになりそうだし。これ読んだ人、なにいってんの、しゃどうは、何にもわかっちゃいないのよ！と、怒っても、怒りのメッセージを書き込んだり、怖いメイルを送ったりしないように。それでなくても、頭痛の種はたくさんあるので。


--引用--
戦争は小銃の偶発から始めることができる。しかし戦争を終結させることは、経験豊かな国家指導者でさえ容易な事ではない。流血をとどめるのは、ただ理性だけである。（フルチショフ）


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さて、今週はじめに今年二件目の投稿論文を出版社に提出。しばらくは、待ち。で、さっそく次の投稿論文に取り掛かっています。ドクター論文そのまま出してもいいんだけど、見直すと直したいところが山ほど見つかったので、いろいろと調べなおしたりしているところ。実験が気軽にできないのが辛いところなのだけど。


実験室を、実験室として機能させるためには、いろいろ〜と面倒な手続きがあることがわかる。まずはやっぱり、安全対策。危険な薬品、レーザーだの、高温注意だの、可燃物だの、服装コードだの、tripping hazard（段ボール箱を床に散らかしていたら、警告された）、換気状態の確認、ラベルをきちんとつけろだの、基本的なことなんだけど、クリアしておかないと、許可が下りないのです。


しかも、いきなり、大学側が工事の金は払わない！とごねだしたりして…


実験室の工事だとか、実験装置のセッティング、実験室用の家具の買い入れ、とか、その手続き、とか、面倒になってきたら、トマトが、こういうのは全部、しゃどうの仕事！といって、しゃどうに全権を委ねて、オフィスのドアを閉めてしまった（他の仕事が手につかなくなるらしい）。そしたら、逆に、いちいち事前にボスに確認する必要がなくなったので、逆に楽になりました。（事後報告はしています）


おかげで、いろいろな人と打ち合わせをしたり、話したりする機会が増えたので、前より知らない人と話すのが気楽になったような気がします。前は、研究室に籠りまくり〜だったから、精神衛生上も、あんまりよくなかったのかも。



62 ズバリ、自分に足りないものって何？

食べ物の好き嫌いが激しいのが弱点かな。辛いものはまったく食べられないし。「なんでも食べてやる！」くらいの心意気がないと真の旅人とはいえないのかも。



しゃどう。

先頭 表紙

昼間に携帯電話にかかってきた電話。私の契約しているインターネットのケーブルの会社からだ、と名乗る男の人。無料でつけられるはずのテレビのチャンネル契約をしていないみたいだから（しゃどう家はテレビ契約をしていません）、今すぐ取り掛かってもいいか・・・って。でも、仕事中だし、電話の向こうでまくし立てるように喋る人は好きではないので、よくわからないけど興味はあるから、パンフレットみたいなのがあったら、ドアの前に置いておいてください。と言って切ったのだけど。


しばらくしたらまた電話がかかってきた。面倒なので留守電に返事をさせておいたら、今度は social security number　が必要だから、折り返し電話くださいって・・・なんだか感じが悪いので、放っておいた。


家に帰ったら、彼のカードが挟まっていた。会社のロゴはちゃんと入っているんだけど、電話番号が、cell phone　のみ。メイルのアドレスも、xxx.netが一般的なのに、xxx.comで終わっているし、そもそも、"Field Customer Loyalty Representative"って肩書き…もう、すごく嘘っぽいんだけど。しかも、３回目に掛けてきた電話（もちろん出てないけど）が午後６時過ぎ！　普通のアメリカ人が無料サービスを提供するために時間外に働くなんて・・・まず、ありえない（笑）！


とりあえず、彼、また明日にでも電話かけてきそうなので、さっそく、本会社に通告しちゃいました。こんな人がいるんだけど、本当にあなたのところの従業員？もちろん、名刺の番号も、掛けてきた電話のＩＤもきちっと記録して通報。


いったい、どんな悪さをするつもりだったんでしょう？



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ともあれ、研究所では、念願のラボテーブル、机、などなどをオンラインのオークションで購入。どこかで安く手に入らないか、とずーっと待ち続けて４ヶ月。２〜３個なら手に入るんだけど、全然足らず、もう、イライラし始めていたところ。大きなメタル実験テーブルが１２個で＄１００、メタル机が、１２個で＄５１０・・・とかなり格安なんだけど、輸送費の方がが高い！人を雇って、トラック一台に載せて持ってくるんだから、もう、その価格といったら！　しかも、大学側の手際の悪さといったら！　（変なルールがいっぱいあるの）


それから、やっと（今頃！）しゃどうの名刺が出来上がりました！　実は、今までフルタイムで働いたことがなかったので、正式な名刺を持つのは、これが初めて。あまりに嬉しいので、ついつい、院生に配ってあるいてしまいました。でも、やっぱり、名前の後ろに、ph.D　がちゃんとついているか、真っ先に確認してしまいます。この３文字のために掛けた時間を考えたら・・・ねぇ？


今週末に、投稿論文をひとつ仕上げた。招待投稿なので、問題がなければ、来年の一月には掲載される予定。で、更に嬉しいことに、来月、プエルトリコへの、学会出張も決定！　トマトの予定がダブルブッキングしてしまったので、代わりに送られるのです。大感激！　会議は一日だけだけど、少しなら予定を延ばして（自費で）遊んできてもいいというお許しもでたので、キャリビアンで羽を伸ばしてくるつもりです。




61 あぁ〜日本人でよかったなぁ、と思うのはどんなとき？

ビサを申請/更新するときや、海外旅行をするとき。日本のパスポートがあれば、ほとんどの国に特別な申請をしなくても入れるし、日本人＝危険（女性だし）と思われることはまずないので、あまり不快な思いをしたことがない。




しゃどう。

先頭 表紙

ところで、討論観戦、といえばポップコーン。


引き出しを整理していた時に見つけた古〜いインスタントポップコーンの袋を電子レンジに入れて、５分放置。しばらく忘れていて、見に行ったらいい匂いが漂っていて・・・ドアを開けたらウゲっ、古くなりすぎて、膨らまなかった部分が焦げまくっているわ。


ちょっとくらい、食べれるところはないかなぁ…と、袋を大きく開いて唖然。ポップコーンからも、袋からも、モクモクと静かにあがる煙。これはもう食べれないな〜っと、ガッカリしながら、ゴミ箱に放り込んで、水をかけようとして少し歩いていたら、静かに閉まる扉…？


赤いライトが点滅して…あ〜ん…サイレンまで鳴ってる！　火災報知器を作動させてしまった。いやーん。呆れた顔をして様子を見にくるトマト。サイレンの音でテレビが聞こえないらしく、テレビを握り締めて、さっさと外に出て行ってしまった。仕方がない、わたしは、静かに流しを掃除して、ポップコーンの残骸に水をかけ、電子レンジを拭いて、恐る恐る外にでてみると・・・トマトが外でぽつーんとひとり、テレビに見入っていました。


避難（？）する途中で、セキュリティーの姉ちゃんに“誰かがポップコーンを焦がしたみたいだよ”と伝えてくれたおかげで、大事には至らず、すぐに警報機を止めてもらいましたが・・・ＭＢＡのクラスもキャンセルされていて、建物には３人だけしかいなかったみたい。あんまり迷惑をかけないで済んだのは幸いです。


しゃどうがポップコーンを焦がしたのは明らかなのですが、この場合、“somebody did...”という便利なセンテンスで庇ってもらいました。セキュリティの姉ちゃんも、笑いをこらえながらも、somebodyが誰か？という質問はせず、軽く流してくれました。



とりあえず・・・笑ってごまかしました。



煙の威力は、思ったよりも強く、研究所のフロア全体、香ばしい〜ポップコーンのにおいがしばらく充満していました。



ちなみに、このポップコーン。しゃどうが数年前に学部生の姉ちゃんにもらったもの、だったんだけど、もともとは、トマトのオフィスにしばらく眠っていたものだったらしい。懐かしがっていました。とすると、３年以上前の…おぉ、おぞましい。



60 旅先で手に入るもので、なにかコレクションしているものがあれば教えて。

絵葉書はよく買います。




しゃどう＠この写真達、なんとなく郷愁を誘いません？

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古くなったポップコーンバッグは電子レンジに入れないほうがいい。


今日は大統領選のディベートの最終日。会場になるのは、勤務している大学のキャンパス。見逃すのはもったいない。でも、家にはテレビのケーブルを繋いでいないので、さて、どこで見ようかな？　と考えながら帰り支度をしていると、家に帰り損ねたトマトを発見。（注、片道一時間半の遠距離通勤中）きっと研究所のどこかには、テレビが隠してあるはず！と探索したけれども見つからず・・・仕方がないので、インターネットで探せば・・・なんて相談していたら、セキュリティーのお姉さんが、ポータブルのテレビを貸してくれました。らっきー。


というわけで、トマトのオフィスで観戦。オレンジジュースを片手に、スナックをかじる。幸い、トマトとは政治的な意見が非常に合うので気が楽である。ＵＳ滞在中、今回で二度目の大統領選になるわけだけど、これだけ興味を引いたのは、今回が初めて。ブッシュ氏の背中に演説用の無線機がついている・・・という噂もあるので、注意深く見ていたけど・・・残念ながらよく見えませんでした。


ディベートの内容自体は、目新しい事はなかったけれど、注目していたのは、表情と喋り方。ブッシュは、やたらに宗教的な感情に訴えて、アメリカ人の気を引こうとしているのがよくわかる。もっともらしい言葉をそれなりに繋いで、感情的になりやすくて“信仰心の強い”アメリカ人の票を集めようとしているようだ。でも、なんだか、彼の喋り方は英会話スクールで、英語を喋るためにとりあえず喋っているような、心のこもってない、というか薄っぺらい感じがどうしてもぬぐえない。


対してケリーは、物足りない感じはしたけれど、まぁ、無難かな。


とりあえず、しゃどうには選挙権はないけれど、興味深く見守っていくことにしている。




59 日本人としてはずかしいよ〜っていう日本特有のあんなこと、こんなことを語って♪


日本食に慣れていない人に、「珍味」を勧めるのはやめてあげてください。トマトが、大の日本食嫌いなので、どうしてだろう？　と、常々思っていたのですが、話を聞いて見ると、日本の企業の人が、接待でトマトを座敷（減点１、足が痛くなる）のレストランに連れて行ったことがあるらしい。そこで、初めて食べさせられたのが、「なまこ」のスープ・・・噛んでも噛んでも味がしなくて気持ち悪くて・・・と、思い出すだけでも涙目になっていました。可哀想だと思いません？



しゃどう。

先頭 表紙

ふさふさの尻尾。いつ見ても追いかけて触りたくなるのだけど、その気持ちが、しゃどう猫にも伝わったらしい。最近、どういうわけか、懸命に自分の尻尾を追いかけてはくるくる走り回っている。壁際に追い詰めて、お尻をペタリ、とつけると、自分の尻尾を捕まえられることを学習すると、今度は、壁際で、ドタバタと周りまくっている・・・退化しているの・・・？　でも、可愛くて仕方がない。


ちょっとイライラしているとき、ぼーっとしながら、猫のごろごろ音を聞くのって、気持ちいい。でも、職場ではさすがに猫は連れて行けない。この前、東京に行ったときに格好いい急須と湯飲み、それから一人用コーヒー入れと、かなりいいお茶を、デパートで買ってきた。


コーヒーの飲みすぎで胃炎を起こして以来、飲む量はかなり減らしているのだけど、朝、コーヒーを飲み損ねた時とか、どーしても飲みたくなったときに、ひとり分だけ入れて飲むことにしている。一応、共通のコーヒーマシーンはあるのだけど…典型的なアメリカンコーヒーで、目が覚めるほどまずいのです。お湯を沸かして、粉になったコーヒー豆の上に静かに注ぐと、泡がぷつぷつっとでてきて、マシーンで入れるより、美味しいコーヒーができます。


でも、どういうわけか、昼間のコーヒーって、飲んだ途端、ものすごく眠くなる。だから、昼ごはんを食べて、どうもしゃっきりしないな〜なんて時に飲むのは、お茶にしている。渋いお茶を熱いお湯で濃い目に入れて（もちろん、ひとり分です。お茶に砂糖を入れるような人達は、ティーバッグで十分よ）、時間をかけて、静かにぐびびーっと飲み干すと、自然と、気持ちがシャキッとしてくる。


昔、侍が、お茶をたしなんでいたのは、このためだったのね、っと実感。


院生からポスドクに変わって、あんまり実感ってなかったんだけど、院生の面倒をみたり、特に新しい院生と関わっているうちに、だんだん、自分も教育する立場に変わっているのだな、っていう事を感じる。年があんまり変わらないし、パッと見、弱そうだから、なめられまくるかしら？　なんて、当初は気楽に考えていたのだけど、院生も、すごくrespectfulに話しかけてくれるし、研究所のテクニシャンや、アシスタントをしてくれている人達も、丁寧に接してくれるし、仕事も、ベストを尽くしてくれているように感じる。


仕事の進みは遅いけれど（設立当初の混乱は仕方ない…らしい）、よく考えたら、今の職場、ものすごく仲良しってわけではないけれど、いやな人がいないな〜っと。というのは、いいことだな〜っとしみじみ思う。人間関係のストレスがない。上の方で政治的にごちゃごちゃと難しいことはあるみたいだけど、わたしは知らん振りしていられる立場だし。結局、好きなことだけやって、好きな勉強だけさせてもらって、仕事量は学生の時より少ないし（なんたって授業や試験やドク論書きがない）、それでいて給料は大幅増しで、扱いも、悪くない。


時々、イライラするたびに、思い返してみるけれど。辛い経験は、若いうちにしておいた方が、後の人生が楽になる・・・と、しみじみ思います。



58 外国人に、日本のこんなところを見習って欲しい！って思うのはどんな部分？

日本人は、基本的に相手を信用しよう、思い、自分を信用して欲しい、と考える習慣があると思う。（あるよね！？）それはとてもいいことだと思います。




しゃどう。

先頭 表紙

そういえば、うちの研究所、一部を改築して、大学のＭＢＡクラスのために貸し出すことにしたようだ。小奇麗な身なりをした人達が、夕方になると、ぞろぞろとやってくる。同じ建物内で働いている人達と、いい意味でも悪い意味でも、全然雰囲気が違う。しかも、授業料が年間２００万円以上かかるらしい・・・。ご苦労様です。


話は全然違うけれど、昨日の夜中１時過ぎ、寝入りばなにうとうととしていると、小さい子供がウギャーッと叫ぶ声（喜んでるみたいだったけど）、ドアがバタンバタン開いたり閉まったり、しかも子供が外に出てきてうぎゃー、音楽ジャカジャカ・・・それに乗じて大人の男のヤッホーという子供をそそのかすような叫び声・・・が、にわかに聞こえてきた。


上の階の家族に（カップルじゃない方）親戚が遊びに来ていたらしい。ちょっとくらいなら、仕方がないかな…と、思いながらうとうとしていたんだけど、ちょっと眠りに入ろうとすると、子供がウギャーッと叫ぶ、大人が叫ぶ・・・寝付けない。ええ加減にせいや！　と、思い切って、外に出て、階段を騒がしく歩いている大人二人に抗議してみた。


片方は、いつぞやみた、スキンヘッドの親父。もう片方は、多少分別のありそうな若い男の人。そういえば、その日の夕方、奥様方は、ポーチにでて、タバコじゃない匂いのする葉巻をすっていました。いか〜にも、な感じの家族至上主義メキシカンファミリー。


ちょっとは気を使うかと思いきや、親戚が来ているんだから、仕様がないだろう！と威張りくさるので、今、何時だと思ってるんだ！と、応酬。夜中に子供と一緒になって叫ぶバカがどこにいる。（ここにいた）親父がまったく譲らないので、話し合いは平行線のまま終わりましたが、それから、ぴたりっと、すぐに静かになりました。


それにしても、ちょっと頭にきていたので、"what's this noise? what is your problem? it is 2 o'clock in the morning! i need to get a sleep!"と、ちょっときつめにいったのだけど、スキンヘッドおやじ、"no problem! go to sleep!"と繰り返すのみ。


一応、赤の他人に対して苦情があるときは、ダイレクトに非難せず、少し遠まわしに言うのが英語でもエチケットである。しかし、こう返されると・・・そうか、問題があるのは、わたしなのだ！　英語ってよく考えると変である。　"i have a problem, let them quiet after the midnight!"　と、思わず返してしまった。恐るべき突っ込み、メキシカン！


といっても、言われた瞬間は、カンカンになって怒っていたしゃどうですが。翌日、偶然、駐車場で勢ぞろいしているところに出会った。スキンヘッドもいる。無視するのも大人気ないので、一応、挨拶しておいたら、唖然とするくらい和やかな笑顔で、挨拶を返されてしてくれました・・・もう忘れちゃったの？　気にしてないだけ？



・・・温度差が違うというか・・・まぁ、近所の人と険悪になるよりはいいけどね。



55 海外でしちゃった悪いことがあれば、こっそり教えて。

それはいけません。




しゃどう。

先頭 表紙

ところで、今学期から始まったトマトの授業。結局、二週間のうちの一時間ほどずつ、しゃどうが担当することになりました。ひとりで喋る形じゃなくて、スライドを基にした、オープンディスカッション形式、主に質問するのはトマトだけど。雰囲気が非常にフレンドリーなので、緊張することもまったくない。


もともと、トマトとは、かなり違う分野の出身なので、どちらかが知らないっていうことは、よくある。今までは、忙しすぎてちゃんと意見を交換する機会ってあんまりなかったから（かなり放ったらかしにされていた院生時代・・・研究の手順も、手がかりも、考察も、機械の修理まで・・・ほとんど自分でやっていたのよ！　最初の年から、先輩とか、ポスドクとか、存在すらなかったんだから！　でも、ほんっと、卒業できてよかった）、こんな風にちゃんと話し合っているのが、すごく新鮮に感じる。


院生の面倒を見ることの大切さに目覚めたトマト教授。今年からは、授業の他にも、週一回、実験報告会、もしくは雑誌会を開くことにしたらしい。一度、卒業してしまうと、どんどん自分から勉強する機会ってなくなってしまうから、こうやって、週に1〜２回、なにかをまとめて人前で発表する機会があるのは有難い。そのうち、プレゼン、大好きになるかも！？



57 外国人に、日本ってどんなところ？と尋ねられたら、どうやって説明する？

人口密度が高いけれど、働き者で、気のいい人が多い国です。集団とか、仕事とか、家族の単位になると、 また違う意味のしがらみがあって、やりにくい人にはやりにくいけど、ある種の、守られている！っていう感じの居心地のよさはある。でも、教育環境と政治のシステムだけは自慢できるものではない。



しゃどう。



＃＃先週の夕食・・・うわぁ、もう覚えていない。昼と夜を一緒にした日が多かったような。美味しいメキシカン料理の店を近所にみつけました。ちゃんとした和食を食べれる店も発見。ぶっかけうどん、最高でした。イタリアンのお店もいったんだけど、ブラウンソースの方は美味しくなかった。でも、今度、トマトソースの方も試して見てみるつもり。後は、いつものサラダバー。インディアンのお店も試して見ましたが、わたしには、ちょっと辛すぎた。味はよかったんだけど。


あと、トマトの誕生日があったので、チーズケーキファクトリーのチョコレートムースチーズケーキも食べました。これは、もちろん最高。


木曜日に、前に済んでいたところから、久しぶりに友達が訪ねてくれていたので、和食の店のお鮨を試してみる。お酒の摘まみも、何品か頼んだけれど、かなり満足な味でした。


今日、焼いたのは、生クリームのパウンドケーキ。先週は、メープルシロップくっきーでした。これは、わたしの朝ご飯、兼、おやつ、になります。夕飯は、生のほうれん草と、焼いた鶏のもも肉と手羽先。
　


・・・それにしても、取り込みカロリーの多い週だ。今週は気をつけよう。

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オフィスの電話も、やっと鳴るようになってきました。ベルの音もいろいろ変えられるようで、ちょっと試して見ましたが、ごく真面目な音しかありません。ちょっと安心。というのも、わたし、携帯の着音メロディが、大嫌いなのです。ベルの電子音だったらなんとも思わないのですが、半分くぐもったような中途半端な音楽がジャかぎゃかジャか・・・っと近くで鳴らされると、イライラする！


幸い、アリゾナには、アンチ着メロ派が、結構多いので、そんなに頻繁に聞かなくて済むけれど。東京圏に住んでいたら、ものすごい騒音なんだろうな…と思う。それとも、慣れてしまうのかしら。


たまに友達が、携帯電話機を買い換えたとき、ちょっと触らせてくれるんだけど。冗談でも、この音は？　と、試しに着メロをかけて見ると、真剣な顔で“NO!!!!”と、怒ります。感覚的にはガラスを引っかく音に近いのかしらね？　そういえば、トマトも真剣に嫌がっていました。


ただ、この音、目覚ましには役立ちます。絶対に起きなきゃいけないとき、着メロに設定してやると、ドキッとして、飛び起きる。寝起きの気分が悪くなるので、あんまり使いたくないのだけれど。


ちなみに、しゃどうの携帯電話は、初めて買ってから一回も買い換えていないので（２００１年だったかな？）いまどき珍しいモノクロ画面の電話です。


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研究所のセットアップも、じわーっと少しずつ進んできました。前は、ひとつの事を業者の人に頼むのでも、たとえば、機材ひとつ動かすにしても、しゃどう→トマト→プロダクトマネージャー→→スポンサーの許可（会議？）→ファシリティマネージャー→ムービングマネジャー→実際に動かす人…と、何人も通さなきゃいけない。しかも、大抵の場合、プロダクトマネージャー、運が悪いとトマトの部分で止まっているのだ。


この前、ムービングマネジャーのおじさんと仲良くなったので、何するのにも、時間がかかるのよね〜っと、愚痴を言っていたら、“うちの部下達は、あんまり仕事がなくて退屈しているんだけど…”っとのこと。確かに、彼は、仕事が速い。ファシリティマネージャーも仕事は速い。っとすると…やっぱり、上の方で留まっているようだ。


というわけで、一度、許可が下りた仕事は、ガンガンと、しゃどうから点火することにしました。おかげで、気持ちいいほど、進みがいいです。




56 旅で出会った人の中で、印象的だった人物の話を１つ聞かせて。

あんまりないけど、ハワイのナンパ兄ちゃんとか、印象的です。アラスカに行ったときも、山の中の売店に立ち寄ると、人懐っこい（人恋しいのかな？）おばちゃんが、いろいろサービスしてくれたり、親切にしてくれたりして面白かったな。



しゃどう。

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ところで、インストールされたばかりの電話機。かなり立派な、留守電機能がついている。翌日の夕方、皆が帰ったのを見計らって、メッセージを録音してみました。（入れているところって恥ずかしいから）・・・何故か、すでに５件もメッセージがあった。記念すべき最初の一件は、実験室の電気工事の人、でした。もう、直接会って話しちゃったんだよね・・・ごめんね、気がつかなくて。


あとの４件は、案の定・・・ツー・ツー・ツ・・・きっかり１０秒間。ＦＡＸの間違え電話です。ガッカリ。トマトにも、メイルを送って、電話してね〜と、頼んでおいたのですが、相変わらず、呼ぶときは、自分のオフィスから、声を掛けて直接呼ぶだけ。


それも、「しゃどう〜」と、名前を呼ぶだけである。「しゃどう〜、オフィスまで至急着なさい」なのか、「しゃどう〜、うるさいから静かにしろ」なのか、「しゃどう〜、居眠りするな（してません）」なのか。わたしも、とりあえず、「yap！」と、返事だけはしているんだけど・・・その後、何も反応がないので、とりあえずオフィスまで顔を出しにいっています。


なんだか、猫になった気分・・・。


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先週は、トマトの授業に、もぐり参加してきました。週一回のクラスなのですが、初日は、キャンパスでやっていたため、残念ながら、参加できず。駐車場の年間パスを買っていないので、３時間のクラスに出席するためには＄８払わなきゃいけない（最近、値上げした）。しかも、キャンパスの学生に対しての駐車場がめちゃくちゃ少ないので、３０分くらいかけても、見つからないことがあるのよね。


でも、幸い、今期、授業をとっていたのがトマトの学生のみ（全然宣伝してなかったからね〜）、だったので、研究所の会議室でやることになった。少人数クラスは、快適である。


指導教授ではあったけれども、授業をとったことがなかったので、いつも、どちらかというと寛いだ関係というか、「先生」としての面を学生の間は、あんまり見たことがなかった。だから、こうして、きちんと教壇に立って教えているトマトを見ていると、ほんと、教え方は上手いし、喋り方も上手い。知識の量も、かなりのものである。いまさらながら、少し尊敬しなおしています。


当然、少人数なので、質問も容赦なく院生にぶつけていますが・・・誰も答えられないと、必ず、しゃどうに指名がまわってくる。心底嬉しそうに、「ドクターしゃどう（こういうときだけ！）、答えられないわけはないよねぇ・・・」と、いぢめる気満々である。幸い、答えに窮することはまだないけれど（面目躍如？）、ちょっとドキッとすることもある。


アドバンスドクラスなので、院生は隔週で、最近の投稿論文トピックの紹介、みたいなセッションが、ひとり、１５分ほどある。有難いことに、しゃどうにも、その間の週に、数十分ほどの、論文紹介セッションの機会をもらった。この場合は、もちろん授業をするっていうほどのものじゃなくて、最近の論文を紹介しながら、それをどう読み取るか（質の悪い論文もおおいからね）、どういう風にそれを自分の研究につなげていくか、考え方を教える感じになると思う。


プレゼンテーションの練習のいい機会にもなるし、自主的に勉強するようになるし、これは、自分のためには、すごくいいことだ。頑張ろうっと。



しゃどう。

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