とある図書館でとある本を借りた。
その中にこんなものが入っていた。
きっとしおりの替わりに使ったのだろう。
それをそのままにして、返却してしまったというものに違いない。
小さな紙辺だけど、きっと子供が母親に日ごろの感謝を込めてプレゼントをして、それに一言メッセージを添えたのだろうに。
こんな小さな紙切れだから、きっと何時のまにかどこかに行ってしまっても何ら不思議はない。
でも、うっかりしてそのままにして、結局借りた本の間に挟んでいたことさへ忘れてしまったのだろう。
残念な気持ちになった。
でも、この母親、こんな孝行息子or娘がいることを不特定多数ならぬ「不特定少数」に知らしめたいが為に、わざと忍ばせたのだろうか?
どう解釈しようがこちらの勝手だが、きっと誰かに伝えたかったかもしれないと思うようになってきた、時間が経つにつれて。 |