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ちゃな坊の「テンテコ舞いってどんな舞?」

某地方都市で短大講師として奮闘中。現在37歳。
担当は『情報処理関連教育』。専門は『情報システム監査(経営学)』。
1歳の愛娘と子連れ単身赴任中。旦那は300km以上離れた土地に住んでますw
講義は(半期で)本務校7コマ、非常勤2コマの過激さは変わらず。
その他、学会関係の理事職とかカンファレンスの企画屋とかは相変わらずだったり。
“子連れ単身赴任”でも頑張りますよ。自分と家族と教え子のために!

最近、検索されたりしていろんなところでさらされることが多いので、メルアドは消します。連絡先は変わってません。悪しからずー。

目次 (総目次)   [次の10件を表示]   表紙

2001-10-05 就職活動についての悩み(1)+おまけ(香港旅行の写真)
2001-10-05 論文提出の報告+おまけ(香港旅行の写真)
2001-10-01 とりあえず,結論と要旨を先に…
2001-09-30 締切は明日・・・ぐぉぉぉぉ〜(叫)
2001-09-13 副査が決定。ラストスパート・・・かけなきゃね。
2001-09-12 アメリカでの悲しい出来事に思う…(1)
2001-09-12 アメリカでの悲しい出来事に思う…(2)
2001-09-12 アメリカでの悲しい出来事に思う…(3)
2001-09-12 アメリカでの悲しい出来事に思う…(4)
2001-09-11 うぅ…寝坊しちゃった(ToT)


2001-10-05 就職活動についての悩み(1)+おまけ(香港旅行の写真)


香港旅行の写真 第2弾。
二日目の夜,二回目の夕食(香港滞在中は,夕食を2回食べていた…(汗))の時に行った北京料理店で出された,北京ダックです。
目の前で豪快にさばかれた後,私たちの鉄の胃袋に次々とおさめられていきました(笑)。
この北京ダック,本当においしかったです。

ちなみに,真ん中ににょきっと出ている腕&手は,私の手です…。
腕も太いけど,指はもっと太い…。恥ずかしい〜 (^_^;

   * * * * *

↓の日記で不安を抱えているというその理由は,実は就職活動に関する問題なんです。

以前日記で書いたとおり,当初ちゃな坊は研究職と言われる大学講師や研究所の研究員などの職に就くことを希望していました。これは,将来研究者としてシステム監査と一生付き合っていきたいという願いからでした。研究者として生活するには,基本的には大学講師などの職につきながら行っていくのが一番ベストだと思われているからです。

ただ,最近の少子化や現存の教授陣の定年延長,博士号取得者やオーバードクター(学位取得や就職が困難なため博士課程を留年という形で在籍しながら研究を続ける人の総称)の増加などで,大学講師などの研究者としての就職は,一般の就職以上に困難な状況になっています。
非常勤の講師になるのもなかなか難しく,実績だけではなんともならない(もちろん実績がなければどうしようもない)状況にあります。

学位があろうがなかろうが就職は困難という状況下で,とりあえず学位を取るための論文を書くのか書かないのかという選択を迫られました。
 ・学位を得るために論文を書く。学位が出れば晴れて卒業となるためそれから就職先を探す。ただし,学位が出れば大学に籍をおくことができない。
 ・博士課程のみを修了して卒業(うちでは満期退学と呼んでいます)して就職する。学位論文は出さないが,数年間は再入学をすることによって学位論文を受け付けてもらえる。満期退学をすれば,研究生として大学に籍をおくことができる。
 ・学位論文の準備をしながら,就職先が決まるまで留年する(オーバードクター)。

そういう状況の中で,私は家庭の事情と師匠との関係などからこれ以上大学院生活を延長することはできないと言う判断で,学位論文を書き卒業を目指す(最悪,学位が出なければ満期退学で卒業する)方向で進むことに決めました。

そして,研究職への就職活動を始めたのですが・・・

師匠から,「若いうちに,実務経験をつんでおくと君の研究者生活に幅が出ると思う。一般企業に就職する気はないか?」と言われました。
私の師匠は,元々某石油精製企業で30年以上情報システムやシステム監査に携わり,うちの大学の教授に転身した元実務家。システム監査という極めて実務的な学問を専攻している私にとっては,いろんな意味で師匠の言葉は勉強になることが多く,実務を経験したいという思いもあった。実際,周りの研究上の先輩方はほとんどが実務経験者で,その点で「かなわないなぁ」と思うことも多かった。
経営学はやっぱり実学だ。経験は机上では得ることはできない。

正直,27歳で(今現在は26です)社会人になることは不安だ。
でも,若いうちしか経験できないのなら,今しかない。

悩みに悩みぬいて,出した結論。
社会人として実務経験をつんでから,研究者になる。

そう決めたからこそ,研究職の就職活動をやめ,今まで論文だけに集中してきた。
それなのに・・・(つづく)

先頭 表紙

仙様>ありがとう〜。あせらずがんばるよ。うんうん。 / ちゃな坊 ( 2001-10-08 02:31 )
就職活動〜焦らずに〜落ち着いてからでも〜大丈夫〜☆ 慌てない〜慌てない〜※ / 仙川亭おき楽 ( 2001-10-05 23:04 )

2001-10-05 論文提出の報告+おまけ(香港旅行の写真)


友達から,デジカメで撮った香港旅行の写真が送られてきたので,載せます。
これは,香港島から九龍半島行きのフェリー(?)で撮影した香港島の夜景です。
この日は天気があまりよくなくて夜景は半分あきらめていたけれど,夜になったら雨がやみ夜景を楽しむことができた。
日ごろの行いのよさかしら・・・(笑)。

   * * * * *

↓下の日記で出てきた学位論文ですが,大学事務の締切が一応10月1日と設定されたため,未完成ですが提出しました。
副査のK教授,T教授には,私の師匠から未完成であること等の説明を入れてもらい,お渡ししてきました。

提出したとはいえ,論文はまだ未完成のまま。
字数全体では,本文・脚注込みで約22万字(400字詰め原稿用紙で550枚程度)。
完成すれば,25万字は超えると思う。(まだそれだけ書き足りていないということ)
それに加えて,用語集を作らねばならない。副査の先生方は,情報システム関係の専門用語はあまりご存知ではないため,師匠に作るように強く言われている。まぁ,論文中にごくごく普通にクライアント・サーバ・システムだのERPだのオブジェクト指向だの書かれていれば,情報系が苦手な先生方は嫌がるわけだし…。仕方がない。

完成のリミットは,11日の研究科委員会の直前。この日に,審査が本格的にスタートする。
未完成では,予備審査が通らない。
(注:うちの大学における学位論文の審査は,予備審査→本審査となっています。予備審査では,論文を審査する価値があるかないかをチェックされるため,予備審査で落とされれば,学位は得られないということになります…。)

それにしても,不安。
提出すれば,深い睡眠に落ちるだろうと思っていたけど,そんなことはないのだなぁ…と今さらながらに思えてくる。

まぁ,本当の不安はもう一つあるんだけど…。
それについては,別に…。

先頭 表紙

仙様>あまり天気が良くなかったんだけど,やっぱり夜景はよかったよ。イルミネーションもお国柄が出ていたな〜。ちょっと派手目だった(^^; / ちゃな坊 ( 2001-10-08 02:33 )
これが〜香港100万$の夜景なんですね〜♪ 大丈夫ですよ〜☆ きっと大丈夫〜♪ うんうん〜☆(←勇気づけているつもり) / 仙川亭おき楽 ( 2001-10-05 23:06 )

2001-10-01 とりあえず,結論と要旨を先に…

えっと,中間報告。

真夜中の4時ごろから6時ごろまでの記憶がない。
でも,意識が飛びながらも書いていたらしい。
一応は予定していたところはある程度先が見えた。

とりあえず,データのバックアップと印刷をする。
ゼリー状の栄養補給剤を食べて(流動食しか受け付けない)7時ごろにシャワーを浴びる。
意識がはっきりしてきた。

さて,あと足りないところ。
ほとんど完成していない章が一つ。
あとは部分部分で抜けているところが目立つ。
今日一日で何とかなるような量ではない。最低でも2週間は必要。

師匠に電話。
とりあえず,結論と要旨を書いて提出しなさいとの事。
10月半ばまでは実質的には審査には入れないらしいので,
それまでに差し替えをしなさい(つまり抜けてる部分を完成させろ)との事。
付録の用語集も作らなければならない。あまり時間はない。

さて,結論と要旨に取りかからないと。
昼までには完成させないと,印刷時間がなくなってしまう。

先頭 表紙

仙様>私もデリートしたいっ!  あ,論文はデリートしちゃダメ〜(涙)。 / ちゃな坊 ( 2001-10-08 02:33 )
ここ最近の記憶が〜デリ〜ト気味〜☆ なにがあったのか〜さっぱり〜☆(笑) / 仙川亭おき楽 ( 2001-10-05 23:07 )
とりあえず,1日のうちに提出することができました・・・でもまだ,終わっていないのです(汗)。 / ちゃな坊 ( 2001-10-05 16:45 )

2001-09-30 締切は明日・・・ぐぉぉぉぉ〜(叫)

とうとうこの日がやってきてしまいました。
学位論文の締切は明日です。16:40までに,4部(正本1部と副本3部)作って事務に持っていかないと…。はぁ…。

字数的にはもう余裕でオッケーなのですが…(むしろ,各章のバランスが悪いから削れと怒られた)
まだ結論かけてません。いろいろ穴だらけで困ってます。
あと,要旨もかけていません。
師匠にも,事務課のお兄さんにも「どうせ差し替えるんだから…」とはっきり言われてしまいました。クスン(;_;)
しかも,もう一人の留学生のTさんは提出したらしいし…。

どうしよう・・・って悩んでる時間ももったいない。書くしかない。

というわけで,今日は学校でお泊りです。
守衛さんにごり押しして(^^;,講義室を無理やり開けさせた私。あはは。
もちろん,健康ドリンクは忘れちゃいけませんな。
寝袋もある・・・でもどうせ寝る暇なんかないですな(苦笑)。
というか,ここ一週間まともに寝ていません。寝ようとしても寝付けないし,夢に論文が出てきてうなされて起きて…という状況でもあるのですが,気がついたら寝ながら書いていたり…もします。

不健康な大学院生の実態なんて,こんなものです(キッパリ)。

とにかく,自分の気持ちがおさまるようにがんばるつもり。
応援してください・・・お願いします。

先頭 表紙

夢楽堂様>ありがとうございます。私の場合は,最終的に小人が論文を書いてくれる(無意識で書いているらしい)ので・・・って相当危ない状況です>これ。 / ちゃな坊 ( 2001-10-05 16:47 )
たらママ様>ありがとうございます。何とかがんばって提出にはこぎつけました。最後は気力のみの勝負でした。 / ちゃな坊 ( 2001-10-05 16:46 )
夢樂堂も締め切り直前に悪知恵が働きます。集中でガンバだ。 / 夢樂堂 ( 2001-09-30 21:28 )
私も仕事の締め切り前にひまじんをむしょうに覗きたくなりますから。ラストスパート、頑張って。 / たらママ ( 2001-09-30 20:50 )
時間がないくせにひまじんに書いてしまう自分がコワイ(苦笑)。 / ちゃな坊 ( 2001-09-30 18:40 )

2001-09-13 副査が決定。ラストスパート・・・かけなきゃね。

アメリカの話は,新たな情報がまたまた出ていますね。宗教がらみの件とか,誤解されていることが多いので少し書きたいけど,今はそんな時間はない…。また落ち着いたらにします。

今日,再び師匠に会った。先日渡した論文の結果と,その際に行われた研究会員会での話などを聞いた。

論文には主査の先生(これは指導教授…つまりうちの師匠)と複数の副査の先生(論文の内容に関係のありそうな先生)が審査委員会というものを作って,審査に当たる。副査の先生は通常,最低2名(これは,主に審査を行ううちの大学の先生がなる。他に必要ならいくらでも増やすことができる)がつく。
その副査の先生が,決定したとのこと。
一人は,修士論文のときの副査を担当した,K教授(監査論専攻)。
もう一人は,正式には決定していませんが私と研究室が同じKさんの指導教授でもあるT教授(オペレーションズリサーチ,経営数学専攻)。

「えっ!」というのが正直な感想。
K教授は内容的にも監査論とシステム監査という所で共通する事項も少なくないという点と,修士論文の時やうちの師匠が入院した時にも色々と面倒をみていただいていたので,副査になるであろうということは予測済み。
驚いたのは,T教授がなったという点。私の予測では,M教授(経営組織論専攻)だと思っていたから。というのも,元々私は学部の時にM教授のゼミ生だったから。組織論だけではなく情報システムもやりたいからという理由で,M教授からうちの師匠へゼミ変更をしたのですが,M教授がいたからこそ大学院に行こうと思ったといっても過言ではないぐらいの恩師なのだ。今回の論文も,内容的にM教授が専門とする所に若干かぶせてあったこともあり,間違いなくM教授だと確信していたのだ。
師匠にことの経緯を尋ねると,M教授は,今回自分も教え子(留学生のTさん)の学位論文の主査を務めなければならないため,M教授からお断りがあったとのこと。

う〜ん。副査がだれかというのも,けっこう論文には響く。内容的に,副査が得意な部分に下手に触れると大変なことになるし,自分の観点を明確にして相手を説得できるだけのモノを作らねばならない。はっきり言って,これは戦いのようなもの。
しかも,T教授は私の中ではどんな背景でどんな観点で研究をされている方なのかが,あんまりよく分かっていないというのもあって,少し心配。どういう切り口で,突っ込まれるのかが分からないとうのは不安だ。

ただ,師匠はK教授の私に対する評価はかなり好意的だと教えてくれた。今まで発表した紀要や論説などを見る限りでは,文章的にもしっかりしている,難しいことを分かりやすく書く努力をしている,長い文章を短くする努力をしている…等々。内容的にはいろいろ問題があるのかもしれないけど,論文を書く姿勢や論文のスタンスは問題ないということか。いろいろ深読みをするのは私の悪い癖かもしれない。好意的にとってくださるんだから,素直に喜ぼう。

あともう少し。字数的には問題はない。後は仕上げるだけ…なんだけど,なかなか進まない。イライラする。書けないのは自分から逃げているのではないかと思って,自己嫌悪に陥る。何もかも余計なことは忘れて書いてしまえばいいのに…。

先頭 表紙

皆様。ありがとうございます。ただいま必死に悪あがき・・・もとい,粘ってる最中です。 / ちゃな坊@未ログイン ( 2001-09-23 21:44 )
がんばって〜。私も院試にむけてラストスパート!でもあせりは禁物なんだよね。でもあせっちゃう。あはは。 / ウサ子 ( 2001-09-17 11:21 )
大丈夫、大丈夫。落ち着いて頑張ってね。 / たらママ ( 2001-09-15 20:18 )
焦っちゃ〜駄目ですよ〜☆ 難しく考えずに〜ちょっと散歩にでも出かけましょう〜☆ 何か思いつくかもしれませんよ〜コンビニで〜ぼ〜〜っと立ち読みでも〜なかなかよろしいかと〜☆ / 仙川亭おき楽 ( 2001-09-13 21:38 )

2001-09-12 アメリカでの悲しい出来事に思う…(1)

昨日,家に戻ったのが22時を回る頃。いつものようにテレビのニュースを(私は,NHKフリークなのでニュース10です)つけて,一瞬??と固まってしまいました。

そう,アメリカで起きたテロ事件…。
世界貿易センタービルに突っ込んでいくハイジャックされた飛行機の映像は,あまりにもショッキングで言葉を失いました。

被害者は数千人に及ぶとも言われていますね。
ハイジャックされた飛行機にたまたま乗り合わせて,なくなられた方々。
ビル内やその周辺で事件に巻き込まれてなくなられた方々。
救助活動・消火活動のために犠牲になった方々。
このような卑劣なテロ事件で犠牲になられた方々すべてのご冥福をお祈りします。
そして,怪我をなさっている方の一日でも早いご回復をお祈りすると共に,まだ消息が分からない方々の無事を祈るのみです。

個人的には,大学院の友達二人がNYを旅行中のはずです。旅行会社などのツアーではないため,消息が分からないです。一応メールは打ちましたが,こういう時は電話などの連絡がなかなか取れないんです。(台湾大地震で経験済み)無事を祈るしかありません。

実は,東京(というか正確には千葉)で私も所属する団体のアジア地方の会議が行われていました。(ISACAという団体のアジアCACSといいます。)
9月9日〜11日まで木更津の“かずさアカデミアパーク”という所で会議が行われていました。私も本来出席しなければならないのですが,学位論文の提出期限が9月末になったため,出席を取りやめたのです。
一昨日の台風が関東方面を直撃していたということで,この会議にも支障が出るのではないかと心配していました。というのも,実は二年前に私もこの団体の会議のために台北を訪れていたのですが,あの台湾大地震に遭遇し,会議も半分しかできなかったし,周りの人たちにとても心配をかけてしまったからです。無事だったからよかったのですが。
この団体ですが,本部はアメリカにあります。会議には本部の人たちも何人か来ているはずです。この事件で,アメリカに帰れず日本で足止めを受けている人もいるでしょうし,家族などが巻き込まれているという人もいるでしょう。
台湾で,私も会議の途中での大地震でほんとに心細かったけれども,本部の人たちの丁寧な対応で安心して日本に帰国することができました。あの時,また来年会おうね…と握手しておきながら,昨年のムンバイCACS,今年の東京CACSに出席できなかったのが心残りだったのです。
無事に帰国して欲しい。そして笑顔で来年の韓国での会議に会えるといいな…。

何の関係も無い人を巻き込むテロ行為に,怒りを覚えると同時に,世界のリーダー的存在となっているアメリカに対し,大人の対応を心より願うちゃな坊でした。

先頭 表紙

2001-09-12 アメリカでの悲しい出来事に思う…(2)

↑のつづきです。

ちゃな坊は,経営学を専門にする大学院生だというのは皆さんもご存知だろう。その経営学の中でも私が専門としている分野は,“システム監査”といいます。
公認会計士やIT業界の方々は,システム監査についてもある程度ご存知だとは思うのですが,一般的にはあまり知られていない学問です。特に,日本では最近下火になってきているのではないかと言う危惧すらあります…でも,学問としても実務としても面白いテーマで,私の一生を捧げるのに足るものだと思っています。
・・・話がずれました。ゴメンンサイ。
システム監査とは,企業などで用いられているコンピュータなどの情報システムが安全に信頼できるものとして,そして効率的に運営されていくように,経営者などに代わって第三者的な立場でチェックし,その結果を生かしていこうとするものです。(詳しくは,システム監査基準をどうぞ。)

最近,システム監査に関連のある学会では,阪神大震災などの影響からコンティンジェンシープラン(不測事態対応計画)やコンピュータ犯罪などの激化からコンピュータセキュリティ,リスク管理などが特に話題です。私の専門はこれらとは少し異なるので,詳しいことは分からないのですが,多少私なりの観点から少し書いてみたいと思います。

まず,この事件に関しては分からないこと,謎な部分が非常に多いことです。
テロを行った犯人グループ(間違いなく訓練されたグループでしょう)の正体やテロ行為の真意などはもちろんですが,私が最も分からないな…と感じたのは,なぜハイジャックされた飛行機をぶつけるという方法を選んだのかと言う点と,ハイジャックされてからテロ行為に至るまでの過程,そしてハイジャックという行為・テロ行為そのものを防ぐことができなかったのかという点です。
もちろん,ハイジャックをされてからテロ行為に至るまでの過程は正確なところはわかりませんし,今後,FBIなどによってある程度明らかにはされていくのでしょう。

基本的にアメリカと言う国は危機管理やリスク管理に関してはかなり先進国です。もう一つ付け加えるならば,米国(欧米諸国といった方がふさわしいか?)は,システム志向で物事を考える体質があるといえます。
例えば比較的被害の小さなトラブルなどが発生した時,その被害がある程度落ち着いた段階で,原因を追求して今後の対策を立てますよね。この原因を追求するまでの過程は日米間で相違はないと思うのですが,その原因を追求し対策を立てる段階で,日本人は個々人の能力などで解決を図ろうとする場合が非常に多いのに対し,米国ではシステム(マネジメントシステム)でそのようなトラブルが発生しないような対策を立てようとします。これは,ISO9001(品質管理)などの考え方にも如実に表れていて,日本はQCサークルなどの個々人の努力で品質を向上させようとし結果的にそれがマネジメントシステムの中に組み込まれていったのに対し,ISOでは予め品質管理のためのマネジメントシステムを作ることを求めています。

このようなアメリカにおいて,テロ行為というものは自国の利益を脅かす行為であるため,その対策には万全と思われていました。例えばコンピュータ不正侵入などによって引き起こされるサイバーテロについても,かなり詳細な報告書を出しています。
そのような国で,どうしてこのようなテロ事件が発生するのか…。謎な部分があまりにも多すぎます。

…つづく(続かせて〜)

先頭 表紙

2001-09-12 アメリカでの悲しい出来事に思う…(3)

↑(1),(2)の続きです。

危機管理の先進国である米国において,このようなテロ事件が発生してしまったのは,一つにおいてこのようなテロ行為が発生することを想定していなかったか,あるいは想定していたもののハイジャック発生からテロ行為までの時間が短く防ぎようが無かったの二つの要因が考えられます。

今までテロ行為として一般的に行われてきたのは,人通りの多い場所(空港など)や重要な施設において爆弾を仕掛けて爆発させたり(1993年のWTCビル爆破もこれ),銃を乱射するなどの行為(日本赤軍?などの行為がこれです)が一般的でした。また,重要人物を殺害するなどの行為(インドなどで,花束に爆弾を仕掛けて渡して爆発と言う事件がありました)やある場所に人質をとって立てこもる(浅間山荘事件など)行為もあります。

飛行機のハイジャックは,一般的に乗員乗客を人質にして自分達の訴えを認めさせる場合がほとんどでした。例えば,亡命を求めたり,刑務所に収容されている人物の釈放を求めると言った具合にです。まぁ,稀に「飛行機を操縦したかった」という実に幼稚な理由でハイジャックをして機長を刺し殺したという事件もありますが(ホントに機長さんはお気の毒です),たいていの場合は何かしら主義主張(それが理性的とよべるかどうかはともかく)があってそれを達成させるための手段としてハイジャックをするのであって,ある意味主義主張を通すのに必要な乗員乗客(特に乗客)の命を虐殺するような行為には及ばないのが普通です。
人質をとる犯罪と言うのは,人質を殺してしまっては何の意味もなさないんです。

これらの行為にはすべて共通点があります。それは,犯人側のなるべく少なくして,目的(つまりテロ行為)を達成させようとすることです。特にハイジャックに関しては,ハイジャックそのものが行為の成功確率の低い犯罪であるため,ハイジャックした飛行機をまるごとビルに突っ込ませようと言う考えは起こらないのが普通だろう。

今回のテロ行為は,そういった危機管理において考えられ得る様々な常識がすべて通用しない。そもそも,ハイジャックと言う行為そのものが大変リスクの高い犯罪だし,見つかった時点でビルに突っ込むと言う犯罪の最終目標は達成されない。だからこそ,かなりの規模で犯人グループはシュミレーションを行い,徹底した計画を行って,ハイジャックしてからビルやペンタゴンに突っ込むまでの時間を短縮化し,この恐ろしき犯罪の準備を行ったのだろう。
そして,さらに犯人グループは乗客乗員をみな巻き添えにするという非情さを身に付け,実行犯である自身も死んでしまうことへの恐怖感の払拭がなされていたと言える。もしかすると,犯人達はマインドコントロールされていた可能性もある。じゃないと,こんな恐ろしい犯罪はできないからだ。

…まだまだ続きます。

先頭 表紙

2001-09-12 アメリカでの悲しい出来事に思う…(4)

↑(1)〜(3)の続きです。上から順番に読んでください。

今回のテロ行為は,行為そのものが及ぼす被害もすさまじいものがあります。これだけでも,充分恐ろしい出来事ですし,その光景から私達は目をそらしてはいけないと思います。

しかし,それ以上にもっと恐ろしいのが,このようなある意味無茶苦茶なテロ行為が行われてしまったと言う事実が,全世界のテロリスト,あるいはテロリスト予備軍?にまで知れ渡ってしまったことです。

今まで,おそらく想定していなかったこのようなテロ行為(それもかなり用意周到でないと成功せず,犯罪者側の被害も大きいテロ行為)によって,アメリカと言う国の象徴とも言うべきWTCビルやペンタゴンの一部が破壊され,多くの人的被害だけでなく,これから判明していくであろう金銭的な被害,これから発生する全世界における副次的な被害が発生することが,メディアによって全世界に放映されています。
飛行機のハイジャックさえ成功すれば,他国(自分達が敵国だと思っている国)の基盤をめちゃめちゃにしてやることができる…という事実の流出が,新たなテロリズムを生む可能性までも広げてしまっているのです。

人の命の重さを,自分達の勝手な主義主張によって軽いと判断できる今回の犯人グループのような人間が,この光景を見たら,どうなるのでしょうか?
その後の光景は,恐ろしくて想像をしたくもありませんが,おそらく今回のテロ行為の模造事件は起こりうることは十分考えられます。

そして,これはアメリカだけで起こる犯罪ではないのです!
日本でも,充分に起こりえる犯罪なんです!!

被害を最小限に食い止めるのはもちろんですが,人間の英知を結集してでも,このような人の命の重さをないがしろにするような卑劣な犯罪を食い止めるための手段を講じなければならないと思います。国と国の垣根などどうでもいい。とにかく,再発を防ぐためにできることを,私達はやらねばならない。

そのためにも,このテロ行為がどのようにして行われたのか…等々のこの事件に関する様々な謎を解明する必要があります。そしてさらに,ハイジャックを未然に防ぐための方法も同時に開発されねばなりません。

被害者を救い,被害を最小限に留めること。
そして,このような犯罪の再発を防止するための方法を検討し,実施していくこと。

この二点が,この犯罪でなくなられた方々のためにわれわれができる唯一のことだと,私は思っています。

本当に,このテロ行為を行った人々を心から憎むと同時に,アメリカが報復行為をするという対応を取らないことを心から願っています。

先頭 表紙

復讐という名の〜報復テロは〜やめましょう〜※ 切なる思いです〜※ / 仙川亭おき楽 ( 2001-09-13 21:36 )
報復は不毛のスパイラルです。テロを防止することに最善を尽くすべきだし、最後の最後まで話合をする余地を残すべきだと思います。 / 夢樂堂 ( 2001-09-13 18:20 )
えむ様>自国に被害を及ぼしたから3倍返しの報復と言うのはあまりにも子供の対応だと思います。客観性を重視する国なんですから,そういう対応はして欲しくないですね。 / ちゃな坊 ( 2001-09-13 17:34 )
たらママ様>日本では危機管理というとどうしても災害を中心に考えがちで,テロ対策などをシステム的に対応するということがなされていないと思います。だからこそ,これを自国のことだと考えて対応するようにしなければならないと思います。 / ちゃな坊 ( 2001-09-13 17:31 )
夢楽堂様>報復行為だけはしないで欲しいと思います。テロを憎むのなら,テロを防止することに力を注ぐべきですよね。 / ちゃな坊 ( 2001-09-13 17:29 )
アメリカは報復措置として「3倍返し」するかもしれない、と一部の情報であるようです。テロリスト側も豊富な資金源を持っているみたいですし、お互い報復の繰り返しをしたら本当に世界が破綻する。アメリカにはぜひとも冷静で慎重な報復措置をとってもらいたい。世界中で反テロリストに関する措置を緊急に話し合うべきじゃないかと思います。 / えむ ( 2001-09-13 11:11 )
まじで、脇が甘い日本でも十分ありうることがと思います。こうしたプロのテロリストを間接的に助けた国があったりしたら、もう怖すぎます。 / たらママ ( 2001-09-12 23:19 )
強引な報復は、新たなテロリストを生む可能性がある。 / 夢樂堂 ( 2001-09-12 21:32 )

2001-09-11 うぅ…寝坊しちゃった(ToT)

昨日は,早めに自宅に戻り雨が小ぶりになったときに食事と買い物を済ませ,台風の最中にNHKの台風情報をBGM代わりに流しながら,ずっと論文書いてました。たま〜にひまじんに顔を出しながら…ですが。

暴風警報や大雨洪水警報が明け方に次々に解除されるのを聞きながら,ずっと勉強していた。
目標としていたところが片付いたのが,朝の6時すぎ。8時に起きれば何とかなるということで,二時間だけ眠ろうと布団の中にもぐった…。

昨日の日記にも書いたけど,今日は大学院経営学研究科の入試日。
経営学研究科所属のうちの師匠も,面接などで大学に行かねばならない…らしい。
そういうわけで,師匠から「午前中なら(論文を)見る時間取れると思うよ。」と言われていた。(注:取れると思うよ=取れるから来なさい

入試のための研究科委員会が始まるのは,11:30。
少し休憩をはさんで,14:00から入試の面接(別名圧迫面接)が始まるはず。
師匠は大体,9時には大学にやってくるから,9:00〜11:00までに大学に行けば何とかなるという予定だった。

起きたのは13時近く…(核爆)


・・・やばっ(−−;
(友達からのメールの着信で目がさめた。)

あ゛〜〜〜
なんでなんでなんで目覚ましと携帯の目覚ましをかけた上に,師匠から電話まで入っていたのに起きなかったんだよぉ〜>自分。

とりあえず大学に電話。でも運悪く,研究科委員会の最中だったらしくとりついでもらえない。(入試に絡むから当然といえば当然なんだけど)
仕方がないので,あわてて支度をして学校に行くも,前の車が異常に遅くってそれもあって大学に到着したのは14:05。
…面接が始まっていました(涙)。

結局,面接が終わるまで(何時に終わるのかは予測不能)の間,院内で待機することに。
今日は同じように自分の師匠と約束している院生が二人ほどいて,そのうちの一人が「終わったみたいだぞ〜」と教えてくれた。
速攻で,研究室に電話・・・でない。大学中を走り回るも,見つからない。
やばい。今日,師匠は東京に戻るはずだ。やばいやばい(汗)。

師匠が立ち寄りそうなところ二箇所に電話して,師匠を見なかったか聞く。ここで,有力情報をゲット。

結局,帰ろうとして研究館事務室前のトイレに行った師匠を研究館事務室前で待って,師匠とのコンタクト成功!

・・・師匠と会うのも体力を使います…というか,寝坊しないように気をつけます(反省)。

先頭 表紙

瀬名殿>あらあら。私は最近昼夜逆転気味で少々参っております。 / ちゃな坊 ( 2001-09-12 20:51 )
ひであ様>私も寝たい〜ぐぅぐぅ。 / ちゃな坊 ( 2001-09-12 20:50 )
JAI様>それができないんですよ。まだまだ・・・先は長いです。 / ちゃな坊 ( 2001-09-12 20:49 )
仙様>癒しパワーをもらったから,今日は大丈夫よ♪ / ちゃな坊 ( 2001-09-12 20:47 )
わしも最近寝坊してばっかです(苦笑) / 瀬名 ( 2001-09-11 23:42 )
うーん、、ゆっくり寝たーい / ひであ ( 2001-09-11 23:17 )
そろそろゆっくりできないのかな? / JAI ( 2001-09-11 19:41 )
疲れているんですね〜★ 癒しのパワ〜を〜どうぞ〜♪ そ〜〜れ〜☆〜♪ / 仙川亭おき楽 ( 2001-09-11 17:43 )

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