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ちゃな坊の「テンテコ舞いってどんな舞?」

某地方都市で短大講師として奮闘中。現在37歳。
担当は『情報処理関連教育』。専門は『情報システム監査(経営学)』。
1歳の愛娘と子連れ単身赴任中。旦那は300km以上離れた土地に住んでますw
講義は(半期で)本務校7コマ、非常勤2コマの過激さは変わらず。
その他、学会関係の理事職とかカンファレンスの企画屋とかは相変わらずだったり。
“子連れ単身赴任”でも頑張りますよ。自分と家族と教え子のために!

最近、検索されたりしていろんなところでさらされることが多いので、メルアドは消します。連絡先は変わってません。悪しからずー。

目次 (総目次)   [次の10件を表示]   表紙

2006-02-08 ある19歳の想い(3) 〜働くということ、生きるということ
2006-02-08 ある19歳の想い(2) 〜父と自分と将来の夢(2)
2006-02-08 ある19歳の想い(1) 〜父と自分と将来の夢(1)
2006-02-06 感性を守るための防御壁
2006-01-19 黒部君
2005-12-24 嫌がらせのような日程の学会
2005-12-09 とつぜん
2005-10-16 バカの出す猛毒で胃をおかしくした一週間
2005-10-13 あと4.5時間後には・・・
2005-10-04 コンピュータ室にマイクが必要な訳


2006-02-08 ある19歳の想い(3) 〜働くということ、生きるということ

ある学生の文章をここに紹介します(期間限定)。
『ある19歳の想い(1) 〜父と自分と将来の夢(1)』を書いた学生と同じ学生の文章です。


  * * * * *

【マイキャリアデザイン論 〜「働く」ことから考える、私なりの「生きる」ことについて。】


 キャリアデザイン>>> 自分の生涯の職業計画を設計すること。

 トップページの冒頭でも書いたが、私たちは「死ぬ」ために生まれてきて、今「生きている」のである。そう、人生の最終ゴールは「死」なのだ。それならキレイに死にたいって私は思う。キレイな死に方の定義付けは各人様々だが、例えば、豪華な葬式をあげたい人、愛する人にみとられながら死にたい人、長生きしたい人、自分のやりたいことを死ぬまで続けていたい人等...

 私は、理想の死に方を見つけ、それに近づくためにはどうすればいいのかを考え、行動に移していくことがキャリアデザインだと考える。なぜならば「生きること」と「働くこと」というこの二つは、ものすごく密接な関係にあると考えるからだ。また、これは個人的な意見だが、私にとって「働くこと」が「生きること」の中に大きなウェイトを占めているからである。

 例えば、寿命八十歳の人が二十歳から定年の六十歳まで働く場合、寿命の半分に当たる四十年間働くこととなる。人生の半分を働きながら生きるのだ。また、衣食住を確保した生活を送るために働かなければならないのは当然だが、多くの人は「好きなこと、興味のあることを仕事にしたい」「嫌々ではなく、可能なことなら楽しく仕事をしたい」と思っている。これらのように、「期間」と「やりがい」という二つの面から見ても、「生きること」と「働くこと」というこの二つは、とても密接な関係にあると言える。



  (・・・続きます)

先頭 表紙

2006-02-08 ある19歳の想い(2) 〜父と自分と将来の夢(2)

ある学生の文章をここに紹介します(期間限定)。
『ある19歳の想い(1) 〜父と自分と将来の夢(1)』より読んでください。


(↓のつづきです)
  * * * * *


 「不動産業に携わりたい」と思うようになったきっかけは、「将来やりたいことが見つかんなかったら、パパの会社でも継げばいいや」という安易で低俗な考えからだった。今はもちろんそんな考えはないが、「継げばいいや」なんていうスタンスでいたら、確実に会社は倒産するし、今まで必死になって会社を創り上げてきた祖父や父に失礼極まりない行為である。

 今は逆に会社を継ぐのが怖い。果たして、私なんかに務まるのであろうか。私が継いだら倒産してしまうのではないか。いや、むしろどんなに私が継ぎたいと思っていても、私なんかに継がせてもらえないかもしれない。不安で不安で仕方ないが、その不安を消すために私は勉強をする。色々な人とコミュニケーションをとる機会をたくさん作る。自分では思いもつかないようなことも含め、なるべく色々なことを体験する。そう、これは最近発見したことなのだが、「自分には役に立たない、無意味だ」と思っていたことから、しばしば意味を見い出せることがあるのだ。

 家を買うこと、マンションを買うこと、アパートを賃借すること等…不動産の買い物は、「この洋服気に入ったから買っちゃえー」とか「このバック買ったばっかりなんだけど、なぁ〜んかイメージと違うから使うのやめよう」というわけにはいかない。不動産の買い物とは、多くの人にとって、一生に一度の買い物、生涯の中で一番高い買い物であるからだ。強い責任感は感じるけれど、そこに携わることができたら、なんてすてきなんだろう、と思う。

 その人にとって、一番ホッとできる場所を、「自分のお家へ帰ろう」と思えるような場所を、住む人の笑顔の絶えない場所を提供できる不動産屋さんに私はなるぞ〜。


   * * * * *

不動産や建築がらみで、法律や倫理を無視した行為を行い、それに対する法律的・経済的・道義的な責任をとろうとしない恥ずかしい大人たちが、残念ながら存在している。責任の擦り付け合い、社会的責任感の欠如・・・など、あげだすときりがないが、プロとして恥ずかしいとは思わないのだろうか。

この学生の、この文章を読んでもまだ、恥ずかしい行為を続けられるというのならば、私はそんな人間たちは“失格”であると言い切ってしまっても良いと思えてならない。


もう一つ、同じ学生の書いた印象的な文章も二回に分けて(バイト数の関係)でご紹介します。

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2006-02-08 ある19歳の想い(1) 〜父と自分と将来の夢(1)

ある学生の文章をここに紹介します(期間限定)。


  * * * * *

【将来やりたいこと 〜将来の夢は、地域に優しい不動産屋さん♪】


 将来「不動産業に携わりたい」って強く思うようになったのは、つい最近のこと。多分、父の影響がすっごく大きい。ここでは「父の仕事」と「父と自分の関係」を交えつつ、私の「将来やりたいこと」について書いていきたいと思う。

 我が父は、昔から自慢の父だった。かっこよくて、紳士的で、強くて。ちまたでは、「お父さんと歩いているところ見られたくない」などと言った会話が聞こえるが、私の場合はむしろ、「大歓迎、ここぞとばかりにみんなに自慢してやる」ってくらい自慢の父だった。

 父の仕事は町の不動産屋さん。亡き祖父が設立した会社を今は父が受け継いでいる。第三者に不動産屋の娘だと言うと、「お金持ちなんだね」とおっしゃる方は未だに絶えないが、決してお金持ちではない。あっ、別に貧乏ってわけでもないが。

 短大に入学して少しだけ経営学を学び、会社経営の難しさ、経営者の苦悩というものを初めて知った。父が今まで味わってきただろう苦労を想像したら、涙が出た。それと同時に、今までよりも、より深い部分で父のことを尊敬し直した。我が「父」として、一人の「人間」としてこれまで尊敬してきたことに、一人の「経営者」としても尊敬することが加わったからだと思う。

 自営業を営んでいる父が当たり前で、そんな父の姿を幼い頃からずっと追いかけてきたが、今でも会社を存続させている、私たち家族を養える、ということは、本当にすごいことだと痛感した。自営業って聞こえはいいみたいだけど、現実は決して甘くはないと思う。自分のことをほとんど語ってくれない父だが、今まで大変だったことも多々あったと想像する。もしかしたら今も大変なのかもしれない。でも、娘には辛い顔、疲れた顔一つ見せない父は本当に偉大だと思う。

 いつの頃からか、そんな父を尊敬するとともに、父のことをもっと知りたいと思うようになった。どんな道を歩んできて、今の父があるのか。若い頃はどんな仕事をしていたのか。こんなに完璧な父にも弱い部分があるのだろうか。辛くて泣いたり、弱音を吐くことがあるのだろうか。会社の経営状況は今どうなっているのだろうか。また、父のようになりたいと思うようになった。父のように強く、美しい人にはなれないけれど、少しでも近づきたいと思う。


  (・・・続きます)

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2006-02-06 感性を守るための防御壁


1月下旬の週末に、旅行に出かけた。湯河原で一泊し、熱海や伊東(サンハトヤ(笑))にも立ち寄った。
天気が良くて、富士山はバッチリ見えたし、宿の料理は死ぬほどたくさんあって、さらに海の幸も食べまくって、帰ってきたのでバッチリ太りました(笑)。

旅行中は、ひたすら相方君(笑)とあれこれ話をしていました。
充実した旅でした。


明日(というか今日)で、定期試験が終了します。採点など、かなりキツイ状況になっています。先週から今週まで、ほとんどレポート採点、答案採点、試験監督などに追われています。
締め切りがかなり近いので、採点時間以外に、ゆっくりじっくりとレポートや答案を読んでいられないのですが、いろんな意味で考えさせるレポートや答案をみつけ、時々、トリップすることがあります。

学生って、本当に面白いなと思います。
18歳ぐらいの学生たちって、文章も、表現方法も、考え方も、その子自身の感性がむき出しの状態なのですね。表現は悪いけど、裸の状態で向かってきているというか。
動物的な嗅覚なのか、それとも家庭の中で培われた“感覚”なのか、それはわかりませんが、そんな“感性”をむき出したままで、いろんなことに関わろうとするのが、今の若者なのかな・・・と思っています。

当然、そんな感性同士がぶつかり合えばうまく行くわけはないわけで、学校という場でそれを解消するための“積極的な方法”を身に着けていくことができた子は、社会での適応能力が自然とつくわけです。ただ、最近は“消極的な方法”を選択する子も増えていて、そういう子達は、自らが存在している場をどんどん否定し、撤退していってしまうので、苦しくなるのではないか…と私には思えるわけです。

それぞれの持つ感性を大切にしつつ、社会での適応能力を向上させるためには、当然、感性のまわりの防御壁のような“論理的な思考能力”は必要だと思うわけです。
なんとなく、日本には“論理的な思考能力”を排除したり、軽視したりする傾向があると思うのですよ。これは、確か電ボ君が指摘してましたね。
論理的に説明して、理解させて納得させる交渉よりも、対象者の“気持ち”に訴えかけることの方が効果を発揮するという風土があるからなのかもしれません。

確かに、人間は感情で左右される生き物ですから、気持ちを大切にするのはとても重要ですが、それは最後の手段でよいのではないかと思うわけです。というのも、感情で仮にこじれてしまった場合は、たとえ論理的に正しかったとしてもうまくいかないというケースは多々あります。論理的に正しいものなら、論理的に攻める方が王道でしょう。
感性に頼りすぎるというのは、芸術などを除いて通常の生活では、実はかなりハイリスクな行為だと、私は思っています。

昔と違い、感性がむき出しのままの若者を受け入れ、気長に指導しながら彼らの中に防御壁が生まれるのを待っていてくれるほど、世の中はそれほどやさしくなくなっています。かといって、高等学校以前で本来されるべき基礎的な論理的思考能力の養成も、あまり実を結んでいないままに大学・短大に入学しているのが現状です。
下と上に挟まれ、たった二年間という短い間で論理的思考能力を育てる…という責任を、自分自身が負っているのだということが、正直、私自身を苦しめています。


難しい課題だけれども、このむき出しの豊かな感性を持った学生たちのために、私は生かされている。
きっと、できるはずだ。と私は、自分自身の弱い心にそういいきかしている。

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いいお天気の芦ノ湖ですね。  うちも9日が最終学年の成績締め切りで、先生方がテンパってらっしゃいます・・・。これから入試シーズンですね。やれやれ。 / こまち ( 2006-02-06 12:00 )
写真はどこだー。芦ノ湖だー(笑)。 / ちゃな坊@よっぱらい。 ( 2006-02-06 02:53 )

2006-01-19 黒部君


先週の金曜日に母からメールがあり、実家で飼っていた黒部(オス、19歳)が永眠したそうです。

年末年始で帰省したときにはかなり老衰がひどくなっていて、まともに歩くことすらできなかったので、覚悟はしていました。
今になって思えば、遠くに住んでいて普段は会うことのできない私が正月に帰るのを待っていてくれたのかな・・・と思えてなりません。


私にとって、黒部はかけがえのない存在でした。
母から火葬にしてもらい、位牌の写真を送ってもらってもなんだか実感がわかないでいます。
実家に帰って確認をしたい気持ちが強くなっていますが、今週末もまた土日がすべて仕事(オープンキャンパスやセンターの試験監督など)で帰ることができず、今でもなんだか信じられない気分ですごしています。


本当に、天国にいってしまったのかな。ねぇ、黒部。

先頭 表紙

ごぶさたです。19歳とはこれまた大往生でしたね。そこもまた彼らしいところだったかな、と思います。近い将来、犬を飼おうと思ってますが、ペットロストには備えられるのかなぁ…。 / clouds ( 2006-02-07 08:36 )
御無沙汰しています。愛犬との別れ。これほど辛く寂しいものはありません。。。あ、人間は言うまでもありませんが。(^-^; / うららん ( 2006-02-06 12:12 )
瀬名ちゃん>そうね、なんとなくまだ「身近にいる」気がしています。 / ちゃな坊 ( 2006-02-06 01:33 )
ぷりちょ>そう、野武士というのが彼には似合っていたかもしれない。 / ちゃな坊 ( 2006-02-06 01:33 )
長年連れ添った愛犬、死んじゃってもまだ「生きてる」感じがするんですよね・・・悲しみが薄れてくると、それを実感します。この間実家に帰ったとき、庭にある主不在の小屋を見て「ああ、死んじゃったんだっけ。。。」と泣きましたが・・・なんか、今は生きているときと変わらない。これが「心の中に生きている」ってことなのかなぁ・・・って思ってます。 / 瀬名 ( 2006-01-24 23:45 )
ええええぇ。ヤツはいつも強そうだったのになぁ。ただ咆えられてただけじゃなくて、あの野武士みたいな風合いが。おいらにとっては今でも強敵。  何もしないまま時間が経ちすぎた、自分を振り返るとそう思う。 / ぷりぷり所長 ( 2006-01-19 02:40 )

2005-12-24 嫌がらせのような日程の学会

どうも、新橋の某ビジネスホテルにいるちゃな坊です(笑)。
なんでこんなところにあんたいるの?っていわれそうですが、これには深い事情が。


師走師走と忙しく走り回っていたとある日のこと。
私が所属している某学会からあるメールが来ました。

 『●●学会主催 第2回○○○○○○シンポジウムのお知らせ』

へ〜。
こんなシンポジウム開催していたんだ、知らなかったなぁ・・・ふむふむ。
と、案内メールからWebにとび、案内パンフを印刷して内容を見ておりました。

全体で三日間のシンポジウムと発表会のうち、初日は横浜の某学校で、二日目・三日目は東京の某大学の某キャンパスで行われると書いてありました。

講演の内容は、実際聞いてみないと分かったものじゃありませんが、スピーカーが結構知っている人ばかりで、「まぁ、この人たちならはずれはないだろう」というようなスピーカが多かったので、申し込もうとしました。

で、日程を確認・・・・・・12月23日、24日、25日・・・


  ・・・・え、三連休に学会???


なんつー嫌がらせのような、三連休に学会でみんなで仲良く勉強しよ〜といいたげな日程なんだ・・・とひとしきり悪態をついてはみる。

・・・ついては見ても、結局のところここ3年ほどクリスマス時期に仕事をしているか、本屋めぐり(50%仕事)してるかという行動パターンだったので、一緒だなぁと思い直して申し込んでみたわけ。


そしたら、なぁんと。

今まで、クリスマスなんて「年末調整が近いから仕事たまってるから勘弁してくれ」の一点張りだったちゃな彼から

 ねえ、今年のクリスマス三連休はどうするの?(はーと)

とメールが来るから、あったまにくるわけですよ(笑)。(完全に逆ギレ)

仕方ないので、

 あんたが連絡してこないからもう学会入れた。
 でも、まだホテルとってないから一緒に泊まるなら付き合ってあげるわ(^^)


と送ってみたら…

 あんたが学会の最中(昼)は暇だし、夜だって二次会とかで帰ってこないじゃん(怒)。
 名古屋にいたら、それなりにすることあるから行かない。


…と言われてしまいましたorz...
(いや、学会の後の二次会で本人を新宿駅に置き去りにしたことは度々あるし、それは事実なんだけど…(^^;)


そんなわけで、今回はひとりで二泊三日の東京ステイを楽しんでおります。
どなたか、明日/明後日の18時以降に遊んでやってもいいよという方がいらっしゃいましたら、お声掛けくださいませ(笑)。

ではでは。

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帰ってきました。明日も仕事。今週は(先週も)休みナシで仕事だわ。年末休みに突入する前にやらねばならぬことが山積してる・・・実家帰ったら仕事すすまないし。 / ちゃな坊 ( 2005-12-26 00:45 )

2005-12-09 とつぜん


お久しぶりぶりでございまする。
師走になっておりました。師走、毎年忙しいです。
来年度の科目編成とか、予算編成とかそういうことに加えて、論文だったり発表だったりとまぁいろんなお仕事が津波のように押し寄せてまいります。

先月末には、かなりでかい規模でのシンポジウムが市内の某ホールであり、そのスタッフとして運営のこまごましたところをほぼ80%ぐらい引き受ける羽目になり、奔走してました。
言いだしっぺや撹乱する人は多い職場なのですが、実務的に動かすことのできる人材がほとんど見当たらないので、困りモノです。
(・・・ホント、実務的なことができる人を事務局にきちんと置いてくれ。)

そんなわけで、仕事はたまる一方ですが、自分自身のキャリアを構築していくための一つの試練だと割り切って、仕事をこなしています。
毎日のように学生と接していることで得られるものも大きいので、そういう意味では普通の会社員の方とは違う楽しみもあるのかもしれませんね。
もちろん、学生と接することが故の苦しみもありますが。


現在、私が所属している学科におけるIT教育のあり方を見直すために、求められるべき教育内容と、それに基づくキャリアとの関係性を整理しています。
それは、別の教員との共同研究(キャリアデザインに関する共同研究)を行っていく上で、私自身が思いついて整理をしていったものなのですが、その関係で図式化したものが、かなり周りの人に「理解しやすい」と評価されました。
で、それ自体はいずれ発表するためにさらに磨きをかけていく予定だったのですが、ある同僚から「ちゃなさん、このモデルを実践するために教科書を作って、来期の科目で作成したら?」と“とつぜん”言われたんですね。
で、確かに私自身もIT教育をしていく上でかなり教科書や教材というものに対して不満を多く持っていたので、そろそろ作ってもいいころなんじゃないかなと思ったわけです。
IT教育用の教材は、かなり改訂が求められますが、それでも私の構築しつつあるモデル図は残すことができる財産になるのではないかと。

来年度に発売することは難しいので、とりあえず来年度向けには自費出版で、学生の様子を見ながら改訂し、再来年に向けて出版化していきたいと思っています。


そんなわけで、日々のルーチンワークとともにそんな活動をしていたら、いきなりある先生が「ちょっと!!!」と手招きするのでなんだろう?と思ったら、今度は地元ではかなり有名な某大学の非常勤講師をやらないか…というお誘い。
早速、先方とお電話でお話をして書類を送ることになりました。内容については、かなり私の自由裁量の部分が大きいので、うちの短大生とは違う形での講義ができそうで楽しみです。
…ま、非常勤講師の給料なんてあんまり当てにしてないしね。


そして、明日は『団塊世代支援事業』と題して団塊世代の方を対象とした教育支援を行っているのですが、そのプレゼンテーション技能支援というスクーリングがあります。
私の担当コマなので、あ〜準備しなきゃと思っていたら、またまた“とつぜん”新聞社の取材が入るとか何とかって話になっちゃって…うぅ。恥ずかしいわ。


人生のアレコレに限らず、いろんなことは“とつぜん”やってくるものなのね。
いつでもそういう状況に対応できるよう、日ごろからきちんと準備しておくべきだな…なんてことはわかっていても、なかなかそんな悟りの境地にはたどり着けそうにありません。

…修行しよう(笑)。

先頭 表紙

何事にも臆せず立ち向かっていくちゃな坊さんに私はいつも勇気づけられています。 / 走る酔人(PAO) ( 2005-12-18 12:57 )
津波のような仕事がきても、自分のキャリアのために・・・と前向きに向上心を持っている姿勢がステキ(≧∇≦)ъ 私も教務関係のお仕事にすごく興味があります。今は結構フツーの事務員で、淡々とこなしてるかんじがつまらなく思えることも・・・。転職癖はつけたくないんだけど、しょっっちゅう求人情報みてます。師走、無事に過ごしたいものですねぇ♪ / まゆまゆ ( 2005-12-14 14:39 )
ちゃな先生の教科書は、この記事に対する回答の一つになるんでしょうか? http://japan.internet.com/column/busnews/20050909/6.html / Tomohiko ( 2005-12-13 00:51 )
教科書を作るなんて、すごいですよ〜。大変でしょうけど、やりがいはあるでしょうね。 / 菜種 ( 2005-12-11 12:02 )
わたしも、いつも何が起きてもいいよう準備しておこう!と思ってます。明日死ぬかもしれないから、今日出来ることはちゃんとやろうと。でも、頭ではよーくよーく分かってても難しい。明日でいいかと思っちゃったりする。。わたしも修行ですわ。 / マッキィ。 ( 2005-12-09 20:31 )
手帳は毎年クオヴァディスのビジネスプレステージを使ってます。文庫本くらいのサイズかな?時間が刻んであって、デザインもシンプルで、ここ何年かは毎年それです。カバーを変えたりはしてますが。 / マッキィ。 ( 2005-12-09 20:30 )
写真は手帳です。左が今年使ったもの。右が先日購入したもの。色は違いますが、ほとんど同じシリーズです。大きさはA5ぐらい。これぐらいが一番使い勝手がよいです。 / ちゃな坊 ( 2005-12-09 17:58 )

2005-10-16 バカの出す猛毒で胃をおかしくした一週間


先週は、職場にいるバカ(一応教員でしかもなぜか組織上位者)が発生させた問題を皮切りに次々に発生する問題に、胃を壊しかけた一週間でした。

あるバカ男が以前から発生させた問題を見つかり、他人になすりつけ、指摘されたら逆ギレし、さらに駄目押しのバカさ加減を露呈したという事件。
それに、いろんなヒトが絡みつき、さらにそんな『文句は言うが自分では行動しない人たち』にまきつかれて、身動きが取れなくなる私と△先生。

結局、私と△先生は自分の学科じゃないのに巻き込まれ、駆け込み寺扱いされた挙句、脱力感にさいなまれたというそういう話。


ま、かける範囲で書くとこういう図式の事件です。
(これ以上、書けない…)


元の問題を発生させたバカ男がすべて悪いのですが。

ただ、私はそれ以上に、他学科の教員である私や△△先生に話せば、自分の学科の問題が解決したかのように振舞う他の先生方の見てみぬふりがもっと許せないでいる。
(自分たちの問題なら、自分たちで解決しろよ!!)

私は駆け込み寺になったつもりはない。
組織で仕事をする以上、あまり仲の悪い組織、仲間同士だとものすごく自分がつらいということを痛感しているからこそ、そして一番教員の中で最年少だからこそ、いろんな先生方や事務職員と話すようにし、コミュニケーションをとるよう努めているだけだ。

私は、少なくとも自分にとって同様の問題が発生した場合には、きっちり戦っていた。
相手が、組織上位者であっても、絶対に妥協できない部分がある。(もちろん、妥協できるところや自分が誤っているところはきちんと対処しているつもり。)

「巻き込まれる学生がかわいそう」とか「学生にこんな思いをさせられない」なんてメールや電話で言うのなら、なぜ自分が戦わないのか。とすごく感じる。


どんなことでも、口で言うのはものすごく簡単だ。
だけど、それを実際に行動にしたり、対処をするためにさまざまな方策を練るのは、不満を口にすることの数倍以上のエネルギーが必要だと思う。

守らなければならないもの、ゆずれないものがあるのなら、戦わねばならない。
不満だけを口にし、結局行動しないやつらを、私は同じ教育現場の人間として認めたくないと改めてそう思った一週間だった。



  * * * * *

面白くない話は、ココまで。


実は、4〜5名の教員と『キャリア』に関する共同研究をしようというプランが本格化している。
目標は、書籍出版。

それぞれの研究者としての専門領域の中で、「キャリア」に関する内容を論議し、一つの形にまとめていこうという、とても学際的領域の内容。
キャリア教育などについては、まだまだ未整備だし誤解も多いので、きっと有意義なものができると漠然と期待している。

まだまだ、飲み会半分の打ち合わせが中心で、具体的な書籍出版などはまだまだこれから。

だけど、飲み会半分のようなそういう打ち合わせの中で、お互いの考えていることをぶつけ、互いを理解していくことが、本当の意味でのコミュニケーションであり、創造活動なのだと思う。
新しいこと、新しい研究を進めていく最初の起点は、案外、飲み会のような場所で思っていることを素直にぶつけ合った結果なのだなと、振り返ってそう思う。

合同ゼミでのベンチャー活動だって、お茶しながらの雑談がきっかけだった。


新しいことをやるパワーが、私はまだある。
そして、それが枯れない限り、私はまだ、大丈夫だと思う。

先頭 表紙

↓ごめんなさい。男の子、です^^; 目のぱっちりしたところ、ちゃなちゃんにも似ているね!アナキン君、はスターウォーズの? / みるにゃ ( 2005-11-10 11:19 )
こんにちわ!すっかり遅くなりましたがちゃな姉さんのご出産おめでとうございます!元気な男のだね。ちゃなちゃんも相変わらず忙しそうだけど、甥っ子の笑顔で癒されてね!また飲みましょう〜。 / みるにゃ ( 2005-11-10 11:16 )
菜種さん>メールが来ればいいですよ・・・私の姉のときは、私が別件で実家に電話した時についでに告げられたんですから・・・。結婚式当日に、姉の旦那さんを初めてみたんですよ(笑)。 / ちゃな坊 ( 2005-10-20 02:29 )
私には、妹から結婚するメール、が・・・。本当なのかどうか、いまだに確認してません。 / 菜種 ( 2005-10-16 23:38 )
よいこと、もう一つ。土曜日にゼミ生から内定でた!というメールがありました(^^) / ちゃな坊 ( 2005-10-16 23:27 )
アナキン君シリーズ、しばらく続きます・・・完全なる叔母バカ(笑)。ぷーさんの洋服があまりにもかわいすぎですぅ〜。 / ちゃな坊 ( 2005-10-16 23:15 )

2005-10-13 あと4.5時間後には・・・


1限の講義です・・・9時から。

現在、学校で残業中。04:45
ようやく、懸案の書類が全て整ったので今から郵送しに郵便局へ逝ってきます。
そして、帰宅して少しは寝るかな。
(自宅に戻ったら普通に大家さんおきてうろうろしてそう…年寄りの朝は早い(笑)。)

なんといっても体力勝負、体力勝負。
とりあえず、明日の講義の準備は終わっているから大丈夫。


・・・一瞬、院時代の癖で「泊まるかな」と思った自分がコワイ。
(泊まってもいいけど、シャワーないからやっぱいや)

先頭 表紙

こまちちゃん>アナキン君、太りすぎたという姉のメールに心配していたけどチャームポイントのオメメは健在でした(笑)。泊まっている助手さんのお気持ちが、ものすごーく理解できる私です。(私も、院生のころはそうだった) / ちゃな坊 ( 2005-10-16 21:37 )
菜種さん>わーい、仲間仲間♪待ってるヒトがフェレットでも待っていてくれればうれしいと思うわ。私の場合、待ってるヒトは・・・340Km離れてます(−−; / ちゃな坊@お身体には気をつけて ( 2005-10-16 21:36 )
職場の助手さん(男)はたまに泊まってます(汗)学内にシャワーがあり、ソファもあるので困らないそうです。  アナキン君、目が大きくてかわいい〜。 / こまち ( 2005-10-16 15:53 )
忙しそうですね。仲間がいて、嬉しい・・・。私はよく「当直してけば?」と言われます。「待っている人がいるので帰ります。」と返す日々。待ってるのは、人じゃなくてフェレットなんですけどね♪ / 菜種 ( 2005-10-13 05:55 )
むっちり太っているけど、やっぱりアナキン君かーわーいーい(^^) / ちゃな坊 ( 2005-10-13 04:44 )

2005-10-04 コンピュータ室にマイクが必要な訳


先週から秋学期の講義がスタートした。
今期も、週8コマ。ただし、春学期と異なり週三日(月、火、木)である分、少し楽である。


春学期はどちらかというと、コンピュータリテラシーに属する内容が多いので、操作が中心になっているが、秋学期は講義系の科目が多い。
ほとんどの講義は、私の場合はコンピュータ室を使うのだが、講義系の科目をコンピュータ室でやるのは、正直しんどい。

・・・理由は、コンピュータ室がものすごく騒音がひどいため。

壁一枚で区切られたサーバ室のサーバ音。
空調の轟音。
プロジェクターから響く意味不明な音(ナゾです)。

そして、最もうるさいのが学生用椅子の背もたれの音
これ、半端じゃなくうるさい(-_-;)

こんな環境で講義していると、精神的にも発狂しそうだし、さらにこの騒音の中で声を出しすぎると、時々つぶれてしまう。
そんなわけで、今年度からようやく事務と交渉が成立して、ハンディマイクをいれてもOKということになった。

これで、もう少しだけ学生がやる気を出した表情で講義を聴いてくれ、さらに私語を控えてくれたら申し分ないのだが。



現在、私が所属している学科は改組転換後2年が経過した状態にある。
一応、大学とか短大では完成年度(新設や改組などを行ってから、初の卒業生を出す年度)の翌年から、設置基準の枠組みが外れることもあり、科目や教員の改変などがやりやすくなる。

諸事情あって、現在、科目の大幅再編の作業に取り掛かっている。
私は、その作業チームの中で情報教育の責任者という立場にある。
私なりに、これからの情報教育のあり方やキャリアパスなどを考慮して原案を作成して、他の先生方にもチェックをしてもらい提出した。

先日、その話し合いがあった。

結果としては、私(+他の先生方)の想定する情報教育に対して、ボス的存在の方だけが最後まで原案を否定という形で、次回持越しとなった。
情報教育の重要性と、ITスキルとキャリアパスとの関係を、最後まで彼は理解できなかったのだと判断している。

許せなかったのは、自身にそれほどの情報教育に対する理解やITスキルがないのにも限らず、専門家である私の意見を根拠もなく全否定していることである。
さすがに、バカにされたような気分になった。


私は確かに駆け出しの人間である。
しかし、この三年半、文科系短大生の情報教育を一手に引き受けてきたわけで、それに対する経験も知見も多少なりある。
少なくとも、知識のない人間に全否定されるような立場にはない。


まわりは、内容の問題ではなく、相手側が感情論に逝ってしまっているので、小出しにしていくしかないだろうとか、妥協も必要じゃないのという反応。
確かに、妥協しても問題のないところは受け入れてあげようとは思っている。

だが、情報教育の根本に関わる問題は別である。
妥協できない部分は、妥協するつもりはない。今回は。今回だけは。
たとえ、血の涙を降らせることになっても、私は妥協しない。



ま、そんなわけで意見が全くかみ合わない人と議論をし、しかも最終的には「俺のほうが立場上上なんだ」という意味不明な理屈で継続審議されてしまったりしたおかげで、ストレスたまりまくりだ。
そんなわけで、先週末は軽井沢にドライブをかねた買い物に出かけたりした。
希望の服が買えて、ちょっとだけすっきり。


学生には、ストレスをためている姿を悟られないよう、気をつけなきゃね。

先頭 表紙

えむちゃん>いや、偏見じゃなく大学関係者とかには特に多いです・・・ほんと。勘弁してほしいですよ・・・社会不適応者だらけの職場も(−−) / ちゃな坊 ( 2005-10-16 22:06 )
まゆまゆちゃん>どうもありがとう。やなこともた〜〜〜〜っくさんありますが、学生のおかげで救われています。 / ちゃな坊 ( 2005-10-16 22:05 )
チチローさま>ご紹介ありがとうございました。近々、よんでみます〜。 / ちゃな坊 ( 2005-10-16 22:01 )
雅さま>チチローさまの返しで、大体どのお店かわかりました・・・今度行って参ります♪(なんせ、車で1時間の距離だし) おかしな連中がいすぎて、時々自分がおかしいのかと思えてきます・・・先週は、こいつらの毒にやられまくりました(−−; / ちゃな坊 ( 2005-10-16 21:59 )
織姫さま>すみません、長ったらしいつっこみ返しで・・・。なかなか、学校現場の生の声って伝わらないものですからむきになったかもしれません、反省してます。 娘さん、ご希望の学校へまずはすすめられるといいですね。 / ちゃな坊 ( 2005-10-16 21:57 )
↓(つづき) いわゆる18歳人口は激減しているのに、学校数は減っていないという状況から、大学・短大は死に物狂いの状況で、私の勤める短大も決して例外ではないです(おかげで、勤めて3年間はボーナス2/3カット。定員を充足できた今年、ようやく満額支給されました)。大学・短大での格差は、単なるレベル格差だけではなく、どういう教育をしていくのかという学校の意識格差+組織としての財務体質の強さが格差となっているのだと私は思っています。 / ちゃな坊 ( 2005-10-16 21:53 )
↓(つづき) こういう高校での現状が、大学での情報教員が「レベルも知識もばらばらすぎて非常にやりづらい」という現状を生んでいます。大学で情報教育が本格化したときも、高校での現状と同じ問題点があったわけですので、私自身は過渡期の現象ととらえ、誰かのせいにするのではなく、現実的な解を見出そうと努力しているつもりです。高校の教育現場でも同様の動きがあると聞きますし、そういう理由もあってか私は時々高校から講演会や出前講義などを委託されています。ご希望の高校は、そういう意味では先進的な学校なのでしょう。 / ちゃな坊 ( 2005-10-16 21:48 )
↓(つづき) もう一つ、高等学校での情報科目で今問題視されているのが、教える側のレベルが実際の内容にマッチしていないという点です。必修化に合わせて教える側に研修制度を設け、教員免許状の書き換えがしやすい内規が適用されているためか、きっちりと情報科目を教えられる方と、そうでない方とのレベル格差が、授業に反映してしまっているという問題点は、すでに「日経コンピュータ」などでも多く指摘されています。 / ちゃな坊 ( 2005-10-16 21:44 )
織姫さま>ご無沙汰しております。おっしゃるとおり情報科目は高校でも必修科目になりました。情報A、B、Cという三科目がそれです。ただし、三科目のうち一科目が必修となっていることと、大学入試などではそれほど重要視されていないという点から、高校によって情報科目への力の入れ方はかなり格差が出ているのが現状です。 / ちゃな坊 ( 2005-10-16 21:40 )
会社にもこういうタイプの上司っているけど、学校とか「先生」って職業の人は特にこういう人が多そう(偏見?)話の内容云々じゃなくて、もう意見されるだけで頑なに拒否しちゃってんのね。・・・ふぅ。 / ☆えむ☆ ( 2005-10-07 13:33 )
妥協できない部分は、妥協するつもりはない・・・っていうとこ、同感です。感情的になると、本来の議題とは別の方向へ焦点がずれるだけでなく、後味もとても悪いものになりますよね・・・。わたしは感情に流されやすい部分があるので、公私混同しないように仕事をすることを目標にしています。たとえば、課長にしかられたことをいつまでもひきずって、課長におびえたり、お世辞言ったり。だったら正確に仕事をこなさなきゃ。ストレスためないように、適度に自分にごほうびをあげましょ☆ / まゆまゆ ( 2005-10-06 14:46 )
楡周平の『再生巨流』、未読でしたら読んでみてください。IT教育を、ちょっと美しくまとめ過ぎていますが。学生さんの方が、参考になるかもしれません。 / チチロー ( 2005-10-04 23:35 )
わかる〜。立場が上ってだけで相手の存在を否定するような輩は最低だよ。でも、そういうヤツが幅をきかせている世の中でもあるんだよね。お疲れ様。軽井沢。行く前に声をかけてくれたら情報提供できたのに〜。残念。 / 雅(みやび) ( 2005-10-04 20:06 )
情報科目は高校の必修になったような気がするのですが。娘が進学予定の女子高(やっと合格圏に入っただけだけど)の授業を見学したけど、かなりハイレベルなんですが。大学・短大の定員割れが目立つ一方、やはり実力がつくところは少しずつ倍率上がってますよね。 / 織姫@未ログイン ( 2005-10-04 06:02 )
写真は、R18号(旧道)を上っていく途中にある『めがね橋』です。旧道ドライブは、けっこうたのすーい(笑)。 / ちゃな坊@お猿さんにもあった ( 2005-10-04 01:50 )

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