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くすのき燕の「人形劇の日々」

生まれ故郷の東京から、第二の故郷・信州に引っ越してはや9年がすぎました。人形劇を生業とする日々の徒然を気まぐれにUPしています。

最近はこちらのフェイスブックがメインになっちゃっていますが。
僕の作品や日程については、人形芝居燕屋のHPへ。

目次 (総目次)   [次の10件を表示]   表紙

2012-06-30 要手術
2012-06-29 鳥の劇場
2012-06-25 足利人形劇こどもフェスティバル
2012-06-21 ユングの『塔』
2012-06-17 THE BEE
2012-06-16 くりちゃん
2012-06-14 飯田で、とらまるで、
2012-06-07 飯田でワーク。
2012-06-04 密度の濃いワークショップでした。
2012-06-03 いい顔・笑顔 人形劇の会


2012-06-30 要手術

 昨日は倉吉おや子劇場で「さんまいのおふだ」の上演。おかげさまで、楽しんでいただけたようです。
 ですが!
 実は、仕込み中に、やまんばの人形の仕掛けが壊れているのに気づき、近くのDIYのお店に連れていってもらい、あわててヒートンなどを買い込み、劇場に戻って修理。なんとか、応急処置で事なきを得ました。前日の劇場の方との打ち合わせで、いつもより早い小屋入りだったのが幸いしました。あー、よかった。
 やまんばは、帰ったら本格的な手術が必要なようです。

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2012-06-29 鳥の劇場

 鳥取に来ています。
  昨日は、こども未来ネットワークのアレンジで米子の幼稚園で公演。その後、以前から気になっていた『鳥の劇場』へ連れて行ってもらいました。
 この劇場は、鹿野町(現在は鳥取市)にあり、古い小学校の体育館を劇場に改装した劇場。そこには、劇場つきの劇団がある。実は、連れて行ってくださった子ども未来ネットワークの方も元劇団員。
 この劇場は、田舎にある。しかし、演目は結構アヴァンギャルド。この公演や「鳥の演劇祭」がどうやって観客を集め、運営しているのか? また、調査などの報告を含めて、ニューズレターなどの広報がしっかりしているのもこの劇団劇場の特徴なのだが、その制作の体制はどうしているのか? そんな疑問から、この劇場が気になっていた。
 お話を聞かせてもらい、舞台そのものだけでなく、劇団劇場運営を行う上でのメンバーの着実な努力と賢さ。そして何よりも「矜持」。
 昨日は、たまたま新作のプレヴューがあり、それまで見せていただいた。しかも作品は、僕の好きなソーントン・ワイルダーの「わが町」。ラッキーな一日でした。

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2012-06-25 足利人形劇こどもフェスティバル

 昨日は、足利の第26回人形劇こどもフェスティバルで腹話術『ハロー!カンクロー』の上演。このところ、続けて上演をさせてもらっているので、終了後に「今年も楽しみにしてきました」と声をかけてもらう。
 終演後は、このフェス恒例の交流会。手作りの食べ物と参加者の演しモノで、独特の盛り上がりをみせる交流会だ。僕は恒例の「人形劇人の詩」。新しいのを、とも言われたが、終了後に「これが楽しみで」と声をかけてもらう。
 まあ、なんにせよ、ありがたいことです。

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2012-06-21 ユングの『塔』

 火曜、水曜の福岡を皮切りに、今年もこども劇場の『企画会議』のシーズンがやってきました。企画会議とは、こども劇場へ劇団や音楽、パフォーマンスの団体が来年度の舞台作品のプレゼンを行ったりするほか、子どもの文化芸術についての話をしたりする会議なのです。
 昨日、何を今の子どもたちに伝えたいのか、という質問がありました。
 勿論、ここの作品の中に「僕はこう思うっているのだけど」とか「世の中、こういうことはあるよな」ということはあるのですが、一貫してこれ!と答えられるようなものは僕にはありません。何かを伝えるために人形劇をやっているのではなく、人形劇をやる事そのものが、僕にとっての意味なのです。
 もう少し言えば、回遊魚が泳ぎ続けないとならないように、人形劇をしてないと自分が枯れそうに感じるから、という感じです。村上春樹の『1Q84』の最後のほうで、ユングの創る『塔』の話がでてきました。それ、みたいなものなのです。

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2012-06-17 THE BEE

 昨日、まつもと市民芸術館でNODA MAPのTHE BEEを観た。久しぶりの野田作品だった。たぶん、パンドラの鐘以来だと思う。
 作品には、夢の遊眠社のきらびやかさや華やかさからの高揚感はなかった。そこにあるのは、心がつぶれるような苦さだった。もちろん、一気呵成の言葉の洪水や一瞬の静寂の後のあのつぶやき、皮肉な笑いや演劇的な遊びなどの野田的要素は散りばめられている。
 「演劇は比喩なのだよ。君ぃ。」と野田秀樹に改めて言われているような気がした。「まあ、天才だからさ。こういうのもやれちゃんだよなあ。まいったなあ。」とも。
 いずれにしても、演劇の力を感じる、素晴らしい舞台だった。
 とらまる人形劇場で、若い学生たちに『人形劇は比喩の芸術』だと繰り返し言ってきたが、どれくらいそれが伝わったのだろうと感じている。この舞台はむろん人形劇ではないが、彼らがこの舞台を体験すれば、その意味をある程度掴むことができるのではないかと思う。
  

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2012-06-16 くりちゃん

 人形芝居くりちゃんの栗田正明さんのお通夜に参列させてもらいました。享年58歳でした。先輩なのに、いつも丁寧に「くすのきくん」「つばめくん」、時には「くすのきさん」と呼んでくださる。そんな人柄の方でした。どんな遠くても移動はいつも車。『人形芝居くりちゃん』と書かれた見慣れたワゴン車が葬祭場の入り口前に停まっていました。それを見ただけで、ダメでした。
 この春から、児童演劇や人形劇の先輩が毎月のように亡くなられています。それもさほど高齢ではない現役の方がほとんどです。人は死ぬものだと理解はしても、それは悲しみや悔しさとは別の話です。
 栗田さんはじめ、旅立たれた諸先輩方のご冥福を心よりお祈りするとともに、人形劇を続けられる事への感謝を忘れないように日々を送りたいと、改めて思っています。

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さくま@夢屋さま:本当にこのところ訃報が多くて・・。さくまさんこそ、お大事に。 / くすのき燕 ( 2012-06-21 07:49 )
成都のウニマ大会から元気に帰国したとたん、不順な陽気と疲れが出たのか久しぶりに風邪で寝込みました。そこへくりちゃんの訃報です。悲しくて落ち込んでいます。ご冥福をお祈りします。人形劇のみなさん!ムリしないで下さい。 / さくま@夢屋 ( 2012-06-18 21:31 )

2012-06-14 飯田で、とらまるで、

 火曜日から香川県東かがわ市のとらまる人形劇場に来ています。火曜日夜に、11月に行われるデフ・パペットシアター・ひとみ『森と夜と世界の果てへの旅』のためのミニ講演会。正直、人が来るのか?と思っていましたが、20人くらいの人が集まってくれました。この芝居は、全国にいるこういったかたがたに支えられているんだなと感じました。
 昨日、今日は、とらまる人形劇研究所付属養成所の講義。僕が担当しているのは『演出論』。「人形劇の演出とは何か」というような事を、小さな課題をやる中で体感してもらおうというのが狙い。
 土曜日には、飯田市内の中学校の人形劇クラブを教えに行っていましたが、若い人に何かを伝えるのはやりがいのある仕事です。

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2012-06-07 飯田でワーク。

 昨日は、昨秋から行ってきた飯田での市民による人形劇講座の発表会『石の正兵衛さん』の公演。人形づくり、脚本づくりから、演技まで、学校や仕事などがある中、最後まで頑張ってくれました。皆様、お疲れ様でした。観劇してくださった方々の評判も良く、ほっとしております。
 でほっとしたのつかの間。今日からは、毎年恒例となってきた飯田の小中学校の人形劇づくりのお手伝いが始まりました。今日はその初日。合併で飯田市となった旧南信濃村にある和田小学校へ。市の中心部から1時間ほど山道を走りました。さすがに、遠いッス。でも教室へ案内されると、総合学習で人形劇づくりに挑戦する4年生11名の子は楽しい子揃いでした。
 次は土曜日に、中学校の人形劇クラブに行くことになっています。

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後藤渉さま・てらさわさま:大丈夫!この後、たっぷりと稽古する時間はありますからね。 / くすのき燕 ( 2012-06-08 17:26 )
僕も渉くんと同じです。ありがとうございました。 / てらさわ ( 2012-06-08 15:49 )
くすのきさん、本当にお世話になりました。くすのきさんの演出を受ける事が出来本当に良かったです。しかし・・なかなか参加できなかったのが残念でした。 / 後藤渉 ( 2012-06-07 22:31 )

2012-06-04 密度の濃いワークショップでした。

 昨日は、明石おやこ劇場で肩掛け人形芝居『さんまいのおふだ』と腹話術『ハロー!カンクロー』の公演。120名以上のご来場で、盛り上がりました。
 今日は、同主催で人形劇のワークショップ。20名の募集だったのですが、それ以上の応募があり(断った方もいたそうです。)、皆さん非常に熱心な参加者で、2時間みっちりとワーク&クリニックをしました。
 今日のことが、参加者の皆さんの作品づくりに活きることをねがっております。

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2012-06-03 いい顔・笑顔 人形劇の会

 昨日、神戸でいい顔・笑顔 人形劇の会が開かれました。これは神戸淡路大震災の後5年回くらいを目安に被災地での公演を続けようと立ち上げられた会で、その後も中越地震を経て、昨年の東日本大震災後もずっと活動を続けています。
 今回は、その発祥の地・神戸でのチャリティ公演。神戸のアマチュアの方とのジョイントで、神戸新聞本社ビルの会議室で行われました。とても、雰囲気のよい楽しい会でした。
 詳しくは、写真つきで神戸新聞社のブログにアップされていますので、以下のURLでご覧ください。
http://www.www8.kobe-np.co.jp/blog/town-report/2012/06/post-322.html

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6月1日はデフ・パペットシアター・ひとみの『森と夜と世界の果てへの旅』飯田合宿明けバージョンを塩尻で観ました。いい出来でした。 / くすのき燕 ( 2012-06-04 20:49 )

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