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くすのき燕の「人形劇の日々」

生まれ故郷の東京から、第二の故郷・信州に引っ越してはや9年がすぎました。人形劇を生業とする日々の徒然を気まぐれにUPしています。

最近はこちらのフェイスブックがメインになっちゃっていますが。
僕の作品や日程については、人形芝居燕屋のHPへ。

目次 (総目次)   [次の10件を表示]   表紙

2012-04-27 今日の稽古
2012-04-25 ほんのひと時の謙虚さ
2012-04-22 幸せいっぱい。頭もいっぱい。
2012-04-14 『森と夜と世界の果てへの旅』改造中
2012-04-03 大分、無事終了!
2012-03-30 夕食を一緒に
2012-03-27 九州です。
2012-03-24 ロボット演劇
2012-03-20 飯田〜東京
2012-03-15 今年もこのシーズンです。


2012-04-27 今日の稽古

 『森と夜と世界の果てへの旅』の稽古に来ています。前回の稽古で、気になる点があったので、急遽稽古をいれてもらいました。
 今日は、配役を様々に変えて、試してみました。その結果、これがベスト。少なくとも相当、それに近いと感じれるものに出会いました。前に進める気がしています。

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2012-04-25 ほんのひと時の謙虚さ

 自分で、基本的には不遜な人間だなあと思っています。ただし、しばしの間、謙虚になれるという時間があります。
 それは上演前。
 「どうか、楽しんでもらえますように」と神様のようなものに願いし、しばし謙虚な気持ちになることができます。ただし、それも上演が始まる前まで、芝居が始まれば、そんな謙虚な気持ちはどこへやら。開き直るというか、「大丈夫。いける!」と思い込んでいる自分がいます。

 今日は、ゆいの会の主催で、長野県立こども病院で肩掛け人形芝居『ねずみのすもう』の上演をさせてもらいました。
 いつものプレイルームではなく、病室での上演でした。病院側の粋な計らいで、病室からでられない3人の男の子を一室に集め、しかもその4人部屋のベットのひとつをはずしてありました。僕の演技エリアは、そのあるべきベットの空間。病室からでられる他の部屋の子たちは、男の子のベッドの前や廊下に椅子をおいて観るというスタイルでした。
 おかげで、今日も一瞬だけ、謙虚になることができました。

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2012-04-22 幸せいっぱい。頭もいっぱい。

 デフ・パペットシアター・ひとみの『森と夜と世界の果てへの旅』の直し稽古の話は先日書きました。自分のプランにほころびも見えたので、その手直し作業をしています。来週、そのプランを手に、もう一度劇団に行かせてもらうことにしました。
 今日は飯田にいるのですが、市民向けのワークショップで、下伊那の民話『石の正兵衛さん』の人形劇をつくっています。市民の方に書いてもらった台本を、昨日、手を入れて仕上げることができました。
 今月末には人形劇団むすび座の『いっすんぼうし』の直し稽古がありますので、それまでにその準備をしなくてはなりません。夏のいいだ人形劇フェスタでやる“Rock'n Puppets Show”のメンバー募集と構成組み立てもしなくてもなりません。
 また、来年秋に向けて、長野県内の子ども劇場と創造団体とで『イワト』という作品をつくることが先日決定になりました。この脚本と演出を担当させてもらうことになっています。手始めとして、来月末に創造団体のワークをやることにしたので、この準備もする必要があります。
 つくれる舞台があるのは、僕にとって本当に幸せなことです。でも、頭をうまいこと使わないと混乱しそうです。

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2012-04-14 『森と夜と世界の果てへの旅』改造中

 水曜日からデフ・パペットシアター・ひとみの『森と夜と世界の果てへの旅』の稽古に来ています。。
 キャストにも新人の男の子が入ってきたりということもあり、この4、5月の稽古で、大幅に手を入れる予定。昨日は、振り付けの斉藤さんにも来てもらってのダンスシーン中心の稽古。月曜日には、美術の大田さんとも会い、美術も改定、追加の打ち合わせもします。
 5月の名古屋、塩尻でのニューバージョンにご期待あれ!

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2012-04-03 大分、無事終了!


 先週の火曜日にはじまった、おおいた子ども劇場での子ども舞台芸術フェスティバルでの『ハロー!カンクロー』『さんまいのおふだ』の6公演がおわりました。どの公演も、大勢の親子連れ、子どもたちが来てくれて、楽しい公演でした。途中の休みには、北九州に出かけ、ピーター・ブルック演出の『魔笛』も観る事ができました。北村氏とも話ができましたし、来た時には五分咲きだった桜も、今日にはほぼ満開。充実の一週間でした。
 また、来れるといいなという思いで、大分を後にしました。

 写真は、今日子どもからもらった。飛び出す仕掛けまである凝ったカード。すごいでしょ!

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おけい@広島さま:僕はしばしば、後何本、芝居が創れるんだろうなあ、と思います。 / くすのき燕 ( 2012-04-11 00:50 )
若いときには、さほどでもなかったのに、「あと何回、眺められるかな」って思うと、サクラの花はせつないね。 / おけい@広島 ( 2012-04-05 00:10 )

2012-03-30 夕食を一緒に

 「大分県子ども芸術フェスティバル」での公演も6ステージのうち、半分が終わりました。ひつじのカンパニーの北村氏は、今日の公演を終えたら、関西に移動。3日間、夕飯を一緒にとり、久しぶりに同世代の人形劇関係者と色んな話をすることができました。ちなみに、昨日はおおいた子ども劇場の方も交えての交流会でしたが、偶然にもこれまた同世代という集まりで、気楽な楽しい夕食でした。
 ひとり芝居での旅公演。なにが寂しいって、一人で食事をするのが寂しい。そういう意味では、今日から寂しくなりますが、上手い具合に、今日はNPB開幕。わがスワローズは、いきなり読売と対戦です。

 今回の公演は、春休みということもあり、全て昼公演。育成クラブの子どもたちも大勢観に来てくれています。僕のいつもの公演よりも小学生が多い観客席です。小学生になって、または高学年になって、これからもっと多面的に芝居が楽しめるようになるのに、中々観に来てくれないんだよなあ、としばしば思っていた身としては、これもまた嬉しい観客席です。(そういう意味では、児童館での上演とかも貴重な公演ですね。)

 今日をいれて、あと3ステージ。頑張ります!

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開幕ゲーム、会心の勝利。石川の開幕ノーヒットノーラン!とはいきませんでしたが、イム・チャンヨンがいない中、バーネットもよくやってくれました。九州だったので、巨人-ヤクルトのテレビ中継はなかったんですが、ネットで試合経過を追いかけてました。 / くすのき燕 ( 2012-03-30 20:48 )

2012-03-27 九州です。

 土曜日に九州入り。日月と、朝倉、熊本の児童演劇フェスで、『グリムのかばん』を上演。月曜日のうちに、九州横断特急(そそられる名前だよねえ。)で、熊本から大分まで3時間弱の旅で大分へ。

 今日から、4月3日まで、土日をのぞく毎日、おおいた子ども劇場のアレンジで、大分市内各所で『ハロー!カンクロー』と『さんまいのおふだ』の公演をさせてもらいます。今日はその初日。小学生を中心にした140名余という、うれしい観客でした。
 午後には、かつて『ユメミステーション』という舞台で共演をしたひつじのカンパニーの北村さんのひとり芝居を観ました。僕よりやや上の年齢なのに、エネルギッシュな楽しい舞台でした。
 お昼が大歓迎のごちそうだったので、ホテルにもどってもまだお腹がいっぱいだったので、ホテル周りをひとっ走り後、ひとッ風呂。お腹を強制的にすかせて、夜は二人で食事。久々の出会いだったので、あれこれのよもやま話。
 そんなこんなで、大分初日は、充実の一日でした。

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2012-03-24 ロボット演劇

 まつもと市民芸術館で、平田オリザ+石黒浩研究所によるロボット版『森の奥』を観てきました。人間とロボット、人間と類人猿を比較しながら、ヒトとは何だろうという事を考えさせる舞台でした。
 人形劇の人間としては、ロボットによる演劇と人形による演劇との差に興味がありました。「人形劇とは一体何だ?」という問いを改めて、自分にたてるきかっけになるかも知れないな。そんな風に考えてような気がします。
 この舞台では、ロボットは演技をするのですが、劇中でもロボットはロボットとして扱われています。それでも、ある程度、僕は彼らには感情移入をして観るようになりました。劇中の人物が演じていた、ロボットに気兼ねをして話をするような演技は、すっと僕の中に入ってきました。しかし、それは人形劇における人形への『命あるもの』とは、また異なる感覚です。
 ジェミノイド、アンドロイドというような人間型のロボットだとまた違う感じのかもしれませんし、「人形を生かす技術」があれば、ロボットはより人間的に、少なくともより愛らしくは見えたような気もします。それらを僕ら人形劇を演じる者は、感覚的に身につけています。
 いずれにしても、これからもっと演じるロボットはでてくるでしょう。3D映像の技術はこれからも更に進んでいく事は間違いありません。その中で、人形劇が生き残る道、またその意味を問い直す事を、僕らは迫られています。 

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おけい@広島さま:いずれにしても一度観る価値はあると思いますよ。 / くすのき燕 ( 2012-03-27 21:44 )
ロボット演劇はスケジュールの関係で観られなかった。「人形劇が生き残る道、またその意味を問い直す事」になるのだとしたら、ぜひ機会を見つけて観なくちゃと思いました。 / おけい@広島 ( 2012-03-25 19:41 )

2012-03-20 飯田〜東京

 金土日は、飯田で人形づくり。何年かぶりに、頭の布貼りまでやっちゃいました。
 今日からは、東京。夕方に府中のわらしこ保育園で上演。なんだか、とても良い雰囲気の園でした。
 明日は、東日本大震災復興支援チャリティー公演として行われる『届けよう!子どもたちに笑顔と元気を!〜Play For Children』に出演します。詳しくは、全人協のHP(http://zenninkyo.jp/news.html)をご覧ください。

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さくま@夢屋さま:ありがとうございました。ふくしまキッズ、よかったですねえ。4月15日はまだ何を演るか決めてませんが、とにかくお待ちしております。 / くすのき燕 ( 2012-03-21 23:11 )
復興支援公演、お疲れさまでした。燕さんと可愛いカンクローくんに会えて嬉しかったです。「ふくしまキッズ」も可愛かった!エネルギーを逆にもらえました。4/15も協力観劇、いえカンクローの追っかけです。 / さくま@夢屋 ( 2012-03-21 10:25 )

2012-03-15 今年もこのシーズンです。

 昨日は、北区の神谷南児童館の「寺子屋卒業式」で肩掛け人形芝居『さんまいのおふだ』の上演。この「寺子屋」というのは、月に一度、近所のご高齢の方が、子どもたちへ何かを教えるというものだそうです。いいですよね。どっちにとっても。
 
 ところで、東京は信州よりも暖かい。つまり、花粉の飛散量も多い。なので、こちらの花粉症も悪化。松本に戻った今日も、目がかゆく、鼻水がでて、頭がややぼうっとするという状態です。ああ、いつまでの続くのかなあ。

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