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くすのき燕の「人形劇の日々」

生まれ故郷の東京から、第二の故郷・信州に引っ越してはや9年がすぎました。人形劇を生業とする日々の徒然を気まぐれにUPしています。

最近はこちらのフェイスブックがメインになっちゃっていますが。
僕の作品や日程については、人形芝居燕屋のHPへ。

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2004-01-28 地球こどもの日
2004-01-27 夢を織る家
2004-01-26 やってはみたものの。
2004-01-22 なんとか、上演。
2004-01-20 タイの洗礼
2004-01-19 タイから帰ってきました。
2004-01-10 寝袋???
2004-01-09 007
2004-01-07 ホントにお客は。
2004-01-06 仕事始め


2004-01-28 地球こどもの日

 年に一度「夢を織る家」で行われる『地球こどもの日』というイベント。バンコクなどから大学生ボランティアスタッフが、電車やらヒッチハイクやらで集まり、地域の人たちが昼食の麺など煮る。付近から、歩きやトラックの荷台に乗って集まる子ども達は1000人以上。やっているゲームは、椅子とりゲームをはじめ、きわめてシンプルなゲーム。だけど、子ども達は楽しそうだ。
 僕らは野外のあずま屋に布を張り巡らせてつくってもらった簡易のホールで上演をすることになった。トップは、腹話術『ハロー!カンクロー』。これは、前日の打ち合わせの成果もあり、上出来。
 お客を入れ替えて、道化の方のお芝居『何ができるかな?』。モノを使った楽しいパフォーマンスだ。それに野田さんが歌と楽器でからむ。音楽はやはり強い。引き続きて、野田さんのコンサート。
 さらに入れ替えがあり、いよいよ肩掛け人形芝居『ねずみのすもう』。端に座っていた小さい女の子が、コロコロとよく笑ってくれた。僕にとっては、ダイヤモンドのような笑い声だった。途中、クラス単位で来ていた子ども達の点呼があったりで、決していい状況でやれたわけではなかったが、昨日のような悔しさはない公演だった。
 観てもらうという事、笑ってもらう事はありがたいなあとシミジミ思った。
 これで、僕のタイ公演はおわり。寝る前に、ガマンをしていたお酒を少し飲む。空には、見なれたオリオン座さえ見つけるのが困難なほどの星、星、星。これを見ただけでもタイに来た甲斐があったかな、と思った。

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あこさま:それは,調子がいいってもんでしょう。 / くすのき燕 ( 2004-01-30 21:15 )
秋さま:ホント、ホント、命会ってのものだねです。 / くすのき燕 ( 2004-01-30 21:15 )
happy birthday!! おめでとう!ございます。 ケーキはイチゴのショートケーキがいいなぁ。。。なんだかね、年老いてよぼよぼになっても、病気になっても、人形を抱えている燕ちゃんを想像しちゃいます。でもね、それを観てる自分はぜーんぜん変わってないんだもんね。きゃっはっは。。。 / あこ@雪かきに超燃えました ( 2004-01-29 21:29 )
お誕生日おめでとうございます。体調崩したのが大事に至らずにホントに良かったです! / ( 2004-01-29 16:31 )
kyoさま:ありがとうございます。ひとりで何役かをやってるので、言葉に注意をしてると誰のセリフかわかんなくなっちゃうので苦労しました。 / くすのき燕 ( 2004-01-29 09:49 )
お誕生日おめでとうございます♪ 外国語で上演するのって難しいでしょうね。おつかれさまでした。よく笑ってくれたという女の子、彼女は天使ですね(笑)。 / kyo ( 2004-01-29 08:42 )

2004-01-27 夢を織る家

 いい名前だ。ここは、ラオスとの国境近くの山の中。何らかの理由で、家族と一緒に暮らせない子ども達33名がスタッフと共に暮らし、学んでいる。
 電気が引かれていないので、夜は自家発電で蛍光灯をつけている。窓にはガラスなどはない。毛布だけでは寒いので、持参の寝袋に入って寝ることになる。静けさと夜の寒さ、寝袋、頼りない蛍光灯の灯りといった道具立ては、夏のキャンプを思い出させる。
 その灯りの中で、次の日の上演に備え、今日は入念な打ち合わせ、そしてほんの少しだがタイ語をいれたセリフの稽古。やはり声に出し、指を動かしてみないと覚えない。
 明日が、僕にとってはこの旅最後の公演。これで失敗したら、何しに来たんだかわからない。

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三毛猫さま:まあまあってとこですかね。通訳の方に随分助けてもらいました。 / くすのき燕 ( 2004-01-28 19:02 )
ところでタイ語は通じたようですか? / 三毛猫 ( 2004-01-28 15:25 )

2004-01-26 やってはみたものの。

 『ねずみのすもう』上演後は、大事をとって病院へ戻る。点滴と睡眠、それにお粥で体力を少しづつ戻す。
 次の日の午前中、他の方々はエラワンの滝というタイで最も美しいといわれている滝へ、10人ほどの子ども達とでかけるとの事、ここでも大事をとって、眠ることにする。
 おかげで午後には随分体力も回復したので、次の目的地「夢を織る家」に出掛ける前に『ねずみのすもう』を上演させてもらう事にした。
 しかし、これはあまり良い出来ではなかった。ベットの中で、タイ語を反芻したつもりでも、それがしっかり体にはいっていなかった。タイ語を考えると演技がおろそかになり、それを無視すると観ている子ども達がストーリーをロストするという感じ。ただし、ここでの経験が、次の公演へとはつながるのだが、これはこの時点ではまだわからない。
そんなわけで、結構悔しい気持ちを抱えたまま、次の公演地へ車でむかう。途中、ダム湖に浮かぶ家を見る。それはいかだの家とでも形容したいようなたたずまい。こんなライフスタイルもあるんだなあと感心する。
 車が飛ばしてくれたおかげか、なんとか暗くなる前に「夢を織る家」に到着した。

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2004-01-22 なんとか、上演。

 病院一泊後の食事はお粥。三食ともなんとか口をつける。昨晩の苦しみを思うと、点滴は偉大だ。
 この日は午後7時からの公演のため、5時すぎに「子どもの村学園」の青年に車で迎えに来てもらうことにして、それまでは眠り、薬をのみ,点滴をうける。5時、迎えが来る。車はトラック。タイでは、トラックの荷台に椅子をつけて、それでスクールバスなどにつかっている。強烈に効き過ぎのこの国の冷房より、夕方でさほど暑くないせいもあるのか、これの方が風があって心地よい。
 プロパンガスを積んだり、彼らの夕食を買ったりして、なんとか開演の30分前ぐらいに到着。車中は、正直やきもきもしたが、体力がないせいもあって、普段よりはずっと「マイペンライ(気にしない)」の気分ではあった。
 体力が回復してないので、この日は『ねずみのすもう』は見送る事にして、腹話術『ハロー!カンクロー』の上演のみとする。結果からいうと、そのあとの道化の芝居とコンサートが一時間ぐらいあり、さらに日本から持ってきた楽器のプレゼントなどのセレモニーなどもあったので、全体としてはこの方がよかったようだ。とにかく、上演ができたのがうれしかった、というかホッとした。

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武生のアンチGさま:ホント、体が資本。大切に使わなきゃねえ。 / くすのき燕 ( 2004-01-27 12:42 )
体調いかがですか。そろそろキャンプイン(プロ野球)ですね!何事も体が資本です。 / 武生のアンチG ( 2004-01-27 10:37 )
ぱとさま:はあ、まあ,不幸中の幸いってぐらいなもんでしょうかねえ。 / くすのき燕 ( 2004-01-26 19:49 )
鳥インフルエンザは大丈夫でしたか?またSARSのときみたいにならずによかったね / ぱと ( 2004-01-23 22:43 )

2004-01-20 タイの洗礼

 第2日目。午前中はバンコック市内観光。午後、第一の訪問地、カンチャナブリにある「子どもの村学園」に移動。100名以上の様々な事情で家族から離れて暮らす子供たちの学校兼家だ。そこには夕闇がせまる七時前に到着。
 着く頃になって、腰が痛み始める。車にずっと乗っていたからかなと思ったら、そのうち腹が痛くなってきた。で、下痢、嘔吐とキッチリ病状は進み、ド級の激痛。次の日が上演というのも頭をよぎり、30分以上はかかるという病院へ連れていってもらうことに。通訳と一行の中に看護婦さんがいてくれたので、付き添ってもらう。車中はひたすら早く病院に着かないかというだけを考える。病院についたら、すぐに点滴と筋肉注射。それで、即入院。
 一昨年の台湾の点滴に続いて、人生二度目の点滴。そして人生初の入院。どうも東南の方位が悪いらしい。
 

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2004-01-19 タイから帰ってきました。

 朝7時に成田に着いた。今は10時で家。ほっとしております。僕以外のメンバーはあと3日ほど、タイで公演旅行を続けています。
 一週間ほどの旅程だったわりには、色々とありましたので、ぼちぼちと書いていきたいと思います。

 えっと、13日の10時半すぎ成田発の便に乗ったんだったな。それで、それが少し遅れて現地時間の16時にバンコック着。そこで、福岡の児童劇団「道化」一行と、関西から来て、今回の公演先である夢を織る家を支援しているグループ。それに、僕は行けなかったんだけど、愛を織る家を運営している藤井さんと合流。渋滞の中、ツインタワーホテルというベッドも部屋も大きいホテルに泊まって、飯食って、タイ式マッサージを受けた。これが、とても気持ちよく、こうして、初日は実に平穏無事にスタートを切ったのでした。

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三毛猫さま:ありがとうございます。まあ、楽しいかどうかはわかりませんが。 / くすのき燕 ( 2004-01-20 19:35 )
旅のお話楽しみにしております / 三毛猫 ( 2004-01-19 20:46 )

2004-01-10 寝袋???

 この連休はしっかり連休。正月も思ったけど、大丈夫か!わが社。
 まあ、連休明けはすぐにタイだから、まあいいかとも思うけど。

 昨日、事務所に航空券とともに持ちものリストが届いた。いきなり、「寝袋」とあった。おお、ワイルド!うーん。どんなとこに上演に行くんだろう?

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ぽんぽこさま:持っていったのは夏用寝袋でした。 / くすのき燕 ( 2004-01-19 10:02 )
三毛猫さま:「ちょっとタイ語、ほぼ日本語+間にちょっと通訳」って感じでした。 / くすのき燕 ( 2004-01-19 10:01 )
タイはきっと暑いだろうから、夏用の寝袋でいいのかしらね?・・・って、そゆ問題じゃない? / ぽんぽこ@タイ料理好き ( 2004-01-11 00:19 )
はじめまして、人形劇をタイで上演しはるんですか?何語で? / 三毛猫 ( 2004-01-10 22:17 )

2004-01-09 007

 昨夜、テレビで007を見た。お気楽に楽しかった。寅さんも同じ時間帯にやっていた。テイストは違うが、どちらもしかつめらしい顔をしないで見られる、かつての正月映画の大道を行く2本だった。
 ピアーズ・ブロスナンだっけ、いまのボンド。中々よかった。
 ジョージ・レイゼンビーは、僕には選外。ショーン・コネリーは俳優としては歴代一番だけれど、ロンドンのスマートなスパイという設定には、野性的すぎた。ロジャー・ムーアは、映画的にはへぼいものが多かったが、ボンドとしては都会的な肩の抜け方が結構好きだった。キャノンボールでパロディを演じてたのも面白かった。テネシー・ダルトンも悪くはないが、顔がちょっといかつすぎる気がした。
 というわけで、ピアーズ=ボンドでまた見てみたい。こんどは、ポップコーンか、ポテトチプッスをかじりながら、映画館で見なきゃね。で、映画を出るときには、テーマ曲を口ずさんじゃうんだな。これが。
 

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2004-01-07 ホントにお客は。

 今日は聖路加病院小児科病棟で、ゆいの会(長期入院の子ども達に楽しい時間を!という素晴らしき会)主催の上演。
 二年ぐらい前に日大病院で見てくれた子が、こちらに転院。すでに退院していたのに、わざわざ二時間をかけて、カンクローに会い来てくれたそうだ。ホントに楽しそうに見ていた。うれしかった。
 帰りがけにポスターをもらったらしく、それを僕のところに持ってきて、サインをと言ってくれた。サインをいれると、「ゲット!」といって、はしゃいでいた。
 正月の悪夢は吹き飛んだ。ホントにお客様はありがたい。

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夢楽堂さま:ホント、かわいかったですよ。 / くすのき燕 ( 2004-01-09 14:28 )
無邪気なお客様、想像するだけで笑みがこぼれます。 / 夢樂堂 ( 2004-01-08 11:31 )

2004-01-06 仕事始め

 事務所は今日から。

 休みのうちにと、多量にあったリンゴを処分すべく、昨日の午前中に、リンゴジャムとリンゴシャーベットを子ども達と作る。中々の出来。(ただし、リンゴはまだある。)
 午後は、これまた休みのうちにと、子ども達とバッティングセンターへ。彼らは200球、僕も100球ぐらい打つ。彼らはそうではないが、僕は筋肉痛。
 そんなこんなで、金杯買わず。こちらは、中山GJから始動かな?

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