2003-08-15 あの日歌が流れていた
2003-07-29 something to drink
2003-07-25 ガールズ・トーク
2003-06-26 Keep Silence
2003-06-23 心をこめて
2003-06-07 帰宅しました
2003-05-22 今宵は久々アサヒ生ドラ
2003-05-08 ５月真昼にみた夢は
2003-05-01 ５月のパリが好き
2003-04-19 ４月半ばの土曜日の朝は、アサヒ赤ラベルとそら豆とチェダーチーズで。

今日も雨。
あの水滴は冷たいのかしら、でも窓ガラスは閉めたまま。


午後はフランソワーズ・アルディ。
珈琲がきれてしまったから、緑茶を少し濃いめに煎れた。


一枚だけ実家から持ってきたシャンソンCD。
でも、自分が歌ったことのあるものは、一曲もその中にはない。
だから、静かな気持ちで聴いている。


ふたりが大好きな下北沢のカフェには、
いつも細くシャンソンが流れる。
ぴかぴかに磨かれた木目のテーブルに、
そっと差し出されるジノリのデミタス。　その華奢な姿。


鼻で、舌で、喉で、指で、ゆっくりと味わう。
耳慣れたメロディーがひとつずつの音符になって、
私のまるごとは、まるで楽譜のようになる。


ひとりなら、少しだけ辛いかもしれない。
過ぎた日は、もう遠くなった岸辺に置いてきたのだ。
耳慣れたメロディーなのに、こんなにも心穏やかだ。
ふたりだから。


あの日流れていた歌は、何だったろう。
あの恋の日に心満たした歌は、何だったろう。
もう、いつも見ていた眼鏡のカタチも思い出せない。
焼け焦げて、灰になった楽譜。


昨夜も雨だった。
大粒の滴が、屋根を窓をコンクリートを叩いて、
静かに一日のカーテンコール。　
お風呂あがりのあなたは、柔らかくなった身体を横たえて、
小さくいびき。　止まないセッション。


新しい、大切な楽譜。

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夢樂堂さん（＠お風呂中・笑）の愛機からです。


私の雪見大福嬢は、いよいよ明日から入院です。
無事に帰ってきてくれたらいいのだけど。
朝突然に「ブツッ」と電源が落ちました。
何か悪いモノでも見てたのかしら？
その数日前にはキーボードがいかれて、買い換えたところでした。（涙）
ま、これは原因がわかっているので、よしとしているわけですが。


さて、ひと月ほど日記を書いてない間も、
いろんなことがありました。楽しいディナーも飲み会も（笑）
映画も見たし、コンサートも行った！　
夏の残り香をあと少しだけ楽しんでいよう。


映画、今年はようやく映画館に足を運んだこと２回。
先日は「デブラ・ウィンガーを探して」を、某ガールフレンドと観たのでした。
・・・・・・・よかった。　


多くは語れないけれど、シャーロット・ランプリングが登場した時、
思わず座席からお尻が10センチ上がってしまった・・・・
あまりに、美しくて。


モノトーンのスーツが、あんなにやわらかく見えるなんて。
リラックスして見えるたおやかな姿につつまれたもの、
真っ直ぐに貫かれた強い何か。
そのひとつがあればこそ、何ものからも自由でいられる。


ダイアン・レインのざっくりしたニットにも、似たような想いを抱いたりした。


ロザンナ・アークウェットは、デブラを探した。
そして、またその先に、新しい自分を探すのだろう。
人は、いつも、何かを探している。　
でも、何か、はひとつだったり百もあったりする。それは人それぞれ。　


私は？　なんてもう考えない。　明日には違う波を泳いでいるのだ。
落とした言葉は、水をかいたあとのさざ波にすぎない。
でも、振り返って見てみたかったりもする。
だから、こんなふうに書いている。


今夜はクラシック・ラガーで、こんなお話になりました。

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今日もうす白い空。
あいまいな梅雨の風景に、すっかり慣れてしまった。


冷房いらずの最近。
でも、花にとっては過ごしやすいかも。
夏のパステルは生き生きと色づいたままだ。


私のビタミン。
こんな色が欲しかったんだ、ってまたひとつ気づく。


珈琲をゆっくりとすする。
好きなものがだんだん増えていく。


あなたとのくらし。
ゆっくりと呼吸する。美味しく食べて、笑う。
手をつないで歩く。お風呂。いつのまにか眠る。
ときどき、薬指の指輪にふれる。


満ち足りた私は、デートしたくなる。
ガールフレンドに会いたくなる。


オンナノコハシアワセニナリタイノ


そんな熱いナニカは心の小箱の中。
蓋をそっと開くと、なつかしいオルゴールの音色が囁く。
その響きを聞き逃さないように、私はしんと耳をこらす。


笑顔がはじける。
ビールもワインも、ゆっくりと溶ける。
秘密のガールズ・トーク、隠し味はわかってる。




今日はダンナさまの帰りが遅い。
早く、帰ってきてね。

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久しぶりに空が青く染みた。


あんまり嬉しくて、


言葉を雲のむこうに隠してみたよ。






今日もふたりで手をつないで歩こうね。

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リハビリ中でございました。
ああ、ひさしぶりのビールは苦かったわ。。。。
初めてのときって、こんな感じなの？（爆）
まあ、休肝期間１０日以上なんて、１０年ぶりくらいだもんね。


この土日は梅雨の合間の猛暑で、すっかりビール日和。
お散歩中思わず、
「アーービールのみたいなああ」と言ったら、


「オクサンがビール飲みたいって言ってくれた、ボク嬉しいなあ、ウレシイナア」
ダンナさまが途端に足どりも軽く、その先のコンビニに駈けてくれた。
酒を飲まないダンナさまが、飲んべのツマを喜んでくれるなんて、


ああシアワセだなあ。


というわけで、昨夜は久しぶりに一晩でビア２缶分。
もう完全復活のノロシあげときましょか！（笑）


＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

３月末に派遣先の仕事を辞めてしばらく経つけれども、
やっぱり仕事はしていたい。・・・・というか、


自分の酒代くらいは稼ぎたいなあ（爆）と思う。
黙って家にいるだけでも、電気代使うし、申し訳ないような気持ちになる。
とはいえ、派遣会社から毎日オファーがくるわけでは当然なく、
せっかくのお話が来ても、何故かどうしても前へ進めない。


「会社」「企業」の２文字が、全身にブレーキをかけてしまう。
ぎぎぎぎーーーーっ、と嫌な音がして、カラダがすくんでしまう。
甘えた話だと思う。
では、その２文字から離れて、自分に何がある？何ができる？何が残る？
と問われると、
「うーーーーーーーーーーなんもないなあ」とうなだれるだけなのだ。


しばらく家にいて思ったことは、
自分の空っぽさ加減は、自分が思う以上だった、ってこと（笑）
空っぽになれば、必ず、新しいものが入ってくるのだと、
それは今でも確信しているのだけれど、でも今は、
「うひゃああああ〜〜〜〜〜〜空っぽやん（爆）」と、まだ愕然としている最中。


時どき不安になって、私はダンナさまに、いろんな問いかけをする。
ダンナさまは、穏やかにいくつかの言葉を私にくれる。
一緒に、待ってくれているのだなあと思う。


心のままに、やりたいことを、心をこめて、やる。


３年ほど前だったか、
お知り合いの先生のお宅にお電話をした時のことだ。
チリン、と一度のベルでお出になった奥さまが、


「ごめんなさいね。先生、今お休みになっているの」


大きなお宅だから、そんなに声をひそめなくても、先生は起き出されないだろう。
でも、奥さまの声は、本当にひそやかで、
いい音色の鈴がちりりんと耳もとで小さく明るく鳴るような、
やさしいやさしい声だった。


全身で、徹夜明けの先生の眠りを守られていた、慈愛に満ちあふれたあの声。
今でも思い出すと、心臓をあたたかな手でなでられたように感じて、
涙が出てきてしまう。


その心のように。
どこから見ても、何を見ても、何をしても、その心のように。
あふれていたいと思う。　

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やれやれビックリの入院でしたが、
何ごともなく帰宅できました。
「結婚記念日なので、退院したいんです」なんて、
半年サバ読んじゃった（笑）
久しぶりにゆっくりお風呂につかって、
ほっと一息です。


・・・・・ホントは、ここで、
しゅぽっっ！　といきたいとこなんだけど（笑）


晩ゴハンはお茶でぐっとガマン。
当分はこんな感じで大人しくしておきます。。。アアひさびさの休肝日。
いい機会なので、ダイエットにいそしもうと思います。


結局、原因ははっきりせずじまい。
晩ゴハンも夢樂堂さんと同じモノを食べていたし。
でも、カラダをしっかり診てもらえるいい機会になりました。
肝臓、キレイだったし！（笑）


お見舞いのメッセージ、本当にありがとうございました。
夢樂堂さんの日記にも、たくさんお見舞いをいただいていて、
ビックリしました。・・・・お騒がせしてしまって、ごめんなさい。


結婚６か月記念・退院祝い酒の久保田クンは翆寿、
寝る前にちびりと嘗めたいと思います。
（懲りてない・・・？・・・・カナ？）

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ちえちゃんの店に行ってきた。
エネルギーチャージ！　たっぷり充満させて帰ってきて、
今宵はアサヒ生ドラでご満悦。


関西弁でしゃべりたおす。
ビールなくてもしゃべるしゃべる。
よおし、明日からがんばるぞ！って気持ちをいつもくれる。
そんな彼女が大好きだ。


綺麗のあとさきにあるのは、希望なのかもしれない。


いい具合にほろ酔いなので、
このまんまつらつら何か書けるといいなあ。


結婚して、もうすぐ半年になるけれど、
毎日がドラマティックだなあと思う。
毎日のお天気が違うように。
ひとりのときは、こんなじゃなかった。
人生を、生きなおしているような感じだ。


ちょうど、折り返し地点だし？（笑）


出さなかった手紙は、結局出さないまま。
破ってしまえばすむだけのことなのに、
魚の小骨のように、ちいさくひっかかって、
時に思い出してしまう。


おいしいごはんで飲み込みましょか。
明日もいい日になりますように。
あなたも。
わたしも。

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少し雨空の下、いそいそとお出かけしました。
ウィークデーの昼間のデートなんて、
今だからできることだなあ（笑）


去年の今ごろを思うと、ちょっと感慨深い。
ふたり初めてのモンマルトル、あれからもう一年経ったんだ。


今年はオンナノコのデートで。
ハジメマシテの方にもお会いできて、大感激。
そして、モチロン、魅せられちゃったのは言うまでもなし！


あふれんばかりの色、色、色。
ビルのフロアのその一角だけが、ぱあっと輝いて。
城主に選ばれた花たちが寄り添えば、まるで大きな一幅の絵になる。


ここでしか見られない夢。
そして消えることのない。


お城に向かうときのドキドキ、これからももっと、感じたいよ。
モンマルトル、ばんざい！

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５月！


お天気の東京。
さわさわと揺れるみどり。
ほんの少しだけ、夏の匂いが届くようで、
私はわくわくする。


春だ！　５月だ！
あなたのFAXの文字も躍ってる。


５月のパリ。
その頃のパリに行ったことはないし、
「５月のパリが好き」
アズナブールのこのシャンソンを歌ったことは一度もなかった。


でも、なぜだか、今日は。
ピアフよりもアズナブールを。
黒をまとうドラマよりも、くちびるをついばむ甘いキッスを。


ああ、青い空の粒だよ。
絡み合った指の間にふりそそぐよ。
少しおなかが空いたら、真っ赤なベリーを口に含んで、


今夜はシャンパン？　
グラスをふちどるさんざめく光、
それも、５月の色。

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４月ももう半ばをすぎてしまった。


ゆっくり専業主婦・・・のはずだったけれど、
いろいろ取り揃えてもりだくさん、の毎日になった。


すっかりバリ時間軸が体内にセットされたワタシは、
せめてカイシャのMUSTがないと、
まるで風船のようにふわふわと、エンドレスにぼんやりしてしまう。


４月第一週、ちんまりと家にいた。
ゴハン炊こうと思ったら水加減間違えて白粥ができあがり、
計量カップにお米と思えば、左手のビールグラスに何故か米がてんこもり、
散歩に出かけている間にすっかり洗濯の最中だったことを忘れ、
出したはずのメールは下書きBOXに入ったままだった。


気持ちいいほどのタガのはずれかたなり。


こりゃまずいかも？？？と思っていたら、
元派遣先のカイシャからデンワがちりり。
週３回でアルバイトに出かけることになった。


でも、来週でこれもオワリ。
本当に自分がほしいもの、ここちよいもの、そして・・・
カラダが一番正直だから、ゆっくり耳をすませてみたい。


どうして、今、
あの岸辺から遠く遠く泳ぎだしているのか。
赤子のときからそっと胸に抱いてた小さな、あの何かを、
もう思い出してもいいのだ。


パンドラという名前が、自分の日常になって、
もうどのくらい経つだろう。
その箱を開けたら、たくさんの厄難が飛び出したあと、
希望だけが残ったという伝説。


そうでありたい、とすがるような気持ちで、
この日記を始めたあの日。
あの日から、私の新しい毎日が始まった。



もう迷わなくても、いいのだ。

先頭 表紙