2002-05-05 「でも、書かずにはいられないのが僕。」
2002-04-29 親父殿、お誕生日おめでとう！
2002-04-25 再会
2002-04-21 雨の日曜日
2002-04-20 Ｆｌｏｒａ
2002-04-14 感情
2002-04-07 ムスメモード
2002-04-01 近況
2002-03-23 白い魔法
2002-03-23 ２１日のこと

ＧＷ後半２日目のトウキョウはきれいな青空。

昨日はうんと歩いたからと言い訳して、
お昼を過ぎても揺れるカーテンを見ながらおふとんの中でした。
お茶の時間のころ、ようやくゆっくりと起き出して身支度。

「見てきてね、楽しんできてね！」とみかりんの声を背に、
夢樂堂さんと向かったのは秋葉原。

今日はＫＪさんのＬＩＶＥの日です。
いつも日記で見せてくれる大切な世界、それが音になる日。

一度もお会いしたことはないけれど、何故だか胸が高まります。
「君、緊張してるでしょう（笑）」と夢樂堂さん。
「でもねえ、こう見えても僕もそうなんだよ」

開場は１８時、少し過ぎた頃にちゃんと到着。
みかりんとの約束をきちんと果たして（笑）開演を待ちます。

ＫＪさんは４組出演のうち２組め。

写真撮影ＯＫなのを確認していたので、夢樂堂さんも私もカメラを握りしめていたけれど、
ＬＩＶＥが始まったとたん圧倒されて、私はカメラを忘れてしまいました。

ああだったこうだった、って言葉に上手くできないけれど。
本当に素晴らしかった。
そのまんま、だったよ。

ひとはどこか裏切られることをうすく諦めつつ受け入れるけれど、
そんなものは微塵もなかった。

声もギターも腕も汗も言葉も全てが、まるごとまっすぐに心に届いて、
じいんと熱くなるのです。

気がつけば、絶妙のタイミングで
夢樂堂さんのギンガムのシャツが舞台の上手下手で揺れて、
見慣れたカメラが躍っています。　

「でも、書かずにはいられないのが僕。」

その時、まるで光が射したように思い出した言葉。
ガス欠コインさんがパンドラの日記にくださった、つっこみの言葉です。

人は迷うでしょう。
答えも欲しいでしょう。
認められたいし誉められもしたい。

それでも、自分でしかいられないのです。貫くことを決めるのです。
そうやって初めて自分に出会うのかもしれない。


晩ご飯に、美々卯のうどんすきを食べに行きました。
久しぶりに久保田クンでカンパイをしました。
ゆっくりと美酒を嘗めながら、いろんな話をして、少し泣いたりもして。


ありがとう。とってもいい夜になったよ。

先頭 表紙

みどりの日。

ひと昔前は「天皇誕生日」だったので砂。
それもフシギはない、なんて思ってた頃もありました。
ウチのでっかい大黒柱のお誕生日です。

おかしなハナシだけど、
ウチの家族構成は、Ｂ型の親父殿に、母と弟とワタシがＯ型。
ワタシたちＯ型軍団は、頑固親父にふりまわされてヘトヘト、
なんてのが共通した意見だったけど、親父殿に通じるはずもないか。

「ワシがこんなにお前達のことでアタマいためとるのに！」

わははは。Ｂ型のひまじんライターのみなさん、ゴメンネ、こんな書き方。
ワタシの大切な人たちにはＢ型がたくさんいるから、ゴメンしてください。

今日のトウキョウはみどりがとってもきれいだった。
親父殿の誕生日を、初めて離れた土地で過ごした。

先日親父殿に選んだPapasのシャツがちゃんと届いたって、
かあさんからアリガトウのデンワ。
父さんと話せる？と電話口で待てば、

「お〜〜〜〜ぅ」
・・・・・・・あらヤダ父さん、寝てたんだね。
「まあ、ゲンキでやれよ！」
っていつも最後にお決まりのコトバ。
ちゃうやん、父さん、それワタシが父さんに言いたい言葉。

ムスメがいくら親をココロにかけてみても、
いつだってもっともっとでっかいものが帰ってくる。

今日もみどりがきれいだったよ。
おひさまに照らされて、ひとひらずつ違う色をしてた。
あなたの空の続きの下で、ちゃんと大切なひとと手をつないでいるよ。

見せてくれてありがとうね。
イノチをくれてありがとうね。

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最近よく会う彼女である。

「いや〜あ、また会ったねえ」と
うしろから弾むようなハスキーヴォイス。
今日もカイシャの帰り、最寄りの駅でしばし立ち話。

彼女はこの６月に結婚する。
お相手のことも私は知っている。
ひまじんを始める前に勤めてた事務所の仲間。

１年前の春、ワタシはそこを辞めたのだった。
ちょうど入れ替わりのように彼女が近所に越してきた。
それでも、ずいぶん長いこと彼女に会うことはなかった。

「また気軽に事務所に遊びにきてよね」
彼女の言葉がうれしかった。
「うん、ありがとう」
ワタシが言った。ちゃんと彼女の顔をまっすぐに見て。

こんなふうに話ができる日が来るなんて思わなかった。
もうみんなと交わることはない、そう思い決めていたあの日。

彼女は彼女の道を歩く。
ワタシはワタシの道を。
その道がどの方向を向いているかなんてわかりっこないさ。
東か西か。北か南か。

また会えるかもしれない。
その日までがんばろうね。

言葉にならない声が手をつなぎあう。

バイバイ！
大きく振ったその手が気持ちよかった。

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静かな日曜日です。

目をさますと、トウキョウはうすいグレーにつつまれて、
ほおら、雨だよ。
ささささ、とやわらかい音がします。

おひさまが、お疲れさま、と言って
やさしい子守唄をくれました。

お天気の空も大好きだけど、
こんな日もとても好きです。

ＴＶも音楽もつけないで、
外の通りのクルマが雨をはじく音を楽しみます。

ぱちぱちぱち、とキーボードをたたく音が
そうっと雨に和してなんだかおちつきます。

こんな時は、ココロがおしゃべり。

ココロと言葉が手をつないで、にこにこします。
ゆっくり散歩をしているみたい。

おだやかな時の波に揺られて、
幸せな日曜日。

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・・・今夜はＹＵＭＩＮＧで。

１週間たちました。やっぱり（笑）
パンドラはすこし言葉すくなになっていま砂。

あなたはいつもそばにいるし、
あなたを忘れていないけれど、

なんだか言葉がすうっと出なくて、
あなたを訪ねていくことができなくてごめんね。

だけど伝えたいことはある。
だけど書きたいことはある。

生きているからしょうがないね。

春の空はうすい青がやさしくにじんで
地に咲く花が目にとびこんできます。

花は何の言い訳もしないで、
ただイッショウケンメイに咲く。

ひとも花。

あなたのイノチがあなたらしく咲けばいい。
赤い花も
青い花も
黄色い花も

あの花になれなくてもいいんだよ、って自分にいいきかせる。

明日もおひさまに会おう。
おはようの声があなたにとどきますように。

先頭 表紙

気がついたら、１週間に一度くらいの日記ペース。
むむむ。本意ではないで砂。

ゲンキですか？
ワタシはちょっと熱がぴゅ〜とか出たりしていました。
金曜の朝、なぜか歩く足運びがだるく、廊下を歩くとよたりよたり。
なんとなくカラダのふしが痛いかんじ。

「パンドラさ〜ん、あれ？？？　寝てますよお、大丈夫ですか？
アッわかったあ、きのう飲みでしょ？　フツカヨイですかあ？？」
「でへへへ、いや〜スイマセン、なんでわかるんですかあ、困ったなあ〜」

とほほほ。
ちゃうねんけど（あ、飲みは毎日晩酌してるからホント＾＾；）。
だってさあ、朝からああでこうで、なんて言われへんでしょ。

こういうの、日頃のおこないのなせるわざだよね。
とほほほ（再）。


ところで。

最近ずうっと考えることがありました。

ワタシはすごく腹が立ったとき、言葉にできないことが多いです。
ぐうううううと自分の中にはいってきて、そのまま腐っちゃう感じ。
もしも生のままでポンと出ちゃったら、
言葉は怒涛のように荒々しくてきたないまんまで、すごくいや。

あ、でも今、ふと思ったです。
自分は何のために怒っているのか、ってことなのかな。
荒々しいキタナイ言葉が自分の中から生まれてくるのを恐れるなんて、
まだまだだな。

ひとを思い怒る。
ひとを思い泣く。
ひとを思い祈る。

そんな心がうつくしいな、素敵だなあ、と思うです。

喜怒哀楽に差をつけることなんてない。
全てが自分が持つ感情。ぜんぶきれいに流れるといい。恐れることなんて何もない。

潔くはっきりと、自分の心を差し出せる。
そんなあなたが好きです。


ワタシは道徳家でもなんでもない。
でも、北風のように人のココロをもぎとろうとするアナタには。・・・・・。
詫びるときでさえ、自分の都合を頭にいれるアナタに、失望しています。
人はアナタのさみしさを埋めるためにあるのですか？



なんだかもやもやしててごめんなさい。
明日もどうかゲンキで。

いい夢みてね。

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今日はとっても雲がきれいな日。
もすこししたら、母を連れて公園へ行こう。
春の空にうかぶ元気な雲たち、ぼんやりと見ていたいよ。

実は先週の土曜日から、実家から母が来ています。
横浜にいる弟んちのムスメたち、というか、姪っ子たちが
それぞれ小学校と幼稚園にあがるというので、お祝いです。

それにしても。

なかなか会えない母、
もう母になっていてもおかしくないムスメ、
なのになのに。このちいさな部屋にいるふたりは、
奈良の実家にいる頃と、ちいとも変わりゃしないじゃありませんか。

怠け者のムスメはなんにもしないのであります。
冷蔵庫に眠ってた食材が、どんどん母の手でお料理されて、すっきり。
おまけに、カイシャから帰ってくると、なんとなくモノが増えている。

「買っておいたから！」と机の上には、ビタミン剤が鎮座。お菓子の山。その他もろもろ。

あ〜〜ん、わかってるんだよう。オネガイ、スペースに収まるだけのモノかどうか考えて〜〜。
なんて、言っちゃあいけないなあ、と今、思いつつ。

ごめんね、かあさん。

ホントは今日、母を東京駅へ送っていくつもりだったんだけど、
もう一日、一緒にすごすことにしました。ということは、
月曜朝のラッシュ時間に、ふたりして電車に乗るわけで砂。
帰り道、少しでも身軽にしとかなきゃ、ということで、
母は宅急便のオネガイに外出中です。

ああ、また何か買ってきてくれるんだろうなあ（苦笑）

この１週間、なんにもしてあげられなかったから、
今日くらいは、ちょっとは何かできればいいなあ。
ほんのすこしは、やさしくしてあげられたらいいなあ（照）

晩ご飯は、激混みのお寿司屋さんへ行ってみるつもりです。
ウチでは、お寿司は何よりのご馳走なので。
無事に食べられますように！

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４月になりました。
こちらでは、すっかりごぶさたのパンドラです＾＾；

お元気ですか？

ここ最近、ワタシはデジカメをバッグにしのばせて、
道端でしゃがみこんだり空を見あげて仁王立ちしたり、
オフィス街ではあまり見かけない姿を披露しています（笑）

ひまじんで１年すごして、きれいな写真をいっぱい見せていただいて、
見よう見まねで写真小僧しているわけで砂。

今までずうっと励ましてくれていたおひさまの光や空の青や、
いろんな風景を画面を通して絵にしていくのはとっても楽しい。

もっともっと楽しくなりたいな。


写真をとる、ということで今ふと思い出したことがあるよ。
先月、四万十へ旅した時のことです。

ワタシはその時、大好きな写真を撮られるおふたりに囲まれて、
足摺岬をてくてく歩いていました。
一緒に目の前に広がる海を見下ろし、木々がみどりに繁る道でおしゃべりしました。

カメラを持つおふたりは、うつくしいものに貪欲です。フットワーク軽い。
「わあ！　きれい！」と言うより前に、カラダが動いてるという感じ。

ただ、そこからがすこし違っていました。

おひとりはすうっと何気なくその対象に近づいたかと思うと、
すこし息をしたのかな、と思うくらいの自然さでそこから離れていきます。
「え？」とこちらが拍子ぬけするくらいです。

おひとりはひたすら対象を見つめます。まるで情熱的な求愛のようです。
通る人がその姿に思わず目を奪われるほどです。
熱い、あつい。

その姿は、満ち潮と引き潮のように、どこかが響きあって調和している、
そんなふうにも思えました。
文章にするとまるで正反対でも、心が揺さぶられる素晴らしさは一緒です。

そして、私たちの前にお披露目される写真たちには、
やっぱりそんなおふたりのたたずまいが息づいています。


写真のことを書いたけれど、言葉だって、絵だってそう。
そこには、それぞれにイノチをふきこんだ「そのひと」がいるのだと思います。
ゆっくりと読んで味わいたいな、と思います。
大切にしなきゃいけないな、と思います。自戒もこめて。

書くことが好き、だから書く。
撮ることが好き、だから撮る。

わたしたちは、死ぬまでは、ずっと発展途上なんだもの。

一瞬一瞬を大切にする、あなたをすばらしいと思います。

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ひらひらひら

空の色が映るほどうすく、ココロのひとひら切り取って

あなたに見せたいんだよ

あなたの指がやさしくすくいとってくれて

くちびるにそうっと運んでくれたら

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すっかり春になったので、桜に会いに行きました。
あのひとに出会った季節なので、思いは格別です。

桜が見所の場所だけあって、ヒトばかりです。
自分もヒトのくせに、人混みは大の苦手です。
ちょっとナナメに見たりします。
ホンマに桜キレイだな、ってアナタうれしい？なんて。

みんな思い思いにお弁当広げたりお昼寝したり、
カメラをばしゃばしゃ。
そんな中でイチバンゲンキだったのは、春の風だったよ。

土ぼこりがわああああんと舞い上がる。
顔や髪やスカートが砂にたたかれて、
すっかり悲しくなる。

ふと見ると、桜の枝を手折ってるヒトが何人もいて、
がっかりする。腹がたってくる。
こんなだから、桜だってやさしくなんかないさ。
おバカさん。さあみてごらん。あなたにはワタシはとどかないよ、

なんて桜に言われてる気分になる。
あなたの美しさ、たくさんたくさん見ていたいんだよ。

いたずらな春の風がうらめしくて、しょんぼりと歩いていたら、
ほら。

深い緑にぽつりぽつりと浮かんでいたよ、桃色のしずく。
さわさわさわ。ざわわわ。
思わず近くに駆け寄って見る。

強く煽る砂まじりの風にも、顔色ひとつ変えない桃色の椿。
可憐な姿はそのままに、まるで風と遊ぶように。
そうだね、あなたは負けやしない。

あなたのイノチが絶える時は、あなた自身が決めたその時。

そんなあなたが愛しくて。可愛くて。
あなたの夢はきっと叶う。きっとかなうよ。

先頭 表紙