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日々徒然日記


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2005-08-18 神の代理人(激しく謎)
2005-08-17 『寅、おまえ毎日おんなじネタだな(大熊猫の叫び)』
2005-08-16 結局
2005-08-16 持つべきものは
2005-08-15 反省したよ
2005-08-15 マジ?
2005-08-14 馬鹿じゃねぇの。その2
2005-08-14 馬鹿じゃねぇの。その1
2005-08-14 馬鹿じゃねぇの。その4
2005-08-14 馬鹿じゃねぇの。その3


2005-08-18 神の代理人(激しく謎)

ごきげんよう。

私がロンドンの不心得女のことで腹を立てている間に、ドイツでは一大イベントが起こっております。っつーのはあなた。

『新教皇ベネディクト16世(だったっけ)・ドイツ名ラッツィンガー』

が、初めての海外遠征(もっといい言葉があるはずだけどどうでもいいや)で、ドイツのケルンに来ているんでございます、ええ。で、ドイツ人大フィーバー。残念ながら、あたし途中までしか実況見られなかったんだけども。

ちなみに、ラッツィンガーは、『パパモビール(見世物小屋のついた車・ドイツメルセデスベンツ社製)』でも、『黒塗りのリムジン』でもなく、でっかいフェリーに乗ってケルンの大聖堂までやってまいります。何でかっつーと、聖書に載っている『3人の王(キリスト生誕のときになんか出てくる)』が、『船でケルンにきた』という言い伝えがあるんらなんだそうな。つまりマネっこ、と、そういうわけですか。

でもさぁ、すげぇよな。前にも書いたような気がするけど『地上の栄華の極み』だよな。なんてったって『神の代理人』だぜ? お金の裏に顔が出ちゃうんだよ? しかもあんた、偉いおっちゃんたちが、膝まづいて手にちゅっちゅしに来るんだよ? すげぇ。まじすげえ。たぶん世界で一番偉いと思うよねぇ。だってあんた、どこの国民かどうか関係なく、世界中で偉いんだからよ。

しかし、かわいそうにラッツィンガーは、どう見ても、ものすごーい『権力欲の亡者』に見えちゃうんだよね(爆)。手をさ、『バーっ』と上げても、なんだかさ、ちょっとさ、…何だか(ため息)。いっちゃなんだけど、『成金』みたいなんだもん(爆)。

コメンテーター曰く、『前教皇があまりにも天才的な役者であり、10ヶ国語以上を話し、世界中の政治家、著名人と親交が厚かったために、私は、彼の後継者は本当に不幸だ、と繰り返してきました。しかし、それらもかかわらず、彼はうまくやっているほうだと思います』とのことなんですが。いや、うまくやっているかいないかわかんないけど、ちょっとあの人相をどうにかしたほうがいいんじゃないかと、あたし、非常に、なんつーんでしょうか、思うんですけど(爆汗)。

それはそうと、前教皇のお葬式のときに、各界の著名人に混じって、ヨボヨボの車椅子に乗ったじい様(白い牧師の服を着ている)がいたのがテレビに映っていたのですがね。
あたし、おはずかしながら知らなかったのですが、彼はフレール・ロジェ(私のフランス語を信じないように)というプロテスタント教会のじい様で、フランスに『何とか』という(苦笑)、宗派を超えた組織というか、共同体(修道院みたいなもの?)を作った、大変な功労者であったらしいですな。で、カトリックとプロテスタントはまあ、『仲良くしましょう年』があったりとかして、頑張っているのですが、まだ要するに違うものですのでね、公式に行き来はないのですが、とにかくすばらしい人だ、というので、前教皇の葬式に呼ばれた、と、それは大変画期的なことだったらしいのですが。

そのじい様がさ、火曜日に36歳の女に殺されたらしいんだよ(激爆)。
彼女はすぐ捕まったものの、理由についてはまだ述べていない、とかいうのですが、ようするに、カトリックとプロテスタントの軋轢が理由ではないか、と。

本当にヨボヨボのじい様だったんだよ? 朝起こしに行って死んでても全然驚かないようなじい様だよ、90才を全然すぎてるの。ほっといたってすぐ死ぬだろうに、何でそんなことするかね、あんた。

ため息。

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2005-08-17 『寅、おまえ毎日おんなじネタだな(大熊猫の叫び)』

ごきげんよう。

ロンドンからは何の連絡もないので、一応弁護士の電話番号をGETしておいたヤマダです。
怖いからほうっておけばいいや、などとこの期に及んで考えていないことを祈るんですが。少なくとも、返金してちゃんと納得のいく説明していただかないと。

ま、彼女も、要するに旦那の失敗のせいで矢面にたたされているわけであって、哀れっちゃ哀れだけど、そんな旦那と結婚したんだから仕方ないねぇ。しかも自分でごまかして失敗作を売りつけようとしたんだから言い訳できないよねぇ。

ま、あたしだったら、失敗したとわかった時点で素直に『すみません、実はカクカクしかじかで写真が失敗してしまったのですが、どうしたらいいでしょうか』って聞くね。そのほうが問題でかくならねぇよなぁ。っつーか、ヤマダの持論なんですが、『失敗は誰でもするもんだ。問題はどうやって立ち上がるかだ』、と思うんですが。

結局、そこで本質が出るよな。

そもそも、あの人、何であの程度の英語で結婚できたのかね? イギリス人てそんなにちょろいのか? そもそも外人と付き合っててなんで英語上達しないの? しかも家の目立つところに辞書あったっけ、あんたの家(謎)。

ちなみに、葉書の返品は、日本の苗字で送るように指定されたけど、それってどういう意味? 離婚したのか? 

あたしがいつも不思議に思うのは、何で言葉が通じてない、まともな会話というか、深い話が出来ない相手と付き合うかってことなのよね。そもそも、ある程度深いところで価値を見出してもらわないと、友達としてすらレベルが低いまんまだろうがね。ドイツにも一杯いるよ、そういうお姉ちゃん。ドイツ人はシビアだから結婚しないけどね。ま、本人たち納得して遊んでるならいいと思うけど。

ま、要するに、旦那もあんまし仕事ないらしくて、その彼に体のいい雑用係に使われているようですね。合間に、片言の英語で旦那におべんちゃら言ってたけど(すごいね、とか、その程度)、そんなんでいいのか、君の人生? 訴えられたら、君が代表なんだから一応、あんたが全部罪負うんだよ? 別に法廷で争う気はないけどさ、そんなことになったらあんた、強制送還だろ。せっかくビザとるの難しいイギリスに、どうやってしたか知んないけど旦那と結婚していられるようになってるんだから、もったいないじゃん。他の人なんて、ビザ取るのにえらい苦労しているのに、あんたその心配ないんだからさ。

っつーか、ああやって外人にいいように使われてる女って、見ててムカツク。『ロンドンに住んでて、旦那様はイギリス人のカメラマンであたしはメーキャップアーティスト』とか言いはるのは自由だけどさ、悪いけどもっと頑張ってやってる日本人大勢いるんだから、恥晒すならとっとと帰ってくんないかしらね。そんなのほかの人に失礼だし、そもそもそれでホームページ経由で日本から客取ったりするのって、詐欺じゃね?

ま、さすがに逃げるってことはないと思うけどさ、逃げたらマジ弁護士だな。弁護士出てきたらもちろん慰謝料と他の業者での取り直しの代金も請求するつもりだけどさ、どんどんドツボにはまっていくのがわかんないんだろうか、彼女。

ねぇ、世の中って本当の馬鹿がいるのは知ってるけど、そんなに馬鹿そうに見えない馬鹿もいるわけ? あたしわかんない。あたしだったら謝っちゃうけどね、怖いから。

っつーか、やつって、電話代を踏み倒して私の怒りを買ったルーム名とのソニア(スペイン人)と行動形式が似てるな。ああ、道理で、何か動くたびに気に障ると思った(爆)。

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求明様、やっほほ!!  ええ、あたくしも大層なアホなんですが、そういう不正なやつは大嫌いなんです。『世界征服』もいいですが、やはり人間心から変わらないとだめなので、『マクロビオティーク(菜食すると人間穏やかな性格になる、これマジ)』ではないかと。ああ、マジむかつくよね、ね!! / 山田寅次郎 ( 2005-08-19 09:06 )
まー、所詮人間なんてモンは、イザナギ&イザナミの(アダム&イブ)の組み合わせから発生した訳で、殖えてる間に近親交配なんかあって、アホーの因子がどこかに色濃く(脈々と)あるんでしょうね。でも、軽くアホーがかかっている身としては、マジなアホーは本当にむかつくので、時々「世界制服」を考えてしまいます。 / 求明 ( 2005-08-18 07:10 )

2005-08-16 結局

カメラマンの人と話したら、例のロンドンの写真。

彼曰く、『天気のよいときによくやる、露出の失敗をしたんでしょう。
完全に失敗作です。キャンセルですね。
いくらなんでもカメラマンの人は失敗したのはわかっているはずですから、文句は言わないでしょう。
失敗をどうにかしようと思っていじったから、変な色になったんですよ。
ネガを見ればわかります。
また、撮影、メイクなどは、完成した作品を受け取るために行っているものですから、作品がない以上
それらも当然キャンセルです。
ネガは、カッターナイフなどで一本線を引いてもらって、使用不可能にして送り返してもらえばよいでしょう。
何か言ってきたら、ネガの実費だけ払えばいいでしょう。ドイツでは一番高いもので5ユーロくらいです。』

だそうです。また、『あなた人のこと考えすぎですよ。プロが失敗したんだから責任とってもらわないと』
とも言われました。もっともですね。

で、その旨メールしてやった。
『きっと相手もごまかせるかなぁ、と思ってやったけど、怒り出したもんで、やべ、とか思っていると思いますよ』というので、そりゃそうだな、と。
ネガをよこさないのだって、見たら失敗がわかるからでしょ。

ああ、やっぱ専門にやっている人に話は聞くべきだな。
しかし、図々しいにもほどがあるな、やつら。

すっきりしたヤマダ。

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2005-08-16 持つべきものは

持つべきものはやっぱ友達だねぇ、と、しみじみと噛み締めてるヤマダでございます、ごきげんよう。

この間、知り合いの日本人のカップルが、何だか結婚祝くれたです。
といってもまだ若い方々だし、お金にものすごく余裕があるわけでもないので、別にいただく気持ちは全然なかったし、そんなによく会う人じゃなかったのですが、何だか大熊猫の店にきてね、置いていってくださったそうで。

なんかさ、総額6ユーロ(800円くらい?)くらいなもんなんですが、何だかすごい嬉しい気がしたよ。っつーか、その心遣いが嬉しいじゃん。別に学生からもらおうなんて全然思っていないのに、ありがたいよねぇ。

今回のロンドンの件も、いろんな人に愚痴聞いてもらったり、アドバイスもらったり色々して、大変ありがたくおもっちょリます。ありがちょ(照)。

というわけで(どういうわけだ、苦笑)。某てるくん、みのみの、べにべに。
お返しまだ送ってないんだごめん。でも買ってあるのごめん(汗)。
あなた方の恩は忘れていません。
だたちょっと、ちょっと送るタイミングを逸してしまっただけなのごめん。


ごめんごめんごめんごめん。


結局何の日記だ自分(爆)。

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2005-08-15 反省したよ

ごきげんよう。

昨日スズキ君。と『ロンドンの詐欺』について長々とチャットして遊んでもらった山田でございます(平伏)。真っ黒スズキったらそれはそれはまっとうな、しかしさすがにそこまで言えねぇだろこの年で(大爆笑)、というすばらしいメールを書いてくれたのですが、それは私だけの楽しみにしときます(笑)。

で、本日あたし悟ったんですが。
ああ、あたしは彼女をプロだと誤解していたから腹立ててたんだな、と。
あの人は、よくいる『自称アーティスト』ってやつで、プロフィールなんか見ても『これでキャリアって言うのはちょっとねぇ。知らない人ならだまされるかも知んないけど、ま、いまどき無理だろ』というものだったということに気が付いたのです。
日本人がよくやって問題になるのですが、キャリアを捏造、もしくはものすごい誇張して、どんな人がくるかと思って仕事させてみたら、これがあなた、何にもできない、という。だったらできなくて当たり前じゃんねぇ。まじめに説教してやって損したわ。

そんなのアホみたいにいっはいいるの知ってたのに、何であたしだまされたんだろう。
やっぱこれが『ロンドンマジック』なんだろうかね。

で、私が毎週見ている、いわゆる『普通の星占い』なんですが、今週、ものすげぇ当たったような気がするのでちょびっとコピペ。『みんなの占星術』で当たることってめったにないから、結構感動。

『人はよく、腹立たしいことや、むしゃくしゃすることについてまくしたてます。どうやら人は、不満に思っているものや、賛成できないことについて語るのが好きなようです。それなのに、自分が愛するものや、感謝していることについて褒めちぎる時間は、なぜか限られています。なぜそうなってしまうのでしょうか?理由のひとつは、愛といった深い感情を言葉で表すことが難しいからでしょう。
今週、あなたは問題に対処しなければならないかもしれません。たとえそうであっても、優しさや思いやりを表明する心のゆとりは残っているはずです。自分が愛するものに時間とエネルギーを傾ければ傾けるほど、すべてはよい方向に動いていくでしょう』

あたしは最近、悪いことについて文句を言いすぎたと反省。
あんたにはいい友達いっぱいいるじゃないか、自分。そんなに文句言わずに許してやれよ、自分。むしろ、非難される側でなかったことを喜べ自分。

こんなあたくしですが、見捨てないでこれからもよろしくです。



…だけどロンドンで写真撮るときは、T○moさんとか言う日本人女性がやっている、メイ○アップビューティというスタジオ(っても自宅)には依頼しないほうがいいわよ。
電話かけても感じいいし、ホームページの写真はキレイだけど、あれ、嘘だから(激爆)。

やっぱ反省してないじゃねぇかよ、自分(笑)。

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求明様、やっほー! コナンですか! こっちでもやってますよ! 新刊続きですね、めでたい(笑)。がんばればれー!! / 山田寅次郎 ( 2005-08-17 07:29 )
本は無事に出ました〜!(御心配、ありがとうですv)今、紙は「名探偵コナン」だけど良いのかしら?21日には「有栖川」の学生篇の仄かエッチ出しますが……(汗) / 求明 ( 2005-08-16 17:47 )
求明様 続き。そういえば、新刊無事に出ましたかー? 通販なさっておられたら、できたら購入したいので、ちょっとこのバタバタが終わったらメールしまーす。バタバタっつーのは、写真と葉書つくりなおさなならんのでね。ではではv / 山田寅次郎 ( 2005-08-16 16:18 )
いやーん、求明さま、やっほー(馬鹿ですか自分、苦笑)!!! つか、ロンドンの友人の『日本人社会と主婦の伝達力を知らないな。そんな商売してたら近い将来確実にぽしゃるでしょ』といったので結構すっきり(鬼)。っつーかあの反応じゃ、クレーム初めてじゃないと見たね。ところで『乖離』って何? 早速今から検索かけまーす。ありがちょーv / 山田寅次郎 ( 2005-08-16 16:15 )
でも!ワタシはどんな山田さんでも、大好きさ!(反省はしなくてもいいのよ!次の時に引っ掛からなきゃいいんだから!)そして、いやんな記憶は、「乖離」使ってでも、素早く抹消! / 求明 ( 2005-08-16 10:34 )

2005-08-15 マジ?

ごきけんよう。

これ書くと誰のことかすぐわかっちゃうと思うんですけど、今大熊猫がドイツニュースダイジェストという新聞読んでて、ドイツの報道とまったく180度違う記事があったのでびっくりしたんですが。

ドイツの某B市で行われている世界的な音楽イベントで、花形の出し物を振った指揮者の日本人の方への評価なんですけどね。

ドイツの新聞では、公演の次の日、いっせいに『責任問題だ!!! 何故あんな、キャリアも何もない日本人に、しかもあんなひどい仕事を、由緒ある音楽祭の、しかも花形の出し物で許したのか!!』などと、いっせいに非難ごうごうの大嵐だった、ということなんですが。ええ、何しろ、彼は某超有名指揮者の愛弟子だ、という触れ込みだったんですが、オペラ振ったことないらしいですな。それをあなたいきなり、オペラも、しかも指揮者が『いつかは振りたい』とあこがれるような大曲の指揮者に、何で抜擢したのか。どのような経緯があったか知りませんが、私の知り合いの音楽関係者(ドイツ)などは『○○さん(音楽祭に名前がついてる人の孫)、もう年だから頭○っちゃったんじゃないの(つまり、どんなにひどくても、彼がOKを出せば、音楽祭に乗せられるらしい)』といっていたくらいですから、それはそれはそれは、本当にひどかったらしいです。テンポが違うとか、そう言った次元でひどかったらしい。つまり、話にならない。

これがあなた、ドイツ人だったら、まだよかったんでしょうが、なにもわざわざ日本人を、キャリアもないのに、しかも花形の演目で振らせることはなかったんじゃないか、と、そういうことで余計に怒りが広がっている模様。

それなのに、ああ、それなのに。その日本の新聞には、

『演出にはブーイングが出たが、透明感を引き立たせた演奏を引き出した彼には暖かい拍手が続いた』

と書いてあったらしいんですが。そもそも、『暖かい拍手』って何だ? 何で暖かい拍手なんていう言葉が、プロの指揮者に許されるんだ? その表現は非常に変だぞ。何しろお客さんはこの大舞台に大したお金払っているんだから(チケット2年待ちだとか言う)、『暖かい』拍手なんか誰も出さないぞ。っーかむしろそれって、

『馬鹿にされて嘲笑された』

ってことじゃねぇのか、おい。じゃなかったら、身内が一生懸命あきらめて拍手してた、とか、そういったことじゃねぇのか、おい。
それに、初日って言うのはそもそも、ものすげぇ大金持ちばっかり来るものだから、そんな人たちは『ブーっ!』とかあからさまに言わないよ?

そもそも、あたしよくわからないけど、某ドイツ人大作曲家の楽劇を褒めるときに、『透明感』ってあんまりいわねぇよなぁ。
ちなみに、演出にはブーイングはかなりの確立で『出るもの』です。

要するに某大作曲家の音楽っつーのは、ぶっちゃけていって『終わらなく繰り返すオルガスムス』そのものなので、透明感、という言葉がそれに当てはまるとは、よくわかんないんですけど。

何でキャリアもないのに彼が起用されたかねぇ、ドイツ人にも別にいたはずなのにねぇ。やっぱ金かしら。

っつーか、情報ちゃんと流そうぜ、日本のマスコミよ。

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2005-08-14 馬鹿じゃねぇの。その2

続き

『とにかく、どのような方にこの紙をお見せになったか存じませんが、明らかなことは私が申しましたとおり、ある程度の年齢層、またはクラスのかたがたにお送りするには、これはあまりにもお粗末、ということです。
まさに、ご家庭で自分で作ったという感じです。お金を出してお願いする価値はないと思われます。
T様ご自身に置かれましては、もう一度、機会がありましたら、正式な日本の結婚葉書というものがどのようなものか、ご覧になって置かれるといいとは思いますが、それは私の関知することではございません。

印刷する前にリタッチをなさろうがなさるまいが、そんなことはプロとして当たり前のことではないでしょうか。家庭用プリンターで出力する前にも、フォトショップなどで色々と画像を加工してから印刷する、というのは、今日の日本では普通に行われていることです。ドイツでもやっています。
また、T様が書かれておられましたように、お写真をsnappysnapsという大型写真チェーンに出されたら、ピンぼけで何とか、とおっしゃるのはもちろんそうでしょうが、それは卑しくもプロとしてキャリアを多少なりとも積まれている方がおっしゃる言い訳とは到底思えません。
レストランに行って、出てきた食事が『まずい』といったら、『コンビニ弁当のほうがもっとまずいだろう』と言いかえすようなものだと思いますが、いかがでしょうか。
そうだとしたら今まで頑張ってお仕事をしていらしたご自分が、あまりに気の毒だと思いませんか。

プライスは、T様がいくら市場調査をされたところで、そんなことはどうでもいいことであって、この商品に見合った値段ではない、と言うことはあきらかです。もしクオリティーがよければ、この倍の値段を払っても惜しくはないということはお分かりでしょう。私はけちな人間ではありません。

ですが、私はもちろん、プロのモデルさんでも芸能人でもありませんが、仕事の関係上、プロフェッショナルな方にメイクをしていただいたり、写真をとっていただいたり、また、長い間、ブライダルショーの仕事も受けていたりいたしましたので、まったく、T様が身を置かれている世界について、皆目見当がつかない、ということはありません。この手のものの『平均的な出来』がどのていどのものであるか、残念ながら私は存じております。日本においてすらそうなのですから、ロンドンにおきましたらいかほどでしょうか。

もちろんクレームをつけられたのですから、T様としても何か言い訳をなさりたい、という気持ちは十分理解できます。私もフリーで仕事をしていた、そしてまた、フリーでしていこうとしている人間です。また外国でがんばっていこうとしている人間に対して、尊敬もしています。そのため、クレームをつけるにあたりましても、決して私一人、また主人と2人だけの意見で決めたのではありません。所謂私と同業の人たちに見せ、国民性の違いも考えまして、ヨーロッパ人、そして日本人にも意見を聞きました。それは蛇足になりますが、残念ですが評判は大変芳しくありません。ですが、その件につきましては、別のテーマということにいたします。

申し上げても無駄だとは思いますが、以上がクレームをお送りいたしました経緯でございます。とも様が何か誤解をなさっておられるような印象を受けましたので、蛇足とは思いましたが、書き添えさせていただきました。決して、たちの悪いいちゃもんをつけているわけではないということは、お分かりいただけたとおもいます。


続く

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2005-08-14 馬鹿じゃねぇの。その1

ごきげんよう。昨日は大して怒っていなかったのですが、本日、相手方から返答がきまして、その内容に非常に気分を害したヤマダでございます(平伏)。

彼女曰く、『葉書は日本のインクプリントジェット用のをお見せして、同じ厚さのものを使いました』『プリントする前にリタッチしました』『他の大衆店に現像を頼んだら、もっとひどいです』『ロンドンで価格調査をして、価格を決めました』『ロンドンでは紙はとても高いです。』『葉書のプリントの品質に関しては、他の方からクレームをつけられたことはありません』『ですがお金はお返しいたします』。だそうです。

言っていいでしょうか。

あんた馬鹿じゃねぇの(ここ思いっきり太字)。

っつーわけで、怒りのあまり、持てる能力をフル活用して再びメールを書いた私。

『Mアップビューティー・Tさま


ご多用中早々のお返事、どうもありがとうございました。
葉書の紙の件ですが、確かにパソコンでデザインは拝見させていただきました。見せていただいたファイルの中に、もしかしたら葉書の実物がファイルとして入っていたかもしれませんが、その際は、デザインのサンプルとして拝見したので、私の記憶では、実際、手にとったことはないと思います。
とも様が、何度も『日本の葉書に印刷することもできますよ』とおっしゃったのはよく覚えております。
その際、私は、『『葉書でしたら』別にわざわざ日本のでなくても結構ですよ』と申し上げました。
その件につきまして、主人も同意見でございますが、そちら様サイドは、とも様ご本人しかおられませんでしたことは明白ですので、『見せた、見せない』という議論は無駄だと思います。

また、拝見するに、そちら様のプリンターで、これ以上のクオリティーの葉書を印刷することができないのも明白ですので、返金していただくのが一番いいかと思われます。時間もかなり無駄にしてしまいましたので。

『写真を貼り付けて手作り風にしました』と最初のメールで書かれておられましたのは、それでしたら、写真は写真、葉書は葉書で印刷して、体裁が整うと思われたからだと推測いたしますが、その件につきまして、事前には、まったくご説明がありませんでしたね。何度も繰り返すようですが、手作り風なら手作りすればいいことです。
印刷機のクオリティーに関しましては、私は実はその時点で懐疑的でございました。ですから、お返事のメールで、『手作り風に貼ることはせず、普通の写真と一体化した葉書にしていただきたいのですが、それは可能ですか?』と伺ったはずです。それで何もその件に関してお返事がありませんでしたので、正直言って、大丈夫なのかと思ってはおりました。とも様はプロのメイキャップアーティストであって、プリント屋さんではないのは明らかですが、仕事を受け負った以上、その件に関して、もう少しお考えになったらいかがでしょうか。
お話をしていて、またメールのやり取りをしていまして、ともさまが頭のよい方でいらっしゃるというのはよくわかります。少なくとも、私は『できません』ととも様が私に言うチャンスを差し上げたわけですから、その件につきまして、不愉快な気持ちや、自己弁護の気持ちが当然発生してくることはわかりますが、私に非はございません。



続く

先頭 表紙

2005-08-14 馬鹿じゃねぇの。その4

続き

でも、彼女はまんまとイギリス人の旦那と結婚できたんだから(英語が大して全然できないのにもかかわらず)、やっぱある程度頭のいい人なんだとは思うよ。わりと仕えている感じではあったけれども、そんなことだけで結婚できるんならそうすりゃいいんだよ。そういったことに代表される、彼女の世渡りの上手さというか、狡猾さ、みたいなものは、私はある意味評価できると思う。口先だけで実力と真心が伴わないんだから、尊敬はできないけどね。文句があるならイギリス人と言葉できないのに結婚してみな、といわれたら、その点は素直に賞賛するね、あたしは。

っつーわけで、何だか『わかってるくせに何だかわかんない振りしてる悪賢い女』とのやり取りに大層くたびれた私。あたしだって喧嘩はしたくねぇんだよ。長々とメール書きたくないわけ。一日中いやな思いをする上に、葉書注文しなおさなきゃなんないじゃんかよ。こんな葉書50枚作るのに、1ヶ月かかってんだよ、日本だったら縛り首だよ、あんた。

もしどなたかがロンドンで写真をとりたい、という希望があったら、Tさんとおっしゃる日本人女性が代表を勤めてらっしゃるM・U・ビューティというスタジオには頼まないほうがいいと思われます。非常に表面的に見え透いたお世辞を言ってくださいますが、注意が必要です。そもそもスタジオ持ってないけどな、そこ(爆)。

あたしたちが悪いとしたら、それはそこに写真を頼んだことだな。

50枚で、ぺらっぺらのご家庭用のプリンターで印刷、しかも作業はご家庭用ノートパソコンというシロモノで、日本円にして1万円以上とるのはあんまりずうずうしいんでないかい? 仕事ないのはわかるけど。

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2005-08-14 馬鹿じゃねぇの。その3

続き

『重ねて申し上げますが、デザイン上の件につきましては、私どもがお願いしたまったくその通りの仕上がりで、とても可愛らしいと思います。ですので、単に『紙』と『印刷』という、誰でもできる程度のことに問題があったばっかりに、これを皆様にお送りできなくなってしまう、というのは大変残念なことです。

また、私どもは、写真をとるにあたり、ネガを頂戴できるというお約束になっていたと思うのですが、それは私どもの勘違いでしょうか。前述の通り、申し上げるのが残念ですが、評判があまりよくないので(モデル云々より色彩に問題があると口を揃えて言われます。あんなに天気がよかったのにおかしいですね)、ネガをいただいたからといって、それをこちらで現像するということはいたしませんが、お値段に含まれているものと解釈しておりますので、それも送っていただければ幸いです。私どもは写真といっしょに送られてくるということと思っておりましたが…。

お品物ですが、1両日中にポストに行きまして航空便にて送らせていただきますが、送料は4ユーロだそうです。
4ユーロが何ポンドになるのか私はわかりませんが、それはT様のほうでレート換算していただければ幸いです。
葉書に関しましては、私どもの写真が入っておりますので、肖像権が発生いたします。
私どももうるさく言うつもりは毛頭ございませんが、いただいたお返事に関しまして気分を害しましたので、返品という形になることは承知しておりますが、お手元に届きましたら、即刻すべてを廃棄処分していただきますよう、要求いたします。

主人の銀行の口座の情報は以下の通りです。

もしくは、チェックでお送りいただきましても結構です。その場合、レート換算が面倒ですので、ポンドでお送りいただきますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。
お値段の詳細につきまして、私どもが悪いといえば悪いのですが、T様を信用しておりましたものですから、納品書(というのかわかりませんが)をなくしてしまいました。ですから、葉書にいくらお支払いしたかまったくわかりませんが、その件につきましても信用させていただきますので、よろしくご判断いただければ幸いです。

末筆になりましたが、ご主人様が、ドイツのエージェントと契約されたそうで、大変おめでたく、心よりお喜びを申し上げます。ますますのご繁栄、ご活躍を心よりお祈り申し上げます。

それでは取り急ぎ用件のみにて失礼させていただきます。
時節柄ご自愛くださいませ。

ヤマダ(仮名)』

っーか、あたしっていい人だよな、マジで(激爆)。
彼女の誤算は、今まで『ロンドン』というブランドにあぐらをかいて仕事をしていて(といっても、そんなに仕事なかったと思うぞ、マジで)、しかも若い子相手だったらだまくらかしていられたものが、ここに『小娘』じゃなくて『おお婆』がきてしまった、とそういうことに尽きると思うんですけどね(苦笑)。っつーか、あの人馬鹿じゃないと思うので、さすがにやばいのはわかったと思うよ、だって返金する、っといってきてんだもん。『あたしは悪くない。でも返金する』ってのは、どう考えてもおかしいよな。

ま、ロンドンって土地柄、競争相手は腐るほどいることは明らかなので、ああいう人はどんどん仕事がなくなっていくんだろうから、ま、あたしが何とかということじゃないんですけど? 日本でだって仕事ないだろ、あれじゃ。日本の業界はそんなに甘くないだろ。


続く

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