WOWOWで…
これ見る前からこの映画の公開時に
展示してあったお台場合衆国のTAJOMARUキャラクター等身大フィギュアを思い出し
ボタンを押すと「俺は多襄丸だ」と小栗君がしゃべってくれるっていうのが
強烈なイメージとして残ってて…
見始めてから…そのイメージは全く消えちゃったけど…
しかし…TAJOMARUってどっかで聞いたこと有ったよねってくらいの私。
芥川先生…ごめんなさいね。
幼少のシーン。。。ああいうのって何だか残酷だよね。
だって…芋泥棒の子供を家来にし…
その子ってそれで幸せに暮らしましたって思うじゃないですか…(=_=)
なのに…その子は何と御所様の慰み者になってしまい(これって性的虐待だけど
その時代…誰もそのことを責められないよね…やられた者負け)
やられっぱなしでは済まない桜丸は…
って展開。
私はこの作品は確かに多襄丸と阿古姫と直光の三人の言い分の食い違いも核として
あるとは思うけど…
桜丸の反逆っていうのが主なんじゃないかしらね?って思うのよ。
で、その田中君なんだけど…
全くもって悪い子には見えないのよねぇ…(だから御所様のツボなのか?)
彼の本心が畠山家の乗っ取りだと分かっても全然汚れ感が感じられないの。
幼い頃から御所様に性的虐待を受け続けたという彼は確かに考え方が
おかしくなってしまったかもしれませんね。
だから…芋泥棒として捕らえられたのに
救ってくれた直光君の為に忠誠を誓うどころか、
彼を落とし入れ全てを自分の物にしたくなった。
自分はあんな爺に抱かれて辱められてるんだからそれも当然だとばかりに…
でも…残念ながらその悪い子感が皆無なのよね。
そういう風にしか見えない彼をワザと監督は起用したのかな?
でも何故?っていう疑問ばかり残るのよ。
お姫様も…何だかなぁって感じ。
彼女、どっかで見たことあるって思ってたら
あの「鹿男あをによし」に出てた人だった。
私はこの手の顔があまり好きでは無いので
何で?彼女がヒロインなんだろう??って思ってたら
彼女ってサラブレッドだった。
まぁ…2世タレントのククリから抜け出せてるのか?
このまま芸能の道で成功するのか?分からないけど…
親が親だし…それなりに生き残るんでしょうけど…
どうでも良い存在でした。
この作品は確かに松方さんの演技は凄いし(死にそうなのになかなか死なずずっとしゃっべってた)
萩原さんの存在感も感じられるけど…
結局、小栗君のファン向け作品なんだと思う。
彼は盗賊になっても美しかったよ。 |