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セブン○レブン物語

バイトの話しを書いていこうと思ってます。
でもその前に書きかけのお話しを終わらせないと。。。(怒濤の汗)

目次 (総目次)   [次の10件を表示]   表紙

2001-07-17 短編  ひと夏の恋  page 3
2001-07-15 短編  ひと夏の恋  page 2
2001-07-13 短編  ひと夏の恋  page 1
2001-07-12 恋物語  瞬  最終章  〜.:〜.:〜 桜 〜.:〜.:〜
2001-07-10 恋物語  瞬  第13章  満月の夜
2001-07-09 恋物語  瞬  第12章  おかあちゃん
2001-07-01 恋物語  瞬  第]T章  過去からの手紙
2001-06-26 恋物語  瞬  第]章  想い
2001-06-25 恋物語  瞬  第\章  降り積もる雪
2001-06-24 恋物語  瞬  第[章  白い雪にあかい花


2001-07-17 短編  ひと夏の恋  page 3

おはよう。
みんな、不思議いっぱいって顔だね。
よし、昨日の続きだ。

今から2ヶ月程、前のことだったんだ。

「ねえ。」
「ん?何?」
こうしていつも、祐二から問いかけてくる。
「お前なぁ、やめれって。
人がいない時に呼んでくれよ。
俺ってば、変な奴に思われちゃうだろ。」

「潤が口に出して言わなきゃいいんだよ。」

「俺、そんな器用じゃないよ。
頭で答えるって出来ないの!
ん・・まさか、お前、俺の頭ん中、読んでねーよな・・」

「僕、そんな事、しないよ。
そんな覗き見、みたいな・・こ・・と・・。」

「ごめん、ごめんってば!それで何、なんで呼んだの?」

ちょっと涙声だった祐二はちょっと拝むような声色で、
「ん〜とね。ちょっと頼みがあるんだ。」

げっ死者の頼みかよ。
なんか、ろくでもない事じゃないよな・・

「よしよし、祐二君、事によったら聞いてあげなくはないよ。」
俺はひくひくしながらちょっと意地悪く言った。

そしたら祐二は、
「いやだぁ。聞いてくれないと僕は死んでも死にきれない〜!!」
と、大声で言うのよ。おいおいだよな。
おまっ、もう死んでるんだけど・・。

「しゃあねえな、言って見ろよ。」
 
「うん。あのね・・・・。」



って、こんな具合に俺達は仲良く?なったんだ。
ん?
何の頼みかって?それは明日だな。
さてと、学校、行くか。

  2020.7.17 jun.

先頭 表紙

びっくり(◎-◎) 仙川様のとこから帰ってきたらコメントが〜♪ありがとうございます〜☆ / 星くず ( 2001-07-17 02:40 )
おや〜もう仲良くなってた〜♪  / 仙川 ( 2001-07-17 02:37 )

2001-07-15 短編  ひと夏の恋  page 2

うん。いい天気だ。
それでは昨日の続きを書こう。

移植手術の終わった時だった。
何か、変だったんだ。
妙な違和感というか・・・
朝、起きると涙の後が残ってるし。
普通、泣かないよな。
夢は全く覚えてないんだけど・・

ある日、僕は声を聞いたんだ。
そう。
全然、聞いたことのない声を。



「ねえ。」

ん?

「ここはどこなんだ?」

なんだか独り言のような声

「はあっ?何言ってんだぁ」
僕は自然と口について出たんだ。
そしたら、どっとみんなに笑われた。
当たり前だ。テスト中だったんだ。
みんなから居眠りしてただろってからかわれるし、
もう、気分は最悪だ。

これが、僕と祐二との出会いだった。
出会いっていえないかも知れないが・・

さてと、今日はここまでにしとくか。


    2020.7.15 jun.

先頭 表紙

爽やかでいて、切ない・・かな〜?(^^ゞ / 星くず ( 2001-07-15 22:46 )
今度の作品は〜あっさりでいて〜ぎっしりですか〜♪ / 仙川 ( 2001-07-15 22:37 )

2001-07-13 短編  ひと夏の恋  page 1

僕の名前は潤。
実は半年前までは殆ど、病院暮らしだった。
子供の頃からの腎臓が殆ど機能してなかったから。
それで僕は移植手術を受けたんだ。
最近の医療はとても発達していた。
だから、移植を受けたいと申請すれば翌日には全てが手配されていた。
臓器がどこから来るのか、
それは解らない。
多分ネットワークが整備されたからかもわからないけど。
僕には祐二くんの臓器が移植された。
15歳で突然死した男の子
ちょうど、僕と同い年の少年だ。

何故、わかるかって?
それはおいおいと説明していこう。
今日はこの辺で。


    2020.7.13 jun.



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先頭 表紙

新たな〜お話は〜日記ですか〜♪ どんな〜物語ですかね〜♪ / 仙川 ( 2001-07-13 20:59 )
今度は日記形式です。男の子になって書きます(^^ゞ もちろん、実話ではありません(^^ゞ / 星くず ( 2001-07-13 20:48 )

2001-07-12 恋物語  瞬  最終章  〜.:〜.:〜 桜 〜.:〜.:〜

桜が舞い散る墓地。

芙美と瞬は母の眠る墓前にたたずんでいる。

あれから、3ヶ月経っていた。

母は眠るようにこの世を去った・・。

満足な笑みを残して。



「母ちゃん。・・とうちゃんと一緒だよ。」


母の荷物には。和紙に包まれた父の写真があった。
芙美との写真があった。

そして、内科の薬の袋。

瞬は泣きじゃくる芙美を胸に抱きしめる。


「僕がいるから。僕がいるから。」
芙美は、瞬の胸の中で何度も小さくうなずく。

瞬の目に、
一瞬、鳩の羽ばたきの様なものが見える気がした。


輝く光の中に・・。





−−−−−−−−−end−−−−−−−−






ここに一枚の写真がある。
僕と芙美とおばあちゃんと芙美のおかあさんとの。
たった3ヶ月間だったけど僕らは家族だった。
大切な一枚のスナップ写真。



10年後・・

あれから、10年・・・・
僕は西瓜を食べながら、花火をしている。
芙美と、
そして、息子達と。
仏壇では今日もお婆ちゃんの写真が笑っている。

いつか、故郷に帰ろう。


大切な僕の家族を連れて。




                      瞬

先頭 表紙

お疲れさまです〜♪また次回をまちながら〜のんびりしましょう〜♪ / 仙川 ( 2001-07-12 12:23 )
あら、びっくり。お返事、早かったですね〜☆ / 星くず ( 2001-07-12 10:16 )
帰れる故郷を〜遠く思い出し〜幸せな家庭とともに〜いつまでも〜暮らす〜♪ / 仙川 ( 2001-07-12 10:05 )
瞬のお話しはこれで完結です〜☆いつかは故郷へ・・・。 / 星くず ( 2001-07-12 09:59 )

2001-07-10 恋物語  瞬  第13章  満月の夜

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・・満月が足元の雪を照らしている。
ほのかに隣の母の顔が見える。

「芙美ちゃん、ごめんね。」
母がポツリと言う。
芙美は思わず母の肩を抱く。
思いの外、母が小さく見えたから。

「お母ちゃん、中に入ろ。ここは寒いから・・。」
縁側から、肩を抱きながら部屋の中に入った。

外に広がる景色はあの時の様。
あの日と同じ雪景色。

母も私も、遠いあの日を思い出していた。



部屋に、並べて布団をひく。

「かあちゃん。いつも、こうして寝てたよね。」

昔は、良く、こうして並んで寝ていたのものだ。
お母ちゃんの匂い・・。
懐かしい思い出。

今の芙美には憎しみは既に消えていた。
いや、憎しみではない。
寂しさを哀しみを憎しみにすり替えていたただけ。
まともな恋が出来ないのは母のせいだと。

私は逢いたかったのだ。
ずっと母を恋いこがれていたのだ。

天井を見つめながら、二人はぽつぽつと言葉を交わす。
「芙美、私ってばかだね。もっと、早く、こうして早く、帰ってくればよかった。
怖くて・・怖くて帰って来れなかった。芙美ちゃんにすまなくて。合わす顔がなかった。」

横を見ると、母の目から涙がこぼれていた。

芙美は答えるように言葉をつなぐ。


「ばかだね。・・・ほんと、バカだね。」




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先頭 表紙

これは〜これで〜いいところがありますよ〜♪  / 仙川 ( 2001-07-12 10:07 )
う〜ん。期待を裏切ってしまったかしら・・? / 星くず ( 2001-07-12 09:57 )
なんとなく〜優しく〜暖かい物語に〜なりそうですね〜☆ 童心の心で〜♪ / 仙川 ( 2001-07-10 23:27 )

2001-07-09 恋物語  瞬  第12章  おかあちゃん

芙美は、震える手で便箋を開いた。
それは、幼いときに見た母の筆跡だった。
学校から帰って来ると時々、おやつの横に、「おかえり」の紙が置いてあった。
懐かしい文字が連なっている。
ただ、それだけなのに涙が溢れてくる。

便箋の上にぱたぱたと涙が落ちる。
母の字が紫に滲む。

母の手紙。

優しい、柔らかい文字。

ただ、1枚の便箋だった。
でも、そこからは母の溢れる想いがあった。

芙美はただただ、泣いた。
こんな事ぐらいでと思うのだけれど涙が止まらない。
涙が溢れて文字が見えない。
「逢いたかった」
と、何度も何度も読み返す。
涙でくしゃくしゃになった顔で泣きじゃくる芙美。


 

「ガラガラ・・」

玄関の戸が開いた。

そこには小さくなった母の姿。

母の顔があった。


9歳の芙美に戻る瞬間・・。


「おかえりなさい。おかあちゃん・・。」





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先頭 表紙

ありがとうございます〜♪ふわ〜りふわふわ〜☆ / 星くず ( 2001-07-09 18:34 )
おかえり〜なさい〜♪ 星くずさま〜♪(笑) こっちでは〜おひさ〜♪ / 仙川 ( 2001-07-09 02:22 )

2001-07-01 恋物語  瞬  第]T章  過去からの手紙

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外でバイクの音がした。
郵便が届けられたのだ。

芙美の様子が落ち込むようになって、しばらく経った日の事だった。
お婆ちゃんはふっと明るい笑顔になる。
そして、僕に取ってくるように言った。
外はだいぶ、寒かった。
僕はぶるっと身震いをする。

風花が舞っていた。
玄関先の赤いポストの中をのぞき込む。
そこには一通の封筒が入っていた。
おばあちゃん宛の封筒・・。
差出人は「林 静子」と女性らしい文字で書かれている。

「おばあちゃん、これ。」
僕はお婆ちゃんに渡した。
お婆ちゃんは、安堵の表情を浮かべ、
ひとつ、ため息をついた。

「どうかしたの?おばあちゃん。」
僕は訪ねる。

「ん・・なにね。ちょっとね」
「今年は春が早くくるかなってね。」
僕の顔を見て、にこっと笑うおばあちゃん。

おばあちゃんの話しによると、静子とは・・・芙美の母親だそうだ。
お婆ちゃんの手紙の中にもう一通、便箋が入っていた。
芙美宛てにだった。




        風花が風に舞う

             ひらひらと

                  花の如くに





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先頭 表紙

あら〜♪なぞの一文〜♪ひらひらと〜♪ どこに舞うかは〜気分しだい〜☆ / 仙川 ( 2001-07-01 10:13 )
ちょっと間が空いてしまいました・・・。(^_^;) / 星くず ( 2001-07-01 07:53 )

2001-06-26 恋物語  瞬  第]章  想い

芙美の怪我の翌日だった。
なかなか、芙美は居間に下りて来なかった。
とっくに朝ご飯の時間なのに。

昨日の芙美ちゃんの様子は尋常ではなかった・・。
血を視ただけで、普通倒れるだろうか・・。
なにか、芙美の身体が消えてしまうのではないかと
消失感を感じた。
僕は芙美の顔を見るのを当たり前と感じていたし、
彼女がいたからこうしていられるのだ。
さもなくば、僕は今頃、どうしていただろう。


「よばっておいで!」
お婆ちゃんが言う。


お婆ちゃんにせかされて二階へ上がり、廊下から呼んだ。


「芙美ちゃん。大丈夫?朝ご飯は食べられる?」

二度三度言っただろうか・・
芙美は襖を開けた。

「ん・・ありがと・・。」

何故か顔を背ける芙美。
まともに顔を合わせられない。
僕にもその気持ちは伝わってきた。

意識してる?

僕も?



一度も顔を合わせないまま、
すっと僕の横を通り過ぎ、下へ下りて行く。
いつもなら明るい会話があるのに。
透き通るような芙美の後ろ姿があった。

ご飯を食べてる間も芙美は一言も喋らなかった。
僕はお婆ちゃんの顔を見る。
お婆ちゃんはいつもぼけてる風だが、
今日のお婆ちゃんは何も聞くなっという顔をする。
何か、知っているのだろうか。

僕は芙美の事ばかり気にしてる。
芙美ちゃんの事が知りたい。



僕は腕に残った芙美の感触を思い出していた。




その、儚さを・・。




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先頭 表紙

純愛ということで・・・・(^^ゞ / 星くず ( 2001-07-01 07:52 )
ん〜☆純情路線〜☆ それとも〜○川次○風の〜ほら〜に発展なのか〜? / 仙川 ( 2001-06-27 18:15 )

2001-06-25 恋物語  瞬  第\章  降り積もる雪

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芙美は想いを遠い暗い過去に飛ばしていた。

とても、おとなしく、穏やかで暖かな母だった。

そのまなざしを今でも覚えている。

しかし・・・。



とても寒い朝だった。

雪が一面に積もっていた。

居間の方から父の声がした。

昨夜は帰って来なかった父だった。


「とおちゃん。」
私は、喜んで、居間に駆け込もうとしていた。
でも、私の足はその場から動けなかった。



母が・・

母が立っていた。

穏やかだった母の顔は、夜叉のように白く、
そして、瞳は青白い炎のように揺らめいていた。

美しい母だった。
初めて見る母の顔

今ならわかる。
あれは女の顔。
情念の瞳。




母は居間のテーブルに置いてあった果物ナイフを手に掴むと父に刃先を向けた。


そして父に一足一足と近づいていった。
そして・・・。

飛び散る血。
白い襖が血の色に鮮やかに変わる。


我に返った私は叫ぶ。
「とおちゃゃゃゃゃゃ・・」

「・・大・丈夫だ・・。」
父は手を真っ赤に染めて答える。


母はふらふらと外へ出ていった。
父は手を押さえて、そして、母を追っていった。
真っ白い雪の上を赤い花が咲く・・・。



・・・・・これが芙美の記憶の断片。
母はあの時から見ていない。
9歳の冬、別れたきりだった。


ワタシハ、ステラレタコドモ。


とおちゃんに好きな人がいたことは後から聞いた。
とおちゃん自身から・・。
母は淡泊な人だった。
でも、内なる炎は絶えず燃えていたのだ。
母は私に一心に愛情を注いでいた。
でも、父への愛情表現は
・・・・表に出ることはなかったのだった。





記憶に降り積もる雪



瞬の中に父を見たのだろうか

私の中に母は  いるの?






.

先頭 表紙

女性の〜激しい心ですね〜☆ 時には〜優しく〜☆時には〜炎より〜熱く〜☆ / 仙川 ( 2001-06-25 10:14 )
ちょっとショッキングシーン故に前回にちょこっと暗示を・・。 / 星くず ( 2001-06-25 09:01 )

2001-06-24 恋物語  瞬  第[章  白い雪にあかい花

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そして芙美は帰ってきた。
故郷へ。
おばあちゃんも一人暮らしで心配だった。

芙美は疲れていた。

この家に帰っては来たくなかったのに、
ここに来させる程・・。
芙美は布団から上半身を起こし、
じっと自分の怪我した指先を見つめていた。



芙美は遠い日に見た一枚の映像を思い起こしていた。



遠く 暗い 過去





「とおちゃゃゃゃゃゃ・・」


冷たい雪と


赤い花が咲く





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先頭 表紙

暗示とは〜期待かな? / 星くず ( 2001-06-25 08:53 )
みかりんさん、赤い花は解りましたか〜? / 星くず ( 2001-06-25 08:52 )
ふんふん〜♪次を〜読んでから〜暗示について〜考えてましょうか〜♪ / 仙川 ( 2001-06-24 12:00 )
物語には暗示が必要ですよ。。いいですよ。。 / みかりん@おはようです ( 2001-06-24 09:59 )
ちょっと暗示のような感じになってしまいました・・。 / 星くず ( 2001-06-24 09:43 )

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