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セブン○レブン物語

バイトの話しを書いていこうと思ってます。
でもその前に書きかけのお話しを終わらせないと。。。(怒濤の汗)

目次 (総目次)   [次の10件を表示]   表紙

2001-06-09 恋物語  里香  第]X章  永遠
2001-06-08 恋物語  里香  第]W章  深淵
2001-06-07 恋物語  里香  第]V章  罪と罰
2001-06-06 恋物語  里香  第]U章  何故
2001-06-05 恋物語  里香  第]T章  告白
2001-06-04 恋物語  里香  ]章  手紙
2001-06-02 恋物語  里香  第\章  広がる不安そして、想い
2001-06-01 恋物語  里香  第[章  空の向こう側
2001-05-31 恋物語  里香  第Z章  小さな棘・・
2001-05-30 恋物語 里香  第Y章  遠い思い出  初恋


2001-06-09 恋物語  里香  第]X章  永遠





さらに一年後・・・
里香の後ろから、そっとカーディガンを羽織る男がいた。
そして、里香をそっと抱き上げると、車に連れて行った。
彼は、亮。
彼は生きていた。

でも、今の里香には、解らない。
里香の目には、映らない。
里香は、病院に帰る。
心が壊れたままだから。
きっと、いつか。
そう。きっと、いつか・・
里香が、自分の心を取り戻すまで。
・・・・・・






先頭 表紙

はい〜☆いよいよ最終回〜♪ / 星くず ( 2001-06-09 21:28 )
まだ〜続きますよね〜♪ 生きてたか〜♪  / 仙川 ( 2001-06-09 15:37 )

2001-06-08 恋物語  里香  第]W章  深淵

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暗い海の向こうに眠る魂・・
里香は、海岸線にたっていた。

彼は、
・・・・瞬は、海の中に眠る。
愚かな、私の魂の代わりに、消えてっいった。

深淵の中に。

深淵の中に眠るのは、私だったはず・・。

瞬は私を助けるために海にとびこんだのだ。
瞬は、私のきもちをすでに解っていた。
だから、船に、同行させた。
これは、後から、彼の母に聞いた事。
瞬の母は、私を憎んでいるだろう。
大事な息子を2人も失ってしまったのだから。

わたしも、死んでしまいたかった。
この世に残りたくなかった。
こんな、大きな罪を抱えたままで、
生きていられるはずもなかった。



時が・・時が・・
時さえも救ってくれない・・。





.

先頭 表紙

どうぞどうぞ、お待ちしております〜♪ / 星くず ( 2001-06-09 06:43 )
あの掲示板には〜カキコしても〜いいのですか〜? / 仙川 ( 2001-06-08 22:46 )
そして〜時が過ぎ〜♪さぁ〜どうなるのかな〜? もらった命〜どう生き抜いていくのか〜〜☆ / 仙川 ( 2001-06-08 22:44 )
まだ、続きます・・・。(^^ゞ / 星くず ( 2001-06-08 12:03 )

2001-06-07 恋物語  里香  第]V章  罪と罰

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そう。里香は知ってしまった。
誰を本当に愛してるのかと・・。

子供の頃の亮は、絶えず、里香の回りを張り付いて居た。
彼の里香に対する気持ちも薄々感じてはいた。
でも、それは、姉弟のようなものだと、里香は思っていた。
亮にとっては、姉のように。
里香にとってはやんちゃな弟のように。

でも、あの日、亮に助けられてから、
変わっていたのだ。
彼は、里香よりも二歳も下。
恋愛の対象なんかになるはずはなかった。
でも、亮はいつのまにか、里香の心の中にいたのだ。
亮のいない世界は考えられなかった。

これは罪

これは罰




里香は、ふらふらと、甲板に向かって歩いた。

そして、幽鬼のごとく、深い深い海の中を潜りこんでいった。






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先頭 表紙

す・・・・するどいです(^^ゞ これは初めてです☆ / 星くず ( 2001-06-08 12:04 )
後ろから〜瞬が飛び込むの〜? どうなるの〜? / 仙川 ( 2001-06-07 09:27 )

2001-06-06 恋物語  里香  第]U章  何故

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何故、貴方は逝ってしまったの

何故、貴方は、私に、言葉を残してくれなかったの

言葉があれば

貴方の言葉があれば

私はこの後の時間を

貴方の思い出と共に生きていけたのに




〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 


翌日の新聞だった。
多くの死者をもたらした事故の犠牲者の中に彼の名を見付けたのは。


「深沢 亮」

        誰?

  何?

            死亡?


里香は、打ちのめされた。
現実に。
何故?何故?
・・・・・


瞬と、瞬の両親と今、亮の死亡確認に向かっていた。
汽笛が重い音をはっし、里香の心を象徴してるようだった。

海面がきらきらと、輝く。
まるで、里香を導くように・・・。


.

先頭 表紙

おほほ。まだまだですよ〜♪ / 星くず ( 2001-06-06 21:45 )
ん〜☆ 亡くなってしまいましたか〜★ どうなるのかな〜里香と〜瞬は〜? / 仙川 ( 2001-06-06 20:11 )

2001-06-05 恋物語  里香  第]T章  告白

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里香は急いで、手紙を胸に抱え、部屋に行く。
どきどきする。
胸の鼓動は高まる。


高ぶった想いが頭をくらくらとさせる。

震える手で里香は手紙の封を切った。

真っ白い便箋に、亮らしい無骨な文字で書き連ねられていた。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−


拝啓
       里香様

僕は今、日本から遠く離れた地に赴いている。
僕は来るべきではなかった。
自分の気持ちを偽るべきではなかった。
こうして、危険に身をさらしていると
大事なものが見えてくる。

兄からの薦めで来てしまったが、
僕は自分から君から、逃げるべきではなかったのだ。

だいぶ、鎮圧が進み、帰るめどがたってきた。
一度、僕の気持ちを聞いて欲しい。

                  深沢 亮

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

もう、
なんて一方的な手紙なの。
里香の目には大粒の涙が溢れていた。




               
そのころ、居間では、


「・・・・・現地・・で、自衛隊営舎、焼失・・
爆炎により・・ 深沢 亮さんが・・・・巻き込まれ・・
確認されました。」                    」





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先頭 表紙

虫の知らせだったのですかね〜? 生きてたら〜また話しは難しくなるのかな〜? / 仙川 ( 2001-06-05 09:07 )

2001-06-04 恋物語  里香  ]章  手紙

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里香は生きた心地なく、毎日を過ごしていた。
この気持ちはどこからくるものなのか・・。
でも、輝いていた日々は
今の里香には灰色にしか映らなかった。

瞬ちゃんの顔も曇りがち
弟が危険な所に行ってしまっているんだもの。
無理ないよね。

路地を歩きながら、亮のことを考える。
そういえば、よくここの角で偶然会ったっけ。

あの時、あの男は、捕まったんだよね。
連続暴行犯で。

そういえば、捕まる前日まで、よく会ったよね。
ちょうど、部活の終わる時間だとかなんとか言っちゃって。
そういえば、いつも、守られていたような気がするよ。

亮ちゃん

大丈夫なの?




「ただいま」

玄関を開ける。
ふと、目に留まった一通の手紙

差出人は・・深沢 亮



亮からだった。





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先頭 表紙

手紙に伝える想いか〜♪ 最近〜手書きで書いてないですね〜★  / 仙川 ( 2001-06-04 09:39 )

2001-06-02 恋物語  里香  第\章  広がる不安そして、想い

亮ちゃんが海外派遣に行ってから、既に3ヶ月経っていた。
とうに落ち着くはずだった紛争は、いっこうに治まる気配は見せなかった。
各地でテロが相次ぐ。
現地での自衛隊に対する風当たりはますます強くなっていく。
当たり前だ。
大人のケンカに子供が出ていくようなものなのだから。


瞬ちゃんは、大丈夫だからというけど、こんなに心臓がざわざわと、逆立つ。
最近、瞬ちゃんといても、そのことばかりが気に掛かる。
瞬は・・・こんなにも、里香を大切にしてくれているのに。


・・・・心が・・どうにもならない。
もし、亮ちゃんがこの世界から居なくなってしまうと思うと・・。


      ごめん・・・


里香はあの日の亮のハンカチを胸に抱く。


どうか、無事に帰って来ますように。

あのぶっきらぼうな笑顔でもいい。

    





       亮ちゃんに逢いたいよ。

先頭 表紙

逢えないほど〜憎い顔が〜哀しく想う〜☆ / 仙川 ( 2001-06-02 20:11 )

2001-06-01 恋物語  里香  第[章  空の向こう側

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瞬と婚約した里香は幸せだった。
明るい未来を夢に描き、
勤め始めた商社でも、順調な毎日を送っていた。

ある日の事だった。
テレビニュースが流れた。
「イスラエル軍が16日、レバノン領内のシリア軍拠点を攻撃したことで、
イスラエルとシリアの関係は険悪化することが必至となりました。
・・中東はさらに不安定な情勢に突入・・。
自衛隊は、ただちに・・。 」


亮ちゃんは高校卒業と同時に家から離れ、自衛隊に入ったと聞いていた。
そう、瞬との婚約をしてから、まもなくの事だった。


警察官になりたいとは聞いてはいたけど・・。
あれから、何回か偶然に会って、送ってくれた亮ちゃん。
逢えなくなってしまうと、なんだか寂しい・・。
大丈夫なのかしら。
まさか、入隊したばかりで、海外派遣なんて事、ないわよね・・。

「里香、ほら、あれ、亮ちゃんじゃない?」

母に言われた里香は食い入るようにテレビの画面を見つめた。




         「!!亮ちゃん。」



画面の端に映るその横顔は紛れもない亮ちゃんだった。





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先頭 表紙

自衛隊に〜ならないかい〜? そんな事〜昔言われましたね〜♪(笑) 惹かれましたが〜パスです〜♪ / 仙川 ( 2001-06-01 08:53 )

2001-05-31 恋物語  里香  第Z章  小さな棘・・

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だいぶ、秋の深まった、短大卒業の誕生日だった。

降りしきる雨の中、デートでの帰り道。
相合い傘で里香の家の前まで送ってくれた、その時・・。

瞬ちゃんは、小さな箱を里香に、そっと、差し出した。
グレーの綺麗な、指輪の箱。


「瞬ちゃん、これ・・。」
戸惑う里香・・。

「まだ、先の話しになるけど・・里香にはめてて欲しいんだ。」

「瞬ちゃん。いいの?」

やったぁ♪
憧れのシチュエーション♪
何度も夢にまで見た光景。
まるでデジャブのように。

「うん。ずっとバイトして、やっと買えたんだ。
僕の先行予約って事で。。
いい?」
今日の瞬はちょっと違う。
いつも笑顔の瞬だけど、なんだか、真剣な面もち。

「ありがとう。大切にするね。」

彼から、指輪を受け取った。
そっと里香の額にkissをする瞬。
とっても、愛おしそうに。
とっても、大事なもののように。

里香には、まだ気づかないちいさな棘があった。




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先頭 表紙

これから〜♪探しますよ〜♪ / 仙川 ( 2001-06-01 08:51 )
深いお言葉と、日々の幸せを感じましたが〜(^^ゞ / 星くず ( 2001-06-01 05:59 )
なぜに〜? 相手すら〜いませんよ〜♪ / 仙川 ( 2001-06-01 03:17 )
絶対、既婚者と思ってましたが・・・(^^ゞ / 星くず ( 2001-05-31 19:04 )
指輪を〜贈った事も〜そういったシチュエ〜ションも〜なし〜★ / 仙川 ( 2001-05-31 10:04 )

2001-05-30 恋物語 里香  第Y章  遠い思い出  初恋

里香は短大に入学していた。
瞬とも、上手くいっていた。
最近の瞬はますます、優しい。
亮ちゃんには、近所だから、たまに会うけど、
いつも、ぶっきらぼう。
でも、何故か気になる・・。
だから、・・考えないようにしていた。
そんな日々を里香は送っていた。

お風呂上がりに、自分の部屋で鏡を見つめていた。
前髪をとかすといつも、目にはいるものがあった・・。



あれは、いつだったかぁ・・。
幼稚園の年長の頃だったけ・・。


やっと、幼稚園の一番、お姉さんになったという、妙な自信があった、そんな頃だった。
一人っ子の里香にとって、ここだけがお姉さんと呼ばれる居心地のいい場所だった。
あの日も、ドングリを拾ってた。
ここのドングリはとても大きく、みんなに、あげるために、この日も秘密の場所で集めに来ていた。



「あった、あった。あ・・あそこの、すごく大きい♪」
里香は、ドングリに手を伸ばした。
だけど、届かない。
里香は、鉄柵の下から、からだを中にくぐらせた。

やっと、小さなその手が届いた時だった。

里香の身体は、ずるっと、崖の下に滑り落ちてしまっていた。

翌日、目が覚めると、里香の回りは、白い壁に囲まれていた。
自分の家ではなかった。
頭に包帯が巻かれている。
なんだろうと頭に手をやる里香。
ずきっと額に痛みが走る。
さらに、自慢だった、あの巻き毛のおさげがなかった。
里香は、火がつくように泣きじゃくった。
いつも、ママに結んで貰っていた、三つ編みのおさげがなかったから・・







小三の時だった。
里香は、いわゆるいじめられっ子だった。
いつも、クラスのすみっこにいた。
額には傷跡があったから里香は自分に自信がもてない。
そんな女の子がいじめの対象にされるのは訳のないことだった。

人と話すのがこわかった。
特に、傷は絶対人に見せたくはなかった。


そんなとき、転校生がやってきた。

瞬ちゃんだった。
とても明るい子だった。
すぐにみんなの人気者になっていった。
ステキな子だなって思ったけど、里香は話しかけることさえできなかった。
ある日、隣の席になった。
とても、優しい。
瞬ちゃんは、みんなの中に、里香を引き入れてくれた。
だんだん、里香は、みんなとうち解けられるように変わっていった。

ちょうど。一緒に瞬ちゃんと帰っていた時だった。
学校の帰り、車にぶつけられそうになって転んでしまった時があった。

里香を起こしてくれた時・・
「あっ。」
と、あわてて隠した里香の様子を見て瞬は、言った。

「どうしたの?」
「だって・・傷が・・変でしょ」
「なんで?」
「気持ち悪くない?」

「なんで、そんな風に言うの?」
「だって・・。」
大好きな瞬ちゃんに傷を見られてしまった事で、
里香は半分泣きじゃくっていた。

「僕、里香ちゃん、好きだから全然気にならないよ。」

「えっ??」

「出来たら、お嫁さんに欲しいくらい・・」

ぼそぼそっと瞬は言った。
耳まで真っ赤に染めて。


うふっ。
覚えてないだろうなぁ。
瞬ちゃん・・・・。

でもね、

里香はあの日から、生まれ変わったんだよ。

ううん。元の里香に戻れたの。

里香は部屋の灯りを消すとベッドに潜り込んだ。

おやすみ、瞬ちゃん。




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先頭 表紙

お早かったんですね☆ / 星くず ( 2001-05-31 08:49 )
初恋か〜♪ いつだったかな〜?幼稚園の〜頃だったような〜☆ / 仙川 ( 2001-05-30 11:09 )

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