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セブン○レブン物語

バイトの話しを書いていこうと思ってます。
でもその前に書きかけのお話しを終わらせないと。。。(怒濤の汗)

目次 (総目次)   [次の10件を表示]   表紙

2001-05-30 恋物語 里香  第Y章  遠い思い出  初恋
2001-05-29 恋物語  里香  第X章  予兆・・。
2001-05-27 恋物語  里香  第W章  突然の出来事
2001-05-26 恋物語  里香  第V章  勇気をだして
2001-05-25 恋物語 里香  第U章  大好きな瞬ちゃんとの初デート
2001-05-24 恋物語 第1部 里香   プロローグ
2001-05-23 彼方から   第]Y章  彼方へ
2001-05-22 彼方から   第]X章  祭事
2001-05-20 彼方から   第]W章  闇
2001-05-19 彼方から   第]V章  逃亡


2001-05-30 恋物語 里香  第Y章  遠い思い出  初恋

里香は短大に入学していた。
瞬とも、上手くいっていた。
最近の瞬はますます、優しい。
亮ちゃんには、近所だから、たまに会うけど、
いつも、ぶっきらぼう。
でも、何故か気になる・・。
だから、・・考えないようにしていた。
そんな日々を里香は送っていた。

お風呂上がりに、自分の部屋で鏡を見つめていた。
前髪をとかすといつも、目にはいるものがあった・・。



あれは、いつだったかぁ・・。
幼稚園の年長の頃だったけ・・。


やっと、幼稚園の一番、お姉さんになったという、妙な自信があった、そんな頃だった。
一人っ子の里香にとって、ここだけがお姉さんと呼ばれる居心地のいい場所だった。
あの日も、ドングリを拾ってた。
ここのドングリはとても大きく、みんなに、あげるために、この日も秘密の場所で集めに来ていた。



「あった、あった。あ・・あそこの、すごく大きい♪」
里香は、ドングリに手を伸ばした。
だけど、届かない。
里香は、鉄柵の下から、からだを中にくぐらせた。

やっと、小さなその手が届いた時だった。

里香の身体は、ずるっと、崖の下に滑り落ちてしまっていた。

翌日、目が覚めると、里香の回りは、白い壁に囲まれていた。
自分の家ではなかった。
頭に包帯が巻かれている。
なんだろうと頭に手をやる里香。
ずきっと額に痛みが走る。
さらに、自慢だった、あの巻き毛のおさげがなかった。
里香は、火がつくように泣きじゃくった。
いつも、ママに結んで貰っていた、三つ編みのおさげがなかったから・・







小三の時だった。
里香は、いわゆるいじめられっ子だった。
いつも、クラスのすみっこにいた。
額には傷跡があったから里香は自分に自信がもてない。
そんな女の子がいじめの対象にされるのは訳のないことだった。

人と話すのがこわかった。
特に、傷は絶対人に見せたくはなかった。


そんなとき、転校生がやってきた。

瞬ちゃんだった。
とても明るい子だった。
すぐにみんなの人気者になっていった。
ステキな子だなって思ったけど、里香は話しかけることさえできなかった。
ある日、隣の席になった。
とても、優しい。
瞬ちゃんは、みんなの中に、里香を引き入れてくれた。
だんだん、里香は、みんなとうち解けられるように変わっていった。

ちょうど。一緒に瞬ちゃんと帰っていた時だった。
学校の帰り、車にぶつけられそうになって転んでしまった時があった。

里香を起こしてくれた時・・
「あっ。」
と、あわてて隠した里香の様子を見て瞬は、言った。

「どうしたの?」
「だって・・傷が・・変でしょ」
「なんで?」
「気持ち悪くない?」

「なんで、そんな風に言うの?」
「だって・・。」
大好きな瞬ちゃんに傷を見られてしまった事で、
里香は半分泣きじゃくっていた。

「僕、里香ちゃん、好きだから全然気にならないよ。」

「えっ??」

「出来たら、お嫁さんに欲しいくらい・・」

ぼそぼそっと瞬は言った。
耳まで真っ赤に染めて。


うふっ。
覚えてないだろうなぁ。
瞬ちゃん・・・・。

でもね、

里香はあの日から、生まれ変わったんだよ。

ううん。元の里香に戻れたの。

里香は部屋の灯りを消すとベッドに潜り込んだ。

おやすみ、瞬ちゃん。




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先頭 表紙

お早かったんですね☆ / 星くず ( 2001-05-31 08:49 )
初恋か〜♪ いつだったかな〜?幼稚園の〜頃だったような〜☆ / 仙川 ( 2001-05-30 11:09 )

2001-05-29 恋物語  里香  第X章  予兆・・。

「なにするんだぁ!てめぇ。」
突然、背後で力強い声を聞いた。

すぐ目の前で薄闇の中で男たちがもみ合っている。
雷の光が反射する。
何か金属のもの・・。


!!

ナイフ!?

ドスッ


鈍い音がした。
目まで帽子をかぶった男があわてふためくように、
おなかを押さえて逃げていった。


「亮ちゃん!!」


助けてくれたのは亮ちゃんだった。
瞬の弟・・・。




「お前、ばかか!?」
「普通、こんな時間にこんなとこ、歩くか?!」

いきなり、私にそう言い放つと、私のバッグを拾い、歩き出した。
擦りむいた足をひょこひょことかばいながら私は歩いた。
亮ちゃんはなにも言わず、汚れたハンカチで私の膝を縛ってくれた。
亮ちゃんの手はうっすらと血が滲んでいる。
だいぶ、心臓の鼓動は治まっていた。


「亮ちゃん、傷が・・」
「こんなもん、なめときゃ治るさ。」
「だめよ。待って。傷テープあるから・・」

私は、バックから、傷テープを出すと、彼の人差し指にテープを貼った。

亮は貼って貰うと、さもうるさそうに手を振り払い、

「さあ、行くぞ!」

そう言ったっきり無言で歩き出す。
背中にサッカーボールを担いで。

私は彼の後ろを追いかけるように、家路に急いだ。
大きな背中を見つめながら・・。



高三の秋の出来事だった・・。

先頭 表紙

二つの想い(願い)は〜一つしか〜叶わない〜♪ 新たな〜恋〜♪ / 仙川 ( 2001-05-29 21:02 )

2001-05-27 恋物語  里香  第W章  突然の出来事

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街にて・・。




瞬は誰にでも優しいの。
つきあい始めて、あっという間の2年・・。
でも、わたしたちってまだ、kissさえ、ないの・・。
未だに瞬には、胸がどきどき。
私の緊張が瞬に伝わってるのかな。
私、どこか、変?

それにしてもクラスの女の子ったら、私がいるのを知ってて、告る子がいるの。
しかも後が経たないくらい。
女の子と話しをしているのをよく見かけるの。

瞬ちゃん。
私のこと、好きなんだよね。
とっても不安になるの・・・。
時々、とても遠い人に感じてしまう。

だから、昨日、瞬に言ってしまった。
「私のこと、本当に好きなの」って。
瞬は、いつも私を子供扱いする。
私はいつだって瞬の事しか考えてないのに。






一人で映画を見終わって外に出ると、もう夕暮れが深くなっていた。
ぽつぽつと雨が顔にあたる。

「大変。急いで帰らなくっちゃ。」
私は、いつもは通らない公園の横の道に入った。
急げば10分足らずで通り抜けられる。
ちょうど半ばをさしかかった時だった。

私の後ろに、気配を感じた私は急ぎ足で、歩いた。
でも、いっこうに気配は消えない。
さらに私はこばしりに走る。

気配がさらに近づいてくるのを肌で感じる。
泣きそうなくらいの恐怖が忍び寄ってきた。

いきなり、太い腕が手が私の口をふさぐ。
私はもう、声にできなかった。





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先頭 表紙

幸せな彼女に〜何がおこるのか〜ん〜緊迫〜☆ / 仙川 ( 2001-05-27 09:43 )

2001-05-26 恋物語  里香  第V章  勇気をだして

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「瞬ちゃん。

ずっと、好き、でした。里香とつき合ってくださ〜い。」

なんて、陳腐な告白。
しかも、どこから出たのか、素っ頓狂な声。(爆)
心臓が喉から飛び出しそうなくらいだよ〜。
もう、ドキドキで、瞬ちゃんに聞こえちゃうんじゃないかと思うくらい。

瞬ちゃんはくすっと笑うと私の頭をなでなで。
きぁっ。なんて爽やかな笑顔。

水槽の中の魚たちが、まるで笑ってる見たいにくるくる泳ぐ。

どきどき。
緊張の一瞬。。。。

「いいよ。僕でいいの?本当に?」


やったぁー!

ますます、心臓は駆け回り、動きはぎくしゃく。
思わず、前につんのめる。
なんで、ここでつんのめるんだぁぁ。

「きゃっ」

それを支える大きな腕。

うーん。幸せ。
もう死んでもいい。

こうして、里香こと私の青春は、華々しく始まりました。

みんな、応援してね!!
誰に向かって言ってるんだぁ。
私って奴はぁ。


つづくです。。


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先頭 表紙

はい〜、物語です〜。リアルと言って貰えて嬉しいです〜☆ / 星くず ( 2001-05-27 04:00 )
これって〜本当に〜物語〜?なんか〜リアルですけど〜♪ / 仙川 ( 2001-05-27 01:06 )

2001-05-25 恋物語 里香  第U章  大好きな瞬ちゃんとの初デート

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高校1年の春。うららかな小春日和


きゃっ!!
しまったぁ!遅刻しちゃう。
やっと彼と約束を取り付けたのに!

針は既に無情にも15分経過。
服を選ぶだけでずいぶん時間がかかってしまった。

もう、私ってば、いつもこう。我ながら鈍くさい!
そう。念願の瞬ちゃんとの初デートなの。
ちっちゃい時からずっと憧れてたんだぁ。
やっと、ふたりっきりでデートだっていうのにぃ。
ふふん。今日は奴はいない。
奴とはね、
瞬ちゃんのお・と・う・と。
あのおじゃま虫の瞬ちゃんの弟。
いつだって間に入ってくるの。
ぜったぁい、邪魔してるとしか思えなぁ〜い。
いけない、いけない、
こんな無駄口してたら、ますます遅れちゃうわね。
今日は水族館に行くんだぁ!

あっいっけなーい。いそがなくっちゃぁ。

行ってきま〜す♪






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先頭 表紙

おお〜♪青春じゃ〜♪心うきうき〜♪それから〜それから〜♪(こんなのりも〜大好き〜♪) / 仙川 ( 2001-05-25 22:42 )

2001-05-24 恋物語 第1部 里香   プロローグ

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・・・寄せ返す波


暗い海を見つめる


遙か彼方に船の灯り


彼方へ置き去りにした、私の想い


戻って来ない彼の魂


そして、もう一つの・・魂


寄せ返す波の狭間に彼を探す


いくら待っても帰って来ない


・・あれから、時は止まったまま・・・



           




時の狭間の中で





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先頭 表紙

さぁ〜♪始まりの〜始まり〜♪どうなりますか〜楽しみ〜♪ / 仙川@もう大丈夫で〜す〜♪ ( 2001-05-24 09:49 )

2001-05-23 彼方から   第]Y章  彼方へ

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今、ここにいるイリアは、生きている。
いや、そう思いこんでいたのだ。

僕のなかの僕。

哀れな僕。

死んでしまった事にも気づかず、ずっと彼女を捜していた。
ずっとさまよっていたんだ。


そう・・
彼女は僕を連れに来たのだ。
今度こそ、二人で旅立とうと。



ふっと身体が軽くなった。
そして、イリアと彼はだんだんと空気にとけ込むように、
消えていった。


寄り添いながら。
彼は満足げな笑みを浮かべて。



・・・・気が付くと校庭だった。
5時間目が始まるベルが鳴っている。
僕は急いで、教室に向かう。

ふっと木蓮の・・・木蓮の香りがした。






数日後、僕は夢を見た。
二人が、コスモス畑にいる。




僕の中の君は、


やっと居場所を見付けたんだね。




さよなら・・・
                


  僕の初恋・・・













−−−−−−−−−−−−end−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

いかがでしたか?
一応、星くず的にはハッピーエンドだったのですが・・。

純愛を、普遍的なものを描いてみたくて、書いたのがこれなんです。
本当に夢物語かも知れません。

でも、真実の愛は貴方のなかにも、眠っているはず・・・・。




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先頭 表紙

ありがとうございます〜。お風邪はいかがですか〜? / 星くず ( 2001-05-24 09:30 )
ぱちぱちぱち☆☆☆ 恋物語は〜私にはかけません〜☆ 深い眠りのそこで〜いびきをかいてます〜☆  / 仙川@素敵な物語〜ありがと〜♪ ( 2001-05-23 12:16 )

2001-05-22 彼方から   第]X章  祭事

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胸に鋭い痛みが貫かれた。

本当に突然の事だった。

僕は死の認識さえも出来ずに息絶えた。


...............






イリアは突然の事で意識が呆然としていた。
彼女は兄と男たちに神殿に連れて行かれた。

・・・矢に貫かれた僕の躯は置き去りにして。








イリアは入り江の海岸にある一本の木に結わえられた。
満潮時には、沈んでしまう。
ここの村は、魚に頼って生きてきた。
だから、100年に一度、海の神にささげるべく、行われてきた。





「翔・・すぐに貴方のもとへ・・」







波は、静かに静かに彼女を呑み込んでいった。
そして月は青白く輝いていた。










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先頭 表紙

ん〜む〜★ 哀しい〜過去の話〜★未来では〜結ばれるのでしょうか〜? / 仙川 ( 2001-05-22 11:06 )

2001-05-20 彼方から   第]W章  闇

暗い林の中を走った。
草が足に当たる。
細かな傷が痛みとなってやってくる。
たいまつを炊くわけにはいかない。
居場所がすぐに分かってしまうから。

僕は彼女をいたわりながら、とにかく走った。
誰も追いかけて来る者はなかった。
彼女の足の傷も心配だった。

回りを見渡すが気配はない。
彼女を木の傍に腰掛けさせた。






彼女は不意に、僕につぶやく。



「ごめんなさい。」




「私が逃げれば貴方が殺される。」
「私、付いて行けない。」




「彼らの元に、帰るわ・・・」





彼女は、僕の肩越しに何かを見つめていた。
瞳に深い悲しみが宿っていた。
僕はゆっくりと後ろを振り返ったその時・・




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先頭 表紙

では、サインでも、おひとつ〜〜(^_^)b / 星くず ( 2001-05-22 09:46 )
その時!? あ〜!そう言えば〜☆お絵描き掲示板のほうにも〜顔を出してますよ〜♪ 絵心がないので〜描けませんが〜★ / 仙川 ( 2001-05-21 02:52 )

2001-05-19 彼方から   第]V章  逃亡

イリアは神殿で、祈りを捧げていた。
背を向けて、一心に祈っているかのように思えた。
たが、小さな肩が小刻みに震えている。
彼女の嗚咽ともいえる声が漏れ聞こえてきた。





「ショウ・・」


「いや」

「いきたくない。」

「翔・・・」

僕は、思わず背後から彼女に近づく。
そして彼女の肩をそっと抱いた。
僕の心は決まった。
彼女を連れ出す事を・・。



僕は、彼女の手をとり、抱きしめた。
「いこう。」

彼女は僅かながらのかげりを見せたが、
彼女も僕に答えるように、小さくうなずく。

僕は、彼女の手をとり、その場からそっと離れ、
そして誰もいないのを確かめると、
神殿から彼女を連れて走った。







先頭 表紙

「.」見つかってしまいました〜?(^_^;)余韻の空間を付けるためにやってます〜。 / 星くず ( 2001-05-20 17:50 )
最期に 「・」が〜? この意味は〜♪ 追っ手に捕まらず〜逃げるのかな〜☆ 引き離されるのかな〜★ / 仙川 ( 2001-05-20 03:22 )

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