願 2月11日(火)
先日の水泳大会。ジュニアオリンピックの予選の大会だったのです。
わがクラブ、ちいさい選手の躍進が目立ちました〜♪
その予選会では本レースで惜しくもJO標準タイムに届かなかった選手に対して、大会の最後に「チャレンジレース」という名目の救済措置がとられます。
あと0.何秒届かなかった選手がJO突破を目指し、再レースに挑みます。
その時の会場の盛り上がりと言ったら。。。それはそれはすごいのです。
他のクラブの選手に対しても、会場一丸となって声援を送るのです。
JOタイムを突破してガッツポーズする選手。その横で惜しくも届かず泣き崩れる選手。。。観戦している人も一緒に泣きます。
玉子たちのクラブの女の子でEちゃんという子。本レースで大ベストを出すも、JO標準記録にはわずかに届かず、チャレンジレースをすることになりました。
Eちゃんのお母さんはギャラリー席で応援していましたが、お父さんの姿が見えません。あとで聞いたのですが、娘が泳いでいるその時間、お父さんは「難関突破」のご利益があるという近くの神社に行って願掛けをしていたらしいのです。
お母さんの応援、お父さんの祈り、Eちゃんの勝負根性、すべてがマックスで作用してみごとJO突破となりました。
私もむかし、祈りました。玉子たちが初めてJO突破した時、泣きました。でもそのうち、JO突破はあたりまえみたいな不遜な気持ちになってしまいました。次は第二が日本選手権の標準記録を突破した時にまた泣きました。でも、いつしかそれさえもあたりまえみたいな感覚になってきました。
そんな中、第三はどんな気持ちでスランプのトンネルの中をさまよっていたのでしょうか。泳いでも泳いでも、タイムは遅くなる一方。。。ライバルたちには追いつかれ、追い越され。。。
先日のレースを見て、私も初心を忘れていたことに気づきました。
「期待」はしません。でも「願い」はします。第三が水泳が楽しいってこと思い出してくれることを。 |