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須木成の「七転び八起き」

〜むかし成田山の占い師に「あんたは大器晩成」って言われたっけ。あせらずに、一歩一歩〜

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2004-11-05 今日のメール
2004-10-28 僕の「即決」くん♪
2004-10-24 やさしさに包まれたなら
2004-10-20 いつくしみの光
2004-10-16 国際福祉機器展と水俣病の最高裁判決
2004-10-13 「黒毛和牛上塩タン焼680円」
2004-10-08 決戦は明日!
2004-10-02 愛を学ぶために孤独があるなら、意味のないことなどあるはずはない
2004-09-29 続くときは続くねぇ・・・
2004-09-23 マチス礼賛A


2004-11-05 今日のメール

毎日いろんなメールが来ます。情報過多の時代に情報を選択することは難しいのですが、やはり情報リテラシーは必要だと思いました。


ブッシュ vs ケリー

やはり、というのか、なんでなんだ、というのか、ブッシュ大統領が再選されました。

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午後になると各メディアからは「ケリー優勢」という雰囲気の報道が漠然と流れるようになってきました。例えば「ブッシュ陣営は敗北宣言のスピーチ原稿を用意したらしい(NBCのノラ・オドネル)」などというコメントです。

〜中略〜

ただ、この頃からこれらの3州での投票締め切り時間が延びそうだという報道が入り始めました。基本的には両陣営の立会人が有権者の資格に「疑義」を唱えると、その結果として投票所で本人の資格審査が行われるのです。特にオハイオでは投票まで5時間待ちとか9時間待ちというケースまで出ているのだそうでした。

その「立会人」ですが、日本のように静かに投票を見ているのではなく、ワシントンから送り込まれた「プロ」が選挙区の町の様子を丹念に調べておいて「町のムードとは合わない人」が来ると猛然と「疑義」を唱えるというような「手口」を使うのだそうです。特に「白人居住区なのに、黒人のグループが投票に来た」というケース、「中流の上の住宅地なのに、労組関係のような人が来た」という感じだと、徹底的にやるのだと言います。結果的に、本人証明のあいまいな有権者の票は「保留票」となるのですが、とにかく、これで時間が異様にかかっているということでした。
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民主主義が最も進み、世界のポリスを自称する国が、発展途上国の選挙のような妨害があったり、世論を操作するような報道が選挙時間中にあるなんて、驚きです。


小千谷から
「大人用紙おむつ」「女性用生理用ナプキン・パンティライナー」「カイロ」を送ってください


新潟の地震災害地にボランティアで行っているという方からのメールがいくつも転送されてきました。

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現場はまだまだ混乱しているし、人出も足りていません。そんな状況下で、マスコミの取材陣が50人近く現場付近を陣取っています。小千谷市役所の正面に車を止めて、そのために、救援物資を運ぶトラックは遠くに止めることしかできず、ボランティアの人たちがせっせと現場に物資を運んでいますが、報道陣は、それを手伝う気配すらありません。

心労と肉体的疲労が積もっている被災者のかたがたに、当然のようにマイクを向け、24時間カメラをまわし続ける神経もさっぱり理解できません。現地では今、「大人用の紙おむつ」が不足しています。「赤ちゃん用の紙おむつ」は足りています。

あとは、トイレが使えなかったり、下着をかえられなかったりするので「パンティライナー」があると重宝しますが、こちらではもう品切れで手に入りません。

夜の寒さが厳しいです。お年寄りは使い捨てカイロをもむことすらできないので、「貼るカイロ」が必要です。マスコミの仕事は、こういった情報を伝えることだと思うのですが?

午前中にも、数名の政治家さんが小学校に来ましたが、トイレはどこかとたずねられ、仮設トイレを案内したところ、「わたしに仮設トイレを案内するつもりかね?」と、いわれたそうです。

いったいこの国は、どうなっているんでしょう....。
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この国だけでなく、どこもかしこもおかしいのかもしれないけれど、そういう自分こそおかしく見えてるかもしれないぞと、自問自答する僕でした(笑)。

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チョコさん♪なんか、テレビで見ているだけではわからないことって、いっぱいいっぱいありますよねぇ。だけど、全部が全部、わかるのは無理だしぃ。。。 / 須木成 ( 2004-11-12 01:26 )
お久し振りです。主人の実家も新潟でしたが、今回は幸い被害のある地域ではありませんでした。でも、マスコミの取材にはあちらの友人たちも憤っていますよ。TVでみていても、だんだん腹の立つものが増えている気がします。「家がなくなってどうですか?」って、どういう答えをさせたいのか!?阪神の震災の時も女性用の生理品の重要性を指摘されていましたね。 / チョコ ( 2004-11-05 22:06 )

2004-10-28 僕の「即決」くん♪


へへへ。

先日、ついついオークションで、ポチ、しちゃいましたぁ・・・


バイクの盗難にあって数年。
しばらくずっと我慢していたのですが、なんだか呼ばれた気がして、ついつい、気がついたら希望落札価格をポチっと。。。


名義変更も終えて、結構快調に相棒と一緒に都内を走っています。

僕を助けてくれるターボ・チャージャーということで、名前は「ターボくん」にしようかと思ったんだけど、やっぱり名前は「即決くん」にしようかと思います!


走れ、即決くん(笑)!

先頭 表紙

ねんねこ先生♪ 僕もそれは少しは考えたのですが、いかんせん、この指先がポチっとな、しとりましたぁ(爆)。でも、まじんこでかなりリーズナブルな価格でしたわん♪ / 須木成 ( 2004-11-05 01:19 )
あるまじろさん♪ なんか気づいたらかっとんでます(爆)! / 須木成 ( 2004-11-05 01:16 )
うげげげ・・・@@;小心者の私には万の単位の入札はこの上なくオトロシイ。バイクなんてあーた命を預けるもんなんて、試乗して試乗して乗り倒して・・( ̄ω ̄;)!! でも、調子いいようで、おめでと〜 / ねんねこ先生 ( 2004-10-31 16:18 )
かっとびそうですね、黒いいですね。 / あるまじろ ( 2004-10-29 00:35 )

2004-10-24 やさしさに包まれたなら


先日、深夜にテレビをつけたら(←いっつもやん! 仕事せんかぁ!)、飯倉にある『キャンティ』というお店の歴史を探るような変な? 番組をやっていました。

加賀まりこが、ムッシュかまやつや岸恵子、井上順や堺正章、そして松任谷由実が現れて、キャンティの思い出を語っていました。

僕は知らなかったのですが、ここのオーナーは川尻夫妻という方々で、英語はもちろん、フランス語やラテン系の言語に堪能な奥様と川尻氏が出会ったのはヨーロッパ。その後、二人は結婚され、1960年、飯倉片町に『キャンティ』という名のお店をオープン。当時、都内にはイタリアン・レストランというものは皆無に近かったらしいのですが、二人は豊富な海外経験をもとに、美味しい料理を供すると同時にここを主人と客同士が語り合い、くつろげるヨーロッパ風のサロンにしたいと考えたそうです。店の設計は、川添氏の友人で、ル・コルビジェの最後の弟子といわれる建築家の村田豊が担当し、店内のインテリアは、かつて彫刻家を志ざし、エミリオ・グレコのモデルをしたこともある梶子さんが担当。居心地のいい、まるで夫妻の居間のような店内には、開店当初から様々な作家、芸能人、デザイナー、文化人らが集まり、一流の大人たちの溜り場となりました。三島由紀夫、安部公房、黒澤明、岡本太郎、小沢征爾、黛敏郎、浅利慶太、篠山紀信、ミッキー・カーチス、加賀まりこ、安井かずみ、かまやつひろし、そして中学生の松任谷由実など。なんだか羨ましいような空間でした。

そのなかでとても印象深かったのは、川尻氏の奥様は『タンタン』と皆から呼ばれていたそうです。タンタンとはスペイン語(だったかな?)で、おばさん、という意味で、実は川尻氏は再婚で、前妻の息子さんが二人いて、その二人を前に梶子さんは、「私のことはおかあさんと呼ばなくていいのよ。これからはタンタンと呼んでね」と言ったのだそうです。以来、お店の常連さんも、皆がこのお店のマダムのことをタンタンと呼び、慕ったのだそうです。

で、松任谷由実がナビゲーターというかナレーションを入れていたのですが、最後にムッシュかまやつやアルフィー、なんとか竹善をバックに、「やさしさに包まれて」を唄っていました♪


先日ようやく、懸案の(Z旗!)大型のプロジェクトを受注できました。不思議なものでそれと前後して、懐かしい方から仕事を継続中の方、そしてお初の方に到るまで、なんだか徐々にですが、いろいろお声をかけていただく機会がありました。

それはなんだか1999年の頃に似ていて、仕事になりそうか、お金になりそうかということよりも先に、目の前にいただいた問いに対して、とにもかくにも誠実に対応しようとした積み重ねが新しい窓を開いたということを実感したと年のことを思い出しました。

そう、そして、その頃によく聞いていたのが、きらめくようなメロディと心躍るような歌詞の、ユーミンの「やさしさに包まれて」だったのです。


小さい頃は神様がいて
不思議に夢をかなえてくれた
やさしい気持ちで目覚めた朝は
大人になっても奇跡は起こるよ
カーテンを開いて
静かな木漏れ日の
やさしさに包まれたなら きっと
目にうつるすべてのことはメッセージ

小さい頃は神様がいて
毎日愛を届けてくれた
心の奥にしまい忘れた
大切な箱開くときはいま
雨上がりの庭で
くちなしの香りの
やさしさに包まれたなら きっと
目にうつるすべてのことはメッセージ



※写真は牛腸さんの遺作、『幼年の時間(とき)』からです。

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まーこさん♪ホントぉ??? 結構、ブリブリしてたような気配が(笑)♪ / 須木成 ( 2004-11-15 22:52 )
ブリブリならしてないよぉーー。ちゃんと普通の車で制限速度内に走り、ゆったりカーステレオ聴きながら歌詞に浸ってましたゎ(笑) / まーこ ( 2004-11-05 11:02 )
あるまじろさん♪おぉ、↓のまーこさんや僕とは世代がひとまわり以上違うんやねぇ(笑) その当時の彼女とか、ここに書いちゃってもいいのん? / 須木成 ( 2004-11-05 01:15 )
まーこさん♪ >中央フリーウエイ車でぶっ飛ばしたっけ・・ って、もしかしてその頃かなりブリブリならしてた(爆)??? / 須木成 ( 2004-11-05 01:12 )
僕の時代は冬にスキー場に行くときには必ずゆーみんでした。色々な思い出とともにその当時の彼女のこととか思い出しました。 / あるまじろ ( 2004-10-26 19:31 )
ユーミンかぁー。そういや19歳位の頃の友達が「高校から付き合ってる彼が冷たい」って言うから『卒業写真』の歌詞手紙に書いて送れってソソのかし、彼女送ったら そっくりそのまま彼氏から返送されてきたなぁー←彼女には悪い事したなぁ〜でも、その彼と彼女・・結婚したからイイカ(笑)競馬場・ビール工場・・・ハイッ中央フリーウエイ車でぶっ飛ばしたっけ・・(もち助手席) 懐かしかぁですなぁー。 / まーこ ( 2004-10-26 00:56 )
ねんねこ先生♪ >魔女の宅急便 >あぁ、そうなんだぁ(←遠い目) しかし、あの番組でも、ムッシュかまやつだけは年とってなかったなかったですよねぇ(謎) / 須木成 ( 2004-10-26 00:22 )
うつぎさん♪ お久です! そそそ、苗字は佐藤でしたね、ごみん。とっても素敵な声で、なんかかわいかったっす。 / 須木成 ( 2004-10-26 00:20 )
見てましたよ〜。オトナが大人だった時代の思い出ですね。やさしさに包まれて、猫娘世代には魔女の宅急便だそうです。 / ねんねこ先生 ( 2004-10-25 10:09 )
なんとか竹善は、きっと「佐藤竹善」ですな。   この写真かわいいですね。。 / うつぎ ( 2004-10-24 15:34 )

2004-10-20 いつくしみの光


週末、時間を工面して三鷹まで行って写真展を見てきました。

牛腸茂雄 (ごちょう しげお)

1946年新潟県生まれ。3歳のとき胸椎カリエスに罹患。1983年、逝去。享年36歳。

彼のこの写真を初めて見たとき、本当に魂が吸い込まれていくように感じました。冷静に見れば、霧にかすむスタジアムのなかを走り去っていく子供たちの後姿を撮影したモノクロ写真に過ぎないのですが、それはなにか見るものに、人という存在の、生と死と、豊穣さとはかなさを、静謐に訴えかけているように感じました。

このカメラマンは何者なのだろう?

調べてみると、俗に言うせむし男で、背をいからせたような姿勢で、眼鏡をかけ、小さな体躯に比べて妙に顔と手の大きな、ポートレート写真が残されていました。

数年前、偶然にも彼と桑沢デザインで同期だったというデザイナーの方とお会いし、彼からもらったというこの写真の実物のプリント(当然、牛腸さんが暗室で焼いたもの)を見させていただき、以来、ずっと、こころのなかで不思議な存在を占める写真家の方でした。

その牛腸さんの作品を一堂に会した初の本格的な写真展が開催されていることを知り、とにもかくにも、出かけてみることにしました。

その中期頃までの作品は大きく二つに分かれ、一つは遠景のなかに子供たちの姿が点描のように写しこまれているもの。もう一つは、室内で撮影された青年期の若者や熟年カップルのバストアップのポートレートでした。ただ一つだけ、例外的に、顔がはみ出るほどにアップで撮影されていたポートレートは、彼のおかあさんの写真でした。


牛腸さんについて語ろうとすると、なかなか言葉を紡ぐことができないのですが、ちなみにこの写真が最終ページに掲載された彼の自費出版の写真集は、『セルフ&アザーズ(自己と他者)』といいます。

そしてこの写真が掲載された対向ページには、次のような哲学者の言葉が引用されていました。

「ある人間にとって世界を生き生きとしたものにするために、あるいは、人がそこで身を寄せている現実を一瞥で、一つの身振りで、一つの言葉で味気ないものにしてしまうために、もう一人の人間ほど効果的な作因は存在しないように思われる。」

誰かを笑わせるために生まれてきたのだと確信しているのに、その誰かを悲しませるようなことばかりしてしまったり。人間というのは、どうしようもないものだと思いますが、とにもかくにも走り続けていきたいと思います。


※この桑沢デザイン時代の作品からインクブロットやマーブリング(ロールシャッハ・テストのような左右対称の絵や墨やインクの流し絵)も含む展覧会は、10月24日まで東京都の三鷹市美術ギャラリーで、10月30日から11月28日まで、山形市の山形美術館で開催されています。

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ぷりんさん♪ おぉ、カメラを片手に秋を探しに行かれたんですね! 僕もイロイロあったけど、人生イロイロ、会社もイロイロ、って、それじゃアホな小○首相だって(笑)! 冗談はさておき、人間は因果だけど、だからこそいとおしかったりもするんですよね。むつかしいもんです。 / 須木成 ( 2004-10-26 00:19 )
あるまじろさん♪ホント、写真って、つくづく不思議だと思います。ただシャッター押すだけのことなのに、なんでこんなに違うんでしょ?  / 須木成 ( 2004-10-26 00:14 )
まーこさん♪やっぱり、なんか感じてしまう写真ですよ(^o^)  はかなく感じるのは、きっと人間の生そのものや幼生がはかないからなんだろうと思いますよ。やすらぎをいつももとめるのはみんな一緒だし(笑) / 須木成 ( 2004-10-26 00:12 )
始めたばかりの素人写真ですが、ここ2ヶ月くらいイロイロあって、あまりカメラを持つ気になれませんでした。 昨日この写真を見て、またカメラを持ちたくなって、今日は野田の清水公園まで花を撮りに行って来ました♪ 幸せにしたい人を心ならずも悲しませてしまうのはままある事。 人間って因果なものですね。  / ぷりん ( 2004-10-22 21:33 )
誰でも撮れる写真、でも誰にも撮れないものを撮る人、カメラって難しいですね。何を見てるか、常に問われているような緊張感があります。 / あるまじろ ( 2004-10-22 14:03 )
なんとも言えない独特の雰囲気のある写真ですね・・・。見る人によってコノ画像から先の話を いくつでも作れそうな画像!はかなさを感じる私は 何か やすらぎを求めているのかなぁ! / まーこ ( 2004-10-20 23:13 )

2004-10-16 国際福祉機器展と水俣病の最高裁判決


今日は仕事の合間を縫って、お台場の東京ビックサイトまで国際福祉機器展の取材に行ってきました。

この見本市は、もう30年以上も続いているもので、最初はとても小さな展示会だったようなのですが、ここ10年ぐらいで出展企業も来場者も飛躍的に伸びて、いまではビッグサイトの東側全体を埋め尽くし、今年も初日から4万人の来場者を数えるまでになった入場無料の催しです。福祉機器というぐらいですから、もちろん車椅子や福祉車両から、お風呂やトイレまわりから食器に至る様々な介護用品が展示されていますが、リハビリ用のゲーム機や流動食なんかも紹介されています。

一昨年にはここで、友人の方々のお力もお借りて、ユニバーサルデザインのセミナーを開催したこともあります。今年は映像カメラマンに同行してもらい、来場者にいろいろお話を聞いてきました。

普段、何を使ってどのように移動しているのですか? 街中を気安く移動できますか? 実際に街に出ると、どんなことが不便ですか? どんな乗り物や道路だったら、もっと移動しやすくなれるのでしょう?

こんな質問を、車椅子に乗っていらっしゃる方々から年配のご夫妻、福祉関連の学校の学生さんやカップルの若者などに片っ端から聞いてまわったのですが、とくに車椅子に乗っていらっしゃる方々は、とっても素直に質問に答えてくれました。僕も気を遣ったつもりで膝をついて話し掛けていたのですが、子供たちはまったく屈託のない笑顔で、自分の病状のことと結びつけて具体的に率直に答えてくれていました。そのことで、こちらのほうがなんだか気圧されるぐらいな感じでした。

健常者の方は、やはりどうしても、ちょっと最初はいかがわしそうな目でこちらを値踏みされるんですよね(僕がインタビュアーじゃ仕方ないか(^_^;A )。

本当は見本市ですから、いわゆるメーカーとバイヤーのための会場なのですが、看護関連の学生さんから、ボランティアの若者と一緒の福祉施設や学校の団体さんまで一般の方々がバス等で多数来場されていて、実際に取材してみると意外な発見が沢山ありました。

格好良い車椅子に乗っている若者を見つけて声をかけたら、自分は車椅子のメーカーに勤めていて、これは自分で作ったんだとうれしそうに答えてくれました。聞くと、アクセルとブレーキを手動に改良しただけのクルマで、名古屋から東京まで自分で運転してきたんだそうです。僕のいまにそんな体力あるかなぁ?


これを書いていたら、いま、水俣病の責任が国と熊本県にもあるという、村山内閣当時の政治決着(和解案)を逆転する、ある意味で画期的な最高裁の判決が、今日、下されたとニュースで解説されていました。

なにが本当のリアルなのか。
最近は、自分の未熟さに日々恥じ入るような毎日なのですが、
今日もいろいろ考えさせていただくことができた一日でした。

先頭 表紙

いまだにレイチェル・カーソンと産業界・行政の対立の構造から抜けられないのですよね。しかし、もっともっとこの件も大きく報道して欲しいですよね。いまだに環境省は、認定規準を変えるつもりはないみたいで、呆れてます。 / 須木成 ( 2004-10-26 00:09 )
水俣について話がこじれたのは当時の有識者が水銀と病気との関連を認めなかったことが大きかったといいます。「これでいいのか」と権威を持つ人は自問することを忘れて欲しくないし、その義務があると思います。 / あるまじろ ( 2004-10-19 23:24 )

2004-10-13 「黒毛和牛上塩タン焼680円」


先週末に掲げたZ旗は、荒波に揉まれながらもなんとか戦果を挙げて無事帰還いたしましたっ!

ご支援いただいた方、ありがとうございましたm(_ _)m


その後に久しぶりに何人かで行ったカラオケで、なんとか新曲についていきたい若づくりのオヤジ・キャラ(苦笑)としては、ここ数ヶ月、夜間から深夜にかけてついつい仕事をサボって盗み見ていたテレビ番組系の新譜を唄いまくった。

ここでも書いた河口なんとかの「a place in the sun」はもとより、セカチューの「かたちあるもの」、実は夜中の再放送ではまってまった「ラブラブ・マンハッタン」なんかを気持ちよく歌いつつ、実は密かに歌いたい曲があった。それは・・・

大塚愛の「大好きだよ。」


これも最近のNHKの11時台のドラマの最後で流れている曲で、ドラマをシミジミ観たことは一度もないのだが、この歌は初めて聴いたら心に染みてきて驚いた! しかも作詞も作曲も本人ではないか!

平井堅もあまり好きではないが、ちゃんと自分で作詞作曲してて偉いなぁと思っていたので、大塚愛にはぶったまげ!

実は実は「ハッピーデイ」も結構最初に聞いて気に入っていたのだが、やっぱエイベックスでしょ、みたいな感じでタカを括っていた自分に反省。

で、最新カラオケ装置のあるお店で本を見ていると、突然飛び込んできた文字が<「大好きだよ。」「黒毛和牛上塩タン焼680円」カラオケ先行配信決定!>

あざといという批判は承知の上での、この「黒毛和牛上塩タン焼680円」というタイトルには脱帽しました。


この夏からいろんな社会データを調べたりしていたのですが、いま10代後半から20代前半の40%近くは“望んでも”正社員になれていないのが実態のようだし、2030年には人口の3割、2050年に到っては人口の4割が“確実に”65歳以上の高齢者になり、しかも総人口は2〜3割減の人口減少社会を迎えるという、おそらく世界史上類を見ない、国家の基盤そのものが急激に崩壊の危機を迎える未来を垣間見ている子供たちにとって、何がリアルなのかということを考えたりもしていました。

そう、「徹夜で帰ってきたのに抱っこしてくれてありがとう(大好きだよ。)」とか、「黒毛和牛上塩タン焼680円を一緒に食べるしあわせ」みたいなものが、いまの一番のリアルだったりするよなぁと、妙に感服してしまいました。


僕もお恥ずかしい分類の「エッジな人」なんですが、エッジに留まり続ける意思のあり様も大切だよな、とかも感じました。もちろん、その違いも理解しての話ですが。


そんなことを思いながら、最後はスピッツの「空を飛べたら」とかドリカムの「ラブラブラブ」とかオザケンの「愛し愛されて生きるのさ」とかを唄って帰ったおばかな須木成でした♪

今週もガンバンベ!

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あるまじろさん♪確かに最近の歌のコードに着いていけない僕でも歌えそうな気がして、ついつい耳がダンボになった一曲でした。サイノーかぁ・・・ ・・・ ・・・ さぁて、明日も明後日もがんばんべ(爆) / 須木成 ( 2004-10-16 00:58 )
僕もここんとこのイイ曲も遠い昔の名曲もギターで弾きながら歌います。最近はやたら難しいコードを使ったりするけど大塚愛氏のそれは意外と簡単なコード進行なんですよね。でも個性もあいまって新しいものを作ってる。才能ってそういうものって感じです。 / あるまじろ ( 2004-10-14 23:04 )

2004-10-08 決戦は明日!


勝負パンツというものはあるようだが、僕には縁がない(笑)

ただし、勝負ネクタイ、というものはある!



明日の夜は、いよいよ勝負の時である! Z旗の出番である!

「皇国の興廃、この一戦にあり。各自一層奮励努力せよ!」

東郷元帥が日本海海戦において旗艦三笠に掲げた旗がZ旗。

僕が最後に勤めた会社の会議室には、このZ旗が掲げられていた。

最初の頃はなるほどと奮い立ったが、最後のほうは呆れた(笑)



明日の夜は、いよいよ、今年の成果が問われる夜である。

昨日も果敢にマッカーサー司令官が指揮を執ったビルを襲撃し、多大な戦果を収めた!

月火は、Jリーグのすべてのクラブ担当者を相手に、交流を重ねた!

Jリーグは、プロ野球よりもずっと、本来の使命を自覚していた。



明日の標語は決まっている。

「慌てず、でしゃばらず、正論を言う」



アドリブに弱い自分としては、明日の夜はとても不安なのだが、それでも信頼してくれている人たちの期待を裏切るわけにはいかない。

日常の淡々とした積み重ねが大切。そして、そんな積み重ねから、次元を変えることができる。

イチローが語っていたのは、そういうことだと思う。

今度こそ一皮剥けようと思うことが間違いで、自分の得意なことを積み重ねて、不得意なことを少なくする努力を重ねるしかない。



なんか一人独白、ひとりごとだらけの日記になってしまったが、日記とは本来そういうものだろう。

けっぱれ、須木成!

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あるまじさん、ありがとうございます! 栄光に駆け寄ってというとなんかこそばゆいですが、まぁ、こんな日記ですが、たまにはのぞいていただければ・・・(笑) / 須木成 ( 2004-10-16 00:56 )
まーこさん♪応援ありがとうございます! この柄は猫なんどす。背中丸めて獲物を狙っているのか、はたまた怒っているところなのか(笑)。ちなみに、おちびちゃんたちはホント、おっきくなりましたねぇ♪ 個人的には勝気なヒラリちゃん、タイプだす(笑) / 須木成 ( 2004-10-16 00:53 )
文字にすることで冷静さを増し、勇気も奮い立たせて、ぜひ栄光へ駆け寄っていただきたいです。 / あるまじろ ( 2004-10-11 23:33 )
ファイトォー、須木成さん♪そそ日記とは そーゆーもの。で、ネクタイの柄なんだろ?私には 虎?が背中丸める直前のようなのに見える・・・、これから『イクゾォー』って感じ! / まーこ ( 2004-10-08 10:41 )

2004-10-02 愛を学ぶために孤独があるなら、意味のないことなどあるはずはない


抱きしめることが愛なら、突き放すこともまた愛。

それに気づけていない自分に気づけたとき、人は成長するのでしょうか。



こんなに正直きつくて長い夏は長い人生の中で二度目で、どうしていいのかわからないままに、とにかく種を蒔かねばと自分に言い聞かせて、がむしゃらに走ってきたけれど、それをちゃんと見ていてくれる人もいる。

そのことの意味を、そろそろ気づかないといけないね。



標題のジュピターの詩は、なんか懐かしい感じがします。



 この写真は、「あるまじろ」さんのところからお借りしてきました! →
 かわいいっしょ♪ きたきつねの子供なんだそうです。
 どうしてこんなに人の側まで寄ってきたのか、不思議です。
 僕も湘南の水族館に行ったとき、イルカのオスが◎器をふくらまして水槽のへりまで何度も寄ってきて困りましたが(笑)・・・

先頭 表紙

ぷりんさん♪ホント、いい写真でしょう! 下のあるまじろさんが新婚旅行の最中に撮られたお写真とのことです♪ 本当にかわいい笑顔の、素敵な写真ですよね♪ / 須木成 ( 2004-10-16 00:49 )
キタキツネ君の表情がすごくいいですね。 なんか愛情と信頼に溢れているカンジ・・・(^‐^) 何も言わなくても、自分の努力を理解してくれる人がいるというのは嬉しいことですよね♪ ↑の「いざ出陣!」、がんばって下さいね\(^0^)/  / ぷりん ( 2004-10-08 15:46 )
クラッセさん♪へぇ〜! そんなとこ、あるんですかぁ〜〜〜 まっ、いずれにしても動物は可愛いし・・・ / 須木成 ( 2004-10-08 00:16 )
あるまじろさん♪なるへそ、ドライブインで飼われていたのですね♪ どうしてこんな近くに来たのかと驚いたのですが、でも、ホント、このまなざしがいとおしいっす! / 須木成 ( 2004-10-08 00:15 )
へぇ、初めて見ました白いキタキツネ。北海道(のどこだか)へ行った時、観光キタキツネに取り囲まれた事があります(笑)。 / クラッセ ( 2004-10-04 18:41 )
白いキタキツネって珍しいそうです。北海道の層雲峡と北見の間にあるドライブインにいます。 / あるまじろ ( 2004-10-02 23:02 )

2004-09-29 続くときは続くねぇ・・・

日曜日、今度は祖母が逝きました。
昨夜がお通夜で、本日が告別式。

今週は仕事の契約の大詰めと月末と上半期の末が重なり、お通夜はパスさせてもらったけれど、告別式は親族を代表して挨拶なければならないということに。

僕の田舎のほうは、喪主や直系の親族は挨拶をしてはいけなくて、傍系の一番近い親族が遺族を代表して挨拶をするのだという。本当は僕の親父がやるべきことなんだけど、ご案内のように今年の正月に亡くなっていて、傍系の孫が挨拶に。


ばぁちゃんは、僕らにとって、太陽といいますか、陽だまりのような存在でした。
昨年の4月に先立ったじいちゃんが、戦後の日本経済の復興を牽引する蒸気機関車のような存在であったとしたら、ばあちゃんは、そのあとに種をまき、水をやり、誰彼と区別なく成長を見守るような、そんなあたたかい存在でした。

いつもカマを入れた籠を背負い、畑で草刈をしていたと思ったら、いつの間にか竈の前で火を焚きながら夕餉の支度をし、風呂を沸かしと、いつもひとつの場所にいないくせに、人のことに気を配り、笑顔が絶えないばぁちゃんでした。

そんなばぁちゃんが入院して8年。じいちゃんが連れに来てくれたのか、最後は本当に眠るように安らかな顔で逝くことができました。私どもがここにこうしていることができるのも、ひとえに故人、うんたらかんたらに対する皆様からのご厚誼の賜物と深く感謝・・・


ご挨拶をしているうちに、目頭が熱くなりました。
ひとつの時代が、確実に終わり、私たちはこれから何をするのか、そんなふうに問われているようにも感じました。


これで今年はとても身近な人を三度も見送ることに。
続くときは続くものだと言われましたが、本当にそうでした。

これから先、どんな出会いと別れがあるのかはわかりませんが、いずれにしても今年は節目の年となりそうです。

先頭 表紙

あるまじろさん♪↑きたきつねの子供の写真、ちゃっかりいただいてきてしまいましたぁ(笑) ちなみに、人間にとっての一つの節目も、千幾万と続いた時の断面(またまたあるまじろさんからの引用)にすぎないのかもしれません。 / 須木成 ( 2004-10-02 01:17 )
まーこさん♪じーちゃん、ばーちゃんと呼べる人がいたこと、夏休みにそんな田舎に行けた自分のしあわせを、いまになって噛みしめています。失って気づくことが多い人間って、なんなんでしょ。 / 須木成 ( 2004-10-02 01:14 )
ご愁傷様です。故人のご冥福をお祈り申し上げます。「一つの節目」というお言葉がとても胸に響きました。 / あるまじろ ( 2004-10-01 20:53 )
母方の爺・婆、父方の爺は 私が生まれる前に亡くなってるから その存在が分からない・・。唯一の父方の婆もうすぐ99歳!会ったのはもう20年前かな?人生で片手以内の回数しか会ってない・・・。私のイメージでは じーちゃん・ばーちゃんって暖かい感じですぅ。祖母様のご冥福をお祈りいたします。 / まーこ ( 2004-09-30 10:00 )

2004-09-23 マチス礼賛A


早いものでもう秋分の日。

なのにこの祝日も、まったく新しい仕事が入ってきて、埋もれてしまいましたぁ(ToT;

外は相変わらず暑いし、日本が熱帯化しているというのは、あながちウソではないと思います。


で、先日のマチスの続き。

なんとなくのぞいたミュージアム・ショップで、懐かしい絵を発見しました!

確か、ニューヨークのMoMaかパリのどこかで本物を見て、「こ、こ、こ、これなんよぉ〜♪」と感じた理想の絵の一つが、ショップの片隅に輸入ポストカードの一枚として販売されていました!


むか〜し、昔、とある失恋の痛みを抱えていた頃、大人のための童話のような原稿を書いたのですが、絵が描けずにいまだに本棚の奥に埃にまみれている書類の束があります。

いつか日の当たる場所に送り出してあげたいのですが、そこに描くとすると、こんな絵があればサイコー♪


すべての女性が持つやさしさとしなやかさと強さと愛と、それを想う男性のそこはかとない感情が凝縮されているようで、思わずまたこのカードを買ってしまいました(笑)。

どなたか、絵の日本語タイトル、知ってる方、いらっしゃいますぅ???


マチスも晩年に階段を一気に駆け登っていったわけだし、僕もまだまだガンバラないとっ!

先頭 表紙

あるまじろさん♪それを感じることからでしかはじまらないのだろうとも思います。シンプルさと、ピュアと、それに近づきたいと願う心と、その困難さを自覚することと。 / 須木成 ( 2004-10-02 01:12 )
シンプルなものが伝えてくるピュアなものを、感じ取るたびに真似することの困難さに悩みます。 / あるまじろ ( 2004-09-25 21:19 )

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