himajin top
須木成の「七転び八起き」

〜むかし成田山の占い師に「あんたは大器晩成」って言われたっけ。あせらずに、一歩一歩〜

目次 (総目次)   [次の10件を表示]   表紙

2004-10-16 国際福祉機器展と水俣病の最高裁判決
2004-10-13 「黒毛和牛上塩タン焼680円」
2004-10-08 決戦は明日!
2004-10-02 愛を学ぶために孤独があるなら、意味のないことなどあるはずはない
2004-09-29 続くときは続くねぇ・・・
2004-09-23 マチス礼賛A
2004-09-19 マチス礼賛@
2004-09-17 点描
2004-09-14 夜中に台所でぼくはきみに話しかけたかった
2004-09-11 世界の周辺で、大泣きする(笑)


2004-10-16 国際福祉機器展と水俣病の最高裁判決


今日は仕事の合間を縫って、お台場の東京ビックサイトまで国際福祉機器展の取材に行ってきました。

この見本市は、もう30年以上も続いているもので、最初はとても小さな展示会だったようなのですが、ここ10年ぐらいで出展企業も来場者も飛躍的に伸びて、いまではビッグサイトの東側全体を埋め尽くし、今年も初日から4万人の来場者を数えるまでになった入場無料の催しです。福祉機器というぐらいですから、もちろん車椅子や福祉車両から、お風呂やトイレまわりから食器に至る様々な介護用品が展示されていますが、リハビリ用のゲーム機や流動食なんかも紹介されています。

一昨年にはここで、友人の方々のお力もお借りて、ユニバーサルデザインのセミナーを開催したこともあります。今年は映像カメラマンに同行してもらい、来場者にいろいろお話を聞いてきました。

普段、何を使ってどのように移動しているのですか? 街中を気安く移動できますか? 実際に街に出ると、どんなことが不便ですか? どんな乗り物や道路だったら、もっと移動しやすくなれるのでしょう?

こんな質問を、車椅子に乗っていらっしゃる方々から年配のご夫妻、福祉関連の学校の学生さんやカップルの若者などに片っ端から聞いてまわったのですが、とくに車椅子に乗っていらっしゃる方々は、とっても素直に質問に答えてくれました。僕も気を遣ったつもりで膝をついて話し掛けていたのですが、子供たちはまったく屈託のない笑顔で、自分の病状のことと結びつけて具体的に率直に答えてくれていました。そのことで、こちらのほうがなんだか気圧されるぐらいな感じでした。

健常者の方は、やはりどうしても、ちょっと最初はいかがわしそうな目でこちらを値踏みされるんですよね(僕がインタビュアーじゃ仕方ないか(^_^;A )。

本当は見本市ですから、いわゆるメーカーとバイヤーのための会場なのですが、看護関連の学生さんから、ボランティアの若者と一緒の福祉施設や学校の団体さんまで一般の方々がバス等で多数来場されていて、実際に取材してみると意外な発見が沢山ありました。

格好良い車椅子に乗っている若者を見つけて声をかけたら、自分は車椅子のメーカーに勤めていて、これは自分で作ったんだとうれしそうに答えてくれました。聞くと、アクセルとブレーキを手動に改良しただけのクルマで、名古屋から東京まで自分で運転してきたんだそうです。僕のいまにそんな体力あるかなぁ?


これを書いていたら、いま、水俣病の責任が国と熊本県にもあるという、村山内閣当時の政治決着(和解案)を逆転する、ある意味で画期的な最高裁の判決が、今日、下されたとニュースで解説されていました。

なにが本当のリアルなのか。
最近は、自分の未熟さに日々恥じ入るような毎日なのですが、
今日もいろいろ考えさせていただくことができた一日でした。

先頭 表紙

いまだにレイチェル・カーソンと産業界・行政の対立の構造から抜けられないのですよね。しかし、もっともっとこの件も大きく報道して欲しいですよね。いまだに環境省は、認定規準を変えるつもりはないみたいで、呆れてます。 / 須木成 ( 2004-10-26 00:09 )
水俣について話がこじれたのは当時の有識者が水銀と病気との関連を認めなかったことが大きかったといいます。「これでいいのか」と権威を持つ人は自問することを忘れて欲しくないし、その義務があると思います。 / あるまじろ ( 2004-10-19 23:24 )

2004-10-13 「黒毛和牛上塩タン焼680円」


先週末に掲げたZ旗は、荒波に揉まれながらもなんとか戦果を挙げて無事帰還いたしましたっ!

ご支援いただいた方、ありがとうございましたm(_ _)m


その後に久しぶりに何人かで行ったカラオケで、なんとか新曲についていきたい若づくりのオヤジ・キャラ(苦笑)としては、ここ数ヶ月、夜間から深夜にかけてついつい仕事をサボって盗み見ていたテレビ番組系の新譜を唄いまくった。

ここでも書いた河口なんとかの「a place in the sun」はもとより、セカチューの「かたちあるもの」、実は夜中の再放送ではまってまった「ラブラブ・マンハッタン」なんかを気持ちよく歌いつつ、実は密かに歌いたい曲があった。それは・・・

大塚愛の「大好きだよ。」


これも最近のNHKの11時台のドラマの最後で流れている曲で、ドラマをシミジミ観たことは一度もないのだが、この歌は初めて聴いたら心に染みてきて驚いた! しかも作詞も作曲も本人ではないか!

平井堅もあまり好きではないが、ちゃんと自分で作詞作曲してて偉いなぁと思っていたので、大塚愛にはぶったまげ!

実は実は「ハッピーデイ」も結構最初に聞いて気に入っていたのだが、やっぱエイベックスでしょ、みたいな感じでタカを括っていた自分に反省。

で、最新カラオケ装置のあるお店で本を見ていると、突然飛び込んできた文字が<「大好きだよ。」「黒毛和牛上塩タン焼680円」カラオケ先行配信決定!>

あざといという批判は承知の上での、この「黒毛和牛上塩タン焼680円」というタイトルには脱帽しました。


この夏からいろんな社会データを調べたりしていたのですが、いま10代後半から20代前半の40%近くは“望んでも”正社員になれていないのが実態のようだし、2030年には人口の3割、2050年に到っては人口の4割が“確実に”65歳以上の高齢者になり、しかも総人口は2〜3割減の人口減少社会を迎えるという、おそらく世界史上類を見ない、国家の基盤そのものが急激に崩壊の危機を迎える未来を垣間見ている子供たちにとって、何がリアルなのかということを考えたりもしていました。

そう、「徹夜で帰ってきたのに抱っこしてくれてありがとう(大好きだよ。)」とか、「黒毛和牛上塩タン焼680円を一緒に食べるしあわせ」みたいなものが、いまの一番のリアルだったりするよなぁと、妙に感服してしまいました。


僕もお恥ずかしい分類の「エッジな人」なんですが、エッジに留まり続ける意思のあり様も大切だよな、とかも感じました。もちろん、その違いも理解しての話ですが。


そんなことを思いながら、最後はスピッツの「空を飛べたら」とかドリカムの「ラブラブラブ」とかオザケンの「愛し愛されて生きるのさ」とかを唄って帰ったおばかな須木成でした♪

今週もガンバンベ!

先頭 表紙

あるまじろさん♪確かに最近の歌のコードに着いていけない僕でも歌えそうな気がして、ついつい耳がダンボになった一曲でした。サイノーかぁ・・・ ・・・ ・・・ さぁて、明日も明後日もがんばんべ(爆) / 須木成 ( 2004-10-16 00:58 )
僕もここんとこのイイ曲も遠い昔の名曲もギターで弾きながら歌います。最近はやたら難しいコードを使ったりするけど大塚愛氏のそれは意外と簡単なコード進行なんですよね。でも個性もあいまって新しいものを作ってる。才能ってそういうものって感じです。 / あるまじろ ( 2004-10-14 23:04 )

2004-10-08 決戦は明日!


勝負パンツというものはあるようだが、僕には縁がない(笑)

ただし、勝負ネクタイ、というものはある!



明日の夜は、いよいよ勝負の時である! Z旗の出番である!

「皇国の興廃、この一戦にあり。各自一層奮励努力せよ!」

東郷元帥が日本海海戦において旗艦三笠に掲げた旗がZ旗。

僕が最後に勤めた会社の会議室には、このZ旗が掲げられていた。

最初の頃はなるほどと奮い立ったが、最後のほうは呆れた(笑)



明日の夜は、いよいよ、今年の成果が問われる夜である。

昨日も果敢にマッカーサー司令官が指揮を執ったビルを襲撃し、多大な戦果を収めた!

月火は、Jリーグのすべてのクラブ担当者を相手に、交流を重ねた!

Jリーグは、プロ野球よりもずっと、本来の使命を自覚していた。



明日の標語は決まっている。

「慌てず、でしゃばらず、正論を言う」



アドリブに弱い自分としては、明日の夜はとても不安なのだが、それでも信頼してくれている人たちの期待を裏切るわけにはいかない。

日常の淡々とした積み重ねが大切。そして、そんな積み重ねから、次元を変えることができる。

イチローが語っていたのは、そういうことだと思う。

今度こそ一皮剥けようと思うことが間違いで、自分の得意なことを積み重ねて、不得意なことを少なくする努力を重ねるしかない。



なんか一人独白、ひとりごとだらけの日記になってしまったが、日記とは本来そういうものだろう。

けっぱれ、須木成!

先頭 表紙

あるまじさん、ありがとうございます! 栄光に駆け寄ってというとなんかこそばゆいですが、まぁ、こんな日記ですが、たまにはのぞいていただければ・・・(笑) / 須木成 ( 2004-10-16 00:56 )
まーこさん♪応援ありがとうございます! この柄は猫なんどす。背中丸めて獲物を狙っているのか、はたまた怒っているところなのか(笑)。ちなみに、おちびちゃんたちはホント、おっきくなりましたねぇ♪ 個人的には勝気なヒラリちゃん、タイプだす(笑) / 須木成 ( 2004-10-16 00:53 )
文字にすることで冷静さを増し、勇気も奮い立たせて、ぜひ栄光へ駆け寄っていただきたいです。 / あるまじろ ( 2004-10-11 23:33 )
ファイトォー、須木成さん♪そそ日記とは そーゆーもの。で、ネクタイの柄なんだろ?私には 虎?が背中丸める直前のようなのに見える・・・、これから『イクゾォー』って感じ! / まーこ ( 2004-10-08 10:41 )

2004-10-02 愛を学ぶために孤独があるなら、意味のないことなどあるはずはない


抱きしめることが愛なら、突き放すこともまた愛。

それに気づけていない自分に気づけたとき、人は成長するのでしょうか。



こんなに正直きつくて長い夏は長い人生の中で二度目で、どうしていいのかわからないままに、とにかく種を蒔かねばと自分に言い聞かせて、がむしゃらに走ってきたけれど、それをちゃんと見ていてくれる人もいる。

そのことの意味を、そろそろ気づかないといけないね。



標題のジュピターの詩は、なんか懐かしい感じがします。



 この写真は、「あるまじろ」さんのところからお借りしてきました! →
 かわいいっしょ♪ きたきつねの子供なんだそうです。
 どうしてこんなに人の側まで寄ってきたのか、不思議です。
 僕も湘南の水族館に行ったとき、イルカのオスが◎器をふくらまして水槽のへりまで何度も寄ってきて困りましたが(笑)・・・

先頭 表紙

ぷりんさん♪ホント、いい写真でしょう! 下のあるまじろさんが新婚旅行の最中に撮られたお写真とのことです♪ 本当にかわいい笑顔の、素敵な写真ですよね♪ / 須木成 ( 2004-10-16 00:49 )
キタキツネ君の表情がすごくいいですね。 なんか愛情と信頼に溢れているカンジ・・・(^‐^) 何も言わなくても、自分の努力を理解してくれる人がいるというのは嬉しいことですよね♪ ↑の「いざ出陣!」、がんばって下さいね\(^0^)/  / ぷりん ( 2004-10-08 15:46 )
クラッセさん♪へぇ〜! そんなとこ、あるんですかぁ〜〜〜 まっ、いずれにしても動物は可愛いし・・・ / 須木成 ( 2004-10-08 00:16 )
あるまじろさん♪なるへそ、ドライブインで飼われていたのですね♪ どうしてこんな近くに来たのかと驚いたのですが、でも、ホント、このまなざしがいとおしいっす! / 須木成 ( 2004-10-08 00:15 )
へぇ、初めて見ました白いキタキツネ。北海道(のどこだか)へ行った時、観光キタキツネに取り囲まれた事があります(笑)。 / クラッセ ( 2004-10-04 18:41 )
白いキタキツネって珍しいそうです。北海道の層雲峡と北見の間にあるドライブインにいます。 / あるまじろ ( 2004-10-02 23:02 )

2004-09-29 続くときは続くねぇ・・・

日曜日、今度は祖母が逝きました。
昨夜がお通夜で、本日が告別式。

今週は仕事の契約の大詰めと月末と上半期の末が重なり、お通夜はパスさせてもらったけれど、告別式は親族を代表して挨拶なければならないということに。

僕の田舎のほうは、喪主や直系の親族は挨拶をしてはいけなくて、傍系の一番近い親族が遺族を代表して挨拶をするのだという。本当は僕の親父がやるべきことなんだけど、ご案内のように今年の正月に亡くなっていて、傍系の孫が挨拶に。


ばぁちゃんは、僕らにとって、太陽といいますか、陽だまりのような存在でした。
昨年の4月に先立ったじいちゃんが、戦後の日本経済の復興を牽引する蒸気機関車のような存在であったとしたら、ばあちゃんは、そのあとに種をまき、水をやり、誰彼と区別なく成長を見守るような、そんなあたたかい存在でした。

いつもカマを入れた籠を背負い、畑で草刈をしていたと思ったら、いつの間にか竈の前で火を焚きながら夕餉の支度をし、風呂を沸かしと、いつもひとつの場所にいないくせに、人のことに気を配り、笑顔が絶えないばぁちゃんでした。

そんなばぁちゃんが入院して8年。じいちゃんが連れに来てくれたのか、最後は本当に眠るように安らかな顔で逝くことができました。私どもがここにこうしていることができるのも、ひとえに故人、うんたらかんたらに対する皆様からのご厚誼の賜物と深く感謝・・・


ご挨拶をしているうちに、目頭が熱くなりました。
ひとつの時代が、確実に終わり、私たちはこれから何をするのか、そんなふうに問われているようにも感じました。


これで今年はとても身近な人を三度も見送ることに。
続くときは続くものだと言われましたが、本当にそうでした。

これから先、どんな出会いと別れがあるのかはわかりませんが、いずれにしても今年は節目の年となりそうです。

先頭 表紙

あるまじろさん♪↑きたきつねの子供の写真、ちゃっかりいただいてきてしまいましたぁ(笑) ちなみに、人間にとっての一つの節目も、千幾万と続いた時の断面(またまたあるまじろさんからの引用)にすぎないのかもしれません。 / 須木成 ( 2004-10-02 01:17 )
まーこさん♪じーちゃん、ばーちゃんと呼べる人がいたこと、夏休みにそんな田舎に行けた自分のしあわせを、いまになって噛みしめています。失って気づくことが多い人間って、なんなんでしょ。 / 須木成 ( 2004-10-02 01:14 )
ご愁傷様です。故人のご冥福をお祈り申し上げます。「一つの節目」というお言葉がとても胸に響きました。 / あるまじろ ( 2004-10-01 20:53 )
母方の爺・婆、父方の爺は 私が生まれる前に亡くなってるから その存在が分からない・・。唯一の父方の婆もうすぐ99歳!会ったのはもう20年前かな?人生で片手以内の回数しか会ってない・・・。私のイメージでは じーちゃん・ばーちゃんって暖かい感じですぅ。祖母様のご冥福をお祈りいたします。 / まーこ ( 2004-09-30 10:00 )

2004-09-23 マチス礼賛A


早いものでもう秋分の日。

なのにこの祝日も、まったく新しい仕事が入ってきて、埋もれてしまいましたぁ(ToT;

外は相変わらず暑いし、日本が熱帯化しているというのは、あながちウソではないと思います。


で、先日のマチスの続き。

なんとなくのぞいたミュージアム・ショップで、懐かしい絵を発見しました!

確か、ニューヨークのMoMaかパリのどこかで本物を見て、「こ、こ、こ、これなんよぉ〜♪」と感じた理想の絵の一つが、ショップの片隅に輸入ポストカードの一枚として販売されていました!


むか〜し、昔、とある失恋の痛みを抱えていた頃、大人のための童話のような原稿を書いたのですが、絵が描けずにいまだに本棚の奥に埃にまみれている書類の束があります。

いつか日の当たる場所に送り出してあげたいのですが、そこに描くとすると、こんな絵があればサイコー♪


すべての女性が持つやさしさとしなやかさと強さと愛と、それを想う男性のそこはかとない感情が凝縮されているようで、思わずまたこのカードを買ってしまいました(笑)。

どなたか、絵の日本語タイトル、知ってる方、いらっしゃいますぅ???


マチスも晩年に階段を一気に駆け登っていったわけだし、僕もまだまだガンバラないとっ!

先頭 表紙

あるまじろさん♪それを感じることからでしかはじまらないのだろうとも思います。シンプルさと、ピュアと、それに近づきたいと願う心と、その困難さを自覚することと。 / 須木成 ( 2004-10-02 01:12 )
シンプルなものが伝えてくるピュアなものを、感じ取るたびに真似することの困難さに悩みます。 / あるまじろ ( 2004-09-25 21:19 )

2004-09-19 マチス礼賛@


夕暮れ前の上野公園。

なんか夏と変わらない陽射しでしたけど、午後は久しぶりに上野公園に行ってきました。

プラプラと一通り散歩して、夕方の空いていそうな時間を見計らって、「マチス展」へ♪


・・・

ちょっち、期待してたほどではなかったかもかもかも。。。



なんて言うかなぁ、僕にとってのマチスって、もう晩年の、1930年代後半以降の、

色彩と形象のマジシャンがすべてで、それ以前は、凡庸な画家なんですよねぇ(←失礼!)。


これぞマチス! というような、晩年の大作・佳作が少なくて、ちょっちがっくし。

でもまぁ、1950年の「大きな赤い室内」がまた見れて、よかったっす!


切り紙絵の「ジャズ」の連作なんかもそこそこあって、それはそれで本物見ると、おぉ、ここ台紙からはみでてるじゃん! なんていう発見もあってけっこう楽しかった。


そんなこんなで、今年の夏はきつかったなぁ〜、この秋はどうなるのかなぁ〜、なんて感傷に浸ろうとしてると、まぁまぁまぁ、さすがに連休の日曜日の午後だもの、カップルさんが絵を見るときも手をつないでて、何度か絵よりもそっちが気になったり、ぶつかりそうになって「すみません」、みたいになったり(笑)。なかには年配の伴侶の方々なんかもいて、それはそれでなかなかえぇ感じだし。

おかしいのは、やっぱり出口の先のショップが大盛況で、ポストカードやらポスターやら、そこそこの値のシルクスクリーンやらも売られていて、結構な人だかり。200部限定のハートのマークのシルクスクリーンには少し心が動かされたけれど、自分でちゃんと人が呼べる事務所持つまでは、我慢しないとと思ったりもして。


今年の夏は、忘れられない夏になるだろう。
そう、忘れない夏にしないと、とも。

いよいよ秋ですねぇ♪

先頭 表紙

まーこさん♪忘れられない夏って、いい言葉ですよね♪ うんPの世話で運動会の昼まで家に帰った夏?(爆) / 須木成 ( 2004-10-02 01:10 )
上野公園・・そーいや去年の10月1日に行ったなぁ。娘の誕生日なの・・都民の日だから上野動物園は無料だったけど・・・混みすぎていてエライ目にあったゎ。この日は混んでいませんでしたか?ほんと秋ですねぇー。今年の夏はベビィ誕生で娘を何処にも連れて行けなかったけど、私にとって忘れられない夏デス。 / まーこ ( 2004-09-20 03:05 )

2004-09-17 点描


なんとか困難を極めた仕事も着地点が見えはじめ、ふとまわりを見渡すと・・・


先日は昔の知人と久しぶりに新宿の焼き鳥屋で飲んだ。

なんだか懐かしさも手伝って、終電を逃して街をプラプラ歩いていると、ホームレスの方が増えていた。

出張には行きも帰りも新宿からの高速バスをよく利用していたので、夜の遅い時間帯の新宿の景色は見慣れていたはずなのに、「えっ!」て驚くぐらい、そこかしこに人が寝ていたり、段ボールの覆いがあった。

思わず目を丸くした(◎o◎) ←まーこさんのとこから借用しました(笑)


テレビをつけると、幼い兄弟二人が川に捨てられた事件が報道されていた。

最初のうちは児童福祉相談所と警察が見解の相違を主張し合っていた。ただ、それよりもこの同居の形態は一体なんなんだろうと気になって見ていたら、父親と称するボヤボヤ映像の男が画面に現れて「加害者が目の前にいれば殺してやる」と語っていた。その男の母も、インターホン越しに、テレビの取材に答えている。しまいにはガソリンスタンドの店員と称するこれまたボヤボヤの男がしゃべる映像が延々と流れていた。

思わずテレビを消した。


今夜は古田がストを決断してた。
もちろん、それは選手会としての総意ではあるとしても、古田はきっとたいへんだと思う。どこかのサイトで読んだが、この一件以降、打率も低下しているらしい。

プロ野球選手の所得がFA以降異様に吊り上がり、Jリーグの地元に密着した謙虚な年俸も少しは参考にすべきではないかとも思ったが、いままでそれでも選手を使っていた経営者側が、手のひらを返したように「このままではどこも倒産しかねない状況なのです」とイケシャーシャーと語るのにも、腹が立った。


明日からは三連休。といって明日も打ち合わせのアポが入っているし、いくつかの仕事も残っているのでノンビリはできないが、できたら明後日とか明々後日とかには、上野に行ってみようと思う。

先週、国立西洋美術館でマチス展をやっているのを電車のなかで見つけた。
なんだかんだ言って、マチスが僕は一番好きだ。

最初の頃は野獣派とか言われていたけれど、この色彩と形象は、天国につながるようだ。

それは決していまはやりの癒しというような弱いものではなく、
だからと言って、決して強さを誇示するようなものでもない。


やさしいけれど、力に満ち溢れている。

僕も少し休んで、もう一度エネルギーを充填しよう!

先頭 表紙

ぷりんさん♪なんかねぇ。。。あの犯人が捕まって、残された子供たちはいまどうしているのだろうかと思うと、胸が詰まります。親父は二人ともいなくなっていいから、残された子供二人をちゃんと守れるような社会が欲しいと思いました。 / 須木成 ( 2004-09-19 21:42 )
あるまじろさん♪はじめまして。北海道の写真は素敵でした♪ 一人でできることは少ないけれど、一人が変わるといつしかみんなが変わるということもあったりもしますね。 / 須木成 ( 2004-09-19 21:38 )
幼い兄弟の報道は、本当に無責任な大人たちに腹が立ちました! 別れた奥さん達は、あんなダメ夫達に子供を残してよく平気だったもんだとか・・・(^‐^; 児童福祉施設とかで、なんとか救えたのではと思うと無念です・・・。  / ぷりん ( 2004-09-18 18:06 )
みんなが少しずつ変えていく、変わっていく。僕も。他の人も。望む望まぬに関わらず。ならば良い方に変わるように精一杯やってみたいと思いました。古田選手たちが頑張ってるのはそんなことだと思っています。 / あるまじろ ( 2004-09-18 00:05 )

2004-09-14 夜中に台所でぼくはきみに話しかけたかった


この週末、10年近く前に書いた企画書とかその頃に集めた資料を本棚で探していると、突然、谷川俊太郎さんの詩集のタイトルが飛び込んできた。

「おぉ、なつかしかぁ〜♪」 ←※突然薩摩言葉?

かなり茶色いシミが付いてて、奥付を見たら19◎5年9月の初版。
あぁ、ちょうど16歳の秋ジャン! こんな本、読んでたっけ???

しばらく走馬灯がまわる。


確か生まれて初めて詩集なるものを買ったのは、中学の2年?
初恋の女の子が中原中也が好きと聞いて、どげんものか知りたくて文庫を買ってきたのがはじまり。

結局、その子のことは大学に入るまで片思いのまま想い続け、どうしたことか、僕は文学部に入り、その子は教員になる道を選んだ。

思えばその頃から無軌道に道を踏み外し続けてきたのかもしれない(笑)。


この本を買って、ワクワクしながら読み通し、結局、このタイトルの詩が入っていなくてガッカリしたことを、また同じように繰り返して読み返して、思い出した。これは本のタイトルで、そういう詩はない。ただ、忘れえぬ一篇が、冒頭にある。





そして私はいつか

どこかから来て

不意にこの芝生の上に立っていた

なすべきことはすべて

私の細胞が記憶していた

だから私は人間の形をし

幸せについて語りさえしたのだ






それこそ10年程前、転機を迎えて書き溜めていた詩の塊を谷川先生に郵送したら、
「もっと古典を読みなさい」と、丁寧な葉書をいただいた(爆)。



セカチューの亜紀ちゃんではないけれど、誰もが心のなかに一篇の詩、絵本の素を持って生まれて来ているように思う。それが文学として表出されるか否かは別として、その詩(ビジョン?)を生きることができたら、素敵だと思う。

先頭 表紙

ねんねこ先生♪へへへ、深読みさせちまってすまんねぇ。この頃は僕なりのセカチューだったんよね♪ そりを思い出してさ。。。 谷川センセからの手紙を思い出して、目が覚めた(爆)! / 須木成 ( 2004-09-18 00:31 )
クラッセさん♪いやいや、こういうのはチャレンジャーというより、無礼者と呼びます(笑) / 須木成 ( 2004-09-18 00:23 )
マイケルさん♪確か少し悲しい感じの詩でしたよね、それ。でも、こんな古い本を持っているって、マイケルさんはおいくつ? / 須木成 ( 2004-09-18 00:16 )
いや〜ごめんよぉ。よそう、よそうってこの日記のタイトル見るたびに自分に言い聞かせていたんだ。う”〜〜〜。どうぢてもそりは「ゴ●ちゃん?」って頭ん中がぐ〜るぐ〜る。すまん。 / ねんねこ先生@書いちまったい ( 2004-09-17 15:12 )
自作の詩を谷川先生に・・・、須木成さんってチャレンジャーなのですね。すごーい。今度日記で公開してくれたら、つこっみに来ますね。「もっと古典を読みなさい」って(笑)。 / クラッセ ( 2004-09-15 19:12 )
この本、僕も持っています。「階段の上の子供」という詩が好きでした。 / マイケル ( 2004-09-14 14:58 )

2004-09-11 世界の周辺で、大泣きする(笑)


いつだったか、ふと夜中にテレビをつけたら、緒方直人が出てた。珍しいなぁと思って見てたら、どうやら過去と現在が入れ子になっている構成らしい。しばらくして、ようやくこれがあの有名な「セカチュー」なんだと気がついた。

おじいちゃん役の仲代達矢がえぇ感じだったし、ヒロインの女の子も初めて見る顔だったが、なかなか素直でいい演技をしているように思えた。緒方直人に桜井幸子、三浦友和に手塚理美、高橋克実に大島さと子と、まわりもいい役者さんが揃っている感じがして、なにげに気になった。それに、演出が堤幸彦だった。あのチョー・ギミック路線の「トリック」をやってた人だけど、これはとても押さえた感じで、でも映像の切り取り方は相変わらず見事! だった。

で、最後のほうになって、はまってしまった。。。(でへへ)


昨夜はとうとう最終回!

夜の10時までにやるべきことはやって、週末だし、発泡酒も冷やしておいて、念のためにビデオもセットして、その時間を待った(こんなん久しぶりやなぁ)!


うーん、えがったわぁ。

結局、ほぼ1時間の間、涙を流し続け、ふるふるしっぱなし(ToT)/~

とくに最後の亜紀ちゃんがサクに残しておいた絵本のとこでは、震えがきました。



生きていくあなたへ

もしもおまえが枯葉って何の役に立つのって聞いたなら
私は答えるだろう
病んだ土を肥やすんだと

おまえは聞く 冬はなぜ必要なの
すると私は答えるだろう
新しい葉を生みだすためさ

おまえは聞く 葉っぱは何であんなに緑なの
そこで私は答える
なぜって奴らはいのちの力に溢れているから

おまえはまた聞く 夏が終わらなきゃいけないわけは
私は答える
葉っぱどもがみんな死んでいけるようにさ

おまえは最後に聞く 隣のあの子はどこに行ったの
すると私は答えるだろう
もう見えないよ
なぜならおまえの中にいるからさ
おまえの脚はあの子の脚だ

がんばれ




目に見えるものも見えないものも、
愛するものを大切にしなくっちゃ。

そう、あらためて胆に銘じた須木成どす。

先頭 表紙

マイケルさん♪僕は映画観てないし本も読んでないんどすぅ。またまたしゅまんこってすぅ〜 って、今夜も特別編を見て思いっきり嗚咽した須木成どした・・・ / 須木成 ( 2004-09-18 00:15 )
本も映画も、それぞれ違った趣があります。テレビ版では「家族」に焦点を当てているのが印象的(さもないとワンクール持たないからか?)でした。僕は映画版が一番好きなんですが、半分は平井堅の歌に騙されているような気もします。(笑) / マイケル ( 2004-09-14 15:07 )
ぷりんさん♪はじめまして。ほんとに最初から最後までフリフリ、もとい、フルフルでしたよねぇ。 僕は本も映画も知らないので、思いっきりはまりました!(笑) 原作も素晴らしいのでしょうが、タイトルがいまひとつ、その気にさせないんですよねぇ。どうして? / 須木成 ( 2004-09-13 23:39 )
まーこさん♪まとめて最終回のビデオのダビング、一本いっとく??? / 須木成 ( 2004-09-13 23:36 )
はじめまして。 わたしもほぼ1時間フルフルしていた1人です(笑) ストーリーはもう知ってたんだけどね、やっぱり演出かなぁ。 感情移入しちゃいますよね。 でもたまにはこういう思いっきり涙を流せて、なおかつあと味爽やかなドラマもいいなって^^  / ぷりん ( 2004-09-12 16:23 )
ガーン(; ̄Д ̄) コレも見逃した! 最近、最終回ばっかり見逃してるような気がする・・・・。再放送に期待しようっと! / まーこ ( 2004-09-12 01:01 )

[次の10件を表示] (総目次)