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須木成の「七転び八起き」

〜むかし成田山の占い師に「あんたは大器晩成」って言われたっけ。あせらずに、一歩一歩〜

目次 (総目次)   [次の10件を表示]   表紙

2004-04-21 自己責任論と、個人の契約に拠る国家@
2004-04-21 自己責任論と、個人の契約に拠る国家A
2004-04-20 どぼじで・・・
2004-04-18 フェアネス@
2004-04-18 フェアネスA
2004-04-18 ビールでもいかが?
2004-04-17 新年度の売上げ計画!
2004-04-12 週末からの違和感@
2004-04-12 週末からの違和感A
2004-04-07 人生は非連続/あるいは、無意味と偶然


2004-04-21 自己責任論と、個人の契約に拠る国家@

なんだかここんところ、NGO関連のメールでも、いろんな意見が飛び交っています。

曰く、
「賛同したいのですが、基本的な部分で、一点、気にかかります。「自己責任論」は、純粋にそれ自体を取りあげれば、正しいのではないか と思うからです。(略)
「戦場ジャーナリズムや困難な中で地道な活動を続けてきたNGOには、国に助けを求めないくらいの、矜持はあったんじゃないでしょうか。(略)
「問題は自己責任論を超えた所にあると思います。自己責任に名を借りて、国策に反するNGO活動と国策に合致するNGO活動を峻別して、政府がこれに介入し、国策に反するNGO活動を非難・糾弾の対象として、排除しようとしていることにあると思います。
「国が国民を保護する、まして一市民を保護してくれるなどという幻想は、いい加減、捨てるべきでないでしょうか。」

この発言は、以前僕もお会いしてお話ししたことがある、とても尊敬しているバリバリの国際NGO活動家の方の発言です。それに対して、こんな返信がありました。

曰く、
「私は、小泉政権のイラク戦争にも、イラク戦争の支持にも、自衛隊の派遣にも反対ですが、しかし、私は、税金をおさめ、諸々の国民の義務を果たし、私の支持しない日本政府の法的管轄下に置かれています。小泉は、私の名において、私のお金を使い、私の意志に反して、私の合意を求めることなく、イラクの人たちを殺しています。私はこのことに対して、責任を負わされています。なぜなら、私は、日本国民の一人だからです。ですから、日本国民の一人(日本パスポートの保持者)として、最低限の事として、日本政府が、海外滞在中の日本国民である私の安全確保のために、許されうるありとあらゆる手段を尽くして、私を保護することを要求する権利があると考えていますし、何より、政府はその義務があります。それは、私の政治的見解の如何をとわず、また私の活動が正当である限り、その内容如何をとわず、妥当します。私がその権利を行使するかどうかとは別に、国家にはその義務があります。許されうる手段の中に、軍事的手段が含まれるかどうかは、人によって、考えが異なるでしょう。私は人質救出作戦などは、目的達成に適当でないと考えますが。一つの例ですが、私は、警察によい感情は持っていませんが、ドロボーにはいられたら、やはり警察に届けて、調べてもらうことになります。いかに、私が政府に反対でも、私にはそれを要求する権利があるし、警察は、私が反政府だからといって、私を保護しないということはできないはずです。同じことだと考えます。私が軽率だったのか、無責任な行為をした(だからドロボーに入られた)のかどうかうんぬんは、その後の話ですし、仮にそうであったとしても(今回のケースはそうであったとは考えられません)、保護や救出にかかった費用が当の本人に請求されるべきであるなどということはあり得ません。不注意で火事を出したら、消防車の費用は、火事を出した本人に請求されるのでしょうか? それでは、幻想の共同体としての国家そのものが成り立たないでしょう。自己責任論なるものは、この点で根本的に間違っていると考えます。」


お名前を匿名にさせていただく代わりに、勝手に引用させていただいて大変申し訳ないのですが、お二人のとても対照的なご意見は、とても印象に残りました。

「国家」という共同幻想、もっと言えばヨーロッパという一地域に端を発した一神教との契約論を基礎とした幻想に対して、人はどのように、いま、対峙すべきかということのコインの裏と表のような正論だと思いました。

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2004-04-21 自己責任論と、個人の契約に拠る国家A

心情的に問われれば、僕は、前者です。国家という名のもとで、力のない個人がつねに踏みにじられてきたことは、歴史が証明しています。しかし、後者の意見は、なるほど、僕もそうするよなぁという、現実的な正鵠を射ています。

国家という共同幻想を、いま、超克する概念なり理念なりビジョンを、私たちは掴み取ってはいません。冷戦以降、あえてそのことを問うこと自体、困難な状況にいます。

国境を越えて、自ら賛同できる国家と契約を取り結ぶような社会の実現こそが、あらまほしい未来なのかもしれませんが、それは本当に、一握りの政治的権力を有した大金持ちにしかできない世界です。ほとんどというか、圧倒的多数の人々は、生まれた場所の国籍以外に、選択できる国家は存在しないのが現実です。


この問いに、いま、答えはありません。

でも、その未来を問い続けることだけは、してかないといけないと思いました。

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ねんねこ先生♪そうなんだよねー。自己責任がいつの間にか自業自得になっちゃうのは、極端な国民性を良く表わしてると思いました。やっぱり心性は村社会、共同体をはみだそうとする者には、とことん冷たい社会なんですよね。 / 須木成 ( 2004-04-24 00:44 )
「自己責任」がいつの間にか「自業自得」となってしまうこの日本で、彼ら(特に先の3人)はナニ言ってもマスコミ・国に利用されるダケだし、それを受け止めるだけの根性も座ってないようなんで、当分の間記者会見は必要ないと思う私なのでした。 / ねんねこ先生 ( 2004-04-21 09:14 )

2004-04-20 どぼじで・・・


スタート当初は好評だった『めぐたん』企画、回を重ねるごとに「一人」また「一人」と、つっこみが少なくなっていって・・・


いい写真なんだけどなぁ・・・

どぼじで?・・・泣




♪♪♪須木成さん、気にしないでノモノモ♪♪♪

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クラッセさん♪怖いもの見たさって・・・ それって・・・ 次に期待ってこと?(笑) / 須木成 ( 2004-04-24 00:38 )
ねんねこ先生♪そそそ! そういう意味ではkotarouさんと同罪! いやいや、ぶら子は奥が深いっす♪ / 須木成 ( 2004-04-24 00:35 )
kotarouさん♪ってことは、みんなそう思ってたってこと??? む・つ・か・し・い・・・ / 須木成 ( 2004-04-24 00:33 )
ゆこまるちゃん♪どこまでいくんだろうって、これでもずいぶんセーブしてるんだけどなぁ(・・・汗) ってか、見送ってるのね、やっぱし(爆) / 須木成 ( 2004-04-24 00:32 )
私も、暖かく見守っていってあげたいと思います。(・o・) / クラッセ@本当は怖いもの見たさ ( 2004-04-21 18:33 )
うははははは。なんとな〜くどこかで責任を感じてたりして・・・・・いえ、独り言ですの。 / ねんねこ先生 ( 2004-04-21 09:08 )
ゆこまるちゃん。よくぞ言った  ヾ(-_- )ゞエラヤッチャヽ(~-~ )ノエラヤッチャ /(._.ヨイヨイ((~-~)ノヨイヨイ / kotarou ( 2004-04-21 02:01 )
少なくって言うか、、みんな見守ってるんだとおもーう。「すっきーさん、、どこまでいくんだろう。。(-_-)」とか。(爆)いや、見送ってる、か。。。大丈夫、たぶん視線は暖かい。 / ゆこまる ( 2004-04-21 01:32 )
↑こういうこと書くから、誰もつっこみしなくなるのかなぁ・・・ うーん。。。 人間って難しい(爆) / 須木成 ( 2004-04-21 00:03 )

2004-04-18 フェアネス@

イラクで人質事件が起きて1週間。この間に、ずいぶん世論も報道も変わりました。
今回、5人全員が解放されて、本当に良かったと思います。


さて、僕のところには、メーリングリストに載って様々なNGO/NPO関連の投稿が送られてきます。ここ数日の論調は、政府関係者が口にする「自己責任論」や「費用弁償論」に対する激しい非難です。

一週間前、自己客体化が欠如しているように見えたご家族の発言や、それをショー的にただ垂れ流すだけのメディアにとても違和感を感じたことを書きましたが、同様に、待ってましたとばかり発せられる過剰な自己責任論にも危険を感じています。

なんでもかんでも(自分の親族の命を助けるために)自衛隊は撤退して欲しいと臆面もなく主張することも無茶ですが、退避勧告が出ているからといって、なんでもかんでも自己責任論に帰結させようとすることも、とても危険なことです。

この国にはどうも、バランスが欠けているように感じます。


いろいろなメールが入ってくるなかで、今回、なるほどと思ったのは、どこのメディアも、政府見解は放送するけれども、現地で人質解放の窓口となったイラク・イスラム聖職者協会の正式なコメントをきちんと放送していない、というものでした。彼らは、次のようにコメントしていたそうです。

「犯人グループは同協会による人質解放の呼びかけを受け入れたが、そこに“仲介や交渉”はなかった」「解放はもっと早く実現する予定だったが、他の人びとが“人質に危害を加えるおそれ”があったために遅れた」「人質は日本政府機での帰国を断わった」「イスラム聖職者協会は解放された3人に、あらためてファルージャを訪れ、彼ら自身の目で“アメリカによる組織的破壊の継続”を確かめるよう招待した」

もちろん、このコメントがすべて真実だと言っているのではありません。それは、日本政府や米国政府が発するコメントがすべて本当ではないのと同様です。ただ、今回の人質事件のみならず、フランス人や中国人の人質解放の窓口ともなったこの協会の正式コメントで、つまりは犯人グループのメッセージの代弁でもある可能性がとても高いはずなのですから、そこはきちんと流すべきではなかったかと思われます。

とくに最後の「イスラム聖職者協会は解放された3人に、あらためてファルージャを訪れ、彼ら自身の目で“アメリカによる組織的破壊の継続”を確かめるよう招待した」というくだりを読めば、解放後に三人が語った「このまま留まりたい」「続けていきたい」というような発言は、無碍なるかな、とも思えるのです。

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ゆこまるちゃん♪いやいや、それがすべてではないだろうけれど、ね。なんかいまはこの件は報道管制されているみたいで、それもなんか気持ち悪いよね。 / 須木成 ( 2004-04-20 22:24 )
ねんねん先生♪おっしゃるように、最後は国家と個人との関係性の問題ですよね。冬山登山の話は確かに僕も行き過ぎた比喩でした。しゅんまっしぇん。 / 須木成 ( 2004-04-20 22:22 )
ああ、、、そういうことかぁ。。。うん、ちょっと納得した。。 / ゆこまる ( 2004-04-19 22:21 )
人質になった人達は自分の意志で(ボランティアだったり好奇心だったり商売だったり・・)行ったんですが、人質に取った側は解放の要求を家族にした訳ではありません。日本の国家にしているのですから、家族が政府に要求するのは当然だし(モノの言い方はともかく)国が動くのは当然だと思うのです。 / ねんねこ先生@冬山遭難とは違う ( 2004-04-19 09:22 )

2004-04-18 フェアネスA

常識的に考えても、日本人には好意をもっていても米国の手下として軍隊を派遣する日本には嫌悪を感じている人たちに囲まれているなかで、「早く日本に帰りたい」「私たちが間違っていた」とは、決して言えはしないでしょう。この文脈があれば、「私たちはここに留まってファルージャの悲惨な現実を日本に報道し続けます」と言うのが最も恩に報いることになる発言です。でも、その文脈を切り離して、まるで親の首でも取ったかのように「この発言はどういうことなんでしょう?」と世論を煽り、退避勧告を盾に個人の信条や行動に制限をかけようとする政治家の恣意的な発言には腹が立ちます。


ものごとには、どのような場合でも、たくさんの、目に見えない、伏流が存在しています。それらが根が絡みつくように混在し、現実が形成されるわけで、どんなに情報化が進んでも、人間にその全貌を把握する能力はありません。だからこそ人は、そのなかで想像力を駆使しながら、自分の考えや行為を日々選択し、その上で謙虚に外に向けて発信していかなければならないのではないでしょうか。

その意味で、僕たちは、もっともっと、不可能を自覚した上で、状況を読み解くリテラシーを高める訓練を積んだほうがいいように思いました。

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2004-04-18 ビールでもいかが?


春はお天気も変わりやすいけれど、気分も変わりやすいのよね。

人間の人って大変!


ささ、まだお日様が出てるけど、せっかくのお休みなんだから、ビールかワインでも飲んで、気分転換してちょ♪

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視点が・・・違うのかな・・・と・・・思われ / kotarou ( 2004-04-20 23:46 )
クラッセさん♪ど、ど、どこか・・・ お、お、お、おかしいですか???  / 須木成@まじでわからない・・・ ( 2004-04-20 22:18 )
ねんねこ先生♪み、み、み、見捨てないでくださいね。。。 / 須木成 ( 2004-04-20 22:16 )
kotarouさん♪見てるとこってどこのこと? おっしゃる意味が ワカラナイノデスガ・・・ / 須木成 ( 2004-04-20 22:15 )
・・・・・・・・・、・・・・・・・・、・・ / クラッセ@絶句中 ( 2004-04-19 17:54 )
人間じゃない人も大変のようで・・・(^^ゞ / ねんねこ先生 ( 2004-04-19 09:15 )
すっ すげぇ〜 やっぱ見てるとこが違うよねぇ 私には出来ないわ・・・(ё_ё) / kotarou ( 2004-04-18 18:01 )

2004-04-17 新年度の売上げ計画!


今年もあっという間に桜が咲き、新しい年度に入りました。

この2週間、新年度の営業活動に邁進の日々!

のつもりだったのですが、早くももう電池切れ・・・

ちぃとばっかし疲れちっちですぅ。ふぅ。


気がつけば不動産屋の前で貸事務所の図面なんか眺めたりして、「おいおいおい、そんなまだなんも仕事も決まっとらんうちに、引越しなんかできるわけないでしょ。まして敷金・礼金だって手許にないでしょ!」と自分で突っ込みを入れつつ、新しい事務所に移って仕事に燃える紅顔の青年実業家の自分を想像なんかしたりしてた。


苦節8年、思えばつねに自転車操業だったけれど、今年は以前にもまして可能性の種が増えてきている。

「もうひと踏ん張りだわなぁ」

そんな日々である。


がんばってメイド喫茶に行けるようにならないと、と自分に気合を入れる須木成であった。




ロリロリの須木成さんのために大サービス♪ えいっ!

先頭 表紙

ゆこまるちゃん♪だから、ちゃいまんがなぁ。kotaさんの言うこと、真に受けてはあきまへんがなぁ(笑) / 須木成 ( 2004-04-20 22:13 )
kotarouさん♪願望の発露??? ちゃいまんがなぁー! これは、めぐたんの、めぐたんによる、めぐたんのための衣装だす! ←って、どういう意味?(笑) / 須木成 ( 2004-04-20 22:12 )
ゆこまるちゃん♪そのなのよ! ただ、その靴下、いまはこのセットでついてたやつしかないのよねぇ(残念)。そろそろ靴下ゲットしないと。ちなみに上の写真のめぐたんは、その後に購入したオレンジ・タイツはいてます(←って、誰も聞いてないか?) / 須木成 ( 2004-04-20 22:09 )
ああ、ずばりすっきーさんが、コレを着てね♪っておねがいしちゃったんだ〜(-_-)あ〜あ、、すっきーさぁん。。。(笑) / ゆこまる ( 2004-04-18 14:20 )
誤字発見!紅顔→○丸、ではなく厚顔です。でもってゆこまるちゃん。違うよ〜めぐたんが研究したんじゃなく、須木成さんが願望を発露させたのよ。って、ミモフタモナシ(爆) / kotarou ( 2004-04-18 01:15 )
すっきーさん。。。(笑)そしてめぐたんの身体を張った癒しにあっぱれ!(笑)ちなみにめぐたん、かわいいメイドさんになるには、ハイソックスより折り返す感じの短い靴下のほうがかわいいよ♪(ダメ出し)←(笑)ちょっとアミタイっぽいあたりが、アダルトなすっきーさん好みを研究したんだなぁと思えて、泣けます。めぐたんえらい!(爆) / ゆこまる ( 2004-04-18 00:59 )

2004-04-12 週末からの違和感@

反発を承知で書きます。

週末、出張していたので、テレビをちゃんと見てはいなかったのですが、
日曜日にまとめて見た親族の方々の映像に、なんとも言えない違和感を感じています。

そう、イラクで人質になった日本人3人の方々に関する報道です。


自分の身内がこのような事態に陥ったとき、どこまで僕自身が冷静でいられるのかは不明ですが、もし、少しでも、その自分の親族のことを信じていたのであれば、僕ならば、という前提付ですが、こういう親が一人はいると思いました。

「あの子は、危険を承知で出かけたはずです。自己の責任において行ったのですから、そのことと国益とは切り離して考えていただいて結構です」


念のために付け加えますが、僕は、日本からのイラクへの自衛隊の派兵については懐疑的です。そのことによって日本国民が得られる利益の説明がまったくといっていいほどなく、まして国民一人ひとりが背負わざるを得ないリスクに関する説明もないままの日本政府の対応については情けなさを通り越して憤りを感じていますが、そのことと、いま、米国に対してノーと言い切れるだけの戦略を日本がもち得ない現実も自明のために、判断は留保せざるを得ません。

戦争に反対、米国の横暴に反対と言うことは簡単ですが、それを言った瞬間から、自国民を経済的にも安全保障の面からも守るための戦いを、今度は米国としなければならないわけですから、ことはそんなに簡単なことであるはずもありません。


米国と日本が距離を置けば、喜ぶのは北朝鮮をはじめ中国などの国々でしょう。彼らからすれば日本は米国の舎弟に過ぎず、日本に駐留する米軍の存在は目の上のたんこぶです。その仲が微妙になれば、核兵器の問題をはじめ、あらゆる交渉を有利に展開する可能性が広がります。まして、日本は米国の国債を大量に購入することで、世界経済のドル覇権を一蓮托生で守ってきた存在ですから、それを反故にすれば、米国の経済の失墜と同時に、あるいはそれ以上に、日本経済は奈落の底に転落することになるでしょう。軍事的にも経済的にも、日本は米国の言うことに逆らえない存在に成り果ててしまっていることは、素人の僕から見てもある意味、明らかです。

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まる吉さん♪今夜はとても神妙なコメントを出していたけど、なんだかどっちもどっち、どうにもこうにも腑に落ちんとですよ。 / 須木成 ( 2004-04-17 21:34 )
ゆこまるさん♪見てなかったんだよねぇ、その映像。言うとは思っていたけれど。家族が慌てて[情報の落差を埋めにむということで会いに行ったみたいですよね。いや、もう一度というか、戻ってこなくてもいいから、「日本政府とは一切かかわりを持たない」「自分の責任で行くから万が一の場合は助けは不要」と言えばいいのでは、とも思うのですが。 / 須木成 ( 2004-04-17 21:33 )
クラッセさん♪いまとなってはもう、みんなでいいように三人の方々やご家族を叩いたりもしていますが、それもなんかやれやれ、ですよね。なんでも病院の費用や帰国の渡航費は自己負担なんだとか。さっき、ニュースで流していました。政府を批判したのがいけなかったのかな・・・ / 須木成 ( 2004-04-17 21:27 )
うんうん、ゆこまるちゃん!昨日ニュースみてそう思ったよ。取り合えず一回日本に帰ってこいー / まる吉 ( 2004-04-17 17:34 )
すっきーさん、人質お三方のコメント聞いた?なんか嫌になっちゃうね。。彼らは一番情報に疎いところにいたと思うから、こんなオオゴトになってるとは思ってないかもしれないけど、、それにしたって、安否を胸のつぶれる思いで心配してた家族の気持ちくらいわかってしかるべきだよね。日本に帰ってもないうちから、またイラクに、とは何事?親も親だけど子も子だよね。。(-_-)とほ。。 / ゆこまる ( 2004-04-16 23:27 )
あたしが言いたかった事をねんねこ先生さんがずばり書いていました。まったくそのとおりだとあたしは思いますー。 / まる吉 ( 2004-04-15 16:31 )
↓ 登り→× 上り→○ / クラッセ ( 2004-04-14 20:26 )
家でも会社でも話題に登りましたが、みな同じ様な感想を持っていました。私はテレビは会社の昼休みにチョコッと見るだけですが、(この件に限らず)なんかマスコミの一人相撲みたいですね。いくら派手に報道したって、誰もついて来ない。一般市民の方がはるかに賢いぞ、と思います。 / クラッセ ( 2004-04-14 20:25 )
fukuちゃん♪僕なんかおバカですから、拉致問題の家族の発言にも、それはあなた、少し言い過ぎではないんかい? と思うときがあります。でも、確かに政府のこれまでの対応が最低でしたから、怒って確かなのですが、国の戦略や戦術にまでそう軽々と口を挟んで欲しくないような気がしています。まぁ、難しくてセンシティブな問題ですが。それもこれも、政治家も官僚も腰が引けているのが一番いけないのですが。。。 / 須木成 ( 2004-04-13 23:30 )
ねんねこ先生♪本当にマスコミに能がなさ過ぎます。どうして自衛隊を日本政府は派遣するに到ったのか? なんらかの取引が米国とあったのか、そのことで日本でテロが起きた場合の責任は誰が取るのか、そういうことをどうしてジャーナリストはきちんと正面から聞いたり取材したりしないのでしょう。それが一番腹立たしいです。 / 須木成 ( 2004-04-13 23:25 )
自分から行った人といえ無事で帰ってきて欲しいのは同じ気持ちですが、それにより平凡な人々に迷惑掛けてると言うのが凄い違和感です。例えば月曜日は休刊日だったのに記者の方は出社してたはずとか。記者の方の休みがどれだけ貴重か考えるだけでもブルーです。なんだかなあ。とほほ。。 / fuku ( 2004-04-13 11:25 )
かの事件の親族方に対する違和感はきっと拉致問題の家族とだぶるからだと思います。連れて行かれたのと自分から行ったのは明らかに違う物なはずなのに。マスコミの伝え方は一緒。拉致のご家族は共感できますが今回のは違和感感じまくりでTVすら見てません。 / fuku ( 2004-04-13 11:21 )
しかしながら、国の命を受けてかの地へ趣いたのと違う彼らの自己責任。そうしてこういう事態を招いたのが全て日本政府の責任であるかのような報道・・・・1時間ごとに家族に問うニュースキャスター氏の「現在の心境」いったいナニしてんでしょう?マスコミはショービジネスですか?こちらの新聞社説では解放が長引く程キケンとありましたが、どういう根拠でそう断じているのかもワカリマセン。 / ねんねこ先生 ( 2004-04-13 11:02 )
家族の側からすればこれはもうナニガなんでも、誰にナニを縋ってでも無事な我子を見たいと思うのは理解できるのです。それが親の愚かなまでもの本音の情かと・・・ / ねんねこ先生 ( 2004-04-13 10:54 )

2004-04-12 週末からの違和感A

今回、拘束された3人の日本人が、どうしてイラクに行きたかったのか、その理由がわからなくもありません。充分過ぎるほど、その理由は明快でしょう。

でも、そのことと、何があってもその方々の命を救ってくださいと、親族が世論に訴えることとのギャップを、僕は、どうしても、どうしても、感じてしまいます。


当然、それは予想された事態ですし、あまりにもナイーブな反応に辟易してしまうのは、僕のへそ曲がりの感性からなのでしょうか。

うがった見方をすれば、というか、仮に自分が本当に自衛隊の派兵を食い止めたかったならば、自ら捕虜となって、その映像を日本に送ってくれと申し出るかもしれないと思いました。そして、それでも日本政府が自衛隊の派兵を正当化するなら、僕のこの身を焼いて、晒し者にしてくれ、と。そうすれば、日本政府の態度も、変わるかもしれないと。

それだけの覚悟を腹に据えて行くぐらいのことでないと、おかしいのではないかとも、思うのです。


もちろん、重ねて書きますが、親族の方々の心労は、本当に身を切るようなものであることは承知していますし、その心情を吐露することに、なんら異議を唱えるものではありません。

ただ、その訴えが圧倒的・絶対的な真実かのような言説としてメディアを通じて流布されることに、あるいは、そういう風潮に乗って親族が個人の心情的・政治的・思想的訴えをなんのためらいもなく訴えるという状況に、僕はとても危うい日本の現実を感じます。親族に対しても無論ですし、それに何も言えないような状況をつくりだしているメディアに対しても、です。

彼ら3人を救出するために費やされる税金は、結果、かなりの額にのぼるでしょう。日本はお金持ちと見なして、自衛隊が来るときも雇用が確保されると喜んでいたイラクの人たちですから、交渉したり情報ひとつ入手するにも金銭が関与するはずですし、結局、誘拐事件は、金銭で決着する犯罪の典型ですから、なんらかの「取引」が確実に行われているのでしょう。日本に米軍の行動をけん制する力などないのは自明ですから、なんらかの金銭的な取引にならざるを得ないでしょう。そのことを、テレビに出ていた親族は、どこまで理解しているのでしょうか。

あえて反発を承知で書きますが、危険を承知の冬山登山に赴いて遭難した方は、その捜索費用を負担するという、自己責任の原則は、この場合は適用されないのでしょうか。


ただ、「私たちには何の正確な情報も入ってこない」と憤りをあらわにしていらした親族の方には少し呆れました。そんなもの、入ってくるぐらいでしたらとっくに犯人は検挙され、人質は解放されているはずですし、そもそも日本には諜報機関はないわけですから、それはもう、ないものねだりも甚だしい、話です。どうかもう少し、国民全体が冷静にコトの本質を正視できるような報道をしてくれたら、と願うばかりです。

先頭 表紙

政府も政務次官の13回も退避勧告を出したという朝の話から、とうとう小泉さんまで言うようになりましたね。事実、今日も仕事の合間に周りにいる方々に聞いてみたら、みんな不愉快だと言って立腹してました。塩梅が難しい話ですが、マスコミも安易過ぎるよね! / 須木成 ( 2004-04-13 23:20 )
うん、、、すっきーさんほど深い考察はしてないから、場違いかもしれませんが、、、私も、。「そういう危険なところに自ら行った、という責任は?」と思いました。誰もそのことを言わず、「だから自衛隊の派遣は、、」の声が噴出したのが妙に偽善的なうすっぺらさを感じました。。無論、自分の親族がそういう目にあったとして、と考えれば、ご親族の方々の心痛はどんなにか、と胸痛むのですが。。派遣反対派に世論をコントロールするためのダシに使われているニオイがぷんぷんするのも腹立たしいです。 / ゆこまる ( 2004-04-13 01:25 )

2004-04-07 人生は非連続/あるいは、無意味と偶然


先月末まで脂汗を流し続けて完成させたあるお仕事。本日、内容が好評とのことで、報告書の追加印刷を賜った。ほっとするのと同時に、ちょっとうれしかったりもして。。。

各界のいろんな先生方に入っていただいて、いわば学問領域以外の事柄について話し合う場だったのだが、そのなかで、とても印象に残っている言葉がある。

『人生は非連続。だからおもしろいんでしょ♪』


テーマは、人間にとって移動するとはどういうことか、どんな意味を持つのか、みたいなことだったのだが、その先生はこんなふうに語ってくれた。

「動くことの意味は生物からも説明できるんで、例えば蛙にしろ犬にしろ、動くものしか見えてない。動きへの感応、非連続なものへの感応がいのちのあり方。子供もそうです。満員電車の中でもじっとしていられない。動きをいのちの原点みたいな捉え方をしたらどうか。動いていること自体がいのちを持っているという意味」

「20世紀は、始点から終点に、いかに人よりも速く、正確に辿り着くことができるのかを競い合ってきた。でも、始点と終点があると、どうしても目的性を持ってしまう。有意味なものだけで成り立っている、あらゆるものが目的に向かってなんらかの意味を持っているというのは、閉じている。そこに回収されない移動の喜びというのは、無意味であるとか偶然であるとかということでしょう」

「ブラブラ意味もなく散歩してると、誰かに会って行き先が変わってしまう。人生って、そうでしょう。思ってる通りの場所になんて行くはずがなくて、誰かと出会って、人生がガーって変わる、断絶していく。それは男女間でも、友人でも、組織との出会いでもそう。そこで、断絶していく。絶えず非連続で動いていく。人間の人生がそうで、非連続ということは、絶えず偶然、予期せぬものとの遭遇があるからおもしろいのであって、それは “becoming”、ということ」

「つまり、目的地への移動ということに反するものが、人生にとって一番大事なもの。偶然とか予期せぬものへの遭遇とか、未知性、そういうものが大切なのではないか。予期せぬものと出会うことで、自分が変わる」


人生は非連続。だからおもしろい。

非連続は、変化。変化が成長を促すということ。

いまだ迷ったり、立ち止まったり、思い通りにならない現実に歯がゆい思いをしたり、明日はどうなるのか、何をしたらいいのか、予測不能な未来に押し潰されそうになったり、突然の環境の変化に戸惑ったり、思うに任せない自分に腹を立ててしまったりしている、すべてのあなたや私に、今夜はこの言葉を贈りたいと思います。

先頭 表紙

lilacさん♪僕も個人的には「羊を巡る冒険」がベストかな。世界に対する違和感が、カフカの「変身」とは別の意味の良質な形で提示されていたように感じました。 / 須木成 ( 2004-04-17 21:23 )
みなみさん♪ 想像してたのと意味が違ってたかな(笑) / 須木成 ( 2004-04-17 21:19 )
なんだかんだでノルウェーと国境の南は村上さんの中では一番好きですが、原点は「羊をめぐる冒険」にあります。龍さんの中では「コインローカーベイビーズ」が一番好きです。外れがないですか?最近のはもうあまり読んでまんので私もわかりません。最近は野ばらにハマっています。「カフェ小品集」は実在するカフェが舞台になっていて、最後に住所も載っているので、ヒマつぶしにいいですよ。なんか日記から逸れたつっこみいなってしまってすみません。 / lilac ( 2004-04-15 10:27 )
なるほど、、、非連続とは、こういう意味なのですね。またゆっくり読みにきます。 / みなみ ( 2004-04-14 22:44 )
lilacさん♪ 春樹さんはノルウェーまでは読んでましたが、やっぱり僕は龍さんのコインロッカーがいまだにインパクト強いなぁ。 最近は外し過ぎないから、龍さんとてほとんど読んでいませんが・・・ / 須木成 ( 2004-04-13 23:17 )
まる吉さん♪そうなんですよぉ。僕も響きました。そっかぁ、予想できないから、楽しいんだから、もう煩うのはやめようかと・・・ / 須木成 ( 2004-04-13 23:15 )
変化とか未知とか、そういうことを本気で楽しめるような大人になりたいのですが、まんだまんだ、修行が足りない須木成っす!(笑) / 須木成 ( 2004-04-13 23:13 )
クラッセさん♪ ホントに明日を煩わないぐらいの極楽蜻蛉になりたいっすねぇ♪ 僕もまだまだひよっこだすなぁ(笑) / 須木成 ( 2004-04-13 23:12 )
ちょっとズレますが、村上龍が「テニスボーイの憂鬱」に書いていた「楽しむことは命がけなんだ」という言葉を思い出しました。「楽すること」と「楽しむこと」は違うんですよね。「楽(らく)」しちゃ、楽しみも小さいまんまなんですよね。あっ、それからモビール大好き♪子どもが小さい時にストローを使ってよく作りました。ぶらさげるもののテーマを毎回変えて作るの楽しかった! / lilac@ちなみに私はハルキスト(村上春樹)だけど ( 2004-04-12 19:53 )
人生は非連続。だからおもしろいんでしょ この言葉すっごい心に響きました。そのとおりだよね。 / まる吉 ( 2004-04-12 19:08 )
成長したかどうかは??ですが変化変化のここ最近だす。 / うらら♪ ( 2004-04-09 22:35 )
もともと予期するものもない行きあたりばったりの極楽トンボ人生、そんな私も少しは慰められました。これによって成長が促されればOKなんですね、よし、成長するぞー。 / クラッセ ( 2004-04-09 17:30 )

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