2003-12-17 年賀状で祖父を想ふ
2003-12-16 福よ来い！
2003-12-15 めまいがした夜
2003-12-12 司馬さんの「太郎の国の物語」♪
2003-12-11 ペンギンだらけのお店を銀座で発見！
2003-12-11 サギシ
2003-12-10 小悪魔、発見！
2003-12-08 男のロマン、女の不満
2003-12-02 広島城に行ってきた♪
2003-11-30 首の皮二枚！

さぁて今年もそろそろ年賀状を！　と思ったら、祖父が今年のＧＷに亡くなっていた。
享年、９３歳。胃癌だったが、痛みはあまりなかったようで、大往生に近い。

さて、年賀状、どうしたものか。。。

個人だとやはり喪中になるけれど、会社だとやっぱりつくらないとなぁ。

去年は日本経済が云々と、ずいぶん気張った文言を載せてしまったが、

今年は地に足が着いたような文言にしたいな、と。

でも、ついつい口がモゴモゴと。。。


日本は西洋先進国に追いつけ追い越せできたけれど、本当に追いついてしまった。

しかも、良いところも悪いところも全部極端な形で引き継いだ。

失業率は今後悪化の一途を辿り、財政赤字も膨らむだろう。

富めるものと貧しいものとの二極分化もますます激しくなるだろう。

それはみんな、西欧の近代国家が到達した場所だから。

日本も同様の、競争原理に基づいた過酷な社会になっていくことだろう。


でもね、西欧の国々（連合国側）には、まだ旧植民地時代に根を生やした利権がタンとあり、

国際社会のなかでの政治を握っているから、最後の最後までコケるのは後回しにできるだろうが、

日本はそれがないのに加えて、超高齢社会・人口減少社会に西欧諸国以上のペースで急速に突入するから、

二つの面でとんでもないマイナス要因を抱えたまま、世界史史上初のとんでもない負の実験に突入することになる。


祖父は、僕から見たらいわば戦後の象徴みたいな人だった。

田舎の小作の長男坊として生まれ、小学校出ながら夜学に通い、畑や田圃を耕して弟を大学にまで進級させ、自分は県庁に入って地元の顔として力をつけ、近所の田畑山林をこつこつと買い足しながら、それこそ休む間もなく働きづめに働きとおしたような人生だった。

自慢の一つはその弟が、川崎市の革新市長第一号になったことで、我が家にも何年もその当時の選挙用ポスターが誇らしげに飾られていた。

「川崎に青い空を」

そのおじさんも、10年近く前に先に逝った。


じいちゃん。

日本はとうとう、ここまで来ましたよ。

戦後の貧困と混乱の時代を経て、あなたたちのおかげで、職がなくても喰うには困らない経済大国になりました。

でも、その間に、たくさんの大切なものも失ってきたように思います。

いまやリストラは当たり前で、若い人の半分以上が、まともな定職につけない時代になってしまいました。

じいちゃんは、晩年、ほとんど何も語らず、不平も文句も痛みすら口にすることなく、

静かに旅立ちの準備をしていたようにも思えるのですが、

その目には、何がうつっていたのでしょうか。

その頭のなかでは、何を考えていたのでしょうか。

先頭 表紙

今日は、某ひまじんさんたちのお誘いに乗って、世田谷のボロ市に行きました♪

何年ぶりかなぁ。。。

だいぶ前にはじめてきたときに、化石やら水晶やらを売っているお店を見つけて、

そこで買った小さな水晶球はいまも持っているけれど、今日は見かけなかったなぁ。


毎度のことながら値切り交渉は楽しくて、本日の戦利品＜↓＞も値切りの成果♪

同行していたひまじんさんが某ふ◎屋さんから頼まれていた買物の手助けのつもりで値切ったところ、

いつしか自分が買っていたという・・・（笑）


正月のお飾りは、なんと言ってもこれよ！　「福」！

で、いまは事務所に飾られています、このフクちゃん（爆）！


同行されていたひまじんさんたちも、それぞれにお目当ての※あるいはオールモスト衝動買いの（笑）

品物をゲットされて、それぞれにご満悦の様子で、なによりなにより。。。

きっとしばらくは、日記のネタにも困らないことでしょう。

ゆ○○る姫の購入された小物入れは、なかなかにチャーミングでした。　←※画像アップ、期待してますっ！


なんかボロ市に来ると、年の瀬だなぁって、思います。

夕方になるとピューピュー北風が吹いて、師走だ師走だぁ〜〜〜　って感じ。


来年もこれからも、ずぅ〜っと皆様に「福」ちゃんが訪れますように。

　　　　　　　　　　　　　　※そんで、僕んとこにも来年はちゃんと来てね（爆）！

先頭 表紙

先日、とあるお得意先の方とご一緒に、行きつけのワイン店に。

といって、僕はワインはからきし音痴なのですが、そこに通ううちに、

確かに高いワインはうまい

というフランス・ワインの法則を舌が覚えてしまって困っていました。

だって、葡萄の品種と畑とその作り手と生産年月日が厳格に記されていて、

実際にのみ比べてみたら、誰だってどっちがうまいか、わかります！

まして、良い畑でよい作り手の当たり年の熟成されたブルゴーニュというのは、

見るからに 吸い込まれていきそうなたそがれ色 に染まり、

5分もしないうちに味が絶妙に変化していく様を楽しめるのですから、これは

とんでもない贅沢！ です

そう、女性の方からの顰蹙を覚悟で書けば、

光源氏にでもなった気分 と申し上げればいいでしょうか。

若いワインはそれなりに鼻っ柱も強くてかおりもしっかりしていますが、

時間をかけて味わってもあまり変化はありません。無骨なまま、だったりします。

で、80年代とか70年代産の当たり年のワインあたりになると、

最初、思いがけない芳醇なかおりと適度なやわらかみのある味わいであったものが、

時間をおくにつれ、徐々に繊細でバランスが良く奥行きの深い味わいに変化していくのです！

魅了される！　というのは、こういうことをいうのでせうか？？？


そんなこともあって、神田の裏通りにあるその瀟洒なお店が気に入って、

何度か足を運んでいたのですが、すっかりそのお店のマスターに気に入られ、

行くともう、お奨めの逸品が、ドンっ！　と置かれるようになってしまいました。


先日は、↓　のワインが。。。　１９７６　ミュジニー　と読める。

このお店に案内されて、このMUSIGNYの名前は見かけたことがある。

ミュジニーとは村の名前で、ブルゴーニュですから単一品種。間違えるはずはありません。

確か前回、1900年代のもので、2万円はくだらなかった。

めまいがしました

今夜は、仕事上の成り行きから、僕のおごりの番だったからである・・・　（以下、プロジェクトＸの田口トゥモロウさん風に読んでみてちょ♪）


須木成は、混乱した頭のまま、少し値切ってしまった。。。　それが間違いの、元だった。

マスターは言った。「う〜ん、わかりました。他ならぬ須木成さんですから、それでいいです。それでお出ししましょう」

須木成は、言葉を失った。。。

断る理由を、なくしてしまった。。。

特大のワイングラスが運ばれた。そして、年代モノのブルゴーニュの栓が、抜かれた。

後戻りは、もう、できなかった。

確かに、味は絶品であった。。。　空気に曝すと、みるみる妖艶な味に変化していった。

付け合せに頼んだ生牡蠣と生ハムとペンネも、絶妙の味付けだった。

おまけしてもらった手前もあって、マスターにもいつもに増してお裾分けをしていると、隣のカップルがこちらをのぞいていた。

合い方が、気前よく、カップルにもグラスを薦めた。

ワインの酔いにまかせて、須木成は眠ってしまいたかった。

しかし、帰り際の精算で、須木成は現実と直面せざるを得なかった。

「オー・マイ・ガーッ！」

光源氏は、場末の文無しのおっちゃんと化していた。

須木成の懐を、オリオンが明るく照らし出していた。

「明日からは立ち食いそばやんけ♪」

懲りない、須木成、だった。。。

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ふふふ♪　　ほほほ♪　　へへへ♪


とうとうヤ○オクでゲットしまひたぁ♪
司○遼太郎さんが明治国家の創生の歴史を語る、ＮＨＫスペシャル『太郎の国の物語』。

思えばこの番組で、長崎の隠れキリシタンの里を訪ねたいと思い、小栗上野介を知り、宮崎滔天の本を読んで大陸浪人に憧れたりと、わが青春の宝物映像なのだ。

大学時代に好きだった米国の詩人、ホイットマンが日本のサムライを初めてニューヨークで見て、その「真摯な態度と真っ直ぐな瞳」に感動したと言う話も、そのときに知った。

1989年のオンエアとあるので、いまから約15年前のもの。全６回のシリーズ。

その当時、深夜の再放送をビデオで撮ったのだけれど、途中でテープが切れてしまったり、頭が入っていなかったりして、なんとか全部をちゃんと通して見たかった！

それが！！！

出てたんですよぉ、オークションで。
しかも、たったの２０００円からっ！

結局、別巻付全７巻を４千円ちょいで落札できたので、一本700円以下♪
しかも通販バージョンで、豪華化粧箱入りの、司馬さんの映像の絵葉書付（爆）！


なんか悩んだり、大袈裟に言うと道に迷ったりしたときに見たくなる映像って、ありません？　僕の場合、この司馬さんのお話がその一つ！

で、見直してみて、最近話題になっていた『ラスト・サムライ』という映画が気になってきました。

司馬さんもこのシリーズのなかで侍の終焉を語っていますが、実は侍の精神、武士道というものが、実はあれほど見事に明治維新という、封建制から近代化への外圧による転換という他のアジア諸国にできなかった奇跡を成就させた精神的な支柱であったのではないかということを、言外で語っているように感じます。

長くなりそうなので、この続きは、また！


↓とにかくうれしいわん♪♪♪

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ペンギンは、なぜだか、どうしてだか、昔から大好きで、

そんな学校を動物園を舞台にはじめられないかと画策したり、

ＮＡＳＡの先生と一緒に、日米加の子供たちを南極に招聘するツアーを組めないものかと

極地研究所や文部省、ＮＨＫに行ったことがありました。

そのくせ「ペンギンは鳥だ」と教えてもらって絶句したり　←哺乳類とも鳥とも認識してなくて　（;°◇°)ノ☆

会社をはじめて一時は、ずいぶん楽しませていただきました。

某ひまじんさんはいよいよ南極へ行くカウントダウンもはじまっていて、

うらやますぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ　限りです！

できたらマイ○ルさんのトランクケースに忍び込んで密航を企てたいものですが、

いかんせん、おなかが出てきているので、それは不可能だす（爆）


で、今日は銀座を歩いていたのですが、

なんと！！！　ペンギン・グッズだらけのお店があるではあ〜りませんか！


ゼンツーや岩とび君からエンペラー君に到る大小さまざまなミニチュアから、

ネックレスや時計、貯金箱や郵便箱、アンティークの陶器やクリスタルの置物、

お香台からコーヒーカップに大小様々な食器、おもちゃの類に到るまで、

それはそれはかわいくて♪

食器にはペンギンが海に入るまでの様子が連続写真のように描かれていて、

それはそれは赤ちゃんが転んでコケル様を再現しているみたいで おもしろおかしい

いやぁ、笑わかせていただき、堪能いたしましたぁ♪


だけどなんてったって銀座のお店ですから、静かなお店で、

そのなかでバシャバシャ写真撮るのもはばかれて、

店頭に置かれていた木造の巨大な「いらっしゃいませ〜」ペンギンを盗撮してきました（笑）！

クリスマスセールで、３割引！　←１０万円が７万円ね♪


しかし、、、

また行かねば！

先頭 表紙

飛騨高山に、自らをサギシと称している御仁がいる。

サギシ、シューへー

といって、漢字で書くと「詐欺師」ではなく、「左技士」と書く。

左官の方である。まだ30代だが、若手の注目株である。

10代で技能オリンピックに優勝し、国際大会にも出た。

父親の後を継いだが、コンクリートばかりの仕事に疑問を抱いて、

全国の左官職人の仕事の跡や先人を訪ね歩き、

とうとう、父親の会社を辞めて独立してしまった。

下の写真は、どうしようか悶々としていた頃からこねつくり貯められてきた作品である。


で、サギシの話である。

今日、いつも仕事で一緒に飛騨地方をまわっている秘書の方から、

「須木成さんは、ホント、サギシみたいですねぇ〜♪」

とほがらかに言われた！

「○野さん（公務員）も言ってました！　この間も、さっきまで持って来られた企画に全然興味を示さなかった人が、須木成さんにかかったら、最後には、いや、僕は個人的にはいい企画だなぁって思ってるんですけれどねぇ、って変わっちゃったそうですね。　あれはどうやっても真似できないって、感心してました！」

おいおい、で、「詐欺師」はなかんべぇに（滝汗）！


サギシはサギシで苦労も努力もしているのである。

もちろん白いものを黒いとは言わないが、青いものをブルーとか紺碧とか言い換えたり、

晴れの可能性が２０％なのを４０％ぐらいだと強弁するときもある。

でも、実はそのあとに、本当に４０％にするための努力もしているのである。


ただ、人間どうあがいても、できないときというものもある。

そういうときは、天を仰ぐのみである。

仰いでも日はささないが、雨が目に沁み、垢を洗い流しもしてくれるのである。


今日は、

やはり、誰にもバレない、後ろ指を刺されない、

そんな立派な詐欺師になろうと思ったのである。

先頭 表紙

いやぁ、視点を変えたら、いろんんな出会いがあるですね♪

今夜いただいた日本酒は、そのものズバリ！　『小悪魔』でしたぁ。


微発泡酒で、飲みやすくてついつい深入りしそうなお酒でした（爆）


小悪魔ちゃんには、どーしても弱い須木成でした・・・


↓今夜のお酒！

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おかしいもので、韻を踏んだ言葉は、妙に説得力があります！

今日のタイトルは、出張中にうかがった言葉。


昨夜は富山から日本海を抜けて越後湯沢経由で帰ってきたのですが、

もう、雪がチラホラと。。。


ちなみに、この「男のロマン、女の不満」には、続きがあって、

それは「男の我慢」だそうです(泣）


↓出張先で見つけた飛騨古川の春の祭、「起こし太鼓」を藁で再現したかわいい模型♪

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出張先でちょっと時間があったので、市電に乗って、広島城に登ってきました。

城内には妖刀「村政」の短刀があって見入ったり、二の丸近くにはなぜか白黒ぶちのうさぎが草を食べてて、ほんわかしてきましたぁ〜♪

夜は牡蠣三昧！！！ ＆ 宮島の穴子三昧！！！　と力んでいたのですが、どちらもじぇんじぇんダメだというしょーもない人がいて、何が悲しいって、広島でふぐ（おそらく養殖）のコースどした。

とほほ。。。


しかし、広島城は素朴なお城で、えがったです。

どうも僕は、松本城、熊本城など、黒系が好きなのかな。

先頭 表紙

昨日、お仕事の第四回目の研究会が無事、終了いたしました。

で、首の皮二枚、つながったとの評価をいただきましたぁ。

☆、二つですぅ（堺マチャアキ風）〜〜〜


そりゃあ、個人営業の会社が三○総研や○井情報開発並のクォリティの仕事ができるはずもなく、

そんなムタイなぁと叫び続けてきた数ヶ月でしたが、

「いやいや、須木成さんは謙虚になれたから、もう大丈夫ですよ」

なんて言葉をいただきながら、昨夜は深夜零時前、クライアントさんと一緒に、皇居前から銀座まで歩きました。


雨が降る前の靄に隠れて、皇居のお堀は深い闇に包まれ、お城の白壁が幽かに浮かび、それはきれいな夜でした。

ふと見ると、お堀の道路際に、白鳥が一羽、泳いでいました。

その奥には、鴨？

どちらもすぅ〜と水面を滑るように泳いでいました。

「癒されますねぇ」

「えぇ、でもあの水面の下では、足をバタバタ掻いているんですよねぇ」

そんな会話を交わしつつ、お堀端を歩きました。


目指した銀座のおじいちゃんが一人でやっているショットバーのドアは閉まっていて少し心配しましたが、

通りには着飾ったおねえさんや年配のおじさんたちが元気に挨拶を交わしていて、

あぁ、そろそろ閉店時間だねぇという頃で、タクシーが戻ってくるのを待ちながら、

ボルドーを三杯飲んで、家路につきました。

先頭 表紙