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宙・光子の「ドキッ毒日記」

最近、毒吐いてないなぁ〜。

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2002-12-18 入院-8 (12/18-1)
2002-12-18 入院-8 (12/18-2)
2002-12-17 入院-7 (12/17-2)
2002-12-17 入院-7 (12/17-1)
2002-12-16 入院-6
2002-12-15 入院-5
2002-12-14 入院-4
2002-12-13 入院-3 (12/13-2)
2002-12-13 入院-3 (12/13-1)
2002-12-12 入院-2 手術 (12/12-1)


2002-12-18 入院-8 (12/18-1)

いつも通り、9時ちょっと前に先生が来た。
「前の部屋に行ったら、いないからびっくりしたよ。 どこに行っちゃったのかと思って・・・」
昨日の午後、部屋を移動したのだった。
もうすぐ退院だから、手術したばかりの人と部屋を交換した。
「窓側はいいね。 外の景色が見えから気分もいいでしょ。」
ちょっと寒いんだけど〜。

「昨日、管を抜いたんでしょ。 見せて。」
「疵口はきれいだね。 何も問題はないみたいだよ。 あとで消毒してもらって。」
ハ〜イ。
「手術跡、見た?」 『まさか、見てませんよ。』
「なんで、見ないの?」 『だって、怖いじゃないですか〜。』
「きれいに手術できたんだから、見てよぉー。」
「お風呂は?」 『今日、シャワー入ります。』
「退院は予定通り、明日ね。」 ちょっと寂しいなー。(^^;;

昨日友達が持って来てくれたお菓子を見て
「美味しそうだね。」 『どうぞ、食べて下さい。』
「いいよ、開いてないから。」 遠慮してるよ。(笑)
『開いてるからどうぞ!』
「じゃ、1つ。」 『そんなこと言わないでたくさんどうぞ。』
「リハビリはどう?」 「なんか、肩が硬いよー。」 とまた肩を揉まれた。

先生が帰ると、Tさんがやって来た。
Tさんと部屋が分かれちゃって、つまんない。
「先生、疲れた顔してなかった?」 そっかな〜?
「昨日管を抜いたところを見てくれたんだけど
”血液は漏れてないはず”って言ったのに、漏れてたのよ!
そしたら、”あ、漏れてる” って焦ってたよ。」
「いつも自信満々なのに・・・笑っちゃった〜。」 だって。

今日は、胸が硬い気がする。 昨日までとは、全然違う感じだ。
看護婦さんに相談すると、「C先生に夕方、診てもらいましょう。」
何でもないといいんだけど。

体が回復してきたら、やることなくてヒマだな。
たまにリハビリやったりするけど、ベッドでゴロゴロ。
本を読もうと思っても、あんまり集中もできなくて・・・
病院にいると一日が長い。 今度は私がTさんの部屋に遊びに行った。
色んな話をしてるうちにレオの話になった。
私はレオとの出会いから別れまでを涙しつつ語った。
Tさんも子供の頃、犬を飼っていたと言う。
今は2代目の捨て猫ちゃんが家にいるそうだ。
そんなTさんだから、熱心に私の話しを聞いてくれた。
レオに対する思いを全てはきだしたら、なんだか気持ちが落ち着いた。
「レオちゃんは、本当に幸せなワンちゃんだったのね。
今は天国で楽しく暮らしているわよ。」 
本当にそう思う。 レオ、ありがとう。 Tさん、ありがとう。

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2002-12-18 入院-8 (12/18-2)

夕方、看護婦さんが 「先生、今日の午後、手術なんですって。
少し遅くなるかもしれないけど、待ってて下さい。」
その後、会う度に「まだ手術が終わらないんです。」 と言ってくれた。
夕食後、「まだ手術中なの。 今日は無理かもしれないので
明日の朝、回診の先生に診てもらって下さい。」 と言った。
でも、私は先生が絶対に来てくれる気がした。
そして、その予想は当たったのだ!
10時の消灯直前、先生はどかどかとやって来た。
「今、手術が終わったんだよ。 胸が硬いんだって?」
『手術、お疲れ様でした。 私の胸、硬くないですか?』
「うーん、これくらいなら全然硬いって言えないよ。
本当に硬い人は、石みたいになるんだから。 心配しなくても大丈夫だよ。」
そう言って先生は帰って行った。
疲れているのに来てくれてありがとう。
やっぱり、C先生はすばらしい!
先生の手、すごく冷たかった。


今日のメニュー

朝食: ご飯、味噌汁、さんま蒲焼、二色浸し、フルーツ
昼食: シーフードピラフ、コンソメスープ、マカロニサラダ、ヨーグルト、フルーツ
夕食: ご飯、清汁、開化風煮、鍋しぎ、お浸し

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2002-12-17 入院-7 (12/17-2)

昼頃、近所のKさんが来てくれた。
だんなさんがこの病院に診察に来たので、顔を見に来てくれたのだ。
「ついででごめんね〜。」 って。 それでも嬉しいです。

両親についで隣の家のSさんのおばさん、Cちゃん、
その息子のKくん(赤ちゃん)も来てくれた。
毎日誰かしら来てくれて、寂しくないよ。

午後は、Tさんと一緒にリハビリに励んだ。
「痛いからって動かさないと、腕が上がらなくなるから
痛み止めを飲んでもいいから動かして。」 という先生のアドバイスがあった。
なんだか、今日は2人とも調子が良くて腕が上がった。
『そうだ! 証拠写真を撮っておいてあとで先生に見せましょうよ。』
デジカメでリハビリをしている様子を写した。

2時半過ぎにC先生が病室に現れた。 管が抜けたので、退院日について話す。
「明日でもあさってでも、金曜日でもいいよ。」
すぐに追い出されるのかと思ってたので、金曜日とは以外だった。
Tさんも午後管が抜けて、木曜日退院だというので私もそうしようっと。
先生にちゃんと傷口を見てもらってからの方が安心だもん。

先生に腕を上げて見せると、「その首の傾きじゃ、まだダメだね。」
「肩に力が入ってるよ。」 と肩を揉まれる。 さっきより上がってないよー。
ならばとデジカメ画像を見せる。 「あ〜、こっちは腕が上がってるね。」 とお褒めの言葉をもらう。
撮っておいてよかったぁ。

先生は夕方から講演があるとかでやたら急いでた。
講演を聞きに行くのか、自分でするのか知りたかったのに〜。
先生の講演なら是非私も聞いてみたい!
それにしても時間がないなら、来てくれなくてもいいのに。
でも、そこがC先生のいいところなんだよな〜。

夕食を食べ終わり、Tさんとおしゃべりをしていると、Kさん、Hさん、Iさんがお見舞いに来てくれた。
『うっそー! 来てくれたの?』 遠いのに本当にありがとう。 感謝・感激。
3人とも10代の頃からのお友達。 洋楽の追っかけを一緒にしてた仲。
今でも会って楽しい時間を過ごす友達たち。 本当に嬉しかったよ。

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2002-12-17 入院-7 (12/17-1)


手術後5日目。

本日のメニュー。

朝食:ご飯、ふりかけ、味噌汁、生揚げ煮付け、
   お浸し、フルーツ
昼食:ラーメン、餃子、ライチゼリー
夕食:ご飯、田舎汁、豚カツ、はすの炒り煮、酢の物

病院でラーメンを食べられるとは・・・
入院患者のオジサンが、「ここのラーメン、
昔から美味しいんだよ。」 って言ってた。 
このオジサンは、入院の常連なのか。(笑)
元気になってくると、食事しか楽しみがないのよ。

ウルサイおばさんがやっと個室に移った。
いなくなったら、みんな文句を言い出した。
みんなで看護婦さんに告げ口したら、
「早く言ってくれれば、部屋を変えたのに。」 と言われた。 追い出してくれたんだ〜。
うるさいだけじゃなくて、ベッドで携帯使ってるんだよ。 まぁ、メールはみんなやってるけどね。

昨日のショック療法のせいで、腕と脇がピリピリ。 痛み止めも効かない。
ちょっと動かすだけで、ビリビリ。 動きののろいロボットみたいになってる私。(^^;;
午前の回診で管を抜くことになった。
昨日のリンパ液と血液の量が、1日で50ccを切ったからだ。
C先生にやってほしかったけど、先生は午前中いないんだよね。
回診の放送が入り、ベッドで支度をして待っていると
昨日乳がんの手術をした人のベッドから悲鳴が聞こえた。
みんなカーテンを引いているので、何をしてるのかわからない。
先生の 「あっ、これは大変だ。」 と言う声がしたと思ったら
「ギャー、やめてー。」 「なにするのぉー。」 絶叫と泣き叫ぶ声。
ええー、何されてるの? その声を聞いたら、怖くなった。

そうこうしてるうちに私の番だ。 回診の先生、看護婦さん2・3人、その他研修医も2人いる。
管を抜かれる私をじっと見てるよ。 げぇー。 まっ、下半身じゃないからいいけどさ。
ちゃんと見て、勉強しなさいよ!(笑)
管を抜いたとき、その部分も痛かったけど、それより腕にものすごい電気が走った。(涙)
『痛い〜〜〜です。』 と私も叫んじゃったよ。
先生は傷口の方だと思って、「ごめん、ごめん。」
私、『違います、そっちじゃなくて腕。』
管を抜くとき、神経に触ったんだろうね。 
昨日のC先生の荒療治なんて比較にならないほど痛かった。 でも、管が取れたらすごく楽になった。
引っ張られてる感じがない。 いつもあれを持ち歩かなくていいし。

悲鳴をあげてたMさんに事情を聞いてみた。
外に排出されなければいけないリンパ液と血が固まってたらしい。
それを見た先生が、いきなり手術した胸の辺りを全体重をかけて押したんだって。
あまりの痛さと怖さで絶叫したらしい。 失神しそうになったって。
彼女に付き添っていた学生は、ショックで泣いてた。
Mさんは、午後やって来たC先生に、そのことを切々と訴えてた。
先生は、「それは大変だったネ〜。」 って慰めてたけど。

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2002-12-16 入院-6


手術4日目。

リハビリに使っていた目玉。 →

昨日は薬を飲まなかったので眠れなかった。 今日は飲もうっと。

9時前にC先生が病室に来た。 土日会えなかったから、久しぶりだ。
「どう?」 って聞くから 『胸のこの辺が痒いです。』 っていうと
「どれ、どれ?」 って見た。 「あ〜、かぶれてるよ。 水脹れになってる。」
「お昼前にガーゼ、取っちゃおう。」 『ええ? 大丈夫ですか?』
「なんで?」 ← これ、C先生の口癖。

約束どおり昼前に、先生が看護婦さんを連れてやってきた。
ガーゼをはずして、赤チンみたいなので消毒した。
そのとき先生が、赤チンをおニューのパジャマにたらした。
「あ、ごめん。 これ、落ちないんだよ〜。 ハハハ。」
なぬー、それなら気を付けてやってよ! もぉー。

このとき、初めて手術後の胸を見た。 「どう、きれいにできてるでしょ?」
黄色いアザだらけの胸がきれいなの??
先生は、きれいに切ってきれいに縫ったってことを言ってるんだろうなぁ。
「手術しても、胸は前と全然変わらないでしょ。 完璧、完璧!」 と自画自賛。
「ここ最近では、1番きれいな出来。」 を繰り返した。
そうだね、形はあんまり変わってないかも。 いびつになったり、極端に大きさも違わないから
上手くできてるんだろうな〜。 先生、ありがとう。

「・・・で、リハビリはやってるの? 腕、上がる?」
『そうですね〜、このくらいかな。』 って上げて見せた。
すると先生は、そんなもんなの?と言いながら、いきなり私の左腕をがぁーっと持ち上げた。
『痛〜い!!!』 なにすんだよ!  脇がちぎれたかと思った。

あまりの痛さにぼぉーとなってたら、もう1回やろうとしたので
『やめて下さい。』 って左腕を右腕で押さえた。
先生は、下から持ち上げようとする。
そうはさせまいと、私は上から押さえつける。
その様子を見ていた看護婦さんが笑ってた。
「もっとリハビリしなきゃダメだよー。」 って去って行った。

そのあと、ずっとずっと痛みが取れなかったので薬をもらった。
看護婦のOさんは、痛み止めとして座薬を持ってきた。
「自分で入れますか?」
『あのー、やったことないので、お願いできますか?』 またまた、初モノ!!(^^;;

Oさんが、「先生にぐいっとやられたんですって。」 と言うので
『C先生、ひどいんですよ。』 って訴えると
「多分、先生はもっと腕が上がると期待してたんじゃないかな。 だから、強めにやったんですよ。」
それにしても、もう少しやさしくしてほしかったなー。
その後、やってくる看護婦さんや看護士さんがみんな「大変でしたねぇー。」 って言うの。
「C先生は、リハビリに関してはスパルタです。」 だって。
もっと早く教えておいてくれればいいのに〜。
でも、あの荒療治のおかげで前より腕が上がるようになったかも。 痛みは取れないけど・・・

TさんがC先生に、”Cの会”発足のことを言ったら
ポッと顔を赤らめ、「僕を吊るしあげる会?」 って言ったとか。
かなり照れてたらしい。 けっこうShyだ。
私たちがその話で盛り上がっていたら、そばにいた若い看護婦さんが
「C先生、女の人が大好きだから喜びますよ。」 だって。

今日のメニュー

朝食:パン、ジャム、ポテトサラダ、牛乳、フルーツ
昼食:ご飯、芙蓉蟹、ちんげん菜スープ煮、二色浸し
夕食:五目ちらし、清汁、金目鯛塩焼き、しし唐素焼き、大根サラダ、フルーツ

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2002-12-15 入院-5


手術後3日目。

睡眠導入剤のおかげで3日ぶりに眠れた。
まわりのいびきがうるさくて
入院以来、全然眠れなかったの。
そのうえ、金曜日に入院したおばさんが最悪。
9時ぐらいに寝て、午前2時ごろ目を覚ます。
夜中に荷持をがさがさするから寝れない。
で、また本人は寝るんだよ。
全く、大部屋なんだから回りに気を使えよー。
母親に言ったら、どの部屋にもこういう人はいるって。
このおばさん、水曜日が手術なので元気いっぱいなの。
火曜日に個室に移るまでガマンするしかないか〜。


午前中、母の友人2人がお見舞いに来てくれた。 子供の頃から知ってるし、海外旅行にも一緒に行く仲。
1人のおばさんが、私の顔を見るなり泣き出す。 思ったより元気なので安心したんだって。 
大泣きされて私の方が困っちゃう。(^^;;
その人の兄弟は、みんなガンで死んでるので、ガンは死ぬ病気だと思い込んでる。
早期なら大丈夫なのよー。

午前中ですべての点滴が終わった。 やっと自由になれた感じ。
点滴があると、縛られてる感じがするのよ。

お昼を食べて、ちょっと休憩。 朝晩、熱と血圧と排尿・排便の回数を聞かれる。
手術前の浣腸以来、便が出てないって言ったら下剤を飲まされた。
ただ、便秘症なんですが・・・(^^;;

妹に手伝ってもらって、シャンプーしようと思ったら
近所のOさん一家がお見舞いに来てくれた。
4人で来たので”ディールーム”に行こうとしてたら
伯母さん(母姉)と叔父さん(母弟)も来た。
あらら。 やっぱり、日曜の午後はお見舞い時間なのね。
そのうち、従姉妹のCちゃんとNちゃんも来てくれた。
Oさん一家が帰ったのと入れ替わりに、伯母さんと妹がケーキを買ってきた。
みんな、遠くから本当にありがとうね。 私のこと、心配してくれて・・・(涙)
今まで病気知らずの私だったから、びっくりしたのかも。
それもいきなりガンだもん。 でも、大丈夫。 絶対に元気になるよ。

みんなが帰ったあと、1人でシャンプーに挑戦してみた。
回りに水を飛ばしちゃったけど、できた。
こうやって一つ一つできるようになるんだな〜。 何事も恐れずにやってみよう!(^^;;

夕食後、ケーキが3個余っていたので、TさんとCKさんに声をかけて一緒に食べた。
CKさんが明日退院するので、退院祝いになった。 初めてゆっくり2人と話しができた。
特にCKさんとは話しが合って面白かった。 Stingとジミー・コナーズが好きと言うCKさん。
私と一緒だ! お互いにびっくり。 共通の話題がたくさんあってすっごく楽しかった。
「もっと前から話をしてれば良かったねぇ。」 とCKさん。
Tさん、CKさん、これからもよろしくお願いします。 

妹に持ってきてもらった鼻パックをしてから寝た。
病院の中って乾燥してるから、毛穴が開いちゃって。(笑)

今日のメニュー

朝食:ご飯、梅びしお、味噌汁、高野の卵とじ、フルーツ
昼食:バターライス、コンソメスープ、ハヤシビーフ、フレンチサラダ、フルーツ
夕食:ご飯、酢豚、ぜんまい煮、胡瓜中華漬、ヤクルト(今日のおかずはだめ!)

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2002-12-14 入院-4


手術後2日目。

Tさんのお世話をしていた看護学校の学生さん。
制服が可愛いので、写真を撮らせてもらった。
もちろん、本人も可愛い子でした。
私とCKさんには、つかなかったなぁ。
きっと基準があるんだろうけど・・・
Tさん曰く、「多分、私が心配性だからじゃない?」
私たちは、しっかりしてるように見えたのかな。

今日はC先生は、休みで来ない。
回診で別の先生がやって来たけど、あっさりしたもんだ。
担当じゃないとわからないから、診もしないのだ。
今週のC先生は、本当に忙しかった。
月曜日、朝から手術。
火曜日、午前中は公共の検診(乳がん)医をしてる。
午後は手術で、10時くらいまでかかったらしい。
そのあと、Tさんと手術について話したって言ってた。
水曜日、午前中は外来で診察。
午後、Tさんの手術。 8時過ぎまでかかってそのあと私と話し。
そして、この夜は当直だったそうな。
木曜日も午前中は、外来診察。
午後は私の手術で8時近くまで。
金曜日の午後は、乳腺外来があった。
外来診察がなくても、ほとんど朝8時前から病院にいる。
こんなこと続けていられるのは、若いからだと思うけど大変だなぁ。
ときどき疲れた顔をしてる。
私たち乳がん患者のためにも、元気でいてね〜。

Tさん、CKさんとおしゃべりを楽しんだ。
2人とも全摘で、私よりずっと大変なのに、元気で明るい。
「がんばる」って。 そう、がんばるしかないもんね。
C先生が、私にはこう言った、私にはああ言ったと文句を言いつつ(笑)
結局は、”良い先生に巡り合えてよかった。” という結論に達した。
同じ週に3人ともC先生に手術をしてもらったので
”Cの会” なるものを作った。 C先生を肴におしゃべりする、楽しい会にしよって。

午後から本格的にリハビリを始めた。
看護婦さんからリハビリの仕方を教わったけど、痛くていやだー。
それにまだ怖くて、腕を上げられない。 ハァー、もうちょっとがんばらないと・・・

本日のお食事

朝食:パン、ジャム、トマト煮、牛乳、フルーツ
昼食:ご飯、わかめスープ、白身魚のワイン蒸し、    
   梅マヨネーズ和え、フルーツ
夕食:ご飯、味噌汁、鶏肉竜田揚げ、里芋の煮物、ハムサラダ

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2002-12-13 入院-3 (12/13-2)

昼食を食べようとしてるとき、父、母、妹がきた。
私が起きてご飯を食べてるのを見てびっくり。
そうだよね、昨日手術したばっかりなんだもん。
2時過ぎに、近所のTさんとHちゃんがお見舞いに来てくれた。
お2人も、私が元気なんで本当に驚いていた。
お腹を切った訳じゃないんので、みんなこうらしいよ。
夕方レントゲンを撮るために、2階まで歩いて行った。
ポールに血液が入ったケース、点滴液、緑色の尿袋をぶらさげて・・・
ちょっと恥ずかしかったけど、まっいいっか。
車椅子で行く人もいるらしく、私は元気なほうだって。
パジャマを右手だけで脱いだら、レントゲン技師の人が
「左は使えないの? 痛くないなら、左手も使いなさい。」 って。
厳しいなぁー。 でも、これもリハビリだ。 ガ〜ンバっ!
病室に戻ると、看護婦さんがトイレで尿道カテーテルを抜いてくれた。
これで自由に歩き回れる。 ふう〜。

家族も帰って、一休み。
元気とはいえ、まだまだ無理はダメ。
5時過ぎにC先生が病室に顔を出してくれた。 今日、2度目。
一日中病院にいるときは、朝晩2回来てくれるらしい。
本当にまめな先生だ。
「1/4切除の予定だったけど、1/5ですんだよ。」
「ここ最近では、1番きれいにできた。」 と言ってくれた。
嬉しい。 先生、本当にありがとう。
1週間後のリンパの結果が、よいものでありますように。

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2002-12-13 入院-3 (12/13-1)


手術後1日目

昼食から食べていいことになった。
写真、撮り忘れたけど、おそばだった。
お粥じゃないのね。
おかずは、卵、マッシュポテト、フルーツ。
41時間ぶりの食事。
お腹が空いてたので、残さず食べちゃった。
この写真は夕食。
ご飯、鮭粕漬け、五目煮豆、もずく、ヨーグルト。
おかずがイマイチ。 もずくなんて食べたことないよ!

目覚めて自分の体を確認してみる。
胸(手術跡)をガーゼで保護して、その上から胸帯をしてる。
左脇の少し下からは、不要な血液やリンパ液を出す管が出ていて
四角いケースに流れ出る仕組み。
そのケース、寝てるときはベッドの端にかけておいて
歩くときは、肩にぶらさげるの(笑) 腕には点滴。
手術直後はパジャマじゃなくて、浴衣を着せられている。
下半身は、紙おむつにT字帯(ふんどしみたいなもの)。
どっちもゆるゆるで、大をしたくなったらどうするんだろうって心配したけど
手術前に、下剤や浣腸でお腹を空っぽにしてるし
手術中は体を低温に保っているので、腸が動かないから便は出ないんだって。
小の方は、尿道カテーテル(管)が入れられてて勝手にしてる。
手術時に造影剤を使ったため、尿が薄いグリーン色をしていたので
回診担当の先生が驚いていた。
エコノミークラス症候群を防ぐために、足は包帯でぐるぐる巻きに。
最近は手術をした後、みんなそうするらしいよ。
ボーっとした頭で、よくここまで冷静に見られたもんだ。

9時過ぎにC先生がやって来た。
メガネをかけてないので顔はよく見えなかったけど、声で先生だとわかった。
「手術は成功したよ。 きれいにできたから安心して。」
『ありがとうございました。』 とひと言、言うのが精一杯の私。
10時に回診。
外科部長のS先生がきた。 S先生に診てもらうのは初めて。
乳腺では、県下でも有名な先生なんだって。
「どうですか?」 って聞くので、『痛いです。』 って言うと、
「手術したんだから仕方ないよ。 神経も2、3本切ってるし。」 怖いこと、言うよねぇ。

11時近くに看護婦さんが体を拭いてくれて
パジャマに着換えさせてくれた。
やっと起き上がることができて、ずいぶん楽になった。
C先生に聞き忘れたことを看護婦さんに聞いてみた。
『私の左胸、ありますか?』
「大丈夫、ちゃんとありますよ。」
あ〜、よかった。 実は手術前に先生からこう言われてたの。
「開けてみて思ったよりガンが広がってたら、全部取ることになるかも。」
だから、胸があるのかないのか、気になってた。

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2002-12-12 入院-2 手術 (12/12-1)


手術の日。

香港の朋友・Yuriちゃん&Bibiちゃんから届いたX’masカード。
他にもあんずちゃんや韓国語教室で一緒だったOさん、
昔からのお友達・ぴーふぁんからもカードをもらった。
みんな、ありがとう。

ほとんど眠れずに、6時の起床を迎えた。
チャイムが鳴って、電気がつく。
6:30すぎに看護婦さんが来て、体温や血圧を測る。
食事ができない私は、ただ寝てるしかない。
まだ、元気なのになぁ〜。

9時にC先生がやって来た。 「眠れた?」 『全然眠れませんでした。』
「手術の前なんだから、安定剤をもらえばよかったのにー。」
そっかー。 初めてのことだから、気がつかなかったよぉ。
「・・・で、リンパ節はどうする?」
あー、昨日考えておくって言ったんだっけ。
『まだ決められないんです。 先生、取らなかった時のデメリットは?』
・・・と聞いてから、この前も同じことを聞いたのを思い出した。
でも、先生は嫌な顔をしないで、「2回聞けば、よく理解できるからね。 復習ね。」 と詳しく説明してくれた。
うーん、やっぱり決められない。 どうしよう。 って顔をしてたら
「じゃ、お昼までに考えておいてくれる? また来るから。」
その言葉を聞いてなんだか申し訳なくなった。
どうせ何時間考えても、決められない気がするし。
『リンパ節切除に決めます。』
「それでいいの? わかった。 温存+リンパ節切除でいくよ。」 
『お願いします。』 と私は頭を下げた。

何もする事のない私は、またベッドで横になっていた。
看護士(男)さんがやってきて、「浣腸します。」 って言った。
うっそぉー、 何で”初浣腸”が男なんだよ〜。
それも他の人は、トイレでやったのに、私はベッドでだよ。
かわいそう過ぎる、私。

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