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宙・光子の「ドキッ毒日記」

最近、毒吐いてないなぁ〜。

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2002-12-13 入院-3 (12/13-1)
2002-12-12 入院-2 手術 (12/12-1)
2002-12-12 入院-2 手術 (12/12-2)
2002-12-11 入院-1
2002-12-10 明日は・・・
2002-12-09 セカンドオピニオン(12/9-1)
2002-12-09 セカンドオピニオン(12/9-2)
2002-12-07 今や常識、セカンドオピニオン
2002-12-06 主治医
2002-12-04 インフォームドコンセント


2002-12-13 入院-3 (12/13-1)


手術後1日目

昼食から食べていいことになった。
写真、撮り忘れたけど、おそばだった。
お粥じゃないのね。
おかずは、卵、マッシュポテト、フルーツ。
41時間ぶりの食事。
お腹が空いてたので、残さず食べちゃった。
この写真は夕食。
ご飯、鮭粕漬け、五目煮豆、もずく、ヨーグルト。
おかずがイマイチ。 もずくなんて食べたことないよ!

目覚めて自分の体を確認してみる。
胸(手術跡)をガーゼで保護して、その上から胸帯をしてる。
左脇の少し下からは、不要な血液やリンパ液を出す管が出ていて
四角いケースに流れ出る仕組み。
そのケース、寝てるときはベッドの端にかけておいて
歩くときは、肩にぶらさげるの(笑) 腕には点滴。
手術直後はパジャマじゃなくて、浴衣を着せられている。
下半身は、紙おむつにT字帯(ふんどしみたいなもの)。
どっちもゆるゆるで、大をしたくなったらどうするんだろうって心配したけど
手術前に、下剤や浣腸でお腹を空っぽにしてるし
手術中は体を低温に保っているので、腸が動かないから便は出ないんだって。
小の方は、尿道カテーテル(管)が入れられてて勝手にしてる。
手術時に造影剤を使ったため、尿が薄いグリーン色をしていたので
回診担当の先生が驚いていた。
エコノミークラス症候群を防ぐために、足は包帯でぐるぐる巻きに。
最近は手術をした後、みんなそうするらしいよ。
ボーっとした頭で、よくここまで冷静に見られたもんだ。

9時過ぎにC先生がやって来た。
メガネをかけてないので顔はよく見えなかったけど、声で先生だとわかった。
「手術は成功したよ。 きれいにできたから安心して。」
『ありがとうございました。』 とひと言、言うのが精一杯の私。
10時に回診。
外科部長のS先生がきた。 S先生に診てもらうのは初めて。
乳腺では、県下でも有名な先生なんだって。
「どうですか?」 って聞くので、『痛いです。』 って言うと、
「手術したんだから仕方ないよ。 神経も2、3本切ってるし。」 怖いこと、言うよねぇ。

11時近くに看護婦さんが体を拭いてくれて
パジャマに着換えさせてくれた。
やっと起き上がることができて、ずいぶん楽になった。
C先生に聞き忘れたことを看護婦さんに聞いてみた。
『私の左胸、ありますか?』
「大丈夫、ちゃんとありますよ。」
あ〜、よかった。 実は手術前に先生からこう言われてたの。
「開けてみて思ったよりガンが広がってたら、全部取ることになるかも。」
だから、胸があるのかないのか、気になってた。

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2002-12-12 入院-2 手術 (12/12-1)


手術の日。

香港の朋友・Yuriちゃん&Bibiちゃんから届いたX’masカード。
他にもあんずちゃんや韓国語教室で一緒だったOさん、
昔からのお友達・ぴーふぁんからもカードをもらった。
みんな、ありがとう。

ほとんど眠れずに、6時の起床を迎えた。
チャイムが鳴って、電気がつく。
6:30すぎに看護婦さんが来て、体温や血圧を測る。
食事ができない私は、ただ寝てるしかない。
まだ、元気なのになぁ〜。

9時にC先生がやって来た。 「眠れた?」 『全然眠れませんでした。』
「手術の前なんだから、安定剤をもらえばよかったのにー。」
そっかー。 初めてのことだから、気がつかなかったよぉ。
「・・・で、リンパ節はどうする?」
あー、昨日考えておくって言ったんだっけ。
『まだ決められないんです。 先生、取らなかった時のデメリットは?』
・・・と聞いてから、この前も同じことを聞いたのを思い出した。
でも、先生は嫌な顔をしないで、「2回聞けば、よく理解できるからね。 復習ね。」 と詳しく説明してくれた。
うーん、やっぱり決められない。 どうしよう。 って顔をしてたら
「じゃ、お昼までに考えておいてくれる? また来るから。」
その言葉を聞いてなんだか申し訳なくなった。
どうせ何時間考えても、決められない気がするし。
『リンパ節切除に決めます。』
「それでいいの? わかった。 温存+リンパ節切除でいくよ。」 
『お願いします。』 と私は頭を下げた。

何もする事のない私は、またベッドで横になっていた。
看護士(男)さんがやってきて、「浣腸します。」 って言った。
うっそぉー、 何で”初浣腸”が男なんだよ〜。
それも他の人は、トイレでやったのに、私はベッドでだよ。
かわいそう過ぎる、私。

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2002-12-12 入院-2 手術 (12/12-2)

昼食もないし、もう、ふて寝してやる。
2時過ぎに父親、叔母さん2人、伯父さん(いなかからやって来た)が
お見舞いに来てくれた。 3時に母と妹が来た。
手術は3時半からの予定。 私は手術の準備に入った。
後ろが開いてる手術着に着換え、看護婦さんに連れられ歩いて手術室に行った。
家族や親戚の人たちもみんな一緒にきた。
みんなは中に入れないので、『がんばってくるね。』 と言い残して私は手術室へ。
廊下があって、手術室が何室か見える。
私の通された部屋には、すでに麻酔科の看護婦さんと
手術専門の看護婦さんが待機していて、準備の真っ最中だった。
部屋の真中の小さい手術台に寝るように指示される。
本当に小さくて、私が寝てギリギリって感じなんだけど
大柄な人は、はみ出さないのかな〜なんて考えちゃった。(笑)
横になると腕と足を縛られた。 手術中に落っこちないためだって。
C先生を探したけど、先生はまだ部屋にはいなかった。
ERで見るように、手を消毒してたのかな?
麻酔の注射をされて、マスクをあてられと、3秒くらいで気を失った。

名前を呼ばれて目が覚めた。 どうやら手術室のようだ。
でも、すぐにまた寝てしまった。 次に名前を呼ばれて目が覚めると、そこは病室だった。
家族や伯父さん、叔母さんたちの、「よくがんばったね。 大丈夫だよ。」 の声に
うん、うんとうなづいたのは憶えてるけど、また寝ちゃった。
なぜか、手術後に家族は「がんばったねー。」 って言うけど
本人はなんにもしてないんだよね〜。(笑)
手術後に先生が、切り取ったガンとその周りの細胞を見せてくれたらしい。
私も見たかったなぁ〜。
手術が終わったのが7時過ぎ、私が病室に戻ったのは8時ごろらしい。
家族たちは、私の顔を見て安心して帰って行った。
目覚めてよかった〜。 麻酔って怖くない? 2度と目覚めないんじゃないかって心配したもん。

術後は、一晩中看護婦さんが様子を見に来てくれた。
1時間おきに体温、血圧を測り、点滴を変える。
「痛くないですか?」 「大丈夫ですか?」 と声をかけてくれた。 本当に有難い。
患部は多分痛み止めが注射してあるから、全然痛くはないんだけど
背中と腰が痛くて眠れやしない。 昨日と今日、ずっと起きてればよかった。(^^;;
体を動かすことが全然できないので、すっごくつらかった。
でも、1番ツライと言うか、痛かったのは足から採血したとき。
手術した左(腕)は、もう針を刺しちゃいけないらしい。
右腕には点滴が入っているので、検査には使えない。
・・・ってことで、乳がんの手術後は足から採血することになってると言う。
痛いなんてもんじゃないよ。 
もともと、足には血管なんてそんなに出てないし、私は足に肉が全然ないから、針を刺されると骨にひびく。
右足から数箇所、針を刺して取った血が、固まっていたとかで30分後に左足からまた取った。
1回だけでも卒倒しそうなのに、何度も針を刺された。
最後なんてくるぶしの横に針を刺して、骨の辺りをグリグリしたの。
今思い出しても、背筋がサブいです。(涙)
足からの採血は、ベテランの看護婦さんでもすっごく難しいらしい。
何度も「ごめんなさい。」 って言うので可哀想になったけど、マジで気を失いそうになりました。

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2002-12-11 入院-1


生まれて初めての病院食です。(笑) 
ハンバーガー、ナポリタン、サラダ、牛乳(昼食)
何せ初めてなので、美味しいんだかどうか・・・
他の病院に入院したことある人が
”まぁ、マシじゃない。”と言ってました。
ちなみに夕食は、
ご飯、スープ、チンジャオロース、
ザーサイ、フルーツ。

とうとうやって来た入院。 初めてなので緊張する。
10時に入院の受付をすませ、5階東病棟へ行く。
一番奥の6人部屋の入り口側ベッドにチェックイン。(笑)
6人部屋だけど、狭く感じないし、すごく明るい。 
暗い部屋は、それだけで気が滅入る。
パジャマに着換えて待っていると、麻酔科の看護婦さんが明日の手術についての説明に来る。 やさしそうだ。 
「手術中はずっと私が側にいるから、安心して下さい。」

次は、病棟の看護婦さんから入院に関する説明を受ける。
その間に、どうやらベッドの引越しがあるようだ。
明日手術だから、今よりちょっとナースステーションに近い部屋に移動。
説明をしてくれる看護婦のTさん。 
大きなマスクで顔がよく見えないけど、いやー、美人だ。
青チームの看護婦さんたちが、私の面倒を見てくれるらしい。
青、緑、ピンクの3チームに分かれてるんだって。
しばらくの間、よろしくお願いします。 心からそう思うわ。

昼食後、少し休んでからシャワーを浴びた。
1週間くらい入れないからね。 夏じゃなくてよかったわ〜。
伯母さん夫妻がお見舞いに来てくれる。
両親と妹も夕方に帰った。
先生から手術についての説明があるので、また夜来なくちゃいけない。
これからも色々迷惑をかけると思います。 ごめん、そしてありがとう。

お隣の方は、今日が手術だ。 私と同じC先生の執刀。
前のベッドの人は、数日前にC先生による手術。
6人中3人が乳がん。 
お話したいけど、まだ具合が悪そうなので
明日に備えて横になるしかない。 つまんない〜。

夕食後、家族がやってくる。
7時半から先生の説明があるはずなんだけど、全然来ない。
8時ちょっと前に看護婦さんに尋ねると、まだ手術中らしい。
8時半すぎにやっと呼ばれ、カンファレンス室に行った。
「遅くなってすみません。」 手術着姿の先生、ス・テ・キ。(笑)
あっ、靴下履いてない。 可愛い。(^^;; 
まずは乳がんについての説明。
私と母は聞いてるけど、父と妹は初めてなのだ。 
それから私の症状、手術について、予後について詳しく話してくれた。
先生は午前中・外来、午後・手術で疲れているのに申し訳ない。
手術方法については、温存で決まったんだけど
リンパ節を取るかどうかがなかなか決まらない。
先生は情報をくれるけど、最後に決めるのは私なんだって。
そんなこと言ったってねぇ、私はド素人よ。
でも、今はそういう時代らしい。
迷って迷って決められない私に先生は言った。
「じゃ、明日の朝までに決めておいて。 聞きに行くから。」
『ハイ、わかりました。 明日、よろしくお願いします。』
「そういえば、MK病院のS先生に会った?」
『行ったんですけど、S先生の診察日じゃなかったです。』
「S先生には、学会でよく会うんだよ。」 

ベッドに戻ると10時近かった。 もうすぐ消灯時間だ。
隣の人は、手術を終えて帰ってきていた。
明日の手術、心配だけど、もう全てを先生に任せるしかない。
どうか成功しますように!
それにしても、みんなイビキがすごすぎだよ。 
手術を終えたばかりのTさんのところには
1時間おきに看護士さん(男性)が、検温、血圧を測ったり、
点滴を取り替えにやってくる。
ふ〜、全然眠れない。

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2002-12-10 明日は・・・

いよいよ明日入院。
そして12日に手術です。
初めてのことだから、ちょっと怖いよ〜。
それに私の鈍った体は、病院の規則正しい生活についていけるのに?
なんたって、午後9時消灯、朝6時起床だって。
半日ずれちゃうよー。(^^;;

入院中も退屈しないようにデジカメ、買っちゃった。
いつ買おうか迷ってたけど、やっと決心して・・・
なに、撮ろうかなぁー。

冗談はおいといて、
みなさん、手術が成功するように祈って下さい。
今まで以上に元気になって戻ってくるからね。

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2002-12-09 セカンドオピニオン(12/9-1)

私はN病院のC先生(主治医)の診断を100%信じて、手術を受けるつもりなんだけど、
他のドクターの診断も参考にするようにってことでNK病院に行って来た。
ここには県下で1番有名な乳がんのS先生がいるんだって。

まずは、N病院にマンモとCTのフィルムを借りに行かなきゃ。
妹が午前中休みなので、車で送ってくれるはずだった。 それなのに、家族みんなで寝坊しちまった。
慌てて起きて外を見ると、なんと雪で真っ白じゃん。 車は諦めて、バスで行くことにした。
家の前に坂があるから、行き(下り)はいいけど帰り(登り)が心配なので・・・

駅に着くとちょうどバスが来ていた。 結構混んでるわ〜。 やっと乗れた。
中間の高校生、もっと奥に詰めろよ!
いくつか先のバス停でたくさんの人が乗ろうとしていた。 でも、途中が詰まってるから乗れない。
普通こういう時って運転手が「詰めて下さい。」って言うよね。
この運転手ったらただ黙って見てるだけ。
もう10分近く止まったまんまなんだけど・・・信じられない。
やっと、「後ろのドアから乗車して下さい。」だって。 まったくぅ。
走り出すと母が「先生に似てる人が乗ってきたよ。」と言うので
そちらを見ると”似てる人じゃなくて、本物だった。” オー、ビックリ。
目が合ったので会釈を。 
後で聞いたところ、先生、9時から手術だったんだって。
遅刻しそうできっとドキドキしてたんだろうなぁ。(笑)

病院でフィルムを借りて、急いで駅に戻った。
C先生が書いてくれた紹介状は、ちゃんとS先生宛てだった。
電車で15分ほどのNK病院に着く。 大雪のせいか、病院は空いてた。
待たされることもなく、名前を呼ばれる。
事務の人が、「S先生宛ての紹介状を持参していただいたんですけど
S先生の診察日は、火・金なんです。 どうします?」
どっひゃー! 大失敗だ。
そうだよね、ドクターって毎日来てるわけじゃないもんね。 リサーチ不足。(^^;;
「そうですか・・・他の先生でも構いません。」

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2002-12-09 セカンドオピニオン(12/9-2)

中待合室で待っていると、ドクターの厳しい声が聞こえてきた。
「あなたはどういう治療をしたいの? 何が希望なの?」
母と顔を見合わせて、「えー、今時こんな先生いるの?」
あんな言い方されたら、患者が萎縮しちゃうよ。
話の内容から、ガンの治療方法について話してるみたいなの。
全然関係ない人に話が聞こえちゃうってのも嫌でしょ。

どうかこの先生じゃありませんようにって祈ってたのに、呼ばれちゃったよ。
見かけは普通のドクターだった。 毛深いのが気になったが。
「うちのSは乳がんで有名なドクターなんだけど今日はいないんですよ。
私でいいのかな?」
「・・・で今日は何を聞きたくて来たんですか?」
「N病院で乳がんと診断されて、木曜日に手術をする予定なんですが
私の場合、手術以外に治す方法がないのかどうか知りたいんです。
もしも、手術をしなくて済むならその方がいいので・・・」
先生は、「ガンは100%治らないんです。」といきなり言った。
なんてこと言うの!って思ったけど、不思議と動揺はしなかった。
自分の中で、”絶対に治す。”って言う気持ちが強かったからかな。
そのあと、乳ガンについて、治療方法について話してくれた。
今までに聞いた話もあるし、初めて聞く話もあった。

先生は、紹介状とフィルムを見ながら
「手術以外の治療方法を知りたいってことだけど
あなたの場合、早期だからまず手術だね。
あのね、手術できるってことは治る可能性が高いってことですよ。
治らない人には、手術を薦めたりしませんから。」
C先生と同じ意見だった。 それを確かめられたので、私は満足であった。
これで安心して手術を受けられる。
それにしても怖いドクターであった。 C先生の良さを再確認できたわぁ。
ここの病院、暗いし古そうだから、ここで手術をするのも嫌だし。

帰りはなんとなく元気が出てきた。
自分の進む道がはっきり分かったからかもしれない。
母とイタリアンのランチを食べた。 当分食べられないもんね〜。

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2002-12-07 今や常識、セカンドオピニオン

従姉妹に病気のことを話したら、
「その病院、信用できるの? 1っ個所で決めちゃダメだよ。
別の病院でも診てもらった方がいい。」と言われた。
今は、”セカンド・オピニオン”を聞くのが当たり前なんだって。
そう言えば、先生も看護婦さんもこの前そう言ってたな〜。
「他の病院で診てもらっても構いません。
最近はそういうのが当たり前ですから。」

この従姉妹の父親(私にとっては叔父さん)は、
いいかげんな病院で院内感染させられ、現在入院中。
もう半年も寝たきりなの。
それだけに病院に対して不信感が一杯。
今は、しっかりした病院で治療中。 少しづつ良くなってます。

あんまり言うので、知人から紹介された病院に行ってみることにした。
県下でも一番有名な乳腺の先生がいる病院。
現在通っている病院にそのことを告げると
CTとマンモのフィルムと貸してくれるという。
さらに紹介状も書いてくれるそう。
そう言うところからしてこの病院は良心的だと思うんだけど。
ま、とりあえず、月曜日に行ってきます。

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2002-12-06 主治医

主治医のC先生、若い。
30代前半。 でも、見た目は20代にしか見えない。
最初診察してもらったとき、”えー、この人で大丈夫?”って印象だった。
普通ドクターって、ワイシャツの上に白い上着を着てるでしょ。
C先生は、マオ(チャイナ)カラーの半袖を着てるの。
良く見て看護士か薬剤師、悪く言うと床屋さんみたいなんだもん。
見た目からは、全然医者に見えない。

ところが、優秀な外科医だったのよね。
とっても頭が良い人しか入れないと言う某県の県立医大を卒業した後
Y国大の大学院に進み、アメリカに2年間留学したらしい。
Y市大病院ともう1つ(忘れた)の病院に勤務後
このN病院に来て3年目とか。
もちろん、先生から聞いたわけじゃなくてある人から聞いたんだけど(笑)

手術を受けると聞いて、どの位経験があるのか尋ねてみた。
「先生、この病院って乳がんの手術を年間何回くらいするんですか?」
「そうだなー、100回位かな。」
後で分かったんだけど、そのほとんどをC先生がしているのだった。
やっぱり、外科医にとって、経験はとても重要でしょ。
年に数回しか手術をしないような人には頼みたくないもん。
安心して手術をまかせられるかな。

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2002-12-04 インフォームドコンセント

母親と10時半に病院に行った。
いつも通り1時間強待って、中待合室に呼ばれる。
するとS看護婦さんがやってきて
「先生がゆっくり話をしたいので、午後にしてもらえないかって
言ってるんだけど、どうかしら?」
「あ、ハイ、いいですよ。」
午前中は、一般外来の患者さんでいっぱいだからねー。
病院の近くの高島屋で中華を食べて時間を潰した。
本当はさっさと済ませたかったのにー。

約束の時間の2時半をちょい過ぎて、ようやっと呼ばれた。
「やっと家族を連れてきたね。」 先生はまずそう言った。(笑)
それから先週聞いた私の症状や手術、治療について母親に説明した。
わかりやすくね・・・
先生から99%ガンですって聞かされて、母は初めて涙を流した。
今までずっと我慢してたのねー。 すまないねー。
先生は最後に「何か質問ありますか?」って聞いた。
母は、「輸血、するんですか?」
「輸血はしないですよ。 そんなに出血しないから。」
あ、そうか。そのこと忘れてた。
以外とこの母親、冷静だな。(笑)
「ほかには?」 ないなー。
・・・と先生は、「もう11日まで会えないんだよ。」だって。
もうー、また女心をくすぐるんだからぁ。 うそうそ。

そのあとまた例の別室に呼ばれた。
S看護婦さんが、「お母さんもびっくりしたでしょう。」
とまた泣かせる文句を言った。
もう、やめてぇー。(笑)
母もいろいろ話を聞いてもらって、ちょっと安心したようだった。

今日はレオの命日(1周忌)なので、ケーキとお花を買った。
レオに続いて、私もガンになるとは思わなかったなー。
きっとレオが私のこと、見守ってくれるよね。

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