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宙・光子の「ドキッ毒日記」

最近、毒吐いてないなぁ〜。

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2002-12-04 インフォームドコンセント
2002-12-04 1年経ちました
2002-12-03 初CT
2002-12-02 心の支え
2002-11-29 涙々の日
2002-11-28 初マンモ
2002-11-27 細胞診
2002-11-24 小さなしこり
2002-11-04 1年後
2002-09-04 ペットロス


2002-12-04 インフォームドコンセント

母親と10時半に病院に行った。
いつも通り1時間強待って、中待合室に呼ばれる。
するとS看護婦さんがやってきて
「先生がゆっくり話をしたいので、午後にしてもらえないかって
言ってるんだけど、どうかしら?」
「あ、ハイ、いいですよ。」
午前中は、一般外来の患者さんでいっぱいだからねー。
病院の近くの高島屋で中華を食べて時間を潰した。
本当はさっさと済ませたかったのにー。

約束の時間の2時半をちょい過ぎて、ようやっと呼ばれた。
「やっと家族を連れてきたね。」 先生はまずそう言った。(笑)
それから先週聞いた私の症状や手術、治療について母親に説明した。
わかりやすくね・・・
先生から99%ガンですって聞かされて、母は初めて涙を流した。
今までずっと我慢してたのねー。 すまないねー。
先生は最後に「何か質問ありますか?」って聞いた。
母は、「輸血、するんですか?」
「輸血はしないですよ。 そんなに出血しないから。」
あ、そうか。そのこと忘れてた。
以外とこの母親、冷静だな。(笑)
「ほかには?」 ないなー。
・・・と先生は、「もう11日まで会えないんだよ。」だって。
もうー、また女心をくすぐるんだからぁ。 うそうそ。

そのあとまた例の別室に呼ばれた。
S看護婦さんが、「お母さんもびっくりしたでしょう。」
とまた泣かせる文句を言った。
もう、やめてぇー。(笑)
母もいろいろ話を聞いてもらって、ちょっと安心したようだった。

今日はレオの命日(1周忌)なので、ケーキとお花を買った。
レオに続いて、私もガンになるとは思わなかったなー。
きっとレオが私のこと、見守ってくれるよね。

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2002-12-04 1年経ちました


レオが亡くなって1年が経ちました。 本当に早い〜。

半年を過ぎた頃からやっと”レオ”と言う名前を
家で言えるようになりました。
それまでは名前を出すだけで涙がボロボロ出てダメだった。
1年近くたって、思い出話もできるようになった。
そろそろ私の自縛から解き放してあげないと。
レオはもうとっくの昔に天国に行って
今はきっと幸せな家に生まれ変わっているはずだもん。

レオ、楽しい思い出をたくさんありがとう。
今度は別の人たちを幸せにしてあげてね。

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2002-12-03 初CT

今日はCTを撮影。
初めてなんだ〜。

母親が一緒に来ると言ったけど、断った。
だって検査だけだもん、一人でいいよ。
それに一人でいたいんだよ。
病気の告知以来、情緒不安定で
急に涙が出たりすることもあるし。
家族に涙は見せたくないんだよね。
あんまり心配させたくない。

CTは造影剤の注射がちょっと痛かったけど
対して恐怖はなかった。
それより明日の診察が怖いなぁ。

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2002-12-02 心の支え

先生から「早く家族に言わなきゃダメだよ。
もしも言えないなら、僕が言ってあげるから水曜日に連れてきて。」
と言われてから3日も経っちゃった。
入院も手術も決まった今、言わなきゃいけないのは
充分分かってるんだけど、言いづらいんだよな〜。
自分が先生から言われた時は、”もしかして?”ってのがあったから
覚悟はしてたんだけど、家族は何にも知らない。
いきなり「私、ガンです。」なんて言われたらどうなるか。
でも、言わなきゃ・・・

やっぱり、びっくりしてた。
・・・っていうか、怒った。
「何でもっと早く言わないの? 家族でしょ。」
そりゃそうだけど、私だってつらかったんだもん。
家族の対応には、一抹の寂しさを感じたこともあったけど
(いろいろあってねー)
でもやっぱり、家族が一番の支えになってくれた。
ありがとう。
本当に感謝しています。

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2002-11-29 涙々の日

とうとう、検査結果を聞きに行く日がやって来た。
家族と一緒に来るように言われたんだけど
やっぱり1人で来ちゃった。
1人の方が冷静に聞けそうな気がする。
先生が開口一番、「あれ、1人? 大丈夫?」
「ハイ、1人の方がいいです。」

検査の結果はね・・・といいながら紙に
「細胞診の結果はクラスX」と書いた。
”あ〜、末期がんなんだ。 私、死ぬのかな?”と思った。
「・・・で進行はステージTの早期ガン。 手術すれば大丈夫。」
なんだぁー。 それを先に言ってよー。(^^;;
それから手術の方法、その後の治療についての説明があった。
「えっと、手術は12日か19日がいいかな。 12日の方が手術件数が
少ないから12日にしよう。 検査は全部終わってるから入院は11日ね。
「何か用事入ってる? 大丈夫かな?」
これを一気に言われて私は「いいえ、だ・大丈夫です。」
としか言えなかった。
「こんなこと急に言われてびっくりしたでしょ。 でも、よくなるから一緒にがんばりましょうね。」
と言って私のひざを叩いた。
決して、ドクハラじゃありません。(笑)
なんとなく安心した。

別室に移り、看護婦さんから来週撮るCTについての説明があった。
「驚いたでしょ? あんなこと言われたら誰だってびっくりするものね。」
そう言われたら、急に涙がボロボロ出てきた。
「でも、先生も大丈夫って言ってたし、1人じゃないのよ。
一緒に治療していきましょうね。」 やさしいな〜。
「先生はすごく勉強熱心だし、優秀なドクターだから大丈夫よ。」
と言う言葉も力強かった。

入院に関する説明の後、簡単な検査を受けるように言われた。
採血、検尿、心電図を撮った。
そしてもう一度、外科に戻るように言われた。
乳がん患者のメンタルケアをする看護婦さんを呼んでくれた。
この人がまた静かで、よく話を聞いてくれる人だった。
「思いっきり泣いていいんですよ。 
今、泣いておかないと後がつらいですから。」
少し話をして落ち着いてから家に帰った。
これから家族に話さなきゃいけないかと思うと気が重い。
自分がガン告知をされたことより、家族に話す方がつらいなー。

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2002-11-28 初マンモ

今日の検査は、エコー(超音波)とマンモグラフィー。

おっぱいにぬるぬるしたジェルを塗られる。
冷たくて、気持ち悪い。
胎児を見るときのあれ。 
左胸にエコーをかけてるとき、自分でシコリが見えちゃった。
やっぱり!
ちょっとショックだった。

次にマンモ。
痛い! 痛い!
でも、ガマンして「大丈夫です。」って頑張った。
だって、病気の白黒をはっきりさせる大事な検査だもん。
何枚も何枚も撮影。

明日、先生になんて言われるんだろう。
すごく怖い。

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2002-11-27 細胞診

紹介状を書いてもらった病院に行った。

初診の手続きをして、産婦人科に向かう。
そこで問診を書かされる。
待っていると「乳腺は外科扱いなんですよ。」言われる。
今度は外科に回され、また同じような問診を書かされた。
胸関係が外科って初めて知った。

2時間位待ってやっと私の番が来た。
まずは問診。 そして触診。
先生、「う〜ん、しこりがあるね。」
そのシコリから直接細胞を取る細胞診をした。
太い注射器を見たときは、怖かった。
そしてすんごく痛かった。
針を刺したあと、ぐりぐりして細胞を取るんだよ。
その先生、抜き取ったものを見てなんと言ったと思う?
「あ、なんか動いてる!」だって。 うぇ〜ん。
このときはまだ先生の性格を知らなかったのだ〜。(笑)
(本当は優秀で良いドクターです!!)

細胞診の結果は2日後。
明日は、エコー(超音波)とマンモグラフィー。
マンモは、乳房をぎゅーとつぶして撮るレントゲンのことです。

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2002-11-24 小さなしこり

10月末、左胸に小さなしこりを発見した。
”もしかして?”っていう気持ちがあったけど
なかなか病院に行けなかった。
でも、2、3日前から痛みを感じたので急いで産婦人科に駆け込んだ。
日曜日は先生が1人しかいない上に、急に産気づいた妊婦が2人もいて
4時間近く待されちゃった。

先生は入念に触って「確かにしこりがあるね。
大きな病院でレントゲンや細胞診を受けた方がいい。」と言った。
産婦人科では検査ができないということで
紹介状を書いてくれた。
「良いものか悪いものか、はっきりした方がいいでしょ。
2、3日以内に診てもらって下さい。」

シコリ=ガンじゃないから、大丈夫だよね。
すごく心配。

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2002-11-04 1年後


レオが亡くなってからもうすぐ1年になる。
心にぽっかり空いた穴は、ふさがる事はない。

レオはいつも家族の中心にいた。
私たち家族は、レオの可愛い顔を見ては微笑み
お間抜けな姿を見ては、大笑いした。
「レオがね・・・」「レオったら・・・」と
いつもいつもレオのことを話していた。

潤滑油だったレオがいなくなってから
家族の、特に私の心はかさかさしている気がする。
レオに癒して欲しいな〜。

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2002-09-04 ペットロス


レオの様子がおかしいと感じ始めたのがちょうど1年位前だった。
夕方になると、ふらふらしてた。
お腹が空いて、血糖値が急激に下がってたらしい。
もっと早く検査してあげればよかったな〜。

この前、「ペットロス」ついての番組を見た。
症状が全部当てはまってて、私は完全にペットロスだと思ったよ。
美しいレオの姿だけを心にとどめておこうっと。

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