午前12時ころ、お腹の真ん中辺り(手術のキズ跡)と足の肉球が少し冷たくなってきて
今夜あたり危ないかなって思った。
荒い呼吸のために波打っていたお腹も少しづつ静かになってきた。
目を閉じて、静かに寝ているようにも見える。
先生から午前2時か3時ごろに発作が起きるかもしれないから、そしたらすぐに病院に連れて来てって言われていた。
私は発作が起きる前に亡くなってくれたらって思っていた。
発作の時すごく苦しそうで見てるのがつらいから。 そしたら、本当にその通りになりました。
12月4日午前2時 レオは息を引き取りました。
最後に大きな目を開けて、涙を流しました。
みんなに看取られて、家で死ねてうれしかったのかな。
そのとき、なぜか私はすごく冷静でした。 おしりの始末をしてあげました。
母は背中を撫でていて、妹はレオの名前を何度も呼んだ。
鼻に手を当てても息をしていないし、心臓も止まった。
3人でレオの体ををきれいに拭いて、ブラッシングもした。
まだ体は温かいけど、硬直が始まった。 ホントに死んじゃちゃったんだね。
レオを真ん中にして、私と妹は川の字に寝た。
レオの死を悲しむかのように、雨が降り始めた。 |