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ねむり猫の福だより ふくとねむりの近況報告

ふくは元気!飼い主ねむりは大衆芸能鑑賞にはまってます!

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2000-07-26 そもそも、どんな猫か?
2000-07-25 プロローグ - きみはデブ猫は好きか?


2000-07-26 そもそも、どんな猫か?

さて、ふくである。
外観は何処から見ても日本猫、正統派の三毛猫だ。飴茶色と黒のコントラストがはっきりしている。頭は人間の髪の毛の部分、体は肩から腰にかけて布を掛けたようにその2色が交互に広がっている。お腹面と両手両足はほとんど真っ白と言っていいだろう。
3歳といえば、人間で言えば10代から20代、「ハジケテ」「箸が転んでも・・・・」という年齢か。しかし、ふくにとってはこの家が住む家としては3軒目、一時野外生活を強いられた事も考えると、寝床としては4個所目である。[家につく]と言われる猫にしては、かなり波乱に富んだ猫生を送り、地獄ぎりぎりだって見てるかもしれないのだ。したがって無条件で愛想良い訳が無い。一方、飼い主は変わっていると言われればそれまでだが、所謂[ちょっと無愛想 ]な猫を飼うことが夢だった。誰にでも愛想の良いのは苦手なのだ。しかも、猫は必ず自分になつく、と猫に対しての自信は相当なものだ。
引っ越してきてから、ふくは思いのほかすぐに家に慣れた。飼い主の家には他の猫や犬の臭いが全く無かったからだろう。移ってから数時間後には家の中をうろつき、夜のうちに見事にトイレで初オシッコ、翌朝にはご立派なウンチも済ませた。これで食欲もあるのだから、新飼い主にとって何を他に心配する事があろうか。
しかし、不愛想は一日二日では簡単に直りそうもない。なかなかの外観なのに勿体無い。何だかかすねている。前の家では一緒に飼われていた[エンターテイメント型オス猫]が周囲の注意を一手に引いたいたため、ふくは自分が注目を浴びることにどうも慣れていないようだ。下から睨み付ける、しかも恐ろしい事にちょっと三白眼ぎみ。目付きが悪いときは一世を風靡したあの「What's Michael」ニャジャラのようなのだ。大きく、ぼてっとした体を横たえ「悪いわね、あたしこの場所気に入ったから、あんたはしばらくどこかに座っててちょうだい!」といわれているようなのだ。牢名主?この家を乗っ取られはしまいか?しかし飼い主は誓う、仕方ない、まだこの家に慣れきっていないふくのため、暫くは、そうホンの暫くは[下手にでてあげよう、と。
明日は仕事だ。初めて一日中家を空ける。ふくは大丈夫だろうか?寂しくて泣き喚きはしないか?そして、もしそうなったら近所から苦情が来るだろうか???様々な不安も一つ一つクリアーして行かなければならない。これからふくと長い付き合いなのだから・・・。

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2000-07-25 プロローグ - きみはデブ猫は好きか?

飼い主は、無類の猫好きだ。何といっても本人が「猫に育てられた」と思っているのだから当たり前、といえば当たり前だ。
その昔、飼い主の家にはメスの三毛猫がいた。色気のある美猫であった。人間で言えば、いつもすごく込んでいるわけではないけれど何時行っても「これはうまい!」とうなるような酒肴が2、3品出てきてゆったりと呑める飲み屋の美人女将といった雰囲気だった。しかもその猫は人間の言葉が分かった(というか、コミュニケーションに困ったことが無かった)。
その猫は飼い主と同じ年の春に生まれたから師走産まれの飼い主より半年から8・9ヶ月お姉さん。当然物心ついた頃の飼い主は「言葉の分かる猫」が実の姉よりも身近だった。両親は今も健在だが、ともかく幼少期の両親との記憶が悲しいかな猫との記憶に負けるのだ。しかし猫だけでさすが飼い主は育つわけもなく、躾厳しき祖母と三毛猫の連携で無事、人格形成期を乗り切ったのだ。
犬も嫌いなわけではない。実際今も両親の家にはオスの黒柴がいる。可愛いとは思う。ただ一年に何回も会わず、ほとんど遊んであげたりしないのに、[あまりに]喜びすぎなのだ、犬という生き物は。飼い主にはその喜びが[重過ぎる]。動物も異性と同じだ。こちらが与える以上に与えられると、つい引いてしまう。どうも悪い癖だ。
となると、やはり猫である。
しかも、先の話で分かるように、飼い主は仔猫には慣れていない。道を歩いて、太った猫に出くわした一日は幸せな気分になれる。「猫めくりカレンダー」がデブ猫の日はウキウキする。やはり飼うしかないではないか、デブ猫を。インターネットで巡り合った、ボランティアでかわいそうな猫の里親を探している芸術家Tさんと、泣く泣く猫を手放さなければならなかった芸能人のHさんのおかげで、ここにめでたく飼い主は、メス猫、3歳、三毛猫、6キロ弱との共同生活を始めるに至った。

命名:「だい福(本名)、愛称:ふく 」。とにかく[ふくふく(福々)]している。

※東松山在住先輩K氏宅に「ふくちゃん」という猫がいた(残念ながらもう亡くなってしまった)。故ふくちゃんに敬意を表し、あえて本名は変えてみた。

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いらっさいませ。ひまネットへようこそ。日記設定でヘッドラインを書いてくださいませね。ではでは。 / システム管理者1号 ( 2000-07-25 18:30 )

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