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2006-04-18 第壱百五拾八夜:ヤル気のない美容師とカットしたい女-壱-
2006-04-18 第壱百五拾八夜:ヤル気のない美容師とカットしたい女-弐-
2006-04-18 第壱百五拾八夜:ヤル気のない美容師とカットしたい女-裏-
2006-04-17 第壱百五拾七夜:春夜のヒメゴト
2006-04-11 第壱百五拾六夜:歌舞伎町交差点-壱-
2006-04-11 第壱百五拾六夜:歌舞伎町交差点-弐-
2006-04-06 第壱百五拾五夜:月の水面 振り向けば
2006-04-05 第壱百五拾四夜:いろめトハ
2006-04-04 第壱百五拾参夜:ワカイ娘につける薬ナドありはシナイのだ
2006-04-03 第壱百五拾弐夜:桜雪


2006-04-18 第壱百五拾八夜:ヤル気のない美容師とカットしたい女-壱-

思うんですよ。



昨日の日記の続きですね。

・・・

お誘いいただくのはホントに嬉しいし。


例えば先週末のお誘いをしてくれた3人。
確かに全員気が合うし、付き合う候補となりうる人達な訳だ。

キャバで指名する=好みのタイプ

であるからして。

28歳(看護師さん)
この人は、キャバで知り合った人じゃないんだけどね。
たまたま飲み屋のカウンターで隣に座った人。
お互い一人飲みしててバーテンの仲介で意気投合な感じ。
普段はとっても気が利くし、外面のいいお嫁さんタイプ。
目標設定もしっかりしてるし、一番大人。
問題はどれだけ合う時間があるかってコト。
夜勤もあるし変則勤務。
基本的に月に1回か2回しか時間が合わない。
会っても丸一日一緒にいられるコトはナカナカ難しい。
お互いの家も遠い。
普通そんなもんなんだろうけど、
事前の付き合い期間がないまま、いきなり月一のお付き合いなんて無理です。。
様子見しても仕方ないし。
ワガママじゃないワガママを言うのが正直イヤ。


・・・


21歳(OLさん)
元々キャバ嬢だったんだけど、嫌気がさしてOLに。
お気楽派。
色白美人さんで日舞も踊れる純和風な感じは好き。
が、実は正体が良く知れない。。。
まぁ、あたしもそうかもしれないけど(笑)
住んでるトコロが転々と変わってたし、男がいるんだかいないんだか。
お気楽も度を越して、居候生活を平気で続けてる。
現在も居候だそうな。
よくOLやってられると。。。
まぁ、事情があるんだろうけど。
基本土日休みってことなんで、付き合ったら一番普通に時間取れるんじゃないかな。


・・・


22歳(キャバ嬢)
一回キャバをヤメて戻ってきた口。
アパレルやりたくて渋谷の東急だかなんだかに半年いて一言。
「無理!!」
で、歌舞伎町の違う店に入った。
時給4〜5千円から月給10数万円の世界に変わって耐えらる訳ないワナ。
夢と現実のギャップにやられたそうな。
スタイルが一番いいかな。
びっくりするほど足が長い。
ああ、あと一番酒飲みだ。
一緒に飲んでて楽しそうにしてる仕草は好き。
現在キャバ嬢なのがキツイカナ。
真逆の時間を生きてるから、プライベートの時間を作るとどっちかが無理することになる。
それはキャバ嬢と付き合ってホントきつかったからもうしたくないのが本音。


・・・


と、まぁ私はそんな風に感じているのであります。

先頭 表紙

2006-04-18 第壱百五拾八夜:ヤル気のない美容師とカットしたい女-弐-

では、彼女たちがなんで私に連絡をとってくるのか?

理由は概ね分かってる。


「癒し」


なんである。
私が癒し系とかいう、そういう話ではない。
彼女らにとって、たまにマッサージにいって疲れをとるとか、ゲルマニウムいってさっぱりするとか、
そういった類の「癒し」に近い。
それを癒し系というならそうかもしれないが。
まぁ、ホントのところは分からないけど。
定期的に私に会って埃を落とすというか、そんな感じ。
今回にしても、その傾向が見受けられる。

「週末暇?」
「法事で無理」
「じゃぁ、また連絡するね」
「はいはい」

一見、何でもない普通のやり取りに見える。
では、ちょっと置き換えてみる。

「今週末、予約を入れたいのですが?」
「あいにくと予約がいっぱいでございまして」
「では、またの機会に」
「またのご予約お待ちしております」

一般的な、例えば美容室の予約である。
さて、ここで抜けてる部分がある。
わかりますか?
実は非常に大事な部分が抜けている。

予約を受ける側をA
予約をする側をBとしよう。
予約するのは美容室。

まずA
通常このような対応をした場合、やりとりを聞いていた上司にどやされる。
希望の日が予約で埋まっていた場合は別の日を勧める必要があるからだ。
でなければ客を逃す一方である。
抜けている部分は
「来週末なら空いておりますが、よろしければ平日はどうですか?」
などである。


ではBはどうか。
希望する日が予約でいっぱいだった。
どうしてもこの美容室でカットしたい場合、別の日でも予定を空けて予約するであろう。
抜けている部分は
「来週末はどうですか?火曜日はやっていますか?」
などである。


この非常に大事な部分が抜けていると、

Aは、やる気のない美容師。
Bは、カットしたいだけで美容室はどこでもいい。

ということになる。



・・・


ちょっと強引か(笑)
けどさ、3人ともほぼ同じような反応だったのはちょっとショックだった。
通常、法事といった場合、大抵は昼過ぎ、遅くとも夕方には終わるものである。
よって夜は空いていると考えるのが妥当。
それすら気付かない。
つっこまない。
別に試したわけじゃないけどさ。
っていうか誰の法事だかも聞かれなかったヨ。。。
でも1年ぶりとかで早々そういう話題もナイカ。。
むしろ私の断り方が軽率に聞こえたのかもしれない。


まぁ、私も本当に会いたければ素直に
「夜は空いてるから飯でも食うか」
などと言うわけである。


よって、美容室に例えるなら

彼女らは
カットするなら店はイロイロあるのよ。

私は
予定の会うクライアントしかカットしない酔狂な美容師。


と、いうことになる。

「じゃあ次は・・・」
この営業展開が必要と結論するのである。


しかし残念ながら美容室の営業然り、私が動かない限りそれはないのだ。
彼女たちがどうしても私が欲しい理由までは見当たらない。





・・・




アホダナ・・・。
こんなオバカなコトを言ってるうちは彼女なんてできないんであろうなぁ。

先頭 表紙

うはちゃさ>さびしがりー、デスカ。。まぁ、寂しいっすよ!(笑) / ♂ ( 2006-04-20 16:42 )
イオンさん>法事はイロイロなトコに使うでまかせに丁度よいもんね(笑)イオンさんは男泣かしてきたのかぁ。。。(妄想中) / ♂ ( 2006-04-20 16:41 )
なんだか色々あるようですが。。 私も人のこといえんけど♂さん ちょっとさびしがりーさんなんでしょうね〜 / うはちゃさん ( 2006-04-19 18:44 )
…もしかしたらその、法事っていわれたこと自体がウソ=つまり、都合悪いんですよぅ、に取り違えたのかもしれませんよ。 悪いことしたなってご自身なりに判ってるなら良いんじゃないですか。私もやったりやられたりやり返したりで、逆に男泣かしてきましたから少し身につまされます。只、女を泣かすのはあまり良い趣味とはいえませんものネ。どうせなら泣かせてもらってくださ…やっぱ惚れさせてくれる女だなあ(遠い目) 都合の良い男にならないでいることでも、少しずつ何かが変わってゆけるかもですよね。うん… 「♂さん、偉いぞ*」 / イオン ( 2006-04-18 19:06 )

2006-04-18 第壱百五拾八夜:ヤル気のない美容師とカットしたい女-裏-

ここからはホンネの話。

時間作って会ってるうちに恋愛感情が芽生えてなんてこともあるんだろうな。
ご指摘のようにもったいないと言えばもったいないと思う。
彼女らに恋愛感情は0%とは言わないし、また彼女らも同じくそうだろう。
21歳、22歳とは結構前から知り合いではある。
ただ、あまりにもお互いのコトを知らない。
単純にそういうことでもある。

障壁になってるのは自分って部分もある。

紳士的なんて言ってもらいましたが、外側からはそう見えるだけでホントはそうじゃないんですよ(笑)
モテモテとも言ってもらいましたが、誉めすぎ、嬉しいけどね。
彼女らを利用しようと思えばいくらでもできるんです、落としてさんざん甘い汁すって捨てる。
はたからみればそういうことをしてきたし、今でも平気でできるし、考える。
彼女らが私に引き付けられてるのは、そういう危なさ、危うさを肌で感じているからだとも知っている。
怖いもの見たさ故にチラリチラリと寄ってくるような感じ。
それを癒しと履き違えてるから危ない。
三輪明弘が言っていたが
「ちょっと悪い男のほうが、魅力的に感じてしまうのよ」
まさにそれ。
今はそんなことしたくないと思ってるけどね。


それが壁。

気楽に付き合い始めれば出てくる不安。
また、同じコトをする。
いつかまたきっと。
その不安を拭いたいから、


惚れたい!


などとほざいている。
でも、私にとってそれが一番いい方法だと思ってる。

純粋に好きになること。

単純であるが故、非常に難しいのだが。。
特定の女を好きになれたらそれはそれで本当によいと思う。
でも、もっといろんなモノ、ヒトを愛さないとね。
今までたくさんの人を傷つけてきたツケは払わないとさ。

なんてな。
ヒトを傷つけないヒトなんていないし、イロイロあってみんな生きてる。
たらたら書きながら考えたが、
結局のトコ「今は自分を変える期間」ってコトだろう。
キャバにも随分といっていないし、営業も全部断ってる。
呼んでたコの最後の日も行かなかったし。
キャバに行かないコトがまず第一歩。


しかし、、
残念ながら彼女らの中で

「惚れた〜〜〜〜あぁぁ」

などと思う人は今のトコいない。
やっぱり、ふじこryouagooa


・・・


長文だな。。

先頭 表紙

しろうさぎさん>そうだね。。なんか、しろうさぎさんのつっこみがエロっぽいです(マテ / ♂ ( 2006-04-20 16:41 )
やっぱ 自分から惚れたひとがいいやね。まぁ 惚れて 叶わなかったら そりゃ 辛いけど 結末がどうあれ 後悔しないもん。惚れた相手と 想いやカラダが通じ合えば サイコーだね。。 / しろうさぎ@オンナは癒されたいのよ。。 ( 2006-04-19 23:21 )

2006-04-17 第壱百五拾七夜:春夜のヒメゴト

「週末暇?」

そんなメールがまとめて3通きた木曜の夜。
別になんのフリも仕掛けもしてないのに。

1人は水族館に一緒に行った女第一弾28歳。
1人は一昨年(?)くらいによく行ってたキャバの女(現在OL)21歳
1人はこれまた一昨年(?)くらいによく行ってたキャバの女(現在別の店)22歳

別に女2人から週末じゃないがお誘いのメール。





・・・




あたしなんかしましたか?
今日は何の日でしたっけ?



ってなくらい普段は静かな携帯が鳴り響いてた。
どの道、週末は法事が入ってて無理だったから全部断ったんだが。


・・・


波長がみんな合うのかね。
とはいえ1年以上もメールも電話もしてなかった女から突然誘いがあるとは思いもしなかった。


ん。。。。


で、なんとなく思い出したMSNの今月占い




今月の運気は、やや低調気味です。異性からの注目度はUPするものの、

この時期に出会う異性は社会性に欠けているなど、危ない要素があるのが特徴。
軽はずみに深入りしないよう気をつけたいところです。


また、仲の良いときと悪いときが極端で、冷めた感情をぶつけられることがあるかも…。
無理に一体感を求めず距離を置くのがベターです。
後半は、運気も好転。学校や職場で明るく機転がきくあなたの存在感が急上昇するでしょう。
紹介を通じて良い縁に期待できます。



・・・


確かにみんな危ないトコはあるけどさぁ。。
まぁ、みんなも恋愛感情じゃなくて誘ってきてるだろうからナ。
彼女らにとって私はあんまり危険な人じゃないだろうし(笑)


「紹介を通じて良い縁に期待できます」

に期待ですな。。

って誰が紹介してくれるんじゃい!!

先頭 表紙

うはちゃさ>やっぱりそういう風に重なるのはあるものなんですな。ホント不思議です。 / ♂ ( 2006-04-20 16:40 )
あーわかる私もあるんです(ってモテるってことじゃないけど)普段あまり連絡ないひととかも同じときに一気にメールとか連絡がきたり。あれってほんま不思議ですねえ / うはちゃさん ( 2006-04-19 18:38 )
しろうさぎさん>あはは。。(失礼)けど、うまくイカナイモンダヨネ。私もストライクゾーンが欲しいですわ。 / ♂ ( 2006-04-18 16:01 )
みーさん>うん、正解でしょうね。三周年おめでとさんです(^^) / ♂ ( 2006-04-18 16:00 )
イオンさん>紳士ですかいな。。。ガツガツしてないという意味ではそうかも。でも欲求不満なジレンマ(笑) / ♂ ( 2006-04-18 16:00 )
そういうときってほんとあるね。私は別れた途端 メアド聞かれて誘われたり 告られたり。。でもそれが60過ぎのおじさんと 21歳の若者。。なぜか 真ん中のストライク世代が抜けております。。 / しろうさぎ ( 2006-04-18 09:49 )
モテモテやん^^ でもタイミングって合わないのね。ってことは行かなくてよかったんでしょう、きっと。 / みー ( 2006-04-18 01:41 )
ん? 思ってたよりも紳士…♂さんは危ないひとじゃない?エエっ?!(呆然) 花見ドライブ連れてって貰いました(殆んど拉致)in京都の山奥 もうちょっと積極的に出たほうがいいんじゃないんだろうか。色んな意味で勿体無いなぁ、と思うのは私だけでしょうか。「♂さんの花、咲いてくだされ~」 / イオン ( 2006-04-17 15:00 )

2006-04-11 第壱百五拾六夜:歌舞伎町交差点-壱-

JR新宿駅をおりてアルタの脇を抜けると靖国通り。

そこが歌舞伎町交差点。

右へ行けば三丁目。
左にいけば大ガード。
まっすぐ進めば新宿コマ。

私が、ほぼ毎日とおる場所。


もう14年前のコト。
終電間近の帰り道、いつものようにアルタの脇を抜けて歌舞伎町交差点。
しばし信号が変わるのをまって横断歩道を歩き出す相変わらずの人の群。
私もその中にいた。
すると目の前を歩いていた男が急にくるっと振り返った。
必然的に目があった男は私を見据えて妙な顔をした。
私も妙な顔をしたと思う。



男は小中学校を共に過ごした友人だった。



とりわけ小学校の時は仲がよくて、お互いの家を行き来していた。
よく二人でプラモ作りに勤しんでいた。
彼は指先がものすごく器用だった。
当時はまだ「アワセメ」の消し方なんかはとても面倒で手間のかかる作業だった。
彼はプラモ屋のオヤジから習ってきては次々にワザをマスターしていった。
塗りのセンスもよくて完成品はどれも美しい仕上がりだった。
私が覚えている彼の作品のなかで一番だったのは「チョロQ」のVWビートルを改造して作ったモノ。
当時放映していたアニメに登場した乗り物だった。
色も完全に塗り、改造されたエンジン部分の出来は本当にすごかった。もちろん走る。
明らかに彼のセンスはずば抜けていた。
どこからもってきたのかアクリルのパッケージにその作品を綺麗に入れ込んで部屋に飾っていた。
彼にとっても自慢の作品だった。
私も同じモノが作りたくて必死に挑んだのだが、とても彼にはかなわなかった。
そんな彼に私は一目おいていた。

中学に入るとお互い違う部活に入った。
第二次ベビーブームな私たちの世代は10クラス。
彼とは同じクラスになることはなく、たまに廊下ですれ違う程度。
新しい友達が増え、いつしか話さなくなっていった。
中学2年生のころ、彼は転機を迎えていた。
学年ではトップクラスの学力を持つほど頭が良かった彼。
先生にも気に入られ、明るい性格から皆から慕われているようだった。
が、ある日突然、金髪、ボンタン、短ランで学校に現われた。
それからというもの先生達に目をつけられ来る日も来る日も荒れまくり。
近所の他校に一人でケンカを売りにいくわ、もうそれはすごい勢いでグレていった。
益々、彼との距離は離れていった。
いつしか彼は皆から恐れられる存在へと変わっていった。
結局、中学を卒業した後は連絡すら取らなくなっていたし、何をしているのか、進学したのかさえ知らずじまいになっていた。






男は私が「あ」っという顔をすると何もなかったかのように、また前を向いて並んで歩いていた仲間と共に歌舞伎町へ消えていった。
ほんの一瞬の出来事。


え・・・?
人違いか?


いや、あのタコヤキのような丸顔を見間違う訳はない。
疑問はあふれんばかりだったが、終電間近、忙しさと仕事に疲れていた私はイソイソと西武新宿駅へと向かった。


彼が私に声をかけなかった理由が後になって分かった。
いや、分かった気がする。
だろうな。

先頭 表紙

みーさん>今でもね。ふと思い出すんですよ。ほとんど毎日通ってるからね。 / ♂ ( 2006-04-17 12:38 )
なんだか切ない・・ですね。人生いろいろ。(←決して茶化してるんじゃないです) / みー ( 2006-04-16 15:24 )

2006-04-11 第壱百五拾六夜:歌舞伎町交差点-弐-

それから4ヶ月程たった頃、地元のコンビニに買い物に立ち寄った時のコト。

「おう、久しぶり!」

中学の部活が一緒だったヤツがレジに立っていた。

「あんだ、バイトか?」

「大学生だからな、お前はもう働いてんの?」

スーツ姿の私をみてヤツは言った。

「まぁな、一生懸命働いてもお前のバイトと同じくらいしかもらえないよ」

「ははは、大学生は気楽だよ」

そんな会話をした気がする。
夜中のコンビニは暇で、しばし思い出話に華を咲かせていた。
突然ヤツはこんなことを言い出した。

「そういえばさ、彼、亡くなったの聞いた?」

「え?この間見かけたけど?」

「いつ?」

「4ヶ月くらい前かな」

「そっか、自殺ってコトらしいんだけど。ちょうどそれくらいじゃないか?新聞にも載ったらしい」



・・・・なんでだよ・・・・



ヤツの話では彼はクスリの常習犯となっていた。
ラリった勢いでマンションの9階から飛び降りたらしい。
警察が来たとき仲間2人がその場でラリったままだったという。


「お仲間が良くなかったらしいよ・・・」

ヤツはそう付けくわえた。









あの時なのか?


私の頭の中ではそればっかり回っていた。

その週末、私は彼の住んでいた家に行った。
線香だけでも。
そう思ったからだ。
いや、あの時なのか確かめたかったからだ。
彼の母親にそれを聞こうとした。

久しぶりに行く団地。
元々は私の家もこの団地にあった。
彼の家とは隣の棟になる。
迷うことなく彼の棟の前までいった。
母親とも随分と会っていない。

「わかるだろうか?」

しかし、そんな私の心配も知りたかったコトも一気に吹き飛ばされた。

もう、表札は違う名前に変わっていた。


ヤツに連絡をした。
が、ヤツが引越し先を知ってるはずもなかった。






新聞の記事を探した。
けど、探しても探してもその記事は見つからなかった。



結局そのまま。
分からぬまま。


彼がこの世からいなくなった。

その事実だけが私の分かったことだった。


なんで?
その後に続く言葉はたくさんある。
その後にいくら言葉を繋げても意味を成さないことがあることを知った。




今日でちょうど14年。
今でもこんな春風の強い夜。
歌舞伎町交差点の人の群。
横断歩道を歩いているとタコヤキのような丸顔の彼が振り向くんじゃないか。
そんな気がしてならない。

冥福を祈る。

先頭 表紙

しろうさぎさん>こういうこともありますわね。しろうさぎさんも早くオトコ作れ(笑) / ♂私もカー ( 2006-04-17 12:40 )
残るのは 事実のみ。。後は どうやったところで すべて闇の中なのかもしれませんね。とっても深いです。。 / しろうさぎ ( 2006-04-12 11:51 )

2006-04-06 第壱百五拾五夜:月の水面 振り向けば

一昨日の昼間、九段下までちょいと出かけたんである。
九段下の駅をりそな銀行のある方へ出たかったのだが、ぼけっと歩いてて違う出口に出てしまったんである。
ちょうど、りそな銀行の反対側。
春うららかな昼下がり、信号待ちをしながら坂の上のほうを見上げるとビルの隙間から大きなタマネギ。

あぁ、こっからも見えるのか。

などと思ふ。

目的地の合同庁舎に向かってテクテク歩いていくと牛ヶ淵あたりの桜がうかがえた。
もう終わっている木、今まさに満開な木。
こうなんというか

マバラナ感じ。

千鳥ヶ淵のようには植わってないから、元々まばらではあるのだろうが。
所用を済ませてまた九段下の駅へと向かう。
相変わらず陽気はよくて気持ちよかった。


九段下の駅へ向かう人の波〜♪


なんて口ずさみながら気分よく歩いてたら、




ほんとに人の波に巻き込まれてしまった・・・。
入社式だか入学式だかがあったんでしょうな。
学生服やらスーツやらで親御さん同伴だから、私立中高大の入学式が終わったとこだったんかね。
まぁなんでもいいけど、
人並みはとても歩くのが遅くてイライラ。。。


・・・


案の定、九段下の駅も大混雑。
臨時切符売り場まででている始末。

時間あったから千鳥ヶ淵までいって桜みればよかったな。
市ケ谷から帰ってもよかったし。

・・・

イライラしているといろんなことを見失うんである。

この状況はイクナイ!

のである。



♂における春からの女ヅクリ大作戦を発動するのであります。








・・・









まぁいい。
そんなもんいらん。
けど、飲みにいきたいわ・・(キャバ除く)



・・




時にこの間、一緒に飲んだキャバ嬢は来週で仕事をやめることにしたそうな。
それが正解でしょうな。


なんかこの春は別ればっかだ。
行動してないから出会うこともなく。

夜風はまだ冷たいけど、ようやく我が家の桜が咲いたんである。
しかも今朝。
満開は今週末くらいかな。
といってもまだ70センチくらいの小さな木なんであるけどね。
ちゃんとツボミをいっぱいつけてます。

しっかし、遅咲きな桜だなこりゃ。
近隣の桜はもうほとんど終わったっていうのに。

先頭 表紙

いおんさん>それはかなりベタなテクではないかと(笑)京都はいかれましたかー? / ♂ ( 2006-04-11 11:15 )
ほんとに、よい出会いがあるといいですね。カメラを片手に「モデルなってください☆」なんてのも近づき方テクとしてはアリかと思います(笑) 趣味に加えてみてはいかがでしょう? 桜。此方は今が見ごろみたいで、京都あたりいってみようと思うのです。舞い降る花びらに、乙女心満開でいたいものですが…やっぱイカ焼きの串には勝てそうにない。みねふじこは、限りなく遠い存在です(泣) / イオン ( 2006-04-06 23:17 )

2006-04-05 第壱百五拾四夜:いろめトハ

いろめ【色目】

――をつか・う
(1)異性に流し目をする。秋波を送る。
(2)関心を示す。


ながし-め【流し目】

(1)顔を向けずに瞳(ひとみ)だけを動かして横を見ること。横目で見ること。
「―に見る」
(2)その人(異性)に関心のある気持ちを表した目つき。色目(いろめ)。秋波。
「―を使う」


しゅうは【秋波】

(1)美人のすずしい目もと。また、女性が異性の気をひくためにする色っぽい目つき。流し目。いろ目。ウィンク。
(2)秋の澄み切った水の波。
――を送・る
女性が色目を使って異性の関心をひく。


---goo国語辞書より



なるほど。
秋波ってのは、初めて知ったな。
女性限定かぁ。
しかも

「美人のすずしい目もと」

だそうな。


・・・

「あなたの目もとは秋波ですね」


でいいのか?
のか?


「あなたの目もとは、秋の澄み切った水の波のようだ」

などと口説いたりするのであろうか。。。。
しかし、ちょっと意味をとりちがえると

「あなたの目もとは、とってもやりたそうに色っぽいぜベイベー」

になってしまうぜベイベー


・・・


「はぁ?」

とか言われそうである。


・・・


まぁいい。


でも

ウインクする。

よりも

秋波を送る。

の方が、文章としては粋であるね。


「秋波送って〜〜〜〜♪」




・・・



微妙である。






んむ。
そもそもなんでイロメなんてことが気になりだしたのかと。
まぁ、そこが問題だ。
結局






















































あたしがそこらじゅうに色目つかってんだぼけっ!!!(笑)

先頭 表紙

2006-04-04 第壱百五拾参夜:ワカイ娘につける薬ナドありはシナイのだ

たまにゃ夜中に更新するんである。
というのもこの時間で結構酔っ払っているんである。


・・・


今宵は珍しくなじみのキャバ嬢からお誘いがあったんである。
なじみといっても問題無く接客してくれる程度の23歳のコだ。

「もう、まじでいろいろあってさぁ!やってらんないからのみにいく!」

・・・

「おつかれ、いってらっしゃいな」

「何そのハンノー」

「え?いや、そういうもんでないかい?」

「いっしょにいくとかさぁ、付き合うとかさぁ、ないの?」

・・・


仕事を当日欠勤したキャバ嬢はそーとー溜まっていたらしい。
飲み始めるなり

だーーーーーーーーーーーーーーーーっと

客の愚痴の応酬。


まぁ、わかるけどさ。。。

い、一応さ

あたしも客な訳さ。

・・・・




あたしに言わせれば

どーでもいーよな

愚痴をだ。


はぁ。

もぅいいや。



本人はすっきりしたそうです。

あたしはムラムラしっぱなしだよ。バカ。

先頭 表紙

イオンさん>モテ、ではないと思いますわょ。。。語りべならぬ聞き手といったところでしょうか(笑) / ♂@まだまだションボリはイヤン ( 2006-04-05 14:30 )
みーさん>若さって多分そういうものでしょうね。まぁ、年取ってもマイウェイな方はたくさんおられますけれどもさ。 / ♂ ( 2006-04-05 14:23 )
世の中には無視される男が圧倒的に多いと聞き及びます。モテ、という事で諦めましょ(笑) そして♂さんもおマダマダ若いってことです。何も感じなくなったらそれこそジジィですわョ、色んな意味でしょんぼり(コラ★) / イオン ( 2006-04-04 03:05 )
お客さん相手に他のお客さんの愚痴は・・いかんですねぇ。ってか・・青いねぇ^^;なんて言っちゃう私ってもう若くないんだろうな。ちぇ / みー@ひとりつっこみ ( 2006-04-04 01:53 )

2006-04-03 第壱百五拾弐夜:桜雪

土曜日は夜桜。
雨にはフラレズ。
桜の木の下で仲間10人ほどで2時間くらい飲んでいたんである。
まぁ、飲みだしてしまうと桜なんかそっちのけで盛り上がってしまうんであるが。

・・・

たまには屋外で宴会もよいものである。



今朝は市ケ谷まで出向いた。
新宿で総武線に乗り換えて千駄ヶ谷駅に停車したところだったろうか。
メールを打っていた私はなんとなく周りの空気がふっと変わったのを感じた。
ぱっと顔をあげると窓の外の光景に目を奪われた。

一面の桜吹雪。
強風で舞い上がった桜の花びらが、はらはらと舞っていた。
それはもう

舞っていた。

この表現が正しかろう。
朝日に照らされた花びらが舞うたびにきらり、きらりとも。

電車の窓一面が映画のワンシーンのような。
そんな感じでありました。




あと、どれくらいなんだろう。
我が家の桜は未だにツボミなんである。

先頭 表紙

れいn>お、生きてたか!!たまにゃ東京にきて私に付き合いなさい!(爆) / ♂@ぼちぼちオフ会計画しよか ( 2006-04-05 14:32 )
桜吹雪って幻想的ですよねー。日本の情緒ある春、好きです♪ / れいn ( 2006-04-04 10:36 )

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