2002-08-12 夏バテしています。プー太郎もしています。
2002-07-09 つらくて、つらくて・・・
2002-06-19 タイソンに負けた女
2002-06-05 決戦の時
2002-05-29 真夜中の逢瀬
2002-05-05 選ばれしもう1人の乙女のマリアージュ
2002-04-23 乙女ちゃんのマリアージュ
2002-04-17 ある夜中の争い
2002-04-13 ろくなことが無いので『厄払い』をするために
2002-03-31 正統派な男前

毎日暑い日が続いています。皆様お元気でいらっしゃいますか？
すっかりひまじんをご無沙汰しておりました。
あんまりパソコン打つのに遠ざかっていた為か、ココまで入力するのにこう↓なってしまいました。

　　『毎日暑い日が続いています。麻奈様お元気でいらっしゃいますKァ？
　　　すっかりひまじんをご無沙汰しておりますた。』

いったい何なんだ？このうち間違いは〜〜〜！！！　　　麻奈様って誰よ？！

ところでワタクシ、６月いっぱいであの変人だらけの会社を円満退社し、現在プー太郎をしています。
毎日本当に優雅で、三食昼寝付き。　
一日家にいて暇なのに食器洗いすらお任せで、メイドの通称「皿　洗子さん」に洗ってもらっています。
ありがとう洗子さん！毎日ご苦労さんだねっ。
お陰で、二枚爪と手荒れからすっかり開放されて、ネイルアートできそうだよ。（してないけど）
　
と、自慢したいトコだけど、実際は諭吉も逃げるし夏バテで体重も減った。（ミイラになる日も近いかもしれん。）
昨日は愛車（新車で購入して８ヶ月）を駐車場の柱にぶつけ、修理にいくらかかるのか頭を抱えております。
今までアレよりずっと大きな車でさえ傷つけたことはなかったのに、なんでよっ！
アタシが何をしたっていうのよっ！　　　　　　いや、車ぶつけたんだけどね。。。
でもね、ものは考えようで、
「ぶつけた相手がいないから、誰にも迷惑かけてなくて、まいっか〜。」
と思えるようになったの。
ふっ、アタシも大人になったわね。　こんなのをポジティブ思考って言うのね。
ていうか、単なる開き直りかもしれないけど・・・おほほほ〜。

いいのよ、先月くだらんことで（あの時はたいそうな事だったけど）泣きまくって、私は一皮剥けたのよん。
その節は皆さまありがとうございました。またよろしくねっ！
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（今回オチ無し）


　　

先頭 表紙

悩んで悩んで、たくさん涙がでた。
もうこれで涙は枯れちゃったよね？って思ったくらい涙を流したのに
それでも、まだまだ流れ出てきた。


しくしくって泣き方じゃなく、
わんわん泣いていた。


家族に悟られたくなくって
口を両手で抑えて声を押し殺して泣いていた。

鏡で顔を見てみると
眉間にクッキリしわが入って
物凄い形相をしていた。


「ひどいブス。。。」


心の中で呟いて、ブスになるからもう泣くまいと決心するものの
暫くするとまた泣いていた。
翌朝は、整形して腫れてたようにみえる重たいまぶたの別人になっていた。



それが三日続いて
やっぱり自分で自分を追い込んだらよくないって思った。
良い方向、悪い方向、どちらに進むのも自分の心がけ次第だから
あえて辛い方向に立ち向かうのはやめようって思った。


これが今回の結論。


だから泣きたくなるような状況には、自らを追い込まない。
先走ってしまうのは、私の悪い癖だから・・・。
どうしようもなくなったら結論を急ごうとしないで
とりあえず立ち止まってゆっくり考えてみることにしよう。
そう考えたら、すこぉしココロが軽くなった気がした。


・・・まだ頑張れるよ・・・一人呟いていた。

　　　　
　　　　
　　





　　　　　　　




　　　　　

先頭 表紙

その日彼女はちょっとへこんでいた。
予定していた友達とのお出かけがパーになり、
「なんだか出端をくじかれて、嫌な一日の始まりだな。」
と、ふと感じたのがへこむきかっけだったと言う。

ちょっとしたことが引き金となり、ご機嫌が悪くなるのは、ワガママな女によくあるパターンである。

彼女はぽっかり空いた予定を埋めるべく、別の友達に電話をした。
が、案の定誘う友達は、片っ端から予定があると断ってきた。

彼女のご機嫌は急速に下降線を辿っていった。

最終手段として、彼女は彼に電話を入れた。
何故最終手段かと言うと、その日は日曜日であり、彼女は彼とは逢えない日だった。

勘の良い皆さんならおわかりだろう。
そう、彼は妻帯者なのである。

日曜に電話をしても、彼は決して電話に出ない。
彼女はそれを充分に承知していた。
本当はコール音だけ聞いたら、あっさり電話を切るつもりだった。
ところが、電話に出ないはずの彼が電話に出たのだ。
彼女は、これはラッキーと彼を誘い出そうとした。
　
「今日ね、どうしても逢いたい。。。」
ところが彼はとんでもないことを口にした。

「今テレビで、タイソンが試合してるの知ってる？」

彼女は絶句した。
彼は彼女より、タイソンを取ったのである。
その後、ソッコーで電話を切った彼女は私に訴えた。
「ベッカムならともかく、タイソンなんかに負けたのよ！」


『所詮、その程度の関係だったのよ。』
と言えば、彼女は一発でノックアウトされそうだったので、
葵はコメントのしようがなかった。

先頭 表紙

お風呂で全身を隅々まで綺麗に磨き上げた。

むだ毛の処理も勿論バッチリ。

勝負パンツも身に付けた。

髪も綺麗にブロウした。

お化粧もじっくり時間をかけた。

爪も綺麗にお手入れをして、華美に見えないように桜色に。


ああ、なんて完璧なのかしら。。。ちょっと自分にうっとりする。



さあ、これから勝負！どこからでもかかってらっしゃい！

こんなにときめいたのは本当に久しぶり。

ワタクシを攻落する御方はどなた？













そんなことを考えながら、久しぶりの面接に挑んだ私。


攻落されたのではなく、崩落させられた・・・・かも知れない・・・（号泣）

先頭 表紙

その晩、葵はそおっと家を抜け出していた。
目的は只一つ、彼との逢瀬。
しかし、そこには障害が一つ。
葵には世間で言う『夫』なるものが存在していた。

時刻はそろそろ丑三つ時。
彼に逢いに行く事が『夫』にバレてしまうと、猛反対されるのは目に見えている。
葵は思った。
「主婦ってなんてめんどくさいんだろう。
　こうるさい旦那さえ居なければ
　私は夜中でも彼に逢えるのに・・・」
いや主婦でなくとも、丑三つ時に家を抜け出すのは、如何なものであろうか・・・。
全く、恋をしている女は、自分勝手な考えしかしないバカモノである。

さて、無事脱出に成功した葵は、彼を前にして緊張していた。
いや正確に言うと、彼の居る周りの雰囲気にびびって居たのである。

周りは、ベッタベタに引っ付いているバカップルか、
マンガやネットの世界に浸りきっている、オタクな奴らばかりであった。

「どうしてわざわざ夜中に、しかもこのような場所で、
　彼とアレをしなければいけないわけ？」

葵はこっそり家を抜け出してきた自分を恥じた。
そして、そそくさと彼を置いて帰宅したのであった。

家に帰ると、玄関には大きな黒い影が仁王立ちになっていた。
しまった！彼に先回りされて家に押しかけられた！？・・・わけではなかった。
大きな影の持ち主は、葵の旦那のものであった。

この後、夜中に家を抜け出した事に対して
とことんお説教されたのは言うまでも無い。

まったく、いくらインターネットできない環境で禁断症状が出ていたとはいえ、
ネットをする為に夜中にネットカフェには行くべきではないと
つくづく反省した葵であった。

先頭 表紙

葵は時々、天の啓示を受けたように予言を口にする。
それは本当に葵の意思とは関係なく、実際何も考えていないのに、勝手に口から言葉が出てしまうのだ。

そしてその予言はおおむね現実化する・・・事が多々ある。


先日葵が京都に厄払いに出掛けたことは、この日記で皆さんご存知であろう。
　　（注：「そんなの忘れた〜。しらな〜い。」とは言わないで欲しい。）
あの時私は、京都の神社巡りで、確かにいつもより精神が研ぎ澄まされていた。
そのまま巫女として、八坂神社あたりに就職しても構わないくらいだった。（注：本人談）
しかし、神社の人に研ぎ澄まされた私の五感を察知され、巫女としてヘッドハンティングされることは、残念ながら無かった。
どうやら京都の神社は、新しい人材の発掘には力を入れていないようだ。（惜しいことよのう・・・）

巫女になり損ねた葵は、同行していたフミちゃんと『ちょっと休憩ね♪』とお茶をしていた。
話題は、最近の乙女チャンの恋の暴走ぶりだった。
「幸せなようだから、何も言うことは無いけれどね。あまりに短期決戦で、はしゃぎ過ぎが目に余るわぁ〜。」
とため息混じりにフミちゃんは言う。
「そんなこと言ってて、実は後になってみたらフミちゃんの方が、もっと短期決戦だったりしてね。」
と私は答えた。
その瞬間、フミちゃんは雷に打たれたようになり、じっと私の顔を見つめた。
そして叫ぶように言った。
「もう葵さんには、隠していられない！実は私も乙女チャンが彼氏に出会った時期に、同じように今の彼氏に出逢ったの！そして、同じ頃にプロポーズされたのよ！」
今度は私が驚く番であった。
またまた、考えなしに口から出た台詞が真実だった。
おそるべし、私の五感をパワーアップさせた京都の神社たちよ！

フミちゃんは、乙女チャンの言動を自分に重ね、そのハジケップリを客観的に見て恥ずかしく感じていたらしい。
だから自分の結婚話は、じっくり暖めてから決まったことにしておきたいが為に、誰にもそれを話せなかったという。
が、私の御神託に打たれ、これは隠し通せないと悟り、彼女はとうとう秘密を白状した。

フミちゃん曰く、
「葵サンは時々怖いことを口走る。」
うふふ、確かに私は（いろんな意味で）怖いことを口にする事があるわ。
葵の前世は巫女、もしくは予言者だった。　　　・・・かもしれないね。

先頭 表紙

以前に日記で紹介した乙女ちゃんが、お嫁さんになることに決まった。
お相手は、乙女ちゃんより三歳年下のあの彼である。

2人がお付き合いするようになったのも電撃だったが、結婚決定も電撃であった。
しかも、結婚を急いだのは彼と彼の両親だったという。
初めて彼の両親に紹介されたとき、
「で、勿論結婚をしてくれるんでしょ？！」
と、彼の両親から言われたらしい。
一般的な定番としては、女側の親の方が切り出すだろう台詞を言われた乙女ちゃんは、
ひっくり返りそうになったという。

そのうえ乙女ちゃんの両親も、後でその話を聞くや否や、
「アンタのボロが出る前に、さっさと結婚しちゃいなさい。」
と言ったものだから、結婚話に一気にターボがかかったようだ。
確かに乙女ちゃんは、三十歳にしてお料理がほとんど出来ないらしい。
（あの〜・・・葵は未だにお料理は苦手なんですけど。。。。）
乙女ちゃんが毎日会社に持ってくるお弁当も、栄養士のお母さんお手製の、とっても美味しそうなお弁当である。
そして、つい二ヶ月前に姉を差し置いて、出来ちゃった結婚した乙女ちゃんの弟の存在も、ターボ要因の一つのようだ。

ここまで条件が揃えば、乙女ちゃんは迷うことなく結婚しなくてはいけない。


只今乙女ちゃんは、全てを味方につけて、強運街道まっしぐらである。
そしてその強運の星は、実は乙女ちゃん１人だけに輝いてはいなかった。
もう１人、選ばれし乙女の頭上にも輝いていたのだ。



・・・・その人の名は
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　 　　次回につづく・・・・・

　　　　　　　　　

先頭 表紙

つい先ほどまで、私達は向き合っていた。
私はあなたの顔をじっと見つめながら、私達のこれからを考えていた。

あなたはとても頑固だった。
何度も何度もあなたを理解しようと努力する私を
冷ややかな面持ちで突き放したあなた。
そのあなたの顔は、青くなっていた。

反対に私は、らちのあかないあなたにイライラ興奮して、
少しだけ赤い顔になっていたように思う。

私は一体どうしたらいいものかと、
こんな夜中にもかかわらず受話器を握り締め、その番号を押していた。

何度も何度もコールして、受話器からやっと聞こえた相手の声は女のものだった。

まさか？！・・・・と思いながらも私は自分の名前を告げた。
彼女は私を知っていた。
そしてとても冷静に私の訴えを聞いたのだ。
その落ち着いた態度が私にはショックだった。
この女には完敗だと、このとき私は悟った。。。














女は、それはよくあるトラブルだと言った。
そして悔しいことに、いとも簡単に私へ対処方法を指示してきたのだ。


















「アップデートしたら起動しなくなったトラブルがよくあります。
アンインストールしてください。
まず、コントロールキーを押しながら〜・・・・。」




ありがとう。電話の向方のサポートセンターの女の人。
こんな夜中にご苦労様です。
本当に感謝しています。

お陰で私達は仲直りできました！

先頭 表紙

本日同僚のフミちゃんと一緒に京都へ行ってきます。

なんだか今の会社にいてろくなことがないんだよ〜！！！

さっさと辞めちゃいな〜って、心の声が聞こえてくるんだけれど

この不況のさなか、そのような暴挙に出て路頭に迷いたくないという防衛本能が働いて、

なかなかスパッと辞められないのです。

なもんで、内緒で仕事を探しながら働いている毎日。

フミちゃんも同様の考えで、

「これは体にまとわり付いている厄を落とさねばならん！」

と京都行きが決定したのです。

何故地元の神社仏閣ではなく京都まで？

えへへ、今夜は大阪に泊って遊んで帰るからだよ〜ん！



・・・というわけで、本日厄を落としてすっきりした顔で、

難波・心斎橋付近をうろついている女２人を見かけたら、

葵とフミちゃんかもしれません。

２人を振り向かせるパスワードは


「そこの、ひまじん！」


勇気があれば叫んでみてください。

振り向けばそれは、ア・タ・シ。

先頭 表紙

　久しぶりに美容院に行く。
私は、カットとカラーとシャンプーをしてくれる担当者をそれぞれ指名する、大変自分のこだわりを主張するお客なの。（単なるわがままな客かも・・・）
さすが、自分のテイストに合う人達をチョイスしただけあって、最近はクレームを付けようがない仕上がり。（ここまでに辿り着くまで苦節ウン年。）

　その日も、美しく仕上がっていく自分（の髪）にうっとりしながら鏡を眺めていると、私の後ろを男性が横切る。
「あら、なかなか爽やかなお人だわ。（はぁと）」
石原軍団の売出し中二枚目俳優だと言われれば、やっぱりねと頷いてしまうような端正なお顔の方。
しかし何故このような女の園に爽やかな男性が・・・と思いきや、彼もお客であった。



・・・ショック！！・・・


　まるで健さんや神田正輝や三浦友和を美容院で見かけたようなショックであった。
藤木直人や坂口憲二なら美容院に行ってもいいのだ。
しかし、昔ながらの日本男児のイメージを持った『漢』には美容院には来て欲しくない。
「自分不器用ですから。。。。。」
とつぶやきながら、昔の清水健太郎がカットモデルしているポスターが張ってあるような床屋の椅子に、デーンと座っていて欲しいのだ。
髪を洗うときも（あえてシャンプーとは言わない）あお向けではなく、下を向いて洗っていて欲しいのだ！
襟足はバリカンを使って揃えていて欲しいのだ！
トランクスではなくフンドシを締めていて欲しいのだ!（いや、これはいいけど・・・）

なのに、なのに、何故ゆえお洒落な美容院で、今風のおねいさんにカットしてもらっているのよ〜〜〜！！！(絶叫）　　 しかも笑顔で・・・

　
　私がイメージする正統派な男前（ハンサムとは言わない）は、いまやサ○とかその手の本の中でないと存在しないのだろうか。。。
なんだか一抹の寂しさを感じた、午後のひと時であった。
　

先頭 表紙