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ホントのじぶん

バカヤロウ 本当のじぶん

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2006-04-01 Berryz工房最高2
2006-03-27 Berryz工房最高
2006-03-25 結局トップダウン
2006-03-12 ざっき
2006-01-31 家計簿結果
2006-01-21 吃音
2006-01-15 家計簿をつけ始める
2006-01-13 いい運動はないか
2006-01-09 イノベーションのジレンマ
2006-01-07 雑誌を買って来る


2006-04-01 Berryz工房最高2

東京厚生にも出陣してきた。Berryz工房最高だ。

Berryz工房は、2002年度のキッズオーディション(要はモーニング娘の妹的なポジション)で15名が合格した中から、選びぬかれて2004年に結成しデビューした。モーニング娘が、一番勢いのあった頃を見ていた子供たちだから、応募者もいろんな意味でクオリティが高かっただろうと思う。モーニング娘のラッキー7オーディションの頃の応募者のレベルの低さを考えると、2002年は選ぶ側がまだ主導権を取れたときだと思う。その頃オーディションを受けに来た子が、育ってきたのがBerryz工房。

最近モーニング娘(以下朝娘)に興味がもてなくなっている。よく漫画のノウハウ本で、「キャラクターには、身長差をつけましょう」という基礎があるけど、今の朝娘ってそれがなくなって、みんなほとんど背丈が同じなんだよね。その点Berryz工房は、熊井が171cmで、清水が147cm(忘れた)ぐらいで、本当に7名がバランスよく、いい具合に身長差がバラけている。実はこの身長差論は、結構本気で信じていて、朝娘の人気が下降している原因の一つだと思っているし、私自身も、印象がうすいというか面白みがない。

あとはBerryz工房の恵まれているところは楽曲。ヲタの間ではカップリング最強説というのもあって、本当に楽曲には恵まれている。アルバムも「恋はひっぱりダコ」や「蝉」をはじめ本当に恵まれているし。

肝心のコンサートだけど、勿論ヲタだらけ。ボード厨も多いし。普段押さえつけられているヲタ性質をコンサートで全開にしているんだろうなと、自分のことを考えながら思っていた。私は、流石に、声援はおくるが、振り付けは殆ど付いていけない。悔しいので、今PV見て練習中(笑)またいく。

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Berryz工房メンバー紹介。基本的には押しメンはいません。

清水佐紀・・・キャプテン。身長が低いが、ソロダンスを披露するなど運動能力はよさそう。声が通るのでまとめ役にはもってこい。
夏焼雅・・・・Berryz工房じゃなくても生きていける人。美少女。
嗣永桃子・・・Berryz工房じゃないと生きていけない人。嗣永憲法という面白がりがたは「語り」に入っている成熟期のヲタだからできた力業。
菅谷梨沙子・・美少女のカテゴリーに入るのだろうが、がに股が致命的。
熊井友理奈・・Beryyz工房の活動だけではもったいない人。手足が長く細くモデル体型。その方面でのソロ活動希望。
徳永千奈美・・笑顔が素敵。徳永の体型は才能。熊井同様モデル活動希望。
須藤茉麻・・・PVの特典映像から察するに仲間内のムードメーカー。

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どうもハロヲタというと、美少女好きとされるらしい。確かに嫌いではないが、楽曲が良くないとやっぱり食いつかない。これは、漫画でいえば、「絵」と「ストーリー」の関係に似ていると思うのだが、どちらが比重が大事というのではなく、両輪。ヲタも同じである。その証拠にヲタが、毎年ハロプロ楽曲大賞を開催しているが、単に美少女好きだけだったら楽曲に焦点なんてあてない。

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嗣永はなににおいても過剰だけど、女の子女の子したしぐさの可愛さは天性だな。発言はアフォっぽいけど。 / ケンヂ ( 2006-04-09 06:58 )
嗣永憲法 なんか、白木屋のトイレにある「親父の小言」みたい(笑)(最強伝説黒沢を読んで思い出した) / Artgha ( 2006-04-02 08:26 )
なんかまとまりのない文章だな・・・許して。 / ケンヂ ( 2006-04-01 23:56 )

2006-03-27 Berryz工房最高

戸田で行われた春コンに行ってきた。主なセットリストは以下。

Berryz工房コンサートツアー2006春〜にょきにょきチャンピオン〜

01 Berryz工房行進曲
02 ギャグ100回分愛して下さい
03 恋の呪縛
MC
04 ジリリ キテル
05 秘密のウ・タ・ヒ・メ
06 21時までのシンデレラ
07 さぼり
寸劇
08 女子バスケット部〜練習あった日の髪型〜
09 なんちゅう恋をやってるぅ YOU KNOW?
10 愛する人の名前を日記に PV (熊井がランドセル背負って現れる)
11 BERRY FIELDS
12 かっちょええ!
13 あなたなしでは生きてゆけない (夏焼・菅谷→清水)
14 安心感 (熊井)
15 夢でドゥーアップ (嗣永・徳永・須藤)
16 恋してる時はいつも…
17 ピリリと行こう!(別ver)
18 ハピネス〜幸福歓迎!〜
19 スッペシャルジェネレ〜ション
MC
EC1 友情 純情 Oh 青春
EC2 ありがとう!おともだち。

色々な感想は明日にでも。

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2006-03-25 結局トップダウン


システム提案(の仕事スタイル)に、限界を感じている。自分の力量と会社の規模。

ERPの登場以来企業全体を巻き込むシステムがSIerの主な提案商材になってから、企業側のIS部門が要件定義を書くことができなくなっている。IS部門の代わりに、SIerが要件定義から企業内部の稟議書まで書くノウハウを持たないと、まず仕事は取れない。しかもシステムは、同時に2つも導入するものではないから、受注は1か0だ。部品屋のように、ある部品だけを、別々のメーカーから買うというスタイルの仕事の取り方はできない。

今は私の会社は技術者を抱えず、仕事としてはSIerと協同で仕事をしていて、案件ありき受注ありきで、戻し口銭のスタイル。要は、私が入り口は見つけてくるから、その代わりSIerさんに出口までつれてってもらうというもの。SIerにとっては、入り口を見つけるのも大変だから、これでも仕事として成り立っているが、正直最近モチベーションが落ちつつある。落ちている原因は、案件が長いこと。提案から半年以上、プレゼンから半年ととても長い。あとは、システムが億を超えるので、結局社長稟議になるのだが、トップダウンで、簡単に案件がひっくり返される。そこで、トップとの繋がりのあるSIerなら話は進む。しかし私の会社のトップに人脈はない。というよりトップが他社との繋がりを持つような学会やら交流会に出ていない。キヤノンの御手洗氏ですら、経団連のトップになって、企業努力をしている。その結果経団連に加入している会社のプリンター等はキヤノン製に変わってきている。超大手すらこういった努力をしている。

今のスタイルを貫くなら、トップが自ら動いてもらわないと無理だ。個人のファインプレーに頼ったスタイルでは限界がある。ファインプレーばかりを要求されたらモチベーション落ちますって・・・・・。

(最近2年間提案し続けて案件がトップダウンでぽしゃった。ぽしゃり記念で書いた)

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2006-03-12 ざっき

たまに更新しないと、更新しづらくなるので、無理くり書く。

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トップに流石めーるとPrize-Prizeのリンクをはった。イーバンクの口座をもっていれば、すぐに入金できるところがうれしい。100万円預けても、数百円にしかならない現在、1週間ほどで100円に換金できるのでうれしい。イーバンクも新サービスで給与振込みに指定すると他金融機関への振込みが5回まで無料になる。ただ、支店名が「ジャズ支店」なんだよね・・・(笑)だけど新生銀行とあわせると10回他金融機関が無料ってのは魅力的だ。

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頭が冴えない。なんというか、色んな意味で自分の限界を感じ始めている。理想の自分と今の自分のギャップという格好いいことではなくて、単純に自分の能力の限界。全部消去法で物事を決めている。物事に対して、否定的な側面を見て、その比重が多いほど、それを避けようとする。本当フットワークが重い・・・。多分ふとしたきっかけで、脱却できるんだろうけど、そのきっかけを見つけるフットワークがない。当分脱却できそうにない。

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ここ最近もっぱらビジネス書と漫画しか読んでいなかったが、久々に小説を読んだ。劇団ひとりの「陰日向に咲く」(冒頭が読めます)。ラジオで太田光が「これはすごい、これに直木賞をあげなかったら日本の文学界は糞」と大絶賛していたこともあって、相当期待して読んだ。2時間ほどで読み終わったが、期待を裏切らない面白さだった。声を出して笑ったり、泣きそうになったり。短編5編なんだけど、微妙に物語がつながっていて、それが実に自然で、「巧いな・・・」と感心しっぱなしで読み終えた。本も売れているらしく、映像化の話もあって相当注目されているらしいけど、同年代のひとりとして、誇らしく、ちょっと救われる思いがした。

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岡崎京子以来作家買いってしてこなかったけど、久々にし始めた。石川雅之。「もやしもん」で、注目され始めて、過去の作品も最近になって単行本化されているようで、とりあえず追っかけられる中に買っておこうということもあって、買い始めた。最近出版された「カタリベ」も、打ち切りとは思えないほど面白い。ただ絵に癖があるので好き嫌いが激しいだろうなとは思う。その辺が一般受けしなかった原因かもしれない。

月1回出ているワンピースの総集編を読んでいるけど、読後感の爽快感がたまらなく心地よい。どんどんと読み進められる。ページをめくる快感もあるんだろうなと思う。

それと対極にある「DEATH NOTE」。この漫画にはポリシーはない。だけど読んでしまう。ライトとL(今はNとM)の対決になんの意味もない。某作家は、「この漫画はインターネットの掲示板でのやり取り(ののしりあい)」と例えていたが、本当にそれぐらい意味はない。どちらかの死に何の意味もない作品があっていいのかと思うこともあるけど、やっぱり面白い。

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最近家計簿をつけ始めて、僕ぐらいの収入で一人暮らしをしている人が存在すると思うと、またそういう人が神様に思えている。だれかも言っていたと思うけど、夜集合マンションとか見上げると、明かり(電気)がついている。その明かりの数だけ人間が存在して、普通の生活を維持していると思うと、とても自分がそれと同じことをできそうにない。いやみじゃなく本当みんなすげえ・・・ / ケンヂ ( 2006-03-26 07:25 )
また逆戻りしてる。大学生の頃要領悪く社会性0で、そんな自分は社会じゃやっていけない、だから社会人が神様に見えていた。社会人になって、一般の人と同じレールに乗れて、なんとか続けてこれた。 / ケンヂ ( 2006-03-26 07:24 )
>脱却できそうにない 自分の中に明確な基準が無い、そもそも「自分の基準」とは何かが分からない、思考の無重力状態にいる感覚なのかな?自分の中から産まれるものが無い、ただ「反応」があるだけ…。自分自身の体験でいうと、こんな表現になります(これは、分かる人にしか分からないと思う)。 / Artgha ( 2006-03-21 18:56 )
普通の人は、ある程度実用に堪え得る明確な基準を持って、日常生活に乗り出していってるけど、自分にとっての基準って何なのか?何かしらの基準を設定して、乗り出してみるけど、やはり既製品を使ってる違和感を感じて、とたんに虚しくなってしまう。キリが無いね(笑) / Artgha ( 2006-03-21 18:55 )

2006-01-31 家計簿結果


ということで1月も終わり。家計簿も1ヵ月(最初の10日ぐらいは思い出しながらで多少曖昧だが、幅をとったのでそれほど誤差はないと思う)つけた。結果は42319円が繰り越しとなった。ただ給料日までまだあるので、あと1.5万円ほど出て行くだろうから、2万7千円ぐらいが実際の繰り越し金。

家計簿をつけて良かったのは、無駄遣いが減ったこと。現状のお金を意識することができ、一時の満足を得るためだけに浪費するのはムダだ、という思いに駆られ安易にサイフの紐を緩めることはなかった。ただちゃんと使うところは使えているので、ドケチということもなくストレスもない。ちなみに唯一の娯楽である書籍代は、13810円だった。今後も続けよう。

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ムダ使いはしなくなったという矢先に、小畑健のイラスト集とDEATH NOTEの限定版BOXが発売されるとのニュースが。両方あわせて、2万4千円ぐらい。ちょうど繰越金とおなじぐらいだ。欲しいが、最初こそ熱心に見るだろうけど、時間がたつにつれ絶対どこかにしまうんだろうなと思う。この手の商品は、「それはそういうもんだよ」ということだろうと思うんだが、ムダ使いなのか・・・。また考えるだけ無駄なことを考えている。BOXの方は予約が今月なのだ。どうしよう。

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まともに書きたいものがなかったので、とりあえず報告まで。

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だめだった。「DEATH BOX」注文しちゃいました。今月は鞄も購入したし、また出費が・・・。 / ケンヂ ( 2006-02-05 07:01 )
「DEATH BOX」にはイラスト集も含まれているそうです。BOXを購入するか迷うな・・・・ / ケンヂ ( 2006-02-04 18:41 )
一昔前は、なんで主婦はチラシを比較して10円単位の安い買い物をしているんだろうと思っていたけど、みんな地道にやりくりしているんだな・・・。多分実家暮らしだから本質的には分かっていないんだろうけど。節約せねば。 / ケンヂ ( 2006-02-01 20:34 )
「一時の満足を得るためだけに浪費するのはムダだ、という思い」…なるほどね…。全体の推移を把握することで、長期的な視野が得られるんやね。 / Artgha ( 2006-01-31 21:54 )

2006-01-21 吃音


私のコンプレックスに、吃音がある。

親交のある人の前でも出てしまうが、職場などではもっと出てしまう。本当に無意識で、予期せずでるので、非常に恥ずかしい。特に大人になってから目立つようになった。治したいと思うのだが、ウィルスなどの病原菌ではなく、心の問題が原因(参考HP)であるようで、緊張を強いられる仕事をこなしつつ治すのは難しいのが現状のようだ。参考HPの原因を見てみると、殆どあてはまるのだが、やはり仕方ないのか。2chのメンタルヘルス版でも、吃音スレがあるから、心の病を持っている人間は、おまけのように一緒にくっついてくるものみたいである。

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1月末から2月はじめで、家計簿を公開する予定。順調に、というかほとんど細かい計算はしていないからか、一応毎日つけている。残念ながら収入は発表できないが、繰越金がいくらあったかは報告する。ちなみに家計簿に使っているのは、「FPが作った家計簿」。実家暮らしということもあって、食費は朝食と昼食ぐらいで、日用品は買わない。家計簿をつけるほどではないのかもしれないけど、こういう習慣を身につけていると、一人暮らしするときにちょっとは役に立つかなと思って続けている。

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家計簿順調につけています。まだ1ヵ月ですけど。。。無駄遣いの習慣をなくさないと。手料理は何から挑戦しようかな。ありものを焼くしかレパートリーがない。 / ケンヂ ( 2006-01-28 21:32 )
家計簿…ゲーム感覚ではまって、お金がたまるとよいね。たまに実家に帰省すると、財布からお金が減らないことに驚きます。食費のこともあるだろうけど、手作りの食事でお腹と心が満たされて、お菓子とか食べたいと思わなくなるのかもしれない。 / Artgha ( 2006-01-28 10:46 )

2006-01-15 家計簿をつけ始める


写真は和光にあるヒューザーが本来マンションを建てるはずだった土地。もう既に売却済み。

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家計簿をつけ始めた。昨日から始めて、今月分を思い出せる限り書き出してみた。手取りの給料がみるみる減っていき、計算したら10万円ちょっとが残る。今実家ぐらしで、実家に入れているお金が一般的な一人暮らしの家賃分ぐらいだから、本来ならもっと自由になるお金は少なくなる。今月は、スーツや革靴を購入したが、本来なら一人暮らしでデフォルトでかかる費用分ぐらいである。あと通信費を計上するのみ。ここから貯金をするとなると、私の今の暮らしをそのまま一人暮らしに当てはめたら贅沢はできないのが目に見えている。同年代で一人暮らししている人は、どうやって貯金し、贅沢しているのだろうか。素直に偉いなと思う。勿論私の収入より遥かに多ければ話は別だが。しかしこのままの給料では、まず結婚して子供を養うなんて到底無理だ。税収が増えていくことを考えると、ちょっと恐ろしくなる。とりあえず家計簿で実態を可視化して、なるべく贅沢は避けるようにしよう・・・・・ということで、レシートを全て保存するようにする。

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私もどこまで続くやら・・・・です。とりあえず可処分所得から自由に使えるお金を明らかにしていきたいなと思ってます。 / ケンヂ ( 2006-01-15 18:20 )
家計簿・・・・つけったことないや・・・・・・ / ほのぴ〜 ( 2006-01-15 17:40 )

2006-01-13 いい運動はないか


主にお菓子による間食をやめてから、3ヶ月ぐらい。随分贅肉が落ち、体重は7kgぐらい落ちた。ただ7kgはあっという間に落ちたが、そこから一向に減る様子がない。筋肉を維持しつつ体重を落とすのはやはり運動か、と思うのだが、ジョギングは走りつづけなければならないという義務感が多く私には楽しむ要素が少なく、過去に何度もチャレンジしたが挫折している。現在模索中である。

それにしてもお菓子をやめただけで、7kg減。その体重を維持していたのは、お菓子だったのだと思うと、ちょっと恐ろしい。しかも財布の現金が減らない。どれだけお菓子に費やしていたのだと、正直馬鹿らしくなった。

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イノベーションのジレンマの日記で、
>単に印象論、直感で判断してしまうので危険
と書きました。でも分析手法を持たずとも直感や自分の信念で事業を成り立たせていている経営者は直感でやってください。経営者の方にお会いすることがありますが、何でもかんでもコンサルティングや安易なノウハウに頼りすぎな印象があります。もっと自信を持って、自分の直感を信じていいと思います。数々の失敗をしてそういう目は養われているはずです。私はまだまだ若造ですが。

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2006-01-09 イノベーションのジレンマ


クリティカルチェーンを読了。小説仕立てで、プロジェクトマネジメントの問題点や企業での活用事例を、描いているが、緊迫感のあるやり取りがあったり、登場人物それぞれの思惑(悪意)が描かれていたりで楽しめた。小説を純粋に楽しみたい人には、薦めないが、プロジェクトマネジメントの本質をつかむには、教科書やITに特化した書籍を読むより、こちらを読んだ方が理解が深まると思う。次は「時間に遅れないプロジェクトマネジメント―制約理論の応用」を読む予定。高いので経費で購入する。

現在は「イノベーションのジレンマ」を読んでいる。ビジネス書というより、研究論文や報告書に近い。図やグラフを使って、すごく丁寧に解説しているのだが、これは色々なものに当てはめられる。私は、自分の生き方に「イノベーションのジレンマ」を当てはめてみた。図を描いてみたのだが、ちょっと論点がずれているかもしれない。色々指摘いただきたい。

図が非常に見づらいので解説(識別できる?)。まず平行に引いてある2本の点線、上を「ハイエンドの贅沢直線」で下が「ローエンドの贅沢直線」。赤い線を高年収とし、青い線を低年収とする。この場合の「高」「低」は相対的なものであるが、高の方は年収1千万円以上に向かっていく線とすると、低の方は年収5百万円がMAXとする線。

どうも世の中の論調、「勝ち組」とか「負け組」という言葉などもそうだが、ハイエンドの贅沢ができる、年収1千万円以上を得ることこそが、「幸せ」という論調が多い気がすると思う。ハイエンドな贅沢とは、例えば一戸建てで、結婚し家族を多く養い、車は常に新車を求めている、そんな層を指す。その贅沢が得られれば、法外な労働時間、自己犠牲もありで、何でも受け入れるという働き方。

その一方で、ローエンドな贅沢で満足する人間も確実に数多く存在するということが無視されていないかと思う。ローエンドな贅沢とは、それぞれの価値観にかなり依存していると思うが、無理やり定義づけると、貸家住まいで、自家用車などは持たない、など最低限の衣食住が確保できればいいという生き方だ。収入は主に仕事から得るが、収入が少なくてもいいから、残業や休日出勤などは一切ない働き方を望む人間もいる。勿論仕事に差し支えない程度で働ける組織の体制などの見直しが必要だが、例えば収入を多くもらいたい人が、その労働時間の短い人間の仕事量をカバーするために残業したら、通常の残業代の3倍とか。

ちょっと表面ばかりなぞっていて具体性に乏しいが、赤い線こそ、人間の幸せであって、それを皆が望んでいるという論調を聞いていると非常に苦しくなる。

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ちなみに「イノベーションのジレンマ」を読まれる方は、あくまで読み物として留めておいたほうがよいでしょう。著者は、ボストン・コンサルティング・グループで、製品製造戦略を行っていたそうですが、このグループが発明した有名なもので、プロダクト・ポートフォリオ・マトリックスというものがあります。著者はこのノウハウをもとに、市場を分析しているので、その手法を知らない人(私も含め)は、一定の距離を置かないと、単に印象論、直感で判断してしまうので危険。

先頭 表紙

読了。本書で「20億円の新規事業が小さい」という言葉がでてくるが、そのレベルの企業の経営者が読むとためになるかもしれない。 / ケンヂ ( 2006-01-09 20:15 )
「データの収集方法、データ分析方法、導かれる答えの信憑性」などのノウハウがもっとも知りたいです(笑)要は、著者にとっては、この本はコンサルの客を集める宣伝本です。ただ読み物としては面白いです。で、前回の突っ込みはなしで。具体性なんて印象論でしかかけない。。。。 / ケンヂ ( 2006-01-09 15:21 )
もっと具体性を述べたいが、もう少しまとまってから書く。ちなみに「イノベーションのジレンマ」が意図することと若干違うと思う。昨今ダイバシティマネジメントというのが、流行しているが、働き方にも応用しているIBMなどがあるが、まずは成功してもらいたい。あとはフロント企業であるト○タがこういう働き方を導入してもらいたい。ト○タの働き方は異常です。朝7時半から夜9時まで働くって異常だよ。 / ケンヂ / ケンヂ ( 2006-01-09 12:58 )

2006-01-07 雑誌を買って来る


両親は、インターネットもやらないし雑誌の類も殆ど購入しない。情報源は、もっぱら新聞とテレビである。一方私は、雑誌からインターネット、漫画、ビジネス書、業界本や会社で購入している雑誌など、情報源としては多くの媒体に触れている。新聞とテレビで生活に事欠かないというのはもっともであるし、当たり前だが別に私が多くの情報源に触れているから優れているということにはならない。ただ先日ふと私が購入してきた雑誌を居間に置いていたら、遠近用メガネを使って、熱心に読んでいた。暇つぶしに、テレビだけでは飽きるだろうから、興味がありそうな記事が載っている雑誌の類を、たまに購入してこようかなと思った。

というわけで本日発売のAERAを購入してきた。朝日が出版元であるから、偏ってはいるが、暇つぶしにはなる。皇室関係の記事が好きなので、『雅子妃「離婚説」の策謀』という題目を見て、購入。

私も普段は読まないAERAをじっくり読んでみる。面白くはない。暇つぶしにはなる程度。内容も踏み込んだものではないし、井戸端会議のような印象。養老孟司と池田清彦らが、雑談している記事も載っていたが、これが非常につまらない。「電車男を読んだが面白くなかった」と言っていたが、面白いと思っている人の方が明らかに少数であろう。あれは仕掛けとか、スレッドを丸ごと書籍にしたとか、その周辺を楽しむものであって、作品そのものはつまらない。それに続いて、「だから分かりやすい小泉首相が受けている」という文脈につなげていたが、電車男を面白いと思っている人間と小泉首相が好きな人間は同じだろうか。そんな議論は聞いたことがない。それに小泉首相が人気があるというが、選挙権を持つ人間は、20歳以上であって、むしろ積極的に選挙に行く人間はもっと上の年代だろう。だとしたら人気を支えているのは、養老孟司や池田のような、おっさん連中だ。

AERAは、とりあえず今後は買わない。読売ウィークリーとか、もっとワイドショーよりの女性自身とか、そういうものも今後は買おうと思う。

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