
通勤時は、直行にならない限り、運動靴を履いている。会社に入って革靴(ビジネスシューズ)に履き替える。運動靴で通勤しているのは、電車のゆれに対して立って耐えていると、靴にも足にも負担がかかる。それが運動靴だとクッション性も高いので、疲れも違う。靴底の減りも断然に違う。通勤は約1時間だから負担は大きい。
会社で革靴に履き替えているが、それでも金曜日になると、さすがに汚れが目立ってくる。毎週金曜の夜には、革靴を自宅に持ち帰って土曜日に念入りに手入れ。
毎週この手入れの時間がたまらなく楽しい。ホコリを丁寧に取り除いて、靴墨を全体に塗る。しばらく放置した後に、ボロ布で余計な靴墨を取り除く。この時点で、結構綺麗になるのだが、仕上げにブラシで念入りに磨きをかけるのだ。手入れ前とは全く違う靴の輝きがたまらなくうれしい。手をかけてやるほど、靴は丈夫で綺麗になり履き心地も良くなる。ただでさえ、会社に行くのは嫌なのだから、せめて自分の身の回りぐらい、快適なものを身につけていたい。特に足元は疲れがたまるのもあるし、外面的には足元は一番目立つので(一番他人の目線が行く)、対顧客に対しても綺麗な身なりを見せられるので、両得なのだ。
ただ最近はもっぱらリーガルの靴を履いているが、つくりが断然に良い。メンテナンスに5千円かけても長い目で見ると、コストパフォーマンスはよい。スーツやYシャツは作業着なので、安くて構わないが、靴と鞄とネクタイにはお金をかけている。やはりモノというのは、お金が高いものは、やはり良い。学生の頃のように、安いもののみだと比較できないが、ある程度収入がある人は、お金をかけるところにはかけて惜しまないこともしてみるといいと思う。今欲しいのは、サムソナイトの鞄(Pro―DLX)。
(余談だが、バブル時期には、スーツや鞄なども経費で落とせたという。バブルはどういうことだったのか、とバブル時代を謳歌した人に聞くと、「仕事の欲望が全て満たせた状態。売りたいものが高く売れたし、こちらから売りに行かずとも客が来たという夢のような状態」だったらしい。ボーナスが年収と同じだったというのだから、おかしな時代だったんだろうな) |