himajin top
益荒男戦記

戻る

目次 (総目次)   [次の10件を表示]   表紙

2006-07-04 絶体絶命としあき
2006-06-27 リベリオン+ブレイド≒ヴァイオレット
2006-06-26 益荒男MASHの憂鬱 その2
2006-06-24 それは絶対的正義 -Just Justice-
2006-06-23 益荒男MASHの憂鬱
2006-06-20 ふっと過ぎる空白は言葉で埋めよう
2006-06-19 4ページくらい本誌ではカットされたページが収録されておりましたよ
2006-06-17 グラーフアイゼンのギガントフォームで光にしてくれ…
2006-06-15 俺とV.G 〜終章〜
2006-06-14 俺とV.G 〜新生〜


2006-07-04 絶体絶命としあき

最近なんかやりたくなって買ってきた少し前の作品『絶体絶命都市』を三日でクリアしてみた。

近い未来、海上に建てられた首都機能を持つ人工島。
そこへ新米記者の主人公が派遣されたところからこの物語は始まる。
主人公が島へ着くやいなや突如大地震が島を襲い、都市としての機能が失われる。
その中で出会った人達と共に島からの脱出を試みるというのが大まかな粗筋。

システムはアクション性もまま有り、メタルギアに少し似ている。アイテムを駆使して
その場面を切り抜ける感じはバイオに近いかな。時間制限は無いが常に喉の渇きが主人公を襲う。
逐一給水しないと命に関わるのでその辺は結構サバイバル。拾ったアイテムを加工して
それから違うアイテム作ったりと、それ程自由度は高くはないが面白かった。

それ以上にシナリオが自分にとってちょっとツボったのよ。
最初は島の脱出だけを考えていた主人公なのに、気付くとこの島を襲った災害の真相と、
暗躍する巨大な組織に関わっていたり、実にB級臭い話が良かったw

この作品にはヒロインと言える女性が二人いて、話の進め方や選択肢によってヒロインも分かれる仕組みになっている。
自分は最初から同行していた相沢真理と最後まで苦楽を共にすることとなった。
彼女を助け、時には助けられ、自然と親密になっていく二人。
パニック映画によくありがちな展開だがそこがイイ(・∀・)!!
目の前で救助艇に先立たれたり、ヘリを落とされたり、希望と絶望を何度となく味わわされた。
「よっしゃ! これでクリアだ!」と思った瞬間、次にはどん底。そういった展開が
最後まで続き、結構終わりが読めなかった。しかも最後にはかなりの人間ドラマになってたし。

自分は攻略記事は全く見ずにプレイしていたのだが、どうやら知らない内に彼女との
全フラグを成立させていたらしい。そうすると最後はノーマルEDとは少し違ってくると後から知った。
で、そのエンディングがナンバー3というやつで凄まじい衝撃を受けた。

「助からねーのかよコレ!!」

そう、この作品はヒロインとのフラグを全部成立させるとハッピーエンドで終わらない…
いや、ある意味あれが最高のエンディングとも言えるかもしれないが…

高層ビルの屋上まで上り、津波からも難を逃れた二人だったが見渡した一面は海原しか視界にはなかった。
周りに動くものも自分たち二人以外何も居ない。
そしてビルは徐々に沈んでゆく。
何も言葉を交わさず見つめ合い、静かに抱き合いながら目を閉じる二人。
その表情には諦めというよりは満足にも似た感情が見えた気がした。
その姿はやがてビルと共に海中へと消える。

いやー、トゥルーEDがハッピーEDでない作品を久々にやったんで結構キたわ。
ゲームはグラフィックが弱かったりバグがあったりとシステム面で弱い感はあるが、
私的にこういったノリは大好きなんで非常に楽しめました。

昔、TUNEとやりたいと言っていて結局プレイ出来なかったゲーム『無人島物語3』風味の作品を
今体験することが出来て良かったよw 先にプレイしてたTUNEも是非やり遂げてくれ。

先頭 表紙

自分にそんなEDが来たときの為に、終末を一緒に向かえてくれる人を見つけておきましょう / MASH ( 2006-07-06 23:15 )
>トゥルーEDがハッピーEDでない 月h…ガフンゲフンゲフフフン / prc ( 2006-07-04 21:13 )

2006-06-27 リベリオン+ブレイド≒ヴァイオレット

ついに次回の木曜洋画劇場に『リベリオン』がやってくる!
皆も「チャンベール・バトル」を刮目せよ!

というわけで『リベリオン』のカート・ウィマー監督の最新作『ウルトラヴァイオレット』を観てきましたよと。
最初に一言で作品全体の感想を言っちゃうと、前作リベリオンの時のような斬新で新鮮な面白さはなかったかな。
アクションを魅せる為の脚本なので内容はそんなに無いが、最後にはもっとこう達成感みたいなものが欲しかった。
ミラ・ジョボヴィッチ本人のファンって人なら間違いなく堪能出来るだろう。
それ程ミラ様マンセー度が高かった希ガスw

んまあ、それ以外はやはり楽しめたけどね。兎に角「スタイリッシュ」、この一言に尽きます。
服や髪の色がちょくちょく変わったり、まるでアメコミのヒーローのような出で立ちは燃える。
序盤で重力を自在に操るアイテムを使ったアクションシーンは最大の見せ場だったな。
自分だけ重力反転させ、天井を走ったり、バイクに乗ってビルの壁を疾走したりと、絵的に観てて楽しかった。
両手首に武器などを物質非具現化して収納出来、弾のリロードとか手首からバラバラ入れてるのとか良かったねw
武器を出すときつい「マテリアライズ!」と掛け声を出したくなりましたよ(・∀・)!!

で、銃撃か剣劇が主なアクションなんでアクションシーンはぶっちゃけリベリオンとさほど変わりないのよね。
だから中盤から最後まで得にこれといって目新しいアクションに見えなかった。
いや、それでも十分低予算の割には良い出来なんだけどさ。
ミラのガン・カタが観たい人にはお勧めだぞ!w

リベリオンを既に観てしまってる人には目新しさはそうはないと思うが、それでもアクションシーンは
それなりに格好いいんで、アクション好きなら普通に楽しめる作品ではあるだろう。
DVDを買うか、と聞かれたらちょっと悩むかな? 欲しくはあるけどさ。

先頭 表紙

2006-06-26 益荒男MASHの憂鬱 その2

井上脚本から外れた途端、面白くなるカブトってどうよ?
どうもこんばんは、やっぱ加賀見路線に話が移ると面白く感じる、そんな脇役大好きMASHです。

ガイキングの時もゲストで脚本描いた井上だったがあの回も酷すぎたな…
それ以降が本筋に入ってきただけに、あの回だけは外伝とでも呼ぶべきなのだろうか。
大地魔龍に続き天空魔龍まで出てきて話もかなりシリアスになってきとります。
大地と天空の両方の力を備えた大空魔龍の今後の活躍に期待。
ここにきてようやくガリス艦長の正体が判明。そりゃ今回はルルのガイキング占いもないってもんです。

ハルヒ、13話で終わらず次回14話で最終回みたいだ。1クールに拘らない作品作り素敵。
本筋がSFだけあって『憂鬱』の話になると結構シリアス。原作知らないだけに面白く見られてます。
全14話中『憂鬱』の話が6話か。それを最初から小出しにして見せる作り方は普通やらないよな。
まあ、時間軸はズレるけどその間に入った短編の性でその6話の中のキャラが掘り下げられてるってのもあるが。
なかなか面白い構成だ。うむ。

先頭 表紙

2006-06-24 それは絶対的正義 -Just Justice-

創刊された『ヤングチャンピオン烈』をあなたは買いましたか?
どうもこんばんは、買おうと思っていたらナリオが買って持ってきたので手間が省けたMASHです。

いや、作家陣に「みた森たつや」や「あづまゆき」の名前が有ったからちと見てみたかったのよね。
その他にも俺の知ってる(エロ漫画)作家がかなり居たし、これはTUNEは勿論デフォ買いですよね?

中でもやはり一番しっくり来たのはみた森たつやの『おっぱい星人でゴメン! 僕と彼女のホント』。
真面目クールな受験生の主人公に幼馴染みの姉妹の姉が家庭教師になる。
で、実はオッパイ大好きな主人公はその巨乳家庭教師にあたふたするわけで。
主人公も姉もどっちも真面目な性格なのでこれが見ていて結構和む。
なんつーか、やっぱみた森氏は人間を描くのが上手いなと思うな。一般でももっと描いて欲しいぜ。

最近のオススメはあったかい? なぁ同志TUNEよ?

先頭 表紙

2006-06-23 益荒男MASHの憂鬱

最近チンコはいじってないがスクリプターはいじってる。そんなことってありませんか?
どうもこんばんは、Nスクリプターをちまちま弄って何か形にしたいと思わないでもないMASHです。

毎週結構楽しみにしてた深夜アニメ『プリンセス・プリンセス』が1クールで終了した。
原作もまだコミック5巻くらいしかない割には綺麗にまとめて終わったな。
いや実際これが結構面白かったわけで。最初は美少年がおにゃのこに女装するちょっとBL寄りの
萌え作品かと思ったら全然そんなことなかったし。
ギャグは多めだわ、その実シリアスだわで「家族」をテーマに置いた実直な作品だった。
各キャラが掘り下げられていてそれぞれ家族に対する悩みを抱えていて、そういう雰囲気を
含有しながら日々の明るい話が繰り広げられていた。だから一端シリアス路線入るとそのギャップも
相まって視聴者を引き込む強力な伏線となる。こういうバランスの取れた作品は理想だな。
そんなに動きも多くなかったからか、作画も始終安定していたし良かった。
取り合えずみこっちゃんは俺の嫁。

そんな中、もう何度目か分からないハルヒの12話を見返してたり。
なんかあの12話を見てDVD買う決意をしたって人多いなw
実際俺も相当ビビったからなぁ。もう京都に脚向けて寝られねーw
あの回に合わせあのライブで歌った挿入歌シングルの発売とか、ホント上手すぎる。
あそこまでやられたらこりゃかなりの相乗効果を発揮したことだろう。
で、今ここに挿入歌を無限ループで聴いてる男が居りますよw
こんな商法ならいくらでも歓迎するぜ。かかってこい、良作!

先頭 表紙

最初ドラムの叩きが演奏と同じで「お!」と思ったらギターの鬼弾きまで再現しておりました…orz DVDはかなり高価だが買う価値ある作品だなぁ。 / MASH ( 2006-06-25 02:30 )
昨日やっと見れた・・・ あれは良く出来てると・・・ DVDは検討中(レンタルか購入か?) / 3021M+α ( 2006-06-24 17:47 )
見てないが、ギターの指使いが本当に演奏した場合の指使いと同じだと聞いた。 / prc ( 2006-06-24 12:24 )

2006-06-20 ふっと過ぎる空白は言葉で埋めよう

今期のアニメはUHF系列のを割と多く見ているが、ここ最近ウチのUHFの映りが悪い。むう。

よーし、録画してたブラックラグーン見るぞー、と思って付けたらなんかいきなりセイバーが横たわってんの…
そのまま15分くらい見てたらなんか番組が終わった。
もしかしてコレってアニメ版Fateの 最 終 回 か ?
うおぅ… アニメFateはゲームやってからまとめて見るつもりだったのにいきなり最終回を凝視してしまうとは…
まあ、最近VG.NEOを一気にプレイしてみせた今の俺なら勢いに乗ればFateのクリアも可能なのではなか?
そう思わせる初夏の男心。

それにしてもロベルタ戦は異様に熱い描写だったなぁ。コミックでは一巻収録なのに
アニメで後半に持ってきただけはあるよ。
でも最初にFateが入ってたのでやはりケツが切れてた。ファック…

そして、ハルヒ。毎度クォリティ高い作画だが今回のも鳥肌もんでしたな。
あの学園祭ライブの演奏シーン、マジで指使いが曲と同じだったんですけど…
あれはやっぱセルで描いたのかねぇ。そうするとまた凄まじい動画枚数な希ガス…

今日は休みだったんで先日発売された『パンプキンシザース』の新刊でも買いに行こうと出かけたのよ。
そしたら結構他の新刊も色々出てて気付くと
『はじめの一歩』『家庭教師濱中アイ』『絶対可憐チルドレン』『ハヤテのごとく!』を手に取っていた。
お目当てのパンプキンシザース見つからず。店をハシゴしてもない…
結構今一番見たかった物が入手出来ませんでしたよ… 帰るなりAmazonのカートにそっこダンクしたけどさ。

偶に買い物行くと気付くと色々買ってて思わぬ散財。
薬局とかコンビニとかでちょっと目を引く物があるとつい手にとってしまう。
別に腹減ってた訳でもないのにコンビニで“焼きラーメン”なる見たこと無い食べ物があったのでなんか買ってしまった。
で、色々手にとって会計したら1kとかいってるの。恐るべしコンビニマジック…
どうにもコンビニにあるジャンクフードは美味しそうに目に映ってしまって困りますな。

先頭 表紙

2006-06-19 4ページくらい本誌ではカットされたページが収録されておりましたよ

おーいみんな、今日発売のチャンピオンREDはちゃんと買ってきたか!?
私めMASHは今回の付録の『舞-乙HiME superH 完全版』の為に買ってきました変態紳士です。
マシロくんの為だったら月刊漫画雑誌だって購読してみせるさッ!!

で、アニメでもこの漫画でも脚本を全て一人で手掛けた吉野弘幸氏と
漫画の作画描かれてる佐藤健悦氏のコラボによる新作『聖痕のクェイサー』が来月号よりプレ連載。
漫画版の舞乙もかなり面白かったし、描く度に上手くなってる佐藤氏にも期待が持てるので、
今後REDで始まる数ある新連載の中でも一番の期待作だね。次号は『サイカチ』作者の読み切りが載るし、
今一番熱い漫画雑誌は俺ら(俺とナリオ)の中じゃチャンピオンだったりするw

今回のエピGも魚の見せ場でしたね。これでもう出番ないだろうけど。アイオリア以外はガチ。

っと、気付くとウチの青銅聖闘士たちが三人揃ってましたよ。
8月には瞬きゅん出るしね。最終聖衣版が存在しない一輝兄さんはリメイクでもいいから出して欲しい。
サガ、カミュ、シュラはサープリス版の三体セットで10k円くらいで出ないものだろうか?
絶対(・∀・)買う!!


先頭 表紙

白銀でも勝てそうな神っていったい…… / MASH ( 2006-06-24 11:47 )
ワロスw まぁぶっちゃけ魔鈴さんでも人質とられなきゃ倒せたんじゃねぇかと思うな / prc ( 2006-06-21 12:48 )
ギガス=ヨワス? / MASH ( 2006-06-21 01:12 )
ギリシャ神話知ってるとティターンズの能力とか結構納得できるかも。Gだとティターン>>>>超えられない壁>>>>ギガスって感じだな / prc ( 2006-06-21 00:45 )
黄金が強いのか、巨人が弱すぎるのか、最近疑問に思えてきました… / MASH ( 2006-06-20 23:44 )
つーかエピG読んでると青銅じゃ勝てる気がしないよな黄金。蟹ヨワスwとか言ってた当時の自分を反省するくらいなw / prc ( 2006-06-20 21:39 )

2006-06-17 グラーフアイゼンのギガントフォームで光にしてくれ…

もうこの季節になると営業時間が30分延長になるのですょ?
今や生身のままでヴァルハラへ行き、そのままラグナロクに参加して生還してきそうなほど俺の魂は荒んでいます。
どうもこんばんは、平成の歌舞伎者、戦国MASHです。

営業開始5分で下着まででびしょびしょです。
こんなに濡らして、次から次に溢れてくるぜ、汗が。
もう明日は半袖で行こっかなぁ…

今日は帰るなり、Amazonから届いてたリボエヴァ弄り倒してた('A`)
劇場版龍騎の最後のファイナルベントのポーズが楽々とれるリボエヴァ燃えw
後ろのは最近セット買いしてしまった俺の嫁ら。


先頭 表紙

2006-06-15 俺とV.G 〜終章〜

そして最終話のラスト、決着は付いたがスッキリしない部分も残したままエンドロールが流れる。
そして……

ここにきて第1話の予告がッ!!!!!!!?

一回クリアすると裏ルートが見られる2周目へと突入。この演出にはまたヤラレタ…
一回目のプレイでは全然見えていなかった、裏で動いていた人物にスポットを当てた話が追加され、
もう一度同じ時間、同じ話を追っていくことになる。
「あの時実はこうだったのか!」「あの台詞はこのことか!」と
どんどん真相が明らかになっていくのには素直に快感を覚えた。

そういえばOPムービーもクリア後改めて見直すと、これが嘘映像が一つもないのね!
全部作中でのシーンや技が繰り出されてる。こういうところまで手抜き無し!
OPテーマはまだ戯画のサイトから落とせるんで聴いてみてちょ。最高にカコイイ(・∀・)!!

話が一本道なだけに、一つの作品として脚本の完成度はかなり高いかと。
それでいて俺たちを熱くさせるようなベタで王道で熱い展開がそこにはあった。
いや、上手く言葉でまとまらないが、兎に角、俺が毎日睡眠時間を削って一週間でクリアしたと言えば
その俺の出した勢いは伝わると思う。マジで一端始めたら止まらなかったね。

この作品が発売された当時はやはり売れなかったんだろうなぁと思う。
作品見ても、CGが極端に少なかったり、Hシーンを外注のアニメムービーにしてたり、
やはり会社として色々大変な時期だったのだろうと推測が付いてしまう。
これ以降バルドシリーズ、主にバルドフォース辺りで軌道に乗り、ショコラ、パルフェでは
もう全盛期の戯画以上の体勢を立て直していったのだろう。
振り返ってみるとやはり『VGN』はそういった意味でも戯画の黎明を告げる作品だったのではないだろうか。
OP歌うKOTOKO、脚本の丸戸史明 with企画屋、今の戯画では外せないスタッフが揃ったのはこの作品からだからだ。

三年前の作品だが、物を創ってる人には一度はやって欲しい作品かも。
作品には何が必要で大事な物か、教えてくれる作品だと思う。
つか、一番侮れないのはやはりこういう作品を持ってくるナリオなんだよなぁ。
ゲームは奴が勧める物には俺的に絶対ハズレがない。
物創りにとってこれほど心強いパートナーは居ないぜ。
さて、そろそろ俺も起きないとな。

先頭 表紙

2006-06-14 俺とV.G 〜新生〜

で、いつものようにこの『V.G.NEO』もナリオが持ってきたわけだ。
脚本が奴がハマった「丸戸史明 with企画屋」が手がけていたからこれも買ってみたらしい。
そしてPSの『AdVG』と『AdVG2』も後から買って持ってきた。
俺は『AdVG』の方は以前からやってて、ある程度知っていたのでどうとも思わなかったが、
ナリオが恨めしそうに「…VGNやる前にこれらやっておけば良かった……」と言うのだ。

そしていざ始めてみるとこれが完全に『AdVG2』からの続きなのね。
固有名詞がバンバン出るんで確かに前2作やってた方がすんなり話に感情移入出来たことだろう。

で、どんな作品かというとジャンルはアドベンチャーというよりノベルに使いかな?
イベントCGが少ないのと絵がちょっとショボいのがネックだが、それを差し引いても傑作だと言わざるを得ない。

まあぶっちゃけファミレスの制服を着たおにゃのこ達が「天下一武闘会」をやるのね?
それに優勝した者に「賞金10億円と伝説の一等地」が与えられるという歴代のVGと同じ設定。
主人公を含め全部で8人の選手が参加するが、その参加した経緯や目的は様々。
各キャラ毎に深く掘り下げられた脚本が用意されている。

全9話構成で毎回終わりに次回の予告ムービーが流れる演出もTVアニメみたいで面白い。
毎回その回のサブタイのルビが凄い。

第2話『七人の生贄(しちにんのめがみ)』
第3話『宴の始まり(たたかいのはじまり)』
第4話『最速の少女(はやてのしょうじょ)』
第5話『怪物対決(ちょうじんたいけつ)』
第6話『八番目の戦士(さいごのせんし)』
第7話『天才対決(じゅんけっしょう)』
第8話『全てが始まり、そして終わる夜(あらしのよる)』
最終話『決勝戦(ヴァリアブル・ジオ)』

この作品の良いところは多々あるが一言で言うならば「王道」というところだろう。
王道が故の気持ちよさってのがこの作品をやると実感出来て良い。
脚本も非常に巧い明暗のバランスを取らせていて演出なぞ唸るところが多かった。
キャラも主人公を取り巻く参加選手からはたまたその脇役まで、本当に捨てキャラがいなかったのが凄い。
全員が全員光ってた。脇役まで光らせるのは相当脚本が上手くないと無理だよなぁ。
トーナメントで負けていった選手たちにも後半で皆全員に見せ場が用意されてるのも熱かった。
誰にでも魅せ場を作る「ヨクサル風味」ってやつ?
例えば主人公に一回戦で負けた幼馴染みのライバルがいるのだが、パワーだけなら選手中一番。
で、最後にそのキャラに合った敵とバトる脚本が用意されてるのね? それも全員に。
これはもうマジで吼えた。何この少年漫画なノリw

そして最終話のラスト、決着は付いたがスッキリしない部分も残したままエンドロールが流れる。
そして……

先頭 表紙


[次の10件を表示] (総目次)