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まりんの「徒然日記」

ふりぃのかうんた
ふりぃのかうんた

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2016-04-21 グランドフィナーレ(原題Youth) と スポットライト 世紀のスクープ(原題 SPOTLIGHT)
2016-04-14 ミラクル・ニール!(原題 ABSOLUTELY ANYTHING)
2016-04-14 COP CAR/コップ・カー(原題 COP CAR) と ボーダーライン(原題 SICARIO)
2016-04-10 ゲキ×シネ 阿修羅城の瞳2003 と ルーム(原題 ROOM)
2016-04-02 バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生(原題 BATMAN V SUPERMAN: DAWN OF JUSTICE )
2016-04-01 2016年3月にスクリーンで見た映画
2016-03-31 砂上の法廷(原題 THE WHOLE TRUTH)
2016-03-23 最高の花婿(原題 QU'EST-CE QU'ON A FAIT AU BON DIEU?)とTHE “ORIGINAL” BLUES BROTHERS BAND
2016-03-18 Mr.ホームズ 名探偵最後の事件(原題 MR. HOLMES) と 人生は小説よりも奇なり(原題 LOVE IS STRANGE)
2016-03-15 母よ、(原題 MIA MADRE ) と マジカル・ガール(原題 Magical Girl)


2016-04-21 グランドフィナーレ(原題Youth) と スポットライト 世紀のスクープ(原題 SPOTLIGHT)

イクスピアリで2本
『グランドフィナーレ(原題Youth)』

製作年 2015年
製作国 イタリア フランス スイス イギリス
配給 ギャガ

監督/脚本 パオロ・ソレンティーノ

キャスト
フレッド・バリンジャー /マイケル・ケイン
ミック・ボイル/ ハーヴェイ・カイテル
レナ/レイチェル・ワイズ
ジミー・トリー/ポール・ダノ
ブレンダ・モレル/ジェーン・フォンダ

グランド・フィナーレ・・コレは、舞台などの・・ではなく、人生の・・と言うことなのだと思う。
功績を残し、終焉を迎えつつある著名人たちと、今苦悩の最中にある若者たち。

兎に角、素晴らしい環境。何て美しい場所なの・・こんな場所でバカンスなんて、羨ましい限り。
そしてPaul Danoってこんなに格好良い俳優だった?
彼の苦悩はどこかで聞いたことがありそうな・・そして切実な物。
その彼に少女が語りかけるシーンが凄く好き。
地味な映画の派手じゃない一つの台詞を胸に留め悟ったあの少女、凄いわ。

凄く雄弁に何かを語ってはいない。ただ見ていて、訴えかけるものがある。
受け取る物は年代や立場によって人それぞれだろうけど。

切ない。

『スポットライト 世紀のスクープ(原題 SPOTLIGHT)』

製作年 2015年
製作国 アメリカ
配給 ロングライド(提供 バップ=ロングライド)

監督 トーマス・マッカーシー
脚本 トーマス・マッカーシー 、 ジョシュ・シンガー
キャスト
Mike Rezendes /マーク・ラファロ
Walter 'Robby' Robinson /マイケル・キートン
Sacha Pfeiffer /レイチェル・マクアダムス
Mitchell Garabedian /スタンリー・トゥッチ
Marty Baron /リーヴ・シュレイバー
Ben Bradlee, Jr. /ジョン・スラッテリー
Matt Carroll /ブライアン・ダーシー・ジェームズ
Eric Macleish /ビリー・クラダップ
Peter Canellos /ダグ・マーレイ
Jim Sullivan /ジェイミー・シェリダン
Phil Saviano /ニール・ハフ

コレは見ていて『オレンジと太陽』を思い出した。
強大な組織は守る物も多くて隠ぺい・・も生まれるのでしょうね。
泣き寝入り。酷い話だ。

こういう被害は公にしにくい。
言わなくてはいけないと言われても、言えない立場もある。
信頼するべき相手が加害者だととくに。
起きた事を嫌悪しながら相手を嫌悪できない立場だととくに。

隠して平穏に生きても消せない汚点、心の傷。辛いなら戦った方が良いのかもしれない。
そう出来るなら・・

ペンは剣より強いけど、時として最悪の暴力と変わらなくなる。でもこれは正しいマスコミの力の使い方ね。
戦ってくれてありがとう・・と言いたい。

私は幼少時にはカトリック教会に通っていた。私の神父様はアコーディオンを弾いて歌ってくれた凄く良い神父様だったのよ。それだけは言っておきます。

そしてBillyCrudup が出てた!ノーチェックでした。私は彼なワイルドな格好をしている方が好きだけど、こういうきちっとした格好が多い。
かれはTV向け弁護士的扱いだけど、示談で至福を懲らしているように扱われているけど、最初は彼もリストを送った正義感だった。それをマスコミは受け流して失望させたのね。
そりゃあ、今更?って鼻で笑うわね。

彼は歌うと凄く良い声なのよね。
THE冠にはまる前に良く聞いていました。

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2016-04-14 ミラクル・ニール!(原題 ABSOLUTELY ANYTHING)

『ミラクル・ニール!(原題 ABSOLUTELY ANYTHING)』

製作年 2015年
製作国 イギリス
配給 シンカ 提供:パルコ、ハピネット、シンカ
監督 テリー・ジョーンズ
ニール/サイモン・ペッグ
キャサリン/ケイト・ベッキンセール
デニス/ロビン・ウィリアムズ
レイ/サンジーヴ・バスカー

とんでもないことばかり起こるけど、受け入れるの早っ。
願い方とか取り消し方とか。

でもあの程度の願い事しかしないなんて、彼は善人だと思うわ〜

そして世界平和は願っても、簡単には叶わないのね。それぞれの専門家が実は色々考え、実行していて、今の均等を保っているのかもね。

犬が出来る子で良かった。

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2016-04-14 COP CAR/コップ・カー(原題 COP CAR) と ボーダーライン(原題 SICARIO)

『COP CAR/コップ・カー(原題 COP CAR)』

製作年 2015年
製作国 アメリカ
配給 コピアポア・フィルム(提供 ハピネット)
監督 ジョン・ワッツ
脚本 ジョン・ワッツ 、 クリストファー・フォード
原作 ジョン・ワッツ
キャスト
ミッチ・クレッツァー保安官/ ケヴィン・ベーコン
トラヴィス/ ジェームズ・フリードソン=ジャクソン
ハリソン/ ヘイズ・ウェルフォード
ベヴ/ カムリン・マンハイム
トランクの男/ シェー・ウィガム

男の子って、本当に馬鹿だな・・と思わせる少年たち。
詳しくは語られないけど、家出中のこの少年たちの家庭環境は複雑そう。
その辺が家出の理由なのだろうけど、想像させるだけで語られない。

そして、悪役を演じさせたら、ヤバい感じを最大限に出せるKevin Baconの必死なのに冷静な行動の数々。
こちらも、誰の死体で、トランクの男が誰なのか、何をしたのか、全く語られない。

必死な保安官と、能天気な少年たちとの対比が凄い。
そこに絡んでくるのはトランクの男と、目撃者のおせっかいで身を滅ぼすオバサンなのですが、彼女が運転中に聞いていた曲が中々乙女でおかしかったな。
トランクの男も、何をやらかしたのかは解らないけれど、悪い割に頼りなく、怖がりながらも少年たちの失笑を買う。

何でも入っていそうな少年の内ポケットや、有刺鉄線の策を三人三様の乗り越え方とか、細かい。・・けど好き。

時々憶えながらも今一つ緊迫感の無かった能天気な少年たちに最後の最後に襲って来た真剣な事態。
それすらその後を語らない作風は潔いですね。


『ボーダーライン(原題 SICARIO)』

製作年 2015年
製作国 アメリカ
配給 KADOKAWA
監督 ドゥニ・ヴィルヌーヴ
脚本 テイラー・シェリダン
キャスト
ケイト/ エミリー・ブラント
Alejandro /ベニチオ・デル・トロ
Matt Graver /ジョシュ・ブローリン
Dave Jennings /ヴィクター・ガーバー
Ted/ ジョン・バーンサル
Reggie Wayne/ ダニエル・カルーヤ
Steve Forsing /ジェフリー・ドノヴァン
Rafael/ ラウル・トルイロ

捜査官が私恨で動いて良いのか・・と言う疑問は残ります。復讐ですよね。
でも、優雅に家族で食事している最中も彼の命令で残酷に命を奪われている人たちが居る訳で。
強い意志を持った非情な人間にしか、彼を仕留められないのかもしれない・・

残忍なシーンは画面の外なのだけれど、一層怖い。

何も教えられず、何も知らないまま、危険な場所に連れて行かれ通常の捜査とは全く違う状況に置かれ、否定され続けるケイトは気の毒。正義感が強いからこそ。

正しいのか?正義なのか?何をしようとしているのか‥?変わらないまま彼方此方に揺り動かされながら見ている感じ。

疲れた・・

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2016-04-10 ゲキ×シネ 阿修羅城の瞳2003 と ルーム(原題 ROOM)

今日は東劇でトークショー付き ゲキ×シネ「阿修羅城の瞳2003」鑑賞。

製作年 2015年
製作国 日本
配給 ヴィレッジ ティ・ジョイ
演出 いのうえひでのり
作 中島かずき
キャスト
病葉出門/ 七代目市川染五郎
闇のつばき/ 天海祐希
美惨/ 夏木マリ
桜姫/ 高田聖子
祓刀斎/ 橋本じゅん
四世鶴屋南北 /小市慢太郎
十三代目安倍晴明/ 近藤芳正
安倍邪空 /伊原剛志

大好きな劇団☆新感線の舞台です。
コレをスクリーンで見させてくれる事に感謝します。

江戸時代とあやかしの話は切り離せませんよね。
鬼は病気や禍事態を指したりもしましたが。
結構シリアスで、思わず引き込まれて涙ぐんだりもするのですが、劇団☆新感線らしいfunnyな部分も勿論あって。
私的にはまっすぐ自分の思いをぶつけてくる桜姫が凄く好きです。
そうでありながら、自分の立場もちゃんと自覚していて、何をするべきかをちゃんと分かっている。
アレは父親の事も解っていますよね。

皆さん流石に素晴らしかったです。

そしてイクスピアリに移動して『ルーム(原題 ROOM)』鑑賞。

製作年 2015年
製作国 アイルランド カナダ
配給 ギャガ(提供 カルチュア・パブリッシャーズ=ギャガ)
監督 レニー・エイブラハムソン
脚本/原作 エマ・ドナヒュー
キャスト
ママ/ ブリー・ラーソン
ジャック/ ジェイコブ・トレンブレイ
ナンシー/ ジョアン・アレン
オールド・ニック/ ショーン・ブリジャース
Leo/ トム・マッカムス
ロバート/ ウィリアム・H・メイシー

首を絞められたことがありますか。私は有ります。男は力で抑え付けることで優位に立とうとするものなのか・・トラウマにならない筈がない。

どうしてこの母子がこういう状況になったか・・は最初説明されません。
つつましやかな母子。夫婦の真似事のような生活。
次第にその異常性が見えてくる。

その世界しか知らない少年ジャックに危機感はあまり無いけれど、そりゃあ、母親は元の生活を取り戻したいわよね・・自分の為にも息子の為にも。
抵抗していた時代も彼女の口から語られるけど、ジャックが産まれてその子を守り育てる事に生き甲斐を見出して強くなったのだと思う。
あの部屋に逃げ込みたいとジャックが思うだろうことは想像できた。
息子を守ると言う依存から解放されたママに起こる心の変化も。

壊れそうなママを救うのは、やっぱりジャックなの。
いつだって、ママを救うのは息子よね。

髪を切ると言い出すジャックの気持ちが凄く泣かせるのだけど、髪を切ったジャックは美少年なのだけれど。
どうかな・・今は良いけど、将来きっと男らしく変化して行くジャック。
きっと父親に似てくる。嫌でも。それが垣間見られてちょっとぎくってなりました。

孫の顔をまともに見られない、祖父を演じるWilliam H. Macyの態度も納得できる。
娘の生き甲斐であっただろう、ジャックを祖母が受け入れられるのは、やはり女性だからかな。

過去は忘れようとしても、心のどこかで体に変調を起こす。
私も、窮屈な場所や束縛される状況に呼吸困難になるパニックを起こすようになった。
何とか日常生活を続けているけど。辛い時も有る。

閉じ込め日常を奪った「部屋」にママを連れて行ったジャック。
何も無い、ドアが解放されたあの場所をママに見せたのはお手柄だわ。
ジャック役のJacob Tremblayくんが凄く良い。

息苦しいくらいリアルで胸が締め付けられました。

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2016-04-02 バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生(原題 BATMAN V SUPERMAN: DAWN OF JUSTICE )

イクスピアリで『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生(原題 BATMAN V SUPERMAN: DAWN OF JUSTICE )』

製作年 2016年
製作国 アメリカ
配給 ワーナー・ブラザース映画

監督 ザック・スナイダー
脚本 クリス・テリオ 、 デイヴィッド・S・ゴイヤー
原作 DCコミック
キャスト
ブルース・ウェイン/バットマン/ ベン・アフレック
クラーク・ケント/スーパーマン/ ヘンリー・カヴィル
ロイス・レイン /エイミー・アダムス
レックス・ルーサー/ ジェシー・アイゼンバーグ
マーサ・ケント /ダイアン・レイン
ペリー・ホワイト/ ローレンス・フィッシュバーン
アルフレッド/ ジェレミー・アイアンズ
ワンダーウーマン/ダイアナ・プリンス/ガル・ギャドット

VSとなっていますし、実際戦いもするのですが、そこはまぁ、どうしてそうなったかはきっとそうだろうなぁ‥と誰もが想像する展開塗装隔たりは無いと思っていただいて大丈夫かと思います。

全盛期のバットマンでは無く中年です。
それでも変わらずお金持ちで社員思いで、街思いで、孤独で・・脚光も浴びず一人静かに悪と戦い、スーパーマンの派手な戦いに巻き込まれる人たちに心を痛めて何とかしなくては・・・と思い立つ。生身の人間なのに。
彼にアルフレッドが居てくれて良かった・・
スーパーマンは母星を失い実の親を失い地球上でただ一人特別な存在だけれど、地球に愛情をかけて育ててくれた両親が居て(父親は亡くなったけど)理解者である最愛の恋人がいて、職場の仲間や待っていてくれるファンがいて。そして力がある幸せだと思うの。
世界よりも、愛する人を守る事を優先する純粋さも持っている。

彼らはどちらも正義なのよ。純粋に。
そして、レックス・ルーサーが言う所の男の子。最強に強い地球人と宇宙人の大きな男の子。
全ての男の子にとって大切な女性・・この辺の展開は男の子のままにはたまらないですよね。
だってたとえ世界を救うヒーローだろうと、母親にとってはただの小さな守るべき息子ですもの。
勿論そうじゃ無い特殊な関係性の母子も居るでしょうけど。きっとレックス・ルーサーがそうなんじゃないかな。


Ben Affleckは映画『Hollywoodland』で、人気テレビシリーズ「アドベンチャーズ・オブ・スーパーマン」のスーパーマン役の主演俳優であったジョージ・リーブス役を演じた事も有るんですよね。ちょっとややこしい。
Henry Cavillは『Man of Steel』に引き続きスーパーマン役で、他主要メンバーもそのままですが、幻のようにチラと登場するジョナサン・ケントはKevin Costnerでは無いですよねぇ?余りしっかり映らないので解らなかったけど・・
Jesse Eisenbergはこういう病的な役が良く似合います。

今後どう展開させていくのか楽しみです。墓穴を埋めなかった辺り想像が膨らみますね。

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2016-04-01 2016年3月にスクリーンで見た映画

長かった3月が終わりました。

3月の映画は16本。
凄く良い!という訳ではないけれど、なかなか癖があって面白い映画が多かったです。

 砂上の法廷(原題 THE WHOLE TRUTH)
○最高の花婿(原題 QU'EST-CE QU'ON A FAIT AU BON DIEU?)
 Mr.ホームズ 名探偵最後の事件(原題 MR. HOLMES)
 人生は小説よりも奇なり(原題 LOVE IS STRANGE)
 母よ、(原題 MIA MADRE )
 マジカル・ガール(原題 Magical Girl)
 幸せをつかむ歌(原題 RICKI AND THE FLASH)
 ロブスター(原題 THE LOBSTER)
○これが私の人生設計(原題 SCUSATE SE ESISTO!)
○リリーのすべて(原題 THE DANISH GIRL)
 64-ロクヨン- 前編
 マリーゴールド・ホテル 幸せへの第二章(原題 THE SECOND BEST EXOTIC MARIGOLD HOTEL)
 マネー・ショート 華麗なる大逆転(原題 THE BIG SHORT)
 ヘイトフル・エイト(原題 THE HATEFUL EIGHT)
 虹蛇と眠る女(原題 STRANGERLAND )
 偉大なるマルグリット(原題 MARGUERITE)

失踪、live、歌舞伎鑑賞、花見、前職場への反復帰、そして野球観戦。忙しい月でした。

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2016-03-31 砂上の法廷(原題 THE WHOLE TRUTH)

砂上の法廷(原題 THE WHOLE TRUTH)

製作年 2016年
製作国 アメリカ
配給 ギャガ

監督 コートニー・ハント
脚本 ニコラス・カザン
キャスト
キアヌ・リーヴス
レニー・ゼルウィガー
ラムゼイググ・バサ=ロー
ガブリエル・バッソ

正義って何?
裁判って本当に正しいの?
・・と不安になる作品。
コレはネタバレする訳にはいかないので多くを語れませんけど。
人は嘘をつく。コレは納得。プライドを守る為、信用を失いたくない為、誰かを守る為、理由は色々。

それを上手くつついて、陪審員の心証を誘導する。
こんな事されたら真実は簡単にすり替えられる。

実際は自供が有っても裏付け捜査はしますよね?そう信じたい。

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2016-03-23 最高の花婿(原題 QU'EST-CE QU'ON A FAIT AU BON DIEU?)とTHE “ORIGINAL” BLUES BROTHERS BAND

恵比寿ガーデンシネマで『最高の花婿(原題 QU'EST-CE QU'ON A FAIT AU BON DIEU?)』鑑賞

製作年 2013年
製作国 フランス
配給 セテラ・インターナショナル
監督 フィリップ・ショヴロン
脚本 フィリップ・ショヴロン 、 ギィ・ローラン
キャスト
クロード/クリスチャン・クラヴィエ
ロビー/シャンタル・ロビー
ダヴィド/アリ・アビタン
ラシッド/メディ・サドゥアン
シャオ・リン/フレデリック・ショー
ロール/エロディー・フォンタン
イザベル/フレデリック・ベル
オディル/ジュリア・ピアトン
セゴレーヌ/エミリー・カーン
シャルル/ヌーム・ディアワラ

どこの国の人も祖国に誇りを持って愛していると思うのですが、フランス人もかなりだと思います。更に保守的。

私の知り合いのフランス人も日本に住んでいて6か国語話せる国際人のくせに、日常会話でアメリカの話になると、軽蔑の色を隠せない。
目の上の・・って感じなのでしょうか。

自分の国の文化や生活に誇りを持って愛しているからこそ、言葉や行動の端々に出てくる差別。
意図してやっていない分単純に深層心理に沁みこんでいる性質の悪さ。


更に彼はイギリスの話になるとあからさまに嫌悪を表します。ヨーロッパの大国同士、同列に並べられたり比較されるのが不愉快なのでしょうか・・?
同族嫌悪なのかな・・?
我々日本人も、中国、韓国も、お互い相手を自国より下に見ようとするのは、欧米人には同族嫌悪に見えるかもしれません。

上三人の娘の婿たちがお互い足を引っ張り合いながら、彼らの言うもっと許せない相手・・と言うのが正しくそれに思えます。
それぞれ一見大人に見えて、中身は単純で情けないガキたち。両家のパパも含めて。
喧嘩して仲直りして仲良くなれるのがガキ男子の良い所かな。
苦悩しながらも歩み寄ろうとする女性陣の柔軟さに比べて怒るか逃げるかの情けなさ。
まぁ、すんなり尻に敷かれちゃった方が上手く行くのでしょうね。

それにしても。私は黒人好きなので、兎に角シャルルが好みです。
可愛い・・彼らの笑顔が好きだ〜身体能力も。
黒人男性が凄く好きだったことも有るけど、友達には紹介できても、親に紹介するとなると、やっぱり・・躊躇するわ。
姉3人の相手が彼らじゃ無かったとしても。
フランス人が保守的な以上に、親って人種は我が子に対しては保守的だもの。
でも惚れちゃったら仕方がないじゃないね?

姉妹たちも皆美人だし、両親の家も素敵だし、愛すべき情けない婿たちと、父親たちと、頼もしい母親たちと、素敵なシャルル♪

素敵な映画でした♪

その後幼馴染と神楽坂散歩して表参道でTHE “ORIGINAL” BLUES BROTHERS BAND
‪‎ブルースブラザーズバンドのライブ。
盛りだくさんの楽しい一日でした。‬

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2016-03-18 Mr.ホームズ 名探偵最後の事件(原題 MR. HOLMES) と 人生は小説よりも奇なり(原題 LOVE IS STRANGE)

今日はまずイクスピアリで『Mr.ホームズ 名探偵最後の事件(原題 MR. HOLMES)』鑑賞。

製作年 2015年
製作国 イギリス アメリカ
配給 ギャガ
監督 ビル・コンドン
脚本 ジェフリー・ハッチャー
原作 ミッチ・カリン
キャスト
シャーロック・ホームズ/ イアン・マッケラン
ミセス・マンロー /ローラ・リニー
ロジャー/ マイロ・パーカー
ミスター・ウメザキ/ 真田広之
アン・ケルモット/ ハティ・モラハン

シャーロック・ホームズって、老いて戦後のあの広島を訪れることが出来る位の時代設定だったのか・・と驚きました。
敢えて広島。かなり痛々しく描かれている。英米製作の映画で。

加齢にはホームズも勝てなかった。悲しい事に。
洞察力は有っても、記憶力が破滅的に低下しているの。
今こそ記録係のワトソン君が必要なのでは?と思いますが、彼は既に亡き人でした。
そして、絶望しぼんやりとした彼の生活に光を差し込んでいるのが家政婦の10歳の息子。

老人と少年の組み合わせ、好きです。お互い与え合う物が大きい。
親世代ほど押しつけがましく無く、「男」としての道を示してくれる。

嘗ての事件を書き残したいのだけれど思い出せない。重要な事なのに、ぼんやりとした霧の向こうに有って捉えきれない感じ。
もどかしいわね。

事件・・では無いの。悲しい出来事。もしかしたら悲し過ぎて封印したのかもしれない。

でも、夫に理解できないのと同じ理由で、ホームズにもそれ以上の理解は出来なかったんじゃないかな。
男には子供を失った女の苦しみを本当に理解するのは無理でしょ・・

銀座に移動して『人生は小説よりも奇なり(原題 LOVE IS STRANGE)』

製作年 2014年
製作国 アメリカ
配給 コムストック・グループ(配給協力:クロックワークス)
監督 アイラ・サックス
脚本 アイラ・サックス 、 マウリーシオ・ザカリーアス
キャスト
ベン/ジョン・リスゴー
ジョージ/アルフレッド・モリーナ
ケイト/マリサ・トメイ
エリオット/ダーレン・バロウズ
ジョーイ/チャーリー・ターハーン


老いたゲイカップルが、何だか可愛らしい。
39年一緒に居て、今もあんなに仲良しって凄いわ。
音楽教師のジョージの演奏とデュエットが凄く素敵。
歌えるって凄い事よね。

結婚が合法化されたとはいえ、まだまだ差別は有る。カトリック教会では特に許されない。
生き難いですよねぇ・・若くも無いし。
居候先でどんどん肩身が狭くなっていくのですが、思春期のジョーイにとっては彼が居てくれたことは凄く良かったんじゃないかな?
最後の急展開に驚きましたが、湿っぽくは無い。温かいラストでした。

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2016-03-15 母よ、(原題 MIA MADRE ) と マジカル・ガール(原題 Magical Girl)

『母よ、(原題 MIA MADRE )』

製作年 2015年
製作国 イタリア フランス
配給 キノフィルムズ
監督 ナンニ・モレッティ
キャスト
マルゲリータ/マルゲリータ・ブイ
バリー/ジョン・タトゥーロ
ジョヴァンニ/ナンニ・モレッティ
アーダ/ジュリア・ラッツァリーニ

ある程度の年になると、皆抱えているものが色々有る。
仕事が上手く行かなかったり、自分の病気だったり、家族の病気だったり。
マルゲリータの仕事はちょっと特殊では有るけれど、中年女性が抱えている色々な問題が寄せ集まっている。

でも、娘リヴィアの反抗期なんてまだ可愛い物だし、母の介護に協力的な兄が居て、仕事も続けられる。
その仕事も映画監督と言う人を使う立場で、大変だけど、認められていると言うことでしょ。
何より、仕事を終えて母を見舞うことが出来る。疲れてはいるけれど。
別れるとは言え恋人も居た訳だし。
それってかなり恵まれていると思うの。

それ以上に恵まれているのが母アーダよね。
産まれた以上、死は避けられない。どう死ぬか・・
ちゃんとした病院で息子と娘が交代でやってきて世話をしてくれ、かわいい孫に教えてあげられる事も有る。
知り合いや教え子たちが訪ねてくる。
病気は不幸だけれど、愛に囲まれたこれ以上ない美しく幸せな最期じゃない?

最期に母への愛を感謝を伝える猶予をたくさん与えられたのだから。
イライラしながらハラハラしながら色々な事を抱えながら、その不幸を受け入れて向かい合う。
そして色々抱えているのが自分だけじゃ無い事に気づく。

次は自分の番だからね。どんな最期を迎えるのか・・

『マジカル・ガール(原題 Magical Girl)』

製作年 2014年
製作国 スペイン
配給 ビターズ・エンド
監督/脚本 カルロス・ベルムト
キャスト
ダミアン/ ホセ・サクリスタン
バルバラ/ バーバラ・レニー
ルイス/ ルイス・ベルメホ
アルフレド/ イスラエル・エレハルデ
アリシア/ ルシア・ポジャン
アダ/ エリザベト・ヘラベルト
オリベル /ミケル・インスア
アデラ /テレサ・ソリア・ルアノ

マジカル・ガール・・誰の事かしら?
魔法少女に憧れる少女では無くて、バルバラの事かもしれませんね。

自分の美しさも、その活かし方も知っている。
幼い頃から。

美しさを武器にすることが狡賢いなんて思いませんよ?
頭脳や技術と同じ恵まれた才能ですから。

翻弄されるダミアンとルイスの二人がどちらも元教師と言うのも皮肉。
モラルに生きているせいか、モラルが崩れたら弱い。

病気の少女が可哀想・・とか、最後に報われるとか、正義とか、そう言う事は一切ない。
誰もが自分の欲求のままに動く。

病気だから色々試してみたい娘。先の無い娘だから何でも叶えてあげたい父。
夫に捨てられない為なら何でもする妻。美しい妻を所有していたい夫。
そして魅惑の人に頼られることに喜びを見出す男の嫉妬心。

誰にも止められない。

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