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まりんの「徒然日記」

ふりぃのかうんた
ふりぃのかうんた

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2016-03-18 Mr.ホームズ 名探偵最後の事件(原題 MR. HOLMES) と 人生は小説よりも奇なり(原題 LOVE IS STRANGE)
2016-03-15 母よ、(原題 MIA MADRE ) と マジカル・ガール(原題 Magical Girl)
2016-03-13 幸せをつかむ歌(原題 RICKI AND THE FLASH)
2016-03-10 ロブスター(原題 THE LOBSTER) と これが私の人生設計(原題 SCUSATE SE ESISTO!) と リリーのすべて(原題 THE DANISH GIRL) ジャパンプレミア
2016-03-08 64-ロクヨン- 前編 完成披露試写会
2016-03-08 マリーゴールド・ホテル 幸せへの第二章(原題 THE SECOND BEST EXOTIC MARIGOLD HOTEL)
2016-03-05 マネー・ショート 華麗なる大逆転(原題 THE BIG SHORT)
2016-03-03 ヘイトフル・エイト(原題 THE HATEFUL EIGHT)
2016-03-01 虹蛇と眠る女(原題 STRANGERLAND ) と 偉大なるマルグリット(原題 MARGUERITE)
2016-02-27 2016年2月にスクリーンで観た映画


2016-03-18 Mr.ホームズ 名探偵最後の事件(原題 MR. HOLMES) と 人生は小説よりも奇なり(原題 LOVE IS STRANGE)

今日はまずイクスピアリで『Mr.ホームズ 名探偵最後の事件(原題 MR. HOLMES)』鑑賞。

製作年 2015年
製作国 イギリス アメリカ
配給 ギャガ
監督 ビル・コンドン
脚本 ジェフリー・ハッチャー
原作 ミッチ・カリン
キャスト
シャーロック・ホームズ/ イアン・マッケラン
ミセス・マンロー /ローラ・リニー
ロジャー/ マイロ・パーカー
ミスター・ウメザキ/ 真田広之
アン・ケルモット/ ハティ・モラハン

シャーロック・ホームズって、老いて戦後のあの広島を訪れることが出来る位の時代設定だったのか・・と驚きました。
敢えて広島。かなり痛々しく描かれている。英米製作の映画で。

加齢にはホームズも勝てなかった。悲しい事に。
洞察力は有っても、記憶力が破滅的に低下しているの。
今こそ記録係のワトソン君が必要なのでは?と思いますが、彼は既に亡き人でした。
そして、絶望しぼんやりとした彼の生活に光を差し込んでいるのが家政婦の10歳の息子。

老人と少年の組み合わせ、好きです。お互い与え合う物が大きい。
親世代ほど押しつけがましく無く、「男」としての道を示してくれる。

嘗ての事件を書き残したいのだけれど思い出せない。重要な事なのに、ぼんやりとした霧の向こうに有って捉えきれない感じ。
もどかしいわね。

事件・・では無いの。悲しい出来事。もしかしたら悲し過ぎて封印したのかもしれない。

でも、夫に理解できないのと同じ理由で、ホームズにもそれ以上の理解は出来なかったんじゃないかな。
男には子供を失った女の苦しみを本当に理解するのは無理でしょ・・

銀座に移動して『人生は小説よりも奇なり(原題 LOVE IS STRANGE)』

製作年 2014年
製作国 アメリカ
配給 コムストック・グループ(配給協力:クロックワークス)
監督 アイラ・サックス
脚本 アイラ・サックス 、 マウリーシオ・ザカリーアス
キャスト
ベン/ジョン・リスゴー
ジョージ/アルフレッド・モリーナ
ケイト/マリサ・トメイ
エリオット/ダーレン・バロウズ
ジョーイ/チャーリー・ターハーン


老いたゲイカップルが、何だか可愛らしい。
39年一緒に居て、今もあんなに仲良しって凄いわ。
音楽教師のジョージの演奏とデュエットが凄く素敵。
歌えるって凄い事よね。

結婚が合法化されたとはいえ、まだまだ差別は有る。カトリック教会では特に許されない。
生き難いですよねぇ・・若くも無いし。
居候先でどんどん肩身が狭くなっていくのですが、思春期のジョーイにとっては彼が居てくれたことは凄く良かったんじゃないかな?
最後の急展開に驚きましたが、湿っぽくは無い。温かいラストでした。

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2016-03-15 母よ、(原題 MIA MADRE ) と マジカル・ガール(原題 Magical Girl)

『母よ、(原題 MIA MADRE )』

製作年 2015年
製作国 イタリア フランス
配給 キノフィルムズ
監督 ナンニ・モレッティ
キャスト
マルゲリータ/マルゲリータ・ブイ
バリー/ジョン・タトゥーロ
ジョヴァンニ/ナンニ・モレッティ
アーダ/ジュリア・ラッツァリーニ

ある程度の年になると、皆抱えているものが色々有る。
仕事が上手く行かなかったり、自分の病気だったり、家族の病気だったり。
マルゲリータの仕事はちょっと特殊では有るけれど、中年女性が抱えている色々な問題が寄せ集まっている。

でも、娘リヴィアの反抗期なんてまだ可愛い物だし、母の介護に協力的な兄が居て、仕事も続けられる。
その仕事も映画監督と言う人を使う立場で、大変だけど、認められていると言うことでしょ。
何より、仕事を終えて母を見舞うことが出来る。疲れてはいるけれど。
別れるとは言え恋人も居た訳だし。
それってかなり恵まれていると思うの。

それ以上に恵まれているのが母アーダよね。
産まれた以上、死は避けられない。どう死ぬか・・
ちゃんとした病院で息子と娘が交代でやってきて世話をしてくれ、かわいい孫に教えてあげられる事も有る。
知り合いや教え子たちが訪ねてくる。
病気は不幸だけれど、愛に囲まれたこれ以上ない美しく幸せな最期じゃない?

最期に母への愛を感謝を伝える猶予をたくさん与えられたのだから。
イライラしながらハラハラしながら色々な事を抱えながら、その不幸を受け入れて向かい合う。
そして色々抱えているのが自分だけじゃ無い事に気づく。

次は自分の番だからね。どんな最期を迎えるのか・・

『マジカル・ガール(原題 Magical Girl)』

製作年 2014年
製作国 スペイン
配給 ビターズ・エンド
監督/脚本 カルロス・ベルムト
キャスト
ダミアン/ ホセ・サクリスタン
バルバラ/ バーバラ・レニー
ルイス/ ルイス・ベルメホ
アルフレド/ イスラエル・エレハルデ
アリシア/ ルシア・ポジャン
アダ/ エリザベト・ヘラベルト
オリベル /ミケル・インスア
アデラ /テレサ・ソリア・ルアノ

マジカル・ガール・・誰の事かしら?
魔法少女に憧れる少女では無くて、バルバラの事かもしれませんね。

自分の美しさも、その活かし方も知っている。
幼い頃から。

美しさを武器にすることが狡賢いなんて思いませんよ?
頭脳や技術と同じ恵まれた才能ですから。

翻弄されるダミアンとルイスの二人がどちらも元教師と言うのも皮肉。
モラルに生きているせいか、モラルが崩れたら弱い。

病気の少女が可哀想・・とか、最後に報われるとか、正義とか、そう言う事は一切ない。
誰もが自分の欲求のままに動く。

病気だから色々試してみたい娘。先の無い娘だから何でも叶えてあげたい父。
夫に捨てられない為なら何でもする妻。美しい妻を所有していたい夫。
そして魅惑の人に頼られることに喜びを見出す男の嫉妬心。

誰にも止められない。

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2016-03-13 幸せをつかむ歌(原題 RICKI AND THE FLASH)

3/11,3/12と家出して強行で大阪に行って来ました。

THE冠ライブと甲子園のタイガース戦。
3/11は父の命日なので実家に帰るつもりでしたが、死んだ人間よりも生きている人間を優先しないと後悔する!と言われ。
直前に7回忌で帰ってもいるし・・と思い切って。
辛いその日を冠徹弥さんのおかげで無事乗り切り日常に戻ってきました。

私の日常・・と言えば映画でしょ。早速イクスピアリで『幸せをつかむ歌(原題 RICKI AND THE FLASH)』

製作年 2015年
製作国 アメリカ
配給 ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
監督 ジョナサン・デミ
脚本 ディアブロ・コディ
キャスト
リッキー /メリル・ストリープ
Pete/ ケヴィン・クライン
Julie/ メイミー・ガマー
Maureen /オードラ・マクドナルド
Josh /セバスチャン・スタン
Greg/ リック・スプリングフィールド

きっと色々有ったのだと思う。
子供を産んで育てながら、全てを捨てて家を出る理由。
音楽活動は捨てられなかった。でも、帰る度に非難されたのかな。
どんなに奔放な女性に惹かれても、結婚して子どもが出来たら、良き母であることを求めるのが男よね。
子供たちを愛していなかった訳じゃ無いし、出て行きたかったわけじゃない。
そんな過去を匂わせながらの20年後。

売れないバンドで歌っているリッキーも老いた観客も、何だか切ない。
だけどファンも居てそこにリッキーの居場所がある。
元夫は裕福で、理想的な幸せな家庭を築いていて、そこには居場所を感じられない。

きっと母親がああだったから自分は幸せな家庭を築きたかったのでしょうね。

多分私はお利口さんに座っている側の人間なのだけれど、リッキーの登場に顔をしかめる人たちでは居たくない。
真っ先に立ち上がってこぶしを突き上げられる人間で居たい。せめてそう思います。
きっとあの中にもうずうずしていた人が居る筈。

それにしても、流石Meryl Streep。完璧な役作り。

あ。『アーロと少年』のイベントで片桐はいりさんがもぎりをしていて、もぎっていただきました。ありがとうございます。

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2016-03-10 ロブスター(原題 THE LOBSTER) と これが私の人生設計(原題 SCUSATE SE ESISTO!) と リリーのすべて(原題 THE DANISH GIRL) ジャパンプレミア

『ロブスター(原題 THE LOBSTER)』 製作年 2015年
製作国 アイルランド イギリス ギリシャ フランス オランダ アメリカ
配給 ファインフィルムズ
監督 ヨルゴス・ランティモス
脚本 ヨルゴス・ランティモス 、 エフティミス・フィリプ
キャスト
デヴィッド/コリン・ファレル
レイチェル・ワイズ
ジェシカ・バーデン
ベン・ウィショー

怖い近未来のお話。

独身は罪で、身柄を拘束され45日以内にパートナーを見つけないと動物に変えられてしまう。
処刑とかじゃない所がミソね。
前半は、愛する相手をひたすら探す生活。
皆が探して居る筈なのに、早々上手く行かない不思議。

後半は恋愛禁止のレジスタンスでの生活。
そしてそんな状況で、愛する相手に出会ってしまう不思議。
コッチの処罰はかなり肉体的にハード。
どうしてリーダーがそこまで恋愛を毛嫌いするのか・・
ちゃんと両親が揃って居るのに。両親の前では普通の社会人を装っている。
実は両親も仮面夫婦なのかしら?

愛が永遠に続くとは思わない。続く人も居るのかもしれないけれど、私は無理。
罪だと言われても、動物に変えられても、続けられない物は続けられない。
そして、もう一度結婚したいとは思えない・・恋はしてもね。
だからやはり猛禽類に変えて欲しいな〜
皮肉で淡々としていますが、描いている本質が凄い。

ラストは見る人に委ねられているのかな。
そう言う訳で、私は無理でしょ。と思います。

『これが私の人生設計(原題 SCUSATE SE ESISTO!)』
製作年 2014年
製作国 イタリア
配給 シンカ
監督 リッカルド・ミラーニ
キャスト
セレーナ/ パオラ・コルテッレージ
フランチェスコ/ ラウル・ボヴァ

産まれた時から建築家としての才能が開花しているなんて、羨ましい。
そして、恋に落ちた途端脳内に音楽が響き渡る純粋さが中々可愛い。
フランチェスコのフェロモンダダ漏れのセクシーさは反則ですけど、でも彼、一目で分かりましたよ。
お友達にしたいタイプ。ああいう人たち、本当に優しいですもん。

イタリアがそんなに男尊女卑の閉鎖的な社会だとは知りませんでした。
イタリア男にとって女は口説くべき相手で、競う相手では無いって事かしら。
海外飛び回って来たセレーナには受け入れがたかったでしょうね。

個人的にはミケーラさんが好きです。
家族と去って行くボスを見送る姿が切なくて。

『リリーのすべて(原題 THE DANISH GIRL)』ジャパンプレミア
製作年 2015年
製作国 イギリス ドイツ アメリカ
配給 東宝東和
監督 トム・フーパー
脚本 ルシンダ・コクソン
原作 デイヴィッド・エバーショフ
キャスト
アイナー・ヴェイナー/リリー・エルベ /エディ・レッドメイン
ゲルダ・ヴェイナー /アリシア・ヴィキャンデル
ヘンリク/ ベン・ウィショー
ウラ /アンバー・ハード
Hans Axgil /マティアス・スーナールツ

リリーの美しさ切なさを演じきったEddie Redmayneに脱帽ですが、鑑賞してみてAlicia Vikanderの助演女優賞に納得です。
彼女の奔放さ、無邪気さ、戸惑い、愛。素晴らしかった!

前例が無くても、本来の自分になりたいと願ったリリー。
この二人の勇気ある行動は、今、同じ悩みを持った人たちがの大きな力になっているのでしょうね。
彼ら、彼女らは、それまでの時代にも居たのかもしれないけど、きっと、凄く生き辛かった筈。
周囲に非難されても、進歩的な治療チャレンジした博士も素晴らしいですね。

永遠に続く愛・・に懐疑的な私ですが、ゲルダの愛は素晴らしかったです。

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2016-03-08 64-ロクヨン- 前編 完成披露試写会

『64-ロクヨン- 前編』

総勢17名の舞台挨拶付。私はほとんど知らない俳優なのですけどね・・
メインのキャストは流石に旨いです。
でも脇のキャラの演技がなぁ・・そこが興ざめ。残念。


製作年 2016年
製作国 日本
配給 東宝
監督 瀬々敬久
原作 横山秀夫
キャスト
佐藤浩市
綾野剛
榮倉奈々
夏川結衣
緒形直人
窪田正孝
坂口健太郎
椎名桔平
滝藤賢一
奥田瑛二
仲村トオル
吉岡秀隆
瑛太
永瀬正敏
三浦友和

7日間で幕を閉じた昭和最後の年、昭和64年。

様々な問題に翻弄されながら、被害者への思いをその命の重みを訴える当時の捜査官三上が良いのです。

この日の事は良く憶えています。
私、誕生日が1/6なんです。
仙台で大学生をしていた兄の元に遊びに行き、前夜兄と兄の友人に誕生日を祝って貰った翌朝。
昭和天皇崩御のニュースが溢れていました。
そんな時に起きた事件。
天皇崩御のニュースに埋もれた少女の死。
記者たちの自分本位のボイコット。それを三上がさせたくない理由。良いな・・

ここも好きなポイントなの。
私の父は3/11に亡くなっている。
その一年後に大震災が起きた。
皆、3.11を忘れないでしょ。毎年騒ぐでしょ。
あの日沢山の命が亡くなったのは悲劇だし、冥福をお祈りするけど、その日、全く別の場所で無くなった誰かの命もその数日後亡くなった誰かの命も、同じくらい重いし、同じように悲しんでいる身内や友達がいる。
それを軽視されるのは哀しい。だから、私は3.11を大袈裟に騒げない。
沢山の命も大事だけど、私には、ただ、父を失った日なの。それも、かなりの悲劇で。
そしてその日に産まれた命も、他の日に産まれた命と同じように遠慮しないで祝ってあげたい。
だから、天皇崩御の陰に隠れてちゃんと報道されずに静かに消えて行った少女の命、家族の悲しみと苦しみに目を向ける三上が、作者が、好きです。


記者たちは、交通事故の加害者の名前を公表しないことに怒りをぶつけてくる。被害者が死亡した事を隠していた事にも。
それが正義であるかのように。
だけど、被害者がどういう人間だったか・・に目を向けない。
加害者に、ただ一人目を向け、「大事な事か?」と問う上司に、「彼にとっては」と控えめに応えた地味な部下のその行動、発言が広報部の窮地を救う結果になるのだけれど、私はこの作品の中で、あの地味な部下が一番好感持てるかもしれない・・
こう言う点をあちこちに点在させながら繋げて一つの形に作り上げていく展開を生み出す才能、尊敬します。

後編は6/11公開だそうです。
先は長い・・

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2016-03-08 マリーゴールド・ホテル 幸せへの第二章(原題 THE SECOND BEST EXOTIC MARIGOLD HOTEL)

『マリーゴールド・ホテル 幸せへの第二章(原題 THE SECOND BEST EXOTIC MARIGOLD HOTEL)』

製作年 2014年
製作国 イギリス アメリカ
配給 20世紀フォックス映画
監督 ジョン・マッデン
脚本 オル・パーカー
キャスト
ソニー・カプー /デーヴ・パテル
ミュリエル・ドネリー /マギー・スミス
イヴリン・グリーンスレイド/ ジュディ・デンチ
ダグラス・エインズリー /ビル・ナイ
ガイ・チェンバース/ リチャード・ギア
マッジ・ハードキャッスル/ セリア・イムリー
ジーン・エインズリー /ペネロープ・ウィルトン
ノーマン・カズンズ /ロナルド・ピックアップ
スナイナ/ テーナ・デサイー
キャロル・パー/ ダイアナ・ハードキャッスル
カプー夫人/ リレット・デュベイ
ラヴィニア・ビーチ/ タムシン・グレイグ
クシャル・カダニア /シャザド・ラティフ
タイ・バーリー/ デヴィッド・ストラザーン

相変わらず、とんでもなく豪華なキャストですね。大御所英俳優たち。
今回は、更にRichard Gereが加わりました。

インドのマリーゴールドホテルで余生を送ろうと集まって来た男女が、思いがけず充実した新生活を見出す、とても後味の良かった前作。
それぞれが現地の人達と信頼関係を築けて行くのが良い。
ソニーは相変わらず頼りなく空回り。でもそこが魅力で、周囲はつい助けてあげたくなる。

年老いても、恋をすると不器用になる感じがとても愛らしい。
どんなに良い条件の相手が居ても惚れる相手は思いがけない人・・・と言うのも。
「願うことと恐れることは実は紙一重」確かに。名言です。
何よりMaggie Smithが演じるドネリーが好きです。
ひっそりと消え去りたい・・そう願う孤独さが似合う。頼りにされ必要とされているのに。
潔くて好き。見習いたい。
そしてコレはまだ続編が有りそうですね。

インドの人はダンスを愛していますよね。

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2016-03-05 マネー・ショート 華麗なる大逆転(原題 THE BIG SHORT)

前職場のお手伝いが早く終わったので、見たかった『マネー・ショート 華麗なる大逆転(原題 THE BIG SHORT)』をイクスピアリで。

製作年 2015年
製作国 アメリカ
配給 東和ピクチャーズ
監督 アダム・マッケイ
脚本 チャールズ・ランドルフ 、 アダム・マッケイ
原作 マイケル・ルイス
キャスト
マイケル・バーリ/ クリスチャン・ベイル
マーク・バウム/ スティーヴ・カレル
ジャレド・ベネット /ライアン・ゴズリング
ベン・リカート/ ブラッド・ピット
ジョージア・ヘイル /メリッサ・レオ
ポーター・コリンズ/ ハミッシュ・リンクレイター
チャーリー・ゲラー /ジョン・マガロ
ダニー・モーゼス /レイフ・スポール
ヴィニー・ダニエル/ ジェレミー・ストロング
ジェイミー・シプリー /フィン・ウィットロック
シンシア・バウム/ マリサ・トメイ

08年9月、アメリカの投資銀行リーマン・ブラザーズの破たんによって起きた世界的金融危機.
それを凄く理解しやすく説明してくれている。
メインに上げられている4人はとても豪華だけれど、その説明の為だけにちょっとずつ登場するセレブ達も実は豪華だったりします。

Michael Lewisの原作とBrad Pittのプロデューサーのコンビは2回目。
この2本のBrad Pittは中々良い。
金融業界に凄いコネクションを持ちながら一線を引退してスローライフを送っている。
だけど、若者の夢を影から支え、守る。中々格好良い。
でも、「はしゃぐな!」と一括する厳しさも持っていて、その辺に一線を退いた闇が有るんだろうなぁ‥と思います。
ラストに彼の言葉が沁みてくる。

マイケル・バーリを演じる Christian Bale のムサくて変わり者でマイペースな役作りは見事でした。
何より、マイオフィスでヘビメタを大音量にして幸せそうに仕事に没頭する姿が好感持てました。
ドラム の腕前は、本職と比べてはいけないと思うけど。

マーク・バウム役のSteve Carellは普段のコメディ色を封印して、苦悩するヘッジファンド・マネージャー役を貫禄たっぷりに演じています。

「儲かる」と言うことに浮かれ、何も見ないでただ稼ぎまくっている人々、現状を理解し正そうとする人、裏をかいて更に儲けようとする人、そしてその現状に失望する人。

この映画のお陰で何が起きたのか、ちょっと理解できたような気がします。
金融業界は怖いですね・・素人は手を出しちゃいけないですね。

先頭 表紙

2016-03-03 ヘイトフル・エイト(原題 THE HATEFUL EIGHT)

今日は舞浜イクスピアリで『ヘイトフル・エイト(原題 THE HATEFUL EIGHT)』鑑賞。
長いので、これ一本。

製作年 2015年
製作国 アメリカ
配給 ギャガ

監督 /脚本 クエンティン・タランティーノ

キャスト
マーキス・ウォーレン/ サミュエル・L・ジャクソン
ジョン・ルース/ カート・ラッセル
デイジー・ドメルグ/ジェニファー・ジェイソン・リー
クリス・マニックス/ ウォルトン・ゴギンズ
ボブ/ デミアン・ビチル
オズワルド・モブレー/ ティム・ロス
ジョー・ゲージ/ マイケル・マドセン
サンディ・スミザーズ/ ブルース・ダーン
チャニング・テイタム

最初から最後までQuentin Tarantino監督の世界がさく裂しています。


グロいし、下品だし、野暮な解説は入るし。洞察も推理も何も自分でぶち壊すし。
でも、がさつで下品で格好悪いのに、変な美学を持って男気溢れてて無駄に格好良い。

いのうえひでのりさんの舞台の格好良さに共通するモノが有るような気がします。

後、女性をか弱く扱わない所?したたかで面白い。男性陣も容赦しない。その分対等に扱っている。小気味良い。

誰も信用できない状況なのに、筋はきちんと通していて、そしてここでその男気見せる?と、良い意味で裏切られたり。
そう言うTarantino監督のセンス、好きよ。まぁ、だからこそ、読めますけどね?
かなりグロいですけどね。

先頭 表紙

2016-03-01 虹蛇と眠る女(原題 STRANGERLAND ) と 偉大なるマルグリット(原題 MARGUERITE)

虹蛇と眠る女(原題 STRANGERLAND )

製作年 2015年
製作国 オーストラリア アイルランド
配給 コムストック・グループ(配給協力:クロックワークス)
監督 キム・ファラント
脚本 マイケル・キ二ロンズ 、 フィオナ・セレス
キャスト
キャサリン/ ニコール・キッドマン
マシュー/ジョセフ・ファインズ
レイ /ヒューゴ・ウィーヴィング

寂れた独特の雰囲気を持つ砂漠の街にキャサリンは、そりゃあ目立つでしょうね・・
普通にしていても、しぐさの一つ一つが絵になる。浮くわね。
子供たちもきっと。浮いていたでしょう。
言葉の端々でキャサリンを責めるマシューが、徐々に追い詰められ変わって行く。その過程は暴力的で、怖いのだけれど、やがて頼もしく。
家族を守る為に頼もしくなっていく。
ちょっと遅いのですけど。
老いて枯れて行くのは宿命だけど、女は娘を生んで、その娘が若さを謳歌し輝いて生きるのを自分の分身として見ながら、我が身の現実を乗り越えていくんじゃないかな・・
娘がいないから分からないけど。
その分身を失った途端、枯れて行く焦りや、自由さ奔放さに固執するようになるキャサリンの脆さ。
でも、解るような気がしたの。

Hugo WeavingもJoseph Fiennesもお気に入りの俳優なので、個人的にNicole Kidmanが大変羨ましい。

レイの正義感は中々格好良かったわ。


偉大なるマルグリット(原題 MARGUERITE)

製作年 2015年
製作国 フランス
配給 キノフィルムズ
監督 /脚本 グザヴィエ・ジャノリ
キャスト
マルグリットデュモン/ カトリーヌ・フロ
ジョルジュデュモン/ アンドレ・マルコン
アトスペッジーニ/ ミシェル・フォー
アゼル /クリスタ・テレ
マデルボス /デニス・ムプンガ
リュシアンボーモン/ シルヴァン・デュエード

音楽系の映画は大好きです。そしてオペラも好きなの。あの深くて広がる声。素敵よね。
で、色々な「夜の女王のアリア」も聞いたのですが、音程切り替えの難しさが有るからこそその絶妙さに感動する歌じゃない?
下手じゃ歌えないし歌おうとも思えない。

その歌を持ってくるんだもの。
あんな突拍子もない音程の「夜の女王のアリア」初めて聞いた。アゼルやボーモンと一緒に絶句したわ。
そして、その後、彼らと同じように、その人柄に惹かれて行く・・
凄く真剣なの。音楽が生き甲斐なの。そして夫が大好きなの。凄く可愛い人。
歌う時は夫の前が良い。観客の中にいつも夫の姿を探す。
キチンとした考えを持っているし、おおらか。
音痴なのは周知の事実なのに、皆彼女を応援したくなる。夫以外。
彼女の魅力は決してその財産だけではない。
勿論それは大きな武器だけど。
私も歌うのは苦手だから彼女の事は言えないんだけど・・

最後、ショックよねぇ・・

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2016-02-27 2016年2月にスクリーンで観た映画

今月は15本でした。
月末まではまだ間があるけれど、明日から映画館の無いところに行くので、今月はこれで打ち止めです。


○ディーパンの闘い(原題 DHEEPAN)
 クーパー家の晩餐会(原題 LOVE THE COOPERS)
 SHERLOCK/シャーロック 忌まわしき花嫁(原題 SHERLOCK: THE ABOMINABLE BRIDE )
 エージェント・ウルトラ(原題 AMERICAN ULTRA)
 ザ・ブリザード(原題 THE FINEST HOURS)
☆オデッセイ(原題 THE MARTIAN)
 X-ミッション(原題 POINT BREAK)
 ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります(原題 5 FLIGHTS UP)
 ブラック・スキャンダル(原題 BLACK MASS)
 スティーブ・ジョブズ (原題 STEVE JOBS)
○サウルの息子(原題 SAUL FIA)
 ドリーム ホーム 99%を操る男たち(原題 99HOMES)
☆蜉蝣峠
○ザ・ウォーク(原題The Walk)
○愛しき人生のつくりかた(原題 LES SOUVENIRS)

地味だけど良い映画もあったし、個人的趣味(☆)の映画も♪
短い期間でよく見たかな。

先頭 表紙


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